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政治とカネ

2524名無しさん:2020/12/24(木) 18:59:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/3afcfd86b2ad550416682392c2469adb03e13c83
安倍前首相 明日13時に国会招致で与野党合意 「桜」経緯説明へ
12/24(木) 15:29配信

 安倍前総理の不起訴を受けて、与野党の国対委員長が24日、断続的に協議をした結果、安倍氏を25日午後1時からの衆議院の議院運営委員会と、それに続いて開かれる参議院の議院運営委員会に招致することで合意しました。

 これまで与党側は「非公開」を主張してきましたが、野党側が求める「公開」の場で行われるということです。

 25日の委員会では、安倍氏は、桜を見る会の前夜祭について「事務所が補てんした事実は全くない」などと国会で事実と異なる答弁をしたことについて訂正した上で、与野党との質疑に臨むことになります。

 「国会での虚偽答弁や安倍前総理や事務所の責任というのは、まだ全く果たされていないので、明日はその第一歩だというふうに思っております」(立憲民主党 安住淳国対委員長)

 「党の運営において、今後、十分配慮をしながら、国民の信頼に応えられるように、しっかり頑張っていかなければいけない」(自民党 二階俊博幹事長)

 一方、自民党の二階幹事長は一連の問題を受け、“自民党として国民の信頼に応えていきたい”としています。(24日15:34)

2525とはずがたり:2020/12/24(木) 23:37:50
腐った読売or腐った特捜部,どっちや。知っていたと証明するのは難しいと判断している,やろ。
>特捜部は、安倍氏が後援会の役職に就いていないことや聴取結果などから、安倍氏は前夜祭費用の補填や収支の実態を知らなかった可能性が高いと判断しているとみられる。

【独自】安倍前首相「不正には関わっていない」…東京地検の任意聴取で説明
12/22(火) 13:33配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa3f69384f0bcc81ef3ec1ac96041a72713bd79e
読売新聞オンライン

 安倍晋三前首相(66)側が主催した「桜を見る会」の前夜祭を巡り、東京地検特捜部が安倍氏から任意で事情を聞き、安倍氏が「不正には関わっていない」などと説明したことが関係者の話でわかった。特捜部は週内にも、政治団体「安倍晋三後援会」の代表を務める安倍氏の公設第1秘書を政治資金規正法違反(不記載)で略式起訴する方針で、安倍氏については不起訴とする見通し。

 前夜祭は2013年から昨年まで、後援会が「桜を見る会」の前日に東京都内のホテルで開催。安倍氏の地元支援者らが1人5000円の会費を支払い、飲食が提供されるなどした。

 関係者によると、公設第1秘書は後援会の会計処理を実質的に担当し、会費徴収分のほか、開催費の不足分を補填(ほてん)してホテル側に支払ったにもかかわらず、収支を後援会の政治資金収支報告書に記載しなかった疑いが持たれている。公設第1秘書は特捜部の聴取に対し、「前夜祭の収入と支出は後援会の収支報告書に記載すべきだった」などと供述しているという。

 安倍氏は首相当時、国会で「後援会としての収入、支出は一切なく、収支報告書への記載は必要ない。補填したという事実は全くない」と答弁していた。ただ、安倍氏周辺によると、安倍氏が事務所の担当者に、差額を補填していないかどうかを確認した際、担当者から「支出していない」と虚偽の説明を受けていたといい、特捜部の事情聴取に対しても、不記載などへの関与を否定したという。

 市民団体などが同法違反容疑などで提出した告発状の対象者には、公設第1秘書のほか、安倍氏らも含まれている。特捜部は、安倍氏が後援会の役職に就いていないことや聴取結果などから、安倍氏は前夜祭費用の補填や収支の実態を知らなかった可能性が高いと判断しているとみられる。

2526とはずがたり:2020/12/25(金) 00:14:32
国民民主党政治資金支出に党内から疑念の声
2020/12/14政治・行政こくみんうさぎ, 伊藤孝恵, 国民民主党, 玉木雄一郎
https://news-hunter.org/?p=4323

今月8日、国民民主党の代表選挙が告示され、玉木雄一郎現代表と参院議員の伊藤孝恵氏が立候補した。新代表は18日に決まる予定だが、透明性を欠く組織の体質は数が減っても変わっておらず、政治資金の使い道に疑問を抱く関係者は少なくない。

■不可解支出に疑問の声
2018年に国民民主党の共同代表に就任した玉木氏は、立憲民主党とは合流せず、16人の国会議員とともに残留する道を選んだ。スンナリ代表留任となりそうなものだが、所属議員の一人は不満をもらす。
「玉木氏が代表になって以降、党勢は低迷するばかり。それは、公表された政治資金収支報告書をみれば、よくわかります。旧民主党が絶頂期の時からため込んだカネを、『なんでそんなものに?』と思うようなことにつぎ込んでいるんです。玉木氏の動画配信もそう。決まった業者が担当しているんですが、不可解です」

たしかに、先月公表された国民民主党の政治資金収支報告書には、奇妙な支出が散見される。

例えば、国民民主党のマスコット「こくみんうさぎ」に関するもの。それへの支出とみられるのが、東京都に本社を置く着ぐるみ製作会社Kに対する3回、約140万円の支払いである。



2019年7月②5日、同じ日に約41万円を2回、合計82万円を《着用ぬいぐるみ製作費》という名目で支払っている。つまり2体購入したということだ。だが前出の国民民主党所属議員は、首をひねる。「こくみんうさぎは、それなりの評判。けど毎日、どこか出るわけじゃないし2体も製作するの必要はない」



次に、京都市に本社がある「AI SOLUTION KYOTO」(以下AI社) という会社には《ソフトェア管理。開発》などの名目で、19年だけで10回、合計で3,000万円を超す金額が支払われていた。(*下は、収支報告書の一部)



国民民主党の政治資金収支報告書をさかのぼると、AI社と同党の付き合い始まったのは、おそらく2018年11月22日。約250万円の支払いが一回目だったとみられる。

法人登記を確認したところ、その後AI社は本社所在地を大阪、さらに東京へと移転。今年9月には社名を「メディアカウンター」に変更し、ジャーナリストなのか政治家なのか分からない上杉隆氏が代表取締役社長に就任していた。



上杉氏の前の代表取締役は、ネット上でユーチューバーや元ナースなどと紹介されている女性のU氏。U氏は「NHKを国民から守る党」(以下、N国)の関係者で、19年11月にはフェイスブックなどに、「N国党公認候補予定者として衆議院選立候補予定です!」などと投稿していた。

一方、上杉氏は19年8月にN国の幹事長に就任。国民民主党のAI社への最後の支払いは同年9月25日で、上杉氏のN国幹事長就任後となっている。

別の国民民主党関係者は、こう話す。
「なぜ、国民民主党とは相容れないN国の幹部が経営している会社にカネを払うのだろうか? そもそも、AI社にはどんなものを開発してもらったのか、誰に聞いてもよくわからない。何をどう管理していたのかさえ知らされていない。おかしな支出だ」

会合費にも不思議な支出がある。同年5月に68,900円が銀座のバーに支払われているのだが、そのバーのホームページによればマジシャンがマジックやトークを披露して楽しませてくれると紹介されている(下の画像は同店のHPより)。マジックに拍手をしながら、何を打ち合わせしていたのだろう?



「まさか、政権交代のマジックがないか相談していた、なんてことはないでしょう。先日公表された政治資金収支報告書は、コロナ禍の前ではあります。しかし、国民が苦境に陥る中、こんな政治資金の使途で大丈夫なのか、とても疑問に思います。玉木氏が代表になって、カネ使いが荒くなったと事務局は言っています。代表戦では、なぜこんなカネの使い方をするのが玉木氏に説明を求めたい。玉木氏が代表のままでは未来はないですね。まさに、お先真っ暗。カネはあっても人気がないのではねぇ……」(国民民主党所属議員)

2527とはずがたり:2020/12/25(金) 09:25:09
安倍昭恵夫人、夫に「事情聴取要請」報道の日でも…夜は京都で“野外パーティ”参戦
社会・政治 投稿日:2020.12.05 13:10FLASH編集部
https://smart-flash.jp/sociopolitics/124113

昭恵夫人から声をかけられていたTOMORO



「昭恵さんは、『こんにちは、安倍です〜、久しぶり!』と、TOMOROさんに声をかけていました。この写真は、そのときに撮ったものです」



 そう話すのは、12月3日に京都市・二条城で開かれた現代アートイベントのレセプションパーティに出席した参加者だ。



【関連記事:安倍昭恵、「私人」に戻って深夜のゴキゲン帰宅撮…公用車がないならハイヤーで!】



 本誌は2020年3月に、ラッパーで実業家のTOMORO(33)が、安倍昭恵夫人(58)から首相官邸でのランチ会に招かれていたことを報じた。



 TOMOROといえば、“お騒がせタレント” 加藤紗里(30)の元カレとして知られ、「令和のバブル男」を自称してSNSで豪遊ぶりを披露し注目された、“いわくつき” の人物だ。



「主催者が友人だからか、昭恵さんは参加者と日本酒で何度も乾杯して、終始ご機嫌な様子でした。野外でのパーティでしたので、ずいぶん冷え込んでいましたけど、最後まで帰ることなく歓談していましたよ」(前出・参加者)



 TOMOROに昭恵夫人との交遊についてコメントを求めると、「昭恵夫人は本当にご立派な、かつ、いいお方です。型にハマりきった今の日本には、絶対に必要な人です」と、すっかり心酔している様子だった。



 しかし、この12月3日とは、夫の安倍晋三前首相(66)が、後援会主催の「桜を見る会」前夜祭をめぐる問題で、東京地検特捜部から任意の事情聴取を要請されたと報じられた日だ。任意とはいえ、首相経験者への事情聴取は憲政史上、数少ない。しかし永田町からは、楽観的なムードがうかがえる。



 「政治資金規正法違反で、公設第一秘書などが略式起訴されるだろうが、本格的な裁判にならない。世間も、すぐに忘れるだろう」(自民党幹部)



 はたして、事態は安倍前首相にとって、そう都合よく進むものだろうか……。



「国会は12月5日に会期末を迎え、安倍氏本人が国会で追及されることはなかった。しかし検察は、河井克行・案里夫妻への捜査で掴んだ “広島ルート” で、安倍氏事務所の問題についても、相当な材料を持っているとされています。“桜前夜祭” 問題が、年内で決着するとは到底思えません」(政治部デスク)



 夫がピンチでも、妻は京都でほろ酔い。アッキーの天真爛漫ぶりは、“ファーストレディ” でなくなっても変わらない――。

2528とはずがたり:2020/12/25(金) 14:45:44
安倍氏、強弁一転「秘書が」 選挙意識し殊勝さ演出も…地に落ちた威信
https://news.yahoo.co.jp/articles/f81816f614d6dcdc503592aef18468e6cb056e25
12/25(金) 10:09配信
西日本新聞

 7年8カ月の史上最長政権を率いた「1強宰相」の威信は地に落ちた。24日、「桜を見る会」に絡み秘書が東京地検特捜部に立件され、自身も記者会見を開き、事実と正反対の国会答弁を繰り返したことを認めた安倍晋三前首相。「国民、全ての国会議員に深く、深くおわび申し上げたい」とこうべを垂れた。在任中、疑惑を否定し続けた強弁とのあまりの落差に、不信の声が広がった。 

 「私の政治責任は極めて重いと自覚している」-。

 午後6時。警護官に囲まれ国会内の記者会見会場に入った安倍氏は、まばゆいフラッシュを浴びながら、硬い表情で手元の書類を読み上げ始めた。「結果として、答弁の中には事実に反するものがあった」。冒頭の7分間、神妙に、釈明とおわびを繰り返した。

 首相退任後の11月初旬、初めて地元・山口入りした際、ライフワークの憲法改正を訴えたような意気盛んさは見えない。言葉を選ぶように、丁寧に低姿勢に質問に応じていく安倍氏。だが…。30分を過ぎたあたりからは、在任時のような能弁ぶりも見せた。

 政治資金収支報告書の不記載への関与や、結果的に立法府で虚偽答弁を行っていたことに質問が及ぶと、「私がいちいち(報告書に)目を通していたということは全くない」「最終的な責任は(政治資金規正法違反罪で略式起訴された)秘書が負っていた」。次第に身ぶり手ぶりが交じるようになり、口調も早口になっていく。

 国会の質疑でも再三、論点となったが、「桜を見る会」前日の夕食会を開いたホテルに対し明細書の発行を求めなかった理由を詰められ、「事務所のスタッフに、明細書を見たという認識がなかった」とかわした。さらに、間髪入れずに追加質問しようとする記者に向かい、安倍氏が「ちょっと答えさせて」と気色ばむ場面もあった。

 議員辞職の問いは、けむに巻くようにいなした。旧知の細田派関係者は、この日の会見の狙いを「国民というより、地元に向けた『おわび』だろ」と踏む。桜を見る会の一連の疑惑が「確信」に悪化してしまったことで、足元では安倍氏離れがじわり進んでいるという。「あの安倍さんでさえ、(次の)選挙が気になりだしたということだ」

 実際、東京地検特捜部の事情聴取を受けた12月21日も、その直前まで安倍氏の姿は山口にあった。会見の途中、地元支持者への思いを尋ねられると「検察の聴取に応じられた方もたくさんいる。大変なご迷惑をお掛けした」と言葉を詰まらせ、「地域の代表として仕事をしていく。責任を果たしていきたい」と続けた。

 64分間に及んだやりとり。司会者には、首相時代に内閣広報官の要職を預けた腹心を立たせ、「できる限り答える」と余裕も見せつつ、「秘書が」「責任者は」のリフレインの印象ばかりを残した。「ありがとうございました」と一礼した安倍氏の足取りは軽かった。 (河合仁志、前田倫之)

2529名無しさん:2020/12/26(土) 00:21:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/d63ac77c7c6e375c3177f7233f27bef1d83f2b79
議員辞職求める国民の声、「承知している」=安倍前首相
12/25(金) 13:34配信

[東京 25日 ロイター] - 安倍晋三前首相は、「桜を見る会」前夜祭を巡る政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が公設第一秘書・配川博之容疑者を略式起訴した経緯などを説明するため、25日午後に衆参両院の議院運営委員会に出席した。安倍氏自身は不起訴となったものの、捜査によって安倍氏の国会答弁が事実と異なっていたことが判明したことを陳謝した。議員辞職を求める声があるのを知っているかとの辻元清美・立憲民主党副代表の質問に対して「承知している」と述べたが、議員辞職は否定した。

安倍氏は衆院議院運営委員会の冒頭で、「開催費用の一部を支出し、収支報告書に記載しなかった」会計処理が行われたことに「道義的責任を痛感している」と述べた。「事実に反する国会答弁があった」として、「国民の皆様におわび申し上げたい」と語った。

辻元氏は、民間企業の社長であればコンプライアンス失格だとして議員辞職を迫った。安倍氏は「厳しいご指摘を頂いたが、そういった反省の上、信頼回復のため努力を重ねていきたい。私に課せられた責任を果たし、国家・国民の期待に応えるよう、全力を尽くす」と述べた。

<裏帳簿「ない」、利益供与「つゆほども」>

前夜祭会場のホテルの明細に関連し、裏帳簿があるのではと質問した辻元氏に対して安倍氏は「そのようなものはないと認識している」と回答した。

前夜祭参加者に対する1人当たり3000円の補填は利益供与ではないかとの宮本徹委員(共産)の質問に対しては「桜を見る会の当時、すでに首相になっており、利益供与して当選しないといけない立場ではなかった。利益供与で票を集めようとは、つゆほども考えたことない」と反論した。

(竹本能文 編集:山川薫)

2530名無しさん:2020/12/26(土) 00:28:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/bdbfdfff9f4b37b8f814ba2a8d729477ec524366
安倍氏謝罪「答弁、事実反した」 野党「虚偽」と喚問要求、衆参委
12/25(金) 13:11配信

 安倍前首相は25日、「桜を見る会」前日の夕食会の費用補填問題に関する首相在任中の国会答弁について、衆参両院の議院運営委員会で訂正し、謝罪した。「事実に反するものがあった。国会に対する国民の信頼を傷つけた」と述べた。野党は事実上の「虚偽」答弁だったと追及。疑惑がさらに深まったとして証人喚問を求めた。在任中の答弁訂正を求めるのは極めて異例。

 与党は今回の質疑で幕引きを急ぐ。野党は「国会をないがしろにした責任は極めて大きい」(立憲民主党の福山氏)として、安倍氏を擁護してきた菅首相の責任追及と併せ、真相究明を続ける方針。安倍氏は野党からの議員辞職要求を拒否した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4e4aff409245f2bd5945cf197f4ed9ce0a4c40e4
「最も総理にうそをつかれた」立憲・黒岩氏が安倍氏追及
12/25(金) 13:57配信

 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に開いた夕食会の費用を安倍氏の私費から補?していた問題で、安倍氏は25日午後、衆院の議院運営委員会に出席し、「私が知らない中とは言え、道義的責任を痛感している。国民、全ての国会議員の皆さんに心からおわびを申し上げたい」と謝罪した。

 安倍氏は首相時代、国会で、「事務所は関与していない」「明細書はない」「差額は補?していない」など、事実と異なる答弁を少なくとも118回繰り返していた。衆院議運委では、夕食会について昨年の野党ヒアリングで「写真で見る限り『久兵衛』のすしが出ており」と発言し、安倍氏から今年2月の国会で「うそをついていることと同じだ」と批判された立憲民主党・黒岩宇洋氏が、質問に立った。

 黒岩氏は安倍氏の夕食会をめぐる一連の答弁について「結果的に事実ではなかった。すべてうそだった」と指摘。「最も総理にうそをつかれた私も含め、国会でうそをついたことを謝罪していただけないか」と迫った。

 安倍氏はまず「久兵衛は、前夜の会合にはおすしを提供していないことを明確にしている」と反論。その上で「結果として事実と違う答弁をしてしまったことについては、国民のみなさまに、黒岩議員を含め与野党すべての国会議員のみなさまに、おわび申し上げたい」と述べ、再び頭を下げた。

朝日新聞社

2531名無しさん:2020/12/26(土) 00:30:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/97c78525f4410ceb190a912703f421fe1b2868cd
安倍氏側近も…「ホテルに確認すれば気づいたはず」疑問
12/25(金) 15:29配信

 「桜を見る会」前日の夕食会の費用補?(ほてん)問題をめぐり、安倍晋三前首相が国会で事実と異なる答弁を繰り返したことについて、萩生田光一文部科学相は25日の閣議後会見で、「自身でホテル側へ調査し確認すれば気づいたんじゃないかと思う」と述べ、安倍氏の当時の対応を疑問視した。萩生田氏は、安倍内閣で官房副長官や文科相を務めた安倍氏の側近。

 萩生田氏は、安倍氏が国会で「事務所側が補?したという事実は全くない」などと答弁してきたことについて、「これだけ国会で問題になったわけで、もう一度確認すれば、負担していた会場費がなぜなくなったのかっていうのは気づいたんじゃないか」と指摘した。

 国会では、自身の後援会関係者の多くも桜を見る会に参加してきたと指摘された。萩生田氏は「私も違和感を全く感じなかったのは色々考えることがある。ともに反省しながら、しっかり結果を出していきたい」と述べた。

 一方で、地方選出の国会議員の事務所の事情にも言及。自身は東京都八王子市が地元で、週に1回は永田町の議員会館にいる秘書と地元事務所の秘書が面会してミーティングを行うとした上で、「地方出身の政治家は、地元事務所と東京事務所が異質のものになりがち」と説明。「(自民党)総裁であった安倍前総理が失敗してしまったことを、全ての党所属の国会議員が重く受け止め、地方と東京との意思疎通ができる仕組みづくりをこの際、党として考えていくべきじゃないか」と話した。(伊藤和行)

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/f4bdbcdbd3180e8b5005a9613e840d08961d1985
加藤官房長官「虚偽答弁の固定した定義は国会の中にない」
12/25(金) 13:26配信

 加藤勝信官房長官は25日の記者会見で、国会答弁における「虚偽」の定義に関し、「何をもって虚偽答弁というかは、必ずしも固定した定義が国会の中であるとは承知していない。使われる文脈によって判断されている」と述べた。加藤氏は例示として広辞苑を引きながら、「『真実でないこと、また真実のように見せかけること、嘘、偽り、空言』といった言葉が並んでいる」と紹介した。

 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前夜に主催した夕食会の費用を補填した問題をめぐり、立憲民主党などは安倍氏の過去の国会答弁について「虚偽答弁」などと主張し、政府・与党を追及している。

2532名無しさん:2020/12/26(土) 00:36:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/786d6553b3eda63606b93d461b9f645789b06a29
桜問題で不起訴に 安倍前首相は、なぜ「黒川検事総長」の人事に固執していたのか
12/25(金) 6:12配信

「政治の介入を許した…」安倍・菅政権と検察庁との壮絶な人事抗争で生まれた深い亀裂 から続く

「安倍前首相を不起訴」との速報が12月24日に日本中を駆け巡った。年末にかけて再燃していた「桜を見る会」問題への捜査も大詰めを迎えつつある。検察は安倍氏の公設第一秘書を政治資金規正法違反の罪で略式起訴し、安倍氏本人は不起訴処分とした。

 伝説の検察記者と呼ばれるジャーナリストの村山治氏が上梓した、『 安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル 』は発売直後から反響を呼び、瞬く間に3刷が決まった。官邸と検察庁の知られざる暗闘や、黒川元検事総長を巡る騒動の裏側を描いた本書には、一方で「桜を見る会」問題の本質を知る上で重要な新事実がいくつも書かれている。今回はその核心となる部分を一挙掲載する。

「検察独立」の実態とは
 検察は明治以来、政治とカネの不正を摘発する機関として国民の期待を担ってきた。その期待に応えるには、検察が検察権行使や人事で政治から独立していなければならない。

 政権側は、政界事件が起きると、捜査にあれこれ注文をつけたり、首脳の交代期には人事に口を挟もうとしたりしてきた。政治腐敗を許さない世論の意を体した報道機関や野党が、それらの動きを厳しく監視し、政権側が、検察の捜査や、法務・検察首脳の人事に口出しできない雰囲気を作ってきたのが「検察独立」の実態だった。

 繰り返すが、法務省はこうした世論を背景に、法務・検察幹部の人事で波風が立たないよう周到な根回しをしてきた。それもあって、時の政権は概ね、法務・検察の人事や仕事に対する介入については謙抑的な姿勢を貫いてきた。

「これまでは、官邸と法務省が、それぞれ互いの立場や意思を尊重して建設的に十分協議しましょうね、ということでやってきた。ベースにあるのは、政権側が恣意的に検察の人事を壊すのは問題であるのと同様、検察側が恣意的に検察権を行使するときに政権側が人事でもコントロールできないのは困る、ということ。それが、憲法が求める本来の政治と検察のチェック&バランスだった。それは、政治も、法務・検察も理解していたはずだった」

 政治と検察の舞台裏に詳しい法務・検察幹部はこう指摘した。

2533名無しさん:2020/12/26(土) 00:36:19
>>2532

黒川ゆえに起きた介入?
 では、安倍政権は、歴代政権が踏襲してきたスタイルをなぜ変えたのか。

 政官界の事情に通じた法務・検察幹部は言う。

「政権側が検察の人事に口出ししてこなかったのは、検察については、敷居が高くて、検察にどういう人材がいるのか、わからなかったからだ。財務や経産、総務省など一般の行政官については、日常業務を通じて人柄や能力を把握できるので、人事の適否についてその役所と議論をできる。しかし、検察については、法務官僚から説明を聞いてもよくわからない。さらに、人事をいじろうとすると、社会部マスコミが騒いで面倒なことになる。その2点から、触らず放置してきたことが慣例になったにすぎない。今回の問題は、黒川、林の検事総長候補がいずれも、若いころから官邸によく知られ、『わからない』ケースではなかった。それで、口を出しやすかったことがある」

相手に親近感を持たせる特有の才能が……
 確かに、今回の人事騒動は、黒川という稀有な官僚が存在したがゆえに起きた問題といえなくもない。いくら人事権があるといっても、その組織や人を知らないと手は突っ込みにくいものだ。知らなければ、関心ももたない。

 黒川は10年近く政界ロビーイングを担当し官邸有力幹部らと気心が知れる関係になっていた。しかも、相手に親近感を持たせる特有の才能が、話のできる黒川を検察のトップに据えた方が何かとやりやすい、との官邸側の誘惑を招いた側面は否定できない。

 しかし、検察は、政治腐敗を摘発する準司法機関だ。その人事に手を突っ込めば、政権は「自らの腐敗疑惑を潰すために検察人事に介入した」と国民から批判を受け、また、法務・検察側も「政治に忖度して捜査を歪めるのではないか」との不信を招くのは目に見えていた。政権、検察、どちらにとっても、ハッピーではない。それがわからないほど、政権を担う政治家はお人好しではなかろう。

 やはり、安倍一強政権の驕りがあったのではないか。

官邸に「忖度」する空気が蔓延
 2012年暮れに発足した第2次安倍政権は、政治主導を強調し、内閣法制局長官、日銀総裁をはじめ、厚労省や海上保安庁で強引ともいえる人事を次々に行ってきたことは前にも述べた。

 その強引な官僚グリップの結果、官僚の間には官邸に「忖度」する空気が蔓延した。萎縮と保身。官僚に国家・社会に貢献する公僕としての矜持は薄れ、政権に奉仕する下僕になった。

 17年から18年にかけての「モリカケ」(森友・加計学園)問題でこの政治による官僚統制強化の弊害が顕在化した。しかし、政権はそれを反省するどころか、さらに調子に乗り、ついに検事総長人事にまで介入した。

 それを許したのは、野党のふがいなさであり、マスコミの「油断」だった。

 官邸はいったん人事の方針を決めると、当の黒川や辻ら歴代の法務事務次官が「黒川検事総長では、検察現場が納得しない」と諫め、検事総長には林がふさわしい、と繰り返し説得しても決して応じなかった。結局、官邸は、黒川が退場するまで黒川にこだわり続け、憲政史上最長の7年8カ月首相に在任した安倍は、黒川の勤務延長の閣議決定から7カ月後の8月末、辞任表明に追い込まれた。

2534名無しさん:2020/12/26(土) 00:36:43
>>2533

「悪女の深情けで身を滅ぼした旦那みたいに」
 若いころの特捜検事としての黒川をよく知り、黒川を「特捜部長にしたかった」という元検事総長はこう評した。

「向こう(官邸)には向こうの意図があるんだろうけど、(黒川は)悪女の深情けで身を滅ぼした旦那みたいになってしまった」

 官邸は本気で、黒川への論功行賞として検事総長昇格を考えていたのだろうか。法務・検察の大勢が林検事総長を望む中で、黒川を検事総長にごり押しすれば、黒川が検察内外から集中砲火を浴びて傷つくことは百も承知のはずだ。褒美どころではない。黒川自身、「そうなるから、やめてくれ」と懇願していた。

 やはり、安倍政権が、自らにダメージとなる事件、例えば、前法相の河井克行が妻の案里の選挙で地元議員らを買収したとされる事件、あるいは、安倍が「桜を見る会」前夜の夕食会参加者に飲食代を提供したことが公選法違反(寄付行為)などに当たるとして、全国の弁護士や学者ら約660人から告発状を出された事件で、黒川が穏便に済ませてくれることを期待して検事総長に起用しようとしたのではないか。そうであれば、辻褄は合う。

聴取を避けたいという強いモチベーション
 ただ、河井事件については、検事総長である稲田の肝いりで、黒川の勤務延長前の2020年1月の段階で捜査に着手してしまった。官邸が想定していた稲田から黒川への交代は5月中だったとみられ、河井側に流れた1億5000万円の問題を捜査しないのなら、そのころまでには捜査の結論は出てしまっていると見込まれた。実際、検察は1億5000万円問題を不問に付した。

 時期のずれを考えれば、河井事件については、黒川への「期待」の対象にはならないとみられた。実際には、コロナ禍や検察庁法改正審議の影響などもあり、河井の逮捕は6月にずれ込んだが、政権にとっても、その「遅れ」は予想外だったのではないか。

 むしろ、政権が黒川に期待していたとすれば、「桜を見る会」の方だろう。検察が告発を受理して捜査を始めるにしても、黒川の総長就任後と見込まれた。地検が安倍ら被告発者を処分する際に、黒川に穏当な処分を期待していた可能性は十分にあったと思われる。

