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九州・沖縄 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 18:16:25

統一地方選スレから西海道・琉球地方のネタを独立させます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40

6794チバQ:2019/03/04(月) 21:32:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190302-00000006-san-l40
高島・福岡市長と3度目対決 自民党市議団がロープウエーの予算案削除提案
3/2(土) 7:55配信 産経新聞
高島・福岡市長と3度目対決 自民党市議団がロープウエーの予算案削除提案
ロープウエー検討費用を削除する議員提案を行うと発表した自民党福岡市議団の南原茂会長(右)と打越基安副会長=福岡市中央区
 福岡市議会の最大会派、自民党福岡市議団(18人)は1日、平成31年度当初予算案から、博多港とJR博多駅の約2キロを結ぶロープウエー構想の検討費用(5千万円)を削除し、予備費に回す議員提案をすると発表した。修正案が可決されれば、ロープウエー構想を市長選で公約に掲げた高島宗一郎市長が再議(議決やり直し)を求める可能性がある。同市議団と市長が三度、激しく対決する。 (中村雅和)

                   ◇

 「交通体系なら議論できるが、ロープウエーに限定することは受け入れられない」。同市議団の南原茂会長はこの日、記者団に固い表情で語った。

 ロープウエー構想は平成29年12月、高島氏が「私の夢」と打ち出した。圧勝した昨年11月の市長選でも「都心の渋滞緩和のため」と公約に盛り込んだ。

 今年1月、有識者研究会が「ロープウエーが望ましい」との提言をまとめ、市は31年度予算案に、事業性と運営方法の検討費として5千万円を計上した。

 これに自民市議団が「議会で正式に議論されていない中で、予算計上は時期尚早だ」と反発した。

 修正案を12日に予算特別委員会に提出し、13日の本会議で採決を見込む。他会派の賛同も予想され、過半数の賛成で可決される公算が大きい。

 ただ、高島氏が地方自治法に基づく再議を求めた場合、今度は出席議員の3分の2の賛成がなければ、修正案は否決される。

 自民市議団と高島氏は、衝突を繰り返してきた。

 26年11月の市長選では、自民党本部が高島氏を推薦したにもかかわらず、市議団の一部は、対立候補を公然と支援した。

 その後、29年4月には民営化後の福岡空港への出資をめぐり、再議にまでもつれ込み、高島氏に軍配が上がった。

 高島氏は、昨年11月の市長選で市議団に対し推薦すら求めなかった。結果は、高島氏が28万5435票という過去最多の得票で3選を決めた。

 修正案の行方は予断を許さないが、間近に迫る福岡市議選で、ロープウエー構想が争点の一つに浮上する。

 高島氏が、構想に理解を示す候補を応援する事態も想定される。

 市議団の打越基安副会長は、市議選で会派全体としてロープウエー構想に反対するかを問われると、「全く分からない」と述べた。

 市議選は29日に告示され、県知事選などと同じ4月7日に投開票される。定数62に対し、計91人が立候補を検討している。

6795チバQ:2019/03/04(月) 21:34:20
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190301-00010001-nishinpc-soci
ロープウエー構想に暗雲 自民市議団、検討費削除の予算修正案 福岡市
3/1(金) 9:57配信 西日本新聞
ロープウエー構想に暗雲 自民市議団、検討費削除の予算修正案 福岡市
ロープウエー構想のルートイメージ
 福岡市議会(60人)の最大会派・自民党市議団(18人)は、市執行部が提案した2019年度一般会計当初予算案に盛り込まれている「JR博多駅と博多港エリアを結ぶロープウエーの実現性検討費」5千万円を削除する修正案を議員提案する方針を固めた。同市議団は「ロープウエーありきは市民の理解を得られない」と主張。一部の会派も同調する見通しで、修正案は可決される公算が大きい。高島宗一郎市長が昨年11月の市長選で公約の目玉に掲げたロープウエー構想だが、実現は不透明になった。

【写真】ロープウエーについて取り上げた福岡市の広報紙

 同市で新年度当初予算案の修正案が提案されるのは、少なくとも平成以降では初めてという。

 ロープウエー構想は、同エリアの交通混雑解消を目指し、高島市長が17年末に自身の政治資金パーティーで提起。「私の夢」と語り、昨年の市長選では公約に盛り込んだ。今年1月には、市の有識者研究会がモノレールなど八つの交通手段から「ロープウエーが望ましい」との意見をまとめていた。

 市はこれを受け、新年度当初予算案に検討費を計上。「実現可能性をさまざまな角度から検討し、市民に判断材料を提供したい」(高島市長)として、概算整備費や採算性、事業手法などを調査する考えだった。

 これに対し、市議団は「ロープウエーに絞った検討は拙速」と主張。修正案では、検討費5千万円を予備費に移し替えることを検討している。立憲民主や国民民主などで構成する福岡市民クラブ(8人)や共産党市議団(7人)などが同調するとみられ、賛成が過半数(31人)に達する見通しだ。

 修正案が可決された場合、高島市長は地方自治法に基づく首長の「拒否権」である再議(審議のやり直し)を議会に求めることができる。その場合、議会側が修正案を再び可決するには、出席議員の3分の2以上の賛成が必要となる。

西日本新聞社

6796チバQ:2019/03/05(火) 11:41:56
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190304/k00/00m/010/243000c
福岡知事選 公明党、創価学会も現職を支援
毎日新聞2019年3月4日 22時08分(最終更新 3月4日 22時08分)

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 4月7日投開票の福岡県知事選で、公明党県本部と支持母体の創価学会は、3選を目指す現職の小川洋知事(69)を支援する方針を決めた。いずれも推薦や支持などの機関決定はしていないが、組織内で意思統一を図って3日から本格的に支援に動き始めた。自民党は元厚生労働官僚で新人の武内和久氏(47)を推薦しており、連立与党を組む自公間で対応が分かれた形だ。

 「圧倒的な大勝利に向けて公明党も頑張りたい」。2日に福岡市であった小川氏の支援組織の設立大会。弘友和夫・公明党九州方面副本部長はこう述べて小川氏支援を明言した。会場には創価学会の複数の幹部も顔をそろえ、組織的な支援への意気込みを示した。

 関係者によると、公明県本部は当初から小川氏支援の方針だったが、昨年12月に自民県連が武内氏を推薦候補に決めたため態度を保留。今年1月には武内氏から推薦願が提出されたが、今月1日に小川氏支援の方針を確認して武内氏側に伝えた。これを受けて創価学会も3日から県内の会員に小川氏支援の方針を伝え始めた。ある学会幹部は「我々に小川氏を応援しない理由はない」と打ち明ける。

 また、自民の古賀篤衆院議員(福岡3区)は3日の国政報告会で「圧倒的に現職がいいという支持者が多く、私も小川知事を支援したい」と表明。2日に小川氏支援を明らかにした鬼木誠衆院議員(同2区)に続いた。

 一方、武内氏陣営は3日、福岡市内で選挙対策会議を開き、武内氏擁立を主導した麻生太郎副総理兼財務相の側近、大家敏志参院議員を選対本部長に選んだ。武内氏は公明の推薦を得られなかったことについて「困難な状況だが、私の考えや政策を県民に一生懸命伝えていく」と話した。

 知事選には共産党県委員会副委員長で新人の篠田清氏(70)=共産党推薦=も出馬する予定。【西嶋正法、高芝菜穂子】

6797チバQ:2019/03/05(火) 11:57:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190305-03345119-saga-l41
10票差の落選、異議申し立て 新人候補の後援会長ら 佐賀・鳥栖市長選
3/5(火) 8:15配信 佐賀新聞
10票差の落選、異議申し立て 新人候補の後援会長ら 佐賀・鳥栖市長選
鳥栖市選管の事務局職員(右)に異議申し出書を手渡す岡本梅夫氏=市役所
 2月17日に投開票された佐賀県鳥栖市長選で、10票差で落選した新人候補の岡本梅夫後援会長(71)らが4日、4選を果たした橋本康志氏(63)の当選の無効を求める異議申し立てを市選管にした。市選管は30日以内に申し立てを認めるかどうかを判断する。

 市長選は現職と新人の一騎打ちになった。申し出書によると、無効投票数211票の扱いによって得票数に多大な影響を与え、有効投票の中にも無効票がないとは断定できないとして、無効票を含めた全ての票の点検を求めるとしている。

 また、2月14日の橋本氏の総決起大会で、公選法137条の2で禁止された18歳未満の子どもたちを選挙運動に利用した疑いがあるとして、選挙の無効を訴えている。

 市選管は近く市選挙管理委員会を開き審査する。公選法では市選管の決定に不服がある場合、21日以内に県選管に審査を申し立てることができる。県選管は60日以内に裁決する。

6798チバQ:2019/03/06(水) 13:38:45
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_oita/article/491857/
県議選豊後高田、市二分する激戦に 現、前市長派が出馬予定
2019年03月06日 06時00分
 3月29日告示の県議選豊後高田市区(定数1)は、立候補を予定する現職の鴛(おし)海豊氏(72)=無所属、自民推薦=と前市議会議長の安達隆氏(71)=無所属=の2人による保守分裂選となる公算が高まっている。鴛海氏を支持する永松博文前市長派と安達氏を支える佐々木敏夫現市長派による激突で、市を二分した激しい選挙戦が予想される。

 鴛海氏は前副市長。県議だった佐々木氏が市長選に出たことで、2017年5月の県議補選に立候補し無投票当選した。市長選では永松氏とともに、佐々木氏の対立候補を支援。佐々木氏との関係は冷え込んだままだった。

 5日、安達氏の事務所開きに駆け付けた佐々木氏は、集まった支援者ら約100人を前に「この戦いは豊後高田の将来をかけた選択だ」と声を張り上げた。陣営では当初、対立をあおらないためにも佐々木氏を表に出さない方がいいとの声があったが、現職市長の支援を前面に打ち出すことで鴛海氏陣営の切り崩しにつながると方針転換した。

 無投票当選を予想していた鴛海氏陣営の動揺は収まっていない。ある陣営関係者は「安達氏の立候補表明にもっとも衝撃を受けたのは鴛海氏本人だ」と漏らす。陣営は立て直しに躍起で、両派の争いは激しさを増している。

=2019/03/06付 西日本新聞朝刊=

6799チバQ:2019/03/06(水) 13:39:36
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/fukuoka_prefecture_election/article/491528/
福岡知事選、自民の亀裂深まる 国会議員、続々と態度表明
2019年03月05日 06時00分
 自民党分裂選挙となった県知事選(21日告示、4月7日投開票)を巡り、古賀篤衆院議員(福岡3区)が新たに現職の小川洋氏(69)を支持すると表明した。鬼木誠衆院議員(福岡2区)に続いて、態度未定の国会議員が現職支援に回った。一方、自民推薦の元厚生労働官僚の新人武内和久氏(47)の陣営は選対本部を正式に発足させ、大家敏志参院議員が本部長に就任。今後、組織の引き締めに注力する方針で、両陣営の攻防は激しさを増している。

 古賀氏は3日に福岡市内で開いた「春の集い」で「(支持者には)圧倒的に小川知事がいいという方が多くて、私もそう思っている。小川知事を支持させていただく」と明言した。

 前日の2日には、鬼木氏も同市で開かれた小川氏の支持組織の設立大会で「私も仲間に加えさせていただきます」と支持を表明。また、出席者によると、藤丸敏衆院議員(福岡7区)も2月下旬に筑後市であった自民支部の集会で「武内氏の応援はできない」と述べ、事実上の現職支援を明らかにしたという。

 告示が迫る中、態度未定の衆院議員が相次ぎ現職側に付いたことで、自民分裂の度合いは深まった。

 武内氏の陣営は3日、福岡市の後援会事務所で選対会議を開き、党県連選対委員長として武内氏擁立を後押しした大家氏の選対本部長の就任を決定。事務局長には党県連幹事長の松本国寛県議を充てた。会議後、大家氏は「大小の集会などさまざまな形で(支持拡大に向け)やっていきたい」と取材に語った。

 同日、久留米市では大久保勉市長の後援会の集会があり、出席した小川氏と武内氏が会場外で接触する一幕もあった。小川氏は帰り際に会場駐車場で、武内氏に握手を求められ応じたが、武内氏が話をしようとすると予定があることを理由に立ち去った。

 知事選には、共産党推薦の党県委員会副委員長の新人篠田清氏(70)も立候補する予定。

=2019/03/05付 西日本新聞朝刊=

6800チバQ:2019/03/07(木) 11:13:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190307-00000500-san-pol
麻生氏、足元に包囲網 福岡知事選で現職支持の「造反」続々
3/7(木) 6:27配信 産経新聞
麻生氏、足元に包囲網 福岡知事選で現職支持の「造反」続々
福岡県知事選の構図
 福岡県知事選(21日告示、4月7日投開票)は麻生太郎副総理兼財務相率いる自民党県連の主流派に、党内の「反麻生」勢力が対抗する分裂選挙となる。麻生氏は県政の発展が望めないとして過去に支援した小川洋知事に見切りをつけ、元厚生労働官僚の武内和久氏を擁立して党推薦を得た。麻生氏と敵対する大物OBが小川氏に付き、影響下にある現職の国会議員も引き入れている。(田中一世)

 3選を目指す小川氏の支援組織「福岡県民の会」は2日、福岡市内で設立大会を開き、2千人以上が詰めかけた。自民党からは麻生氏と不仲の武田良太、鳩山二郎両氏ら二階派の衆院議員3人が出席し、小川県政に瑕疵(かし)はないと強調した。鳩山氏は、麻生氏の対抗馬擁立を念頭にこう訴えた。

 「ごく一部の方々から小川知事はいわれのないいじめに遭っている」

 議員を引退した山崎拓元副総裁と太田誠一元農林水産相も登壇した。出席こそしなかったが、岸田派名誉会長の古賀誠元幹事長も「県民の会」の世話人に就いている。

 石原派の鬼木誠衆院議員が壇上に呼ばれると大会は最高潮を迎えた。二階派以外の現職議員で初めて小川氏支持を表明したからだ。

 「私はこれからどういう目に遭うかもわからない」

 鬼木氏が悲壮感たっぷりに語ると、喝采を浴びた。鬼木氏が「造反」に踏み切ったのは山崎氏に迫られたためだ。鬼木氏は平成24年の衆院選で、山崎氏の選挙区を引き継いで当選した。

 3日には岸田派の古賀篤衆院議員も小川氏支持を表明した。同派は古賀誠氏の影響力が強い。麻生氏は2月8日、岸田派会長の岸田文雄政調会長に知事選での協力を依頼したが、離反は防げなかった。武内陣営は「引退した人が権力を行使する小川陣営のほうが、よほど問題だ」と批判する。

 対立の背景には福岡県政界の覇権争いがある。山崎、古賀誠両氏が引退して「麻生1強」が続く中、反麻生勢力は知事選を通じて力をそぐ狙いがある。

 ただ、党の候補はあくまで武内氏であり、小川氏支援は「反党行為」となり得る。昨年末に県連が擁立した武内氏は事前の情勢調査で小川氏に大差をつけられていたが、麻生氏が安倍晋三首相に直談判し、1月30日に党推薦をもぎとった。

 この時点で小川氏には立憲民主党の推薦が決まっていたが、慌てて推薦願いを取り下げて野党色を極力排した。2日の大会では出席した立憲民主党議員を壇上に上げず、代わりに「対麻生」を前面に出した。

 一方、武内氏は麻生色を抑え、1人で辻立ちを繰り返している。政策論争を前面に出そうと公開討論会を申し込んでいるが、小川氏は応じていない。

 麻生氏の心境について側近は「安倍政権を妨げる勢力を足元で勢いづかせてはならない」と代弁するが、戦況は不利だ。自主投票の方針の公明党も、支持母体である創価学会の山本武総九州長が「県民の会」世話人に就き、事実上の小川氏支持で動く。福岡の「麻生時代」は危機にある。

6801チバQ:2019/03/07(木) 22:08:18
■現職:小川洋
02鬼木誠  石原派・・・山崎拓後継  >>6796
03古賀篤  岸田派・・・太田誠一後継 >>6796
07藤丸敏  岸田派・・・古賀誠後継  >>6796
04宮内秀樹 二階派 >>6800二階派の衆院議員3人
06鳩山二郎 二階派 >>6800二階派の衆院議員3人
11武田良太 二階派 >>6800二階派の衆院議員3人
公明党>>6796
県医師連盟 県歯科医師連盟 県農政連
連合福岡  県町村会 >>6782



■新人:武内和久
01井上貴博 麻生派
05原田義昭 麻生派
08麻生太郎 麻生派
参大家敏志 麻生派・・・選対委員長
県薬剤師連盟 県看護連盟 
県私立幼稚園振興協会
九州北部税理士政治連盟
こども・保育政治連盟県支部 >>6782


不明(小川寄り?)
10山本幸三 岸田派
参松山政司 岸田派

6802チバQ:2019/03/10(日) 20:40:13
まちがえた
6340: チバQ :2019/03/10(日) 20:21:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190310-00000017-jij-pol
福岡知事選 現職陣営に自民元議員の影 「当選しても言いなり」
3/10(日) 7:55配信 産経新聞
福岡知事選 現職陣営に自民元議員の影 「当選しても言いなり」
小川洋知事(左から2人目)の集会であいさつする自民党の武田良太元防衛副大臣
 任期満了に伴う福岡県知事選は、4月7日の投開票まで1カ月を切った。自民党が推薦を決めた元厚生労働官僚の新人、武内和久氏(47)に対し、党内からは3選を目指す小川洋知事(69)を支援する「造反」が続出する。その小川陣営は「県民党」を掲げるが、実態は自民党、特に山崎拓氏ら元議員の存在感が高まっている。(九州総局 小沢慶太、中村雅和)

                   ◇

 小川、武内両陣営は9日夕、北九州市で同時刻にそれぞれ、大規模な集会を開いた。

 小川陣営は、リーガロイヤルホテル小倉(小倉北区)に、約2500人を集めた。小川氏は「これまでやってきた取り組みを前進させ、結果を出していく」と支持を呼びかけた。

 集会では、二階派の武田良太元防衛副大臣(福岡11区)が「一部の感情や思惑で知事をすげ替えようとするなんて言語道断だ」と激しい言葉で批判した。念頭にあるのは、武内氏擁立を主導した麻生太郎副総理兼財務相(福岡8区)だ。

 そこから直線距離で500メートルも離れていない北九州国際会議場。武内氏が「先頭に立って、挑戦する福岡県を取り戻す」と、約1千人の支持者を前に声を張り上げた。「ポスト安倍」候補の一人で、麻生派の河野太郎外相も駆けつけ、「トップが代われば、福岡県も変えられる」と訴えた。

 今回の知事選は、麻生派と、麻生氏の影響力低下を図る勢力による政界の覇権争いの様相を呈す。

 ■「県民党」の実態

 小川氏サイドには、武田氏ら県内二階派国会議員3人のほか、石原派衆院議員の鬼木誠氏(福岡2区)、岸田派の衆院議員、古賀篤(福岡3区)も付く。

 鬼木氏と古賀氏はそれぞれ、山崎拓元副総裁と太田誠一元農林水産相の地盤を引き継いだ。小川氏支持の決断には、2人の自民OB議員の意向が、強く働いたとされる。

 小川氏は自民推薦が得られなくなった後、各党に出していた推薦願を全て取り下げた。「県民党」を称し、小川氏を支える県民の会もできた。この会には古賀誠元自民党幹事長も、名を連ねる。

 小川陣営の実態は、自民党のOBや現職議員、従来の支援団体が、中心になっている。事務所を取り仕切るのも、山崎氏の側近だ。

 小川氏サイドは「知事は一部の人間が勝手に決めるものではない」と、麻生氏を念頭に批判する。だがこの言葉は、山崎氏らが背後に控える小川陣営にも当てはまる。

 自民福岡県連幹部は「仮に小川氏が当選しても、山崎氏らの言いなりの県政になるだけではないか」と批判した。

 ■切り崩し

 武内陣営は、山崎氏らによる切り崩しに苦心する。

 だが北九州では、岸田派の山本幸三元地方創生担当相(福岡10区)が、武内氏の同地区選対本部長に就いた。

 岸田派は、古賀氏の影響が色濃く残る。古賀氏に配慮してか、山本氏はこれまで、態度を明確にしなかった。

 しかし、北九州市議会の重鎮、片山尹氏らの突き上げを受け、武内支援に回った。自民関係者は「地元の県議、市議に逆らって小川氏を支持したら、山本氏は自分の選挙を戦えない」と解説した。

 武内陣営が9日、集会に先立って実施した北九州市の事務所開きには、釣具販売チェーン、タカミヤの高宮俊諦会長や、安川電機特別顧問の利島康司北九州商工会議所会頭ら、過去の選挙で小川氏を支援した経済界トップも、姿を見せた。

 高宮氏は北九州地区後援会長に就任。利島氏も会場で、周囲に「(現県政を)何とかしないといけない」と漏らした。

 知事選への立候補を表明している共産党福岡県委員会副委員長の新人、篠田清氏(70)はこの日、福岡市内で事務所開きをし、支持を訴えた。

6803チバQ:2019/03/10(日) 21:26:30
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20190307-OYT1T50245/
2年交代の慣例破った市会議長、会派が除名処分
2019/03/08 18:05
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 大分市議会の最大会派・自民党は7日、野尻哲雄議長(68)を除名処分とし、会派から脱会させる変更届を議会事務局に出した。議長を2年で交代する「慣例」を守らなかったための措置で、野尻氏も同日、無所属届を議会事務局に提出。「結果を厳粛に受け止め、円滑な議会運営に努める」と語った。


