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大相撲スレ

446アーバン:2013/07/07(日) 13:24:13
http://www.yomiuri.co.jp/sports/sumo/news/20130707-OYT1T00211.htm?from=ylist
ラマダン・揺れる母国、大砂嵐「歴史を作る」

名古屋場所を前に、意気込む大砂嵐関(愛知県稲沢市で)=谷之口昭撮影

 エジプト出身の力士、大砂嵐関(21)(本名・アブデルラフマン・シャーラン)が、7日に初日を迎える大相撲名古屋場所で、アフリカ初の関取(十両以上)として土俵に上がる。

 敬虔けいけんなイスラム教徒で、場所中の3日目からは日中に飲食を断つラマダン(断食月)に入る。さらに母国は事実上の軍事クーデターに揺れているが、「私は歴史を作っている。横綱になるまで諦めない」と意気込む。

 大砂嵐関が所属する大嶽部屋の宿舎となっている愛知県稲沢市のちゃんこ店。浴衣姿の大砂嵐関は、先輩力士や差し入れに来た近所の支援者らに「いつもありがとうございます」「おはようございます」と1メートル89の巨体を折り曲げ、頭を下げた。古い慣習が残る相撲界に溶け込もうと必死だ。

 幕下東7枚目だった5月の夏場所で、7戦全勝で優勝し、今場所は十両西9枚目に昇進。昨年3月の初土俵から8場所での十両昇進は、外国出身では小錦、把瑠都と並ぶスピード出世だ。師匠の大嶽親方(52)は「粗削りだが、突っ張って押す強さがある」と目を細める。

 聖地メッカの方向を向き、1日5回のお祈りは欠かさない。ラマダン中は日中、食べ物を口にできないため、日の出前に起き、チャーハンなどを作って食べる。日中の稽古中は、水を飲まず、土俵脇で受け取る「力水」は口に含むだけで吐き出すつもりだ。大嶽親方が「宗教には配慮するが、特別扱いはしない」との方針を示す中、大砂嵐関は「ラマダン中はむしろ闘争心が高まる」と気持ちを高ぶらせる。

 相撲を知ったのは、故郷のエジプト北部ダカハレイヤ県マンスーラのジムで、ボディービルのトレーニングをしていた14歳の頃。アマチュア相撲をしていた知人に誘われ、首都カイロの相撲クラブに行くと、自分より小さい相手に簡単に打ち負かされた。相撲のとりこになって稽古に打ち込み、世界大会で3位に入った。

 2011年9月に来日し、相撲部屋の門をたたいて回るが、入門を断られ続けた。大嶽部屋でも、外国人を受け入れる手続きの煩雑さなどから最初は断られたが、「1日だけ稽古をつけてほしい」と食い下がった。稽古後、「相撲に人生の全てをかけたい」と熱っぽく語る姿に大嶽親方の心は動かされ、入門を許した。

 入門後、厳しい上下関係や稽古をつらく感じ、何度もエジプトに帰りたいと思ったが、「横綱になる」という夢が心を支えてきた。

 母国の政治情勢については「国民の心が一つになることを願っている」とし、多くは語らないが、現地のニュースは毎日のようにインターネットでチェックしている。「私にできることは土俵でベストを尽くすだけ。夢をかなえるために、誰よりも稽古を積みたい」と上を見据えている。

 ◆ラマダン=イスラム暦9月の月名で、今年は7月9日〜8月7日の見込み。この間、妊婦や旅人らを除く心身が健康なイスラム教徒は、日の出から日没まで飲食や喫煙を断たなくてはならない。食事は日没後から日の出までに済ませる。1年で最も神聖な月と位置づけられ、教徒間の連帯意識や信仰心が高まる。

(2013年7月7日09時55分 読売新聞)


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