 菅、杉田と親交のある政治ジャーナリストはこう指摘する。

「安倍は、桜を見る会問題で検察の捜査が始まると、父親の代からの後援者が次々聴取を受け、さらに自分も聴取を受ける恐れがあると考え、そうした事態を避けたいという強いモチベーションを持っていた。その意を受け、あるいは忖度して安倍側近の官邸官僚らが黒川を検事総長に担ごうとしたのではないか。菅、杉田も黒川総長路線で進めていたのは確かだが、菅らにそこまでの動機はなかったと思う。少なくとも杉田は、(勤務延長については)あいつら(法務省側)が苦し紛れにこれしかないというから乗っかっただけ、という受け止めだった」

村山 治

2535名無しさん:2020/12/26(土) 00:44:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/97ee87c938a9f6526a1647fa81827c19081a99f4
安倍前首相、「秘書」「事務所」に責任転嫁 「桜」前夜祭、幕引き不透明
12/25(金) 7:07配信

 安倍晋三前首相は24日の記者会見で、自身の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭の費用補填(ほてん)問題をめぐり、秘書や事務所に責任を転嫁する姿勢に終始した。

 野党は強く反発しており、政府・与党が期待する年内の幕引きにつながるかは不透明だ。

 「国民と国会議員に深く深くおわびする」。安倍氏は午後6時から始まった会見の冒頭、神妙な表情で3度にわたって頭を下げた。

 その一方で、自身の関与は完全否定した。夕食会の運営には「全く関わっていなかった」と強調。疑惑の浮上後に「信頼する責任者に(事実関係を)確認した」とし、「そこで話してもらえればこうした事態にはならなかった」と釈明した。

 「(担当者が政治資金収支報告書に)記載すべきものを記載せず、後任の責任者もそのまま放置した」「東京事務所と地元事務所の連絡、連携が不十分だった」とも語った。

 補填費用の原資も論点となった。安倍氏は、自身の預金から事務所に渡した「手持ち資金」の中から支出されたと説明。「報告もなしに補填に流用されることがあるのか」と問われ、「首相の仕事に専念する中で、ある程度責任者に任せなければ日々回っていかない」と弁明した。

 会見への出席は、報道各社で記者1人ずつ、全体で24人に制限された。安倍氏側は新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ、「十分な距離を確保するため」と理由を説明するが、会場となった衆院議員会館の会議室は、最も広いものの約5分の1の約83平方メートル。会見開始から1時間が経過すると、安倍政権で内閣広報官を務めた司会役の長谷川栄一氏が打ち切った。

 与党の関心は、来年の通常国会と衆院選を控え、今年中に区切りを付けられるかどうかだ。自民党の二階俊博幹事長は記者団に「一区切りが付いたと思っている」と強調。公明党の石井啓一幹事長は「深く反省してほしい」としつつも、今後の説明責任については「与党としてどう対応するか真剣に考えたい」と述べるにとどめた。

 これに対し、立憲民主党の福山哲郎幹事長は記者団に「全て『秘書がやった』『私は知らない』の一点張り。疑惑は深まるばかりだ」と非難。共産党の志位和夫委員長は会見で「これだけの問題を『知らなかった』で済ませるわけにはいかない」として議員辞職を要求した。

 安倍氏は25日、国会でも質疑に応じる。野党側は、福山氏や立憲の辻元清美副代表、共産党の田村智子政策委員長ら論客をそろえた。立憲の安住淳国対委員長は24日、記者団に「ここで終わりでは全くない」と述べ、通常国会でも引き続き追及する考えを示した。

2536名無しさん:2020/12/26(土) 00:47:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/00fd840da1c71ad9efbe7dd0668953f2909463fa
速報 吉川元農水相の事務所に家宅捜索
12/25(金) 9:49配信

 25日午前、札幌市北区の吉川貴盛元農水相の地元事務所に東京地検が家宅捜索に入りました。

 吉川元農水相は、去年9月までの大臣在任中、広島県の鶏卵生産会社「アキタフーズ」の元代表から、大臣室などで合わせて現金500万円を違法に受領した疑いが持たれています。吉川元農水相は現在、心臓の疾患で入院中で、手術も受けるとして、22日、衆議院議員を辞職していますが、病院内での東京地検特捜部の任意の聴取に対し、現金の受領を認めたとことが関係者への取材でわかりました。「アキタフーズ」側などに対し、特定の便宜を図ったことについては否定しているものとみられます。一方「アキタフーズ」の元代表は特捜部の任意の聴取に対し「業界のためだった」として、現金提供を認めている模様で、特捜部は収賄にあたる可能性があるとみて経緯などを調べています。
 吉川元農水相は、衆議院議員として当選6回、北海道内選出の国会議員では、菅総理との関係が最も近い1人でした。農水相として、念願の初入閣を果たしたのは、おととしの第4次安倍改造内閣。国会議員の秘書から始まり、1979年、28歳で道議会議員に初当選。道議会では、今も更新されていない最年少での当選でした。道議を3期つとめた後、1996年には総選挙に出馬。北海道2区では落選しましたが、比例代表で復活当選します。座右の銘は「意志あれば道あり」。当時、国政に「デビュー」した自民党の同期には、菅義偉・総理大臣も。「永田町の階段」を駆け上がっていた菅氏は、いわば「兄貴分」です。菅氏が関わったTPPや農協改革などで、吉川氏は忠誠を尽くしました。また、自民党の実力者・二階幹事長に近い議員としても存在感を発揮。全国から、予算や政策に関して要望が次々と寄せられました。さらに、去年の北海道知事選挙では、自民党道連の会長として「異論」を封じる形で、当時の鈴木直道・夕張市長の擁立を主導。官房長官だった菅総理とともに、鈴木知事誕生の「後ろ盾」となっていました。
 北海道内選出議員の中では、群を抜く影響力を誇っていた吉川元農水相を直撃した「政治とカネ」の疑惑。背景にあったとみられるのが、家畜のストレスを減らす目的で国際機関が進めていた「国際飼育基準」の採択です。おととし示された基準案には、産卵用の巣箱や止まり木の設置などが義務付けられていました。この基準案は、ケージを使う場合でもゆとりを持たせる必要があり、日本の業界にとっては厳しい内容でした。吉川氏に「現金を渡した」と証言している「アキタフーズ」の元代表は、業界の有力者でもありました。おととし11月、元代表らは農水相だった吉川氏に「基準案」に反対する旨の要請書を出しました。そうした業界側の動きに呼応するかのように、政府は去年、国際機関側に基準案に反対する意見を提出。その後、国際機関側が発表した案では、巣箱や止まり木の設置義務は見送られました。東京地検特捜部は、こうした動きと吉川氏に渡したとされる多額の現金がどう関わっていたのか、強制捜査で解明するものとみられます。

北海道放送(株)

https://news.yahoo.co.jp/articles/551d8fda2b1d3c8862efc2d11437ba8c021c7758
家宅捜索受け…吉川氏の国会招致を 野党側
12/25(金) 11:40配信

東京地検特捜部が吉川元農林水産大臣の事務所に家宅捜索を行ったことを受け、野党側は改めて吉川氏の国会招致を求めました。

吉川氏は、疑惑について一切説明しないまま体調不良を理由に議員辞職しました。野党側は実態解明のため、国会での説明を求めています。

立憲民主党・安住国対委員長「安倍内閣で農林(水産)大臣時代、何が起きたのか、このことの実態解明をしっかりやっていきたい」

安住国対委員長は、来月召集される通常国会で「予算委員会での証人喚問や参考人招致が不可欠だ」と述べ、吉川氏に国会での説明を求める考えを示しました。

一方、政府与党内には相次ぐ政治とカネの問題に菅政権へのダメージは避けられないとの見方が広がっています。

吉川氏は菅総理と初当選同期で親しく二階幹事長率いる二階派に所属しているだけに、自民党中堅議員は「吉川氏は二階派かつ総裁選で菅陣営の中心だった人だ。なおのこと影響は大きい」と嘆いています。

また、政府関係者は「安倍前総理と吉川氏の件が同時に来たので同じ“カネの問題”としてみられる。政権へのダメージは大きい」と指摘しています。

一方、安倍前総理は25日午後、国会で与野党からの質疑に応じます。

野党側は「疑惑は解明されていない」として、この問題を追及してきた立憲民主党の辻元議員らが質問に立つ予定です。

最終更新:12/25(金) 11:51
日本テレビ系(NNN)

2537名無しさん:2020/12/27(日) 11:09:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a35e0cf0c341b672ebdc85b692fbcc5ed07fde5
安倍さんが〝秘書さん〟のために書いた、わずか16行のメッセージ 「来年?来年の選挙には出馬をしたい」
12/27(日) 7:00配信

菅義偉首相が新型コロナウイルス対策で支持率が急落するなか、今週の国会の主役は安倍晋三前首相でした。「桜を見る会前夜祭」の責任をとるどころか、次期衆院選への立候補表明までした安倍さんが資料の提出に難色を示すわけは――。朝日新聞政治部(前・新聞労連委員長)の南彰記者が金曜日の国会周辺で感じたことをつづります。

「民主主義の窓口」
3年連続で100兆円を超えた新年度予算案が閣議決定された今週。国会は例年であれば、秋の臨時国会と、年明けに予算案などを審議する通常国会の谷間の時期ですが、慌ただしく人が行き交いました。

12月23・24日には、「GoToトラベル」事業を担当する国土交通委員会に、政府の分科会会長の尾身茂さんなどを招き、新型コロナウイルス対策に関する質疑が行われました。

また、12月25日には、自民党二階派の事務総長を務めていた吉川貴盛さんの事務所が置かれていた議員会館に東京地検特捜部が家宅捜索に入りました。吉川さんは、安倍政権で農林水産相を務めた時代に鶏卵業者から500万円を受け取った疑いを持たれており、12月22日に「体調不良」を理由に衆院議員を辞職しました。

そうした師走の国会で話題になっている本があります。

タイトルは『秘書の風景-継往開来-』。

衆院議員を支える秘書さんたちがつくる「衆議院秘書協議会」の発足50周年を記念した本です。衆院議長や各党の代表などが祝辞を寄せています。

秘書の役割を「民主主義の窓口」と表現したのは、立憲民主党代表の枝野幸男さん。議員に代わって最初に有権者の要望などに対応することが多い秘書の苦労をねぎらいながら、「国会や政治の窓口そのもの。日本の民主主義や、国民の皆さんの福祉の向上や国家の平和と発展にも、大いに貢献している」とエールを送りました。

公明党代表の山口那津男さんは、自身が初めて国会議員に当選した30年前と比較しながら、「選挙制度が大きく変わり、情報公開の流れやネット社会の発達によって、議員の秘密を扱う黒子というより、透明でオープンな政治の担い手としての役割がますます求められている」と綴っています。

国会議員の活動を支える公設秘書は1947年、日本国憲法と同時に施行された国会法によって認められました(最初の名称は「事務員」)。創設時の議論をたどると、「国会の尊厳と権威を高める」狙いがあったようです。

その後、1963年に「第2秘書」、1993年に「政策担当秘書」の制度が作られました。現在の公設秘書は国会議員1人あたり3人になります。この本には国会議員の秘書を経験した議員の一覧も載っていますが、衆院で138人、参院で43人の計181人。全国会議員のおよそ4分の1が秘書経験者です。

菅さんや安倍さんも181人の1人です。新型コロナウイルス禍で出版がずれこんだため、安倍さんが自民党を代表し、「内閣総理大臣・自由民主党総裁」の肩書でメッセージを寄せています。

<議員と秘書の関係は、お互いに高め合い、切磋琢磨し、国家国民の為の役割を全うすることです。この50周年の節目にあたり、改めて秘書の役割、責務の重大さについて共に認識することが、肝要です。今後ますます共に研鑽を積み、国政の任にあたることをお誓いし、お祝いの言葉とさせていただきます>

7党の代表のなかで最もあっさりした16行のメッセージでした。

2538名無しさん:2020/12/27(日) 11:10:03
>>2537

「秘書に任せていた」
2004年3月につくられた衆院議員秘書倫理憲章には、最初にこう掲げています。

「われわれは、単に自らを採用する議員の信頼に応えるのみならず、広く主権者たる国民の信頼に値するより高い倫理観と強い義務感を銘記し、勤務の内外を問わず清廉を持して、職務を誠実に遂行するとともに、政治腐敗の根絶と政治倫理の向上に努めなければならない」

そのような秘書会の努力を揺るがす事件が起きました。12月24日、安倍さんの公設第1秘書が政治資金規正法違反の罪で略式起訴され、罰金100万円を命じられたのです。

安倍さんの後援会がホテルで開いた夕食会「桜を見る会前夜祭」について、参加者から会費として集めた収入と、ホテルに支払った支出を、政治資金収支報告書に記載していなかった罪です。東京地検特捜部の調べでは、時効などにかからなかった2016〜19年の4年間だけでも、計3022万円分の収支の記載がなく、会費収入では足りなかった計708万円を安倍さん側が補てんしていたことが明らかになりました。

政治資金規正法で毎年、政治資金の収支を公開するよう義務づけているのは、国民が政治家や政治団体の活動をきちんとチェックできるようにするためのルールです。

ところが、国のトップとして最もルールを守る立場にある安倍さんの政治団体が、2013〜19年にかけて毎年開かれてきた「桜を見る会前夜祭」の収支を記載していないため、昨年11月以降、国会で問題になってきました。

「会場入り口の受付で事務所職員が1人5千円を集金し、集金した現金をその場でホテル側に渡していた」
「後援会としての収入、支出は一切ないので、政治資金収支報告書への記載は必要ない」
「事務所側が補てんをしたという事実は全くない」

安倍さんはこのように国会答弁で主張してきましたが、市民の告発を受けて東京地検特捜部が捜査をした結果、誤りが裏付けられたのです。この問題で安倍政権が行った事実に反する答弁は、衆院調査局の調べでは、少なくとも118回に上ります。

答弁の不自然さを野党議員は国会で指摘してきましたが、安倍さんは「私がここで話しているのがまさに真実です」と強調。「私がウソをついているというのであれば、ウソをついているということを説明するのはそちら側ではないのか」と逆切れまでしていました。

最初の国会答弁から1年以上。秘書の略式起訴を受けて、24日午後6時から記者会見を開いた安倍さんは、「深く、深く反省するとともに、国民の皆様に心からおわび申し上げます」と謝罪。補てんの事実も認め、その原資については、「私的なものに支出するため、事務所に預けていた手持ち資金」と説明しました。

では、なぜ、自分の私費にもかかわらず、補てんに気がつかなかったのでしょうか。

また、なぜ、国会から再三、確認するよう求められていたのに、きちんと事実関係を調べなかったのでしょうか。

安倍さんの説明によると、起訴された「公設第1秘書」のほか、東京事務所の私設秘書と「退職した前任者」の少なくとも3人がかかわっていました。しかし、安倍さんは「責任者に任せていた」と説明し、「事務所に幾度も確認したが、(秘書が)私に真実を述べることができなかったということでありました」と、自分は把握していなかったという認識を繰り返しました。

「事務所に幾度も確認をし、当時の私の知る限りの、認識の限りの御答弁をさせていただいたつもりであります。しかしながら、結果としてこれらの答弁の中には事実に反するものがございました」

国会で積み上がった「虚偽答弁」の原因は秘書――。

そのような構図になり、公設第1秘書と東京の私設秘書は24日付で安倍事務所を退職しました。

2539名無しさん:2020/12/27(日) 11:10:27
>>2538

明細書提出を拒むわけ
安倍さんは翌25日、衆参両院の議院運営委員会で一連の経緯について謝罪をしました。

「政治とカネ」の問題をめぐり、首相経験者が退任後に、国会で説明するのは、日本歯科医師連盟からのヤミ献金問題をめぐる2004年の橋本龍太郎さん以来です。特に今回は、言葉の信頼によって成り立っている国会を壊す「虚偽答弁」も重ねており、野党側が「議員辞職に値する」と訴える重大な問題です。事実に反する答弁が繰り返された予算委員会の部屋で、議長、副議長も立ち会うなかで行われました。

記者会見で「国民から見て一点の曇りもないように、透明性を確保していくために、私自身が責任を持って徹底をしていく」と約束した安倍さんに対して、野党議員は主に三つの対応を求めました。

「明細書の提出」「領収書の提出」「不記載の動機の確認」です。

ところが、安倍さんはこの期に及んで、いろいろな理由をつけて対応しませんでした。

夕食会の費用をどれぐらい安倍さん側が補てんしていたかがわかる「明細書」については、「ホテルは営業上の秘密で出さない立場だ」と拒否しました。

ホテルと契約していた主体がわかる領収書の提出については「検討します」と口にしたものの、「どのような宛先になっているのか」と問われると、「どのような宛先になっているかは承知していない」と言葉を濁しました。

また、「2013年は収支報告書に記載があるが、なぜ14年以降多額の補填を不記載にしたのか」と事前に確認を求められていましたが、安倍さんは担当していた元事務所職員が検察の捜査対象となったことで、「代理人と話をしたが、接触を図るべきではないと考えており、答えられないということだった」と答弁。「話を聞くことができないので、勝手に申し上げることができない」と主張しました。

安倍さんは「検察の判断は変わらないから、隠す必要はない」と言いながら、なぜこうした対応になるのでしょうか。
野党議員の見立てを総合すると次のようになります。

・実際には1人あたり8千円程度(会場費含む)かかっているのに、5千円の会費しか取っていない。しかも、夕食会の参加者は、税金を使った首相主催の「桜を見る会」にも招待されている。安倍さん側の補てんと税金を原資にした「有権者への利益供与」に見える。ホテルの明細書が公開されると、夕食会に関する「利益供与」の有無が明らかになるからではないか

・領収書は、安倍さんが代表を務める資金管理団体「晋和会」宛てになっているとされる。このことが明らかになると、公設第1秘書が代表を務めていた政治団体「安倍晋三後援会」の収支報告の不記載にとどまらず、検察が不起訴にした安倍さん本人の刑事責任の是非が問われてしまうからではないか

・不記載の理由を明らかにしないのは、2014年に小渕優子経済産業相(当時)の後援会などが後援会員らの観劇会費用の一部を負担していた問題が発覚したことを受けて、補てんの事実を隠蔽しようとしていたからではないか

安倍さんは25日の国会で、野党側の指摘に対し、「私は何か利益を供与して選挙で当選しなければならないという立場では全くない。今まで9回選挙を戦ってきたところでございますが、毎回地元の皆さまが大変頑張っていただいた結果で、もう常に圧倒的な勝利を与えていただいているところでございまして、利益を供与して票を集めようということは露ほども考えていない」と反論しました。

しかし、公職選挙法というルールを逸脱した有権者へのサービスが行われていたとすれば、公正な選挙とは言えません。明細書などの証拠が出そろうと、公設第1秘書の刑事責任で決着させた検察の判断を超えて、安倍さんの責任が重く問われる可能性があるのです。

2540名無しさん:2020/12/27(日) 11:10:54
>>2539

森友の成功体験
一連の質疑を見終わって、私が思い浮かべたのは、2018年の森友学園問題をめぐる公文書改ざん事件です。

安倍さんの妻・昭恵さんが名誉校長に就任し、教育勅語を教える小学校を開校しようとした森友学園への国有地払い下げをめぐり、国会で問題になった後、財務省が昭恵さんに関する記述などを交渉記録から削る改ざんをして、安倍政権は1年以上にわたって事実に反する国会答弁を少なくとも139回重ねました。

そして、朝日新聞のスクープで改ざんが発覚した後も、安倍さんや財務相の麻生太郎さんは「(改ざんは)知らなかった」として、「組織を立て直す責任」を理由に職にとどまりました。

そして、安倍政権・菅政権はいまだに真相解明のカギとなる「2014年4月28日」の交渉記録などを開示していません。何より、改ざんで虚偽答弁を重ねている間に衆院選を行い、安倍政権は勝利を収めました。それがいまの自民党の議席です。

安倍さんは12月25日の国会で、野党から「議員辞職」を迫られながらも、「深い反省の上に立った本当の意味で国民から信頼され、議員として国家国民に対してその責任を果たしていくことができるよう全力を尽くしていきたい」と再び責任論をすりかえました。

そして、2時間超の質疑を終えて、国会を後にするとき、記者から「来年の選挙には出馬するのか」と問われると、「来年?来年の選挙には出馬をし、国民の信を問いたいという風に思っています」と次期衆院選への立候補まで表明しました。

朝刊への出稿作業が一段落して、夜の報道番組をチェックしようとテレビをつけたら、延々とクリスマスソングが流れていました。

テレビ朝日の「報道ステーション」も、TBSの「ニュース23」も年内の放送は24日の木曜日で終了。安倍さんのニュースを報じる枠がありません。与党が年末に駆け込みで行った「25日」には、こうした意味もあったのかもしれません。

ウソに振り回されている国会を立て直すには、与野党を超えて議員1人1人が自覚するとともに、議会制民主主義を支える秘書や官僚の自律を担保していくことが必要です。年明けの通常国会に向けて、メディアのあり方も含めて、じっくり考えていきたいと思います。

     ◇

朝日新聞政治部の南彰記者が金曜日の国会周辺で感じたことをつづります。(https://withnews.jp/articles/series/94/1

     ◇

《来週の永田町》
12月28日(月)国の観光支援策「GoToトラベル」が全国一斉に停止
12月30日(水)東京証券取引所で1年間の取引を締めくくる大納会

     ◇

南彰(みなみ・あきら)1979年生まれ。2002年、朝日新聞社に入社。仙台、千葉総局などを経て、08年から東京政治部・大阪社会部で政治取材を担当している。18年9月から20年9月まで全国の新聞・通信社の労働組合でつくる新聞労連に出向し、委員長を務めた。現在、政治部に復帰し、国会担当キャップを務める。著書に『報道事変 なぜこの国では自由に質問できなくなったのか』『政治部不信 権力とメディアの関係を問い直す』(朝日新書)、共著に『安倍政治100のファクトチェック』『ルポ橋下徹』『権力の「背信」「森友・加計学園問題」スクープの現場』など。

2541とはずがたり:2020/12/27(日) 16:29:55
ザル法しか無いのええ加減にせえ。
>茂木敏充外相の資金管理団体から寄付を受ける政治団体「茂木敏充後援会総連合会」で2016〜19年、使途の詳細が分からない支出が全体の約97%、1億2千万円以上になることが27日、政治資金収支報告書で分かった。
>総連合会は政治資金規正法が定める「国会議員関係政治団体」として届け出られていないため支出の公開基準が緩く、金銭の流れが事実上チェックできない状態になっている。識者は「情報公開逃れだ」と指摘している。

茂木外相の政治団体、使途不明の支出が1億2000万円以上 全体の97%占める
2020年12月27日 15時30分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/76952/

 茂木敏充外相の資金管理団体から寄付を受ける政治団体「茂木敏充後援会総連合会」で2016〜19年、使途の詳細が分からない支出が全体の約97%、1億2千万円以上になることが27日、政治資金収支報告書で分かった。
 総連合会は政治資金規正法が定める「国会議員関係政治団体」として届け出られていないため支出の公開基準が緩く、金銭の流れが事実上チェックできない状態になっている。識者は「情報公開逃れだ」と指摘している。
 茂木氏の事務所は共同通信の取材に「総連合会は国会議員関係政治団体ではない。政治資金は法令にのっとり処理、報告している」としたが、使途の詳細などについては回答しなかった。
 総連合会の収支報告書によると、総連合会の会計責任者は資金管理団体の「茂木敏充政策研究会」と同一人物で、所在地や連絡先も同じだった。16〜19年分の収入は計1億3120万円で政策研究会からの寄付が99・9%を占めた。
(共同)

2542とはずがたり:2020/12/27(日) 18:06:45

国民、解党時残高は27億円 2日前に10億円を資金移動
2020.12.25 17:53政治政局
https://www.sankei.com/politics/news/201225/plt2012250041-n1.html

 総務省は25日、合流新党結成で9月に解党した立憲民主、国民民主両党の令和2年分政治資金収支報告書を公開した。国民は解党2日前に10億円を寄付金として党の政治資金団体に移しており、残高は27億円だった。同党代表を務めた玉木雄一郎氏は25日の記者会見で、資金移動について「事務所費などの支払いに充てるため」と説明した。

 収支報告書によると、国民は9月9日、献金の受け皿となる政治資金団体「国民改革協議会」に10億円を寄付。同4日には所属国会議員62人の資金管理団体などに1人当たり1千万円を分配していた。

 玉木氏は解党前、党資産は新立民合流組(40人)と新国民(14人)の議員数をベースに配分するとしていた。金額は来年公表される収支報告書で明らかになる見通し。

 立民の解党時の残高は10億3千万円だった。

2543名無しさん:2020/12/29(火) 21:00:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/4df56ad499865fe3b2921f72c6c3d28e03f5757b
官邸による人事介入……「安倍・菅は検察庁を壊した」村山 治×中島岳志対談
12/28(月) 6:12配信

「桜」問題、元農相の現金授受疑惑の捜査で威信回復に挑む検察。安倍・菅政権はいかに検察に介入し、骨抜きにしてきたのか。『 安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル 』(文藝春秋)の著者にして伝説の検察記者と気鋭の政治学者が緊急対談。

◆◆◆

村山 私は生身の権力である検察に関心があり、ウオッチし続けてきました。

 本書は2008年に出した『市場検察』の続編という位置づけです。そこでは90〜00年代に、大蔵省を中心とした護送船団体制が崩壊する中、原田明夫、松尾邦弘、但木敬一という3人の「改革派」の法務・検察官僚が、政官界の事件や司法制度改革にどう取り組んだかを描いています。

 本書の主役である黒川弘務と林真琴(現・検事総長)の同期2人の検事は、原田ら「改革派」の直系と言うべき存在でした。

中島 定年延長や賭け麻雀問題などで、世間的には「黒川は悪い奴」というイメージだと思うんです。ただ私自身は非常に複雑な印象を持っていて、彼は法務官僚として政府と検察のバランスを取るために色々と動いた人でもありますよね。

村山 そうですね。黒川さんは非常に頭がよくて、物事の本質が分かる人です。そこに一種の露悪的なところも加わって「検察は林に任せて、自分は汚れ役で批判されてもいい」という覚悟で、この4、5年の間やってきたと思います。

中島 ただ、その想いが林さんには伝わらず、ボタンの掛け違いで、2人の間には深い溝ができてしまう。男同士というのは難しいですよね(笑)。林さんは、黒川さんの中に渦巻く野心を見たのかもしれませんが。

村山 林さんも頭脳明晰ですが、黒川さんに比べると、遥かにオーソドックスなほうです。私は、彼らが絶対になりたかったのは「検事総長」ではなく、むしろ「法務事務次官」だったと思っています。

菅首相の人事介入テクニック
中島 なるほど。

村山 2人は今の世の中にフィットするように、法務・検察の改革をしなければならない、との強い使命感を持っていました。それができるのは事務次官です。

 一方で検察は「起訴基準」という厳然たる判断基準に照らして捜査をするので、証拠が明白な事件ではトップの意向はあまり関係ない。つまり検事総長は誰がやっても同じとも言えます。

中島 結局、最後は文春の「賭け麻雀」報道もあり、黒川さんは辞任。村山さんはそれを「自爆」と表現されていましたね。

村山 コロナ禍の自粛要請期間中に、自ら地雷原に踏み込むようなものですからね。当時の黒川さんは定年延長騒動の渦中にいて「いつ辞めてもいい」という心境だったと思います。

中島 本書には、16年に法務事務次官を巡って官邸が検察に人事介入をしたことが、その後の対立の発端だった、と書かれています。

 菅さんの最も重要な政治手法は「人事」ですね。民主党政権時代に出した『政治家の覚悟』でも「官僚は『人事』に敏感で、そこから大臣の意思を鋭く察知します」と書いている。そうやって官僚に忖度させるのが、権力のエッセンスであると理解しているのです。

村山 権力者は支配したい相手に「この人、怖いな」と思わせるため、あえて人事の理由を説明しない。今の学術会議問題で6名の学者を任命拒否した理由を、菅さんが「総合的、俯瞰的」として一向に詳細を明かさないのもその手口ですね。

中島 それは政治学の分野では、哲学者のミシェル・フーコーが唱えた「パノプティコン(一望監視)・システム」という理論にあたります。実際に監視していなくても「私は見られている」「あんなことしたから外された」などと疑念を抱かせて従順な主体をつくり上げる、これが近代の権力のメカニズムだと。まさに検察、学者への人事介入でも同じことが行われたわけで、この権力はあっという間に国民にまで及ぶと思います。

 そこで考えなければいけないのは政権・検察・国民の三者のバランスです。今はそのバランスが崩れてきているわけで、村山さんは、その過程についても巨視的な視点で描かれている。

2544名無しさん:2020/12/29(火) 21:01:07
>>2543

村山 10年に、当時の厚労省局長だった村木厚子氏を巡って起きた、大阪地検特捜部による証拠改竄事件。これを機に検察に対する国民の信用は失墜しました。

 世論の後ろ盾をなくした検察は摘発すべき事件に対しても及び腰になり、そこを当時の安倍政権に衝かれた。政権からの独立が慣例とされてきた検察人事への政治介入も、その流れの中で起きたわけです。