 同市議会では、正副議長は2年で交代するのが慣例となっている。2年前に議長に就任した野尻氏は5日、「議員の待遇改善などに取り組み、議会の活性化を進めたい」などと述べ、続投を宣言した。

 自民党は4日に議員団会議を開き、野尻氏が議長を辞職しない場合、会派から除名する方針を申し合わせていた。同党のある市議は「全国市議会議長会の次期会長に大分市議会の議長が就任する見通しになっている。そのポストを狙い、続投したのだろう」との見方を示した。

6804チバQ:2019/03/10(日) 21:31:48
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_fukuoka/article/488494/
【2019県議選情勢】(1)
2019年02月21日 06時00分

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 県議選は3月29日告示、4月7日に投開票される。45選挙区は変わらないが、定数は福岡市東区が4から5に増えたことに伴い計87になる。少子高齢化や人口減少時代において、地方創生をどう進めるのか。地域の声を県政に届けるべく選挙戦に臨む立候補予定者たちの顔ぶれと構図を紹介する。 (敬称略)

■定数1増も無投票公算 東区

 人口増に伴い議員定数が4から5に増えた。自民2人と国民民主、公明の計4人の現職と、前回落選した共産新人の候補が名乗りを上げているほかに表立った動きはなく、無投票の可能性もある。

 7期目を目指す自民現職の今林久は教育・文化の施策充実を訴え、後援会を中心に地盤を固める。同じく自民現職の長裕海も「選挙になるという心構えで準備する」と1月下旬に事務所開きを行った。

 国民民主現職の佐々木徹は、昨年から連合福岡を支持基盤に支援労組や地域を精力的に回る。公明現職の大塚勝利は安全安心な社会の実現や災害復興を強調し、創価学会や支援企業を固める。共産新人の立川由美は街頭宣伝で雇用問題などを訴え、無党派層への浸透も図っている。

■共産が擁立見送りに傾く 博多区

 定数3に名乗りを上げたのは自民、公明、立憲民主の現職3人。共産が現職から新人に引き継ぐ同区の福岡市議選に万全を期すことを理由に擁立見送りに傾いており、無投票の可能性もある。

 2期目を目指す自民現職の井上博行は小学校区ごとの後援会組織をベースに活動。公明現職の高橋雅成は支持母体の創価学会を核にミニ集会を展開する。立民現職の堤かなめは市議選の新人女性と連携し、地域を回る。

■自民現職は公認外れか 中央区

 定数3に対し、現職2人に加え、いずれも保守系を名乗る無所属新人の2人が立候補を表明した。別の保守系新人も出馬に向けて動いている。

 自民現職の岳康宏は、知事選で党推薦候補の対抗馬となる現職小川洋の支援を表明。党公認を取り消され、無所属での戦いを強いられる可能性が高い。国民民主現職の原中誠志は連合福岡の組織力を核に、幅広く2期の実績を訴える。

 無所属新人の田中友規は自転車で地域を回り街頭あいさつを重ねる。ビラに「高島市長から応援を受ける」と記し、福岡市長の高島宗一郎との連携をアピールする。無所属新人の清水大暉は25歳の若さをアピールしつつ、起業家や女性、学生の会合などに参加、無党派層を中心に浸透を図る。

 このほか、保守系新人が自民党県連に公認申請している。


 ▽党派の略称 自=自民党、国=国民民主党、公=公明党、社=社民党、立=立憲民主党、共=共産党、農=県農政連、無=無所属。

=2019/02/21付 西日本新聞朝刊=

6805チバQ:2019/03/10(日) 21:32:40
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_fukuoka/article/488808/
【2019県議選情勢】(2)
2019年02月22日 06時00分

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■現職3人が立候補予定 西区

 定数3に対し、現職3人が立候補を予定し、ほかに表だった動きはない。

 自民現職の田中久也は現職唯一の80代で福岡県議最長の13期目を狙う。根強い支持者を中心に足場を固める。自民現職で3期目を目指す野原隆士は支持者回りを重ね、ミニ集会を開きながら実績をアピール。国民現職で3期目に挑む仁戸田元氣は連合福岡の推薦を受け、各校区の世話人を通じ地域への浸透も図る。

■自民現職が今回無所属 城南区

 自民現職だった9期目のベテラン武藤英治は、県知事選で党推薦新人候補の応援を拒んで現職支持を表明。県議会会派を離脱し、県連から公認を取り消された。今回は無所属で立候補する。長年の経験で培った人脈を生かして企業や団体を回って推薦を依頼し、スポーツクラブの集まりにも顔を出している。

 国民民主現職の守谷正人は支持者宅にあいさつ回りをするほか、フェイスブックなどSNSを使って情報を発信。前副議長としての実績をアピールしている。

■各陣営とも激戦を予想 早良区

 3議席をめぐり、現職3人と新人1人が名乗りを上げている。6人が立候補した前回よりも当選ラインが上がるとみられ、各陣営とも激戦を予想し、態勢の引き締めを図る。

 自民現職で2期目を目指す大田満は、地域の世話人とともにあいさつ回りを重ね4年間の実績をアピール。公明現職の新開昌彦は、支持母体の創価学会を軸にし、ミニ集会を開いて支持者の拡大に力を入れる。7期目を目指す無所属現職の古川忠は、長年の支持者をしっかり固め、あいさつ回りで支持の広がりを図る。

 立憲民主新人の後藤香織は県連の藤田一枝幹事長の支援を受け、子育て世代の目線からの訴えを積極的に展開している。

■“稲富系”が2議席狙う 南区

 自民、公明、国民民主の現職4人と無所属新人の計5人で4議席を争う。

 「有権者の入れ替わりが激しい選挙区」と声をそろえる自民現職2人は面会での訴えを重視。樋口明は支持団体を回りつつ、駅前でのパンフレット配布にも力を入れる。加地邦雄は支援者や企業、団体へのあいさつを重ねる。

 公明現職の浜崎達也も「どぶ板選挙」と位置づけ、支持組織や企業、個人に直接会って支持を訴える。

 国民の衆院議員稲富修二の支援を受ける国民現職大田京子は、地元での集会や行事への参加に加え街頭に立って無党派層にも浸透を図る。稲富の秘書で無所属新人の荒武見希は、稲富と活動を共にし、自転車で地域を回って知名度アップを図っている。

=2019/02/22付 西日本新聞朝刊=

6806チバQ:2019/03/10(日) 21:33:17
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_fukuoka/article/489102/
【2019県議選情勢】(3)
2019年02月23日 06時00分

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■現職2人と3新人挑む 春日市

 現職2人、新人3人が立候補を表明し、今のところ定数2を5人で争う激戦の構図。このまま5人の立候補となれば、区割り・定数見直しで現在の選挙区になった前々回(2011年)に並ぶ過去最多となる。

 現有2議席の死守が命題の自民現職。中牟田伸二は後援会へのあいさつ回りなどで足場を固める。松尾嘉三は、県道沿いなど街頭に立って政策の浸透を図っている。

 国民新人の野尻尚義は地縁血縁のない地だが、駅前に立つなどアピールに懸命。6回目の挑戦となる無所属新人の中村孝三は、広く支持を受け入れるため今回は政党公認を得ないという。同じく無所属新人の室屋美香は休職して出馬の見通し。地域へのあいさつ回りなどで浸透を図っている。

■現職2人が立候補表明 大野城市

 定数2に、自民の井上順吾と国民民主の井上博隆の現職2人が立候補を表明している。

 5選を目指す井上順吾は、昨年5月に就任した県議会議長の公務が多忙で「地元行事になかなか顔を出せない」とこぼしつつ、機会を見つけては地元を回る。3選を狙う井上博隆は「前回は告示3週間前に候補者が名乗りを上げた」と話し、無投票ムードによる陣営の緩みを警戒。こまめに座談会などを開いている。

■元市長が意欲 情勢は混沌 太宰府市

 定数1。再選を狙う国民、社民推薦で無所属現職の渡辺美穂に県農政連推薦の自民新人、西島大吾が挑む一騎打ちと見られたが一昨年、市議会から不信任決議を2度受けて失職した元市長で無所属新人の芦刈茂が出馬意欲を表明。混沌(こんとん)とした情勢になってきた。

 自民は前回統一地方選で県議選、市長選で公認や推薦の候補が敗退。元市長失職に伴う市長選も推薦候補が敗れた。雪辱を期す自民に危機感を強める渡辺は「市民の声を県政に反映させてきた」と実績を訴える。

 参院議員秘書だった西島は昨年、衆院議員原田義昭の事務所に入り「太宰府で町おこしを」と打って出る。芦刈は「新しい挑戦をする」と独自活動を展開。波乱要素となる可能性がある。

■出馬表明は現職の2人 筑紫野市

 定数2に対してこれまで、3選を目指す自民現職の平井一三、5選を目指す国民現職の原竹岩海が立候補を表明している。

 平井は今月の事務所開き後、支援者へのあいさつ回りなど動きを本格化。原竹も県政報告会などで政策課題を訴えて支持層の拡大に期待している。

■自民現職が足場固めへ 那珂川市

 前回、無投票で初当選した自民現職の渡辺勝将が立候補を表明。後援会のほか企業へのあいさつ回りなどで足場固めに懸命だ。

■現新5人で激戦の様相 朝倉市・朝倉郡

 定数2に5人が立候補を予定。一昨年7月の九州豪雨からの復旧を焦点に激戦となる可能性が高い。

 自民現職の栗原渉は、被災地に入ってきた実績を強調。県農政連の推薦も得て組織拡充を進めており、4選を目指す。

 新人は無所属の4人が立候補の動きを見せる。

 県議から朝倉市長に転身した林裕二の元秘書、二又隆幸は自民党支部と県農政連が推薦。秘書時代の人脈を生かし、浸透を図る。

 熊本米秋は旧甘木市議に3回当選。農業を営んでおり、豪雨被害からの復興などを訴えて農家を中心に支持拡大を狙う。

 1月まで衆院議員原田義昭の秘書だった古賀三春も秘書として築いた国や県とのパイプをアピール。団体や企業を訪問している。

 元杷木町長の中嶋玲子は自宅が浸水した被災者。被災地を中心に支持拡大を図る。同区初の女性県議誕生へ、女性票発掘も目指す。 (敬称略)

 ▽党派の略称 自=自民党、国=国民民主党、公=公明党、社=社民党、立=立憲民主党、共=共産党、農=県農政連、無=無所属。

=2019/02/23付 西日本新聞朝刊=

6807チバQ:2019/03/10(日) 21:33:45
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_fukuoka/article/490341/
【2019県議選情勢】(4)
2019年02月28日 06時00分

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■現新3人の激戦模様に 宗像市

 前回は無投票だったが、自民現職だった伊豆美沙子が昨年、宗像市長に転身。定数2を現新3人で争う構図になりそうだ。

 3期目を目指す無所属現職の吉武邦彦は連合福岡、農政連などの推薦を得て企業労組にも支援を広げる。現職の知名度を生かして地元の旧玄海町をはじめ、市全域への拡大を進める。

 自民公認を得た新人の井上正文は農政連などの推薦を受けると共に、知名度アップのあいさつ回りに力を入れる。ミニ集会で市議としての活動実績もアピールしながら人脈を広げる。

 無所属新人の木村哲晃は父が旧玄海町長で、自身は高島宗一郎福岡市長の秘書を昨秋まで務めた。表明はしていないが同級生などが応援に入り、あいさつ回りなど出馬準備を進める。

■自民系2人分裂の様相 福津市

 定数は1。前回の無投票から一転して、自民系同士による一騎打ちの様相になっている。

 自民現職で医師の阿部弘樹は、医師会、歯科医師会、薬剤師会の三師会をはじめ、各種団体の支持を得た。実績をアピールする。自民党市支部は新人の元市消防団長、吉田浩一を推薦。消防関連や高校、大学の同窓会などの人脈を生かし、商工会や建設関連などにも支持拡大を図る。

■保守系新人 無投票微妙 古賀市

 昨年11月に県議だった田辺一城が古賀市長に転身したことに伴い、欠員となっている。

 自民党や日本維新の会の元衆院議員秘書で、自民党粕屋支部副支部長の吉田健一朗が、立候補に向け、駅での街頭宣伝や地場企業へのあいさつを重ねている。

 他に表立った動きはなく、無投票の可能性もあるが、保守系候補を一本化できなかった市長選のしこりから、保守分裂の選挙戦になるとの見方もある。

■新人2人の出馬で混戦 粕屋郡

 定数3に現職3人と新人2人が挑む構図。

 現職では自民の吉松源昭が4期の実績を訴え、築いた人脈と地盤を固める戦い。公明の西尾耕治は各町にいる公明町議や支持母体の創価学会と連携を深める。無所属の小池邦弘は本業の会社経営に力を入れることなどを理由に勇退する意向を示して調整中で、立候補は流動的だ。

 新人では、立憲民主から元百貨店社員の冨永芳行が立候補する予定。自治労などの労組票に加え、「未来を選択する選挙だ」と訴えて若さを前面に押し出す戦い。無所属で出馬準備を進めているのは志免町議の吉田大作。有名芸能人の元運転手という経歴をアピールし、無党派層を中心に浸透を図る作戦だ。

■現職2人で無投票公算 糸島市

 自民現職の浦伊三夫と立憲民主現職の川崎俊丸が出馬を表明している。2期連続無投票の公算が大きい。

 川崎は旧民主で3選し、今回から立民での出馬となる。10日に事務所開きを行った。市職労、教組など労組の支援を受け、業界団体にも推薦要請している。

 浦は地元の有力支持層である県農政連の推薦を得た。市商工会など支援団体や後援会を回り政策を訴えている。 (敬称略)


 ▽党派の略称 自=自民党、国=国民民主党、公=公明党、社=社民党、立=立憲民主党、共=共産党、農=県農政連、無=無所属。

=2019/02/28付 西日本新聞朝刊=

6808チバQ:2019/03/10(日) 21:34:37
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_fukuoka/article/490654/
【2019県議選情勢】(5)
2019年03月01日 06時00分

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■5議席巡り6人名乗り 久留米市

 自民、国民民主、無所属の現職4人に加えて立憲民主、公明の新人が名乗りを上げ、共産も擁立を検討している。5議席を巡って激戦が予想される。

 自民現職の原口剣生は支援団体や地元企業の会合に出席し、5期の実績を強調する。原口とともに県農政連の推薦を得た自民現職の十中大雅は後援会の動きが活発で支持の広がりに期待。自民が推薦する無所属現職の江口善明は地盤の久留米市南部を中心に票を固める戦略で、集会で若者世代への接触を図る。

 3選を目指す国民現職の中村誠治は連合福岡の推薦を得つつ、非自民票の掘り起こしに力を入れる方針。衆院選への立候補歴がある立民新人の新井富美子は連合福岡の推薦も得て「女性県議誕生を」と訴える。

 公明は引退する現職の後継に吉田宣弘を擁立。衆院議員の経験もアピールし、知名度アップに励む。

■現職2人が立候補予定 八女市郡区

 旧八女市区(定数1)と旧八女郡区(同)が合区されて2回目の県議選。定数2に現職2人が立候補を予定しており、4人が争った前回から一転、無投票となる可能性が高い。

 3選を目指す自民現職の桐明和久は、県農政連から推薦を得るなど保守地盤を固め、女性団体の会合にも積極的に出席する。

 再選を目指す国民民主現職の野田稔子は支持者回りや集会を重ねる。数少ない女性県議をアピールし、支持拡大を狙う考えだ。

■現職と新人 激戦の予想 柳川市

 定数1に現職と新人が名乗りを挙げている。2人は小中学校の先輩、後輩で、同じ昭代地区を地盤にしており、8年ぶりの選挙戦は激戦が予想される。

 3選を目指す無所属現職の椛島徳博は県農政連会派の緑友会に所属。商工団体や地元医師連盟のほか、連合福岡の推薦も得た。「市民党」を掲げて地域の会合にこまめに足を運び、8年間の実績を訴える。

 初挑戦の自民新人の荒巻英樹は市議を3期務め「柳川市の課題を熟知している。県とのパイプ役になる」と力説する。後援会事務所開きには自民、公明系の市議12人が駆け付け、保守分裂の様相を呈している。

■現職2人に2新人挑む 大牟田市

 前回と同様に保守系と非自民系のそれぞれ現職と新人の2人、計4人が出馬表明し、2議席を巡る激戦は必至の情勢だ。

 自民現職の田中秀子は要職を務めた6期の実績をアピール。唯一の党公認候補として、党支持の各種団体の取りまとめを急ぐ。

 国民、社民の推薦を得る無所属現職の大橋克己は、保守系による議席独占の阻止に向け、労組だけでなく無党派への浸透も狙う。

 共産新人の江口学は、衆院選に過去3度出馬した知名度を生かし、市議選とも連動させて消費増税反対など国政課題も訴える。

 無所属新人の永川俊彦は、市議会の保守系議員の多くや商工関係者の支持を受け、知名度アップに躍起になっている。

 (敬称略)

 ▽党派の略称 自=自民党、国=国民民主党、公=公明党、社=社民党、立=立憲民主党、共=共産党、農=県農政連、無=無所属。

=2019/03/01付 西日本新聞朝刊=

6809チバQ:2019/03/10(日) 21:36:03
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_fukuoka/article/490958/
【2019県議選情勢】(6)
2019年03月02日 06時00分

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■16年ぶりに選挙戦突入 小郡市・三井郡

 定数1に対し、現職と新人が立候補の準備を進めており、2003年以来16年ぶりの選挙戦に突入する公算が大きい。

 6選を目指す自民現職の井上忠敏は、県農政連など各団体から推薦を得て保守層を固め、各地の集会で長年の実績をアピールする。

 無所属新人の横尾政則は、自民の鳩山二郎衆院議員(福岡6区)の元秘書。西鉄駅前の朝立ちなどで知名度アップを図っている。

■4回続けて無投票有力 大川市・三潴郡

 4選を目指す自民現職の秋田章二のほかに立候補の動きはみられず、4回連続で無投票の可能性が高い。秋田は県農政連の推薦を受けており、地元企業に対しても支援を呼び掛ける。

■現職以外に動き見えず うきは市

 再選を目指す県農政連現職の小河誠嗣のほかに立候補の動きはなく、旧浮羽郡区時代を含め4回連続で無投票の見込み。小河は元うきは市職員で市長公室長などを歴任。地域の行事にも積極的に顔を出し、支持基盤である保守層を中心に浸透を図っている。

■現職だけが出馬の動き みやま市

 3選を目指す自民現職の板橋聡のほかに立候補の動きはなく、3回連続で無投票となる可能性がある。板橋は1月末「県政報告会・新春の集い」を開催し、約600人を集めた。県農政連や地元医師連盟など約300の団体、企業から推薦を得て着実に足場を固める。

■9選目指す現職出馬へ 筑後市

 9選を目指す自民現職の蔵内勇夫のほかに立候補の動きはなく、4回連続で無投票の公算が大きい。蔵内は既に県農政連など約60団体、地元企業約200社から推薦を得た。校区単位で100人規模の県政報告会を開いて地盤を強化する。

 (敬称略)

 ▽党派の略称 自=自民党、国=国民民主党、公=公明党、社=社民党、立=立憲民主党、共=共産党、農=県農政連、無=無所属。

=2019/03/02付 西日本新聞朝刊=

6810チバQ:2019/03/10(日) 21:37:00
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_fukuoka/article/491524/
【2019県議選情勢】(7)
2019年03月05日 06時00分

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■現職と新人一騎打ちに 宮若市・鞍手郡

 現職と新人が立候補を表明し、一騎打ちとなる公算が大きい。前回は自民系2人による事実上の保守分裂選挙だったが、与野党対決へと様相を変えそうだ。

 4選を目指す自民現職の塩川秀敏は公明の推薦を得た。宮若市、鞍手町、小竹町に置く後援会を足場に地域を回る。

 立憲民主新人の藤本倫康は衆院議員秘書などを務めた。連合福岡や自治労が推薦し、地元の鞍手町を中心に支持拡大を目指す。

■自民現職に新人が挑む 直方市

 定数1に対し、現職と新人の2人が立候補表明している。前回は無投票だった。

 3選を目指す自民現職の香原勝司はミニ集会を重ねる。公明の推薦を受けたほか、約400の企業・団体からも推薦を得られる見通しで、2期の実績をアピールしながら組織力を生かしたい考えだ。

 無所属新人の石田研は昨年末から立候補に向けた準備を始め、1月末に出馬表明。地元出身で、精密金型などを製造する企業で長く設計や営業を担当。「市民党」を掲げ、知名度向上に努めている。

■前回激突の2人が再戦 田川市

 定数1に対し、現職と新人の2人が立候補を表明。新人同士で戦い、193票差の激戦となった前回と同じ顔ぶれになりそうだ。

 再選を目指す無所属現職の佐々木允は国民民主、社民、農政連の推薦を得た。労働組合が中心だった前回に比べ、今回は保守支持層にも広がりを見せ、約240団体の推薦を受ける。街頭演説や県政報告会、議会便りの発行などで実績をアピールする。

 前回は自民公認の浦田大治は無所属で出馬予定。人口減少が止まらない田川市。若い世代の都市部流出に歯止めをかけるため、JR日田彦山線、後藤寺線への蓄電池電車「DENCHA(デンチャ)」の導入推進、県立大の学部増設などを訴える。

