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貧困スレ

642チバQ:2016/11/15(火) 22:55:50
http://mainichi.jp/sunday/articles/20161031/org/00m/200/009000d
貧困

「高学歴でも貧困」男性編 有名国公立、早慶MARCH出身でも路頭に迷う…

2016年11月1日

 本誌10月2日号で特集した「高学歴でも貧困 女性編」。一流大学や大学院を卒業しながら貧困にあえぐ女性をルポした。だが、男性の場合も他人事(ひとごと)ではない。食費も家賃も切り詰めながら生活する高学歴男性の取材から、女性とはまた違う側面が見えてきた。

 ▼一橋大卒、塾講師は年収200万円。食事は100円ショップの菓子パン

 ▼“自分探し”“生きがい探し”が貧困の温床になる

 就職氷河期で正社員になれず、年収300万円以下で暮らす名門大学院出身の女性。年収2000万円の男性と結婚しながら、夫が入れてくれる生活費はわずかという「経済的DV」の有名女子大卒――「高学歴でも貧困 女性編」の取材では、多くの女性が心のうちを明かしてくれた。

 彼女たちに共通するのは、三つの「ない」だった。「安定した収入がない」「いざという時の資金(貯金)がない」、そして「誰にも言えない」という孤立――。

 今や学歴と年収、そして生活水準は必ずしも比例しなくなった。では、高偏差値の有名国公立大や早慶MARCHを卒業した高学歴の男性はどうなのだろう。

     *

 超難関の中高一貫男子校から、東京六大学の経済学部を卒業した渡部努さん(仮名、32歳)。商社に入社して早々、一生の仕事ではないと失望した。そこで、卒業大学とは別の大学の教育学部に3年次編入、小学校の教師を目指す。だが、卒業後に受けた教員試験に何度も落ち続けた。そのため、やむなく非常勤で小学校の教員として子供たちを指導するが、年収は300万円以下だ。

 住まいは6畳一間、家賃5万円のアパート。週末は実家に戻ってくつろぐ。日曜の夜に実家の冷蔵庫から野菜や肉類を持ってアパートに戻り、月曜から非常勤の生活がまた始まる。アパートの玄関先には「35歳まで結婚して子供を作る!」という目標が掲げられていた。周囲から「痛々しい」と言われていることを彼は知らない。

 これまで本命の女性には打ち明けられず、合コンで知り合った複数の年上女性たちと性的な関係を繰り返している渡部さん。「早く生きがいとなる仕事を見つけるべきだった。このままだと結婚できない」と、嘆く。

 結婚における最大の心配がお金であることは、昨年実施された第15回出生動向基本調査からも分かる。結婚意思のある18〜34歳の未婚者に、1年以内に結婚するとして障害になることがあるかの質問に、男女とも「結婚資金」を挙げた人が最多で、4割を超えた。

 また、渡部さん同様、年収300万円未満の男性では未婚者が多い傾向もうかがえる。独立行政法人「労働政策研究・研修機構」の2014年の報告では、年収300万円未満(200万〜299万円)の30〜34歳の男性で配偶者がいるのは4割ほどという結果だ。渡部さんのように高学歴特有の専門性を生かしきれないまま貧困に陥るのは、なんともやるせない。

 1984年の開設以来、1万件以上のケースをカウンセリングした「東京メンタルヘルス」の武藤清栄所長は、高学歴男性の貧困の原因を次のように語る。

「高学歴女性は経済的なDVを受けたり、ブラック企業を辞めてから非正規雇用を余儀なくされるケースが多い。一方、高学歴男性はアルバイトや非正規雇用で働きながら“自分探し”をしたり、『なぜ家族を養わなければならないのか』という疑問から将来の展望を描けず、結果的に貧困になっていることが目立ちます」

 同所のカウンセリングは契約の法人と、無料電話相談による。大学院、東大や東京六大学、地方の高偏差値の国公立大学、医学部、歯学部、高偏差値の女子大の卒業者といった、いわゆる高学歴者が占める割合は、全体の2割。男女比は4対6だが、高学歴者に限定すると男性が6、女性が4と、男性の相談率が高い。

 また、貧困の高学歴男性には、専門性が高くても、対人関係を円滑に進めるといった社会性の希薄な傾向が目立つという。

「大学院卒で臨床心理士の資格を持つある男性は、専門性こそ高いが、経験やキャリアがないため、クライアントに自分の理論をぶつけてしまい、そのためクライアントが離れてしまった。自信を喪失し信用も失墜、孤立が深まって離職し、現在は非正規雇用者です。このような負の連鎖をストップするには、高学歴者の社会性を高めるような仕組みが必要ですね」(武藤所長)

 この提言は「女性編」で紹介した大学院卒、有川絹子さん(仮名、38歳)の「大学院生の希望者には、大学生のようにインターン制度を導入するなど、積極的に採用する企業が増えたら、貧困問題の改善も前進すると思う」という考えに重なる。


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