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貧困スレ

479チバQ:2015/07/01(水) 18:44:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150701-00000069-nksports-soci
他に行くところがない 火災の川崎簡易宿泊所街ルポ
日刊スポーツ 7月1日(水)12時35分配信


京浜急行の線路沿いに簡易宿泊所が密集する一帯があった=川崎市川崎区日進町
 5月17日未明、川崎市の簡易宿泊所2棟が全焼し10人が犠牲となった。現場付近は、簡易宿泊所が立ち並ぶ一角で、今も多くの簡易宿泊所が営業を続けている。火災から1カ月、火災当日に全焼した吉田屋の3階に宿泊し、命からがら窓から飛び降りて助かった男性(79)の話を聞いた。男性によると、この町で生活する多くの人が高齢者で生活保護受給者だという。

【写真】市役所複雑…地図を渡すことも/簡易宿泊所ルポ

 「パンツ1丁で飛び降りるしかなかったんです」。火災が起こった5月17日午前2時ごろ、男性は偶然にも尿意で目を覚ましたという。トイレに行こうと部屋のドアを開いたところ、火災による熱風に襲われた。「逃げる場所がなくて窓から飛び降りるしかない」と、3階から飛び降りた。あばら骨骨折や、やけどで5日間入院した。男性は、取り壊し中の火災現場を見守りながら振り返った。

 簡易宿泊所が立ち並ぶ川崎区日進町で生活するようになって7年になる。以前は都内で建築関係の仕事などを転々としていたが、体調を崩し、仕事で縁のあった川崎市に移り住んだ。住居のない状態で市福祉事務所に生活保護の申請に訪れたところ、簡易宿泊所の地図を渡され、火災のあった吉田屋で生活していた。

 「この街は今、生活保護をもらっている高齢者ばかり。働いている人はほとんどいない」。男性によると、簡易宿泊所に住む人の多くが60代以上だという。火災で10人亡くなったが、知り合いはいなかった。「部屋にこもりっぱなしの人もいるし、仲の良いグループみたいのはあるが、基本的に交流がない」と話す。

 簡易宿泊所の1泊の料金は約2000円前後。生活保護費は約14万円支給され、そのうちの約6万円が宿泊費。残り8万円が生活費となる。「食費とか考えるとギリギリ」だという。

 退院後、福祉事務所に相談に行くと、再び図を渡された。今は別の簡易宿泊所で寝泊まりをしている。「今度は2000円のところに住んでいるけど、トイレとかが汚くて前の方が良かったね」と苦笑いした。

 火災で、少しばかりの現金、衣類など全てを失った。退院する際、病院側が衣類や靴などを用意してくれた。県や市、赤十字などから見舞金も5万円出たという。「夏物は買いそろえたけど冬物がない。これから買わなきゃいけないけど、冬物は値段が高いので大変だよ」と声を落とした。

 男性は1人暮らしをしている理由については多くを語ろうとしなかった。名前も過去も話したがらなかった。今後のことを聞いた。男性は、少し考えてから「どこか安いマンションみたいなところに入れたらいいねぇ。火事になりにくいし」と、しみじみと答えた。そして、また少し考え込んで、「ここら辺の建物はどこもボロボロ、そりゃ火災になれば燃え上がってしまうよ。でもね、多くの人がこの街以外に行くところがないんだ。だから騒がないし、受け入れているんだよ」と話し、その場を後にした。【上岡豊】

 ◆川崎簡易宿泊所火災VTR 5月17日未明、川崎市川崎区日進町の簡易宿泊所「吉田屋」から出火し隣接する宿泊所「よしの」に延焼、2棟延べ計約1000平方メートルが全焼し、10人が亡くなった。吉田屋の玄関付近が激しく燃えていたという証言もあり、川崎署は失火と放火の両面から調べている。2棟の宿泊所とも、建築基準法上、木造2階建てと申請していたが3階建ての構造だった。


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