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宗教

120名無しさん:2009/10/05(月) 19:18:16
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200910050085.html

どう見る?宗教の政治参加 参院選も戦う構え 幸福実現党(1/2ページ)2009年10月5日10時58分

幸福の科学の立場を伝える月刊誌は、総選挙に向けた特集を組んだ
 宗教法人・幸福の科学が、政治にからんだ動きをしている。この夏の総選挙では幸福実現党から多くの候補者を立て、極端な国防論などを展開。来年の参院選も戦う構えだ。政治にかかわろうとする宗教を、どう見たらよいのか。

 幸福実現党は今回、小選挙区だけでも288人の候補をそろえた。党首を兼ねた大川隆法総裁も比例区に立ったが、全員落ちた。比例区での得票数は計約46万票。これは実態の分かりにくい教団の大きさを測る一つの目安となる。小選挙区は計約107万票で、既成政党への批判票などが回った可能性がある。

 教団は来春、松下政経塾のように政治家などを養成する機関をつくる予定という。長期戦にも見え、教団の単なる宣伝活動とも言い切れない。

 立党は5月。大川総裁は月刊誌「文芸春秋」8月号で、当時の麻生政権に対する失望感を述べたうえで「アメリカがオバマ政権になった上に、日本まで民主党政権になったら、国防上たいへんな危機」「政権交代へのせめてもの抵抗」などと動機の一端を語っている。党は選挙戦で、北朝鮮のミサイル基地への先制攻撃論を繰り広げた。

 「今のままでは、愛する人も守れない」といったキャッチコピーには愛国的な響きがある。だが、依拠するのは大川総裁の霊的な世界観であり、神道系の神々や天皇制には距離を置くのが特徴だ。

 乱れた世俗の秩序を宗教が築きなおす――。使命感を帯びた宗教が政治に近づく動きは、特に70年代からのグローバルな潮流だ。米国での宗教右派の台頭はそうした宗教的ナショナリズムの一例。幸福実現党という現象もまた、その文脈でとらえられるだろう。

 みずからを宗教政党と呼ぶ幸福実現党。綱領では「宗教と政治は補完し合う関係」と述べている。しかし、そのような考えを違和感なく受け入れられる人は少ないはずだ。欧州の国々にキリスト教政党が多くあるのは、キリスト教が基本的な文化として広く共有されるからで、日本とは宗教的な土壌が違う。

 さらにオウム真理教の例が、政治にかかわろうとする宗教の印象を悪くした。90年の衆院選に25人の候補者を立てて惨敗。それが一つの転機となってオウムは一段と社会との回路を閉じ、破滅的な道を突き進んだ。

 大学生を対象とした05年の意識調査では、特定の宗教団体が特定の政党を支持することについて「よくない」「どちらかといえばよくない」が計8割近くを占めている(「若者における変わる宗教意識と変わらぬ宗教意識」、井上順孝・国学院大教授)。

 伝統仏教界は戦後しばらく、政治参加に慎重だった。先の大戦が国家神道の下で行われ、仏教界もそれに加担した反省があったからだ。

 しかしそれも、なしくずしとなっているのが現状だ。今や仏教界だけでなく、いくつもの新宗教が政界へのパイプづくりのために民主・自民両党を中心に候補者を推薦・支援している。大正大学の弓山達也教授(宗教社会学)はこう話す。

 「国民の見えないところで票の割り振りをしたり、応援した議員を通じてロビー活動したりするのは不健全。選挙のときだけでなく、ふだんから政治に対する立場を説明するなど、透明性を求めたい」

 創価学会が支持母体の公明党の旗印の一つは「平和」だが、自民党との連立時代には自衛隊のイラク派遣をのまされた。一部の会員は派遣反対の署名を集め、学会と党に渡している。

 宗教が現実政治にまみれることは、各教団の原点に照らして正しいと言い切れるかどうか。政権が交代し、新たな政治のあり方が模索される今、それぞれの歩みを振り返る好機だろう。(磯村健太郎)

     ◇

幸福の科学 商社マンだった大川隆法氏が「人類救済」の使命を自覚するようになり、86年に設立した新宗教。宗教法人となる91年前後に急成長した。独自の「仏法真理」を説く。総合本部は東京都品川区。


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