したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

大相撲スレ

206チバQ:2010/05/27(木) 23:29:13
http://mainichi.jp/enta/sports/general/news/20100527ddm035050130000c.html
インサイド:角界立て直し 逆風下の大相撲/3

基本動作を学ぶ教習所の新弟子たち ◇「基礎教育」教習所重要に
 大関・琴光喜の野球賭博疑惑に続き、今度は昨年名古屋場所の暴力団員観戦問題に2人の親方が関与していたことが明るみに出た。モラルが崩壊したかにも見える現状は、先人が築いてきた大相撲の伝統を、ないがしろにしてきたことと無縁ではないだろう。

 規律の乱れは、土俵上に端的に出ている。相手に合わせようとしない立ち合い、不必要な駄目押し、取組後のおざなりな礼−−。派手なガッツポーズをする横綱までがいた。

 「『礼に始まり礼に終わる』相撲の伝統が軽んじられている」と危機感をあらわにするのは貴乃花親方(元横綱)だ。あらゆる面での角界改革の必要性を痛感し、二所ノ関一門を離脱してまで2月の理事選に出馬、当選を果たした。そして与えられた役職は「相撲教習所長」。伝統の重みを教え込むには新弟子時代こそ最適、と考える平成の大横綱には、うってつけの役割だ。貴乃花所長は早速、土俵に神様を招く伝統行事である「土俵祭り」の見学会を企画した。

 夏場所初日前日の今月8日、東京・両国国技館で行われた土俵祭りを、教習所に通う新弟子ら約80人が正面2階席から見学した。土俵中央に開けた穴に昆布、するめなど「鎮め物」を入れ、祭主を務める立行司がお神酒を注ぐ。その光景を見た序二段の柴原(20)=木瀬部屋=は「土俵にあんなものが埋まっているとは知らなかった。相撲は日本の伝統文化によって成り立っているスポーツだと思った」と話した。

     ◇

 相撲教習所は、「昭和の大横綱」双葉山の時津風親方(当時)が協会理事長に就いた1957年、蔵前国技館内に開設された(85年の両国国技館開館とともに移設)。「待った」しない立ち合いで知られた双葉山は、相撲道確立には基礎の習得が重要と考え、教習所設置に踏み切ったとされる。新弟子検査に合格し、協会に登録された力士は、ここで6カ月間、土俵上の所作などの実技と、書道や相撲史などの教養を学ぶ。

 教習所委員の大山親方(元前頭・大飛)は、教習所での指導歴27年目。貴乃花親方が校長とすれば「教頭」的な存在だ。「教習所で教えるのは相撲を取る以前の基本中の基本。つらいなんて言っていたら何もできない」と言う。しかし、ここ数年は新弟子たちの基礎体力が落ちており、シコなど基本動作で「音を上げる子が多い」と感じている。

 外国人や相撲を取ったことのない子供が増え、教習所で教える内容も増えてきた。例えば約10年前から、まわしの管理を教習所でも教えている。けいこの後、全員のまわしを広げて泥を払い、天日干しして汗を乾かし、一本一本たたむのは各部屋の新弟子の仕事だった。しかし、こうした当然のことすら、近年は部屋で教えない、あるいは教えられないケースが出てきた。

 親方たちの指導力の低下もあるが、現在は、力士が10人に満たない小部屋が全体の3分の1近い16(夏場所番付時点)もあり、兄弟子から弟弟子へと伝授されるべきしきたりや生活習慣が、伝わりにくくなっている背景もある。

 22年前、新弟子だった貴乃花所長を指導した大山親方は「相撲を深く愛するファンを獲得するには、まず力士が相撲の伝統を理解することが必要。所長とはいつも『切符を売る前に、力士を教育しましょう』と話しています」と語る。部屋の教育機能が落ちている今、教習所の果たすべき役割は、ますます重くなる。【大矢伸一】=つづく


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板