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貧困スレ

470とはずがたり:2015/06/26(金) 06:48:10
だれも知らない みやざき子どもの貧困
http://www.the-miyanichi.co.jp/tokushu/category_144/

【第1部・小さな叫び】(1)栄養不足
http://www.the-miyanichi.co.jp/tokushu/category_144/_3695.html
2014年1月20日
■成長の遅れ顕著 冷たい食事、一日2度

生活保護を受け、4人の子どもを育てる児湯郡の家庭。低栄養状態のため、優人の足にできた水疱の痕はなかなか回復しない=昨年11月、児湯郡内 看護師の田口美保(50)は訪問看護の依頼を受け、2012年8月、渡辺優人(2)の家を訪ねた。皮膚の難病である先天性水疱(すいほう)症を患う優人が10カ月の入院を経て自宅に戻ったのがきっかけだった。訪問目的は優人の入浴介助と皮膚の手当て。美保の職場である訪問看護ステーションのスタッフが2人一組のローテーションを組み、毎日の訪問が始まった。

 優人は4人兄弟の一番下、両親と家族6人で児湯郡内に暮らす。築30年以上という古い木造アパートは6畳の部屋が二つ、台所と浴室がある。台所はごみや汚れた食器が山積みで、部屋中に脱ぎっぱなしの洋服が散乱。歩くと靴下がべたつき、異臭が鼻を突いた。

 昨年12月。午前10時半ごろ、美保がいつものようにドアをノックして中に入ると、優人の兄寛人(5)が駆け寄ってきた。「おなかがすいたよぉ」。寛人が甘えるようにすり寄り、美保に食べ物をねだる。優人はベビーベッドの中で転がっていた。精神障害のある30代の父親はまだ起きてこない。

 美保が食事を促すと、20代の母親は無表情で台所に立った。間もなく差し出された皿には、冷やご飯の上に袋からそのまま掛けただけのレトルトカレー。よほどおなかがすいていたのか、寛人は何も言わず手づかみでかきこんだ。

 寛人の様子を横目に、美保は浴室に向かう。家族はほとんど入浴しない。そのためカビだらけになった浴槽の上にたらいを置き、湯を張る。それから、やせ細った優人の体を優しく洗った。

 兄弟の父親は6年前に精神を患った。治療しているが体調に波があり、働けない。母親も「4人の子どもの子育てで忙しく、ぜんそくなど持病がある」という理由で働いていない。約4年前から生活保護を受給、障害年金と保護費の毎月計約17万円で生活している。

 光熱費に2万円、車を所有していないため交通費に1万円、インターネットで買う子ども服代に2万円以上が消え、食費に使えるのは2万〜3万円。母親は「夫の体調が悪く、優人の看病に忙しくて外出できない」と話す。月1〜2回、ドラッグストアに行き、保存の利く缶詰やレトルト食品をまとめて山ほど買ってくる。

 食卓に上るのは、皿に移しただけのサバのみそ煮缶やレトルト食品…。スナック菓子で空腹を満たす時もあれば、しょうゆをかけた魚肉ソーセージだけの日もある。ほとんど朝食は食べない。そんな冷たい食事が1日2度という。

 一日中ベビーベッドに寝転がっている優人はいまだに粉ミルクしか飲まず、離乳食を食べない。美保はこれまで何度も栄養指導を行ったが、母親は瓶詰めの離乳食を何度か与えただけで諦めてしまった。

 美保は「離乳食から固形食へ、つかまり立ちから一人歩きへという通常の発達が見られず、皮膚の水疱もなかなか回復しない。低栄養状態が悪影響を及ぼしている」と話す。現在、優人は体重8キロ。2歳児の平均体重12キロに満たない。頬はこけ、手足は棒のように細い。キャッキャッとはしゃぐ声も聞こえない。(文中仮名)

×    ×

 今年は、高鍋町出身で児童福祉の父といわれる石井十次の没後100年に当たる。近年深刻化する子どもの貧困を掘り下げるシリーズ「だれも知らない」の第1部では子どもたちの現状を見つめ、彼らの小さな叫びに耳を傾ける。


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