中島 私は法律に書かれていない、そういう慣例や良識など、先人が積み重ねてきた膨大な知の蓄積を“暗黙知”と呼んでいますが、これを守ることが官僚の矜持だったわけです。

 安倍政権はそれらを悉く骨抜きにしてきたところに、最大の特徴があります。

村山 それで言うと、官房副長官の杉田和博さんは警察庁出身で暗黙知に最も精通した人なのに、それを否定するような人事を菅さんと共に主導しているとされています。そこが理解に苦しむところです。

中島 そうですね。その菅さんが9月に首相となり、10月以降は「安倍」対「菅」という新旧の権力抗争が表面化してきた。そこに今回の「桜を見る会」問題の捜査が起きたわけですが、どうご覧になっていますか。

村山 検事総長の林さんの立場に立てば、「黒川問題」でダメージを受けた検察を早く立て直さなくてはいけない。まずは原点に立ち返り、目の前の事件を原則通り粛々と捜査・処分して国民の信頼を回復する――という考えだと思います。

なぜ今、吉川疑惑を?
中島 捜査のタイミングについてはどうでしょうか。

村山 現職の総理には、憲法七十五条で定められた「不訴追」の特典があり、検察は現職総理への捜査を手控える傾向があります。鳩山由紀夫氏が現職の総理時代、政治資金規正法違反で告発されましたが、上申書だけで不起訴になっています。今回の捜査は安倍さんが辞めたので、やりやすくなった面はあると思います。

中島 アキタフーズから吉川貴盛元農水相への資金提供疑惑の行方も気になります。以前、私は北海道大学で教えていたのですが、吉川氏は北海道二区の選出で、身近な存在でした。菅氏の側近だった彼に検察が攻め込んだことは興味深いです。

2545名無しさん:2020/12/29(火) 21:01:30
>>2544

村山 検察は、そこはあまり意識していないと思います。ただ、同時に2つの事件の捜査に着手すると、必然的に桜問題についてのマスコミの扱いが小さくなる。検察側にそういう忖度が働いた可能性がある、と指摘する与党関係者もいます。

中島 村山さんは、上川陽子法相と林さんとの間の確執や、林さんが名古屋高検に“追放”されたのも上川さんに原因があったと書かれています。彼女を3度目の法相に起用したあたり、検察をグリップしたいという菅さんの意図を感じますが。

村山 実は今、法務・検察幹部に一番ウケが良い政治家は上川さんなんです。オウムの死刑執行を粛々と認めた点も買われている。菅さんとしては、法務・検察との関係を修復したいという思いもあるのでしょう。

 未確認情報ではありますが、上川さんは前の法相時代に名古屋まで行って、林さんと関係修復をしたという話もあります。

中島 では例えば検察庁法十四条で定められた法相による検察への指揮権発動、つまり捜査に対する政治介入ですね。こういう事態が例えば「桜問題」「アキタの件」で起こることは……。

村山 報道ベースでは今のところ、そういう要素はないですね。でも、事件は生き物。もっと奥の深い話が出てくれば分かりません。

むらやまおさむ/1950年徳島県生まれ。元朝日新聞記者。社会部遊軍として東京佐川急便事件、金丸脱税事件など数々の大型事件を取材。

なかじまたけし/1975年大阪府生まれ。東京工業大学教授。専門は日本政治思想、南アジア地域研究。『中村屋のボース』など著書多数。

村山 治,中島 岳志/週刊文春 2020年12月24日号

2546名無しさん:2020/12/29(火) 21:45:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/51f2c8209b329ce55905abad5a7c8d27a7cf376e
安倍前首相は国会で答弁を「訂正」するはずではなかったのか?
12/28(月) 8:34配信

「政治と報道」をめぐる短期集中連載は全11回をもって終了したのだが、どうしても書いておかなければならないことが出てきた。12月25日の衆参両院の議院運営委員会でおこなわれた安倍晋三前首相による答弁の「訂正」について、だ。

 あの場は安倍氏がみずから求めて開かれた答弁の「訂正」のための場だった。しかし、答弁は適切に「訂正」されなかった。なのに、なぜ報道はそれを看過するのか。あの場の位置づけを軽視することは、「説明責任を果たした」という安倍氏の主張に加勢することになってしまうのに。

何の場だったか、各紙の1面報道は
 安倍氏の国会答弁がおこなわれた翌日の12月26日。各紙は1面で、その様子を伝えた。しかし、それが何のために設けられた場だったのかが説明されず、いきなり答弁の中身に入る形での報じ方だった。それぞれの1面記事の冒頭は、こうだ(それぞれ、東京本社版)。

●読売新聞
“自民党の安倍晋三前首相は25日、衆参両院の議院運営委員会にそれぞれ出席し、安倍氏の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭を巡る過去の答弁について、「事実に反するものがあった」と認め、謝罪した。”

●朝日新聞
“安倍晋三首相の後援会が「桜を見る会」の前日に開いた夕食会の費用を補填していた問題で、安倍氏は25日、衆参両院の議院運営委員会に出席し、首相在任時の国会答弁が事実と異なることを認め、謝罪した。”

●毎日新聞
“自民党の安倍晋三前首相は25日、衆参両院の議院運営委員会に出席し、「桜を見る会」前夜祭の費用補填問題に関する首相在任中の国会答弁について、「結果として、事実に反するものがあった」と誤りを認め、謝罪した。”

●東京新聞
“安倍晋三首相は二十五日、「桜を見る会」前日の夕食会を巡る首相在任中の国会答弁について衆参両院の議院運営委員会で「事実に反するものがあった。国会の信頼を傷つけた」と陳謝し、夕食会参加者の費用を補填していたことを認めた。”

 これらの報じ方では、なぜ安倍氏が議院運営委員会に「出席」したのか、わからない。通常の委員会開催ではないし、参考人招致や証人喚問でもない。安倍氏は、みずから申し出て、発言の機会を求めたのだ。「謝罪したい」と申し出たのか? 違う。「答弁を訂正する発言を行わせていただきたい」と、申し出ていたのだ。

 宮本徹議員がその文書をツイッターで公開している。日付は12月24日。「衆議院議員 安倍晋三」から「衆議院議長 大島理森殿」にあてられており、「答弁訂正に関する発言の申出について」と表題にある。

 本文はこうだ。

“私が、本会議及び委員会において、内閣総理大臣として行った答弁について、事実と異なる部分があることが判明いたしましたので、答弁を訂正する発言を行わせて頂きたいと存じます。お取り計らいのほど、よろしくお願い申し上げます。”

 そう。この場は、安倍氏が「答弁を訂正する発言を行わせて頂きたい」と求めたことに応じて開かれた場だった。なのに、そのことが各紙の1面記事に明記されていない。冒頭部分だけでなく、1面記事の本文全体の中にも見当たらない。これはどうしたことなのか。

2547名無しさん:2020/12/29(火) 21:45:30
>>2546

冒頭発言では答弁がどう「訂正」されたのか
 実際の議院運営委員会も、安倍氏が答弁を訂正する場として設けられていた。衆議院議院運営委員会の委員長の冒頭発言にはこうある。

「昨24日、議員安倍晋三くんから、大島議長宛に、本会議および委員会において内閣総理大臣として行った答弁について、訂正する発言を行わせていただきたい旨の申し出がありました。本件につきましては、理事会における協議に基づき、本委員会で行うこととなりました」

 そのうえで安倍氏が発言するのだが、安倍氏は議院運営委員会に集まった議員に向けた前置きの挨拶もなく、いきなり紙を読み始めた。およそ2分半にわたるその内容を以下に記す。これが「答弁を訂正する発言」と言えるのか、皆さんにご判断いただきたい。なお、この「読み上げ」のあとは、自民党・立憲民主党・公明党・日本共産党・日本維新の会・国民民主党の各議員からの質疑が計1時間続く形となった(その後、後述の通り、同様の形式で参議院議院運営委員会でも実施)。

*** 安倍氏の冒頭発言 ***

 昨日、私の政治団体である安倍晋三後援会の政治資金収支報告書2017年、2018年、2019年の3年分についての修正を行いました。これは今般の桜を見る会の前夜に行われていた夕食会に関する捜査の結果、新たに判明した事実、すなわち、同夕食会の開催費用の一部を後援会として支出していたにもかかわらず、それを記載しなかったとの事実が判明したことから、その修正を行ったものであります。
 こうした会計処理については、私が知らない中で行われていたこととはいえ、道義的責任を痛感しております。深く深く反省いたすとともに、国民の皆様、そして全ての国会議員の皆様に、心からお詫び申し上げたいと思います。

 桜を見る会前夜の夕食会につきましては、令和元年秋の臨時国会、本年の通常国会において幾度も答弁をさせていただきました。その中で、

”安倍晋三後援会は夕食会の主催はしたものの、契約主体はあくまでも個々の参加者であった。後援会としては収入もないし、支出もしていない。したがって、政治資金収支報告書に記載する必要はないと認識していた。夕食会における飲食代、会場費を含め(注)、支払いは個々の参加者からの支払いで完結していた。以上から、政治資金規正法などに触れるようなことはないとの認識である。”

といった趣旨の説明を繰り返しさせていただきました。

 しかしながら、結果として、これらの答弁の中には、事実に反するものがございました。
 昨日、大島衆議院議長、山東参議院議長に対し、先の本会議および委員会において、当時の内閣総理大臣として行った答弁を正すための機会をいただきたいとの申し出を提出させていただきました。本日、国会のご配慮により、このような機会をいただきましたことに心より感謝いたします。

 本日、この議院運営委員会の場におきまして、改めて事実関係を説明し、答弁を正したいと思います。改めて全ての国会議員の皆様に、深く心よりお詫び申し上げます。

(注:衆議院における実際の発言は「飲食代、会費、会場費を含め」であるが、参議院においては「飲食代、会場費を含め」と発言しており、読み上げミスと判断し、そちらに合わせた)

***(冒頭発言終わり)***

2548名無しさん:2020/12/29(火) 21:45:53
>>2547

「訂正」箇所が不明なら、質疑の前提条件が整っていない
 いかがだろう。「これで終わり?」というのが筆者の率直な感想だった。

 「訂正」をおこなうとは、どこがどう間違っていたか、正しくはどうであるかを説明することだ。辞書によれば「訂正」とは、「誤りを正しくなおすこと。ことばや文章の誤りをただし改めること(日本国語大辞典)」「誤りを正しく直すこと。特に言葉や文章・文字の誤りを正しくすること(デジタル大辞泉)」だ。

 しかしこれでは、答弁をどう「訂正」したのか、わからない。「これらの答弁の中には、事実に反するものがございました」と発言するだけでは、これらの答弁の中の、どの部分が事実に反していたのか、そして事実はどうであったのか、わからない。これでは答弁の「訂正」とは言えない。

 例えば発表した論文について疑義が呈され、論文の内容を訂正する場合を想定してみればよい。「論文の中に、誤った記述がありました」と説明するだけで事足りるとは到底、考えられないだろう。1つ1つ、どの記述が誤りであるか、そして、正しくはどうであるか、正誤表を作って説明すべきものだ。論文そのものを撤回するのならともかく、そうでないなら、正誤表は欠かせない。

 なのに安倍氏は、前夜祭に関するすべての答弁を撤回するわけでもなく、「これらの答弁の中には、事実に反するものがございました」と発言するだけで済ませている。答弁をすべて撤回するなら、予算委員会の審議時間を返せ、ということになるだろうし、議員辞職を迫られるだろう。だから「これらの答弁の中には、事実に反するものがございました」という言い方で済まそうとしているのだろうが、これでは到底、「訂正」とは言えない。

 安倍氏の説明の持ち時間が限られていたとは考えにくい。前日に立憲民主党の安住淳国対委員長が語ったところによれば、安倍氏の冒頭発言を除き1時間程度の質疑ということで与野党で合意されていたようであるため、冒頭発言が長引いたとしても、質疑時間が削られることはなかったはずだ。

2549名無しさん:2020/12/29(火) 21:46:34
>>2548

どの答弁がどう訂正されたのか
 安倍氏のこの時の発言をもう一度、確認してみよう。「事実に反するものがあった」と語られるだけでは、正誤表の「誤」の欄だけが記載されるのと同じだ。

 しかも安倍氏は「この4点について」と語っているが、それが何を指すのか、判然としない。安倍氏が読み上げた内容は下記であり、4点ではなく5点であるように見える。このうちどれとどれをまとめて4点とみなしているのかも、わからない。

1.安倍晋三後援会は夕食会の主催はしたものの、契約主体はあくまでも個々の参加者であった。
2.後援会としては収入もないし、支出もしていない。
3.したがって、政治資金収支報告書に記載する必要はないと認識していた。
4.夕食会における飲食代、会場費を含め、支払いは個々の参加者からの支払いで完結していた。
5.以上から、政治資金規正法などに触れるようなことはないとの認識である。

 正誤の問題に戻れば、「同夕食会の開催費用の一部を後援会として支出していた」という「新たに判明した事実」が冒頭発言で語られていたので、上記の「2」については、正しくは支出があった、ということはわかる。

 しかし、例えば「1」の「契約主体はあくまでも個々の参加者であった」という過去の答弁については、事実はどうであったのか。この冒頭発言の中で、安倍氏は何も語っていない。本来であれば、「正しくは、契約主体は〇〇でありました」というところまで語って初めて、答弁の「訂正」となるはずだ。

本来報じられるべきだった、「訂正」なき冒頭発言
 だから、本来はこの議院運営委員会の様子を報じる際には、まず、

●安倍前首相は答弁の訂正を求めて国会に出向いた
●しかし冒頭発言で安倍氏はどの答弁をどう訂正するのか、明言しなかった。答弁の中には事実に反するものがあったとするのみであった。
●後援会による支出の補填があったという、検察の調査によって認められた事実は、「新たに判明した事実」として語られたが、それ以外は、過去の答弁について、具体的な訂正をせずに質疑に臨んだ。

ということが報じられるべきだった。なのに、それが報じられなかった。

 なぜ、あの場で質疑に移行することを止めたのか、吉川沙織議員にも取材して記事にすべきだった。しかし、おこなわれなかった。かろうじて東京新聞が26日「こちら特報部」で下記のように報じたが、「反発」という表現〈参照:連載第8回〉では、問題が伝わらない。

“参院で議員運営委員会が始まったのが午後三時十五分。安倍氏が「結果として(過去の)答弁の中には事実と反するものがあった」と語りだすと、野党議員たちは「具体性に欠ける」と反発して委員長の周りに集まり、一時中断した。”

 安倍氏の冒頭発言では適切に答弁の「訂正」がおこなわれなかったからこそ、そのまま質疑に入ることはできないと、吉川議員が議事進行に異議を唱えたはずなのだ。不当な妨害行為ではなく、正当な介入であったはずだ。なのに、なぜ「反発」なのか。

 「具体性に欠ける」と、という表現も的確ではない。「具体性に欠ける」というのは委員長の言葉だ。吉川議員らは、「具体性に欠ける」と漠然と指摘したのではなく、「これでは訂正とは言えない」と指摘したのだろうと思う。しかし、記者は吉川議員には取材しておらず、吉川議員の行動の意図は明らかにされないままとなっている。

 「反発」という書きぶりの問題点は、「政治と報道」をめぐる短期集中連載の第8回で指摘した通りだ。「反発」という言葉は、理がなく感情的にリアクションを返しているように見える。このときの吉川議員の行動は、「反発」ではなく「抗議」だろう。

2550名無しさん:2020/12/29(火) 21:46:44
>>2549

 この東京新聞「こちら特報部」の「『桜』疑惑 安倍氏国会質疑」という記事(中山岳、榊原崇仁の署名入り)のリード文では、下記の通り、これが「答弁を訂正する」場であったことを正しく伝えていた。

“「桜を見る会」夕食会をめぐる政治資金規正法違反事件で、不起訴となった安倍晋三前首相が二十五日、国会で、「答弁を訂正する」との趣旨で、事件に関する説明を行った。”

 それだけに、この書きぶりは残念だ。

 またこの記事には立憲民主党の辻元清美氏の質疑について、こういう記述もある。

“言葉ばかりの反省に「何をしにここに来られた」「相変わらず変わっていない」といらだちをぶつけた辻元氏。”

 この「いらだちをぶつけた」という表現も、適切ではない。実際の映像を衆議院インターネット審議中継からご確認いただきたい(0:48:04〜)が、辻元氏は感情を抑えて、実に冷静に安倍氏に迫っている。

 冷静に迫っているからこそ、その質疑には凄みがある。なのに、「いらだちをぶつけた」と表現すると、これもまた、理もなくワーワーと騒いで見せているように見えてしまう。

 なお、26日の朝日新聞は、下記の社会面の記事のリード文では、“安倍氏自らが「説明したい」と申し出ての実施だったが、詳細を語る場面はなく、「秘書任せ」「他人任せ」の姿勢に終始した。”と記している。

●核心答えぬ安倍前首相 議運後には「説明責任果たした」(朝日新聞 2020年12月27日)

 自らの申し出による場だったということはこの記述でわかるが、しかし、「説明したい」と申し出たのではない。「答弁を訂正する発言を行わせて頂きたい」と安倍氏は申し出たのだ。

 その違いは看過すべきではない。「答弁を訂正する発言を行わせて頂きたい」を「説明したい」と言い換えることは、国会という場の重みを報道が軽視してしまうことになるからだ。

2551名無しさん:2020/12/29(火) 21:47:14
>>2550

説明責任を果たしたという説明を通してしまう報道のあり方
 議院運営委員会が25日に開かれたのは安倍氏が「答弁を訂正する発言を行わせて頂きたい」と求めたためであったが、安倍氏はどの答弁をどう訂正するのは、明言しなかった。しかし、そういう事情が報じられず、冒頭発言もその後の質疑への答弁も区別することないまま、この日の様子は各紙で報じられた。

 安倍氏はこの国会答弁の後、ただちに記者団の取材に応じ、「説明責任を果たすことができた」と語っている。さらに次期衆院選に「出馬して国民の信を問いたい」とまで語っている。

●核心答えぬ安倍前首相 議運後には「説明責任果たした(朝日新聞 2020年12月27日)

 冒頭発言の様子を見れば、説明責任を果たしていないことは明らかだ。なのに、冒頭発言も質疑への答弁も区別せずに発言内容を報じてしまうと、野党は「疑惑が解明されていない」と主張し、安倍氏は「説明責任を果たすことができた」と主張したという、互いの様子を両論併記するだけに終わってしまう。

 それでは、国会で語ることによって「説明責任を果たした」という体裁を取ろうとした安倍氏の土俵に、報道が乗ってしまうのではないか。あの場がどう設定された場であり、冒頭に安倍氏が何を語ったのかが整理されて報じられていれば、「説明責任を果たした」という主張は通らないことが読者に伝わるのに、それが伝わらない形になってしまっている。筆者はそのことに非常にモヤモヤするのだ。

 同25日には18時から菅義偉首相も記者会見をおこなっている。その中でこの日の安倍氏の国会答弁について、最後の質問で「説明責任を果たされたかどうか、どう感じられるのか」と朝日新聞の星野記者に問われた菅首相は、

「説明責任を果たされたかどうか。今回のことにおいて、安倍前総理は、記者会見をされて、そして国会の求めに応じて、今日、国会で説明をされているというふうに思っています。ですから、そのことにおいて説明はされてきたのではないでしょうか」

と語っている。

「国会の求めに応じて」ではなく、安倍氏がみずから申し出て発言の機会を得ておこなった答弁であるにもかかわらず、このようにその位置づけが都合よく「上書き修正」されてしまう。報道がこの議院運営委員会の位置づけを適切に報じなければ、このような「上書き修正」がおこなわれたということさえ、市民は気づけないのだ。それだけ報道の役割は大きいのだ。

 なお、筆者は25日夕方に朝日新聞の取材を受けた。26日朝刊に、上にも紹介した下記の朝日新聞の社会面の記事で、筆者のコメントが田原総一朗氏のコメントと共に掲載されている。

●秘書任せの安倍前首相 田原氏も「全く緊張感感じず」(朝日新聞 2020年12月26日)

 その中で、筆者のコメントは、こう掲載された。

“自ら答弁を訂正したいと申し出たのに、何を訂正したいのか結局はっきり言わなかった。どこが間違っていたのか、事実はどうなのかを文書で示した上で質問を受けるべきだが、それもせず、問い詰められてようやく認める、消極的な姿勢に終始した。時間も不十分で、説明したという体裁だけ整えようとしたのが明らかだ。(以下、略)”

 しかし、自ら答弁を訂正したいと申し出たのに訂正内容を明言しなかったということは、本来は記事本文で記者がみずから書くべきことだったと思うのだ。

<12/28 14:19追記>

 記事公開後に読者の方より、参議院議院運営委員会で二度、速記が止まった場面での吉川沙織議員(立憲会派筆頭理事)らの音声がTBSの映像から、一部、聞き取れることをご教示いただいた。

●【LIVE】安倍前首相 国会でどう説明?(参院議運委)(2020年12月25日)

 そこで、その内容を書き起こしておきたい。聞き取りにくいので、書き起こしは不完全なものであることはご了承いただきたい。

2552名無しさん:2020/12/29(火) 21:47:24
>>2551

 まず、映像の26:12、安倍前首相が冒頭発言を終えたあとで吉川沙織議員が手を挙げて委員長席に向かい、他の理事たちを集めて協議をおこなった場面だ。

●吉川沙織議員(立憲会派筆頭理事):衆議院と、ほぼ、一言一句、一緒でした。
●長谷川岳議員(自民党・筆頭理事):はい。
●森本真治議員(立憲民主党・理事):どこが事実だと……。
●長谷川議員:はい、わかりました。今から……。
●吉川議員:あの、「わかりました」でなくて……。
●長谷川議員:今から……。
●吉川議員:あれだけ委員長も交えて……(水落敏栄委員長が頷く)
●長谷川議員:わかってます。
●吉川議員:いや、わかってますじゃなくて、何のために、二院制を取っているのか。
●森本議員:ちょっと……。
●吉川議員:ちょっと。はい。
●森本議員:ちょっと、じゃあ、一回、止めて。
(長谷川議員が安倍前首相の答弁席に近づき、文書を示しながら何かを語る。安倍前首相は手に持っていたファイルを開く。その間に、吉川議員が委員長席の周辺で)
●吉川議員:ほぼ、一緒でした。「当時……確認し、当時を確認し、知りうる限りの認識において」が入っただけで、ほぼ(衆議院議院運営委員会での冒頭発言と)一緒でした。……え?……ええ。
●森本議員:……(聞き取れず)説明するっていうことで……。
●吉川議員:お願いしますよ。これ、常会にかかわって、参議院の権威に関わる話なんで。衆議院の審議を踏まえての参議院なんで。……昨日から言ってるんですから。……はい、質疑はもちろん、やります。
●森本議員:もう一回、ちょっと。

 その後、記事にも記したように、安倍前首相から、「ただいま理事の方々からご指摘がございましたが、答弁の中で4点申し上げたところでございますが、この4点についてですね、事実でないものがあったということを、で、ございますが、しかしながら、結果としてですね、事務所が支出を、桜を見る会の前夜の夕食会について、支出をしていなかった、ということも含めて、答弁の中には事実に反するものがございました、ということでございます」という答弁がおこなわれる。そしてその後、再び、吉川議員らが委員長席に集まる。

●吉川議員:あの……(音声が入っていないため、聞き取れず)……
●長谷川議員:ぎりぎり……。
●吉川議員:いや、でも、「申し開きしたい」とおっしゃった安倍前総理の場を設けたのは国会ですよ。
●長谷川議員:わかりました。
●吉川議員:国会、118回、違った答弁をされたんですよ。
●長谷川議員:わかりましたので。私からですね、誠実に。
●吉川議員:誠実に。
●水落委員長:誠実に、言うように、申し上げますから。

 その後、委員長から「安倍前総理の冒頭のご発言につきまして、具体性に欠けるのではないかというご指摘がございました。安倍前総理におかれましては、この後の答弁で、誠実にお答えいただきますようお願いしたいと存じます」と発言があり、質疑の時間に移った。

◆【短期集中連載】政治と報道 緊急番外編

<文/上西充子>

【上西充子】
Twitter ID:@mu0283
うえにしみつこ●法政大学キャリアデザイン学部教授。共著に『大学生のためのアルバイト・就活トラブルQ&A』(旬報社)など。働き方改革関連法案について活発な発言を行い、「国会パブリックビューイング」代表として、国会審議を可視化する活動を行っている。また、『日本を壊した安倍政権』に共著として参加、『緊急出版! 枝野幸男、魂の3時間大演説 「安倍政権が不信任に足る7つの理由」』の解説、脚注を執筆している(ともに扶桑社)。単著『呪いの言葉の解きかた』(晶文社)、『国会をみよう 国会パブリックビューイングの試み』(集英社クリエイティブ)ともに好評発売中。

ハーバー・ビジネス・オンライン

2553とはずがたり:2020/12/29(火) 22:37:08

トイレに現れ無言でねじ込んで来るとかどんだけ変態やねん。

「トイレに現れ、無言で現金」
河井元法相、受領の元県議証言
https://this.kiji.is/715138616339873792
2020/12/25 18:45 (JST)12/25 19:01 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社

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 昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公選法違反(買収、事前運動)罪に問われた元法相の衆院議員河井克行被告(57)の公判が25日、東京地裁で開かれた。証人として出廷した元広島県議(81)が、選挙戦の演説会場でトイレに入ると、突然現れた元法相から無言で現金入り封筒を渡されたと説明した。

 証言によると、元県議は昨年7月、元法相の妻で参院議員の案里被告(47)=同法違反罪で公判中=の陣営の演説会に出席。トイレで小便器の前に立つと、上着のポケットに突然封筒が入れられ、横に元法相がいた。会話はせず、元法相はすぐトイレを出た。現金は30万円だった。

2554名無しさん:2020/12/31(木) 21:13:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/bedc49bff18352e1840fe1ff61470b1355daa351
「菅政権」を直撃! 2つの「政治とカネ」問題が意味すること、再発防止策とは?
12/31(木) 17:04配信
デイリー新潮

北島純
社会情報大学院大学特任教授専門は情報戦略、腐敗防止。最近の論文に「外国公務員贈賄罪の保護法益に関する考察―グローバルな商取引におけるインテグリティ」(社会情報研究第1巻第1号)「グローバル広報とポリティカル・コンプライアンス」(社会情報研究第2巻第1号)等がある。

週刊新潮WEB取材班編集

2020年12月31日 掲載

新潮社

2555名無しさん:2021/01/01(金) 11:37:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d2dcd5099eb3a88f470aeb6addfc7ddac68365b
吉川元農水相、計1800万円受領か 在任中の前後にも
1/1(金) 5:00配信

 自民党衆院議員だった吉川貴盛・元農林水産相(70)=北海道2区、議員辞職=が大臣在任中、鶏卵生産・販売大手「アキタフーズ」(広島県福山市)の前代表(87)から計500万円を受領した疑いがある事件で、前代表が東京地検特捜部の任意聴取に、大臣在任の前後にも計1300万円を渡したと供述していることがわかった。特捜部は出金記録や前代表のスケジュール帳を照合して授受の日付を特定し、総額は2015〜20年の14回で計1800万円になるとみている模様だ。

 特捜部はこのうち大臣在任中の500万円について、大臣の職務に絡む賄賂の疑いがあるとみて収賄容疑で立件する方向で検討。その他の授受は事件の背景事情として調べている。吉川氏関連の政治団体の政治資金収支報告書(20年分は未公開)には、政治資金規正法が義務づけている収入の記載はいずれもない。

 吉川氏は安倍内閣で18年10月〜19年9月に農水相を務めた。関係者によると、この間に3回で計500万円を前代表から大臣室とホテルで受領したとされる。

 現金授受はさらに15〜18年の大臣就任前に9回計1100万円、19〜20年の退任後にも2回計200万円あった疑いが新たに判明した。いずれも前代表が吉川氏本人に議員会館の事務所などで渡し、領収書は受け取っていないという。吉川氏の事務所から31日夕までに取材への回答はなかった。

朝日新聞社

2556名無しさん:2021/01/01(金) 11:41:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad5766de434ab0a1e50abe7875c4b187e84f7cb6
議員年金の復活検討 自民党 「特権」に世論反発も
2020/12/31(木) 16:32配信

 自民党が2006年に廃止された国会議員互助年金と、11年廃止の地方議員年金の復活に向けた検討に入った。引退後の生活を保障し、なり手不足などを解消するのが狙い。しかし、受給資格を得るまでの期間の短さや、多額の公費負担から「議員特権」と批判されて廃止した経緯があり、世論の反発も予想される。

