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社会福祉綜合スレ

77千葉9区:2009/08/09(日) 18:52:22
http://www.sakigake.jp/p/special/09/kokusei/kokusei_03.jsp
迫る衆院選 国政のはざまで[県内リポート]
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 「年金の掛け金を払い始めたころは、『老後が楽になるから』と役場の人に言われた。今こうしてもらってみると、なかなか楽ではないね」

 ◇    ◇

 北秋田市の岩谷賢造さん(77)と妻の久(ひさ)さん(74)は、2カ月に1度振り込まれる国民年金で暮らしている。2人の支給額は月々に換算すると、それぞれ3万8283円。これから介護保険料4950円や後期高齢者保険料300円が引かれた額が振り込まれる。6月に入金されたのは2人分合わせて13万2732円。6万6千円余りが、ひと月分の2人合計の手取りとなる。


2カ月に1回、岩谷さん夫妻の口座に振り込まれる年金は13万円余りだ
 その手取りから光熱費やテレビ受信料、生命保険料、自宅敷地の固定資産税などを払うと残る額はわずか。「一日の生活費は、2人で千円くらいかな」と久さん。

 日々の食事はなるべく安く済ませる。自宅の敷地で畑を耕し、収穫したネギやニンジン、キュウリなどを食卓に並べる。久さんは2カ月に1度、大館市の病院に通う際に必ずおにぎりを持参する。「待ち時間は、長いときで一日がかり。外食する余裕はないから、自分で作って持って行くよ」

 賢造さんは町内の仲間とグラウンドゴルフを楽しむこともあったが、「道具を買うと、何だかんだでお金が掛かる」とやめた。今は一日2合の晩酌が数少ない楽しみだ。

 70歳になるまで大工をして生計を立てていた賢造さん。高齢で仕事を減らしたこともあり、夫婦ともに年金を60歳から受け取ることにした。現行の制度では、繰り上げ受給で受け取る額は65歳から満額受給される場合の6割程度にとどまる。満額に届くことはない。

 「どれくらい受け取れるのか、正直言って、よく分からなかった」と久さん。賢造さんは「持ち家だからやっていけるが、借家なら果たして暮らしていけただろうか」と語る。夫妻がこの春受け取った定額給付金4万円は、すぐ生活費に消えた。ありがたいという気持ちより「結局は(原資は)税金。もらった分も、後で払わされるのでないか」という不安が残った。

 ◇    ◇

 岩谷さん夫妻のような市井の人々にとって、決して手厚いとはいえない年金システム。高齢化の進展に加えて保険料を支払わない現役世代が増え、不透明感は一層広がっている。国は法改正で年金支払いの原資にする国庫負担金の割合を増やし、民主党は消費税を財源とする新方式を提唱するなど、制度改革を余儀なくされている。

 年金の額が大幅に上がることは期待していないという賢造さん。「選挙の時だけ、甘いことを言ってほしくない。年金をもらえない人が出ないようにしてほしい」。せめてもの願いだ。

 国民年金(老齢基礎年金)
法律では、20歳から60歳までの人が25年以上保険金を納めた場合、65歳から支給される。保険料を40年間納めた場合に支払われる満額は、2009年度で年間79万2100円だが、納付期間が短い場合や60歳から繰り上げて受給した場合は金額が少なくなる。


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