したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

立法府・国会スレ

1189名無しさん:2021/01/10(日) 12:58:38
>>1188

議運プロが投げた基本的な質問
さて、同じ1月7日、日本の国会では、新型コロナ対策の「緊急事態宣言」の発出に先立ち、政府が説明する議院運営委員会が衆参両院で開かれました。

「経済との両立」を掲げ、感染が広がっても観光支援策「Go To トラベル」の継続にこだわっていた菅さんが、結局、市民生活・経済の自由を制約する「緊急事態宣言」に踏み切るのはどうしてなのか。そして、どのような支援策を講じ、収束に向けた見通しを持っているのか。

野党側は、菅さんの説明を求めていました。しかし、自民党が拒否したため、コロナ対策の担当相である西村康稔さんが代わりに出席しました。

衆参両院で計12人が質問に立ちましたが、1人だけ議会事務局に答弁を求めた議員がいました。参院議院運営委員会で野党側の筆頭理事を務める立憲民主党の吉川沙織さんです。

吉川さんは、国会運営の基本を協議する議院運営委員会の経験が豊富です。

安全保障関連法の採決が強行された際、速記の職員が聞き取れなかった内容が委員長権限で大幅に「補足」され、採決がきちんと行われたような議事録がつくられた問題を巡っては、過去の先例や論文などを調べて、国会議事録に残るように2016年4月の決算委員会の質疑で問題点を整理しました。

「立法府に身を置く議会人は、先人の知恵で積み上げられてきた法規、先例を大事に議会運営に携わるべきであると考えます。最近は、どちらかといえば政略的配慮を優先し、先例をないがしろにする傾向があるのではないか。『民主主義だから過半数を得れば何でもできる』としてしまう発想での議会運営は、その都度態度を決めればいいとするルールなき議会運営につながるおそれもはらんでいる」

吉川さんはこのように警鐘を鳴らし、参院自民党で国会対策委員長や幹事長を務めた脇雅史さんも当時、「吉川さんはしっかり先例を勉強している」と評価していました。

昨年末に安倍晋三前首相が「桜を見る会前夜祭」の問題で国会説明を行ったときも、「(過去の誤った国会)答弁を正すための機会をいただきたい」と言いながら、その訂正箇所を明らかにしない安倍さんの冒頭の説明に対し、さっと委員長席に駆け寄り、改善を要求。自民党所属の委員長から「安倍前総理の冒頭のご発言につきまして、具体性に欠けるのではないかというご指摘がございました。安倍前総理におかれましては、この後の答弁で、誠実にお答えいただきますようお願いしたいと存じます」という注意を引き出していました。

さて、「議会運営のプロ」とも言うべき吉川さんが、1月7日の質疑であえて参院事務局に聞いたのは、基本的なことでした。

     ◇

吉川さん「昨年の臨時国会はいつ閉会したでしょうか」

参院議事部長「12月5日が会期終了日となっております」

吉川さん「野党は新型コロナ対策の議論のため、特措法改正案を提出し、国会会期を延長するよう申し入れましたが、数の力で否決されました。一刻も早い改正が必要ですが、立法措置を行うとする場合、閉会中でも可能かどうか、伺います」

参院議事部長「法律案の発議提出や本会議の招集は行えないとされておりますので、閉会中に法律を成立させることはできません」


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板