 二階俊博幹事長が20年9月の菅政権発足直後、党幹部に制度復活の検討を指示。新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、党幹部は「コロナが収束すれば検討を本格的に進めていく」と話す。21年秋までにある衆院選を見据えて、地方議会からの要望が強い地方議員年金を優先させ世論の反応を見極める案も浮上する。

 議員年金は引退後の所得保障を目的とし、国会議員が1958年、地方議員が61年に制度創設。国会議員の場合、保険料は年126万6千円で10年間支払えば、65歳から年412万円が支給され、在職期間が1年増えるごとに年8万2400円増額されるという仕組みだった。しかし、公的年金に比べて受給資格を得る期間が短いことや、7割に上る公費の支出が疑問視され、06年に廃止された。

 地方議員年金も同様の指摘があったほか、市町村合併で保険料を払う議員が減り財政破綻が見込まれたため、11年に廃止した。

 兼職・兼業が禁止される議員は国民年金しか入れない。引退後の生活が安定しないとして各地方議会が議員の厚生年金加入を可能とする法整備を求めている。

2557名無しさん:2021/01/01(金) 15:20:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/69bcd8db237bc8f095d0ba79610a45af0f41bfcc
辛坊治郎氏 安倍氏は「全体像知ってた」「何で大騒ぎされなきゃいけないんだという意識」
2020/12/25(金) 19:30配信

 フリーキャスターの辛坊治郎氏(64)が25日、読売テレビ「かんさい情報ネット ten.」に出演し、安倍晋三前首相が「桜を見る会」〝前夜祭〟費用補填問題を巡り、衆参両院の議院運営委員会で過去の答弁を訂正、謝罪したことについて言及した。

 辛坊氏は「これ本人(安倍氏)が聞くと強く否定するだろうと思いますけど、多分大まかな全体像は知ってたと思いますよ」ときっぱり。「知ってたんだけど、『別にどっかから金もらったわけでもないし、会場費等自腹切って補填して、それがなんでこんな大騒ぎされなきゃいけないんだよ』という意識なんだと思います」と分析した。

 加えて「ただね20年前ならそれが通用したかもしれませんが、今はそれが通用する時代じゃないんだというのは、肝に銘じないと。多分多くの昔ながらの政治家は似たような意識なんだと思う」と述べた。

 今後については「告発した側が検察審査会に申し立てるのは間違いない。その後2回続けて起訴相当ということになると、起訴される可能性はありますけども、ちょっと過去の例でいくとそこまでいく可能性は薄い」と指摘。

 この日、立憲民主党の辻元清美氏は、会場のホテルが発行した明細書の提示を要求。安倍氏は「公表は営業上の秘密」とするホテル側の説明を持ち出し拒否した。

 これに辛坊氏は「ホテルの明細が何で重要かというと、1回あたり大体180万円ぐらい補填してるんですが、全部会場費だった場合、帳簿の見直しだけで済む。だけど180万の内いくらかでも飲食に使われてると、利益供与ということになって、ちょっと様相が変わってくる。だから出したくないというところはあるんだと思います」と解説した。

東京スポーツ

2558名無しさん:2021/01/07(木) 14:13:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/5297cd1bcf98b0a8e6d50ad4b90d2a36eeb9855b
安倍氏の事務所「ホテル発行の明細書と領収書なく、再発行もできない」…桜問題
1/6(水) 19:47配信

 立憲民主、共産、国民民主、社民の野党4党は6日、安倍前首相の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭を巡り、安倍氏の事務所から「ホテルが発行した明細書と領収書は手元になく、再発行もできない」との回答が文書であったと明らかにした。回答は5日付。立民などが昨年末、明細書などを提示するよう書面で要求していた。

 立民などは6日、安倍氏の事務所に対し、ホテルに明細書と領収書の再発行を依頼するよう再度、書面で求めた。立民の黒岩宇洋衆院議員は記者団に「安倍前首相は1年間、虚偽答弁を続けてきた。説明責任を果たしてほしい」と述べた。

2559名無しさん:2021/01/07(木) 14:27:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/f611d0a185af5b16b9407bcf33d81404a8054873
安倍事務所「領収書は再発行できない」 「桜」回答、野党再質問へ
1/6(水) 19:34配信

 立憲民主党など野党4党の「桜を見る会」追及本部は6日、前夜祭の疑惑を巡り、昨年12月末に安倍晋三前首相に送った質問状に対する回答を5日に受け取ったと明らかにした。前夜祭の会場となったホテルが発行した明細書や領収書の提示を求めていたが、安倍氏側は「(ホテルから)再発行しないと確認している」などと拒否した。野党は回答が不十分として再質問する文書を送付した。

 安倍事務所は回答書の中で、明細書について「以前もホテル側に再発行しないと確認している」と指摘。領収書も「すでに参加者等宛てに領収書が発行され、宛先や金額が異なる領収書は発行できない」と提出を拒否した。訂正した安倍晋三後援会の政治資金収支報告書に前夜祭の費用補?(ほてん)の原資が記載されているか、との質問には「記載すべき内容について弁護士らと協議して所要の修正を行った」とだけ答えた。

 本部事務局長の黒岩宇洋・立憲国対委員長代理は記者団に「参加者に領収書を配ったとしても、(安倍氏側に対する)補?分の領収書は出せるはずだ」と批判。明細書が出せないことについても「(検察捜査が明らかになった)昨年11月以降も再発行をホテルに確認したのか」と疑問を呈し、安倍事務所に同じ趣旨の質問状を再送付した。【宮原健太】

2560名無しさん:2021/01/14(木) 10:50:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/23a1922c3a65554e75846eef7d4dc3a43b694499
克行被告裁判“買収”感じなかった証人も
1/12(火) 18:48配信

元法務大臣の河井克行被告の公判が1月12日に行われ、広島県の宮本新八県議、岡崎哲夫県議と石橋竜史市議が証人として出廷。受け取った現金の趣旨について、参院選の応援依頼だと思ったと証言する証人がいる一方で、自らの選挙の当選祝いだと思ったと述べて、買収の意図を感じなかったとする証人もいました。

12日の裁判では、午前の法廷に宮本新八県議が証人として出廷。宮本県議は、おととし3月と5月の2回にわたり、克行被告からあわせて50万円を受け取ったと証言。

1回目は、おととし3月に後援会事務所で克行被告から、妻の案里被告の参院選について「応援してください」「助けてください」などと言われた後に、机の下で周りから見えないようにして「これ」と白い封筒を渡されたと述べました。

一度は断ったものの、「まあまあ」と手渡されたとし、現金の趣旨については「参院選を手伝ってほしいという意味だと思いました」と話しました。

また、机の下で渡されたことについては、「表に出してはいけないものだということです」「公職選挙法違反だと思いました」とし、封筒の中には現金30万円が入っていたと述べました。

そして、2回目はおととし5月に克行被告から商工会の会議室に呼び出され、「これ、いつものだから」と言われて白い封筒を渡されたと証言。

宮本県議は「今は時期が悪い」と断るも、「まあまあ」と差し出され、交付金にしては封筒が厚く、参院選の応援依頼の趣旨を感じながらも、克行被告との良好な関係を壊したくないという思いから現金20万円を受け取ったと述べました。

午後の法廷には、岡崎哲夫県議が出廷。岡崎県議は、おととし3月に案里被告から現金30万円、6月に克行被告から現金20万円を受け取ったと証言。また5月にも、案里被告から現金を渡されそうになったことがあったと述べました。

おととし3月には、案里被告が事務所を訪れ、「当選おめでとうございます。二階幹事長からお祝いを預かってきました」と言って封筒を差し出し、中には現金30万円が入っていたとし、県議選の当選祝いと参院選の応援依頼の趣旨を感じたと述べました。

そして6月には、克行被告が事務所を訪れ、「いろいろお世話になっております。20万円入っておりますのでお使いください。大変厳しい選挙でございます」と言いながら封筒を机の上に置いたと証言。

岡崎県議は、現金の趣旨について「私の選挙区に対する案里被告の票の掘り起こしであろうと思いました」「選挙依頼という違法性のあるお金だと思いました」としながらも、強く押し返さず、現金20万円を受け取ったと話しました。

現金を受け取ったことについて、「大変浅はかで慎重さに欠けた軽率な行いだと思って反省をしております」と述べました。

その後には、広島市の石橋竜史市議が出廷。石橋市議は、おととし5月に克行被告から事務所に呼ばれ、「石橋さん、このたびは当選おめでとうございます。これを取ってください」と言われ白い封筒を渡されたと証言。「即座にお金かと思いました」と述べ、現金の趣旨について、市議選の当選祝いと、自身を手なずけておこうという目的を感じたと話しました。

検察側から、「参院選の応援依頼だとは思わなかったか」とたびたび問われるも、「一切思いませんでした」と述べ、買収の意図は感じなかったと証言しました。

そして、石橋市議は、当選祝いであっても他人からお金を受け取ることは信条に反するとして、「勘弁してください」と断るも、「私の内ポケットの懐に封筒を入れて『取っておきなさい、2人だけの秘密だからね』と言われました」と述べ、現金30万円を受け取ったと証言しました。

【公判を追う】河井夫妻・選挙違反事件克行被告公判(1月12日)

2561名無しさん:2021/01/17(日) 12:01:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/0165cd2ee331b8289e2a50f335b73707e35c91e2
元農水相側から「資金必要」 河井被告介し、賄賂認定200万円
1/17(日) 7:58配信

 元農林水産相の吉川貴盛被告(70)=収賄罪で在宅起訴=をめぐる汚職事件で、贈賄罪などで在宅起訴された鶏卵生産大手「アキタフーズ」グループ元代表の秋田善祺(よしき)被告(87)が平成31年3月に手渡し賄賂と認定された現金200万円について、吉川被告側が「資金が必要」と催促していたことが16日、関係者への取材で分かった。吉川被告は「預かっただけ」などと現金授受に消極的だった旨の供述をしているが、実態は異なる可能性がある。

 関係者によると、吉川被告側の現金の要望を伝えたのは、元法相で衆院議員、河井克行被告(57)=公選法違反罪で公判中=だったという。吉川被告と克行被告は衆院初当選が平成8年の同期で交流が長く、秋田被告に吉川被告を紹介したのも克行被告だった。

 関係者によると、秋田被告は克行被告から25年に農水副大臣に就任した吉川被告を紹介されて以降、夏は「お中元」、年末には「お歳暮」として現金を提供。3月にも複数回の授受があり、31年も「吉川被告が資金を必要としているらしい」と克行被告から伝えられ、大臣在任中の3月26日に200万円を手渡した。

 秋田被告は東京地検特捜部の調べに「養鶏業界を理解してほしかった。現金は渡していたが、同時に何かを依頼したことはない」などと供述。吉川被告とともに現金の授受自体は認めた上で、趣旨を一部否認している。

 起訴状などによると、吉川被告は農水相だった平成30年10月〜令和元年9月、業界団体が、家畜のストレスを減らす飼育方法「アニマルウェルフェア」(AW)の国際基準案や、日本政策金融公庫の融資に関して便宜を受けたいという趣旨と知りながら、3回にわたり、大臣室などで現金計500万円を受領したとしている。

2562名無しさん:2021/01/19(火) 23:36:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/67f0c8e547b1d491f022837423171957cba57e6c
自民、170億円で9年連続首位 21年の政党交付金試算
1/19(火) 20:34配信

 総務省は19日、2021年分の政党交付金の受け取りを8政党が届け出たと発表した。共同通信が各党への配分を試算した結果、自民党が20年の交付額から2億3900万円減の170億2100万円で、9年連続の首位となった。実際の交付額は、21年中に実施される衆院選の結果を受けて再算定されるため、試算から変動する。

 交付金総額は317億7300万円。自民党の次に多かったのは立憲民主党で68億8900万円。国民民主党は、野党の中で立憲民主党の次に多い24億円だった。

 公明党は30億500万円、日本維新の会は18億1700万円、社民党は3億1200万円だった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/10db78e1fd0f136c79f1d5fa013c4d8e928bd190
立憲68億円、国民24億円 21年政党交付金
1/19(火) 18:44配信

 総務省は19日、2021年分の政党交付金について8党から受給申請があったと発表した。

 交付金総額は317億7300万円(100万円未満切り捨て)。時事通信の試算によると、昨年9月の野党合流で結成した立憲民主党は68億8900万円。合流に加わらなかった議員で結成した国民民主党は24億円だった。

 各党への配分は1月1日時点の所属国会議員数と、前回衆院選と直近2回の参院選の得票数に応じて決定する。交付金制度廃止を掲げる共産党は申請しなかった。

 最多は自民党の170億2100万円。河井克行元法相や吉川貴盛元農林水産相など不祥事による離党や議員辞職が相次ぎ、前年比1.4%の微減だった。この他の政党への配分額見通しと増減は次の通り。

 公明党30億500万円(0.8%減)▽日本維新の会18億1700万円(1.9%減)▽社民党3億1200万円(13.9%減)▽NHKから自国民を守る党1億6600万円(0.5%減)▽れいわ新選組1億6000万円(0.5%減)。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f970110dff86066b5ab23cc4e3fe4576f4d6bf88
政党交付金 自民170億・立憲民主69億
1/19(火) 18:47配信

国から各政党に渡される政党交付金。今年は自民党に170億円、立憲民主党に69億円、交付される見通しです。

政党交付金は国民1人あたり250円、総額で318億円を国政選挙での獲得票数と、国会での議席割合をもとに、各政党に分配するものです。

1月1日時点のデータをもとに試算したところ、自民党には170億円、立憲民主党には69億円、公明党には30億円、国民民主党には24億円、日本維新の会には18億円、社民党には3億円、NHKから自国民を守る党には1億7000万円、れいわ新選組には1億6000万円がそれぞれ交付される予定です。

野党勢力の結集を目指して、去年9月に立ち上がった新しい立憲民主党ですが、政党交付金の試算額でみると、自民党には2.5倍近くの差をつけられています。

今年は秋までに衆議院議員選挙が行われる予定で、その結果により、各政党が受け取る金額は増減します。なお制度に反対する共産党は今年も政党交付金を受ける手続きを行っていません。

※試算額は1000万円の位で四捨五入、NHKから自国民を守る党と、れいわ新選組は100万円の位で四捨五入しました。

2563名無しさん:2021/01/21(木) 16:53:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8b255be63232daa48865b4bbfc17055f5139c37
案里被告に有罪、執行猶予判決 確定すれば失職、一部無罪 公選法違反事件
1/21(木) 15:05配信

 2019年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、公選法違反罪に問われた河井案里被告(47)=参院広島=の判決公判が21日、東京地裁であり、高橋康明裁判長は江田島市議への現金提供を無罪とした上で、残る広島県議4人への買収罪の成立を認め、懲役1年4月、執行猶予5年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。判決が確定すれば、案里被告は失職する。

 検察側によると、案里被告の陣営を仕切っていた夫で元法相の克行被告(57)=衆院広島3区=が事件を主導。案里被告を当選させる目的で19年3〜8月、地方議員や後援会員ら100人に計2901万円を配ったとされ、案里被告はこのうち奥原信也、岡崎哲夫、下原康充、平本徹の4県議と胡子雅信江田島市議の計5人に対し、同年3〜6月に計170万円を渡したとして起訴されていた。

 公判では、この5人が現金を受け取った場面を具体的に説明し「参院選で応援してほしいのだと思った」「選挙違反の金だ」などと証言。検察側は「自らの被買収罪という犯罪行為を認める証言で、十分に信用できる」と強調した。

 一方、弁護側は胡子市議への現金提供について「案里被告が現金を渡した事実はなく、秘書が渡していたとしても被告自身は知らず、一切関与していなかった」と指摘。4県議への提供分も「被告が県議当時にお世話になった県議らに感謝の気持ちから、(19年春の県議選の)陣中見舞いか当選祝いとして現金を渡した。買収の意図はない」などと反論し、いずれも無罪を主張していた。

 公判は20年8月25日に始まり、29回開かれた。起訴から100日以内に判決を出すよう努める「百日裁判」として審理されたが、実際には同年7月8日の起訴から6カ月を経て判決の言い渡しとなった。

 克行被告の公判は、弁護人解任の影響で中断した上、「被買収者」が100人と多いため、判決言い渡しは春以降にずれ込む公算が大きい。

中国新聞社

2564名無しさん:2021/01/21(木) 17:06:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/caefb372c97f7166477b4a8bccb7a8662667d235
河井案里議員に有罪判決、「私を信じて」の訴え届かず失職は時間の問題
1/21(木) 15:50配信

 2019年7月の参院選広島選挙区を巡る選挙違反事件で、公職選挙法違反(買収、事前運動)の罪に問われた参院議員、河井案里被告(47)の判決公判が21日、東京地裁で開かれ、高橋康明裁判長は懲役1年4カ月、執行猶予5年(求刑1年6カ月)を言い渡した。夫の元法相、克行被告(57)=公判中=と共に、国会議員夫妻がそろって逮捕・起訴されるという憲政史上初の事件。発端となった公設秘書の公判は既に確定し、広島高検が案里被告の当選無効を求める行政訴訟を広島高裁に起こしている。逮捕前から一貫して事実関係を否定し、最終陳述では「私を信じて」と身の潔白を訴えた案里被告だったが、外堀は完全に埋まり、失職は時間の問題だ。(事件ジャーナリスト 戸田一法)

● 夫妻とも買収の趣旨を否定

 起訴状によると、案里被告は克行被告と共謀して19年3〜6月、投票と票の取りまとめを依頼する趣旨で地元議員5人に現金170万円を供与。また、参院選公示前に選挙運動をした(※克行被告の起訴内容は同3〜8月、地元の首長や議員、後援会幹部、選挙運動員ら100人に現金計約2900万円を供与。公示前に事前運動したとされる)。

 案里被告は19年7月、参院選で初当選。克行被告は9月に法相に就任したが、翌10月に案里被告の公設秘書らが運動員に違法な報酬を支払っていた疑惑が浮上したのを受け、辞任していた。

 公設秘書らは公選法違反容疑で逮捕・起訴され、20年6月に広島地裁で執行猶予付き有罪判決を受けた(同11月、最高裁で確定)。一方、河井夫妻は6月、東京地検特捜部に逮捕され、7月に起訴。8月の初公判ではいずれも起訴内容を否認し、無罪を主張していた。

 初公判が開かれたのは8月25日。東京地裁で一番広い104号法廷で開かれた。案里被告は克行被告と共にスーツ姿で、傍聴席などに何度か頭を下げてから被告人席に座った。人定質問で職業を問われた案里被告は「参院議員です」とはっきりした口調で答えた。

 発言を許されると「(支援者の方々らに)大変ご迷惑をおかけし、大きな政治不信を招いたことをおわびします」と謝罪。その上で「夫と共謀した事実はありません」ときっぱり。終始、落ち着いた様子だった。

 公判の最大の争点は「現金の趣旨」だったが、夫妻はいずれも現金供与の事実を認めた上で「(参院選直前の)統一地方選に立候補していた方々への陣中見舞いや当選祝いだった」とし、投票や票の取りまとめの趣旨ではなかったと起訴内容を否認した。

 検察側は冒頭陳述で、克行被告が選挙運動の全体を取り仕切り、連座制の対象となる「総括主宰者」だったと指摘。克行被告は指摘を否定したが、案里被告は「夫が選挙運動を取り仕切っていたのは間違いない」と追認した。

 案里被告の弁護人は、現金を供与された地元議員について「検察官との間で『起訴しない』という約束で供述調書が作成された。任意性は認められない」と批判し、調書の信頼性を否定した。

2565名無しさん:2021/01/21(木) 17:06:44
>>2564

● 不利な証言に「うふふ」

 9月3〜5日には証人尋問で、案里被告の公設第1秘書の女性が出廷。案里被告の選挙運動について「取り仕切っていたのは克行氏。指示はすべて克行氏からだった」と検察側の主張通りに証言した。

 また、公示前に事務所スタッフが県内の有力者に個別に支援を依頼、ポスターを配布していたことを「明らかに集票依頼の意味があった」「心の中で『(事前運動に当たり)違法だ』と思っていた」と述べた。さらに案里被告の事務所を公示前から「選挙事務所と呼んでいた」と明らかにした。

 9日には会計担当者だったスタッフが出廷し「お金に関することは克行氏に決定権があった」「少額でも細かく報告を要求された」と証言。一方「案里氏から報告を求められたことはない」と選挙戦の実態を告白した。

 15日、克行被告は弁護人6人を全員解任。以降、公判は分離されることになった。

 16日からは現金を受け取ったとされる地元議員らの証人尋問が開始。元県議会議長は夫妻から計200万円を受け取ったことを認め「票を集めてほしいという意味だと思った」「領収書を求められなかったため、表に出せない裏金と思った」と証言した。
 17日には別の県議が、案里被告から「当選祝い」と50万円を受け取ったことを明らかにした上で「選挙の応援をしてほしいのだと思った。違法な金と分かっていた」と述べた。この県議は「当選祝いでもらう金ではない」と返そうとすると、案里被告は「では、陣中見舞いということで」「(闘病中の)奥様のお見舞金」と応じず、領収書も受け取らなかったという。

 18日にも案里被告から30万円を受け取ったという別の県議が出廷。「選挙で応援してほしいという趣旨で、危ない金と感じた」と説明。また「疑惑が報じられた後、案里氏から『あれ、なかったことでいいよね』と電話があり、口裏合わせと感じた」と証言した。

 この際、案里被告は「うふふ」と笑い声を上げ、高橋裁判長から注意を受けた弁護人がたしなめる場面もあった。

● 「主人の無礼を許して」と号泣

 10月2日も別の県議が出廷。案里被告が「当選おめでとうございます。二階(俊博)幹事長から預かり物です」と30万円を受け取ったことを認めた。その上で「私の当選祝いと参院選の支援依頼と思った」と証言。幹事長の話は「ジョークと思った」と語った。

 5日は江田島市議が出廷。前述の女性秘書から10万円を受領したとし「参院選に立候補する案里氏を市民に知ってもらうため、地元の行事へ招待したお礼と思った」とする一方、謝礼にしては多額で「投票依頼の趣旨なら違法と感じた」と述べた。

 7日には10万円を渡したとされる女性秘書が出廷。現金入りの封筒を渡した事実を認め「案里氏に事前に報告していた」と証言した。

 13日、克行被告から2回にわたり計50万円を受領したという広島市議が出廷。「以前、克行氏から恫喝(どうかつ)されたことがあり、受領を断れなかった」と話した。検察官はこの市議が録音していたやりとりを再生。克行被告とみられる男性が「応援してください。これ、気持ちですから」と発言していた。

 市議が克行被告に恫喝されたと証言した後、案里被告は「主人のご無礼を許してください」と号泣しながら謝罪した。

 証人尋問では結局、起訴状で現金を渡したとされる5人のうち4人が「票の取りまとめ依頼と思った」、1人が「当選祝いと思った」と述べた。

● 最終陳述で「私を信じて」

 11月13日からは案里被告に対する被告人質問が始まった。案里被告は現金供与について改めて「当選祝いや陣中見舞い」と主張。その上で「票を金で買う発想自体がない」「人間と人間の信頼関係でしか票は入らない」と買収の意図を否定した。

 17日には、克行被告に逮捕前、現金の趣旨について尋ね「あんたは知らない方がいい、と言われた」と説明。その上で間違ったお金ではないか、問題ではないか、と感じて「私の選挙だから知る義務がある」とただしたが、克行被告は「それでも知らない方がいい」と拒否したと述べた。議員らに渡した現金の出所は「自分のたんす預金だった」と説明した。

 12月15日の論告求刑公判で、検察側は「民主主義の根幹を危うくする前代未聞の犯行。選挙の公正さに対する国民の信頼を失墜させた」などとして、懲役1年6カ月を求刑した。案里被告は着席したまま静かに論告に耳を傾けていたが、検察官に「弁解は明らかな虚偽」と指摘されると、不満なのか少し首をかしげるしぐさをしていた。

 23日には最終陳述で「支援者の皆さまを裏切るようなことはしていない。どうか、私を信じていただきたい」と主張。さらに最後に発言を許可され「当選時、正々堂々と戦ったという自信があったが、いま思えば甘かったかも知れない」「私の選挙で多くの現金受け渡しがあった道義的責任は、候補者だった私が背負う覚悟だ」と述べていた。

戸田一法

2566とはずがたり:2021/01/22(金) 10:51:12
今更だけど11月の頃の記事

安倍氏の聴取はある? 首相辞任で風向き変わった「桜を見る会」、今後の捜査は
前田恒彦 | 元特捜部主任検事
2020/11/25(水) 9:06
https://news.yahoo.co.jp/byline/maedatsunehiko/20201125-00209421/

 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日にホテルで開催していた前夜祭をめぐり、東京地検特捜部が秘書らの取調べを進めているという。違法な会計処理が行われたのではないかといった疑惑だ。今後の捜査は――。

何が問題に?
 この前夜祭に要した費用は、参加した選挙区の支援者らから1人5000円ずつ集めた会費の総額よりも大きいと指摘されてきた。ホテルが値引きしたとの話もあったが、実際は後援会が差額分を補てんし、ホテルに支払っていた模様だ。

 その金額は多い年で約250万円、5年間で総額800万円超に上るとみられており、ホテルが作成した明細書や領収証など、これを裏付ける物証も存在するという。

 そうすると、法的には次の2点が問題となる。

(1) 差額の補てん分は選挙区内の有権者に対する寄附にあたると評価できるから、これを禁じている公職選挙法に違反(選挙に関して行われていれば最高刑は禁錮1年、そうでなくても罰金50万円)

(2) 後援会が政治資金収支報告書に前夜祭の会費収入や補てん分を含めたホテルへの支払い分を全く記載していないことから、正確な記載を求めている政治資金規正法に違反(最高刑は禁錮5年)

 ただ、前夜祭と選挙との関連性は薄いうえ、(1)よりも(2)のほうが罪が重いから、特捜部による捜査の重点は(2)に置かれるはずだ。

なぜこのタイミングになった?
 この「桜を見る会」をめぐっては、安倍氏が不当に数多くの支援者らを招待したことで国に損害を与えたとして、1月に憲法学者らが背任罪に問う告発状を提出していた。しかし、地検は代理人による告発を認めないとして受理しなかった。

 その後、5月には、前夜祭に関し、安倍氏や秘書らを先ほど挙げた政治資金規正法違反などに問うべきだとして、弁護士らが告発状を提出した。これも、受理の判断が示されず、捜査に進展がないまま推移した。

 というのも、憲法に「国務大臣は、その在任中、内閣総理大臣の同意がなければ、訴追されない」という規定があり、総理が現職の間は特捜部としても簡単には手出しできないからだ。「国務大臣」には総理も含まれるが、自らの訴追に同意することなど考えられない。

 その意味で、安倍氏が9月に総理を辞任したことで、風向きが大きく変わった。現に特捜部による捜査は10月ころから始まっており、後援会の代表を務める秘書らのほか、すでに20人程度の支援者らの取調べを終えている模様だ。

検察審査会を意識?
 とはいえ、今は特捜部が先ほどの告発を正式に受理すべきか否かについて見極めている段階にある。およそ刑事事件とはいえないような事実に基づく告発を受理するわけにはいかないからだ。

 ただ、物証があり、秘書も取調べに対して後援会による補てんの事実を認めているという。そうすると、起訴・不起訴の結論は別として、少なくとも告発を受理しないわけにはいかないだろう。

 あとは逮捕するか否か、証拠に基づいて起訴するか否か、誰まで刑事責任を問うべきかの判断になる。

 しかも、安倍氏ら関係者のうち誰か1人でも不起訴になれば、間違いなく検察審査会にその当否に関する審査を申し立てられるはずだ。特捜部としても、きちんと必要な捜査を遂げておかなければならない。

前首相の取調べは?
 この点、安倍氏は、総理在任中、国会で「後援会としての収入、支出は一切なく、政治資金収支報告書への記載の必要はない」と答弁していた。後援会の補てんが確かなら、事実に反する答弁だったということになる。

 そうすると、当然ながら特捜部の関心は、先ほどの(1)(2)について安倍氏にも事件当時から認識があり、秘書らと意を通じていたのではないかとか、国会でもあえてウソをついたのではないか、という点になる。

2567とはずがたり:2021/01/22(金) 10:51:33
>>2566
 ここにきてメディアは、次のような報道を行っている。

「安倍氏周辺によると、昨年末、安倍氏が国会答弁に備えるため、秘書に『5000円以外に事務所が支出をしていないか』と尋ねた。秘書は『払っていない』と虚偽の報告をした」

「この秘書は『(補填を)政治資金収支報告書に記載すべきなのにしていない事実を知っていた。(補填はないという)答弁をしてもらう以外ないと勝手に判断した』などと話している」

