したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

貧困スレ

290チバQ:2012/08/30(木) 01:51:17
http://mainichi.jp/feature/news/20120828ddm013100022000c.html
生きられる社会へ:生活保護の今 最低生活費知り相談を 病気、リストラ……所持金ゼロになる前に
毎日新聞 2012年08月28日 東京朝刊

 国が定める「最低生活費」を知っている人はどれぐらいいるだろうか。収入が最低生活費を下回る場合は生活保護を受給できる。さいたま市で生活困窮者の支援をするNPO法人「ほっとプラス」の藤田孝典代表理事に、最近目立つ相談事例と、最低生活費の計算例を聞いた。【山寺香】

 ◇ケース1 職場のうつ
 30代の女性は事務職の正社員として働いていた。独身で月収は手取り約22万円。数年前にローンを組んでマンションを買ったが、その後上司のパワハラを受けてうつ病になった。出社できずに死を思い詰めるまでになり、退職せざるを得なくなった。

 退職金をローンの返済にあてたものの、約3000万円のローンが残った。返済が滞ってマンションは競売にかけられた。生活費も底を突いた。売却が決まるまでの間、生活保護を申請した。両親に虐待を受け、頼れる親族もいない。

 藤田さんは「3〜4年前から、若い世代で精神疾患を抱える人の相談が増えている。住宅ローンを抱えた人の相談も目立つ」と話す。

 この女性が月どのぐらい受給できるか、保護基準に基づいて最低生活費を試算した。地域で基準が違うので、ここでは最も物価が高い地域「1級地−1」(東京都の区市部、さいたま市など)の基準を用いた。

 (1)生活扶助【1類】(主に食費や衣料費)4万270円+【2類】(光熱水費、家具、家事用品など)4万3430円=8万3700円(2)マンションを売却して賃貸住宅に移った場合の住宅扶助(家賃の実費相当)4万5000円。保護費の月額は(1)+(2)で計12万8700円になる。マンションが売れてもローンを完済できない場合は、自己破産の可能性もある。

 ◇ケース2 リストラ
 大手企業の管理職だった50代男性は1000万円以上の年収があったが、ある日会社から「子会社に出てくれ」と言われた。事実上のリストラだった。収入は半減し、妻との関係が悪化して離婚。自宅や貯金は慰謝料として妻に渡し、1人でアパートに転居した。2人の大学生の息子の学費も負担した。職場に居場所がなく退職。ストレスからアルコール依存になった。

 その後アパートの家賃を滞納して追い出され、ネットカフェ暮らしに。日雇いのアルバイトで半年ほど過ごしたが肺炎で働けなくなり、路上生活をしていた。肺炎が悪化してほっとプラスに相談に訪れ、すぐ入院した。藤田さんは「もっと早い段階で受給が可能だったが、『若いから生活保護は受けられない』と思い込んで相談が遅れた。まじめな中高年男性ほど自分を責め、プライドが邪魔して助けを求められない人が多い」と話す。

 この男性の受給額は(1)生活扶助【1類】3万8180円+【2類】4万3430円=8万1610円(2)住宅扶助4万7000円(実費)。(1)+(2)=12万8610円。

 男性は、生活保護を受け1年療養、マンションの管理人の職を得て自立した。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板