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社会福祉綜合スレ

85とはずがたり:2009/08/15(土) 16:03:25

争点を追う:09衆院選/2 年金・医療 /奈良
 ◇国保赤字、自治体「限界」−−「消えた年金、とんでもない」
http://mainichi.jp/select/seiji/09shuinsen/area/29/archive/news/2009/08/20090807ddlk29010487000c.html
 近鉄奈良駅近くの商店街にある婦人服店。パソコンに向かっていた経営者の東浦徳之さん(47)は2年前から、国民年金の保険料の納付をやめた。「この先、年金なんかどうなるか分からない。客観的に見て、長くかけても少子化で給付は減らされる」。店の売り上げは上向いており、支払う余裕がないわけではない。制度への不信が最大の理由だ。

 東浦さんは代わりに民間の養老年金を契約した。保険料は月額約2万円で、国民年金の約1万4000円より高いが、「公的年金より安心感がある。自営で退職金はないし、年をとれば店を任せる人も雇わないと。老後を考えると乗り換えた方がいいと思った」と話す。東浦さんのように支払わない人が今、増えているという。

 一方、生駒市の商店街で食料品店を営む女性(50)は「今更やめられない」と支払いを続ける。ただ、相次ぐ不祥事に不信は募る一方だ。「かけた分は返してね、と祈る気持ち。賭けみたいなもの。安心な国と思っていたけど、消えた年金なんてとんでもない問題もあった」

    ◇

 自治体が運営する国民健康保険(国保)も危機にひんしている。上牧町の国保財政の累積赤字は07年度までで約1憶5000万円。町は08年度、平均約2割の保険料引き上げに踏み切らざるを得なかった。その結果、毎日新聞の調査で、08年度の保険料は43万円と、県内最高になった。最も低い下北山村の2倍だ。

 赤字の原因の一つが加入者の約1割に上る滞納だ。町では、管理職による夜間の徴収にも取り組んできた。しかし、高額の保険料がさらに滞納を生む悪循環も招き、徴収率は県内でも低い水準だ。

 国保の運営を改善する狙いで、08年度からは75歳以上が後期高齢者医療制度に移行した。しかし、医療費が年々1割程度、増加する中、同町保険年金課の吉川師郎課長は「低所得でどうしても支払えない人が多い。一般会計から繰り入れる余裕はないし、これ以上保険料を上げるのも難しい。国保を市町村だけに任せるのは限界」と悲鳴を上げる。【中村敦茂】(つづく)

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 ■ことば
 ◇国民年金と国民健康保険

 いずれも自営業者や無職の人らが加入。近年、保険料が支払えない無職の加入者が増えている。社会保険庁によると、08年度の国民年金の保険料未納率は37.9%と過去最悪を記録した。一方、自治体が運営する国民健康保険は約7割が赤字だ。医療費が増え続ける中で保険料の滞納者が増え、自治体財政を圧迫している。「国民皆年金」「国民皆保険」が揺らぎつつあり、抜本改革が求められている。

毎日新聞 2009年8月7日 地方版


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