「この秘書は23日に安倍氏に報告したという」

 要するに「秘書が独断専行した事件であり、秘書は安倍氏をだましていた。安倍氏はごく最近まで何も知らなかったわけだから、国会で意図的にウソの答弁をしたわけではない」というもので、秘書が全責任をかぶるという構図だ。

 秘書らも特捜部の取調べでこのストーリーを死守しようとするはずだし、たとえ安倍氏の取調べを行ったとしても、やはりこの線に沿った供述に終始するだろう。

 それでも、安倍氏の取調べを実施すべきだし、特捜部の現場もタイミングをみながら実施したいという腹づもりではないか。最高検など上層部がストップさせない限り、極秘裏に聴取が行われるだろう。

 というのも、告発されている張本人の弁解を直接聴きもせず、秘書の取調べで出た話を鵜呑みにするだけだと、およそ捜査を尽くしたとはいえず、間違いなく検察審査会から再捜査を求められ、「手抜き捜査」だと批判されるはずだからだ。

 1992年に特捜部が金丸信・自民党副総裁の政治資金規正法違反事件で本人の取調べを行わず、上申書の提出と軽い罰金だけで終わらせた結果、地検の表札に黄色いペンキがかけられた事件を思い起こさせる事態だ。

特捜部の「本気度」は?
 とはいえ、取調べを行うことと起訴することはイコールではない。

 あくまで安倍氏や秘書らが先ほどのような供述を維持し、覆すに足る証拠がない限り、共謀の認定は困難だから、安倍氏の政治責任は別として、刑事事件としては秘書を起訴すべき事案か否かという問題に帰着することとなる。

 ここで気になるのは、「国会の会期中は政局に影響を与えないために政治銘柄の事件は捜査しない」という検察の不文律があるにもかかわらず、特捜部が堂々と関係者の取調べを進めている点だ。

 それだけ特捜部がやる気だとみる向きもあるが、むしろ年内に告発を受理し、そのまま不起訴で終わらせる場合によくあるパターンだ。

 地検、高検、最高検の幹部決裁に要する時間をも考慮すると、今から捜査を積み上げていなければ間に合わなくなるからだ。

 現に検察では、年末である12月と年度末で定期異動前の3月に、中長期の未済となっている事件の一掃を図っており、多くが「嫌疑不十分」や「起訴猶予」といった理由で不起訴となっている。

 特に先ほどの(2)の政治資金規正法違反だと、国会議員絡みのケースの場合、検察では総額で1億円を超えていなければ立件・起訴せず、収支報告書の訂正手続に委ねるといった暗黙のルールまである。

 そこで注目すべきなのは、今後、特捜部が「ガサ入れ」、すなわち令状を得て強制的に安倍陣営の関係先に対する捜索や証拠物の押収まで行うか否かという点だ。

 SNSやメール、手帳やメモ類の記載など、安倍氏や秘書、関係者の間でどのようなやり取りが行われたのか、特に国会答弁前後の状況を解明するためにはその分析が不可欠だ。

 もし秘書だけでも起訴する、罰金をとるといった話になった場合、これだけの事件で特捜部が関係先の捜索すらせずに済ませることなどありえない。起訴後に否認に転じる場合をも想定し、十分な証拠固めを行っていなければならないからだ。

 これから特捜部がこうした動きを見せるか否かが、その「本気度」を測るポイントとなるだろう。(了)

前田恒彦
元特捜部主任検事
1996年の検事任官後、約15年間の現職中、大阪・東京地検特捜部に合計約9年間在籍。ハンナン事件や福島県知事事件、朝鮮総聯ビル詐欺事件、防衛汚職事件、陸山会事件などで主要な被疑者の取調べを担当したほか、西村眞悟弁護士法違反事件、NOVA積立金横領事件、小室哲哉詐欺事件、厚労省虚偽証明書事件などで主任検事を務める。刑事司法に関する解説や主張を独自の視点で発信中。きき酒師、日本酒品質鑑定士でもある。

2568とはずがたり:2021/01/22(金) 11:46:09

有罪判決の案里氏に地元は 自民県議「今日中に辞めて」
1/21(木) 23:22配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb1d31db10f2d60f80368fa772004d3e372e587c
朝日新聞デジタル

 2019年7月の参院選をめぐって地元議員らを買収したとして、東京地裁で21日、公職選挙法違反罪で懲役1年4カ月執行猶予5年の判決を受けた参院議員の河井案里被告(47)=自民党を離党。地元・広島では批判の声が広がった。

 「いけんこと。仕方ない」。案里議員と、夫の衆院議員で元法相の克行被告(57)=同罪で公判中=の地盤である広島市安佐南区に住む自営業男性(40)は、こう語る。19年7月の参院選に立候補したときの案里議員の姿を見て「ハキハキしていて頑張ってくれそう。若い人に国政に出てもらいたい」と思い、一票を投じた。しかしその3カ月後に疑惑が浮上。今回の判決に「政治家だからありうることと思ったけど、やり過ぎたのでは」。

■現金受け取った地元議員、判決に反応様々

 克行議員の起訴内容で現金を渡されたとされる100人のうち、当時現職の首長・地元議員は40人にのぼる。案里議員はうち4人について、克行議員と共謀して買収したと判決で認定された。

 その一人で、克行議員から150万円、案里議員から50万円を受け取ったことを認めた元広島県議会議長の奥原信也県議(78)は、判決後、報道陣の取材に応じた。「反省している。違法と認識しながら金を受け取った」と述べたうえで、進退について「県議として懸命に活動していく。(私の)進退は今後の私自身に対する検察の処分を見てから考えること」と語った。

 案里議員から50万円を受け取った下原康充県議(69)は取材に、「コメントする立場にない」。判決では現金のやり取りが買収と認定されたが、下原県議ら買収された側の地元議員は全員刑事処分を受けていない。「まな板の上のコイだ」とも。

 河井夫妻や、夫妻側から現金を受け取った地元議員らを刑事告発した市民団体「『河井疑惑』をただす会」は21日正午ごろ、広島市中心部の街頭で横断幕を掲げ、夫妻の辞職や地元議員らの立件を訴えた。同会の山根岩男事務局長は「選挙区の市民として、強い怒りとともに恥ずかしい限り。市民も監視の目を向けていく必要がある」。

 案里議員の即辞職を求める声も相次ぐ。自民党の広島県連副会長、中本隆志・県議会議長は「県民、(自民)県連、国民を振り回した。今からでも遅くないので今日中に辞めてほしい」と批判。参院選で案里議員を推薦した公明党県本部の田川寿一代表は「広島の政治不信を広げた責任を取って政治家として即退場すべきだ」と語った。

 湯崎英彦・広島県知事は報道陣に、「政治に対する大きな不信、信用をおとしめる事件だと思う。信頼回復に努めていかなければならない」と述べた。

朝日新聞社

2569名無しさん:2021/01/22(金) 23:16:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a5512ddb2013c9fa7ef0c591e7f60700e47a5bd
政界関係者の受け止め 河井案里被告に有罪判決で
1/21(木) 19:17配信

 河井案里被告の有罪判決を受け、政界関係者などの受け止めです。

 午後3時過ぎ、自民党広島県連副会長でもある県議会の中本隆志議長は、議長室で判決を一報を待ちました。

 「やっと、この日が来たか。(案里被告が)『買収というのは、まったく下品である。わたしを信じてほしい』と言っているが。下品どころか、全くの悪ですよね。もう2度と政治の世界には戻ってきてもらいたくない。即刻、きょう中にでも辞表を出してもらいたい。この河井夫婦がやった前代未聞の過去の例のないことであって、特殊な例だと思っている。県民、また県政界の人間、みんな、迷惑をしている。」(広島県議会 中本隆志議長)

 参院選で、湯崎知事は、案里被告ではなく、当時の現職2人を支援していました。

 「裁判でこういった事実認定がなされて、有権者に対する説明もない状況の中で、社会的非常に大きな影響を与えていることを鑑みると、政治的責任を踏まえ、まさに信頼回復含め、きちんとご判断されるべきではないか。」(広島県 湯崎英彦知事)

 案里被告を参院選で強力に支援した公明党の県組織の幹部は…。

 「広島の政治不信を広げたという責任をとって、政治家としては即、退場すべきだと思います。河井案里被告が買収したという議員と、河井克行被告の被買収側の議員おりますし、これを含めて、1人ひとりが有権者に向かって説明責任を果たすことが一番重要だと思います。」(公明党 広島県本部 田川寿一代表)

 判決で、案里被告の買収相手の1人と認定された県議が、取材に応じました。

 「このことに関してコメントすることは差し控えたいと思います。裁判は続きますから。」

 ― 1審で違法との判決
 「そのことについては、わたし自身、反省しております。」

 ― 河井夫妻について思うことは?
 「別にありません。」(奥原信也県議)

 菅首相は、官房長官だった当時、何度も広島入りし、県民に案里被告への投票を呼びかけていました。

 「行政の長として、個別事件の裁判所の判断ついて、所感を申しあげるべきではない。政治家は1人ひとり、国民の負託を受けて、国民から疑念を持たれないようにえりを正して活動していく。このことが大事。」(菅義偉首相)

 このほか、参院選で複数回、案里被告を応援した自民党・二階幹事長のコメントです。案里被告は、当選後、二階派入りしていました。

 「判決が確定していないなかでのコメントについては差し控えたい。党としては常にえりを正し、引き続き、緊張感を持って国民の信頼回復に努めてまいる所存である。」(自民党 二階俊博幹事長)

 もう1人、この参院選・広島選挙区で、野党系議員として案里被告などと争い、トップ当選を果たした、現在は立憲民主党の森本真治参院議員のコメントです。

 「ここまで政治不信を招き、国会にも出てきていない状況を鑑みると、速やかにけじめをつけるべき。党から出された1億5000万円の件も含め自民党の責任は大きい。現金を受け取った側もきちんと説明を行うべき。」(森本真治参院議員)

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2570名無しさん:2021/01/25(月) 21:41:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/962077341d69d874d7a9f966506c634813085f4a
案里議員、逮捕後の歳費2000万円超 失職・当選無効でも返還請求できず 専門家、法改正訴え
1/25(月) 11:02配信
中国新聞デジタル
保釈後も国会出席せず
 参院選の大規模買収事件で有罪判決を受けた河井案里被告(47)=参院広島=の辞職を求める声が強まっている。検察当局に逮捕されて約7カ月。保釈された後も国会に出席していない一方で、国から歳費などを受け取り続ける。今後、有罪が確定して失職や当選無効になっても、国は歳費などの返還を請求できないという。専門家は「国会議員の特権の一つと言える。しかしそれでは国民の理解は得られない」と指摘。法改正を求めている。

 2019年7月の参院選広島選挙区で初当選した案里被告は毎月、給与に当たる歳費103万5200円と文書通信交通滞在費100万円を受け取り、6月と12月には各約300万円の期末手当(ボーナス)の支給を受けた。いずれも国費でまかなわれ、上限3人の公設秘書の給与も出ている。大規模買収事件で元法相の夫克行被告(57)=衆院広島3区=とともに20年6月に逮捕されて以降の総額は、案里被告の受領分だけで2053万2005円に上る。

 同事件が表面化する発端となった参院選の車上運動員への違法報酬疑惑が浮上したのは19年10月末。案里被告は説明責任を果たさなかった上、逮捕から4カ月後の20年10月に保釈された後も国会に一度も出席していない。

退職日まで受領
 2週間以内に控訴がなく、21日の東京地裁判決が確定すれば、公選法の規定で案里被告の被選挙権が失われ、国会法に基づき、その時点で失職となる。歳費法は、議員が退職日まで歳費を受けられると規定しており、返還する必要はないという。広島県の有権者からは「地元への説明がない上、議員としての活動もせず、歳費をもらい続けたのはおかしい。それまでに受け取った歳費を返すべきだ」との声が上がる。

 案里被告を巡っては、車上運動員への違法報酬事件で有罪が確定した立道浩公設第2秘書(55)が連座制の適用対象に当たるとして、広島高検が当選無効を求める連座訴訟を広島高裁に起こしており、近く審理が始まる見通し。公選法によると、検察側の勝訴判決が確定して当選無効が決まっても、効力が生じるのは判決が確定した時点となるため、国は歳費などの返還を請求できないという。参院事務局によると、公選法が国会議員の寄付行為を禁止しているため、原則として自主返納もできない。

報酬停止条例も
 一方で地方議会では、議員が刑事事件の容疑者として逮捕された場合、議員報酬を停止できる条例を設けた例もある。福岡県久留米市議会では、現職市議の逮捕を受けて14年に独自に条例を改正。逮捕された市議の議員報酬と期末手当を停止できるようにし、無罪が確定した場合は停止分の報酬を支払う規定を設けた。同市議会事務局は「逮捕された状態で報酬を受け取るのは市民の納得が得られないと、議員が判断した」としている。

 広島県の大竹市議会も10年、病気療養の市議が複数出たのを機に、長期欠席をした市議の報酬を減額する条例を制定。逮捕などで身柄を拘束された市議の報酬の支払いを停止する条項も設けた。

 案里被告は東京地裁の有罪判決に対し、控訴を含めた対応を検討中という。起訴内容の一部を無罪とされた検察側も控訴するかどうかを検討している。

 選挙違反による当選無効は、議員の資格を与えた選挙自体の正当性がなくなることを意味するだけに、現在の公選法などの規定を見直すよう求める声は多い。神戸学院大の上脇博之教授(憲法学)は「逮捕され、保釈後も国会に出席せず、案里被告が国会議員として責務を果たしていないのは明らか。今後、同じような事態が起きることも考えられる。有罪が確定した場合、その間に受け取った歳費の返還を求められるよう法改正すべきだ」と求める。

2571名無しさん:2021/01/25(月) 22:08:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/07218ff5dcabd42c8e5c7ee1bbb7203eda74e737
安倍晋三氏の不起訴「看過できない」 桜疑惑、市民団体が検察審査会に申し立て
1/25(月) 17:09配信
週刊金曜日
 筆者も名を連ねている「税金私物化を許さない市民の会」は「桜を見る会」前日の宴席をめぐる安倍晋三前首相の不起訴処分を不服とし、検察審査会に審査を申し立て、1月4日付で受理された。政治資金規正法違反などの罪で告発していた前首相が昨年12月24日、東京地検特捜部に“嫌疑不十分”だとして不問に付された茶番を看過できないからである。

 高級ホテルでの宴席は例年、1人5000円の異様に安い参加費で提供されてきた。差額は安倍氏側が負担していたのだが、一昨年までの4年間で約3000万円とされる収支が、政治資金報告書に記載されていない。にもかかわらず特捜部は、安倍氏本人の逃げ口上を丸呑みし、当時の公設第一秘書を略式起訴に処したのみ。

 秘書氏は東京簡裁に罰金100万円の略式命令も受けたが、即日納付で一件落着、の体裁がつくられた。これを受けた記者会見や衆参両院議院運営委員会でも安倍氏はしどろもどろだったが、そのまま”なかったこと”にされかねない雰囲気が漂っていた――。

 4日、「市民の会」は東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見を行なった。事の重大さに照らして報道量が極端に少なく、申立人の氏名もほぼ伏せられて、得体の知れない団体でもあるかのように扱われたのが不本意なので、一部始終を記録しておきたい。

 会見には4人が臨んだ。共同代表の武内暁氏(自営業)は申し立ての趣旨などを説明したのち、「実質的に政治資金規正法だけでなく、公職選挙法違反でもある。秘書が秘書がで不起訴になった安倍晋三を決して許すわけにはいきません。菅義偉さん(現首相)に対しても同じ思いです。彼らの責任をきちんと追及していきたい」。

 杉山寅次郎氏(編集者)は、2009年の西松建設事件で、同社にパーティー券を買わせた二階俊博経済産業相(当時、現自民党幹事長)側の不起訴処分を「不当」と議決した検察審査会で審査員を務めていた人である。それで特捜部が職責を全うしていたら、今日における二階氏の権勢もなかったのではないか。「(今度こそ)『巨悪を眠らせず、被害者国民とともに泣く検察』を実現してほしい」。

【「怒りで手が震えた」】

 石井碩行氏(農業)は、安倍不起訴の通知に、「怒りで手が震えた」。彼は安倍氏が国会で、“桜”絡みで少なくとも118回の虚偽答弁を重ねていたとする衆議院調査局の発表に触れ、「その間にどれだけの時間があったか。本当に知らなかったのなら、安倍はいくらでも秘書に聞くことができたのに」と怒気を強めた。

 筆者はこう述べた。

「年が明けたからといって、“桜”の問題がこのままになるようなことがあっては、絶対にいけない。社会のため、日本のために、です。安倍政権では統計の偽造や公文書の捏造、審議会の議事録がないのが当たり前になりました。ソ連の末期と同じ。”桜”の答弁は嘘ばかり、他の問題だってまともに答えているとは思えません。この間の国会はすべて無効にしていただきたいぐらいだ。こんなことが罷り通れば、権力者は何をしてもよいが、権力のない者は何をしても許されない社会にされてしまう。今後はコロナで、対中国でもいいが、政府が強権を発動しなければならない場合も出てくるでしょう。だが、嘘だらけの政府に正統性などありません。しっかりケリをつけなければ。菅さんにはせめて、ひとつぐらいは信じられることをやってもらいたい」

 最後の「菅さん」は本来、「特捜部」と言うべきだった。役人は政権の私兵でしかないという、安倍氏以来の絶望に、筆者自身も囚われてしまっているのか。一刻も早く政界から安倍氏を追放し、くだらなすぎる軛から逃れよう。

 なお、「市民の会」のもう一人の共同代表は団体役員の田中正道氏。他に元同志社大学教授の浅野健一氏、講談師の神田香織氏、「むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞」実行委員会共同代表の武野大策氏らがいる。

(斎藤貴男・ジャーナリスト、2021年1月8日号)

2572とはずがたり:2021/01/29(金) 16:37:12

安倍事務所「ホテル明細書ない」 桜夕食会、野党に回答
1/6(水) 16:22配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/3da82933f454eb0e5ff979cdee5b360d1ec87fbd
共同通信

 立憲民主党など野党は6日、「桜を見る会」前日の夕食会費用補填問題を巡り、会場のホテルが発行した明細書や領収書の提示を安倍晋三前首相の事務所に昨年末求めた結果、「事務所にはない」との回答が文書であったと明らかにした。回答は5日付。

 文書には「以前も国会で指摘を受けてホテル側に確認したところ、明細書は公表を予定しておらず、再発行もしないと確認している」との記述もあった。

 野党は、補填問題が浮上した昨年11月以降に再発行をホテルに改めて依頼したかどうかなどについて、今月12日までに回答するよう安倍氏事務所に要請した。

2573とはずがたり:2021/01/29(金) 16:37:37
安倍氏招致「実績のためだけなら不要」国民・玉木氏
2020年12月22日 18時24分
https://www.asahi.com/articles/ASNDQ5WN1NDQUTFK00W.html

安倍晋三前首相の国会の招致については、年内にバタバタとやって、「やった」という実績を残すためだけならば、やめた方がいい。与野党で合意し、公開でやることが必要だ。来年でも構わない。

 大事なことは、密室ではなく、公開の場でやることだ。118回も虚偽の答弁が議事録に残っている。これを放置しておくことは、議会制度そのものに関する信頼性、議会の重みを毀損(きそん)することになる。議事録の修正につながるように、きちんと証言が行われるような形でやるべきだ。(国会内で記者団に)

2574名無しさん:2021/02/02(火) 14:01:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/813ef6145d8080cfd49522427c73cb63f2e06f4b
「鳩山さんも小沢さんも虚偽やんか」政界を震撼させた裏金問題をめぐる“平成の政商”の告白
2/1(月) 17:12配信
文春オンライン

森 功/文春文庫

https://news.yahoo.co.jp/articles/1058a53993db7823011184918ff056ba6c806f6c?page=5
政治とカネをめぐる疑惑…抜群の集金力を誇る小沢一郎が報告を怠った「不可解な資金の流れ」とは
2/1(月) 17:12配信
文春オンライン

森 功/文春文庫

2575名無しさん:2021/02/03(水) 18:41:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e935d6d11d4d5425f4e4e66680b3592a5c8e01e
菅首相の長男 総務省幹部を違法接待【決定的瞬間をスクープ撮】
2/3(水) 16:12配信
文春オンライン
 総務省の幹部らが、同省が許認可にかかわる衛星放送関連会社に勤める菅義偉首相の長男から、国家公務員倫理法に抵触する違法な接待を繰り返し受けていた疑いがあることが「週刊文春」の取材で分かった。

 接待を受けたのは、今夏の総務事務次官就任が確実視されている谷脇康彦総務審議官、吉田眞人総務審議官(国際担当)、衛星放送等の許認可にかかわる情報流通行政局の秋本芳徳局長、その部下で同局官房審議官の湯本博信氏の計4名。昨年の10月から12月にかけてそれぞれが株式会社東北新社の呼びかけに応じ、都内の1人4万円を超す料亭や割烹、寿司屋で接待を受けていた。また、手土産やタクシーチケットを受け取っていた。利害関係者との会食では、割り勘であっても1人当たりの金額が1万円を超える際に義務付けられている役所の倫理監督官への届出も出していなかった。

 4回の接待のすべてに同席していたのは菅首相の長男で、東北新社に勤務する菅正剛氏。「週刊文春」は接待の様子を取材、違法とされる金券授受の瞬間などを撮影している。総務省は接待の事実関係を認め、その違法性について確認作業を始めた。

 菅正剛氏は、菅首相が第1次安倍政権で総務大臣として初入閣(2006年)した際、総務大臣秘書官に抜擢され、翌07年まで約9カ月同職を務めた。08年に東北新社に入社し、現在はメディア事業部の趣味・エンタメコミュニティ統括部長。また東北新社グループの株式会社囲碁将棋チャンネルの取締役も兼務している。

 東北新社は衛星放送チャンネルの『スターチャンネル』や『囲碁・将棋チャンネル』、『ザ・シネマ』などを持ち、それらのチャンネルは、総務省から認定を受けた上で事業運営されている。

 公務員倫理に詳しい国際基督教大学の西尾隆特任教授が解説する。

「公務員が利害関係者と会食し、奢ってもらった場合、国家公務員倫理法に基づく国家公務員倫理規程第3条6が定める禁止行為『供応接待を受けること』にあたり、違法行為に該当します。利害関係者については、同規程第2条で定められており、省庁から許認可を受けている業者であれば、これにあたります」

 タクシーチケットや手土産を受け取った場合、同規程第3条1が定める「利害関係者から金銭、物品又は不動産の贈与を受けること」に該当し、同じく違法行為とみなされる。

2576名無しさん:2021/02/03(水) 18:41:37
>>2575

東北新社、総務省の回答
 東北新社は広報室を通じて書面で回答した。

「(接待については)情報交換を目的として弊社社員が総務省の方と会食することはある。その際には公務員倫理規程に配慮しており、株式会社東北新社は利害関係者に当たらないと認識している」

 総務省の認定を受けているのは東北新社ではなく同グループの子会社だとの趣旨と見られるが、そもそも正剛氏は総務省から認定を受けている株式会社囲碁将棋チャンネルの取締役も兼務しており、また他の接待同席者の中にも認定を受けている東北新社の子会社社長らが含まれている。

 一方、総務省大臣官房秘書課は書面で、「(4人は)先方からの求めに応じてご指摘の会食に至った。飲食代、手土産、タクシーチケットについては費用を負担することとするとともに、届出が必要な者については、本日(2月2日)、届出を行った」と回答し、利害関係者との会食に必要な届出を出させたことを認めた。また、接待の違法性について見解を問うと、「事実関係を確認中のため、お答えは差し控えたい。便宜等は一切行っていない」と答えた。

 過去、総務省では2005年に郵政行政局長が利害関係者であるNTTコミュニケーションズの幹部からタクシーチケットをもらったとして国家公務員倫理法違反で処分されている。

 こうした事例を知りながら、またコロナ禍のさなかに総務省幹部らはなぜ接待に応じたのか。菅首相は、総務大臣を務め、総務省でアメと鞭の人事を行い、人事に強い影響力を持つとされる。また、東北新社の創業者父子は、過去、菅首相に合計500万円の政治献金を行っているが、その影響はなかったのか。東北新社に勤める長男が行った総務官僚への違法接待について、菅政権が今後どのような対応をするのか、注目される。

 2月4日(木)発売の「週刊文春」では、バンド活動をしていた長男がどういった経緯で東北新社に入社したのか、同社における長男の”特命”、菅首相と総務省幹部との関係、そして、接待の様子やタクシーチケット授受の瞬間などを、写真記事3ページを含め、合計9ページにわたって詳報する。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年2月11日号

2577名無しさん:2021/02/04(木) 08:52:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/18a0ae96182880d369569a61ba961977d2258a88
総務省幹部4人、首相長男から違法接待か…首相「私自身は全く承知していない」
2/3(水) 21:03配信
読売新聞オンライン
 総務省の谷脇康彦総務審議官ら幹部4人が昨年、衛星放送などを手がける会社勤務の菅首相の長男から、国家公務員倫理法に抵触する可能性のある接待を受けたと週刊文春電子版が3日報じた。首相は同日、首相官邸で記者団に「私自身は全く承知していない。総務省で適切に対応すると思う」と述べた。

 電子版では、谷脇氏らが、長男から高級店での飲食やタクシーチケットなどを提供されたとしている。同法に基づく倫理規程では、利害関係者からの接待や金品の贈与などを禁止しており、同省も4人に対する調査を始めた。

2578名無しさん:2021/02/04(木) 09:25:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea3205175d4527a4cdf5eb77ce60f2b811d7a7c2
河井案里被告に逮捕から辞任まで2000万円“給料”
2/3(水) 20:05配信
日刊スポーツ
2019年参院選広島選挙区をめぐる公職選挙法違反事件で、懲役1年4月(執行猶予5年)の有罪判決を受けた参院議員河井案里被告(47=自民党を離党)が3日、辞職した。

4日の控訴期限直前で、国会での説明は一切しないまま表舞台を去る。昨年6月の逮捕後に受け取った歳費など1300万円あまりの原資は、国民の税金だ。案里議員を参院選で公認した自民党の責任は重い。菅政権にとっても、不祥事の連鎖が止まらない。

   ◇   ◇   ◇

案里議員は3日午後、秘書を通じて山東昭子参院議長に辞職願を提出。夜の本会議で辞職が認められた。

案里議員は辞職前、書面でコメントを発表。公選法違反事件での有罪判決には納得しかねるとしながらも「たとえ1審でも信頼を回復できなかったことについては政治的責任を引き受けるべき」と主張。「これ以上争いを長引かせ混乱を生じせしめることも私の本意ではない」として、控訴しない方針を明かした。支援者らには「失望させてしまったことにお顔向けできない」と記し、謝罪した。

4日が控訴期限だった。検察側も控訴しない方針とみられ、有罪判決が確定する見通しだ。

案里議員は自民党を離党したが、同党の二階俊博幹事長もコメントを発表。「誠に残念。私たちも改めて自らを律し、国民の信頼回復に努める」としたが、国民の不信感拡大は避けられない。案里議員は昨年6月に逮捕されたが、10月の保釈後も国会に登院していない。一方で、給料にあたる歳費とボーナスに当たる期末手当は得ている。

逮捕から辞職した3日までに支払われた歳費と期末手当は計約1353万円。毎月の歳費は103万5200円、昨年6月と12月の期末手当は計約630万円にのぼる。ほかにも月額100万円支給される「文書通信交通滞在費」があり、総額約2053万円が支給された計算だ。案里議員は初当選からほどなく今回の問題が浮上し、逮捕までにも国会をたびたび欠席。職責を果たさないまま去ったといわれても仕方ない。

参院選当時官房長官で、案里議員の応援に入った菅首相にもさらなる打撃だ。新型コロナ対応の遅れが批判される最中に東京・銀座のクラブでの飲食が発覚。虚偽説明した自民党3議員が離党、公明党議員は議員辞職した直後、「政治とカネ」の再燃。緊急事態宣言の延長、与党議員の不祥事で謝罪が続く首相はこの日も「国民の批判が広がっていることは重く受け止める」と、述べた。【大上悟】

2579名無しさん:2021/02/04(木) 19:24:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a35f0a7735ae2771b911af8767ab0ab631ddf15
総務省局長が菅首相長男らとの会食を認める
2/4(木) 15:51配信
共同通信
 総務省の秋本芳徳情報流通行政局長は衆院予算委で、菅首相の長男らと会食した事実を認めた。国家公務員倫理規程が禁じる「利害関係者」からの接待に当たるかどうかは、調査中を理由に答えなかった。会食費は事後に返金したと説明した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7874546803e2fe4017851af065bcbe71a1b65f50
菅首相、長男に調査協力指示 総務省幹部、会費を事後返金 接待問題
2/4(木) 16:11配信
時事通信
 菅義偉首相は4日の衆院予算委員会で、自身の長男が総務省幹部に国家公務員倫理法への抵触が疑われる接待をしたと報じられたことに関し、長男と電話して「調査が入ったら協力するように」と伝えたことを明らかにした。

