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社会福祉綜合スレ

92千葉9区:2009/08/20(木) 22:40:07
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1031/20090814_08.htm
明日が描けない―衆院選を前に(3)介護職員の不安/低賃金、頭よぎる「転職」

恵まれない職員の待遇が、現場に将来への不安をもたらしている=仙台市内の特別養護老人ホーム


<同期が次々減る>
 18人いた同期の職員は5人に減った。
 仙台市内の特別養護老人ホームに勤める佐藤慎一さん(33)=仮名=は今年で採用11年目になる。「体調を崩して、辞めていく人も多い。同期が次々といなくなって寂しい」と話す。妻(33)も職場の同僚だった。介護職で腰痛を患い、6年前に退職した。

 佐藤さんはデイサービス部門の介助員を7年間務めるなどし、2年前に生活相談員になった。お年寄りや家族の相談に応じ、若い職員の指導や業務の調整にもあたる。
 「お年寄りが好き。仕事にやりがいを感じている。でも、将来も続けていけるかは分からない」と佐藤さんは言う。

 施設から約10キロ離れた塩釜市内のアパートに、妻子と4人で暮らしている。毎月の給与は手取りで約20万円。月の小遣い1万円のほとんどは、たばこ代に消える。
 悩みの種は、3歳と生後8カ月になる子ども2人の行く末だ。

 「子どもたちが高校や大学に入ったら、今の職場の給料で、学費や生活費を出してあげられるだろうか」。転職を考えることもあるという。

<身体的にも負担>
 財団法人介護労働安定センター(東京)は昨年、約6000の介護施設に勤務する約1万8000人の介護職員を対象に、アンケートを行った。
 職員の勤続年数は平均で4.4年。在職者の58.3%が「仕事内容のわりに賃金が低い」との不満を抱いていた。

 佐藤さんが勤める特養ホームの施設長(55)は「身体的な負担が重く、待遇も決してよくない。10年以上続けるのは難しい仕事だ」と言う。
 特養ホームなどの介護施設では、収入の9割を介護保険に頼っている。職員の給与や施設の経営を左右するのは、国が定める介護報酬だ。本年度は2000年に介護保険が始まって以来、初めて、介護報酬が3%引き上げられた。

 それでも、職員の待遇改善には至らない。施設を利用する高齢者には年々、手厚い介護が必要になり、職員を増やす必要があるからだ。

<人件費増え赤字>
 この施設では、介護保険法で適正とされる介護職員(23人)を上回る30人を採用している。「ケアの質を高め、職員の負担を軽くするため」と施設長は説明する。

 人件費がかさみ、06年から2年間、施設は年間で約1000万円の赤字となった。経費節減も迫られている。
 国内の65歳以上人口は約2850万人(09年2月現在)。12年には3000万人を突破する見通しだ。それに伴い、要介護者が増え、介護・福祉のマンパワーはもっと、必要になる。

 近年は新しい職員の採用が難しく、実績のある職員の引き抜きも珍しくないという。
 「周りでも施設が増えている。制度を抜本的に改善し、職員の待遇を向上させないと、この先、職員を確保できなくなる」と施設長は指摘する。(生活文化部・肘井大祐)



2009年08月14日金曜日


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