■新人出馬で三つどもえ 飯塚市・嘉穂郡

 定数2に現職2人、新人1人が立候補を表明している。

 自民現職の江藤秀之は4期の実績や、地元選出の麻生太郎副総理兼財務相とのパイプを強調。企業や団体への推薦依頼を進める。

 6期目を狙う国民民主現職の吉村敏男は、県議会の活動や豪雨の復旧事業などインターネットでの情報発信にも力を入れている。

 前回に続く挑戦となる無所属新人の高橋義彦は高校の同級生らが支援し、組織に頼らない「草の根活動」を展開している。

■現職だけが立候補表明 嘉麻市

 昨年3月の県議補選で三つどもえの争いを制した自民現職の江頭祥一のみが立候補を表明している。

 江頭は8期務めた吉原太郎の死去に伴う補選で、「後継者」をアピール。吉原が注力した国道322号線のトンネル開通など、地元のインフラ整備を引き続き進め、企業誘致や雇用創出に力を入れる。

■出馬表明は現職の2人 田川郡

 定数2に対し、ともに3選を目指す現職2人が立候補を表明。4人が争った前回から一転、無投票の可能性が高い。

 自民現職の大島道人は交通環境の改善に向けた要望活動などを強調。教育の充実や少子化問題への対応を掲げる。

 無所属現職の神崎聡は自民の推薦を得た。地元企業グループの支援を受け、医療や介護面の支援充実を目指し、地元を回る。

(敬称略)

 ▽党派の略称 自=自民党、国=国民民主党、公=公明党、社=社民党、立=立憲民主党、共=共産党、農=県農政連、無=無所属。

=2019/03/05付 西日本新聞朝刊=

6811チバQ:2019/03/10(日) 21:37:49
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_fukuoka/article/491854/
【2019県議選情勢】(8)
2019年03月06日 06時00分

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■現新4人が立候補表明 門司区

 定数2に対し、現職2人と新人2人の計4人が名乗りを上げている。

 県農政連の推薦を得た自民現職の川端耕一は、企業や団体回りを強化。現職としての実績をアピールする。7選を目指す公明現職の森下博司は支持母体の創価学会を中心に組織を固め、2月から小集会を開くなど活動を本格化。高齢者施策の充実などを訴える。

 国民民主新人の緒方文則は、介護職の待遇改善などを訴え、系列市議などと支持者を回る。労組の推薦も受けている。社民が推薦する無所属新人の南川健一は、昨年10月から地域回りや朝のつじ立ちを展開。格差是正などを訴える。

 1月の北九州市長選に出馬した水産加工会社社長も立候補を検討している。

■現職3人に共産が挑む 小倉北区

 定数3に対し、現職3人と新人1人の計4人が立候補を表明している。

 前回トップ当選の自民現職の中村明彦は、県連幹部として知事選の党推薦候補への支援に力を注ぐ。自身の10選に向けては、後援会幹部らと態勢づくりを急ピッチで進め、地域回りなどを展開する。4選に挑む国民民主現職の原田博史は連合福岡からも推薦を得て、地元市議らと支持者を回る。現職知事と連携してきた実績も訴えていく。

 公明現職の壹岐和郎は、4選に向け支持母体の創価学会を中心に組織固めを図る。市議会党議員団と企業回りなども行い、浮動票取り込みも狙う。市議を辞めて立候補する共産新人の大石正信は、市民相談などを通じ培ってきたつながりを糧に、12年前に失った共産議席の回復を目指す。

■現職3人と元職が対決 小倉南区

 定数3に対し、現職3人と元職1人の計4人が立候補の準備を進めている。

 前回トップ当選した自民現職の吉村悠は、県議会県土整備委員長として携わってきた災害対応の実績などを訴え、支持を固めている。公明現職の二宮真盛は、支持母体の創価学会を中心に集会を開くなどして支持拡大に努め、6選を狙う。

 前回議席を奪還した共産現職の高瀬菜穂子は街頭演説、支持団体回りで議席確保を目指す。前回議席を失った旧民主元職の泉日出夫は、昨年3月から地元でほぼ毎日つじ立ちを繰り返す。連合福岡の加盟労組からの推薦も基盤とする。

(敬称略)

 ▽党派の略称 自=自民党、国=国民民主党、公=公明党、社=社民党、立=立憲民主党、共=共産党、農=県農政連、無=無所属。

=2019/03/06付 西日本新聞朝刊=

6812チバQ:2019/03/10(日) 21:39:00
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_fukuoka/article/492136/
【2019県議選情勢】(9)
2019年03月07日 06時00分

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■国民現職と自民が争う 戸畑区

 定数1を、国民民主と自民が争う見通し。

 7選を目指す国民現職の冨田徳二は連合福岡の推薦も受け、支持者回りや地域の催しへの参加を重ねて浸透を図る。12年ぶりに自民が擁立した新人の小緑貴吏は、地域回りなどに努め、知名度アップを目指す。高校教諭だった経験を生かして、教育施策の充実などを訴えている。

■自共現職に国民が挑戦 若松区

 定数2に対し、現職2人と新人1人が立候補を表明している。新人が支持をどこまで広げられるかが鍵になりそう。

 5選を目指す自民現職の中尾正幸は、支持団体を回って票の上積みを目指す。県農政連の推薦も受ける。共産現職の山口律子は、つじ立ちや集会を重ねて福祉政策などを訴え、議席の確保を狙う。

 国民民主新人の山本耕一は、地元催しなどに積極的に顔を出すなど浸透を図る。気象予報士として防災教育の強化を訴える。

■8年ぶりに論戦展開へ 八幡東区

 前回は無投票。今回は、自民現職の津田公治に加え、無所属新人の菊水俊賢が立候補する見通しで、8年ぶりに論戦が展開されそうだ。

 3選を目指す津田は企業・団体から約200の推薦を取り付け、ミニ集会などで支持拡大を図る。国民民主の推薦を受けた菊水は、区内各所で朝のつじ立ちを続け、知名度向上に取り組んでいる。

■現職4人に2新人挑む 八幡西区

 定数4に対し、現職4人と新人2人が立候補を予定している。

 自民現職の2人はともに6選を目指す。前回トップ当選の松尾統章は、支持者周りなどで地盤固めを進める。縣善彦は県政報告会をこまめに重ね、約300の企業・団体などから推薦状を集めた。

 5選に挑む国民民主現職の岩元一儀は、連合傘下の労組を中心に支持基盤を構築し、ミニ集会などを通して支持を訴える。3選を目指す公明現職の松下正治は、支持母体の創価学会などへの浸透に努める。

 共産新人の伊藤淳一は党として8年ぶりの議席奪還を目指し、街頭演説を重ねる。新人で日本第一党員の桑鶴和則は、つじ立ちや街頭演説で浸透を図る。

 (敬称略)

 ▽党派の略称 自=自民党、国=国民民主党、公=公明党、社=社民党、立=立憲民主党、共=共産党、無=無所属、諸=諸派。

=2019/03/07付 西日本新聞朝刊=

6813チバQ:2019/03/10(日) 21:40:32
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_fukuoka/article/492435/
【2019県議選情勢】(10)
2019年03月08日 06時00分

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■盤石態勢で現職出馬へ 行橋市

 3選を目指す堀大助のほかに立候補の動きはみられない。

 堀は年末年始にかけて各種会合にこまめに出席し、浸透を図っている。自民県連、県農政連、連合福岡が推薦。2月の事務所開きにも連合福岡の幹部が出席してあいさつするなど、党派を超えた支援で盤石の態勢を築いている。

■現職だけが出馬の動き 築上郡・豊前市

 3選を目指す自民現職の西元健のほかに立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。西元は県農政連の推薦を受けた。各種団体への働き掛けを強めているほか、さまざまな会合を通して政策を訴えている。

■8年ぶりに無投票有力 中間市

 自民現職の片岡誠二が再選を目指す。ほかに立候補を模索する動きもあるが、8年ぶりに無投票となる可能性が高くなっている。

 片岡は昨年末から朝立ちをほぼ毎日行い、地域の小集会にもこまめに顔を出す。約30団体から推薦も得て、盤石の態勢を目指す。

■現職4選へ足場固める 京都郡

 無所属現職の畑中茂広のほかに立候補の動きはなく、無投票当選の公算が大きい。

 畑中は1月下旬、かつて町長を務めた豊津地区(みやこ町豊津)で県政報告会を開催。地元での支持に加え、国民民主と社民、県農政連、連合福岡からの推薦を得て、4選に向けて足場を固めている。

■現職2人に新人が挑む 遠賀郡

 定数2を巡って自民の松本国寛、国民民主の今井保利の現職2人に、無所属新人の安部弘彦が挑む。

 松本は5期20年の実績を掲げ、既に郡内の約100団体から推薦を得た。前回以上の得票を目指す。再選を狙う今井は、連合福岡を軸に組織戦を進める構え。社民の推薦も得て、労働組合を丁寧に回る。

 2度目の挑戦となる安部は、「(出身地の)岡垣から初の県議を」が合言葉。郡内最大の人口を抱える岡垣町を中心に、支持拡大を図る。

 (敬称略)

 =おわり

 ▽党派の略称 自=自民党、国=国民民主党、公=公明党、社=社民党、立=立憲民主党、共=共産党、農=県農政連、無=無所属。

6814チバQ:2019/03/10(日) 21:41:53
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_fukuoka/article/491522/
福岡市議選情勢(上)
2019年03月05日 06時00分

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 福岡市議選(総定数62)には、現職52人、元職1人、新人37人の計90人が出馬を準備し、倍率が1・45倍近い激戦模様となっている。7選挙区の構図と情勢を、3回に分けて報告する。 (敬称略)

<東区>最多17人が出馬か

 市内7選挙区で最大の定数12に対し、立候補予定者も最多の17人(現職11人、新人6人)が名乗りを上げた。西区への移転が昨年完了した九州大箱崎キャンパス跡地は、2019年度から新たな都市拠点を築く議論が本格化する。アイランドシティ、千早地区の事業と併せ、街の将来像をどう描くかが問われそうだ。

 自民は元市議長の森英(6期)、現市議長の川上(5期)、前回トップ当選の今林(3期)を公認した。立憲民主は新人の築地原を擁立。前回、旧民主候補だった市議会会派・市民クラブ代表の阿部(3期)は、国民民主公認で挑む。

 現有2議席の公明は山口(4期)、尾花(3期)に新人の勝山を加え、4年ぶりの3議席確保を狙う。共産は綿貫(3期)が議席の維持を、維新は新人の下沢が議席獲得を目指す。

 昨年、東区選出の所属市議が在職中に死去し、その後、会派名を変更したみらい・無所属の会は、公認を藤本(6期)1人に絞った。ふくおか市民政治ネットワークは森文(1期)が再選を期す。

 無所属の落石(2期)は前回と同様、社民の推薦を受けた。前回、維新公認の冨永(1期)は無所属で臨む。

 母親が元市議の無所属新人・金出は初めての出馬。無所属新人の藤野は、次点に泣いた前回の雪辱を期す。保守系無所属の真武は、3回目の市議選挑戦。

<博多区>新人が増え接戦に

 JR博多駅と博多港エリアを結ぶロープウエー構想の舞台となる区。博多駅一帯の街づくりだけでなく、4月に完全民営化される福岡空港の周辺地区の活性化、大型再開発が動きだした青果市場跡地などのトピックを抱え、活発な論戦が期待される。

 定数9に対し現職6人、新人は前回を大幅に上回る5人が立候補を予定しており、接戦の様相だ。

 自民は市議団会長の南原(6期)と、2017年に当時のみらい福岡から移った鬼塚(1期)の2人に加え、高島宗一郎市長に最も近い会派・自民新福岡を同年に結成した福田(3期)も公認した。

 立憲民主は冬季五輪に出場経験がある新人・山田が初挑戦する。国民民主は所属していた市議が昨年末に自ら辞職し、候補擁立を見送る方針。

 公明は古川(2期)と、引退する副議長の後継となる新人の川上が2議席維持を図る。共産も引退するベテランの議席死守に向け、新人の木村が挑む。維新は新人の堀本を擁立し、前回は2人が当選したみらい・無所属の会は、浜崎(2期)が出馬する。

 かつて自民に所属していた無所属の川口(8期)は今回、自民から推薦を受けた。自民の比例代表選出衆院議員を1期務めた新人の新開は、無所属で支持拡大を狙う。


 ◇立候補予定者一覧の並び方は(1)現職、元職、新人(2)衆院の勢力(3)地域政党(4)政党推薦の有無(5)五十音-の順。「み」はみらい・無所属の会、「ネ」はふくおか市民政治ネットワーク、「諸」は諸派、「無」は無所属。

=2019/03/05付 西日本新聞朝刊=

6815チバQ:2019/03/10(日) 21:42:44
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_fukuoka/article/491855/
福岡市議選情勢(中)(立候補予定者は敬称略)
2019年03月06日 06時00分

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<中央区>現新12人が名乗り

 高島市政が進める再開発事業「天神ビッグバン」が本格化し、日に日に街が変わっていく市の中枢部。訪日外国人客の活力をどう生かすかや、屋台政策の今後など論点は尽きない。有権者の入れ替わりが最も激しい地域で、定数7を巡り、現職と新人の6人ずつがしのぎを削る。

 自民は、4年前に引退した市議長経験者の地盤をそれぞれ引き継いだ稲員(1期)と堤田(1期)が再選を目指す。

 国民民主の田中(3期)は、中央区の旧民進系唯一の現職として支持基盤の拡大を図る。公明の楠(3期)は、継続して取り組んできた福祉政策を軸に訴える。

 共産は、引退する前市議団長の後継として衆院選に立候補経験のある新人・松尾を擁立。前回、無所属で出馬し届かなかった新開は維新の公認で再チャレンジする。

 高島宗一郎市長に最も近い新会派を結成した中島(1期)は、与党系としての実績を強調。橋田(2期)は今期途中に自民を退会し、前回に続いて無所属での戦いとなる。

 無所属新人の小鴨は、元五輪マラソン代表の知名度を生かし無党派層にアプローチする。25歳の無所属新人・浅香は、今回の市議選全体で最も若い候補者となる見通し。無所属新人の馬場と山方は、民間企業や地域活動などで積んだ経験を主張する。

<南区>保守、旧民進系乱立

 南区は路線バスしか交通手段がない住宅地や丘陵地が多い。高齢者の移動手段確保など生活交通対策が主な課題だ。定数11を現職10人、元職1人、新人5人の計16人が争う。

 自民は3人を擁立。市議団副会長の打越(4期)と連続トップ当選の川上(2期)に加え、引退する市議団元会長の後継として元職の伊藤(4期)が復活を期す。公明は、市副議長経験者の大石(6期)と、市議団政調会長の松野(3期)が、2議席確保へ組織票の積み上げを図る。

 国民民主の近藤(1期)は、労組票などを固める。新人の森田は無所属だが、秘書を務める国民の稲富修二衆院議員の後押しを受ける。女性支援活動に取り組んできた新人の成瀬は、立憲民主公認で臨む。

 みらい・無所属の会の国分(5期)は、与党系会派トップの強みを強調。飯盛(3期)は新会派を結成し、高島宗一郎市長を支えてきた立場を訴える。昨年の市長選で高島陣営に入った無所属新人の柏木は、保守票の開拓を狙う。

 共産の堀内(1期)は、ロープウエー反対を論戦の軸に掲げる。前回、維新で議席を得た富永(2期)は今回、無所属で自民の推薦を受ける見込み。維新は、20代の新人・大沢が初めて出馬する。新村(1期)は、前回に続いて無所属で幅広い層へ浸透を狙う。

 無所属新人の黒木は、環境政策に力を入れる緑の党の推薦を得た。

<城南区>現職に4新人挑む

 市内7選挙区で最も少ない定数6に対し、現職6人、新人4人の計10人が挑む構図。区の中心を貫いて走る市営地下鉄七隈線や、複数ある大学を生かした地域振興の訴えも注目を引きそうだ。

 自民は、前回トップ当選で前市議団幹事長の阿部(4期)と、前回は無所属だった調(2期)を擁立し、2議席キープを狙う。

 立憲民主の太田(3期)は、焦点のロープウエー構想に対し異を唱える。国民民主は、稲富修二衆院議員の秘書を務める新人・井上が初挑戦。

 城南区唯一の公明候補の篠原(2期)は、党の支持母体が全面的にバックアップ。倉元(4期)は共産の1議席死守へ、高島市政との対決姿勢を前面に打ち出す。

 最年長候補者となりそうな無所属の高山(10期)は、現役最長の市議経験を訴える。維新は、地元出身の新人・五島が名乗りを上げた。

 ふくおか市民政治ネットワークは、8年前に失った城南区での議席奪回を新人の清水に託す。無所属新人の佐藤は、昨年の市長選を手伝った高島宗一郎市長との近さをアピールしている。


 ◇立候補予定者一覧の並び方は(1)現職、元職、新人(2)衆院の勢力(3)地域政党(4)政党推薦の有無(5)五十音-の順。「み」はみらい・無所属の会、「ネ」はふくおか市民政治ネットワーク、「諸」は諸派、「無」は無所属。

=2019/03/06付 西日本新聞朝刊=

6816チバQ:2019/03/10(日) 21:43:32
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_fukuoka/article/492137/
福岡市議選情勢(下)
2019年03月07日 06時00分

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<早良区>女性候補者ゼロか

 定数9に対し、現職8人、新人5人の計13人が争う。早良区は、女性の立候補予定者がゼロになる見通し。子育て・教育など、女性や無党派層をより意識した論戦が展開されそうだ。市街地の北部と自然豊かな南部でエリアの特色が異なるため、幅広い活性化策が求められる。

 自民は、全市で最も多い4人を公認した。前回、区の得票トップ3を占めた大森(2期)、津田(2期)、大原(2期)に、一昨年、当時のみらい福岡から移った市議団幹事長の平畑(4期)が加わった。

 立憲民主は、市内で唯一2人が立つ。新人の権藤は、引退する労組出身市議からバトンを託された。前回、県議からのくら替えを目指し、次点に泣いた新人・宮浦は雪辱を期す。

 現有2議席の公明は、党市議団長の黒子(6期)、高木(2期)が、ともに組織票固めを着実に進める戦略。

 共産は、市議団トップの中山(4期)がロープウエー構想など高島市政への反対を掲げる。

 みらい・無所属の会は新人の松永を擁立し、区の議席回復を狙う。維新から参院選に出馬したこともある新人の岩本は、維新公認、みらい推薦で臨む。

 諸派・緑の党の荒木(4期)は、代表を務める市議会会派の福祉政策を訴える。旧民主公認で前々回の市議選に立った新人の松本は今回、無所属で議席獲得に挑む。

<西区>新人6人、混戦模様

 昨年、移転が完了した九州大伊都キャンパス周辺の街づくりと、増え続ける子育て世帯施策などが大きな課題の西区。7選挙区で最多タイの新人6人が立候補準備を進めており、現職5人と定数8を巡る混戦が予想される。このうち、女性も4人と多い。

 自民は、前回と同じ2人を擁立。前市議長で、前回は市内最高得票だった小畠(6期)、前市議団副会長の冨永(5期)が議席確保を目指す。

 立憲民主の新人・田中は、西区も地盤とする山内康一衆院議員の秘書。引退する立民系市議から地盤を引き継ぐ新人の勝見は、無所属で出馬する。無所属で会派・市民クラブに所属する池田(3期)は、前回に続いて社民推薦を得た。

 公明は、前回2位で当選した大坪(1期)が、支持基盤を固めて再選を狙う。共産は、一昨年の衆院選に名乗りを上げ、野党共闘の結果、出馬を断念した新人・山口が初挑戦。

 前回の当選者中、最年少だった維新の天野(1期)には、所属するみらい・無所属の会が推薦を出した。今期で引くみらいのベテラン市議の後継になる新人・淀川は、無所属で戦う。

 無所属新人の江藤は、市内で唯一、自由党から推薦を受けた。同じく無所属新人の伊比は、無党派層に支持を広げたい考えだ。

 (立候補予定者は敬称略)

 ◇立候補予定者一覧の並び方は(1)現職、元職、新人(2)衆院の勢力(3)地域政党(4)政党推薦の有無(5)五十音-の順。「み」はみらい・無所属の会、「ネ」はふくおか市民政治ネットワーク、「諸」は諸派、「無」は無所属。

=2019/03/07付 西日本新聞朝刊=

6817チバQ:2019/03/11(月) 18:16:36
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_kumamoto/article/492979/
【県議選・選挙区の情勢】(上)過去最少61人が出馬の動き 〈熊本市第2区〉〈八代市・郡〉無投票の可能性も 〈玉名市〉保守分裂の様相に
2019年03月10日06時00分 (更新 03月10日 19時39分)

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 統一地方選前半の県議選(29日告示、4月7日投開票)まで1カ月を切った。21選挙区の定数49に対し、9日時点で計61人(現職42人、元職2人、新人17人)が立候補の動きを見せている。政党別では、自民32人▽立憲民主1人▽公明3人▽共産1人▽諸派1人▽無所属23人。66人が出馬した前回から5人減って過去最少を更新し、11選挙区で無投票の可能性がある。立候補が予想される顔触れを2回に分けて紹介する。

■熊本市第1区(定数12)

 現職10人、新人5人の計15人が立候補を表明している。

 自民は現職が4人。岩下栄一(72)は7選、藤川隆夫(66)が6選、橋口海平(40)が3選、松村秀逸(65)が再選をそれぞれ目指す。6期務めた小杉直(73)は引退の意向。

 公明の城下広作(59)が6選、社民と国民民主が推薦する無所属の西聖一(58)が4選、立憲民主の浜田大造(48)が3選を狙う。

 共産の山本伸裕(55)と無所属の松野明美(50)、無所属で社民、国民推薦の岩田智子(57)が再選を目指し支持集めに奔走する。

 新人のうち、公明の本田雄三(55)は引退する同党県議の後継。会社役員の山中惣一郎(36)、熊本市議の小池洋恵(49)、会社社長の堤泰之(44)、会社社長の南部隼平(34)の4人は無所属で挑戦する。

