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社会福祉綜合スレ
26
:
とはずがたり
:2009/01/07(水) 15:54:02
支給拒まれ目の前真っ暗に 塩釜の72歳男性
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090107t13021.htm
給付申請却下の処分を取り消す県の裁決書を前に、市の処分の不当性を訴える男性=塩釜市の自宅
「もっと生活事情を見て判断してほしい」。生活保護費の給付申請を却下した塩釜市の処分を取り消す宮城県の裁決を受けた同市の無職男性(72)は、困窮に苦しむ市民に手を差し伸べなかった市の姿勢に不信感をあらわにしている。
男性は妻(67)と長女(45)の3人家族。給付申請のきっかけは長女の重い持病の治療だった。かかりつけの医者から仙台市の病院に入院するよう勧められていた。
収入は月約14万円の年金。食費や光熱費、医療費を差し引くと手元にほとんど残らない。入院費を工面するため2008年4月、塩釜市に生活保護費の給付を申請した。
2日後、却下処分の通知が届いた。年金収入が給付対象の最低生活費を超えているとして、支給を拒まれた。
「このままでは娘が駄目になってしまう」。絶望で目の前が真っ暗になった。娘を入院させるため一筋の望みを託して、県に審査請求した。
処分から3カ月後、県は市の判断を取り消す裁決を出した。「市は月約2万円の医療費の出費を計算せず、生活費の算定が不適切」と指摘した。
男性を支援した塩釜市の市民団体「塩釜生活と健康を守る会」の虎川太郎会長は「基本的には市の計算ミスだが、支給を控えたい思惑も申請却下の一因ではないか」とみる。
長女の入院治療も終わり、男性は今、3人で生活している。2台あった石油ストーブは燃料代の高騰で1台に減らし、家族が肩を寄せ合って暮らす。男性は「食費や医療費の心配をせずに暮らせる最低限度の生活を送りたい」と話している。
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