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貧困スレ

39チバQ:2009/11/25(水) 20:53:08
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 劇場を出ると、辺りはもう暗い。生ビールが恋しくなった。自腹を切っても行きたい店が五反田にある。中ジョッキ1杯50円の居酒屋「ぼたん」。店に入った途端、「生一丁」「おかわり」の声が飛び交う。3階までのフロア全400席はサラリーマンで大にぎわい。本当に、何杯飲んでも50円? 飲んでみなければ信じられない。細かな泡とのど越し。確かめるため、もう一杯。飲んだらますます、信じられなくなった。

 料理1品を注文することが決まりで、飲み残した場合は通常料金の290円を支払う。この夜、半額の殻つき生ガキ三つと常連に人気のニラ玉、生ビール3杯で締めて1090円。これで本当にもうかるのか? 「うちは大衆居酒屋ですから。安くて、おいしく、気が利く店は絶対もうかります」。店長は笑った。ビール50円は今年4月のオープン特別価格だったが、常連客の強い要望で夏、年末と延長を繰り返してきた。さすが大衆酒場。情に厚い。

 残金700円余。見上げると、「1円パチンコ専門館」の看板に方角を示す矢印が付いていた。出費を取り戻すには、一獲千金しかない。「1円」にひかれて店に入ったものの、どういう意味だろう。店員によると、1玉1・5円で貸し出し、1玉1円で買い戻すということらしい。「確変」の意味も分からず、天才バカボンの台に座った。

 ビギナーズラックか、バカボン親子が姿を現しダブルリーチ。電子音が興奮をあおるが、なすすべを知らない。過剰な欲が出たのか、パパは「後は頼んだ」の言葉を残して去り、絶好のチャンスを逃したようだ。秒速で吸い込まれていく玉がお金に見えてしまうようでは、博徒失格だ。持参金が5分足らずで消えた敗戦のあと、台には「これでいいのだ!」の文字がむなしく点滅していた。

 無料や格安を求めた一日。結局、3000円の持ち出しとなったが、金額を上回る満足感を得た。結論は「ただより高いものはない」。人にはそれぞれ、身の丈にあったお金の使い方がある。そう学べたのだから、これでいいのだ。

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 ◇「あと2、3年続く」…「安くて品質のよいモノ」づくりへ−−流通コンサルタント・月泉博さんに聞く
 流通コンサルタントで「洋服の青山 価格破壊宣言」などの著書がある月泉博さん(55)に、デフレの現状や今後について尋ねた。



 構造的なデフレや消費不況によって個人の可処分所得が下がり、「生活防衛意識」がかつてないほど高まっている。安くないとモノが売れない状況はあと2、3年は続くでしょう。

 外食産業が安くなったのは自宅で食べる「内食」に対抗するため。自宅の方が食事もコーヒーもアルコールも安いから、いかに対抗するか考えた結果、価格が下がった。

 マクドナルドの無料キャンペーン、パソコンも0円、携帯も0円などを参考にした同社の販売促進は卓越したものがあると思う。ただしそれだけ。ユニクロやH&Mのように、新しい価値は創造していない。H&Mは、ワンシーズンだけ着て捨てる「使い捨てファッション」の新しいマーケットを作りだした。

 「安かろう悪かろう」はもう通用しない。アウトレットが人気なのは、卸を省略した「理由のある安さ」を消費者が求めた結果。「使い捨てファッション」も同じ。日本の生産者は今後、海外と競争しながら「安くて品質の良いもの」を作っていくしかない。【聞き手・中山裕司】

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