■熊本市第2区(定数5)

 新たな区割りとなって2度目で、現職5人が立候補を予定。無投票の可能性がある。

 前回民主公認で当選した鎌田聡(54)は無所属で6選を目指す。公明の前田憲秀(54)が3選を、自民の高島和男(55)が再選をそれぞれ狙う。

 昨年7月の県議補選で当選した自民の井手順雄(59)と竹崎和虎(45)も支持集めに駆け回る。

■八代市・八代郡区(定数4)

 現職4人が立候補を表明し、無投票の可能性がある。自民の坂田孝志(61)と小早川宗弘(51)が5選を、自民の高野洋介(41)が4選を狙う。無所属の磯田毅(66)は3選を目指して奔走している。

■人吉市区(定数1)

 自民現職の溝口幸治(48)が5選を目指す。無投票の公算が大きい。

■荒尾市区(定数2)

 3回連続で無投票だったが、今回は現職1人、新人2人がしのぎを削る。諸派(新社会党)の岩中伸司(70)が7選を目指し、支持固めを進める。市議の島田稔(66)は自民公認で初挑戦。同じく市議の前田敬介(37)は無所属で挑む。

■水俣市区(定数1)

 自民現職の吉永和世(52)が6選を目指す。県選挙管理委員会の説明会には、別の陣営関係者も出席した。

■玉名市区(定数2)

 現新3人が争い、保守分裂の様相。4期務めた自民の森浩二(66)が引退を表明。自民現職の浦田祐三子(47)が4選を目指し支持集めに奔走する。元市議の城戸淳(57)と元衆院議員秘書の坂梨剛昭(45)の新人2人はいずれも無所属だが、公明は坂梨を推薦する方針。

 (敬称略)

=2019/03/10付 西日本新聞朝刊=

6818チバQ:2019/03/11(月) 18:16:54
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_kumamoto/article/493202/
【県議選・選挙区の情勢】(下)〈合志市〉定数1増で選挙戦に 〈芦北郡〉5回連続の無投票か
2019年03月11日 06時00分

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■天草市・天草郡区(定数3)

 現職2人、元職1人、新人1人の争い。現職は自民の池田和貴(55)が5選を、無所属の楠本千秋(69)は自民推薦で再選を目指す。自民推薦の無所属元職泉広幸(65)も立候補を表明。会社社長西村尚武(64)は無所属で初の議席獲得を狙う。

 公明は池田と楠本、西村の3人を推薦する方針。

■山鹿市区(定数2)

 ともに4選を狙う自民現職の早田順一(52)と渕上陽一(53)のほかに立候補表明はなく、3回連続で無投票となる公算が大きい。

■菊池市区(定数1)

 前回と同じく、8選を目指す自民現職の前川收(58)に、無所属新人の出口慎太郎(36)が国民民主の推薦を受けて挑む。

■宇土市区(定数1)

 自民現職の西山宗孝(66)が再選を目指す。自民推薦が内定していた元職が立候補を断念したため、無投票の公算が大きい。

■上天草市区(定数1)

 4期目を目指す自民現職山口裕(47)以外に立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。

■宇城市・下益城郡区(定数2)

 前回4人による激戦を制した吉田孝平(41)と末松直洋(56)が自民公認で再選を目指す。無所属新人の法律事務所事務員村上真由子(40)が挑む。

■阿蘇市区(定数1)

 自民現職の岩本浩治(65)が再選を目指す。無投票の公算が大きい。

■合志市区(定数2)

 人口増加に伴い今回から定数が1増。前回無投票で当選した自民現職の高木健次(69)が4選を狙う。無所属新人で自民、公明の推薦を受ける池永幸生(68)と、無所属新人の神田公司(63)は、ともに市議を辞して挑む。

■玉名郡区(定数1)

 自民現職の内野幸喜(46)が4選を目指している。3回連続で無投票となる公算が大きい。

■菊池郡区(定数2)

 保守系の3人による激戦の様相。自民現職の田代国広(76)が4選に向け支持固めを図る。再選を目指す現職中村亮彦(51)、3選を狙う元職東充美(67)はともに無所属で、自民、公明の推薦を受ける。

■阿蘇郡区(定数1)

 自民現職の元南小国町長河津修司(66)が再選に向けて支持を固めており、無投票の公算が大きい。

■上益城郡区(定数2)

 4選を目指す増永慎一郎(55)と、再選を目指す大平雄一(53)の自民現職2人に、無所属新人の元御船町議長田端幸治(60)が挑む。

■芦北郡区(定数1)

 10期務めた山本秀久(83)が引退し、山本の秘書で芦北町議の荒川知章(45)が後継として自民の公認を受けた。5回連続で無投票となる公算が大きい。

■球磨郡区(定数2)

 いずれも自民現職の松田三郎(54)が6選、緒方勇二(58)が3選を目指す。前回に続き無投票の公算が大きい。 (敬称略)

=2019/03/11付 西日本新聞朝刊=

6819チバQ:2019/03/11(月) 18:17:16
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/fukuoka_prefecture_election/article/493209/
藤丸氏も小川氏支持を表明 福岡知事選 自民衆院議員の過半数が党に反旗
2019年03月11日 06時00分
 自民党分裂選挙となっている知事選(4月7日投開票)を巡り、同党の藤丸敏衆院議員(福岡7区)が10日、3選を目指す現職の小川洋氏(69)への支持を表明した。藤丸氏は小川氏を支援する同党の古賀誠元幹事長の後継にあたる。同党は元厚生労働官僚で新人の武内和久氏(47)を推薦しているが、県内全11小選挙区を占める同党衆院議員のうち、過半数の6人が党決定に反旗を翻した形だ。

 藤丸氏は同日、久留米市であった小川氏の支援組織「福岡県民の会」の集会で登壇。約600人を前に「県南にも快くいろんな事をやっていただいている。恩返しとして小川知事を一生懸命、応援したい」と支持を明言した。

 県内11小選挙区では二階派の武田良太氏(同11区)、宮内秀樹氏(同4区)、鳩山二郎氏(同6区)のほか、石原派の鬼木誠氏(同2区)、岸田派の古賀篤氏(同3区)が小川氏支持を打ち出している。複数は態度を公にしていない。

=2019/03/11付 西日本新聞朝刊=

6820チバQ:2019/03/13(水) 13:50:01
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190313-00010011-nishinpc-soci
「麻生1強」への不満背景 福岡知事選、ライバルの「誠拓」タッグ
3/13(水) 12:09配信 西日本新聞
「麻生1強」への不満背景 福岡知事選、ライバルの「誠拓」タッグ
山崎拓氏(左)の演説に耳を傾ける太田誠一氏(右から2人目)=12日、福岡県筑紫野市
 21日告示の福岡県知事選で、3選を目指す小川洋知事を応援しようと、自民党の山崎拓元副総裁と太田誠一元農相が12日、同県筑紫野市などで一緒に演説を行った。中選挙区時代に「誠拓戦争」と呼ばれる政争を繰り広げたライバル同士が手を握った格好。一方、自民推薦の新人で元厚生労働官僚武内和久氏の後援会長、麻生渡前知事は、武内氏を支える麻生太郎副総理兼財務相の地元で「県政刷新」を訴えた。

【グラフ】福岡知事選の投票率の推移

 筑紫野市の生涯学習施設の一室。約150人を前に、山崎氏が声を上げた。「誠拓戦争と言われたが、現在は誠拓のコラボレーションだ」。続けてマイクを握った太田氏は麻生副総理を念頭に「私と山崎先生の同時代の政治家が1人残っている。その人がこの選挙の元凶だ」と痛烈に批判した。

 山崎氏と太田氏は中選挙区時代、旧衆院福岡1区で激しい選挙戦を展開した間柄。小選挙区制移行後は山崎氏が2区、太田氏が3区に分かれたことで直接対決はなくなったが、しこりは完全には消えなかった。

 両氏は2009年の衆院選で落選後、第一線を退いた。古賀誠元幹事長も12年の衆院選に出馬せず議員を引退。しのぎを削った同世代で現役なのは麻生太郎氏だけだ。山崎、太田両氏が今回タッグを組んだ背景には「麻生氏1強と言われる県内政界の状況に不満がある」(県連関係者)とされる。

 麻生渡前知事は小川氏の後見人的存在だったが、「攻めの県政」への転換が必要だとして武内氏陣営に加わった。12日は同県飯塚市で自民県議の集会に参加。「挑戦する県政を選んでほしい」と呼びかけた。

 麻生渡氏は11日夜、福岡市内で開かれた異業種交流会の懇親会に参加。小川氏も出席しており、同氏が武内氏の後援会長に就任後初めて言葉を交わした。出席者によると、同氏は後援会長に就いた経緯を小川氏に説明したという。15日には、武内氏と並び初めて街頭演説をする方針だ。

 知事選には共産党県委員会副委員長の新人篠田清氏も立候補を予定している。

西日本新聞社

6821チバQ:2019/03/16(土) 08:15:11
■現職:小川洋
02鬼木誠  石原派・・・山崎拓後継  >>6796
03古賀篤  岸田派・・・太田誠一後継 >>6796
07藤丸敏  岸田派・・・古賀誠後継  >>6796
04宮内秀樹 二階派 >>6800二階派の衆院議員3人
06鳩山二郎 二階派 >>6800二階派の衆院議員3人
11武田良太 二階派 >>6800二階派の衆院議員3人
公明党>>6796
県医師連盟 県歯科医師連盟 県農政連
連合福岡  県町村会 >>6782



■新人:武内和久
01井上貴博 麻生派
05原田義昭 麻生派
08麻生太郎 麻生派
10山本幸三 岸田派 >>6802北九州地区選対本部長
参大家敏志 麻生派・・・選対委員長
県薬剤師連盟 県看護連盟 
県私立幼稚園振興協会
九州北部税理士政治連盟
こども・保育政治連盟県支部 >>6782


不明(小川寄り?)
参松山政司 岸田派

6822チバQ:2019/03/18(月) 11:13:22
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_saga/article/493463/
2019県議選情勢(1)
2019年03月12日 06時00分

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<佐賀市>新人出馬で一転激戦 市中心部で票の争奪か

 定数11に対し、一時は現職11人のみの無投票再選もささやかれたが、2月に新人の女性2人が名乗りを上げ、計13人による激戦の様相となっている。政党別は自民5人、国民民主2人、公明、共産、社民が1人ずつ公認し、無所属は3人。県議会全体でも1人しかいない女性議員が増えるかどうかも注目される。

 自民は、旧佐賀市で西久保が地元の鍋島地区の票固めを狙い、古賀は地盤の北川副地区や若い世代への浸透を図る。市中心部が足場の木原は票の奪い合いに危機感を強める。

 旧郡部は、留守が旧大和町を中心に後援会活動を強め、旧諸富町の川崎は地元商工会などに支援を求める。川副、東与賀、久保田の旧3町は地元候補が不在の見通しで有権者2万7千人の投票動向も注目される。

 国民民主は藤崎、江口の現職2人が、連合佐賀の推薦を受けて議席の死守を期す。藤崎は農業者への浸透を狙って県政報告会を、江口はミニ集会を重ねる。

 公明は前回トップの中本が1月から各地で会合を重ねた。共産は唯一の女性現職の武藤が子育て施策などを訴えて7選を狙う。社民は現職の徳光が自治労や連合佐賀の推薦を受ける。

 無所属の現職青木は市中心部に拠点を構え、草の根運動で支援を訴える。新人でフリーアナウンサーの一ノ瀬は知名度を生かして幅広い層の支持を目指す。同じく新人の中島は、生活者目線で貧困や格差問題を訴える。 (敬称略)

   ◇    ◇

 29日告示される県議選。県内13選挙区の情勢を紹介する。

=2019/03/12付 西日本新聞朝刊=

6823チバQ:2019/03/18(月) 11:14:02
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_saga/article/493744/
2019県議選情勢(2)
2019年03月13日 06時00分

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<唐津市・東松浦郡区>中心部の浮動票が鍵 7人による少数激戦か

 定数6に現職5人、元職1人、新人1人の計7人が立候補を予定する。10人が立候補した前々回、前回から一転し、少数激戦の構図となる見通し。候補者不在の唐津市中心部の浮動票が当落に影響しそうだ。

 自民は前回より1人少ない4人を公認。5選を狙う桃崎は副議長を務めた実績を強調し、旧浜玉町、旧七山村を中心に浸透を図る。大場は地盤の同市鏡地区が公明、共産の現職と競合。危機感を強め地元を固める。

 前回、同じ旧肥前町から出た自民現職に競り勝った井上常は、唐津市と玄海町にまたがる上場(うわば)地区を足場に地域活性化を訴える。市議を辞職して挑む新人の冨田は、今季で引退する米倉幸久の後継。旧相知町や旧厳木町、旧北波多村を中心に支持を広げる方針だ。

 前回トップだった公明の木村は福祉施策の充実などをアピール。若者や子育て世代への浸透に力を注ぐ。共産の井上祐は選挙区唯一の「現職野党」を強調。反原発を掲げ、出身地の旧肥前町でも浸透を目指す。前回次点の無所属元職の宮崎は昨秋から同市の佐志・湊校区を中心に集会を重ね、若者の定住や企業誘致を訴える。

<西松浦郡>3回連続で無投票か 自民現職以外動きなし

 有田町のみの選挙区で定数1。自民現職の原田のほかに立候補の動きはなく、3回連続で無投票になる見通しだ。原田は県が2016年に実施した有田焼創業400年事業の成果を窯業と観光振興につなげる考えを強調。西有田地区の農業施策へのてこ入れも掲げている。

 =敬称略

=2019/03/13付 西日本新聞朝刊=

6824チバQ:2019/03/18(月) 11:14:48
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_saga/article/494069/
2019県議選情勢(3)
2019年03月14日 06時00分

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<鳥栖市>自民系と国民の争い 8年ぶりの選挙戦か

 定数3(欠員1)に対し、自民現職2人と国民民主新人、自民推薦の無所属新人の計4人が出馬表明、8年ぶりの選挙戦になる見込みだ。自民系3人が議席を独占するか、国民民主が1議席を奪うかが焦点となる。

 自民公認では、5期目を狙う指山が今月、鳥栖市内で県政報告会を開いて4期16年の実績を強調。鳥栖、基里地区など市全域で支持固めを図る。

 4期目を目指す向門は、地盤の田代、若葉地区で支持者や団体へのあいさつ回りし、自民支持の保守層に支援を訴える。

 国民民主の下田は2月に市議を辞職。2015年に死去した元民主県議の地盤継承を図り、集会で反自民の受け皿をアピールする。

 無所属の中村は、地元の旭、麓地区を中心に支持拡大を狙う。市議を辞めて立候補した4年前の同市長選で培った人脈を生かす。

<三養基郡>「基山票」勝敗の焦点 現元新の3人激戦様相

 定数2(欠員1)に現職、元職、新人の3人が立候補を表明している。前回、同選挙区で選出され、不祥事で辞職した元県議の地盤だった基山町の票の動きが選挙戦を左右しそうだ。

 現職宮原は、事務所を置くみやき町北茂安地区や旧三根町を中心にあいさつ回り。3期12年の実績を訴えて地盤固めに余念がない。

 元職石丸は、地元みやき町や上峰町で支援を呼びかけ、県議を1期務めていた知名度を生かし、基山町内でも浸透を目指す。

 新人古賀は、地盤の基山町でつじ立ちや集会で露出を増やす。他候補が「基山票」を狙う中、唯一の地元候補として支援を訴える。

<神埼市・神埼郡>選挙区初の無投票か 現職引退し2人名乗り

 定数2に対し、自民現職の八谷と、前回選挙で敗れた自民新人の古川の2人が立候補を表明。3期目の現職が引退する意向で、他に出馬の動きがないため、2007年に現選挙区となって以来、初めて無投票となりそうだ。

 3選を狙う八谷は県政報告会や交差点でのつじ立ちで、地元の河川や国道の安全対策など有権者に身近なハード面の整備を訴える。

 古川は2月から重ねている住民と語る会で、子育て施策や地場産業振興の必要性を強調し、地元の千代田町を中心に支持を固める。

=2019/03/14付 西日本新聞朝刊=

6825チバQ:2019/03/18(月) 11:15:24
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_saga/article/494363/
2019県議選情勢(4)
2019年03月15日 06時00分

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<伊万里市>自民3人に新人挑戦 少数激戦になる見通し

 定数3。自民現職3人に無所属新人が挑む。前回無投票から一転して少数激戦の見通し。

 自民公認は、6選を狙う竹内が地元の市中心部に拠点を構える。県政報告会では西九州道延伸による新たな道の駅構想など市街地の活性化を強調している。

 同じく6選を目指す中倉は西部の東山代町に事務所を開設。前議長の実績を訴えつつ、地元企業の活性化や新たな企業誘致による雇用創出を目標に掲げる。

 4選を期す東部が地元の岡口は、農村部をこまめに回って行動力をアピール。医療福祉の充実や子育て支援、地元のスポーツ振興を訴えて支持拡大を狙う。

 新人の弘川は地元西部の山代町を中心に浸透を図る。野球を軸としたスポーツ発展や教育振興のほか、伊万里湾を生かした国際交流都市構想を訴える。

<武雄市>2期連続の無投票か 自民現職以外動きなく

 定数2。新人の名前が取りざたされた時期もあったが、自民現職のベテラン組の石丸と稲冨以外に立候補の動きはなく、2期連続で無投票になる公算が大きい。

 2氏はともに出身地域を中心に地盤を固める。石丸は地域の集会に足を運び実績をアピール。稲富は議会報告を配り、有権者への浸透を図る。

<嬉野市>現職が無投票7選か 前回から一転し無風に

 定数1で、7選を期す自民現職の石井が立候補を表明。選挙戦となった前回から一転、他に出馬の動きはなく、無投票の公算が大きい。

 石井は九州新幹線西九州ルートの全線フル規格化に尽力することを訴え、支援を呼び掛けている。

 =敬称略

=2019/03/15付 西日本新聞朝刊=

6826チバQ:2019/03/18(月) 11:18:02
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_saga/article/494637/
2019県議選情勢(5)
2019年03月16日 06時00分

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<鹿島市・藤津郡>現職2人のみ名乗り 前回に続き無投票公算

 定数2に対し、自民現職の2人が名乗りを上げるほか、立候補の動きはなく、前回の2015年に続いて無投票となる見込みだ。

 土井は地盤の鹿島市を中心に、九州新幹線西九州ルート暫定開業後、在来線沿線である地元の利便性の確保や、振興策として有明海沿岸道路の延伸を訴える。

 太良町が地元の坂口も、新幹線開業後の交通体系の維持や基幹産業である農漁業の振興、後継者確保や人口減対策について訴え、支持を呼び掛けている。

<小城市>現職2人に新人挑む 無風一転、少数激戦に

 現職2人に加え、2月末に新人が立候補を表明したことで、無風が一転、3人が2議席を争う少数激戦となる見通しだ。

 5期20年の実績を掲げる自民現職の藤木は、公明やJAグループ佐賀の政治団体、県農政協議会の推薦を得て、地盤固めを図る。

 再選を目指す自民現職の池田は農林水産業振興などを訴える。公明や県農政協からも推薦を受け、企業などに支援を呼び掛ける。

 無所属新人の藤田は地域医療の充実などを掲げる。市内をくまなく回るなど草の根の運動を展開。知名度のアップに懸命だ。

<多久市>12年ぶりに無投票か 無所属現職が地盤固め

 定数1に対し、再選を目指す無所属現職の野田のほかに立候補の動きがなく、12年ぶりに無投票となる公算が大きい。野田は毎日つじ立ちを行い、現職として現場主義を貫くことを訴える。地元企業など数十の組織からも支持を得ており、着実に地盤を固める。

<杵島郡>前回に続き無投票か 現職2人以外、動きなし

 定数2。前回同様に自民現職2人が無投票で当選する可能性が高い。

 石倉は県議会議長の公務の合間を縫って地盤の江北町を中心に集会などに顔を出す。白石町の定松は集会などで県政報告を行い、農業分野をはじめ過去2期の実績を訴えている。

 (敬称略)

 =おわり

=2019/03/16付 西日本新聞朝刊=

6827チバQ:2019/03/18(月) 11:20:18
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/fukuoka_prefecture_election/article/494641/
武内氏、前知事と街頭へ 都市部で無党派層に訴え
2019年03月16日 06時00分
JR博多駅前で通行人に手を振る麻生渡前知事(左端)と、握手を求める武内和久氏(中央)
JR博多駅前で通行人に手を振る麻生渡前知事(左端)と、握手を求める武内和久氏(中央)
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 自民党分裂選挙となった知事選は、21日の告示まで1週間を切った。自民推薦で元厚生労働官僚の新人武内和久氏の陣営では、後援会長を務める麻生渡前知事が15日、初めて街頭に立った。党本部の最新の世論調査で武内氏は現職の小川洋知事に先行されており、巻き返しへ無党派層の取り込みに懸命だ。

 午前7時半、武内氏はJR博多駅前で通勤客らにあいさつや握手をして回り、麻生氏も手を振りアピール。マイクを握った武内氏は、宿泊税導入を巡る県と福岡市の対立を念頭に「市を強く明るくするため、市と県がタッグを組む県政をやっていく」と訴えた。

 自民が9、10日に実施した世論調査では、小川氏が過去の調査と同様、優勢だった。武内氏陣営の関係者は、小川氏が推薦を受ける県町村会や農政連を後ろ盾に郡部で支持を固めているとみて「浮動票が多い福岡市や北九州市など都市部に重点を置く」戦略を描く。

