したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

社会福祉綜合スレ

81千葉9区:2009/08/12(水) 22:40:00
http://www.ibaraki-np.co.jp/series/sentaku/page08.htm
'09同日選 選択 課題を追って<4> 年金
2009/08/05(水) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁


信頼回復道筋示せ
 ひたちなか市の男性(84)は昨年、「ねんきん特別便」を見て首をかしげた。戦前、日立製作所関連の工場に勤めた分の記録が抜けていた。
 「6カ月ぐらいで見つかります」「まだ見つかりません」−。照会に対し社会保険事務所の答えは前進しなかった。今年に入り「やっと見つかりました」と返事があった。
 月給十五、六円の給与から天引きされた厚生年金の保険料。半ばあきらめていた記録が見つかり、「証し」が認められた気がした。一方で「申告しなければもらい損か。役所ってそんなものか」と複雑な胸中をのぞかせた。実際に差額分の年金がもらえるのは半年以上先となる。

 日立市の男性会社員(58)は、母(90)が結婚後に働いていた際の年金記録が抜け落ちていた。「特別便」は1年前に送られてきたが、母は脳梗塞(こうそく)の後遺症で寝たきり。本人が誤りを正すのは不可能だった。
 男性は記憶をたどり母の給与明細を探し出す。今年7月、社会保険事務所に確認すると記録が出てきた。
 年金の受給は基本的に申請主義。「国は言われるまで黙っている。時間がたてば高齢者は亡くなっちゃうからね。後出しじゃんけんですよ」。男性は皮肉交じりに笑った。「他にも気づかない人は山のようにいるはず。お金の問題ではなく名誉の問題だ」。男性の心は曇ったままだ。

 国民に老後の安心を与えるはずの年金制度は、2007年に約5千万件の「宙に浮いた」年金が発覚し信頼が地に落ちた。未払い年金の5年時効は撤廃したが、いまだ3分の1が未解明で残る。
 証拠書類のない人が記録訂正を申し立てる総務省の年金記録確認第三者委員会も、新たに浮上した標準報酬月額の改ざん問題があり「今後しばらく申請が減ることはない」(茨城第三者委)。
 厚生労働省が5月公表した試算では、給付の世代間格差も広がっている。厚生年金で来年70歳となるモデル世帯は保険料納付額の6.5倍受け取れるのに対し、30歳以下は2.3倍止まり。現役世代の手取り収入に対する給付水準も、「将来にわたり50%台を維持」としてきた見通しが崩れ始めている。
 社会保険庁の解体や、基礎年金の国庫負担を2分の1に引き上げるのは決まったが、官民格差是正を図るため前回衆院選で各党がマニフェストに掲げた「年金一元化」は大きな前進が見られない。
 「大臣や首相は言いたいことを言うだけ。不信が不信を呼んでいる」(男性会社員)。衆院選で信頼回復の道筋は示されるだろうか。

【写真説明】
母の「ねんきん特別便」に疑問を感じ、男性が探し出した給与明細


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板