 その上で、「国民に疑念を抱かせないよう総務省でルールにのっとって対応してほしい」と述べた。

 立憲民主党の黒岩宇洋氏への答弁。長男について「完全に別人格だ。家族がいるしプライバシーもある」とも述べた。

 一方、総務省の秋本芳徳情報流通行政局長は衆院予算委で、首相の長男と会食したことを認め、費用は当初、自己負担していなかったが、事後に返金したと明らかにした。

2580名無しさん:2021/02/05(金) 18:48:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/43f759bb528f7fc56570d44010dc8609b3bd16ef
武田総務相、「深くおわびしたい」 菅首相長男・省幹部接待疑惑
2/5(金) 9:07配信
時事通信
 武田良太総務相は5日の閣議後記者会見で、総務省幹部4人が衛星放送関連会社に勤める菅義偉首相の長男から接待を受け、タクシーチケットなどを受け取ったとの疑惑に関し、「国民の疑念を招く事態に至ったことについては深くおわびしたい」と陳謝した。

 その上で、「速やかに事実関係を確定し、しかるべき対応を行いたい」と述べた。

 週刊文春によると、首相の長男は、衛星放送チャンネルを運営する会社の役員で、放送の許認可権を持つ総務省の利害関係者に当たる可能性がある。利害関係者から会食費を負担してもらったり、金品を受け取ったりすることは国家公務員倫理規程で禁じられており、同省は4人から聞き取りを進め、事実関係の確認を急いでいる。

2581名無しさん:2021/02/08(月) 19:29:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/c141827b1dc5e9dd554562fe562c8667778ffdec
局長、野党反発後に答弁一変 首相長男と「年1回会食」
2/8(月) 17:22配信
朝日新聞デジタル
 総務省幹部4人が菅義偉首相の長男ら衛星放送会社側と無届けで会食した問題をめぐり、8日の衆院予算委員会に政府参考人として出席した総務省の秋本芳徳・情報流通行政局長は「(菅首相の長男と)平均すると1年に1回程度、会食の機会を持たせていただいていた」と答弁した。立憲民主党の山井和則氏への答弁。

 秋元氏は当初、山井氏の質問に対し、「(人事院の)国家公務員倫理審査会、そして総務省内閣官房の懲戒処分担当による調査の対象となっている」などとして答弁を拒否。野党側が反発し、審議が一時中断していた。

 一方で、接待の具体的な内容については「私自身の負担した回数がどれほどあるかは、いま調査を受けている最中なので、先方に確認を要する事項もあり、回答は控えさせていただく」と述べるにとどめた。

朝日新聞社

2582名無しさん:2021/02/09(火) 14:23:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb93f220df4251bb7397efab76120e9c0cb95a9c
「税金アジャース」丸山穂高氏本人に聞く、議員特権で「帝国ホテル122泊」するワケ
2/9(火) 10:57配信
弁護士ドットコムニュース
「帝国ホテルのサービスアパートメントに、国会議員の文通費で長期滞在します」。ツイッターで、そんな投稿をしたのは、丸山穂高衆院議員だ。

丸山議員は、ホテル滞在は「122泊で150万円」と明かしたうえで、「給与とは別に毎月100万円フリーハンドな議員特権『文通費』」で支払うとツイート。「税金アジャースで、老舗ホテルへの応援も出来ちゃいますね」とも投稿した。

丸山議員のツイートに対しては、「面白半分で税金を使うなら止めてください」「常識やモラルから外れてる」といった批判的な声がある一方、「隠す気なしの丸山議員いっそ清々しい」「経済回してますね」など肯定的な意見もあった。

なぜ、「文通費で帝国ホテルに宿泊」などとわざわざ公言したのだろうか。「帝国ホテルに泊まってみたかった。サービス開始日の3月15日から泊まるつもりです」という丸山議員本人に、その真意を聞いた。(編集部・若柳拓志)

●「歳費で泊まっても文通費で泊まっても一緒」

ツイートの文通費とは、「文書通信交通滞在費」のことだ。国会議員は、「公の書類を発送し及び公の性質を有する通信をなす等」のため、月額100万円を受け取っている(国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律9条1項)。

国会議員の給料にあたる歳費とは異なり、文通費は非課税のため(同法9条2項)、100万円そのまま支給される。

丸山議員によれば、文通費は毎月10日に歳費とともに半分の50万円がまず支給され、残りは月末に支給される。さらに、文通費については領収書が不要で、自分から公開しない限り、使途不明のままだという。

丸山議員が以前に所属していた「日本維新の会」は、議員別で文通費の使途をホームページで公開している。所属当時の丸山議員の使途についても、月ごとに公開されている。

「公開されている使途を見てもらえればわかりますが、みんな毎月もらう100万円を使い切れていません。

文通費は使いきれずに余ったとしても返す必要ないのですが、結局、人件費に使ったり、資金管理団体に入れているケースが多いです。

国会議員の資金管理団体では、人件費を除く1件1万円を超える支出について、収支報告書へ記載し、領収書等の写しを提出する必要があります。そこに入れることには、単に懐に入れるよりはお金の動きがオープンになるという意味合いがあります」

とはいえ、文通費については「『第2の財布』として使えてしまう」という。

「同じ口座、同じポケットに入っているので、歳費(第1の財布)との区別は事実上ありません。だから、ホテルの宿泊費用について、『歳費などから自腹で払います』と言っても、『文通費で払います』と言っても、結局は同じ財布からお金が出ることになるわけです。

『宿泊費は歳費から出しました。文通費は適切に使いました』と言っても構わなかったのですが、あえてオープンにする形で文通費で宿泊する旨のツイートをしました」

2583名無しさん:2021/02/09(火) 14:23:16
>>2582

●「文通費で酒飲んでもバレない。それでいいのか?」

投稿の理由について、丸山議員は「国会議員の既得権に対する問題提起」と説明する。

「国会議員はJRの鉄道(新幹線を含む)やバスが無料で使えますし、東京から一定の距離がある選挙区の国会議員については、飛行機も月3〜4往復分くらい無料で乗れます。すでにそういった特権があるにもかかわらず、文通費が別途出ています。

しかも使途不明で構わない。たとえ文通費を使って銀座で飲んでもバレないでしょう。法の趣旨にそぐわない使い方になるでしょうが、適切に使っていると言えば済んでしまいます。

この問題はずっと言われていますが、国会議員の既得権となってしまっているため、一向に動きがありません。維新に所属していたときに法案提出もしましたが、話は進みませんでした」

文通費として支給される年間総額は、衆参両院合わせて「約85億円」(一人あたり年1200万円、2021年2月現在の衆参両院合わせた定員は713人)。すべて税金でまかなわれている。

「『微々たる額』という議員もいます。もちろん国民1人あたり10万円配布となれば、85億円では済まないのはたしかですが、普通に考えたら結構な額。ましてコロナ禍の今、医療費に加えるなど使い道はいくらでもあります。『微々たる額』という感覚は、国民のみなさんの理解を得られないでしょう」

最終的な着地点として、丸山議員は、会社員が会社に経費を請求するのと同じような仕組みを提案する。

「本当に必要なお金なら、みなさんに納得してもらえるはずです。また、議員個人の活動で、外交の秘密に関わるようなこともそうないでしょう。

必要な実費を請求する仕組みにして、誰がどれだけ請求したかを公開する形にすればよいと思います。

仕組みを変えるためには法改正が必要ですが、正直、私一人の力ではいかんともしがたいです。しかし、文通費が社会問題としてクローズアップされるなど大きな流れができれば、変えられるかもしれないと思っています」

●「とにかく文通費の問題を知ってほしい」

文通費で帝国ホテルに宿泊することには、「常識やモラルから外れてる」など一定の批判がある。丸山議員は議員宿舎に居を構えており、あえて都内のホテルに泊まる必要性は決して高くない。しかし、丸山議員はそういった声をむしろ歓迎しているようだ。

「話題のニュースに乗って、少しでも多くの人に文通費のことを知ってもらえるのではないかと思ってツイートしたのですから。むしろお褒めの言葉が届いていることに戸惑っているくらいです。もっと『ヒャッハー』しないダメかも」

今のところ、3月15日のサービス初日から実際に宿泊するつもりでいるという。

「自分が泊まってみたいと思ったこと自体は否定しません(笑)。ホテルの新サービスの予約は4カ月が上限ということのようなので、その4カ月(=122泊)を予約しました」

ただし、ホテル側に迷惑をかけることは断じて避けたいという。

「私への脅迫などがあると警備がつき、ホテルにご迷惑をかけることになるので、宿泊が難しくなるでしょう。営業を妨害したいわけでは決してありません。ただ、今のところ脅迫などはきていませんので、このままなら宿泊できそうです」

(2月9日13時00分編集部追記) 「月2往復分くらい」→「月3〜4往復分」に訂正しました。

弁護士ドットコムニュース編集部

2584名無しさん:2021/02/09(火) 14:34:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/d921b219c3223a91605207f2867ab7b67a7d5eef
国会議員のコロナ特権 歳費2割カットは4月まで、ボーナス全額支給
2/9(火) 7:05配信
NEWSポストセブン
 銀座で深夜まで豪遊するなど、コロナ自粛など関係ないと言わんばかりの国会議員たちの振る舞いが次々と明らかになっている。勘違いの根底には、国会議員だけに認められた数々の「コロナ特権」がある。

 無症状で自宅療養中の感染者の容態が急変し、搬送中に亡くなるといった事例が相次ぐなか、石原伸晃・元幹事長はコロナ陽性が判明すると無症状でもすぐさま大学病院に入院できた。

“もっとPCR検査を増やしてほしい”という国民の要望に対しては体制強化を遅々として進めなかったにもかかわらず、1月末には自民党が感染防止策として全職員にPCR検査を実施している。

 当然、無症状でも重症化リスクのある人は入院できたほうがいいし、必要なだけPCR検査が受けられるのが望ましい。問題は“国民を後回しにして自分たちだけ”と考えているようにしか見えないところにある。

「挙げ句に“自分たちは感染しても安心だ”とばかりに夜の街で飲み歩く。自分たちは何をやっても許されるんだという特権意識があるとしか考えられません」(政治アナリスト・伊藤惇夫氏)

 国会議員の月130万円の歳費は、コロナを受けて昨年4月に2割カットが決まったが、それも形ばかりのものだ。カットになるのは今年4月分までだし、ボーナスは全額支給だから実際の年収は2割も減らない。前出・伊藤氏が続ける。

「中小企業や個人事業主を支援する持続化給付金は課税所得になりますが、国会議員は歳費とボーナス以外に“非課税の収入”があります。毎月100万円の文書通信交通滞在費がそうで、非課税のうえに使途報告の必要もない。

 本来であれば文書を地元に送ったり、地元に帰る際の交通費、滞在費などに使うという趣旨ですが、コロナで選挙区との往復もろくにできないのだから、ただのお小遣いになっている。それとは別に、飛行機や新幹線のフリーパスもある。

 また、民間企業がリストラを迫られているのに、公設秘書3人の給料の約2500万円が税金から支払われる。こうしたカネは、今回の銀座遊びが問題になった自民党の3人の議員が離党した後も払われ続けるカネです。そうした自覚があるとはとても思えない」

 それでいて厳しい処分を下したようなフリをするのである。もはや総選挙で全員クビにするしかないのではないか。

※週刊ポスト2021年2月19日号

2585名無しさん:2021/02/21(日) 09:47:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/d12407facb37d7c780cfab99c02976f7c1786496
自粛期間中にカネ集め 竹本元IT相、西村大臣らは政治家失格か
2/21(日) 7:05配信
NEWSポストセブン
 国民の怒りを恐れる菅義偉・首相は、選挙を衆院議員の任期満了が近い9月まで引き延ばすとみられているが、国民はそれまで待つ必要はない。

「落選運動」なら今すぐ始めることができる。憲法学者の上脇博之・神戸学院大学法学部教授が指摘する。

「落選運動とは、政治家の問題ある言動を取り上げて“こういう人は次の選挙で落選させよう”と国民に伝える表現活動であり、憲法で保障されている言論、表現の自由に含まれる。特定の候補者を当選させる目的で行なわれる選挙運動にはあたらないので、誰でも、いつでも行なうことができます」

 政治を変えるために国民ができる“究極の実力行使”といえる。

 感染拡大で国民に自粛を求めながら、政治資金パーティーを開いた政治家も落選運動の対象になる。

 衆院厚生労働委員長の渡嘉敷奈緒美氏は東京や大阪で飲食店の営業規制が行なわれていた昨年12月にコロナ感染で入院。フェイスブックに〈微熱と軽症の肺炎を起こしかけているとの事ですが、至って元気にしています〉と書き込んでいたが、入院中(12月15日)に都内のホテルで本人欠席のまま政治資金パーティーを開催した。

 竹本直一・元IT担当相も昨年12月18日、地元の大阪市内のホテルで政治資金パーティーを開き、約80人の参加者に酒食を振る舞っていた。菅首相と二階俊博・幹事長がステーキ会食(12月14日)で批判を浴びた直後だ。その後、竹本氏はコロナ感染が判明して入院した。

 国民がコロナで苦しむなか、「カネ集め」優先の発想しかない議員には政治を任せられない。

 そんな政治家のなかに、国民に「3密回避」を説き続ける西村康稔・経済再生相もいた。

 感染第2波で東京都内の入院患者が1000人を超えていた昨年8月と9月、東京都内のホテルで政治資金パーティー「西村やすとし君を囲む会」を開いていたのだ。会費2万円で参加者は約200人だった。ジャーナリスト・角谷浩一氏が語る。

「加藤氏が厚労相としてコロナ対策ができなすぎたから、経済再生相の西村氏がコロナ担当を兼ねることになったが、分科会でのやり取りをしゃべりすぎては官邸や党から怒られていた。分科会、官邸、知事との調整もうまくいかず、政治案件を処理する能力がほぼないことを露呈してしまった」

※週刊ポスト2021年2月26日・3月5日号

2586名無しさん:2021/02/22(月) 05:55:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/15f6a7e883c485273fe69b8236f53869e6ef8964
エルメスや高級和牛に政治活動費 閣僚4人、誰に贈った
2/21(日) 19:00配信
朝日新聞デジタル
 エルメスには「贈答品費」、高級和牛店には「土産代」を支出――。閣僚らの2019年の政治資金収支報告書を調べたところ、こういった名目で様々な贈り物が政治活動費として計上されていた。支出が100万円を超えたのは4人。政治資金規正法では、収支報告書に贈り先などを記載する必要がないため、専門家は「適正な支出かどうかチェックできない」と指摘している。

 同法は、国会議員が関係する政治団体について、1万円を超える支出を収支報告書に記載するよう義務づけている。ただ、購入金額と年月日、購入先を示せばよく、中身を記載する必要はない。朝日新聞は、菅内閣の閣僚が代表の政党支部と資金管理団体について、19年の報告書に「贈答」や「土産」などの名目で計上された支出を集計した。支出先が百貨店や酒店と記載された「品代」も含めた。

 100万円を超えたのは西村康稔経済再生相(約716万円)▽加藤勝信官房長官(約353万円)▽麻生太郎財務相(約233万円)▽武田良太総務相(約149万円)だった。

 支出が最多の西村氏は、自身の選挙区(兵庫9区)にある店での購入が目立った。兵庫県南あわじ市の農業法人から19年7月、約111万3千円分を購入。ブランド牛「淡路ビーフ」の専門店からも計5回、67万円分を購入した。通販サイトには、1キロ1万9440円の「すきやき肉・極上」、1万6200円の「焼肉最上級」などを取りそろえている。西村氏は一度に25万円を購入したケースもあった。百貨店の三越伊勢丹では20件計約375万円を購入していた。

 加藤氏は、都内の百貨店や大型商業施設での購入が目立つほか、高級ブランド・エルメスに贈答品として約3万5千円を支出。加藤氏は18年にも6回、計約20万円をエルメスで使った。麻生氏は、国会に程近い東京・永田町の酒店での購入が多く、武田氏は地元・福岡名産のめんたいこ店を頻繁に利用していた。

 朝日新聞は4氏に購入した商品や個数を尋ねたが、「政治資金規正法が定める記載事項以外の詳細は、法の趣旨に鑑み回答していません」(加藤氏)などの回答だった。贈り先についても尋ねたところ、西村氏と加藤氏の事務所は「選挙区外の方へ」と回答。4氏とも具体的な贈り先は示さず、「法令に則(のっと)り処理し、(収支報告書で)報告しています」などと説明した。

 公職選挙法は、政治家が選挙区内の人に金品を贈ることを禁じている。政治資金に詳しい日本大学の岩井奉信教授は「購入品の中身や贈り先が分からないため、公選法が禁じる寄付かどうか、現行制度ではチェックできない。そもそも、物品を贈ることが政治活動で本当に必要なのかも疑問だ」と指摘する。

朝日新聞社

2587とはずがたり:2021/03/01(月) 20:08:43
まだまだ出てきた…安倍晋三事務所「ヤバい領収書」全公開
3/1(月) 8:02配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/19642a65118c743f3a51926ac29910f1a28cb635
FRIDAY

逃げ切った……そう思っていることだろう。「桜を見る会」前夜祭をめぐる問題で、昨年12月、安倍晋三前首相(66)は不起訴処分となった。だが、安倍前首相の政治資金の使い方は、黒に近いグレーであることを本誌はあらためて主張したい。

以下に並んでいるのは、安倍前首相の政治団体が提出した’19年の政治資金収支報告書に添付された最新の領収書である。これらを情報公開でいち早く入手したジャーナリスト・三宅勝久氏はこう憤(いきどお)る。

「不明瞭な領収書がたくさんありました。たとえば、58万円の旅行費は地元の山口県から『桜を見る会』にスタッフを派遣した経費とみて間違いありません。これは『桜を見る会』の前夜祭に関連する経費として正しく計上される必要があります。そのほかの領収書も、公職選挙法が禁止する支援者への接待や寄附が疑われるものばかりです」

’19年1月30日に「安倍晋三後援会」は、2軒の焼き肉店で計27万2000円の支払いをしている。あまりにも高額だ。また、地元の神社に「会費」をのべ30回以上も支出しているが、どの領収書も用紙や金額の書体がどれもまったく同じだ。

「自前の領収書を用意して、神社に名前だけ記入させる行為を日常的に行っていると思われます。そもそも『会費』とは何なのか? 宗教法人に対する寄附だと疑義を持たれて当然で、適切な政治活動とは思えません」(三宅氏)

李下に冠を正さず。『桜を見る会』も含めて、あらためて説明が必要である。

『FRIDAY』2021年3月5日号より

2588名無しさん:2021/03/03(水) 22:14:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3909b69b68742f03cb88d234ee6ccc5a9a4c329
【速報】河井克行被告、8カ月半ぶり保釈 保証金5000万円を即日納付
3/3(水) 21:11配信
中国新聞デジタル
 2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、公選法違反罪に問われている元法相の河井克行被告(57)=衆院広島3区=が3日、東京拘置所(東京都葛飾区)から8カ月半ぶりに保釈された。東京地裁が同日、保釈を認める決定をした。保釈保証金は5千万円で、克行被告側は現金で即日納付。東京地検は決定を不服として抗告したが、東京高裁が棄却した。

 克行被告の弁護人は2月24日に5回目の保釈請求をしていた。克行被告から現金を受け取ったとされる広島県内の政治家や後援会員ら100人の証人尋問や供述調書の朗読が2月19日の公判で終わり、裁判所側は克行被告による証拠隠滅の可能性は低いと判断したとみられる。

 東京地裁は3月23日から最大のヤマ場となる被告人質問を予定している。

 克行被告は妻の案里元参院議員(47)と共に20年6月18日に逮捕され、東京拘置所に勾留されていた。弁護側は同年8月25日の初公判で、100人に提供したとされる2901万円の趣旨について「陣中見舞いや当選祝い、諸活動の手間賃だった」と買収の意図を否定し無罪を主張。一方、100人のうち94人は買収の意図を感じたと認めている。

 案里氏は、被買収者らの証人尋問が終わった後の同年10月27日に保釈された。今年1月21日に東京地裁から懲役1年4月、執行猶予5年の有罪判決を言い渡され、2月3日に議員辞職。同5日に判決が確定した。

中国新聞社

2589とはずがたり:2021/03/03(水) 22:24:26
一人10万円超も NTTが山田前広報官と谷脇総務審議官に高額接待
「週刊文春」編集部1時間前
週刊文春 2021年3月11日号
https://bunshun.jp/articles/-/43785

2590名無しさん:2021/03/04(木) 11:11:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/b19fa6f1d6807726fa09a0500923382eee44301c
退社を申し出た「菅首相」長男、首相のスポンサーだった同族経営が終わった「東北新社」
3/4(木) 6:01配信
デイリー新潮
息子と娘婿
 総務省のキャリア官僚に対する度重なる接待が問題視された「東北新社」は2月26日、二宮清隆社長が辞任し、接待を行っていた菅首相の長男を含む幹部3人の役職を解く処分を行ったことを発表した。長男は退社を申し出ているという。東北新社の創業者は菅首相のスポンサーで、その一族がトップを務めてきたが、それも終わることになる。

「長男接待問題」で「更迭」された総務省幹部

 ***

 後任の社長には中島信也副社長が就任したことが発表された。

 広告代理店の幹部に聞くと、

「中島さんは広告クリエイティブ業界では超がつく有名人です。日清カップヌードルの『hungry?』や小便小僧が印象的なサントリーの『DAKARA』、宮沢りえと本木雅弘のサントリー『伊右衛門』など、誰もが見たことのあるCMシリーズを手がけてきました。実績はもちろん副社長という意味ではいつ社長になってもおかしくはなかったんですが、東北新社はファミリー経営でやってきた会社。今回の問題を受けての異例の登板であることは間違いない」

 中島新社長と霞ヶ関との距離が“それなりにありそうなイメージ”も、出直しを期する会社のトップ就任を後押ししたはずだ。

 この幹部に、「ファミリー経営」にも触れてもらうと、

「一代で東北新社を築きあげた創業者の植村伴次郎さんは秋田出身で、同郷の菅さんを物心両面で長らく支援してきたようです。菅さんの長男を預かる形で入社させたことからも、『植村・菅』の関係の深さを物語っています。伴次郎さんが2010年に社長を退くと、長男の徹さんが後を引継ぎました」

 そして伴次郎氏の体調が悪化するなどした19年の春に、社長は二宮清隆氏にスイッチした。

「二宮さんは伴次郎さんの娘婿に当たる。伴次郎さんはその年の秋に亡くなり、徹さんも昨年春にコロナに感染して死去。58歳の若さでした。そんな二宮さんもおよそ2年で引責辞任(特別顧問に就任)ということで、同族経営は一旦終わった形になりました。徹さんと二宮さんとの間には確執があったとされ、今回の一件の遠因と見る人もいますね」

「申し訳ない」
 その一方で、菅首相の長男は、メディア事業部の趣味・エンタメコミュニティ統括部長の役職を解かれ、人事部付に。兼務していた子会社「囲碁将棋チャンネル」の取締役も辞任した。

 政治部デスクに聞くと、

「本人は、総務省の最高幹部らのキャリアに泥をぬってしまったことに申し訳ないということ、世間を騒がせてしまったことについて反省しているようで、退社を申し出ていると聞いています。菅さんが総務大臣時代の大臣秘書官とはいえ、1年足らずですし、ミュージシャンをやってきた時間の方が長く、クリエイティブ部門で活躍する道もあったと思いますが、菅さんが創業者に“カバンもち”として預けた手前、そっちの方向に進むのも難しかったのかもしれません。その意味で、長男は気の毒だという声も聞こえてきますね」

 首相の子息であり、その首相が影響力を保持する省庁の官僚としては会わない理由はないというのが一般的な対応ではある。

「ただ、長男本人はそれをひけらかして免許の更新に繋げたとか、行政を歪めるようなことがあったとか、そういうこともなく、実際そのような事実はないと社内調査には答えているようです。長男がいてくれるだけで、会社もありがたかったのは事実でしょうから、むげに扱うということはなく、慰留を続けると思われますが……」

デイリー新潮取材班

2021年3月4日 掲載

新潮社

2591とはずがたり:2021/03/05(金) 15:18:39
首相「押収資料が返還されたら監査」案里被告への党資金
https://www.asahi.com/articles/ASP1V3RC1P1VUTFK00N.html?
2021年1月26日 11時36分

 2019年の参院選で公職選挙法違反の罪に問われた参院議員の河井案里被告(自民党を離党)に有罪判決が言い渡されたことをめぐり、菅義偉首相は26日の衆院予算委員会で、自民党本部から河井被告に交付された活動資金1億5千万円について「使途の詳細は検察当局に押収されている関係書類が返還され次第、党の公認会計士が内規に照らし、監査を行い、しっかりチェックをすることになっている」と述べた。

 立憲民主党の本多平直氏への答弁。案里議員は当時の安倍晋三首相や菅官房長官の肝いりで擁立され、自民党本部は同じ広島選挙区で落選した現職の10倍といわれる額の活動資金を交付した。菅首相は「1億5千万円は、党勢拡大のための広報紙を複数回配布した費用に充てられたとの説明があったとの報告を受けている」と語った。

2592名無しさん:2021/03/12(金) 14:19:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2dacd26ffbc57a99aa454d0f519d48196c99377
菅原前経産相「起訴相当」 選挙区で香典、検審が議決 東京地検、再捜査へ
3/12(金) 12:23配信
時事通信
 秘書が選挙区内で香典を配ったなどとして公選法違反容疑で刑事告発され、不起訴(起訴猶予)となった自民党の衆院議員、菅原一秀前経済産業相(59)=東京9区=について、東京第4検察審査会は12日までに、起訴すべきだとする「起訴相当」の議決をした。

 議決は2月24日付。

 東京地検が今後再捜査し、改めて処分を決める。再び不起訴となり、検審が2回目の審査でも起訴相当と議決すれば検察官役の指定弁護士によって強制起訴される。

 東京地検は昨年6月、菅原氏が2017年7月〜19年10月、秘書を通じ選挙区内の延べ27人に対し、親族の死去に伴う枕花や香典名目で計約30万円相当を寄付したと認定。ただ、これ以外の大半のケースでは菅原氏が自ら弔問しており「法を無視する姿勢が顕著とまでは言い難い」などとして起訴猶予とした。

2593名無しさん:2021/03/19(金) 18:46:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e67f8ef7785cada1bf78f526ad74e76963141e7
安倍氏元秘書、不起訴不当 「桜」夕食費で、検察審査会
3/19(金) 13:37配信
共同通信
 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用補填問題で、検察審査会が、東京地検特捜部が政治資金規正法違反(不記載)容疑の一部を不起訴とした配川博之元公設第1秘書(61)について「不起訴不当」と議決したことが19日、関係者への取材で分かった。今後、東京地検が再度捜査し、起訴するかどうか判断する。安倍氏に関しても審査が続いている。

 特捜部は昨年12月、2016〜19年分の政治資金収支報告書に収支計約3022万円を記載しなかったとして、政治資金規正法違反罪で後援会代表だった配川氏を略式起訴し、捜査を終結させた。

2594名無しさん:2021/03/23(火) 12:47:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/9788739d1c52b5f0771a1601709d5ff6c32d1f92
河井元法相が買収認める
3/23(火) 10:47配信
共同通信
 2019年の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公選法違反罪に問われた元法相の衆院議員河井克行被告(58)は23日、東京地裁の被告人質問で一転して買収を認めた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5a28f49a76a3d492aec5c272d0645a3cabae034d
河井元法相、議員辞職を表明
3/23(火) 11:33配信
共同通信
 元法相の衆院議員河井克行被告(58)が23日、東京地裁の被告人質問で議員辞職すると表明した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cfe4341bcd402d9f2f6f4eaed1c77ef12d65023c
【速報】河井元法相が辞職表明 一転して買収認める「案里の当選を得たい気持ちなかったといえない」
3/23(火) 10:52配信
中国新聞デジタル
 2019年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、公選法違反罪に問われた元法相の河井克行被告(58)=衆院広島3区=の第47回公判が23日、東京地裁であり、被告人質問が始まった。克行被告はこれまでの全面的な無罪主張を一転させ、買収の意図を認めた。弁護人から出処進退を問われ、「衆院議員を辞することにした」と辞職する考えも表明した。

 克行被告は、地方議員らに現金を渡した趣旨について「(妻の)案里の当選を得たい気持ちが全くなかったとはいえない。全般的に選挙買収に当たることを争うことはしない」と説明した。