 自民県議団は15日、一部国会議員が造反して小川氏支援に回ったことをとがめない党本部に対し抗議するよう県連に要請。県議団の原口剣生会長は取材に「党の決まりを破るなら何でもありになる」と述べ、本部は党議拘束を徹底させるべきだとの考えを示した。県連は18日付で、本部に抗議文を送る方針。

 知事選には共産党県委員会副委員長の新人篠田清氏も立候補を予定している。

=2019/03/16付 西日本新聞朝刊=

6828チバQ:2019/03/18(月) 11:20:46
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_kumamoto/article/494657/
熊本・錦町議会が自主解散 「首長と同日選、町内世論」
2019年03月16日 06時00分
 熊本県錦町議会(定数12、欠員1)は15日、今夏予定されている町議選を、4月の統一地方選の町長選と同時に実施するため、議会の解散を賛成多数で可決した。県選挙管理委員会によると、同様の理由で町村議会が解散するのは県内では初めて。町議選は4月16日告示、21日投開票となる。

 同町では1979年以降、同じ年の4月に町長選、7月に町議選が行われており、同町区長会などが同日選を求めていた。

 解散を提案した町議2人は「同日選実施は町内世論。投票者の利便性と経費削減を考慮すると、同時実施の効果は多大」などと説明。議決の結果、賛成10、反対1だった。

 首長選と議員選の同時実施を巡っては、徳島県石井町議会が14日解散し、茨城県美浦村議会も25日に解散の議決を行う予定。2015年3月には埼玉県毛呂山町議会も解散しており、選挙の効率化を進める動きが広がっている。

=2019/03/16付 西日本新聞朝刊=

6829チバQ:2019/03/20(水) 10:11:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190320-00000003-mai-pol
「麻生氏に八木山峠は越えさせない」 福岡知事選、気勢上げる自民造反組
3/20(水) 7:30配信 毎日新聞
「麻生氏に八木山峠は越えさせない」 福岡知事選、気勢上げる自民造反組
福岡県知事選の支援の構図
 21日に告示される福岡県知事選で、自民党は新人で元厚生労働官僚の武内和久氏(47)を推薦するが、同党の県選出衆院議員の過半数が「造反」して現職の小川洋知事(69)を支援する事態になっている。背景には、武内氏を推す麻生太郎副総理兼財務相と、その動きをけん制する大物自民OBとの勢力争いも見え隠れしている。

 麻生氏と小川氏の間には、2016年の衆院福岡6区補選で麻生氏支援の候補を小川氏が応援しなかったしこりがある。今回の知事選の保守分裂劇は、自民が過去2回の知事選で支援した現職がいる中、自民県連が公募で麻生氏が推す武内氏に決めたことに始まる。

 今月に入って、鬼木誠氏(福岡2区)を皮切りに、古賀篤氏(同3区)、藤丸敏氏(同7区)の県選出の衆院議員が続々と小川氏支援を表明。以前から小川氏支援の立場だった武田良太氏(同11区)ら3人と合わせて「造反組」は11人のうち過半数の6人に上った。

 県内では、飯塚市などの筑豊地方を地盤とする麻生氏に、県都・福岡市の山崎拓元副総裁や太田誠一元農相が対抗し、大牟田市などの筑後地方の古賀誠元幹事長を交えた覇権争いが繰り広げられてきた。その構図をなぞるように「造反」を表明した鬼木氏は山崎氏、古賀篤氏は太田氏、藤丸氏は古賀誠氏のそれぞれ後継にあたる。飯塚市と福岡市側の間にある八木山峠を比喩に県政界では「麻生氏にもう八木山峠は越えさせない」との隠語が飛び交うほどだ。

 党県連は18日、「造反」議員への指導を求める要請文を党本部に送付。その前日、麻生氏の側近で党県連選対委員長の大家敏志参院議員は「党内の決まりを守らない人にはしっかりした対応をとる」と「造反」議員にくぎを刺したが、さらなる反発も呼んで前哨戦は激化している。

 知事選には他に共産県委員会副委員長で新人の篠田清氏(70)=共産推薦=が出馬する予定で、篠田氏は「県民不在の自民党の権力争いだ。私は安倍政権の地方壊しの政治と対決していく」と述べ、政策論争をすべきだと主張する。【西嶋正法、志村一也】

6830チバQ:2019/03/21(木) 20:45:05
https://news.yahoo.co.jp/byline/yoneshigekatsuhiro/20190318-00118712/
福岡県知事選 告示前情勢 現職・小川氏が安定 麻生氏支援の武内氏は苦戦=JX通信社情勢調査
米重克洋 | JX通信社 代表取締役
3/18(月) 19:00
まもなく前半戦が始まる統一地方選挙。この中で行われる福岡県知事選挙は、現職の小川洋知事に対して麻生太郎副総理が支援する武内和久氏と共産党が推薦する篠田清氏が挑む、保守分裂の構図となっている。報道ベンチャーのJX通信社では、16・17日の両日、福岡県内の18歳以上の有権者を対象とした電話世論調査を行い、定性的な情報も加味して情勢を探った。調査の概要や実施方法は、本稿末尾の記載の通りだ。

現職・小川氏に幅広い支持 麻生氏支援の武内氏は苦戦
福岡県知事選の告示前情勢は、無所属で出馬する現職の小川洋知事が幅広い支持を集めて安定する一方、自民党が推薦する武内和久氏が苦戦する展開となっている。なお、3割以上の有権者が態度を決めておらず、情勢は流動的だ。

小川氏は自民党支持層の約5割、公明党支持層の約8割、立憲民主党支持層の8割弱から支持を集めているほか「支持する政党はない」とする、いわゆる無党派層からも5割の支持を得ている。一方、武内氏は推薦を受けた自民党支持層からの支持が2割強にとどまるほか、無党派層からの支持が1割弱と小川氏に対して苦戦している。自民党は麻生太郎副総理の強い後押しの結果武内氏を推薦したと報じられているが、それに反発して小川氏支援に回った同党所属の国会議員や地方議員が多く、事実上の分裂選挙になっている。自民党支持層の動向は、そうした事情を反映したものになっていると言えそうだ。

篠田氏は推薦を受ける共産党の支持層をまとめきれていない。

小川知事の県政「評価する」74%
小川氏の2期8年の県政への評価についても聞いた。この結果「高く評価する」「どちらかと言えば評価する」とした人は合わせて73.5%に上り、「どちらかと言えば評価しない」「全く評価しない」とした人の合計10.7%を大きく上回った。武内氏は小川県政を否定的に評価する層の多くに支持されているものの、小川県政自体への批判が有権者に浸透していない状況だ。

また、投票にあたって重視する点を聞いたところ「経済や景気、雇用」が34.0%、「医療や福祉」が28.1%で大きく、「教育や子育て」が11.4%、「候補者の人柄」が11.1%などと続いた。これらの点全てで小川氏の支持が大きく、新人2人は浸透しきれていない。保守分裂選挙である以上に、明確な争点がないままの「現職の信任投票」と化していると言えそうだ。

調査の概要:16日(土曜日)と17日(日曜日)の2日間、無作為に発生させた電話番号に架電するRDD方式で、福岡県内の18歳以上の有権者を対象に調査した。有効回答は1003件だった。

6831チバQ:2019/03/22(金) 13:46:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190322-00000521-san-bus_all
麻生副総理「分裂ではなく造反」 福岡県知事選に言及
3/22(金) 10:27配信 産経新聞
麻生副総理「分裂ではなく造反」 福岡県知事選に言及
閣議を終え記者団の質問に答える麻生太郎副総理兼財務相=22日午前、首相官邸(春名中撮影)
 麻生太郎副総理兼財務相は22日の閣議後記者会見で、21日に告示された福岡県知事選が自民党支持層が割れる保守分裂選挙となったことについて「分裂とは思いません。造反だと思っています」と述べた。

 同知事選には無所属で3選を目指す現職の小川洋氏、新人の元厚生労働官僚の武内和久氏=自民推薦、共産党県委員会副委員長の篠田清氏=共産推薦=の3人が立候補。麻生氏を後見人として自民党推薦を得た武内氏に対し、「反麻生」の一部国会議員が小川氏支持を表明している。

 麻生氏は「自民党党首、安倍晋三の推薦が出ている候補者を私どもは推して、福岡市の市長もそれに乗る形になっている」と強調した。

 過去2回の選挙で小川氏を支援した麻生氏が武内氏擁立に動いた背景には、平成28年の衆院福岡6区補選で、小川氏が麻生氏や県連の推す新人候補を支援しなかったことがあるとされる。

6832チバQ:2019/03/22(金) 13:46:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190322-03220160-nksports-soci
「麻生氏の私怨だ」福岡知事選に不満渦巻き保守分裂
3/22(金) 8:55配信 日刊スポーツ
「麻生氏の私怨だ」福岡知事選に不満渦巻き保守分裂
福岡県知事選をめぐる自民内対立
平成最後の統一地方選は21日、11道府県で知事選が告示された。結果が中央政界に影響しかねない1つが、福岡県知事選だ。安倍政権を支える麻生太郎財務相(78)が3選を目指す現職と決裂し、新人の推薦を自民党本部に“直談判”して保守分裂に。私怨(しえん)による選挙の私物化と反発した地元は、「反麻生包囲網」の様相だ。劣勢報道に、麻生氏は「安倍晋三ですら(総裁選で)3番と言われて勝った。それが選挙だ」と息巻いたが、お膝元での「身内けんか」は、有権者不在のまま幕を開けた。4月7日投開票。

「いいタマを抱えた。厳しいが十分な時間がある」。麻生氏は、福岡市で開かれた武内和久氏の出陣式で、胸を張った。県連の公募という形だが、厚労省などを経て地元局のコメンテーターも務めた武内氏の擁立には、麻生氏の意向が反映された。陣営では「政権政党、自民党の候補だ。自民党の名誉にかけて勝たないといけない」と声が出た。

麻生内閣の内閣広報官だった現職の小川洋氏も、麻生氏の「引き」もあり11年の知事選で初当選。現在2期目だ。しかし、麻生氏と菅義偉官房長官の「代理戦争」といわれた16年の福岡6区補選で、小川氏が麻生氏系候補の応援に入らなかったことを機に関係が悪化。麻生氏の「私怨」が、今回の分裂の背景にある。

麻生氏は武内氏の推薦を、安倍晋三首相に直談判。副総理辞職にも言及したとされる。党推薦はもぎ取ったが、「麻生氏のごり押しで、経済界を含む地元がそっぽを向いた」(関係者)。小川氏の出陣式では「なぜ今の知事を引きずり降ろすのか。一部の権力者と福岡県民の戦いだ」と、麻生氏への反発が続出した。

山崎拓元副総裁ら政権に批判的な重鎮に加え、福岡の国会議員13人中、推薦を出した党の幹事長、二階俊博氏率いる二階派の3人を含む6人が小川氏を支持。2区の鬼木誠氏は「おかしいことはおかしいと言える自民党でないといけない」。麻生包囲網は広がる。

麻生氏は劣勢報道にも、首相が再選された12年自民党総裁選を挙げ「安倍晋三ですら3番と言われて1番になった。すべてのマスコミ調査が間違っていた。それが選挙だ」と述べたが、山崎氏は「普通に戦っていけば、間違いない勝利を得られると思う」と語った。

安倍1強を支える麻生氏。「麻生王国」を築き、78歳で第一線を張るが、昨年以降、森友学園問題の対応が批判を浴び、今回はお膝元で混乱の芽を生んだ。取り巻く環境は、厳しさを増している。【中山知子】

6833チバQ:2019/03/22(金) 15:37:58
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20190321k0000m010173000c.html
「保守分裂」福岡知事選 「34歳差対決」大分知事選 統一地方選スタート
2019/03/21 20:56毎日新聞

「保守分裂」福岡知事選 「34歳差対決」大分知事選 統一地方選スタート

出陣式で候補者に拍手を送る支持者たち=福岡市中央区で2019年3月21日午前9時45分、森園道子撮影

(毎日新聞)

 統一地方選のスタートとなる11道府県知事選が21日告示された。福岡、島根など4県は最後まで保守陣営の足並みがそろわず分裂選挙に突入した。北海道は与野党の激突型。大阪では大阪都構想を争点にした知事選がスタートし、市長選とのダブル選になる。各地で暖かい陽気に包まれる中、平成最後となる選挙戦の熱い論戦の火ぶたが切られた。

 

 ■福岡知事選

 保守分裂の戦いに突入した福岡県知事選。自民党本部は元厚生労働官僚で新人の武内和久氏(47)を推薦したにもかかわらず、現職の小川洋氏(69)の出陣式にも同党の衆院議員が多数駆けつけた。自治体の首長も両陣営に割れるなど異様な告示日となった。

 「新しい若い知事のもと、未来に向かう新たな4年間へ」。福岡市の福岡県護国神社であった武内氏の出陣式で、武内氏擁立を主導した麻生太郎副総理兼財務相は声を張り上げた。県選出国会議員も多数顔をそろえる中、福岡市の高島宗一郎市長の姿もあった。高島氏は告示前日の20日に武内氏支援を表明。式のあいさつで「気概と意志には疑問がある」と小川氏を批判した。

 同市の警固神社であった小川氏の出陣式で小川氏は2期8年の実績をアピール。党本部の決定に「造反」した衆院議員5人と後ろ盾の山崎拓元党副総裁や太田誠一元農相が出席した。県町村会長の永原譲二・大任町長も応援に駆け付け「一部の権力者が知事の首をすげ替えることが起きていいのか」と武内陣営の動きをけん制した。

 福岡市中心部では、共産党推薦の新人、篠田清氏(70)も含めた3候補が入り乱れて街頭に立ったが、有権者からは冷めた声もあった。福岡市早良区の主婦(67)は「自民党内の権力争いばかりが取り上げられて、各候補が何をしたいのか見えない」。同県太宰府市の主婦(63)も「立憲民主などの野党が弱すぎる」と嘆いた。【西嶋正法、志村一也】

 ■大分知事選

 大分県知事選には、5選を目指す現職知事で全国最高齢の広瀬勝貞氏(76)と、共産県委員会のホープの新人、山下魁氏(42)ら3人が出馬した。広瀬氏と山下氏の事実上の一騎打ちで「34歳差対決」が始まった。

 広瀬氏は60歳だった2003年に旧通商産業省(現経済産業省)で先輩だった故・平松守彦前知事が引退した後の知事選に初当選した。多選批判は自らも意識し、記者会見などで「『現場のことは分かっている』と慢心することのないよう」などと自戒を繰り返している。

 山下氏は20代から国政選挙や知事選に次々と挑戦し、42歳ながら11回目の選挙。選挙戦では「(広瀬氏の)多選批判はしない」とし「父親世代」に対して若さと政策論争で果敢に挑む姿を有権者にアピールする。【池内敬芳】

6834チバQ:2019/03/22(金) 16:57:42
https://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/region/nishinippon-1000496123.html
【街 みらい】県政点検 北九州空港への支援継続なるか 3候補者の論戦に注目 [福岡県]
2019/03/22 06:00西日本新聞

【街 みらい】県政点検 北九州空港への支援継続なるか 3候補者の論戦に注目 [福岡県]

【街 みらい】県政点検 北九州空港への支援継続なるか 3候補者の論戦に注目 [福岡県]

(西日本新聞)

 「北九州市の底力はものすごいんです」。知事選に立候補した元厚生労働官僚の新人武内和久氏(47)=自民推薦=は21日、小倉北区の出陣式で、24時間使える海上空港「北九州空港」をこう持ち上げた。「滑走路を3千メートルに延伸するよう国と交渉し、1年以内に道筋を付ける。空港とJR小倉駅のアクセス鉄道、クルーズ船用の岸壁を整備すればもっと有効活用できる」。中長期的な未来像まで踏み込んだ。

 北橋健治市長が1月の市長選で「乗客数が年間200万人達成を視野に、軌道系アクセスの実現可能性を改めて調査する」との公約を掲げたことが念頭にありそうだ。ただ、北橋市長もクルーズ船の岸壁整備までは打ち出しておらず、武内氏の前のめりの訴えは際立つ。

 「この間、国際定期便が新たに6路線増えた」。現職で3選を目指す小川洋氏(69)は同区の出陣式で、こう成果を強調した。

 県は2016〜18年度の3年間を「北九州空港将来ビジョン推進強化期間」と位置付け、総額約6億円の予算を投入してきた。

 国内の地方空港間で、路線の誘致合戦は激しい。予算を使い、航空会社の運航費用などを一部負担して路線定着を図る「インセンティブ」を導入。18年の旅客数も過去最高の約175万人に達し、小川氏には、市との連携で着実に成果が出てきた“自信”がにじむ。公約でも、引き続き路線拡大を目指すと盛り込んだ。

 立候補した共産党県委員会副委員長の新人篠田清氏(70)=共産推薦=は「中小企業の製品輸送を応援するため、滑走路の延伸には賛成だ。福岡空港だけでなく、北九州空港の利用客を増やす政策は必要。24時間空港の強みを生かしていきたい」と訴えている。

   ◆    ◆

 北九州空港は洋上風力発電やロボット産業の育成と並び、北九州市が経済成長を実現する柱と位置付ける。今後の県政に期待する点は大きく二つある。

 一つは、推進強化期間の延長だ。路線の継続、拡大に向けた財政支援は市にとって大きい。

 もう一つは、4月から完全民営化する福岡空港との“仲介”機能。運営会社「福岡国際空港」の株式の10%を、県が取得する契約を結んだ。過密化が慢性化している福岡空港に替わり、今後の新規路線の需要を振り向けるなど、県のかじ取りは今後の北九州空港の行方を左右する。

 北橋市長は「北九州空港の活用が、県政全体にとっても重要だと候補者から思っていただいていることは、大変心強い」と知事選の論戦に期待している。

   ◇    ◇

 知事選が21日、告示された。政令市の北九州市はほかの自治体と比べ、単独で事業を担うことが多いが、県との連携で展開する分野もある。北九州市の視点から県政を点検する。

=2019/03/22付 西日本新聞朝刊=

6835チバQ:2019/03/25(月) 10:38:04
https://news.goo.ne.jp/article/oita/politics/oita-FDF47E28-0D2E-49B8-A449-A9ABFFF72013.html
事実上の保守一騎打ち 市長選の遺恨引きずる【2019県議選 注目区リポート(1)】
2019/03/24 03:01大分合同新聞

 大分県議選が29日に告示される。43議席を巡る争いに、計55人が出馬を予定。選挙戦が見込まれる8選挙区のうち、注目選挙区の動向を探った。 (4回続き)

 2017年の補欠選挙で無投票当選した現職の鴛海に前市議会議長の安達が挑む。保守系同士の事実上の一騎打ちとなる。2月の市議選に落選した安達が「参戦」し、当初は無風とみられた選挙戦の構図が一変した。2年前の市長選の遺恨を引きずり、再びまちを二分する戦いになりそう。天田も名乗りを上げた。
 鴛海は永松博文前市長の下で副市長を8年ほど務め、無投票当選後に自民党入り。永松の支持基盤と党市支部の融合を図ってきた。地元の草地と永松の住む都甲地区を拠点に、商工業や農協関係者の支援を受ける。県や国とのパイプを強調し、党所属の国会議員も激励に訪れた。
 無投票再選を念頭に事務所開きを済ませた後の有力候補登場。陣営に衝撃が走った。背景には佐々木敏夫市長の存在がある。鴛海は前回の市長選で永松の後継候補を推し、県議になってからは佐々木を除名した自民党との関係を深めてきた。2人の間にはすきま風が吹いていた。
 安達は市中心部が地盤となる。市議選では地元が同じ元職と接戦を演じ、8票差の次点で涙をのんだ。佐々木陣営が県議選の対抗馬を模索する中で、4年間、市議会議長を務めた安達の存在は大きかった。佐々木に近い市議らの働き掛けで出馬を決意した。
 3月の事務所開きで佐々木自らマイクを握ってあいさつし、両者の蜜月ぶりをアピールした。安達は現職に対する批判票の取り込みを狙う。遅れを取り戻すために佐々木の地元の来縄や田染地区を足掛かりに精力的にあいさつ回りをし、周辺部への浸透を図る。医療福祉関係者がバックアップする。
 4年前に続いて出馬表明をした天田は特定の支持基盤を持たない。空き家対策や終活をテーマに独自路線を貫く。

豊後高田市(定数1)

 鴛海豊 72   無現(1)(自、公)
 安達隆 71   無新
 天田望 63   無新
 選挙人名簿登録者数1万9327人(20日現在)

 ※並びは現職、新人、年齢の順。党派は自=自民、公=公明、無=無所属。丸数字は当選回数。かっこ内は推薦(党本部、県組織)。

6836チバQ:2019/03/25(月) 12:00:39
https://news.goo.ne.jp/article/ryukyu/region/ryukyu-20190324053000.html
3区補選へ体制強化 自民県連大会 中川氏、会長に
2019/03/24 05:30琉球新報

3区補選へ体制強化 自民県連大会 中川氏、会長に

琉球新報

(琉球新報)

 自民党県連は23日、那覇市のパシフィックホテル沖縄で第50回県連大会を開き、普天間飛行場の早期返還や4月21日の衆院沖縄3区の補欠選挙、夏の参院選、来年6月の県議選に向けた組織体制の強化などを掲げた2019年度活動方針を決定した。大会に先立つ総務会では中川京貴県議を県連会長に起用することが了承された。島袋大幹事長や具志堅透政調会長、末松文信総務会長は再任された。

