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宗教
174
:
チバQ
:2011/03/22(火) 20:42:48
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110322/myg11032219470016-n1.htm
棺も写真も墓標の名もなく…突き付けられた「土葬」の現実
2011.3.22 18:06 (1/2ページ)
遺族ら立ち合いのもと始まった被災犠牲者の土葬=22日午前、宮城県東松島市(松本健吾撮影)
大津波にのみこまれ、命を落とした愛する家族。被災地では22日、犠牲者の土葬がひっそりと始められた。遺族の了承を得た上でいったん土葬し、後に火葬する「仮埋葬」だ。死者が日ごとに増えて火葬では間に合わない。遺体の傷みは進む。決断を迫られた遺族はむせび泣いた。震災で家族を失った悲しみに、手厚く弔ってあげられないやるせなさが追い打ちをかけた。
「お父さん、お母さん、ごめんね」
宮城県の東松島市営墓地。両親が津波に巻き込まれ亡くなった同市の岡田百合さん(48)は、土中に納められた父、二宮金寿(きんじゅ)さん(79)と母、礼子さん(72)の亡骸(なきがら)を前に両手で顔を覆って泣き崩れた。
遺体の傷みが心配で土葬に同意はしていたものの、死亡届を出すと「土葬です」と告げられ、選択の余地はなかった。埋葬日を告げられたのも前日で、心の整理には時間が短すぎた。
両親の遺体は棺が用意できず、自分たちで手配した白い袋に納めた。供えられたのはやっとの思いで手に入れた花だけ。写真さえなかった。
「何万人が犠牲になったとはいっても、親は親。今までがんばって生きてきたのに…。これじゃあ、ちゃんと供養してあげられない」。埋葬を終えると、また涙がこぼれ落ちた。
旧リサイクル場敷地内に急遽(きゅうきょ)、造成された墓地には深さ約1メートル、幅は大人が横になれるくらいの穴がいくつも掘られ、ベニヤ板と鉄筋で仕切られている。
自衛隊員が遺体の入った棺や袋を車両から運び出し、穴の中に丁寧に収め、最後に整列して敬礼する。
それが何度も繰り返された。
市が用意したのは、墓標代わりの木の板と花立て。板は無地で、故人の名前は記されていない。「間に合わなかった」(同市)からだという。
香炉も遺体ごとに用意するはずだったが、火災の恐れや調達のめどが立たず断念した。敷地内にプレハブ小屋を置き、合同の焼香場を設置した。
同市の男性職員(57)は「もっとしっかりした用意をしたいが、時間も物もない」と憔悴(しょうすい)した表情を浮かべた。
「こんな人をバカにしたやり方あっかよ」
ノリ養殖業の父親(69)を失った男性(35)が声を荒らげた。
目の前には毛布でくるんだ上から粘着テープを巻いただけの父親の遺体が横たわる。白髪交じりの頭や黒ずんだ足が無残に露出していた。
「お願いしますって市に任せたけど、袋すらかかってねえ。何体埋めるか分かんねえけど、こんなんで始めるもんじゃねえよ」
男性はやり場のない怒りをぶちまけた。穴のそばに座り込んだ母親(64)もため息をついた。「犬や猫でも、頼めば火葬場で焼いてくれるのに…」
義弟(60)の埋葬に立ち会った千葉三枝子さん(60)は「火葬場を探したが、予約がいっぱいだった。遺体の損傷が激しく、仕方なく土葬を選んだ」と悲痛な表情。「本当はちゃんと火葬してあげたかった。悔しいし、悲しい」と声を絞り出した。
市によると、この日、仮埋葬された遺体は22体。この墓地には1千体ほど埋葬する。21日現在、市内で確認された遺体658人分のうち、身元が判明したのは493人。多くは火葬のめどが立っていない。
宮城県内では仙台、気仙沼、石巻、名取各市と南三陸、女川、山元、亘理各町の8市町が土葬する方針を決定。岩手県でも釜石市が25日から身元不明遺体などの土葬を始めるほか、大槌町も土葬のために土地の造成を始めている。
◇
■土葬
土中への遺体埋葬。昭和23年施行の墓地埋葬法で認められている。ただし衛生上の理由などで禁止地域を条例指定する自治体もあり、現在の国内は火葬が中心となっている。東日本大震災では燃料不足などで火葬場が稼働できない状態となり、枝野幸男官房長官が土葬を含めた柔軟な対応をするよう言及。宮城、岩手両県は土葬を認める方針を取っている。
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