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貧困スレ
331
:
チバQ
:2013/03/24(日) 21:08:16
http://mainichi.jp/feature/news/20130312mog00m040005000c.html
リアル30’s:始めてる?(3)ワークとライフのミックス
2013年03月12日
広々としたオフィス。商談テーブルの横を買い物バッグを提げた近所の女性が横切る。フロアでは子どもたちがゴロゴロと転がって遊ぶ。あれ、ここは会社では?
千葉県大網白里市の不動産管理会社「大里綜合管理」(社員約25人)。本業は土地・建物の管理だが、それ以外に多くの地域活動にかかわっている。駅や海岸の清掃、地産地消レストランの運営、会社の空きスペースを地域住民にギャラリーとして貸し出すなどその数は250。買い物バッグの女性はギャラリーを訪ねてきたところだった。
社員の中村彰宏さん(34)が4歳と1歳の娘をあやしながらパソコンに向かっていた。専業主婦の妻が会社主催の英会話教室に出席する間の1時間、娘たちを預かった。
「2人一緒に預かると正直仕事ははかどりません。でも、いざという時に子連れ出勤を受け入れてくれる空気はありがたい」、妻の真紀さん(38)も「父親が働く姿を子どもに見せられるのはいいこと」と話す。
配偶者が病気や用事で子どもの面倒をみられない時、子どもを連れて出社できる。授業参観のために仕事を抜け出してもいい。一見自由すぎる働き方に思えるが、始めたのは野老(ところ)真理子社長(53)。94年、当時小学生だった長男を夏休みに預ける場所に困り、社内に学童保育を開いたことがきっかけだった。地域の子どもも受け入れ、今も夏休みには約50人の子どもが集まる。
中村さんは地域活動に興味を持って09年、少年自然の家の指導員から転職した。パソコンのシステム管理と地域活動の事務局を担当する。忙しい時は帰宅が深夜になることもあるという。
「30代は責任ある仕事を任される年代。でも家庭も大事。バランスは難しいですが何かあったら助けてもらえるので安心できます」
野老社長は「効率を求めて行き着いたのは人を使い潰し、子どもも産めず育てられない社会。誰も幸せにならない選択はすべきではないと思う。『どうせ分かってくれない』なんて言わず、若い人たちにはどんな働き方を望むのか言ってほしい。私たちも乗り越えてきたのだからきっと分かり合えますよ」。
◇ 「春は子どもの入学式。有休のオンパレードです」−−。17人の塗装職人が働く松江市の長岡塗装店。常務の古志野純子(すみこ)さん(51)が笑う。休み予定を書き込むホワイトボードには「病院」「10〜12時歯医者」の文字が並ぶ。近く結婚する職人の岸直哉さん(24)は式の打ち合わせのため平日に3回有給休暇を取った。「取りづらい雰囲気はないですよ。先輩も取っているので」
武田佳教(よしのり)さん(35)は子どもが入院した時、有休とは別の看護休暇を取った。急だったがためらわずに申請できた。社員が少ないから誰かが休めば誰かにしわ寄せはいくが、でも引き継ぎをきちんとするとか、他の人が休みたい時に代わりにがんばるとか、周りへの気遣いで迷惑を小さくできるという。
育児や介護中の社員に給料そのままで最長1時間の時短勤務を認め、保育料や介護サービス利用料を補助する。塗装技能士などの資格を取る費用や資格手当を出し、スキルアップも手伝う。難病の夫(52)を介護する事務員の景山玲子さん(45)は時短や補助金を利用し、介護と子育てと仕事を続けてきた。「精神的にも経済的にも、追い詰められずに済んでいます」
90年代、若い職人が定着せず、現場の高齢化が進んだ。「きつい、汚い、危険の3K職場。学校を出た人がわざわざ塗装をやりたいと思わなくなった」と古志野さんは振り返る。屋外に足場を組んだ高所作業。夏は暑く冬は寒く、服はペンキまみれ。ベテランの中には「技は盗んで覚えろ」と、若手に厳しいだけで教えない人もいた。見かねた社員が古志野さんに直談判した。「このままでは会社はダメになる。辞めさせない環境を作るのが経営者の責任だろう」
幸か不幸か、塗装は人の手仕事で機械に取って代わられない。人を大切に育てれば仕事は続く。とはいえ若手優遇だけでは公平じゃない。まずベテランの定年を延ばし、60歳を過ぎても働ける制度を作った。その際に「若手の育成」という役割を担ってもらった。
古志野さんの発想はシンプルだ。「公共工事が減り、経営は正直厳しい。でも国が悪い、仕事がないと周りのせいにしても楽になれない。世の中全部を一気にバラ色に変えることは無理でも、自分の周りから良くすることはできる。『いい人材』は探すものではなく、育てるものです」
【山寺香、鈴木敦子】=つづく
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