 大会では、昨年9月の知事選の敗因について、(1)翁長知事の急逝、埋め立て承認「撤回」がなされている状況で論戦を避けたこと(2)司令塔不在で指揮命令系統が不明確(3)名護市長選の再来が可能と安心感が陣営全体に生じた―などが背景にあるとした総括を発表した。一方で今後の選挙態勢については「基地問題に果敢に正面から論戦を挑む戦いをすれば、『自公維』態勢は必勝態勢であることは間違いない」として、引き続き各種選挙で「自公維」態勢を維持することを明記した。

 来年6月の県議選については、6月をめどに1次公認候補を発表するとした。さらに各種選挙戦に向け、県連内に常設の「選挙対策室」(仮称)の設置も盛り込まれた。このほか、県経済の持続的発展と産業育成、雇用創出の推進、災害に強い社会基盤の整備などを掲げた7項目の県連政策案を決定した。基地関連では、辺野古移設「容認」は堅持し、日米地位協定の抜本的見直しなどを盛り込んだ。

 中川会長はあいさつで「これまでの選挙戦を考えた時、基地問題は避けては通れない。普天間基地の危険性除去、返還後の跡利用が最大の原点だ。基地の整理縮小は県民の願いで総意だ。責任政党自民党として基地問題に全力で取り組む」と決意を語った。中川氏 一問一答 自公維で過半数目指す

 ―中川京貴新会長と記者団のやりとりは次の通り。

 ―県連として厳しい環境にある中で会長に就任した理由と抱負は。

 「昨年は南城市長選、豊見城市長選、知事選、那覇市長選は厳しい選挙結果になった。結果を踏まえて、今後の選挙に向けどう態勢を整えていくかだ。県連として厳しい状況の中、歯を食いしばって責任政党自民党県連としてしっかり頑張っていきたい」

 「沖縄は全国の米軍基地の約70%が集中しているが、基地の整理縮小は進んでいる。ただ、県民が基地負担軽減を肌で感じていない。米軍機訓練の一部は県外、国外に移っているが、外来機飛来で地元からは不満や反発がある。基地問題は避けて通れないが、一つ一つ問題を解決できるのが責任政党自民党だ」

 ―「選挙対策室」の設置を提言していたが狙いは。

 「昨年の選挙は全て後手後手に回ってわれわれの政策を県民にきちっと説明できなかったことが一番の敗因だと思う。きちっと戦略を練って県民や無党派層の皆さんにわれわれの推薦、公認(候補)の良さをしっかりPRできる組織体制をつくりたい」

 ―県議選の具体的な目標は。

 「今年6月をめどに県議選に立候補する1次公認を出し、年内には2次公認を出す。自民、公明、維新で過半数が取れる組織体制をつくりたい」

6837チバQ:2019/03/25(月) 23:45:17
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_fukuoka/article/496624/
ロープウエー断念波紋 自民・野党「行き過ぎれば止める」 高島市長派「二人三脚で政策推進」 福岡市議選29日告示
2019年03月24日 06時00分

 福岡市議選(4月7日投開票)は29日の告示まであと5日。争点に浮上していたロープウエー構想は、新年度当初予算案から検討費を削除する自民党市議団の修正案が賛成多数で可決され、高島宗一郎市長が計画そのものを断念した。与党第1党が執行部提案の予算案に「ノー」を突き付けるのは異例で、首長と議会による「二元代表制」のあり方が新たな論戦テーマになっている。

 「二元代表制の良い部分が具現化された象徴的かつ歴史的な出来事」。自民市議団の現職は、活動リポートでロープウエー断念の意義を強調した。「首長の方向性に誤りがある時はブレーキをかける」とし、行政側と「是々非々」で向き合う姿勢を鮮明にした。

 立憲民主党の現職も「市長の行き過ぎを止める! それが『市議会の役割』です」などと書いたチラシを急きょ作成。二元代表制の一翼を担う議会の役割を訴えている。

 共産党の現職は、ポスターのロープウエーに続く言葉を「反対」から「止めた」に変更。昨年の市長選で対抗馬を擁立するなど、明確な野党としてロープウエー反対を訴え続けた成果をアピールする。

 一方で、自民市議団でも市長との距離感にばらつきがあり、選挙戦術に差が出ている。別のある現職は市長との関係性を意識し、「ロープウエーを断念させたとおおっぴらには訴えない」と明かす。

 市長を支えてきた公明党市議団、みらい・無所属の会、自民党新福岡は、与党としての立場を前面に押し出す考えだ。3会派は、市民の間でロープウエーへの異論が根強い中でも、「あくまで判断材料を集めるため」として検討費の削除に反対した。

 公明の現職は、ロープウエーの賛否が争点から回避されたことに安堵(あんど)の表情を浮かべ、「与党として福祉政策などを実現してきた成果を訴える」と意気込む。

 みらい・無所属の会や自民新福岡の現職や新人には、告示前後に高島市長が応援に入る。ある現職は「市長と二人三脚で政策を推進するのが与党の役割だ」と主張している。

=2019/03/24付 西日本新聞朝刊=

6838チバQ:2019/03/25(月) 23:46:25
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/fukuoka_prefecture_election/article/495923/
高島市長、新人武内氏を支援へ 21日告示 福岡知事選
2019年03月21日06時00分 (更新 03月21日 06時29分)

 自民分裂選挙となった福岡県知事選(21日告示、4月7日投開票)で、福岡市の高島宗一郎市長(44)は20日、元厚生労働官僚の新人武内和久氏(47)=自民推薦=を支援する方針を固めた。市と県が対立する宿泊税導入について、武内氏が市税での徴収を訴えるなど政策が同市にとって最適と判断した。

 高島氏は21日、市内である武内氏の出陣式に駆け付け、支援を表明する。

 関係者によると、高島氏は、武内氏と3選を目指す現職小川洋氏(69)の政策を比較検討。重視する宿泊税では、武内氏が市税徴収の考えを示す一方、小川氏は県税で徴収する主張を変えなかった。高島氏は市が財源を確保して「九州の玄関口」機能を強化することが広域観光の発展につながるとの考えで、武内氏支援の決め手となった。

 宿泊税と併せて市と県が協議している子ども医療費助成でも、一般市町村の2分の1にとどまる政令市への県補助金について武内氏が是正に尽力する姿勢を示したことも評価した。

 高島氏は高い知名度を誇り、昨年11月の市長選で過去最多得票を更新して3選。武内氏は、高島氏の支援をてこに大票田の福岡市や無党派層の掘り起こしにつなげたい考えだ。

=2019/03/21付 西日本新聞朝刊=

6839チバQ:2019/03/25(月) 23:47:04
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/fukuoka_prefecture_election/article/496135/
福岡自民真っ二つ 出陣式の顔触れ一変 統一地方選スタート
2019年03月22日 06時00分

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福岡県知事選での支援を呼び掛ける篠田清氏陣営(届け出順)=福岡市
福岡県知事選での支援を呼び掛ける篠田清氏陣営(届け出順)=福岡市
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福岡県知事選での支援を呼び掛ける武内和久氏陣営(届け出順)=福岡市
福岡県知事選での支援を呼び掛ける武内和久氏陣営(届け出順)=福岡市
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福岡県知事選での支援を呼び掛ける小川洋氏陣営(届け出順)=福岡市
福岡県知事選での支援を呼び掛ける小川洋氏陣営(届け出順)=福岡市
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 福岡、大分を含む11道府県知事選が21日告示され、統一地方選がスタートした。福岡は、自民党国会議員の支援が3選を目指す現職と党推薦の新人に真っ二つに割れる分裂選挙に突入。共産党系候補も交えた三つどもえの構図だ。大分は、与野党が事実上「相乗り」する現職に共産と無所属の新人2人が挑む。候補者らは17日間の論戦で有権者の心をつかもうと、各地でマイクを握った。

 小雨の降る午前9時すぎ、福岡市中央区。福岡県知事選に立候補した自民推薦の新人、武内和久氏の出陣式で、麻生太郎副総理兼財務相は身ぶりを交えながら会場に語りかけた。「停滞したままでいいのか。それとも福岡市と一緒に伸びる福岡県をつくるのか」

 麻生氏が主導した武内氏の推薦決定過程への不満から、自民県連は真っ二つに割れた。武内氏の出陣式に並んだのは、麻生氏のほか、麻生派の大家敏志参院議員、原田義昭環境相、井上貴博衆院議員、今夏に改選を迎える松山政司参院議員の4人。北九州市での出陣式には三原朝彦、山本幸三両衆院議員が出席したが、合わせても県選出の自民衆参両院議員の半数程度にとどまった。笑顔を見せる麻生氏と対照的に、県連幹部や県議らの表情は硬いままだった。

 自民の有力な支援団体も二分され、出陣式には県医師連盟や県農政連の姿はなかった。この日一番大きな歓声が上がったのは、麻生氏の秘蔵っ子、高島宗一郎福岡市長が登場したときだ。「長年の懸案を解決するという気概が小川知事にあったのか、疑問だ」と話すと、会場に拍手が響いた。

 「未来への成長か、現状維持か」。拳を突き上げる武内氏。麻生氏は「十分な時間がある。間違いなく結果が出せると確信している」と強気の言葉で支持者らを鼓舞した。

   ◇    ◇

 「自民に反旗を翻したつもりはない。おかしいことはおかしいと言える自民党でなければいけない」

 武内氏の出陣式会場から約2キロ。福岡市・天神の神社であった現職小川洋氏の出陣式で、自民の鬼木誠衆院議員は声を張り上げた。

 ともに壇上に立った武田良太、宮内秀樹、鳩山二郎の二階派3衆院議員や、古賀篤衆院議員らがその姿に拍手を送る。久留米地区の出陣式には藤丸敏衆院議員も参加した。「造反組」に共通するのは、麻生氏と距離があるという点だ。

 出陣式のあいさつで永原譲二県町村会長は「一部の権力者の言うことを聞かないから知事を代える。こんなことが福岡県で起きていいのか」と麻生氏への反発をむき出しにした。

 ただ、出陣式に県政与党として連携してきた自民県議団は誰もいなかった。250超の団体から推薦も取り付けたが、会場に掲げられた業界団体ののぼり旗はわずか数本。「今までとは全く形が違う。私にとって正念場の選挙だ」。小川氏は自民の「看板」を失った選挙戦への戸惑いを口にする。

 共産推薦の新人篠田清氏は天神での第一声で、こうした状況を「県民不在の自民の中での権力争いだ」と批判。篠田氏の応援に駆け付けた共産の小池晃書記局長も「自民のAチーム、Bチームの争いだ」と切り捨てた。

=2019/03/22付 西日本新聞朝刊=

6840チバQ:2019/03/25(月) 23:48:43
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_nagasaki/article/495903/
長崎県議選の情勢(上) 16選挙区に62人出馬予定
2019年03月21日 06時00分

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 統一地方選第1ラウンドの県議選は29日告示、4月7日投開票される。現在のところ16選挙区(定数46)に62人が立候補を予定。各選挙区の情勢を探った。 (敬称略)

■長崎市 主要6政党が擁立へ

 定数14を現職10人、新人7人で争う見通し。自民、立民、国民、公明、共産、社民の主要6政党が候補者を擁立する。初の県議選となる立民と国民は党勢拡大の足掛かりを県都に築きたい考えだ。

 自民は現職の浅田、江(ごう)、野本、前田が議席の維持を狙う。新人では浦川が長崎市議から転向を図る。前回次点の久保田は雪辱を期し、下条は父親の地盤を引き継ぐ。公認の候補予定者は前回の5人から7人に増え、保守票分散を懸念する声もある。

 立民新人の赤木はつじ立ちを重ね、立候補予定者では最年少となる34歳の若さを前面に出す。

 国民は現職深堀に加え、前回のトップ当選で今期限りで引退する渡辺敏勝(当時は民主党)の後継、新人中村が労働組合を中心に支持拡大を図る。

 公明は現職の麻生と川崎が区域を分け合い2議席の維持に傾注。前回は計約2万4千票を集めた。

 共産は党唯一の議席を持つ堀江が4期目に挑み、社民は前回、党の議席を奪還した現職の坂本が再選に向け支持を訴える。

 無所属では、市南部を地盤とする現職の中山が6期目を目指す。新人の有川は地元を中心に支持を求め、新人の原はPTA活動を通じた人脈で浸透を図る。

■西彼杵郡 三つどもえの様相

 名乗りを上げているのは現職1人と新人2人で、三つどもえとなる見通し。

 自民は現職で長与町出身の山口が2期目を狙う。引退を表明した現職三好徳明の後継と目された女性が立候補を見送ったため、自民内で協議を重ねた末、時津町議から転じる新人水口の公認を決定。国民新人の饗庭は長与町議からの転身をうかがう。

 市町村合併で現行の選挙区となった2007年以降は自民と非自民が議席を分け合ってきたが、前回初めて自民が独占。非自民が奪還できるかどうかに注目が集まる。

■西海市 前回に続き無投票か

 5選を目指す自民現職の瀬川のほかに立候補の動きは見られず、前回に続いて無投票となる可能性が高い。瀬川は支持基盤である農協や漁協をはじめとした組織から支持を集め、地元の自民系市議との連携も強めるなど足場固めに余念がない。

=2019/03/21付 西日本新聞朝刊=

6841チバQ:2019/03/25(月) 23:49:11
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_nagasaki/article/496130/
長崎県議選の情勢(中)
2019年03月22日 06時00分

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■諫早市 自民、ベテランを擁立

 現職4人に元職、新人が挑む構図になりそうだ。

 自民は現職3人を今回も擁立する。9選を狙う元議長の八江は県議会九州新幹線西九州ルート整備特別委員会委員長の肩書も生かし「前回を上回る」(陣営)団体数の推薦を集めた。

 橋村は町長を務めた森山町など旧北高来郡4町を中心に支持固めを狙う。県連政調会長の中村は建設業を中心とした後援会組織を基盤に前回以上の得票を目指す。

 国民の元職山口は出身母体の三菱重工労組や連合長崎の支援を受ける。夏の参院選や次期衆院選で共闘を模索する立民の推薦も得た。2月末に立候補を表明した共産新人の本山は非自民票の取り込みに注力する。

 前回トップ当選の無所属大久保は地盤の市中心部などで草の根運動を徹底。元民主党参院議員の知名度に加え、県議会会派「自民党・県民会議」に加入したことで支持層拡大を図る。

■大村市 立民も絡み激戦区に

 自民公認は前回より1人多く、現職の松本と里脇、新人北村の3人を擁立する。無所属現職で保守層に浸透する小林との攻防が予想され、立民新人の牧山も絡み、有数の激戦区となりそうだ。

 2015年の市長選で苦杯をなめた松本は昨年の県議補選で返り咲き、父から引き継ぐ強固な後援会を基盤に4選を目指す。再選を狙う里脇は2年余りで県政報告会を50回以上開き、支持固めを進めてきた。県議補選で松本と戦った北村は街頭遊説や会員制交流サイト(SNS)の発信で若者層への浸透をうかがう。

 牧山も補選に続き2度目の挑戦。非自民票を掘り起こし、県連事務所を置くお膝元での議席獲得を目指す。

 7選を目指す小林は2月半ば以降に市内十数カ所で後援会の決起大会を開催、市長の園田裕史や複数の市議が駆け付けた。

■南島原市 合併後初めての無投票公算が大

 3選を目指す自民現職の中島、自民新人の元市議中村のほかに立候補の動きはない。2006年の8町合併で南島原市が発足して以来、初めての無投票となる公算が大きい。

■島原市 現職2人と元職の三つどもえ戦に

 自民現職の山本と大場に、無所属元職の楠が挑む前回と同じ顔触れが予想され、激戦の三つどもえになりそうだ。

 3選を目指す山本は商工業界を中心に支持固めを急ぐ。大場は後援会組織による票の掘り起こしで再選を狙う。前回、331票差で敗れた楠は立民、国民、社民の推薦を得た。「非自民」の受け皿を掲げ、返り咲きで4期目を目指す。

■雲仙市 現職2人のほか出馬の動きなし

 徳永と宅島の自民現職2人のほかに立候補の動きはなく、3回連続無投票の公算が大きい。5期目を目指す徳永は国見町など有明海側が地盤。2014年の補選で無投票当選し、3期目を狙う宅島は小浜町など橘湾側を固めている。

■東彼杵郡 現職の地盤固く無風の見通しに

 5期目を狙う自民現職の中島以外に立候補の動きはなく、3回連続の無投票になる見通し。県連幹事長を務める中島は、農業や窯業など幅広い業界から支持を集める。波佐見町であった事務所開きには選挙区内の3町長がそろい、強固な地盤を見せつけた。

 (敬称略)

=2019/03/22付 西日本新聞朝刊=

6842チバQ:2019/03/25(月) 23:49:56
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_nagasaki/article/496409/
長崎県議選の情勢(下)
2019年03月23日 06時00分

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■佐世保市・北松浦郡 9議席を11人で争う公算

 9議席を前回と同数の11人(現職7人、元職1人、新人3人)で争う見通し。

 現有5議席から勢力拡大を狙う自民は現職5人と新人1人を公認。宮内は現職最多の13選を目指す。田中は市南部、溝口は相浦地区が地盤。外間は青年会議所などから支援を受け、吉村は合併前の郡部を中心に活動する。新人の山下は建設会社役員で、衆院議員の元秘書。山下の出馬が党内の得票争いにどう影響するかが注目点だ。

 国民は佐世保重工業労組出身の現職が引退し、唯一の公認候補となる山田が4選に挑む。元民主党衆院議員の宮島は、無所属で県議への返り咲きを期す。連合長崎の推薦を受けた。

 公明は前回最多得票で初当選した宮本を擁立。共産は新人の安江が石木ダム建設や統合型リゾート施設(IR)に反対を訴える。現職が引退する社民は、元教員の堤を立てて議席確保を狙う。

■平戸市 現職無投票4選か

 自民現職で4選を目指す西川以外に立候補の動きはない。無投票になれば3回連続。中部地区が地盤だが、市内全域でミニ集会を重ねている。

■松浦市 補選と同じ一騎打ちに

 昨年2月の補欠選挙で初当選した自民現職の高橋、次点だった無所属新人の石本の一騎打ちとなりそうだ。補選で無所属だった高橋は自民公認を取り付け、約200の企業や団体から推薦を得た。石本はイベントにこまめに出席し、知名度アップに努めている。

■五島市 13年前と同じ2人の争いか

 5期目を狙う無所属の現職山田と、自民新人の林の一騎打ちになりそう。2006年の補欠選挙で山田は林に小差で勝って以来、毎回、自民公認候補を退けてきた。道路改良など地道に取り組んだ成果を強調し、1人会派ながら「かゆいところに手が届く政治」と、ほかの自民県議からも一目置かれる。市議を辞しての再挑戦となる林は、県内唯一の「自民空白区」からの脱却を図る。

■対馬市 4人出馬の激戦区

 4人で1議席を奪い合う最激戦区。現職で自民県連副会長の坂本は4期の実績を訴える。3人の新人はいずれも無所属で、元市長の財部、市議からくら替えを目指す船越、会社社長の入江と顔触れは多彩。当初は坂本と入江の一騎打ちとみられていたが、今年に入り出馬表明が相次ぎ、島内の選挙熱は上がる。全員が厳原町を地盤とし、坂本も焦りを隠さない。

■壱岐市 現職以外動きなし

 自民現職の山本が3期目を目指し立候補を予定する。市内18小学校区ごとに世話人を置き、昨年10月から県政報告会を開くなどしてこれまでの実績を訴えてきた。自民を支持する団体支部などから推薦が集まっている。前回に続き、ほかに出馬の動きはみられない。

■南松浦郡 現職が再選目指す

 再選を目指す自民現職の近藤のほかに立候補の動きはなく、無投票となる公算が大きい。近藤は地元町長や町議らを招いた県政報告会を昨年末から開催。水産、建設業を中心に党の組織力を生かした地盤固めに努めている。

 (敬称略)

=2019/03/23付 西日本新聞朝刊=

6843チバQ:2019/03/25(月) 23:51:05
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_fukuoka/article/495902/
直方市長選まで1カ月 現新一騎打ちの公算大 ともに対話重視、激戦予想
2019年03月21日 06時00分

 統一地方選で行われる直方市長選(4月14日告示、21日投開票)まで1カ月となった。再選を目指す現職の壬生(みぶ)隆明氏(66)と元副市長で新人の大塚進弘(のぶひろ)氏(66)がともに無所属での立候補を表明し、一騎打ちとなる公算が大きい。大塚氏は16年ぶりの無投票となった前回選挙で出馬を模索しており、“4年越しの因縁の対決”は激しい選挙戦が予想される。

 「直方を変えた」「直方の可能性をもっと引きだそう」。検事出身で行政経験がないままトップとなってから4年。壬生氏は手応えをこう語る。「直方の変化」とは、市民意識調査の結果を指す。任期半ばの2017年度の調査では、市の施策に対し14年度調査との比較で「38項目中33項目で改善した(満足度が高まった)」との結果が出た。

 さらなる改善に向け、壬生氏は「直方市民党」を掲げる。「市民が求めているものは何か」「市民とともに創っていくものは何か」「直方の未来に通じるものは何か」の三つの指針を示し、対話を続ける。後援会幹部は「市民個々の理解を得て支持・支援の広がりを図りたい」と話す。

 「この4年間に国や県との連携が断たれた」。大塚氏は壬生氏の行政手腕をこう批判する。市職員として37年。市の生活経済部長や総合政策部長などを歴任。昨年11月に立候補の意向を表明した際には、自らが在職中に手掛けた事業が停滞しているとの認識を示した。大塚氏の周辺は、都市機能の整備や商業振興などに対して市民が不満を抱いていると分析する。

