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貧困スレ

115チバQ:2010/07/10(土) 01:54:32
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003182554.shtml
首相掲げる最小不幸社会、遠く 貧困・格差深刻化 

街で集め、回収工場に運び込まれた空き缶。わずかな収入が暮らしの支え=神戸市内(撮影・大山伸一郎)

 菅直人首相は最小不幸社会の実現を掲げ、貧困や戦争をなくすことに政治が力を尽くすべきだと訴える。だが、社会を見渡せば厳しい現実が横たわる。今なお解雇や派遣切りが後を絶たず雇用は不安定で、一度レールから外れると貧困から立ち戻ることが難しい。ホームレスになると住民票がないため投票に行けない。貧困や格差の解消は遠く、支援の窓口には生活にあえぐ声が殺到している。(中部 剛)


 「最小不幸社会? ウソつけ!って感じですね」。神戸市長田区の男性(45)は昨秋、非正規従業員として約10年働いたメーカーから雇用契約を打ち切られた。今年4月、やっと運送会社に就職。午後2時から翌朝まで青果を運搬した。

 重さ約20キロの段ボール箱を300〜400個扱う。残業代はなく、月給20万円。重労働に脚や腰が痛んだが、痛み止めの薬を飲んで働き続けた。「妻も子もいる。やっと見つけた仕事だ」。しかし、ある朝、体が動かなくなった。

 男性は仕事を辞めた。ほかの仕事を探すが、見つからない。失業給付は間もなく切れる。「頑張っても、頑張っても報われない。オリンピック選手くらい頑張ったよ」とつぶやいた。

 神戸市中央区にある近畿生活保護支援法律家ネットワークの事務局には連日、各地の失業者や生活困窮者からの電話相談が次々寄せられる。

 2007年10月に開設し、今年5月までの約2年半で1850件、うち兵庫県内から600件の相談があった。「夫と離婚。求職中だが、すべて断られた。子どもに食事を与えられない」(40代女性)、「建設現場の仕事がなくなり、生活保護の申請に行くと、たかりに来たように扱われた」(30代男性)。電話口の向こうから悲痛な声が届く。

 野宿者を支援するNPO法人「神戸の冬を支える会」(神戸市)の炊き出しには毎回、200人以上が集まる。事務局長の青木茂幸さん(54)は「若者を中心に、ネットカフェを渡り歩くようなホームレスが増えている。流動的で、問題の実態がつかみにくい。国はもっと失業者対策に力を入れて」と話す。

 青木さんが重視するのは、野宿者の選挙権の問題だ。住民票がないため、事実上、選挙権を失った状態だ。

 ホームレス法的支援者交流会(鹿児島市)の調査によると、投票権を行使できないホームレスの57%が「投票に行きたい」と回答している。青木さんは「野宿者は投票すらできない。そのことが見過ごされている」と訴える。


【近畿生活保護支援法律家ネットワーク共同代表の辰巳裕規弁護士の話】

 政権交代後、生活保護の母子加算が復活し、労働者派遣法の改正も議論された。ところが政治がごたごたし、派遣法が改正されないまま選挙に突入した。首相は強い社会保障というが、財源とされる消費税増税は経済的に苦しい人を直撃する。非正規労働者であっても安心して暮らせる社会にしなければならない。雇用関係を簡単に切らせないなど、転落する前の手だてがいる。

(2010/07/09 10:25)


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