 克行被告は、広島選挙区で妻の案里元参院議員(47)=有罪確定=を当選させるため、地方議員や後援会員ら100人に2901万円を渡したとして起訴された。これまでの公判で、被買収者とされる100人は検察側の証人として証言したり、捜査段階の供述調書が読み上げられたりした。うち94人が克行被告らの買収の意図を認識していたと認め、6人が買収意図を感じなかったなどと説明した。

 被告人質問は8日間を想定。弁護側が23、24、26、29、31日と4月5日、検察側は同6、8日を予定する。

 案里氏は克行被告と共謀したとして同罪に問われ、東京地裁が今年1月21日、広島県議4人に買収目的で計160万円を渡したと認定。懲役1年4月、執行猶予5年、公民権停止5年の判決を言い渡し、有罪が確定している。案里氏は2月3日に議員辞職し、当選無効に伴う参院広島選挙区の再選挙は4月8日に告示、25日に投開票される。

中国新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/d12ea3a5296696872a5255c79a805b75d954d06b
【速報】法廷で議員辞職の意向示す 「買収罪争わない」河井元法相
3/23(火) 11:45配信
TBS系(JNN)
 元法務大臣の河井克行被告(58)の裁判で、23日から被告人質問が始まり、河井被告は「地元議員らへの買収罪の事実は争わない」と無罪主張から一転、起訴内容の大半を認めました。東京地裁前からの報告です。

 議員バッヂを付けて出廷した河井被告は、初公判から一転して買収の罪を認めた一方で、衆院議員を辞することとしたと表明しました。

 河井克行被告はおととしの参院選で、妻の案里元被告(47)を当選させるため地元議員ら100人に現金あわせて2900万円を渡し買収した罪に問われています。

 被告人質問で、弁護側から起訴内容について問われると、河井被告は地元議員への現金提供を認めたうえで、「あからさまに投票依頼はしていないが、妻・案里の当選を得たいという気持ちが全く無かったとは言えない」とし、「買収罪の事実を争うことは致しません」と無罪を主張した初公判から一転、起訴内容の大半を認めました。

 一方、案里元被告と共謀したとされる地元議員への現金提供については、「事実に反するため、無罪を主張します」としました。被告人質問は、来月9日まで予定されています。(23日11:25)

2595名無しさん:2021/03/23(火) 19:18:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/09da7fbb653539ce0fc9bde907e9e14c66903a36
克行議員初の被告人質問(1)「結婚20年」「案里の当選得たい気持ち、なかったとはいえない」
3/23(火) 12:43配信
産経新聞
 《令和元年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、公選法違反の罪に問われた元法相の衆院議員、河井克行被告(58)の公判が23日、東京地裁(高橋康明裁判長)で始まった。この日は被告人質問が行われる。克行被告が事件について説明するのは実質的に昨年8月の初公判以来。初公判では「選挙運動を依頼する目的で(現金を)供与したのではない」と、無罪を主張していた》

 《克行被告は午前9時20分ごろ、弁護人とともに車で地裁に到着した。紺色のスーツに白いYシャツ、水色のネクタイに白いマスク姿で、左胸には議員バッジをつけていた。克行被告はゆっくりとした足取りで、集まった報道陣に軽く会釈をしながら地裁に入っていった》

 《午前10時ごろ、報道陣が入廷。克行被告は、落ち着いた様子で弁護側の席に座っていた。弁護側、検察側双方の証拠請求に対する採否が決まったあと、克行被告は午前10時35分ごろに証言台へ向かった。克行被告は左手にペットボトルを持ち、弁護側へ一礼すると着席し、被告人質問が始まった》

 弁護人「公訴事実について、初公判の認否ではすべて否認、あるいは争うとしていたが、現在は」

 克行被告「はい、裁判長おはようございます。今日から被告人質問が始まるということで、改めて考えを整理してみました。今日の冒頭で私の意見を述べさせていただきたいと思う」

 「まず、妻、河井案里と共謀して選挙買収をしたという点、これはまったく事実と異なりますので、無罪を主張させていただく。2つ目、自民党広島県参議院第7選挙区支部の職員に対する、(いわゆる)陣営関係者に差し上げたお金につきまして、選挙買収に当たらないと考えますので、これも無罪を主張する」

 《克行被告はまず、公選法違反罪で有罪が確定した妻の案里前参院議員(47)との共謀について「事実と異なる」と明確に否定した》

 弁護人「後援会関係者らや、地元議員に対する現金供与も公訴事実に含まれている」

 克行被告「はい、後援会の役員の皆様や地方議会、首長に対してお金を渡しました。一人一人に固有の理由、趣旨、事情がございます。私自身、あからさまに投票依頼を行ったことはない」

 「そのうえで、令和元年の参院選で広島選挙区は大きく、自民党は2議席を獲得するという党の大方針を実現するために、(自民党公認の競合候補だった)溝手顕正氏に加えて新人である妻、河井案里の当選を得たいという気持ちが全くなかったとはいえない、否定することはできないと考えている」

 「一人一人におけるさまざまな事情、理由は各論で詳しく述べるが、すべてが買収目的であったことはございません。全般的に買収罪ということについては、争うことをいたしません」

2596名無しさん:2021/03/23(火) 19:18:50
>>2595

 《克行被告はこれまでの主張を一変させ、地元議員への買収を認めた》

 弁護人「事前買収についても、公訴事実に含まれているが」

 克行被告「今、申し上げたような観点から争うことはしない」

 弁護人「(参院選における)総括主宰者とされていることについては」

 克行被告「活動実態がどうであったか、知りうる限りの事実をご説明させていただきます。一方で、本来ならば県連が果たすべきだった役割、これを補完、代行せざるをえなかったことも事実。総括主宰者にあたるのであれば致し方ない。裁判所におかれましては、適切に判断していただきたい」

 《これまでの全面的な対決姿勢が嘘のように、選挙運動の全体を取り仕切る「総括主宰者」であることもあっさりと認めた克行被告。これまでの公判の中で、現金を受け取ったとされる100人のうち実に94人が買収を認めたことも、影響しているのだろうか》

 弁護人「(公判の)冒頭では否認し、他は争わない。その理由は」

 克行被告「1つには、検察の供述調書を前提とした公訴事実そのものを私がすべて認める、これはとても、あの夏、春から夏にかけて…」

 《ここまでよどみなく話し続けていた克行被告だが、ここで少しの間が空いた》

 克行被告「実際に何が広島県で行われていたのか、その真実と私の真意とはかけ離れている。すべてがお金をささげた行為、選挙買収であったと断じられることについて、政治家として到底受け入れることができなかった」

 「もう1つは、100人といわれるお金を渡した人、金額、場所、狙い、関係性すべてが100通りの事情があります。十把一絡げに一括して、選挙買収であると断ぜられることも納得できなかった」

 「この法廷で、検察の証人尋問、弁護側の反対尋問がたくさんの方に対して行われてきました。この法廷での議論をもとに、何が真実であったか裁判長はじめ、みなさまに知ってもらいたい」

 弁護人「当初、争うことにいたった理由は。案里前議員のことも考えたのか」

 《克行被告は水を口に含み、外していたマスクをつけると、やや間を置いてから、再び口を開いた》

 克行被告「えー、来月で私たち夫婦は、結婚してちょうど20年になる。長年にわたり苦楽を妻とは共にして、参りました」=(2)に続く

2597名無しさん:2021/03/23(火) 19:19:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/9392242ee499f6536b86f041dad17a69407a633f
克行議員初の被告人質問(2)「独房で自問自答」「罪認めることが政治家としての責任」
3/23(火) 13:51配信
産経新聞
 《令和元年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、公職選挙法違反の罪に問われた元法相の衆院議員、河井克行被告(58)の公判が東京地裁で続いている。これまでの主張から一転、大筋で起訴内容を認めた克行被告は、公選法違反罪で有罪が確定した妻の案里前参院議員(47)を「当選させたかった」という思いを持っていたことを明かした》

 《なぜ主張を翻したのか。克行被告は、ゆっくり、はっきりした声で経緯について説明していく》

 克行被告「令和元年の選挙(参院選)で、妻、案里は当選しました。当初から一部にせよ、罪を認めることによって、一緒に頑張ってくれたスタッフや、(広島)県内で自分のことのように応援していただいた後援会や支持者の皆さまに、当選に泥を塗るのではないかと考えました。案里の尊厳や、票を投じた多くの人の尊厳を守るため、私の潔白を主張してきました」

 弁護側「なぜ主張を変えたのか」

 克行被告「私は東京拘置所に259日間収容され、この法廷に、数えると46回出廷して、多くの証人の皆さんの証言をこの法廷で聞きました。後援会の三矢会の皆さんは、家族同然です。平成2年に県議に出るため、政治の世界に入ってから30年間、お支えし続けてくれました。私は世襲でも、官僚出身でもありません。普通の青年でした。そんな私を自分の子や孫、弟のようにお支えし続けてくださったのが後援会の皆さんです。30年経ち、ほとんどが高齢者です」

 「その皆さんが証言されている姿を拝見し、夜、拘置所の独房で自問自答を繰り返しました。本当に、案里を参院選に当選させたいという気持ちがなかったのか。家族同然の後援会の皆さんが証言されている姿を見て、連日深く自省しました」

 「その中で、多くの皆さんにご迷惑をかけ、取り返しのつかない心の傷をつけてしまった。中には心身の不調を訴え、入院加療されている方もいると聞いています。そういう話を聞くうち、自らの内面にまっすぐに向き合い、逃げることなく、認めるべきは認めることが、長年にわたり私を支えていただいた皆さまに対し、政治家としての責任と考えるに至りました」

 弁護側「証人尋問の中で、被告人から『もう後援会の人を呼ぶのをやめて』という話があったが、忍びないと思ったのか」

 克行被告「後援会の関係者は、まったく一般の善良な市民、県民です。裁判所に出廷するだけで心を痛めたかと思います。証人の皆さんの証言を一つ一つ聞きながら、数十年の公私両面の付き合いを思うと、いたたまれない気持ちになりました。これ以上、私の行ったことに巻き込むのはできない、と申し上げました」

 《地元の後援会関係者に対する思いを吐露する克行被告。国政に対する思いも口にする》

 克行被告「後援会のみならず今回、大勢の皆さんが関わりを持ってしまいました。ご迷惑と、言葉に尽くせぬご心痛をお掛けしました。また、結果として、案件が公職選挙法に関わり、代議制民主主義の、日本国の在り方を決める、最も重要な国政選挙に対する信頼を損なうことになり、深く反省し、おわび申し上げます」

 弁護側「案里さんの有罪確定は影響したか」

 克行被告「案里の事件と私の事件は別の物と考えています。冒頭でも言った通り、共謀した事実は天地神明に誓ってありません」

 《話題は、金を渡したとされる支持者らについて、具体的な内容に移る。起訴状には地元首長や議員ら100人の名前が挙がったが、克行被告はおおむね買収したことを認めた》

 克行被告「選挙人買収の目的のみではないが、事実として(買収したことを)認めさせていただきます。ただし、これからいう6人については、買収目的を否定します」

 《克行被告は、自身が単独で現金を渡したとされる議員らのうち、渡辺典子・広島県議ら地元議員や、事務所スタッフの名前を挙げた》=(3)に続く

2598名無しさん:2021/03/23(火) 19:20:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8e1e776aa31cdbdd746935fc6bb17554f59469e
克行議員初の被告人質問(3)「神父様からの電話で決心」「衆議院議員を辞す」
3/23(火) 14:13配信
産経新聞
 《令和元年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、公選法違反の罪に問われた元法相の衆院議員、河井克行被告(58)の公判は被告人質問が続いている》

 《これまでの否認から一転、多くの事実について認めるに至った経緯について改めて問われた克行被告は、しばしの沈黙後、ゆっくりと口を開いた》

 克行被告「3月2日に保釈を許して頂き、それから間もなくして、20年以上親身になって指導頂いている教会の神父さまから激励の電話を頂戴した」

 《克行被告は、神父からの「自分の内面に誠実に向き合ってください」という言葉で、起訴内容の大半を認める決意を固めたと述べた》

 克行被告「後援会や、支えてくださった方々に取り返しのつかないご迷惑をかけてしまった。お金を差し上げたことで公職を辞した方もいる。同じ政治の仕事をしているからよく分かるが、実現したい政策があるのに、志半ばで退場を余儀なくされた。心からおわびを申し上げたい気持ちでいっぱいです」

 「自民党に対しても、ご迷惑をおかけした。私が成長できたのは、ひとえに自民党の支援のおかげ。愛している自民党に対する信頼を傷つけ、申し訳なく思います。国民や広島県民の選挙への信頼を損ない、弁解の余地は全くない」

 《妻の案里前議員について問われると、克行被告は少しの沈黙のあと、言葉に詰まりながら答えた》

 克行被告「保釈後は妻と一緒に生活している。彼女は参議員として国民に尽くすことができると夢と希望に胸を膨らませていた。夫である私の行為によって政治生命を絶ってしまった。深い悔悟を毎日抱いている」

 「今日から被告人質問が始まりました。政治家として説明責任を、この法廷の場で果たしていきたい。妻の当選を得たいという気持ちあったことは否定しない。一方で、全てを選挙買収と断ぜられることは禍根を残す。選挙活動を萎縮させる悪影響があってはいけない。できるだけ正確に、あの春から夏にかけて、どういう現場の状況だったのか理解していただけるように説明していきたい」

 《今後の公判では真摯に対応すると強調する克行被告。続いて、出処進退について問われると、15秒ほど沈黙したのち、口を開いた》

 克行被告「衆議院議員を辞することとします。あまりにも多くの皆さまにご迷惑をお掛けし、中には人生を変えてしまった方もいると聞きました。民主主義の根幹である選挙の信頼を損なう行為をした。私にできることは、衆議院議員の職を辞することです」

 《克行被告は「すべての責任は私にあります」と、繰り返し強調した》=(4)に続く

2599名無しさん:2021/03/23(火) 19:23:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad06139efaa063440d1fe73b0f8998e6569fbd5e
克行議員初の被告人質問(4)「『夫バカ』かもしれないが…」 案里前議員を高く評価
3/23(火) 16:58配信
産経新聞
 《令和元年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、公選法違反の罪に問われた元法相の衆院議員、河井克行被告(58)の公判は、午前中の審理が終了し、休廷。午後1時15分から再開された。入廷した克行被告は、隣の弁護人と談笑するなどリラックスした様子。裁判長や検察に会釈をし、証言台に立った。弁護人は、妻の案里前議員の公認をめぐる関係から質問していく》

 弁護人「被告人は長い間、案里さんと政治家として一緒にいるが、(案里前議員の)政治家としての資質はどう思っているか」

 克行被告「高く評価している。私は30年近く政治家の仕事をしてきたが、案里ならば国政を十分担うことができる人材であり、彼女なら多くの期待に応えられると思った」

 弁護人「どういった点を評価しているか」

 克行被告「あんまり言うと『夫バカ』になるかもしれないが、他の政治家と比較して感じるのは、まず1つは、時代を先取りした問題意識、政策能力が卓越していた。2つめは、妻の性格。多くの方々と良好で円滑な人間関係(を築き)、私はどちらかというと厳しい人間だが、私と違って人を思いやることができる。胆力もある。自分が正しいと信じることを相手が誰でもひるまず、正々堂々と主張する」

 《妻の政治家としての資質を高く評価する克行被告。選挙区の広島で発生した豪雨被害の被災者に対して「共感する力を持っている」とも語った》

 弁護人「支援者と密接に交流することは」

 《弁護人の質問は、案里前議員の地元の支援者との関わり方などに移った》

 克行被告「(広島市)安佐南区では、私より妻の方が人気が高い。(克行被告の後援会の)三矢会の中心は案里だった。案里が人間関係の構築(を担った)」

 《続いて、弁護人は令和元年に案里前議員が参院選へ出馬したことについて質問する》

 弁護人「公認は、どのような意味を持つか」

 克行被告「公認候補として政治家の能力、資質、将来性を政党として保障する意味合いがある。もう一つは党勢拡大。自民党として応援していくと、公にする意味合いもある。党員や協力してくれる団体に対し、『応援してください』と党として要請していく意味合いもある」

 弁護人「(公認には)党として熟慮し、慎重になる?」

 克行被告「自民の公認は政治的に意義が深い。当選するという確信があって決定するものと考えている」

 《弁護人は、案里前議員が支部長を務めた第7支部について質問を重ねていく》

 克行被告「(支部の目的の一つは)党勢拡大。その政党の理念を広め、政策について1人でも多くの国民に指示していただけるよう広めていく。それが党勢拡大と理解している。有権者との関係性が最も重要。政党は政権を獲得するのが目的で、それがないと存在意義がない。1議席でも多く獲得し、1人でも多くの同士を確保すること(が重要)」 

 《続いて話題は、案里前議員の公認決定の時期に移る。自民党は公示3カ月前の平成31年3月に公認を決定。選挙戦を踏まえると、決定時期は遅いといえる》

 弁護人「過去に出馬した選挙で出馬を表明した時期は」

 克行被告「案里の各種選挙への表明は毎回遅い。(初出馬だった平成15年の)県議選は告示3週間前で、(21年の)県知事選では告示9日前。よく立候補したものだなと」

 《苦笑交じりに話す克行被告。一方で、案里前議員をこう評価した》

 克行被告「常識にとらわれないのが河井案里の面白いところ。限られた時間で完全燃焼し、死に物狂いでやって困難を突破してきた」

2600名無しさん:2021/03/23(火) 19:23:42
>>2599

 《21年の知事選では、現在も知事を務める湯崎英彦氏に2倍近くの差をつけられ敗れたものの、約20万票を獲得した》

 弁護人「20万票を獲得したことは驚きか」

 克行被告「客観的に見て、(当時)自民党は下野していた。県の長を選ぶ選挙で(案里前議員は)若すぎると不安感があったと思う。その中であれだけ票をもらったのは大きな自信になったと思う」

 《自民が逆風にある中で20万票獲得したため、参院選でも公認が遅くなっても「厳しいという認識はなかった」という克行被告。また、自民党広島県連が当時現職だった溝手顕正氏を一本化し支援するという状況も、案里前議員に有利に働くという見方も示した》

 克行被告「県連は河井案里を一切支援しないと機関決定していた。公認に至るまでのいきさつなどが報じられるほど河井案里に有利で、遅れがあっても十二分に補えると踏んでいた」

 弁護人「(案里前議員の公認に)県連が消極的、反対する理由は」

 克行被告「長年にわたって、広島の参院選は何もしないで、自民党1議席、野党1議席というぬるま湯につかった選挙。公示日の朝に届け出をした時点で選挙が終わると言われていた。溝手氏や、県連会長を務めていた宮沢洋一氏からすると、河井案里が出馬することで安楽な選挙ができなくなる。それが嫌だと思ったのではないか」

 弁護人「溝手氏の票が奪われるという見方は」

 克行被告「大きく(票が)奪われるなどと予期していない。(ベテランの溝手氏と若手で女性の案里前議員では)顧客層が全然違う。選挙は商品(候補者)とそれを買う(投票する)客(有権者)がいる。公認されることで自民党支持層が溝手氏から河井案里に移ることはあり得ない」

 《広島の選挙戦の在り方について苦言を呈した克行被告は、選挙における持論も展開した》

 弁護人「決まったパイを取り合うことは想定していないか」

 克行被告「パイは限られていない。(参院選広島選挙区は)事実上、無風状態が続いてきた。真面目に地盤培養、党勢拡大をしてきたとはとても思えない。パイは切磋琢磨(せっさたくま)することで広がる」

 《案里前議員という“新しい血”を入れることで、無党派層や若年層への浸透を狙ったと主張する克行被告。弁護人は、選挙活動の仕組みについて質問を続ける》=(5)に続く

2601名無しさん:2021/03/23(火) 19:24:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6caf2f717d04ff3044248b609e1a57fd9cdba4d
克行議員初の被告人質問(5)「街頭演説3000カ所」 妻の努力を強調
3/23(火) 17:25配信
産経新聞
 《令和元年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、公選法違反の罪に問われた元法相の衆院議員、河井克行被告(58)の公判は、弁護側の被告人質問が続いている。克行被告は、妻の案里前議員(47)が当選へ向けて奔走した様子や、選挙活動の仕組みなどについて、依然として雄弁に語り続けている》

 弁護人「参院選広島選挙区に候補者を2人擁立することは、比例区にも影響があるのか」

 克行被告「参院選は地方区と比例区で、1人の有権者が2票持っている。全国比例にも候補者を擁立する。地方区の切磋琢磨(せっさたくま)が活発になることによって、比例区の活動も活発になる」

 弁護人「選挙に向けた準備については」

 克行被告「党勢拡大活動と地盤培養行為を真面目にやっていくことに尽きる。党勢拡大と地盤培養行為は、裏と表の関係だ。政党の公認を得ている場合は、公認を前面に打ち出していく。立候補予定者の政策、理念、人柄を後援会の世話人を通じて広げてもらう。もう1つは知名度を上げていくこと。人は知らない人に一票を入れない」

 《これまでの主張を一変させた午前中の被告人質問では時折、言葉を詰まらせる場面もあった克行被告だが、選挙に関する己の主張を開陳しているせいか、終始よどみなく話を続けていく》

 弁護人「案里前議員が(立候補した後に)重要視していたことはなにか」

 克行被告「とにかく、街頭演説を最重要視していたと私は思う。(案里前議員)本人は後任が決まってから3000カ所に行ったと言っておりましたが、党の幹部、選挙の専門家、先輩議員から異口同音に言われていたのが『とにかく顔を表に出しなさい』ということだった。『自分で走り回って風を起こしなさい』と」

 弁護人「3000カ所回ることは大変だと思うが、案里前議員の様子は」

 克行被告「最後は足の筋肉を痛めて満足に歩けない。案里の場合は、街頭演説だけではない。聴衆がいたら、そこまで走ってそこで握手をする。街頭演説プラス、走りながらやっている。暑い時期ですから、目の角膜がやられて麻酔を打って、死に物狂いでやっていたと聞いていた」

 弁護人「やはり、党勢拡大を意識していたのか」

 克行被告「県連は妻を支援しないと決定していたが、妻は(自民党公認の競合候補だった)溝手顕正氏の名前を先に出して、自民党のために頑張ると、ずっと一貫して訴えてきたと聞いています」

 《克行被告は、妻がいかに選挙に情熱を注ぎ込んでいたかを再三力説する》=(6)に続く

2602名無しさん:2021/03/23(火) 19:25:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/185a16114417fde5ce9db6565c48fcca71bb6fdb
【克行議員初の被告人質問】(6)「是非お聞きしていただきたい」 県連の代わりに党勢拡大と主張
3/23(火) 18:24配信
産経新聞
 《令和元年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、公選法違反の罪に問われた元法相の衆院議員、河井克行被告(58)の公判は被告人質問が続いている》

 《弁護人から選挙に向けた県連の役割について問われると、克行被告は滔々(とうとう)と内容を語った》

 克行被告「公示日前には2連ポスターを作ります。候補予定者と、もう一人を誰にするのか、相手と交渉して写真を収集します。後援会入会申込書を友好団体へ配布をお願いしたり、街頭演説会を開催する際には準備や応援をお願いしたりします。公示日後も、さまざまな最終調整などを行います」

 《弁護人から参院選当時、案里前議員が県連からの支援が一切なかったことが改めて確認された》

 弁護人「なぜ県連は支援しないことになったと思いますか」

 克行被告「大事なところです。是非裁判長にはお聞きしていただきたい」

 《突然、目の前の裁判長らに呼びかけた克行被告は、広島県内の情勢について熱く説明を始めた》

 克行被告「県連は県議が主体の組織であり、彼らの政治的な目標は、一義的には県政であることが1番大きな違いです。県政の延長線上に国政選挙がある。国政では与党と野党で政策を異にしていますが、広島では共に県政を運営してきた。彼らにとっては、これを維持することが最重要の政治課題なのです。過去21年続いていたように、県知事選挙と国政において自民と民主系の議席を仲良く分け合うことが、彼らの政治的目標なのです」

 《思うところがあったのか、克行被告の言葉はいくぶん皮肉っぽく聞こえる》

 克行被告「河井案里は一貫して距離を置いた政治活動をしてきた。よって県連は案里を応援、支援しないのではないかと私は考えている」

 弁護人「応援しない姿勢がはっきり現れた事象は」

 克行被告「あー…。いろいろとありました」

 《克行被告は目線を遠くにやった。思いをめぐらせているようだ》

 克行被告「一昨年は県連大会が無期延期になりました。参院選に向かって党の結束を訴える絶好の機会だったのに、溝手(顕正)先生の隣に河井案里を並べたくないと県連会長が決めたと聞きました。全国で開かれなかったのは広島だけです」

 「他には、県連のホームページに河井案里の情報が一切ありませんでした。溝手先生の公認のみです。それから…」

 《次から次へと県連の「案里外し」エピソードを挙げていく克行被告。「さらに」「それから」「あるいは」と言葉を継ぎつつ4つの例を披露し、言い終わると「今となっては懐かしい」と感傷に浸った。検察官、裁判官は、手元や証言台の方を見ながらひたすら聞いている》

 弁護人「被告人や案里さんが主体となって(本来は)県連がする党勢拡大をしないとならなかったと」

 克行被告「全くその通りです」

 弁護人「県内の案里さんの知名度は」

 克行被告「知事選で立候補したので一定程度の知名度はありましたが、無所属で出馬した。今回は自民党公認の河井案里だから、有権者の頭の中ですぐに結びつかないのではないか。まして比較的若い女性で、野党系と受け止められていたかもしれないと」

 《自民党公認候補としての知名度に不安を持っていたとする克行被告。県連の協力も得られず、自らが選挙活動に力を入れる必要があった、という趣旨のようだ》

 弁護人「自民党の大方針は、広島で2議席」

 克行被告「間違いない。県連のホームページと裏腹に党本部では溝手先生と案里を紹介いただいた。党本部のパンフレットにも2人。(当時の)安倍晋三総裁が広島に来たときも溝手先生と河井案里の2人を応援した。決してどちらか1人ではなかった。選挙後に妻が官邸に行った際、安倍(晋三)総裁は『2議席獲得できなかったのが残念だった』といった」

 弁護人「外部向け(のメッセージ)は」

 克行被告「案里が公認される前から、広島は2人とすべきと訴えていた。2人で競争して切磋琢磨(せっさたくま)しないと、あぐらをかくようなことをしていては、いくら広島で自民の基盤が強固でもいけないと思っていた。別に私は、妻が2人目に公認されたから党勢拡大をしたわけではない」

 《克行被告は、夫としてではなく、あくまで広島3区支部長としての立場を強調する》

 克行被告「私の責任を果たすため、3区の緊急報告会で妻だけでなく溝手先生の2人が公認されたことの意義を、すべての会場で訴えました。河井案里講演会でも支部長として理解してほしいと説明した。企業を回り2人当選しないといけないと訴えました」

 弁護人「案里さんではなく、有望な政治家として公認をしたと」

 克行被告「はい」

=(7)に続く

2603名無しさん:2021/03/23(火) 19:27:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/afac9d7590867281634dba3ed4b4f25f4eebd059
克行議員初の被告人質問(7完)「『厳しい選挙』政治家の常套句」
3/23(火) 19:02配信
産経新聞
 《令和元年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、公選法違反の罪に問われた元法相の衆院議員、河井克行被告(58)の公判は被告人質問が続いている》

 《2議席を有する参院広島選挙区では、自民党は議席独占を目指し、妻の案里前参院議員と、溝手顕正参院議員の2人を公認したが、党内の亀裂は深まっていた。現職の溝手氏に対し、国政初挑戦の案里氏は当選すら難しいとの見方があった》

 弁護人「選挙の情勢をみて、被告人は案里さんに勝算があると考えていたのか」

 克行被告「私は河井案里は当選するだろうと思っていました」

 弁護人「公認が2人いれば、票が割れ、新人にとっては不利という見方ができる。実際、証言からそういう言葉も出てきているが」

 《克行被告は、有権者の心理から、女性候補で新人の案里氏が有利だったとする持論を展開。不利と見るのは「選挙の表面だけを見ている」と指弾した》

 克行被告「こういうことになって申し訳ないですけど、案里の清廉潔白なイメージが(有権者に)評価してもらえると思いました」

 弁護人「証言の中で、被告人がいろんな人に会う際に『厳しい選挙になる』と言っていたようだが」

 克行被告「政治家にとってそれは常套句(じょうとうく)ですね。大丈夫と思っても、大丈夫なんて言ったら油断して内部崩壊します。陣営を引き締めるためです。『克行が投開票日の数日前にすごい形相でやってきて、案里の選挙が厳しいと言った』という三矢会の役員の供述(調書)を読んで、しっかり目的が達成できたと思いました」

