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宗教
280
:
名無しさん
:2014/12/27(土) 22:45:30
http://mainichi.jp/select/news/20141227k0000e030202000c.html
ローマ法王:「世直し」で存在感 「格差是正」人気背に
毎日新聞 2014年12月27日 12時02分(最終更新 12月27日 17時55分)
◇米・キューバ仲介 中東に積極関与
世界に約12億人の信徒を擁するキリスト教カトリックの総本山・バチカン(ローマ法王庁)のフランシスコ法王(78)が、国際政治で存在感を高めている。イスラム過激派は容赦せず、米国とキューバの国交正常化のための橋渡し役も果たした。世界版・水戸黄門のごとく、弱きを助け「世直し」を実践する原動力は何か?【ローマ福島良典】
「クリスマスにも多くの人々が涙を流している。(戦争や迫害で)殺された子供たちに思いを寄せる」。法王は25日、バチカンのサンピエトロ大聖堂のバルコニーから談話を発表し、イスラム過激派によるキリスト教徒の「残忍な迫害」を糾弾した。
カトリック史上初の中南米出身法王となって1年9カ月。戦争被害者や難民に救いの手を差し伸べる「貧者の教会」路線を掲げ、独自色を打ち出してきた。6月にはイスラエルのペレス大統領(当時)とパレスチナ自治政府のアッバス議長をバチカンに迎え、平和を祈願。米国とキューバの電撃的接近も法王が仲介していた舞台裏が明らかになり、「バチカン外交が復活した」(外交筋)。
先々代のポーランド出身の故ヨハネ・パウロ2世は東欧民主化を後押しして冷戦終結に道を開いたが、2005年から約8年間在位したドイツ出身のベネディクト16世(87)時代はスキャンダルが相次ぎ、目立った外交成果はなかった。
プロテスタントが多数派の米国でも、シンクタンクの12月発表の世論調査による法王の支持率は78%。オバマ米大統領(45%、ギャラップ社の最新調査)を上回っている。「人気がカトリック教徒にとどまらないのは平和や、貧富の格差是正を訴えているからだ」。法王の評伝を著したアルゼンチン紙ナシオンのエリザベッタ・ピケ記者が解説する。歯に衣(きぬ)着せぬ発言もメディアを動かす。
フランシスコ外交の3本柱は「平和、貧困撲滅、懸け橋」(バチカンのパロリン国務長官)。そこにあるのはキリスト教徒の安全を守るという使命感だ。キリスト教徒を保護してきたアサド・シリア政権への武力行使には反対したが、キリスト教徒を迫害する「イスラム国」への空爆は黙認する。イスラエルとパレスチナの和平交渉を促すのも、中東からのキリスト教徒流出の危機感からだ。
「欧州出身の法王と違って、フランシスコ法王は『南の法王』。アジアへの布教に取り組んできた修道会イエズス会の出身で、DNAにはアジアがあり、東アジアと中東に照準を合わせている」。米インターネット紙ハフィントン・ポストのバチカン専門記者、ピエロ・スキアバッツィ氏(56)が分析する。
「(神学生時代)日本に宣教に行きたかったが、健康上の理由でかなわなかった」と語る法王。第二次大戦終結70年を前に「人類はヒロシマ、ナガサキから何も学んでいない」と核軍縮の遅れを嘆く。友人に「心の中には日本がある」と打ち明けており、来年か16年に訪日する可能性がある。
法王のアジア重視には、欧州でカトリックの地盤沈下が進み、信徒数拡大はアジアなどが頼みの綱という事情もある。今後の焦点はバチカンと国交のない中国との関係改善だ。法王は来年1月中旬、スリランカとフィリピンを訪問するが、「中国に南沙諸島問題の解決を促す平和メッセージを発する機会」(フィリピン人信徒)とみられている。法王外交の「次の一手」を世界が注視している。
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