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貧困スレ

38チバQ:2009/11/25(水) 20:52:18
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091125dde012010032000c.html
特集ワイド:手持ち3000円 デフレを行く
 3年5カ月ぶりに「デフレ」宣言した日本。物価は下がり、ボーナスは心もとない。買い物依存傾向の記者でさえ、出費には慎重だ。そんな折、東京都内でどれだけ安く一日を過ごせるか、ルポを試みた。【鈴木梢】

 取材予算はゼロ、と自らに課す。カバンの中には自由に電車で移動できる「スイカ」と、無銭飲食を疑われないよう用意した自腹の3000円。厳しい時代を生き抜くすべを身に着けるにはうってつけの機会だ。

 「ただより安いものはない」。朝一番、まずは目覚めのコーヒーにありつきたい。目指すのは、マクドナルドがカフェラテの無料試飲を行う有楽町。普段はスターバックスにマイカップを持ち込み、50円引きのドリンクで節約気分を満喫しているが、今回は値引きでは生ぬるい。

 「温かいカフェラテご用意してます! 無料でございます!」。遠くから聞こえる呼び掛けに吸い寄せられ、列の最後尾に付く。スタッフの手際はよく、5分ほどで湯気の立ち上るカップを手渡された。試飲した人の感想を張り付けたボードには、「心もあったまりました〓」。同感。通常料金の190円分の得をし、足取りも軽い。

  ■

 歩くほど、おなかは減る。だが、ただでランチを楽しめるほど都合のいい話はない。空腹をしのぐため立ち寄ったのは銀座。おかき店の播磨屋が開いたフリーカフェだ。「ドリンク・おかき各種¥0」とある。カフェは銀座4丁目の一等地、地価を考えるとぜいたく、このうえない。早速、皿と紙コップを手に、8種類が並ぶおかきバーに向かう。

 「おかきは軽く一盛り、良識の範囲でお願いします。非常識な人がいたら、笑顔でポンッと肩をたたいてあげてください」。店内では、女性の声が録音されたテープが回り続ける。行儀よく味わっているつもりだが、肩をたたかれないか気が気ではない。だが、このテープが店内の秩序を保っていることも確かだ。

 同社によると、銀座のカフェは今年10月のオープン。都内には霞が関にも店舗があり、フリーカフェを併設することで売り上げが150%に伸びたという。利用者の2〜3人に1人は買い物もしていく。同社の販売部門担当者は「日本人は義理堅い。1回目はもの珍しさで利用して帰っても、2回3回通ううちに必ず何か買ってもらえる」と狙いを話す。だが、悩みもあるそうだ。毎日通う人やおなかいっぱい食べ続ける人も。「派遣切りされた人のためのボランティア施設ですか?」との問い合わせもあるという。

 おかき全種類とコーヒー、紅茶、オレンジジュースをいただき、販売コーナーを素通りして店を後にする。今度はお歳暮におかきの詰め合わせを贈ろうかと考え、申し訳なさを払拭(ふっしょく)した。

 食べるばかりでは芸がない。実は、新聞広告でこのルポにぴったりの封切り映画を見つけた。クエンティン・タランティーノ監督の新作「イングロリアス・バスターズ」で、主演はブラッド・ピット。23日までの限定で、「面白くなければ全額返金します」。監督の自信の表れだろうが、作品の質を保証してくれるなら損はない。新宿の映画館へ。平日夕方の割引時間帯のため通常1800円のところ1200円で見られた。

 返金は1時間以内に退席するのが条件だ。冒頭から残虐で血生臭いシーンが続き、目を背けながらこれを理由に退席もできると考え始めた。だが、中盤に差し掛かるとストーリーがテンポよく展開し、目が離せなくなる。むしろ、見るのをやめてはもったいない。そのまま2時間32分。堪能してしまった。劇場スタッフに返金した客がいるか尋ねると、「当劇場では本日、みなさん満足していただけたようで、返金の申し出はありません」。


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