したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

貧困スレ

831チバQ:2018/05/21(月) 21:16:37
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/227790
足立区でひもとく「貧困」
中学で不登校…「禁煙」が読めずアルバイトをクビになった
2018年4月24日
「ファミリーレストランにアルバイトとして採用された22歳の女性がいました。しかし、ほどなくして解雇に。その理由は『禁煙』の漢字が読めず、意味も分からなかったためでした……」

 これは、ノンフィクション作家の黒川祥子氏が取材の過程で知った現実だ。22歳女性は生活保護世帯に生まれ、中学で不登校になり、漢字やローマ字すら書けなかった。

「働く意欲があればまだしも、そのマインドすらない子もいます。2014年に『子どもの貧困対策法』が施行され、貧困世帯の子どもは教育、生活、就労、経済的支援を受けられるようになりました。ただし、残念ながら一部の生活保護世帯の親は、“勤労”や“就学”の意識が著しく欠如している。親子2代、3代にわたって生活保護という負の連鎖も始まっています」(黒川氏)

 生活保護費の金額は自治体によって違うが、母子家庭で子ども2人がいると、生活扶助のほか、母子加算、児童養育加算が加わって、月額30万円以上の支給額になる。子どもがアルバイトしようものなら、その分の保護費が減額されるため、あまり働かせたがらない。また、上の娘が結婚してすぐに離婚。子連れで実家に戻り、さらに給付費が上乗せされることもある。加算金のために子を産み、産みっぱなしの親に子が育てられる。

■港区民との年収差は777万円

 都内23区で最も貧困が深刻なのが足立区だ。総務省統計(16年)によると、平均所得は23区最下位の338万円。港区民の1115万円の3分の1に満たず、世帯年収300万円未満の割合が37%を占める。16年の生活保護世帯数は過去最多の1万8986世帯。総扶助額は469億円に上り、一般歳出の約2割と予算を圧迫している。

 足立区では「あだちプロジェクト」という子どもの貧困対策も行っており、生活保護の対象世帯でなくても、低所得であれば修学旅行費(実費)や卒業アルバム購入費(6640円)などを免除している。朝食抜きで登校する児童・生徒も多かったため、給食にも力を入れている。

 ただし、学力試験は都内下位に低迷。小中校の不登校の割合は04年に比べて14年は倍以上の878人となった。

「都内有数の貧困地域で子どもをサポートしている女性によると、朝になっても親が子を起こさず、母親が料理する姿をほとんど見ない子もいる。菓子パンや弁当を与えておしまいです」(黒川氏)

 株価に一喜一憂する大人がいる一方、将来の希望が見いだせない子どもたち。「子どもの貧困対策法」は第1条で「子どもの将来がその生まれ育った環境によって左右されてはならない」と基本理念を定めている。ところが現実は貧困世帯に生まれた子どもが、怠惰な親に引きずられて未来を閉ざしてしまっているのだ。

「日本の地域別将来推計人口」(2018年)によると、港区や渋谷区と違い、足立区の人口はこれから大幅減少に転じる。足立区の今は、少子化が進む日本の近い将来の縮図に過ぎない。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板