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社会福祉綜合スレ

35千葉9区:2009/01/25(日) 16:05:33
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000901250005
運営混乱、町二の足/松島・介護施設
2009年01月25日




 認知症の高齢者が暮らす地域密着型グループホーム「大輪の郷グループホーム松島」(松島町)で昨年11月、運営をめぐる混乱をきっかけに入居者全員が退去した。問題の過程では業者のずさんな運営とともに、町の慎重姿勢も際立った。識者は「民間に任せておけばいいという行政の意識が問題」と指摘する。(永田工)


 昨年11月20日午前、松島町の高台にある大輪の郷。平屋の建物脇には軽トラックやワゴン車が列を作った。高齢者の手を引いて車に乗せ、建物から荷物を運び出す様子を施設の女性幹部は携帯電話を片手に見守った。町の阿部祐一・町民福祉課長もその様子を眺めていた。1時間もしないうちに入居者14人全員が立ち去り、建物だけが残った。


 「何かおかしい」。80代の義母が入居していた女性がそう感じ始めたのは昨秋だった。面会に訪れるたびにケアマネジャーや職員の顔ぶれが変わる。


 大輪の郷が開設されたのは07年4月。大手港湾運送会社の関連会社「東輝コーポレーション」(東京都)が初めて介護事業に進出した施設だ。事業計画に基づいて町が設置を認めた。「書類上問題はなかった」という。


 だが、1年を過ぎた昨年6月、一部の同社関係者が施設を所在地とするNPO法人を設立。同社の委託を受けたとして運営を取り仕切るようになった。それを機に、賃金未払いなどを理由に頻繁に職員が入れ替わるようになったという。


 東松島市でグループホームや宅老所を運営する女性(60)は、数年前のことを鮮明に覚えている。女性の施設に研修に来た1人の男性が、介護事業を「もうかる」としきりに話していた。この男性が大輪の郷の運営を取り仕切るようになった人物だ。


 町は11月、「指定要件にない委託は認められない」として、同社に元の状態に戻すよう指示。ところが、具体的な対応はなかった。


 朝日新聞の取材に、運営を仕切る男性は「委託は町側も知っていた」と主張。東輝側の代理人を務める弁護士は「『法的に可能』と男性にだまされた」と訴える。町は指定取り消しも視野に入れるが「会社とNPOの間で解決するまで慎重に対応したい」と模様眺めだ。


 義母が入居していた女性は、運営の混乱で受けた苦痛以上に行政への不信感が強く残る。大輪の郷から退去後、義母は県内の特別養護老人ホームに移ったが、入居先探しに行政の手助けはなかったという。「トラブルが起きると『当事者同士のこと』と突っぱねられた」。環境の変化に戸惑う義母の様子を見るたびに「この苦しみは何だったのか」と自問自答する。


 淑徳大の結城康博・准教授(社会保障論)は「民間の競争原理に任せきりにした結果、こういう問題が起きているのではないか」と指摘する。その上で、「自治体が現場の必要最低限のことは把握する制度設計にする必要がある」と話す。


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