 《一方、自民党が4回行った選挙区の情勢を調べる世論調査では、公示前、案里氏は溝手氏と野党候補に続き3位で、当選は難しいことを示していた。克行被告はそれでも勝算があったと反論する》

 克行被告「責任政党の自民党が、当選の可能性のない新人を立てることがあると思いますか。勝算があって、立てたのだと思います」

 「調査結果では3番手だが、2位(の野党候補)の数字と遜色ない」

 《証言台の克行被告の横に弁護人と検察官が立ち、世論調査の資料を確認していく》

 克行被告「裁判長にごらんいただきたい。主要候補のなかで、一貫して上昇しているのは案里だけ」

 《裁判長は、資料を確認しながら、克行被告の説明に耳を傾ける》

 克行被告「実数より、方向性、ベクトルが重要。当たり前だが、公示日1カ月前に最高の支持率があっても仕方がない。期日前(投票)もあるが、一番の盛り上がり、頂(いただき)をもっていくのは投票日。その判断がベクトル」

 《弁護人は、資料から案里前議員、溝手顕正氏、野党候補それぞれの支持率の推移を確認していく》

 克行被告「今日示された数字が、私が案里に勝算があると踏んだ材料の1つ」

 《裁判はここで閉廷。証言台から席に戻った克行被告は真剣な表情で弁護人と話し込み、何度も小さくうなずいていた。次回の被告人質問は24日午前10時から行われる》=完

2604とはずがたり:2021/03/26(金) 15:55:15

野田氏、NTT幹部と会食認める
総務相時「接待でない」
https://this.kiji.is/742570620061204480?c=39546741839462401
2021/3/11 13:23 (JST)
c一般社団法人共同通信社

 自民党の野田聖子幹事長代行は11日、総務相在任中にNTT側の幹部らから接待を受けたとする週刊文春報道に関し、会食した事実を認めた。党本部で記者団の取材に応じ「接待でなく、プライベートの懇談会との認識だった」と語った。2回の会食のうち、支払ってもらった1回については会食費が約2万6千円だったと確認し、全額返金したと明らかにした。

 坂井学官房副長官も総務副大臣だった2018年に篠原弘道NTT会長と会食したとする文春報道を認めた。記者団の取材に「総務省の業務に関する要請や要望は全くなかった」と答えた。

2605名無しさん:2021/03/26(金) 18:47:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/811a6ace4ad120be0a99ceae720bf7e91442b934
維新・森議員を公選法違反容疑で告発 党費肩代わりで
3/23(火) 21:00配信
朝日新聞デジタル
 日本維新の会の森夏枝・衆院議員(比例近畿)が、集めた党員の党費を肩代わりして党本部に払っていたとして、京都市民らでつくる「日本維新の会・森夏枝被害者の会」が23日、森議員らを公職選挙法違反(選挙区内での寄付)などの疑いで京都地検に告発状を提出した。「被害者の会」関係者が取材に明らかにした。

 告発状は、森議員が2018、19年度に党員延べ99人を集めた際に、森氏の事務所の事務局長だった父親が1人年2千円の党費を肩代わりしており、公選法で禁止される選挙区内での寄付行為にあたるとしている。

 森議員は昨年12月の朝日新聞の取材で、18年度に党員を募集した際に「名前だけで構わない」と事務所関係者に指示していたことを認めている。今年1月には、一連の問題を受けて、党本部から3カ月の党員資格停止処分を受けた。(高井里佳子)

朝日新聞社

2606名無しさん:2021/03/27(土) 07:16:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/f90ee5fe12557276b519294d9a7fccf9ce5853d9
使途不明の1.5億円、首相「書類が返還され次第…」 
3/26(金) 14:08配信
朝日新聞デジタル
 菅義偉首相は26日、2019年7月の参院選広島選挙区をめぐり、公職選挙法違反(加重買収など)の罪に問われた元法相の河井克行被告について「法相の経験者についての刑事裁判が行われていることは残念であり、国民の政治不信を招いた批判があることは重く受け止めている」と述べた。

 共産党の山添拓氏の質問に答えた。事件をめぐっては、自民党本部から計1億5千万円が提供されたことが明らかになっているが、使途は不明のままだ。この点について首相は「現在、検察当局に押収されている関係書類が返還され次第、党の公認会計士が内規に照らして監査を行い、しっかりチェックすることになっている」と従来の答弁を繰り返した。

 「なぜ書類は押収されたままなのか」との山添氏の質問に対しては、「裁判中だからと思う」と答弁。菅首相は「いま裁判中であり、私から何か申し上げることは控えるべきだと思う」と述べた。

 参院予算委の締めくくり質疑は終了した。

朝日新聞社

2607とはずがたり:2021/03/29(月) 18:26:50

愛知県知事リコール 運動事務局の支出は約6000万円、高須院長から1200万円借り入れ
https://www.tokyo-np.co.jp/article/94531
2021年3月29日 18時05分

 愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を主導した運動事務局が、一連の活動に計6千万円近くを支出していたことが29日、関係者への取材で分かった。運動事務局は近く、収支を管理する政治団体「100万人リコールの会」の政治資金収支報告書を、愛知県選挙管理委員会に提出する。
 リコール運動を巡っては、運動事務局が名古屋市の広告関連会社に対し、署名偽造のためのアルバイト募集業務を約470万円で発注した疑いが浮上しているが、関係者によると、収支報告書にこうした支出は記載されていない。
 関係者によると、クラウドファンディング(CF)による収入が約3950万円と大部分を占め、寄付も約870万円あった。また収入不足を補うため、政治団体の代表を務めた美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長から1200万円を借り入れていた。(共同)

2608名無しさん:2021/03/31(水) 17:59:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/582c185eab1205c7e8347418e30daf5d631b903a
「桜」新たに安倍前首相ら不起訴 夕食会費問題で東京地検特捜部
3/30(火) 17:24配信
共同通信
 「桜を見る会」前日の夕食会費補填問題で、東京地検特捜部は30日、ホテル側の宴会代金の値引きは寄付に当たるなどとする新たな政治資金規正法違反容疑について、安倍晋三前首相や、安倍氏の後援会代表だった配川博之元公設第1秘書(61)ら4人全員を不起訴処分とした。

 安倍氏が代表の資金管理団体「晋和会」や後援会が夕食会の支出に関し、ホテル側の値引きを寄付として2015〜19年分の政治資金収支報告書に記載せず、17〜19年分の領収書を保存していないなどとして、市民が告発していた。

 特捜部は値引きの証拠はないと判断し、安倍氏について「嫌疑不十分」や「嫌疑なし」とした。

2609とはずがたり:2021/04/04(日) 18:16:31

【独自】熊田裕通衆院議員元スタッフの男を逮捕 愛知、持続化給付金の詐欺容疑
https://www.tokyo-np.co.jp/article/92838
2021年3月21日 15時38分
 新型コロナウイルスで売り上げが減った事業者に国が支給する持続化給付金をだまし取ったなどとして、愛知県警は21日、詐欺の疑いで、自民党衆院議員の熊田裕通総務副大臣(愛知1区選出)の元スタッフ加藤裕容疑者(34)を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。
 本紙の取材では、加藤容疑者は受給資格のない大学生らが参加した説明会で「自民党という立場で抜け道を知っている」「架空の売り上げを作る」などと伝え、不正受給を持ち掛けていた疑いがある。政権与党の名前を使って不正受給を勧誘したという疑惑は刑事事件に発展した。

2610とはずがたり:2021/04/14(水) 12:16:34
自由同和会支部なんてあるのか〜。

自民支部代表が詐欺容疑、和歌山
コロナ持続化給付金で
https://this.kiji.is/752422038667411456
2021/4/7 16:57 (JST)
c一般社団法人共同通信社

 新型コロナウイルス対策の持続化給付金を詐取したとする詐欺容疑や、無登録で貸金業を営んだとする貸金業法違反容疑で和歌山県警が逮捕した和歌山市のリフォーム業北橋雅也容疑者が、県選挙管理委員会に自民党の支部として届けられている政治団体の代表者だったことが7日、県警や党関係者への取材で分かった。

 県警は関係先として和歌山市内の特定抗争指定暴力団山口組系組事務所を家宅捜索。北橋容疑者に手口などを指南していた可能性も視野に捜査している。

 政治団体は自由民主党自由同和会和歌山県支部。関係者によると、北橋容疑者は少なくとも2017、19、20年に同支部の代表者だった。

2611とはずがたり:2021/04/23(金) 22:30:23

独自って事は読売のスクープって事かな?
政権かその周辺からのリーク?菅原切ると得する政権内の人間って誰??菅原は菅系だっけ?

【独自】菅原前経産相、祭りや盆踊りに「祝儀」名目で現金配布か…東京地検特捜部が任意聴取
4/23(金) 5:01配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc391891bbcb2e9f991b5ed1c8702e0f409b2662
読売新聞オンライン

 前経済産業相の菅原一秀衆院議員(59)(自民、東京9区)が選挙区内の行事で、主催者側に「祝儀」などの名目で現金を配った疑いのあることがわかった。過去3年間で計数十万円に上るとみられ、東京地検特捜部が菅原氏から任意で事情を聞いている。菅原氏は、秘書を通じて有権者に香典を渡した公職選挙法違反事件で不起訴(起訴猶予)となったが、検察審査会が「起訴相当」と議決。特捜部は香典事件も含めて、改めて立件の可否を検討する。

【図表】菅原一秀・前経産相の公職選挙法違反事件をめぐる経緯

 主催者らの証言などによると、菅原氏は少なくとも2018年以降、夏祭りや盆踊り、日帰り旅行を主催する選挙区内の町内会や商店会などに、「祝儀」や「会費」として、1回あたり数千円〜1万円程度の提供を繰り返していたという。

 公選法は政治家が選挙区の有権者に寄付することを禁じ、罰則は50万円以下の罰金。罰金以上の刑が確定すれば失職する。

 特捜部は昨年6月、菅原氏が17〜19年、選挙区内の葬儀で、自身が持参しない形での香典や、故人の枕元に飾る枕花として計30万円分を渡したと認定。一方、経産相を辞任したことなどを踏まえ、起訴猶予とした。

 これに対し、東京第4検察審査会は2月24日付の議決で、特捜部の判断を批判。「国会議員はクリーンであってほしいという国民の願いにも配慮すべきだ」と指摘し、起訴相当と議決したため、特捜部が再捜査を始めていた。菅原氏の事務所は取材に対し、「再捜査がされている中なので回答は差し控える」とした上で、「当局から協力を求められれば真摯(しんし)に対応していく」としている。

https://twitter.com/RyuichiYoneyama/status/1385394531378499586
米山 隆一
@RyuichiYoneyama
これ、何が酷いって、氏がこういう事をされているという事はかねてより噂されており、最初の捜査の段階で当然あがっていた情報だろうに、それを無視して「不起訴」とした事だと思います。日本の行政は今、権力者への忖度で本当に歪められていると思います。


自治労とか日教組とか共産にアレルギー小さいっぽいけど

連合推薦は貰わずに自治労とか日教組とか情報,郵政とか個別に仲良くなって支援貰うってのはありでは?

2612とはずがたり:2021/04/28(水) 14:53:14
特捜部が再捜査 菅原一秀元経産相“有権者買収”の証拠文書を公開する
「週刊文春」編集部22時間前
source : 週刊文春 2021年5月6日・13日号
https://bunshun.jp/articles/-/45106?utm_source=twitter.com&utm_medium=social&utm_campaign=socialLink
genre : ニュース, 社会, 政治

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 選挙区内での行事で主催者側に「祝儀」などの名目で、現金を配った疑惑が浮上、東京地検特捜部の再捜査を受けている菅原一秀元経産相(59)。今回、現金配布の実態を事務所の元スタッフが証拠文書を示しながら、「週刊文春」に証言した。

2613とはずがたり:2021/04/28(水) 22:02:41
国民 玉木代表 山尾衆院議員のJRパス私的利用おおむね認め謝罪
2021年4月28日 17時19分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210428/k10013002861000.html

国民民主党の山尾志桜里衆議院議員が、議員活動のために支給されるJRのパスを私的に利用していたと報じられたことについて、玉木代表はおおむね事実関係を認め謝罪しました。

国民民主党の山尾議員は28日発売の『週刊文春』で、議員活動のために支給されるJRのパスを、都内でマッサージ店に行ったり、買い物をしたりする際に私的に利用していたと報じられました。

これについて玉木代表は記者会見で「本人から説明を受けたが、不適切な使用があったと言わざるをえない」と述べ、おおむね事実関係を認め、謝罪しました。

そのうえで「山尾議員には、今後はパスを使わないよう伝え 厳重に注意した。党内からも大変、厳しい意見が出ている」と述べ、党としての対応も検討する考えを示しました。

一方、山尾氏はみずからのツイッターに「公私の別を大切にする自分として、その区別があいまいに見える行動はよくないと深く反省しています。都内の移動にパスを利用しないことが、最善の対応と考えています。改めておわびし、仕事を通じた 信頼回復に努めていきます」と投稿しました。
維新 馬場幹事長「見識を疑う」
日本維新の会の馬場幹事長は記者会見で「JRのパスは『議員特権』の1つで、使用する際は自覚をもった使い方が必要だ。山尾氏が私用でパスを使ったのだとすれば見識を疑う」と述べました。
公明 竹内政調会長「襟を正してもらいたい」
公明党の竹内政務調査会長は記者会見で「あってはならないことで、しっかりと襟を正してもらいたい。われわれも、こうしたことが起きないよう、ルールを徹底していきたい」と述べました。

2614とはずがたり:2021/05/02(日) 20:09:43
維新支部500万円不記載、茨城
17〜19年、寄付金など
https://this.kiji.is/761126013628743680?c=39550187727945729
2021/5/1 19:26 (JST)
c一般社団法人共同通信社

 茨城県に拠点を置く日本維新の会2支部が17〜19年、維新本部から受けた党費還元金や寄付金4件約500万円を政治資金収支報告書に記載していなかったことが1日、分かった。不記載は政治資金規正法に抵触する可能性があり、いずれも事務ミスとして報告書を訂正するとしている。

 参院議員の石井章氏が代表の「茨城維新の会」は、党費還元金などとして17年2月に51万3千円、18年2月に80万7千円、19年3月に68万5千円を受け取っていたが記載していなかった。事務所担当者は「記載すべきものだと認識していなかった。あってはならないことで報告書を速やかに訂正したい」と話した。

2615とはずがたり:2021/05/07(金) 08:52:50

検察の腐敗ぶりが目に余るな。なんでカニメロンの段階でお咎め無しなんだよ。

<独自>菅原前経産相立件へ 東京地検特捜部 現金提供悪質と判断
5/7(金) 2:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d7e36785c8526f8f7c46b2326acb1a2217e917c
産経新聞

 前経済産業相の菅原一秀(いっしゅう)衆院議員(59)=自民=が地元・東京9区の有権者に「会費」などの名目で現金を提供していた問題で、東京地検特捜部が公職選挙法違反(寄付行為)罪で菅原氏を立件する方針を固めたことが6日、関係者への取材で分かった。特捜部は近く菅原氏に聴取を要請し、認否などを改めて確認した上で、処分の内容を決定するもようだ。

 公選法は、政治家が自分の選挙区の有権者に寄付することを禁じており、違反すると50万円以下の罰金が科される。罰金以上の刑が確定すれば失職する。

 菅原氏をめぐっては昨年6月、秘書を通じ有権者に香典名目などで計約30万円相当を寄付した公選法違反事件で不起訴(起訴猶予)となったが、東京第4検察審査会が今年2月に「起訴相当」と議決。その後の特捜部の再捜査で、香典とは別の現金提供の疑いが浮上した。

 関係者によると、菅原氏は平成30年以降、地元有権者団体が企画した祭りなどのイベントに、1回数千〜1万円を支払うことを繰り返していた。総額は菅原氏本人や菅原氏名義などで3年間で数十万円に上るとみられる。

 会費が明示されていないイベントで選挙区内の有権者に現金を支払うことは公選法上、有権者への寄付行為に当たるとして禁じられている。関係者によると、菅原氏は会費制ではない祭りなどに現金を提供していたほか、新年会などでは通例の会費よりも増額して支払った疑いがある。

 特捜部は昨年、香典事件について「法を軽視する姿勢が顕著とまでは言い難かった」として立件を見送ったが、現金提供については、広範囲で長期間にわたるため、悪質性があると判断したとみられる。

 国会議員による寄付行為では、平成11年に小野寺五典(いつのり)元防衛相が氏名入りの線香を選挙区で配ったとして書類送検された。小野寺氏は翌年に議員を辞職し、その後、罰金40万円、公民権停止3年の略式命令を受けた。

2616とはずがたり:2021/05/09(日) 16:39:36
河井元法相公判、懲役4年”実刑論告“で「最重要論点スルー」の謎
郷原信郎 | 郷原総合コンプライアンス法律事務所 代表弁護士
https://news.yahoo.co.jp/byline/goharanobuo/20210507-00236682/
5/7(金) 14:23

2617とはずがたり:2021/05/09(日) 17:52:06

2021/3/2 17:46神戸新聞NEXT
「身を切る改革」と議員報酬の寄付装うも受け取っていた 維新、明石市議を除名
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202103/0014119598.shtml

 日本維新の会の兵庫県総支部「兵庫維新の会」は2日、筒泉寿一・明石市議(35)を2月28日付で除名処分にし、議員辞職勧告を行ったと発表した。維新の各議員は「身を切る改革」と称して、議員報酬の一部を被災地などに寄付しているが、筒泉市議は寄付したように装って実際はしていなかったという。

 筒泉市議は取材に「党の考えに付いていけないと離党を考えていたので、除名について言うことはない。辞職勧告については、比例区のように政党名で選ばれたのではなく、自分を選んでもらった結果なので辞めるつもりはない」と述べた。

2618とはずがたり:2021/05/22(土) 23:54:07
2193 名前:チバQ[] 投稿日:2021/05/22(土) 23:15:11
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20210521-567-OYT1T50342.html
【独自】菅原前経産相を略式起訴へ、公選法違反…80万円の違法寄付
2021/05/22 05:00読売新聞

【独自】菅原前経産相を略式起訴へ、公選法違反…80万円の違法寄付

菅原一秀前経産相 【読売新聞社】

(読売新聞)

 選挙区内の行事で主催者側に現金を提供していた疑いが浮上した前経済産業相の菅原一秀衆院議員(59)(自民、東京9区)について、東京地検特捜部は公職選挙法違反(寄付の禁止)で略式起訴する方針を固めた。違法な現金配布は公訴時効にかからない2018年以降で約50万円に上るという。特捜部は一度は不起訴(起訴猶予)とした香典提供分も略式起訴の対象に含め、計80万円前後を違法な寄付と認定する見通しだ。

 公選法は、政治家が選挙区の有権者に寄付することを禁じ、罰則は50万円以下の罰金。罰金以上の刑が確定すれば失職する。菅原氏は特捜部の任意の事情聴取に対し、違法な現金配布を大筋で認めているという。

 関係者によると、菅原氏は夏祭りや盆踊り、日帰り旅行を主催する選挙区内の町内会や商店会などに対し、1回あたり数千円〜1万円程度の提供を繰り返していた疑いがもたれている。

 菅原氏は「祝儀」や「会費」といった名目で現金を渡していたが、特捜部は主催者側の帳簿類を分析するなどした結果、18年以降の計約50万円分には、行事での飲食に伴う実費といった対価性がなく、実態は寄付だと判断したとみられる。

 特捜部は昨年6月、菅原氏が選挙区内の葬儀で自身が持参しない形での香典や、故人の枕元に飾る枕花として計30万円分を渡したと認定。その上で、経産相を辞任したことなどを踏まえて起訴猶予とした。しかし、東京第4検察審査会は2月24日付で起訴相当と議決。特捜部が再捜査していた。

2619とはずがたり:2021/05/24(月) 21:53:49

前は前言翻してもびくともしなかった感じだけど一寸日和った感も出始めて無双状態が続いてた二階も微妙に弱ってきてる?

二階氏、1.5億円支出「責任は総裁と私」 「関係ない」発言一転
https://mainichi.jp/articles/20210524/k00/00m/010/334000c
毎日新聞 2021/5/24 21:02(最終更新 5/24 21:25) 423文字

 自民党の二階俊博幹事長は24日の記者会見で、2019年参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件に関し、党本部から政党支部に支出した1億5000万円について、「党全体のことをやっているのは総裁と幹事長の私だ。組織上の責任は我々にある」と述べ、当時党総裁だった安倍晋三前首相と自身の責任を認めた。17日には「関係していない」と自身の関与を否定したが、軌道修正した形だ。

 1億5000万円は、党本部から河井克行元法相と妻の案里元参院議員が代表を務める政党支部に支出。17日の会見では、林幹雄幹事長代理が「当時の(甘利明)選対委員長が広島を担当しており、細かいことは分からない」と説明していた。しかし、この日の会見で、林氏は「甘利氏(の職務)は党の公認や選挙区調整が主だ。実際に支出には関与していない」と釈明。各種調査を踏まえて組織決定したとし、使途に関しては「買収資金に使われていないことは検察庁から書類が返ってきたら立証できる」と強調した。【野間口陽】

2620とはずがたり:2021/06/10(木) 21:29:03

菅原一秀・前経産相、議員辞職へ 略式起訴の見通し
2021年6月1日 10時20分
https://www.asahi.com/articles/ASP61366DP61UTIL00G.html

 前経済産業相の菅原一秀衆院議員(59)=東京9区=側が地元で香典や現金を渡したとされる問題で、菅原氏が1日にも自民党を離党したうえで議員辞職願を提出する意向を固めたことが、関係者への取材でわかった。香典や現金などについては、東京地検特捜部が近く、公職選挙法違反(選挙区内での寄付)の罪で菅原氏を略式起訴する見通しだ。

「こっそり渡して」 菅原氏、盆踊りなどで秘書に指示か
 同罪の法定刑は50万円以下の罰金。簡裁の略式命令による罰金刑が確定すれば、公選法の規定で衆院議員を失職する。公民権は原則5年間停止され、その間は立候補もできなくなる。

 特捜部は2020年6月、菅原氏が17〜19年に選挙区内で枕花を贈ったり香典を秘書に代理持参させたりしたとして、30万円の違法寄付を認定したうえで、「公選法を軽視する姿勢が顕著とまでは言いがたい」などと説明して不起訴(起訴猶予)とした。

 これに対し、東京第四検察審査会は今年3月、「起訴相当」とする議決を公表し、30万円という特捜部の事実認定は絞り込みすぎだと指摘した。

 関係者によると、議決を受けて再捜査した特捜部は、地元で開かれた祭りの際に主催者の町内会に会費名目で渡すなどした現金数十万円も違法と認定。悪質性が高まったとして略式起訴する方針に転じた。菅原氏は違法性を認めて略式起訴に同意する意向で、処分を受ける前に議員辞職することにしたとみられる。

 菅原氏は03年初当選で当選6回。略式起訴は、書面審理で罰金などを求める簡易的な手続きで、簡裁が「不相当」と判断しない限り公開の正式裁判は開かれない。

2621とはずがたり:2021/06/10(木) 21:29:56
菅原一秀氏、自民離党で調整 新たな現金配布疑い特捜聴取受け
政治
https://mainichi.jp/articles/20210531/k00/00m/010/387000c
速報
毎日新聞 2021/5/31 22:51(最終更新 5/31 22:51) 405文字
菅原一秀・前経済産業相=川田雅浩撮影拡大
菅原一秀・前経済産業相=川田雅浩撮影
 自民党の菅原一秀・前経済産業相(59)が近く、離党する調整を始めた。複数の党関係者が31日、明らかにした。菅原氏が選挙区内の祭りなどで住民らに現金を配った疑いが新たに浮上し、東京地検特捜部から任意で事情聴取されたことを受けた措置とみられる。

 菅原氏を巡っては、特捜部の捜査で2017〜19年、選挙区内の有権者延べ27人の親族の葬儀に、枕花名目で生花18台(計約17万5000円相当)を贈り、秘書らを参列させて自己名義の香典(計12万5000円分)を渡したとされる。特捜部は20年6月、公職選挙法違反容疑で不起訴処分(起訴猶予)としていたが、検察審査会が今年2月に起訴相当と議決。再捜査で新たに選挙区内で現金を配った疑いが浮上していた。

2622とはずがたり:2021/06/15(火) 01:22:30
総務省接待問題、NHK役員とも会食判明 前田会長「適切と確信」
2021年3月2日 20時03分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/89086 総務省の原邦彰官房長は2日の衆院予算委員会で、菅義偉首相の長男正剛(せいごう)氏が勤める放送事業会社「東北新社」による総務省幹部への接待問題に関連して、調査した幹部ら12人のうち1人がNHK役員とも会食していたと認めた。現段階では野党側の要求を踏まえた確認作業のため、武田良太総務相は改めて「調査をさせる」と明言した。日本維新の会の足立康史氏への答弁。
【関連記事】東北新社から接待、違法と認める 総務省が11人処分 首相「長男が関係、国民におわび」
 原氏は、会食していた職員の役職や氏名は伏せた一方、聞き取りに対して「(許認可事業者からの接待などを禁じる)国家公務員倫理規程に抵触する会食はない」と答えたことを明らかにした。他に2人が「記憶の限り、会食はない」、9人が「会食の事実はない」と回答したとも説明した。
 予算委に出席したNHKの前田晃伸会長は「公共放送に携わる者として自覚を持って適切に対応していると確信している」と語った。会長就任後の自身の会食は否定した。(山口哲人)

2623とはずがたり:2021/07/07(水) 11:44:20
>現金数万円以上の授受が裏付けられれば略式起訴されて罰金刑を求められるケースが多く、100万円以上を受け取りながら刑事責任が問われないのは異例だ。

>被買収側は現金を求めておらず、克行元議員が断る相手に無理やり渡したケースが大半だった。数十万円以上をもらった人も、これを原資に別の人への買収行為は行っていなかった。

カネ受け取っても断ってしかもそれを受け取るだけで全く動かなければお咎め無しって事になったんだな。便所でポケットにねじ込まれた議員とかいたしまあそういうのはねえw

とはいえ300万も貰った亀井秘書はそのカネただ保管してたのか?

河井夫妻大規模買収事件 現金受領側の全100人不起訴へ 東京地検
https://mainichi.jp/articles/20210706/k00/00m/040/002000c
毎日新聞 2021/7/6 00:29(最終更新 7/6 03:08) 956文字

 2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、元法相で元衆院議員の河井克行被告(58)=1審で実刑判決、控訴中=と、妻の案里元参院議員(47)=1審で有罪確定=から現金を受け取ったとされる地方議員ら100人について、東京地検特捜部は全員を不起訴処分とする方向で調整を始めた。公職選挙法違反(被買収)容疑で刑事告発されていたが、無理やり現金を渡されるなどしており、刑事責任を問うほど悪質性は高くないと判断した模様だ。上級庁と協議して最終決定する。

 克行元議員の1審判決によると、19年3〜8月、地方議員や首長ら44人、後援会関係者50人、選挙スタッフ6人が案里元議員の票をとりまとめる趣旨で現金を受け取った。最高額は、亀井静香・元金融担当相の元公設秘書の300万円で、次いで元広島県議会議長の奥原信也県議(78)の200万円。1人当たり10万〜20万円が多く、最も少ない人で5万円だった。

 過去の買収事件では、現金数万円以上の授受が裏付けられれば略式起訴されて罰金刑を求められるケースが多く、100万円以上を受け取りながら刑事責任が問われないのは異例だ。

 特捜部は、河井夫妻の捜査に乗り出した20年初め以降、被買収側の100人全員を聴取し、大半が現金の授受を認めたとされる。夫妻は同年7月に起訴されたが、東京地検はこの際に「起訴すべきものはした」と述べ、被買収側については起訴、不起訴の判断を示さない方針をとった。しかし、市民団体が同年9月に刑事告発。東京地裁が今年1月、案里元議員に懲役1年4月、執行猶予5年の有罪判決を言い渡し、6月18日には克行元議員に懲役3年の実刑判決を言い渡したことから、特捜部は被買収側の再聴取を進めた。

 その結果、被買収側は現金を求めておらず、克行元議員が断る相手に無理やり渡したケースが大半だった。数十万円以上をもらった人も、これを原資に別の人への買収行為は行っていなかった。こうした状況を総合考慮し、全員を起訴猶予とする方向で検討している模様だ。

 克行元議員の公判で、弁護側は「現金を受け取った100人が一人も起訴されていない。著しく均衡を欠く」と主張したが、判決は「犯行の性質と内容、規模からすれば不公平だとは到底言えない」との判断を示している。【志村一也、国本愛】


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