 「市民とともに」を打ち出し、対話を重視。壬生氏の信任を問う選挙とも位置付ける。市職員時代に培った人脈も生かして100を超す企業・団体から推薦を得た。後援会幹部は「いっそう細やかに対話を重ね、浸透を図っていきたい」と力を込める。

 ともに直方市で生まれ育ち、鞍手高では1学年違いの同窓生の戦い。前回は自民、民主、公明各党は壬生氏を推薦。今回自民は大塚氏を推薦したが、壬生氏の支持者もおり、一枚岩ではない。国民民主は大塚氏を推薦した。公明は態度を明確にしていない。

=2019/03/21付 西日本新聞朝刊=

6844チバQ:2019/03/26(火) 19:20:19
https://www.asahi.com/articles/ASM3T3RBQM3TTOLB00C.html
長崎)議員のなり手不足暗中模索 県議選7区で無投票か
2019統一地方選挙

堀田浩一 2019年3月26日03時00分

南島原市では、市街地の空き家や空き店舗の活用策も長年の課題となっている=2019年3月22日、長崎県南島原市有家町中須川

写真・図版
南島原市有家町の市街地。道沿いには店じまいした店舗などが点在している=2019年3月22日、長崎県南島原市有家町中須川

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 住民の身近な課題を議論する地方議会。だが近年、議員の「なり手不足」が目立つ。29日告示の長崎県議会議員選挙でも16選挙区のうち7選挙区が候補者の数が定数を超えず、無投票になる公算が大きい。解消しようと、議員報酬の引き上げを検討する議会もある。

 スーパーやドラッグストアなどが立ち並ぶ南島原市有家町の国道251号。少し奥まった市街地に入ると、空き家やシャッターを下ろしたままの店舗があちらこちらで目につく。

 「かつては町の目抜き通り。国道の完成とともに寂れていきました」。付近をよく散歩するという南島原市元幹部職員の男性は、こう説明する。

 2006年に8町が合併して誕生した南島原市。人口は3月1日時点の推計で4万3600人ほど。近年は700〜800人前後のペースで減り続け、合併時より約1万人減った。

 南島原市が人口減少対策として期待を寄せるのが、国と県が整備を進める「島原道路」。南島原市と諫早市を結ぶ全長約50キロの地域高規格道路で、開通すれば所要時間は現在の90分から40分に短縮されると見込む。

 企業誘致や農業、観光の活性化につながると期待する声もあるが、男性は「ストロー効果で、より大きな街に人の流れや消費が吸い取られてしまうのでは」と旧市街地の二の舞いを懸念する。

 今回の県議選では「こうした地域課題の論戦を交わしてもらいたい」と思っていたが、定数2の南島原市選挙区で立候補を表明しているのは自民公認の現職と新顔の2人のみ。無投票となる可能性が高い。「選挙を通じて地域の課題を知る住民は多い。無投票で機会を失うのは残念」と話す。

6845チバQ:2019/03/26(火) 19:20:41
  ◇

 今回の県議選は、全16選挙区のうち南島原市を含む7選挙区で無投票になる可能性がある。7選挙区なら過去最多の前回と並ぶ。

 「正直言って人材がおらん」。国民民主党県連の高比良末男副幹事長は告示を目前に控えた3月半ば、8年前の民主党時代の選挙用パンフレットを見ながら、そうぼやいた。当時は公認候補計12人を擁立したが、今回は長崎市、佐世保市、諫早市、西彼杵郡の4選挙区での計5人にとどまる。

 今回は、南島原市選挙区を含め定数2以上の選挙区で擁立を目指してきた。しかし、支持母体の労組側は「勝てる所を重点に」との姿勢。8年前の選挙では4人の候補者を出した三菱重工グループ労連長崎地区本部も長崎市選挙区に労組出身の新顔1人を出すのがやっと。地区本部の組合員は4年前に比べて約1300人減った。

 国政にも振り回された。この4年間、政党名は民主から民進、希望の党、国民民主へと変わった。県連が主催する「政治スクール」は18年度以降、開いていない。高比良氏は「短期間でコロコロと変わり、人材発掘どころじゃなかった」と振り返る。

     ◇

 一方の自民党。全選挙区に35人の公認候補を擁立するが、西彼杵郡区(定数2)では後任選びが難航した。

 2月上旬、今季限りで引退を決めている三好徳明県議(79)=7期=のもとに谷川弥一衆院議員(77)が訪れ、慰留したが、三好氏はかたくなに断ったという。

 自身も引退を見越し、昨春ごろから後継者探しを進め、夏には地元の時津町議が内諾。ところが、10月に家族の反対を理由に断ってきた。その後、複数の人に接触したものの決まらず、最後は政治家を志したいとUターンしてきた30代の女性に白羽の矢を立てた。一緒にあいさつ回りを重ねたが、1月半ば体調不良で辞退。後任探しを断念した。3月、自民党は無所属で立候補する予定だった元時津町議の新顔を公認した。

 三好氏は「人材を育ててこなかった自分の責任。議会を見てもらうなど、若い頃から政治に関心を持ってもらう機会をいかに作っていくかが課題」と話す。

     ◇

 「議員報酬を増額することが望ましいとの意見が多数を占めた」。3月20日の諫早市議会本会議で、定数削減や議員報酬(月40万5千円)の在り方を検討してきた特別委員会の並川和則委員長はそう報告した。

 きっかけは17年の市議選だ。定数30に対して立候補は32人。特別委では「議員年金制度が(11年に)廃止され、老後について不安」「生活基盤を安定させなければ若い世代が立候補しない」といった意見が出たという。今後、有識者でつくる審議会が設けられ、増額への可否を含め具体的な議論に入る予定という。

 なり手不足解消に向け、諫早市議会に先駆け、小値賀町議会は前回の統一地方選前の15年3月、18万円の議員報酬を50歳以下に限り30万円に増額する条例を制定。しかし、翌月の町議選に50歳以下の候補者は立候補しなかった。

 条例は昨年3月、廃止。議会では「報酬が上がったから立候補したのだと周囲に思われてしまう」「純粋に議員になりたい気持ちの者が立候補を躊躇(ちゅうちょ)してしまう恐れがある」といった意見が出たという。(堀田浩一)

6846チバQ:2019/03/26(火) 20:50:34
>>6821
三原朝彦が抜けてた

■現職:小川洋
02鬼木誠  石原派・・・山崎拓後継  >>6796
03古賀篤  岸田派・・・太田誠一後継 >>6796
07藤丸敏  岸田派・・・古賀誠後継  >>6796
04宮内秀樹 二階派 >>6800二階派の衆院議員3人
06鳩山二郎 二階派 >>6800二階派の衆院議員3人
11武田良太 二階派 >>6800二階派の衆院議員3人
公明党>>6796
県医師連盟 県歯科医師連盟 県農政連
連合福岡  県町村会 >>6782



■新人:武内和久
01井上貴博 麻生派
05原田義昭 麻生派
08麻生太郎 麻生派
09三原朝彦 竹下派
10山本幸三 岸田派 >>6802北九州地区選対本部長
参大家敏志 麻生派・・・選対委員長
参松山政司 岸田派
麻生渡 前福岡県知事
高島宗一郎 福岡市長

県薬剤師連盟 県看護連盟 
県私立幼稚園振興協会
九州北部税理士政治連盟
こども・保育政治連盟県支部 >>6782

6847チバQ:2019/03/27(水) 14:16:26
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190327-00000001-pseven-soci
福岡知事選「麻生の乱」 県政のドンへの借りを返す目的あり
3/27(水) 7:00配信 NEWS ポストセブン
福岡知事選「麻生の乱」 県政のドンへの借りを返す目的あり
福岡には「麻生氏より偉い人」が?(時事通信フォト)
 4月に行なわれる統一地方選を前に、永田町が慌ただしい。政権中枢にいる議員らの発言ばかりが逐一取り上げられているが、趨勢を決める“鶴の一声”は実は地方から発せられる。

【一覧】「地方政界のドン 50人」

 東京都議会では連日、自民党が小池都政を追及して大紛糾しているが、かつて「都議会のドン」と呼ばれた内田茂・元東京都議(80)が“影の司令塔”として存在感を強めているという。

「地方のドン」は他にもいる。国会では言いたい放題の麻生太郎・副総理だが、地元・福岡で「麻生さんもこの人だけには逆らえない」(麻生系議員)といわれるのが“県政のドン”蔵内勇夫・県議(65)だ。自民党県議団会長を12年務め、他県では国会議員ポストとされる県連会長を務める。

 現在進行中の福岡知事選は地元で“麻生の乱”“独り相撲”とも呼ばれる。麻生氏が現職知事に対抗して新人候補を擁立し、保守分裂選挙となっているからだが、その原因は蔵内氏への“借り”を返すためだという。地元議員の話だ。

「現職の小川洋・知事はもともと麻生さんの子分だった。しかし、2年前に亡くなった鳩山邦夫氏の跡目を決める補選で揉めたんです。

 補選には鳩山さんの次男と蔵内氏の長男とが出馬し、麻生さんは蔵内さんの息子を応援した。このとき、小川知事が鳩山ジュニアに味方したことで、蔵内ジュニアは惨敗。ドンに負い目が生まれた麻生さんは新人を立てて小川知事を倒しにかかった」

 ドンに対する義理立てで麻生氏は知事おろしに“突っ走った”と見られている。

 週刊ポストでは、内田氏のほか「地方政界のドン」と言える50人の全実名を紹介している。

※週刊ポスト2019年4月5日号

6848チバQ:2019/03/27(水) 14:16:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190327-00000001-nishinps-pol
【福岡コンフィデンシャル】分裂知事選 自民“裏技”で市長派厚遇 市議団離脱の2人公認へ
3/27(水) 10:18配信 有料 西日本新聞
【福岡コンフィデンシャル】分裂知事選 自民“裏技”で市長派厚遇 市議団離脱の2人公認へ
福岡県知事選の告示日、候補者の応援に駆け付けた高島宗一郎福岡市長=21日、福岡市内

 「政治決戦の年」といわれる2019年。統一地方選や参院選を前に、永田町と、地方の首長や議員たちの駆け引きが激しさを増している。福岡県内の政財界は、誰がどんな思惑でどう動くのか。現場に深く迫り、「コンフィデンシャル」を伝える。

【コンフィデンシャル】公開しないこと。裏情報。内緒の。

*****

 自民党分裂選挙となった福岡県知事選(4月7日投開票)で、同党推薦の新人武内和久への支援を表明した福岡市長高島宗一郎。同党がその「見返り」としたのは、知事選と同日投票される福岡市議選での「親高島派」2人への党公認だった。武内の主張は宿泊税の市税としての徴収など、高島が訴えてきた政策を追認する内容が目立つ。自民は高い知名度がある高島を「唯一、最大の援軍」(県連関係者)として、異例の厚遇で迎えている。 

 25日昼、同党福岡県連。会長の蔵内勇夫は、党福岡市議団会長や関係する2人の党地域支部長を集め、親高島派2人を公認する党方針を説明した。「県連が党本部に公認申請したのか」。問いただす3人に、蔵内は首を横に振った。

6849チバQ:2019/03/27(水) 14:20:31
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_fukuoka/article/496641/
【2019知事選ルポ】(1)福岡 自民分裂敵意あらわ
2019年03月24日06時00分 (更新 03月24日 06時29分)

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 北部九州の「へそ」にあたる福岡県筑豊地区。その中心都市、飯塚市の街頭で23日午後、3選を目指す現職小川洋氏がマイクを握った。「思いを同じくする人たちと一緒になって政党と戦う選挙だ」

 飯塚市は県政界の最高実力者、麻生太郎副総理兼財務相の金城湯池だ。小川県政の「生みの親」とされる麻生氏だが、今回は自民党推薦候補として新人武内和久氏の擁立を主導。小川氏は、いわば敵陣営の本丸に乗り込んだことになる。

 「川筋プロジェクト」と銘打ったこの日の運動は、小川氏を支える県医師連盟、連合福岡などの推薦団体や創価学会がともに行動。陣営幹部は「相手の牙城で命懸けの気持ちで動ける人がどれくらい出てくるか。それが全体の士気につながる」と、狙いを解説する。

 武内氏の党本部推薦を安倍晋三首相に直談判して取り付けた麻生氏の手法に県連内でも嫌悪感が広がり、県内の衆院小選挙区選出11人のうち6人が小川氏側に付いた。山崎拓元副総裁ら重鎮も小川氏を支える。

 麻生氏は22日、こうした動きを「造反だ」と非難。これに対し、武田良太衆院議員は「誰も党には造反していない。麻生に反発しているだけだ」と敵意をむき出しにした。

 意気上がる小川氏陣営だが、内実は分裂選挙の影響が随所に出ている。過去2度の選挙では、自民県議が「手足」としてフル回転。だが今回は人手が足りず、告示日のポスター張りが他の2陣営に比べ大きく遅れた箇所が複数あった。小川氏周辺は「向こうは巨大組織。こっちは手弁当でやるしかない」と漏らす。


   ■    ■

 一方の武内氏。23日は福岡市東区や博多区でつじ立ちや遊説を繰り返し、「大胆に政策転換し、福岡市とタッグを組み県を元気にする」と県政刷新を訴えた。

 武内氏陣営にとっても、分裂選挙の悩みは深い。本来は国会議員が就くべき小選挙区ごとの選対本部長のポストが埋まらず、組織づくりは告示直前までずれ込んだ。知事選と同日投票の県議選に立候補予定の現職には、「支援者から『なぜ小川じゃないのか』と突き上げられ、理解してもらえない」と県連に「泣き」を入れる者も出ている。

 県連は20日、緊急三役会を開き、接戦模様の県議選候補者は知事選に関わらなくてもいいとの通知を出すことまで検討したが、結論は出なかった。党本部に対し、国会議員の「造反」組への指導を求める文書も送ったが、なしのつぶてだ。

 それでも麻生氏や周辺は強気の姿勢を崩さない。党本部に、岸田文雄政調会長ら派閥幹部の来援を要請。武内氏陣営が自民「正規軍」だと強調し、「造反」組を足止めするためだ。麻生氏に近い高島宗一郎福岡市長も陣営に引き込み、大票田の都市部で無党派層を掘り起こす戦略も描く。

 共産党推薦の新人、篠田清氏は「自民党の中の争いで県民不在も甚だしい」と批判。中学3年までの医療費完全無料化などを公約に掲げ、「県民の命と暮らしを守る県政に変えよう」と訴える。

   ◇    ◇   

 平成最後の大型地方選挙となる11道府県知事選は4月7日の投開票に向け、攻防が繰り広げられている。注目の現場を報告する。

=2019/03/24付 西日本新聞朝刊=

→福岡県知事選 特設ページへ

6850チバQ:2019/03/27(水) 14:21:50
https://www.asahi.com/articles/ASM3V3Q48M3VTPOB001.html
沖縄県、辺野古代替案検討へ 玉城知事、翁長路線を転換
有料記事

山下龍一 2019年3月27日00時05分


面会の冒頭、沖縄県の玉城デニー知事(左)と握手を交わす安倍晋三首相=2019年3月1日午後0時11分、首相官邸、岩下毅撮影

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画をめぐり、沖縄県の玉城デニー知事は、新年度から辺野古移設に代わる案の検討を始める。県政課題に関する諮問会議の中で、政府OBら専門家に協議してもらう。「代替案は政府が考えるもの」としていた前県政の方針を転換する。

本土との溝、基地問題の行方は…沖縄はいま
 2月の県民投票で辺野古の埋め立て反対が7割を超えたが、安倍政権は辺野古移設に固執し、工事を進め続けている。県幹部は「政府と交渉するための意見をまとめたい」と話す。

 玉城知事が4月に立ち上げる諮問会議は「万国津梁(ばんこくしんりょう)会議」。基地問題もテーマで、辺野古移設問題も議論する。県幹部によると、協議内容は米海兵隊の運用や移転先などを想定。議論を進める中で、辺野古移設の代替案を検討する考えだ。

6851チバQ:2019/03/28(木) 23:26:28
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_oita/article/497713/
【2019知事選ルポ】(5)大分 「県が頼り」現職1強
2019年03月28日 06時00分

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大分県知事選は4期16年の現職広瀬勝貞氏(右上)に山下魁氏(左上)と首藤淑子氏(右下)の2新人が挑む構図になった
大分県知事選は4期16年の現職広瀬勝貞氏(右上)に山下魁氏(左上)と首藤淑子氏(右下)の2新人が挑む構図になった
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 「人口減少、超高齢化社会の困難な時代。かじ取りを誰に託すか問うのは全くの愚問だ。広瀬候補しかいない」。23日、5選を目指す現職広瀬勝貞氏の個人演説会会場で、元県職員の三河明史・国東市長が力を込めた。その1時間半後、隣の杵築市であった個人演説会では、同じく元県部長の永松悟市長がマイクを握り、行財政改革や産業振興など広瀬氏の実績を熱弁した。

 通商産業、経済産業両省の事務次官から知事に転じ、4期16年になる広瀬氏の選挙戦の「主軸」は元県職員。大分県内全18市町村のうち、両市を含め計7市町の首長が元県職員で、応援に駆け回る。7市の副市長も元県職員が務める。後援会事務局長も元県幹部だ。

 背景にあるのは、市町村の体力の弱さ。三河市長は「市の自主財源だけでは、何をやるのにも限界がある。国や県の補助金に頼らざるを得ない」と懐事情を明かす。同市の人口(2月1日現在)はこの10年で約6200人減って2万6884人にまで落ち込み、財政力は低下の一途。こうした市町村は県、国へのパイプ役として元県職員の首長や幹部を求め、県は「市町村と一体となったスムーズな施策実施」(幹部)のために人を送り出す。ある首長は「元部下だから、(広瀬氏を)当然支える」と言ってはばからない。

 こうした状況に加えて、野党は「人材がいない」(野党県幹部)。前回2015年の知事選では、旧民主党などが支援する元大分市長が広瀬氏に挑んだが「ダブルスコア」で敗れた。今回は自民、公明の県組織に加え、連合大分が広瀬氏を推薦。立憲民主、国民民主、社民は対立候補擁立を見送った。市町村ごとの後援会トップは軒並み地元商工団体トップが就いており、「1強」とも呼べる状態が生まれている。

 盤石の選挙態勢を敷く広瀬氏。唯一、神経をとがらせるのは投票率と得票率だ。「『今度の選挙は心配しなくていい』と言われるが、どれだけの支持が集まったかが大事」と自戒するように語る。

 野党では、唯一共産が新人の山下魁氏を擁立した。前回選挙に続き2回目の知事選挑戦。「広瀬県政は大企業優遇、大型工事推進で安倍政権の言いなりだ」と訴え、「広瀬氏への忖度(そんたく)があるのではないか。不健全だ」(陣営幹部)と県政界の現状についても警鐘を鳴らす。無所属新人の首藤淑子氏は、高齢者に優しい医療政策などを訴える。

 統一地方選で実施される11道府県知事選で、候補者30人のうち中央官僚出身者は11人。地方創生の旗が振られる中、地方政治の現場には「閉塞(へいそく)感」も漂っている。

 =おわり

=2019/03/28付 西日本新聞朝刊=

6852チバQ:2019/03/29(金) 14:08:15
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20190329k0000m010136000c.html
知事選影響、県議にも 公認取り消し現職VS刺客 福岡県議選告示
2019/03/29 12:49毎日新聞

知事選影響、県議にも 公認取り消し現職VS刺客 福岡県議選告示

福岡県議選が告示され、出陣式で候補者(左手前)と気勢を上げる支持者ら=福岡市で2019年3月29日午前10時50分、野田武撮影

(毎日新聞)

 統一地方選の道府県議選と政令市議選が29日、告示された。知事選が保守分裂戦となっている福岡県は、県議選も荒れ模様だ。知事選候補の推薦を巡り自民党の方針に「造反」する国会議員が相次ぐ中、同じく「造反」したため同党から公認を取り消された県議選候補もいる。支援団体も巻き込んだねじれに候補らが困惑している。

 「メンツにこだわらず、小川知事の3期目を支えたい」。福岡市中央区から無所属で出馬した現職の岳(たけ)康宏氏(49)は、出陣式で拳を突き上げた。

 岳氏は前回県議選では自民公認で出馬し初当選した。自民は今回の知事選で元厚生労働官僚で新人の武内和久氏(47)の推薦を決めたが、岳氏はそれに反して3選を目指す現職の小川洋氏(69)の支援を表明。党の公認を取り消された。

 一方、同区から自民公認で立候補したのは新人の笠(りゅう)和彦氏(44)で、自民が送り込んだ事実上の「刺客」だ。笠氏は出陣式で「自民の公認をいただき福岡のために働くことを決意している」と必勝を誓った。同区には、無所属新人の田中友規氏(42)、国民民主公認で現職の原中誠志氏(60)、無所属新人の馬場清次氏(61)も出馬して5人で3議席を争う。

 同市城南区から出馬した現職の武藤英治氏(67)も、知事選で小川氏支持に回り自民の公認を取り消された。武藤氏は「道理を通したら公認を外された。何の後悔もない」と声を張り上げ、小川氏からの応援メッセージも読み上げられた。共産新人の中島英樹氏(44)、国民民主現職の守谷正人氏(53)の計3人で同区の2議席をかけた戦いが始まった。

 今回出馬した自民の現職候補の多くも知事選のあおりを受けて頭を抱えている。自民の有力支持団体である県農政連や県医師会の支援を受けてきたが、両団体は知事選で小川氏を推す。一方で自民県議団は武内氏推薦を決めており、支援団体と政党間のねじれに戸惑う候補も少なくない。

