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貧困スレ

102チバQ:2010/04/22(木) 22:34:48
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100416ddm008020111000c.html
デフレの深層:/4 宿探しサイト全盛 1泊2食無料、さらに109円
 <追跡>

 ◇細る旅行代理店
 1泊したら109円あげて2食もつけます−−。利根川の支流、片品川の渓谷にひっそりとたたずむ群馬県沼田市の老神(おいがみ)温泉にある旅館「観山荘」。ネットの宿泊予約サイト「トクー!トラベル」が募集している、宿泊客に109円を支払う「マイナス109円」プランに今年3月から参加した。夫婦で宿泊した神奈川県の会社員、遠藤彰さん(50)は「知らない温泉地だったが、くつろげた」と声を弾ませた。

 近くには草津など有名温泉街があるが、老神温泉の知名度はいまひとつ。売り上げは、ピークのバブル期から3分の1に落ち込む。観山荘の統括責任者、萩原忠和さん(49)は「部屋代などの1人約7500円の費用負担に加えて、109円支払うが、人気サイトに掲載されるので、広告としては安上がり。リピーターが増えれば助かる」と売り上げ反転を狙う。

 この予約サイトが、「マイナス109円」を始めたのは、リーマン・ショック後の09年2月。毎週、20軒程度のホテル・旅館が参加。応募するには、このサイトの年会費5250円を支払わなければならないが、抽選倍率は数十〜数百倍に達する。これまで延べ1146軒の旅館やホテルがこのプランに参加した。格安プランでサイトの知名度を上げ、会員増で収益が増える仕掛けだ。

   ◇  ◇

 格安の宿泊予約サイトの急増は、旅行代理店の足元を揺さぶっている。

 「旅行代理店との取引が、ついにゼロになった」

 静岡・熱川温泉の「紫雲閣ホテルオグラ」の小倉吉太郎社長(46)は驚く。同ホテルは今年、3連休中の3月21日の宿泊客はすべてネット予約で埋まったのだ。

 小倉社長によると、利用客が旅行代理店に払う宿泊費には、15%程度の手数料、12〜15%の宣伝・広告費が含まれている。つまり、ネットを使えば、3割近く安くなる計算。複数の宿泊予約サイトを利用した結果、リーマン・ショック直後に平均60%だった代理店との取引割合は、いまや15%まで低下。予約サイトを利用した中国・韓国など外国人の宿泊客も増えている。

 旅行代理店最大手のJTBは09年3月期に4年ぶりに最終赤字に転落。11年度末までに全店舗の約2割にあたる200店舗近くを閉鎖する計画だ。近畿日本ツーリストも09年12月期に初の3期連続の最終赤字となった。店舗と人員をそれぞれ2割削減し、「個人旅行のネット販売比率を高める」(幹部)。

 「旅行代理店の時代は終わりつつある」。トクーを運営する「クーコム」(東京都渋谷区)の西村恵治社長(44)の鼻息は荒い。

   ◇  ◇

 一方で、ネットは容易に価格比較ができるため、価格競争に拍車をかけ、自分で自分の首を絞める「もろ刃の剣」の側面も持つ。09年の1人当たりの国内旅行消費額は3・2万円で00年比0・5万円も減った。ホテル・旅館予約サイトを運営する「一休」によると、08年7〜9月期から客室の平均単価が05年の上場以来初めて、前年同期比で下落に転じた。09年10〜12月期は取り扱い客室数が4・2%増えたものの、平均単価はホテルで10・4%減、旅館で5・9%減と下落ペースが加速している。

 旅行代理店の仲介を廃すことで、デフレを先導する形の宿泊予約サイトだが、消耗戦は激しくなる一方だ。紫雲閣の小倉社長は「代理店が力を失っており、宿泊価格のさらなる値崩れが心配だ」と不安を隠さない。=つづく


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