 自民公認で県農政連の推薦を受けるベテラン候補は、自身の演説会などに知事選候補を呼ぶのを避けてきた。「支援者のことを考えれば、中立の立場を貫く以外ない」と苦しい胸の内を明かす。別の候補は「県議選と知事選は別ものと割り切っている。自分の選挙で知事選に触れることはしない」と話した。【西嶋正法、蓬田正志、樋口岳大】

6853とはずがたり:2019/03/30(土) 18:40:01

平成で一度も投票なし 県議選で「異常な状態」続く地域
https://www.asahi.com/articles/ASM3X432RM3XTIPE013.html
有料会員限定記事 2019統一地方選挙
小出大貴、小野大輔 2019年3月29日19時21分

 29日告示の宮崎県議選で、高千穂町など3町からなる西臼杵(にしうすき)郡は8期続けて無投票となった。「平成」の時代に県議選が一度もなかった選挙区を歩いた。

 観光地の高千穂峡で知られ、熊本、大分両県と接する宮崎県北部の高千穂町。「ふるさとを命がけで守っていきます」。29日朝、新顔の佐藤雅洋氏(53)は第一声で訴え、選挙カーで3町の中心部を回った。

 西臼杵郡選挙区は定数1。この日、立候補を届け出たのは佐藤氏1人。「投票のなかった私にはこれからが本当の戦い。地域の信頼を得ていきたい」と語った。

 西臼杵郡で最後に県議選の投票があったのは、国鉄が分割民営化された1987(昭和62)年。定数2で3人が立候補した。以降は候補者が定数と同数にとどまり、99年に定数1になっても変わらない。

 「異常な状態ですな」。87年に初当選し、8期務めて今期引退した緒嶋雅晃氏(78)は話す。支援者から「投票用紙に書いたことないから、あなたの名前を漢字で書けん」と皮肉っぽく言われるという。

 今回、水面下で「ポスト緒嶋」…

6854チバQ:2019/03/30(土) 21:43:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190330-00010000-nishinp-soci
自民分裂「麻生VS現職」敵意あらわ/福岡県政点検
3/30(土) 10:07配信 西日本新聞
自民分裂「麻生VS現職」敵意あらわ/福岡県政点検
福岡県知事選に立候補した(右から)篠田清氏、武内和久氏、小川洋氏
 福岡県知事選は4月7日の投開票に向け、3選を目指す現職と新人2人が激しい戦いを繰り広げている。自民党議員の支持が、現職と党推薦の新人に割れる「分裂選挙」に注目が集まる一方で、住民の暮らしを巡る課題は山積している。防災、農業、福祉、観光などの県政課題を点検するとともに、主な政策について各候補者に聞いた。

【グラフ】福岡知事選の投票率の推移

立候補者(届け出順)
新人・篠田清氏(70)=共産党県役員、無所属、共産推薦
新人・武内和久氏(47)=元厚労省官僚、無所属、自民推薦
現職・小川洋氏(69)=2期目、無所属

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 北部九州の「へそ」にあたる福岡県筑豊地区。その中心都市、飯塚市の街頭で23日午後、3選を目指す現職小川洋氏がマイクを握った。「思いを同じくする人たちと一緒になって政党と戦う選挙だ」

 飯塚市は県政界の最高実力者、麻生太郎副総理兼財務相の金城湯池だ。小川県政の「生みの親」とされる麻生氏だが、今回は自民党推薦候補として新人武内和久氏の擁立を主導。小川氏は、いわば敵陣営の本丸に乗り込んだことになる。

 「川筋プロジェクト」と銘打ったこの日の運動は、小川氏を支える県医師連盟、連合福岡などの推薦団体や創価学会がともに行動。陣営幹部は「相手の牙城で命懸けの気持ちで動ける人がどれくらい出てくるか。それが全体の士気につながる」と、狙いを解説する。

 武内氏の党本部推薦を安倍晋三首相に直談判して取り付けた麻生氏の手法に県連内でも嫌悪感が広がり、県内の衆院小選挙区選出11人のうち6人が小川氏側に付いた。山崎拓元副総裁ら重鎮も小川氏を支える。

 麻生氏は22日、こうした動きを「造反だ」と非難。これに対し、武田良太衆院議員は「誰も党には造反していない。麻生に反発しているだけだ」と敵意をむき出しにした。

 意気上がる小川氏陣営だが、内実は分裂選挙の影響が随所に出ている。過去2度の選挙では、自民県議が「手足」としてフル回転。だが今回は人手が足りず、告示日のポスター張りが他の2陣営に比べ大きく遅れた箇所が複数あった。小川氏周辺は「向こうは巨大組織。こっちは手弁当でやるしかない」と漏らす。
 ◆    ◆

 一方の武内氏。23日は福岡市東区や博多区でつじ立ちや遊説を繰り返し、「大胆に政策転換し、福岡市とタッグを組み県を元気にする」と県政刷新を訴えた。

 武内氏陣営にとっても、分裂選挙の悩みは深い。本来は国会議員が就くべき小選挙区ごとの選対本部長のポストが埋まらず、組織づくりは告示直前までずれ込んだ。知事選と同日投票の県議選に立候補予定の現職には、「支援者から『なぜ小川じゃないのか』と突き上げられ、理解してもらえない」と県連に「泣き」を入れる者も出ている。

 県連は20日、緊急三役会を開き、接戦模様の県議選候補者は知事選に関わらなくてもいいとの通知を出すことまで検討したが、結論は出なかった。党本部に対し、国会議員の「造反」組への指導を求める文書も送ったが、なしのつぶてだ。

 それでも麻生氏や周辺は強気の姿勢を崩さない。党本部に、岸田文雄政調会長ら派閥幹部の来援を要請。武内氏陣営が自民「正規軍」だと強調し、「造反」組を足止めするためだ。麻生氏に近い高島宗一郎福岡市長も陣営に引き込み、大票田の都市部で無党派層を掘り起こす戦略も描く。

 共産党推薦の新人、篠田清氏は「自民党の中の争いで県民不在も甚だしい」と批判。中学3年までの医療費完全無料化などを公約に掲げ、「県民の命と暮らしを守る県政に変えよう」と訴える。

6855チバQ:2019/03/30(土) 21:43:40
候補者に聞く/行財政改革の目標は?
 西日本新聞は、立候補者3人に主な県政課題について問うアンケートを行った。質問と回答(120字以内)は以下のとおり。

Q 行財政改革について現状の認識を示した上で目標と改善策を教えてください。相次ぐ県職員不祥事の再発防止策を示してください。

A 篠田清氏:本県の行財政改革は、主として県職員減が中心であった。このため教員の多忙化や災害時の職員不足を招き、無駄な大型開発にメスを入れていない。職員不祥事の防止策は県民に寄り添う姿勢と民主的な職場作りが肝要。

A 武内和久氏:この8年で、県債残高は6000億円増の危機的状況にある。任期4年間で3000億円減らす。財務担当責任者を設置して行政のスリム化を進める。「全員挑戦、県政」で不祥事を撲滅する。

A 小川洋氏:適切な財政運営で財政は健全性を維持している。基礎的財政収支の黒字化、財政調整基金等3基金の確保など、さらに財政を健全化させる。自ら先頭に立ち、研修、職場の朝礼、名札変更など不祥事の再発防止にまい進する。

地域間の雇用格差どうする?
Q 県内の景況感は良好とされていますが、有効求人倍率では県内地域間で約0.5ポイントの格差があります。雇用対策や企業支援の課題について解決策を示してください。

A 篠田清氏:賃金の高いところに労働力は移動します。本県は就業者の多くが非正規労働者(県全体で4割強、非正規率全国5位)です。正規労働者を雇用する中小企業に対し融資、税制面や公契約上の総合評価等を通して支援します。

A 武内和久氏:中小企業の金融支援や取引先拡大、働き方改革への支援を強化。女性や高齢者の活躍や活用、少子高齢化をテコにした新産業を創造する。

A 小川洋氏:一番重要なのは「魅力ある働く場」を一つでも多くつくること。地域の中小企業の振興をはじめ、各地域の特色、強みを生かした産業の振興に取り組んでいる。ロボット、IoT等を現場の実情に合わせて導入したい。

県議会との向き合い方は?
Q 対等であるはずの県執行部と県議会ですが、執行部から議会側への施策説明などで過剰な配慮も指摘されています。両者の適切な関係についてどのように考えますか。

A 篠田清氏:知事も議員も住民から直接選ばれ対等平等です。議会とは均衡ある良好な関係を築きます。私は議場だけでなく、すべての会派と対話し県民の要望をつかみ両者の役割分担をふまえ、その実現に全力をつくします。

A 武内和久氏:行政と県議会は車の両輪である。県民のための政治・行政を行うためには、県議会としっかりとした緊張関係を保ちつつも、これから訪れる経験則の通用しない時代に対して共に向かっていくためのビジョンを共有したい。

A 小川洋氏:県議会とはこれからも県政の両輪として、共通の目的である県民福祉の向上に連携、協力していく。円滑な議会運営、実りある質疑のためには、一定の施策説明は必要と考えている。

※この記事は西日本新聞とYahoo!ニュースによる連携企画記事です。4月7日投開票の福岡県知事選について全5回の連載で伝えます。

西日本新聞社

6856チバQ:2019/03/30(土) 21:44:12
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190330-00010003-nishinpc-soci
平成で選挙戦ゼロ 宮崎・西臼杵郡選挙区の県議選
3/30(土) 9:45配信 西日本新聞
 宮崎県議選の西臼杵郡選挙区(定数1)は29日、無投票が確定した。同区で選挙戦となったのは1987(昭和62)年が最後で、有権者は平成時代に一度も県議選で1票を投じられなかった。

 同区は高千穂、日之影、五ケ瀬の3町からなり、夜神楽や日本最南端のスキー場など観光資源に恵まれているが、県都宮崎市から最も遠い地域。

 無投票は91(平成3)年から始まり、99年に定数を2から1に削減しても続いた。今回は、87年の選挙で初当選して以来連続8期務めた緒嶋雅晃議員(78)が引退を表明。森林組合長の佐藤雅洋氏(53)と郡内の元町議が出馬表明し選挙になると期待されたが、元町議がけがで出馬を断念。平成最後の選挙も無投票で佐藤氏の初当選が決まった。

 郷里の五ケ瀬町長を3期務めた飯干辰己さん(63)=熊本県南阿蘇村=は「選挙になると地元も注目していただけに…」と残念がる。「ただ、選挙はまちづくりを考える良い機会。次に期待したい」と話した。

西日本新聞社

6857チバQ:2019/03/30(土) 21:44:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190329-00000024-san-l40
福岡県議選 知事選での自民分裂の余波 「自分の選挙に専念」
3/30(土) 7:55配信 産経新聞
 福岡県議選(定数87)の一部の選挙区は、県知事選での自民党分裂のあおりを受けた構図となった。

 16年ぶりの選挙戦となった小郡市・三井郡選挙区(定数1)は、6選を目指す自民現職、井上忠敏氏(72)と無所属の新人、横尾政則氏(42)の一騎打ちで、保守層が真っ二つに割れる。

 井上氏は29日、大刀洗町での出陣式で「地域の声を受け止め、大事にしていく」と呼びかけた。ただ、約13分間の演説で、知事選には一切触れなかった。

 知事選で自民党は、元厚生労働官僚の武内和久氏(47)を推薦する。だが、複数の国会議員は党決定に反し、現職の小川洋氏(69)を支援する。

 井上氏がかつて秘書を務めた古賀誠・元自民党幹事長と、その地盤をついだ藤丸敏衆院議員(福岡7区)も、小川氏支援に回る。

 知事選で態度を明確にすれば、支持層に亀裂が入りかねない。井上陣営の幹部は「これまでも、これからも知事選には触れない」と話した。

 自民県連の蔵内勇夫会長も「激戦区では自分の選挙に専念してもらう」とし、知事選への積極的な協力は求めない考えだ。

 対する横尾氏は、小川氏支持を鮮明にする。横尾氏は選挙区が属する福岡6区選出の鳩山二郎衆院議員の元秘書だ。鳩山氏も小川氏の支援に回っている。

 出陣式に駆けつけた小郡市の加地良光市長は「国は鳩山さん、県は小川氏、そこにしっかりと横尾さんにパイプ役で入ってもらう」と声を張り上げた。

 公明党県本部も、横尾氏に推薦を出した。同党が知事選で事実上、小川氏を支持することも根底にある。自民現職を差し置いての新人推薦は「まさに異例の対応」(公明関係者)だ。

 小郡・三井郡では、鳩山氏が初当選した平成28年の衆院6区補選や、29年の小郡市長選で激しい保守分裂選挙が展開された。過去の対立のマグマが、知事選を契機に噴き出している。(小沢慶太)

6858チバQ:2019/04/01(月) 11:14:21
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190401-00000003-mai-pol
国会議員も分裂 福岡知事選ヒートアップ
4/1(月) 7:00配信 毎日新聞
国会議員も分裂 福岡知事選ヒートアップ
福岡県知事選の候補者の決起集会に参加する支援者たち=志村一也撮影
 保守分裂選挙となっている福岡県知事選は、投開票(4月7日)まで1週間と迫った。3選を狙う現職の小川洋知事(69)と、元厚生労働官僚で新人の武内和久氏(47)=自民推薦=は週末に県内各地で個人演説会や総決起大会を開催。それぞれの後ろ盾となっている国会議員も駆けつけて敵陣批判など論戦がヒートアップしている。

 知事選では、自民党が過去2回の知事選で支援した小川氏がいるにもかかわらず、武内氏を推薦。自民の国会議員は分裂し、県内自治体の首長や支援団体も割れている。

 「言うことを聞かないからといって現職の知事をいじめ抜くことが許されますか」

 30日に同県田川市であった小川氏の決起集会。地元選出の自民の武田良太衆院議員が、武内氏擁立を主導した麻生太郎副総理兼財務相を念頭にそう訴えると、約2000人(主催者発表)の聴衆から拍手が湧いた。県町村会長の永原譲二・大任町長や地元市町村長、公明党の県選出国会議員らが出席し、小川氏の2期8年の実績をアピールした。

 武内氏は31日、福岡市中央区で決起集会を開き、麻生氏を含む麻生派の県選出国会議員4人や高島宗一郎・福岡市長らが顔をそろえた。麻生氏は約1000人(主催者発表)を前に「変化の激しいこの時代に現状維持は駄目だ。失われた8年を取り戻そう」と改めて小川県政を批判。高島氏は「次世代に成長できる福岡県へとチャレンジできる男だ」と武内氏を持ち上げた。

 もう一人の知事選候補、共産党県委員会副委員長で新人の篠田清氏(70)=共産推薦=は31日、福岡市内で街頭演説。小川氏と武内氏は共に麻生氏が連れてきた官僚と指摘し「これでは県民のための県政はできない」と批判した。【西嶋正法、志村一也、蓬田正志】

6859チバQ:2019/04/01(月) 11:14:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190401-00010001-nishinpc-soci
福岡県知事選、現職が大きくリード 新人2氏追う 西日本新聞情勢調査
4/1(月) 9:56配信 西日本新聞
福岡県知事選、現職が大きくリード 新人2氏追う 西日本新聞情勢調査
福岡県知事選に立候補した(右から)篠田清氏、武内和久氏、小川洋氏
 西日本新聞社は、任期満了に伴う福岡県知事選(7日投開票)について電話世論調査を実施し、取材結果を加味して情勢を探った。3選を目指す無所属現職の小川洋氏(69)が大きくリードしており、ともに無所属新人の武内和久氏(47)=自民推薦=と篠田清氏(70)=共産推薦=が追う展開となっている。ただ、3割が投票先を「まだ決めていない」としており、情勢は変動する可能性がある。

【グラフ】福岡知事選の投票率の推移

 小川氏は、自民支持層の6割近くに浸透。立憲民主、国民民主、公明の各党支持層の7割超を固めた。「支持する政党はない」と答えた無党派層の5割近くからも支持を得た。

 武内氏は自民支持層の2割弱しか固めきれておらず、無党派層の支持も1割台にとどまっている。篠田氏は共産支持層の5割を固めた。

 年代別で見ても、小川氏は70歳以上の6割、50代や30代の5割など全世代から幅広い支持を獲得。武内氏は20代、篠田氏は50代の支持が比較的高かった。小川氏は地域別でも、福岡、筑後両地区で6割弱の支持を得るなど、県内4地域で満遍(まんべん)なく浸透している。

 自民は過去2度の選挙で小川氏を支援。だが、今回は小川氏との関係が悪化した麻生太郎副総理兼財務相が主導して武内氏を対立候補に擁立した。反発した県選出の自民国会議員の約半数が小川氏陣営に付き、自民分裂選挙となった。

 自民の候補選考への評価を聞いたところ、6割が「評価しない」と回答。自民支持層でも5割超が否定的だった。「評価しない」と答えた人の7割弱が投票先に小川氏を選んだ。

 知事選への関心度は「ある」「少しはある」が計77%に上り、4年前の前回(58・2%)、8年前の前々回(61・3%)より大幅に増えた。「ない」「あまりない」は計23%で、前回(38・9%)、前々回(38・7%)より減った。

 調査は3月29〜31日に福岡県内の有権者を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施。年齢別、男女別人口比に配慮し、1035人から回答を得た。

西日本新聞社

6860チバQ:2019/04/01(月) 11:24:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190401-00010000-nishinp-soci
あまおう人気の裏側で…県が直面する課題/福岡県政点検
4/1(月) 10:01配信 西日本新聞
あまおう人気の裏側で…県が直面する課題/福岡県政点検
収穫の最盛期を控え、あまおうの手入れに余念がない行弘司さん
 福岡県知事選は4月7日の投開票に向け、3選を目指す現職と新人2人が激しい戦いを繰り広げている。自民党議員の支持が、現職と党推薦の新人に割れる「分裂選挙」に注目が集まる一方で、住民の暮らしを巡る課題は山積している。防災、農業、福祉、観光などの県政課題を点検するとともに、主な政策について各候補者に聞いた。

【写真】出荷のピークを迎えた「あまおう」

立候補者(届け出順)
新人・篠田清氏(70)=共産党県役員、無所属、共産推薦
新人・武内和久氏(47)=元厚労省官僚、無所属、自民推薦
現職・小川洋氏(69)=2期目、無所属

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 収穫の最盛期を控えたビニールハウスでは、イチゴの王様と呼ばれる「あまおう」が大きさ、色づきを競うにように、たわわに実っていた。「手を掛けただけ、結果が出る」。糸島市のあまおう農家、行弘司さん(57)は目を細める。

 国内外で人気を誇り、2017年度の県産イチゴの平均単価は1キロ当たり1443円と過去最高を更新。04年度以降、14年連続日本一で、県を代表するブランド農産物だ。

 父から受け継ぎ、イチゴ栽培歴30年以上の行弘さん。3年前に長男(28)が就農したことを受け、昨年、栽培面積を30アールから44アールへと拡大した。「あまおう導入前は、1キロ当たりの単価は千円前後。400円の差は大きい。あまおうだから踏み出せた」。妻、長男に加え、繁忙期は従業員2人を雇い、昨シーズンは約20・7トンを生産した。

    ◆    ◆    

 あまおう人気の裏側で、県はある課題に直面した。「あまおうのイメージが突出し、他の県産食材の魅力が十分に伝わっていない」

 県は17年4月、福岡の食販売促進課を創設し、県産食材の売り込みを強化した。ターゲットは外食・中食事業者。サンプル提供や産地視察への招待を通じ、大都市圏のホテルや菓子店に、博多和牛や八女茶、イチジクの「とよみつひめ」などをPR。県産食材を使った「福岡フェア」の開催を呼び掛け、17年度は672店舗で実施にこぎ着けた。取扱高は前年度比約3割増の2億円を突破。JA関係者は「外食産業などと組むことで販促効果は出ている」と手応えを口にする。

 人口減や少子高齢化で国内需要の縮小が見込まれる中、海外への販路拡大も欠かせない。県農産物の輸出額は17年度25億500万円と、5年間で約2・2倍増。環太平洋連携協定(TPP)発効などで輸出に追い風となる期待もあるが、輸出先国や品目で検疫条件が異なるため、県は産地と連携して輸出用園地を設置するなど、生産体制の構築を模索中だ。

6861チバQ:2019/04/01(月) 11:24:13
    ◆    ◆

 ただ、生産現場には将来を不安視する声は強い。農林水産省の統計では、県の農業就業人口は約5万7千人(15年)で、この20年で半数以下に減少。新規就農者は15年度341人、16年度358人、17年度380人と増加傾向だが、減少幅を埋めるにはほど遠い。

 県の農業産出額の1割を占める、あまおうの現場も例外ではない。農業全体に比べると減少幅は少ないが、17年度の生産農家数は1546戸、栽培面積は319ヘクタールで、それぞれ5年前より104戸、20ヘクタール減少している。

 小規模経営が大半で、高齢化と後継者不足が進む農業。いかに「稼ぐ農業」の実現を目指すか。県は農地集約による規模拡大や、あらゆるモノをインターネットにつなぐIoT技術を活用した生産支援システム開発などに取り組み、省力化、効率化で生産性向上を図りたい考えだ。JA関係者は「農業に関する情報や技術も重要。農業振興に携わる人材確保をしっかりやってほしい」とソフト面の充実も要望する。

候補者に聞く/農業振興へ具体策は?
 西日本新聞は、立候補者3人に主な県政課題について問うアンケートを行った。質問と回答(120字以内)は以下のとおり。

Q 福岡県の農業産出額(2017年)は2194億円に上ります。生産性向上やブランド確立、新規就農促進にどう取り組みますか。

A 篠田清氏:本県の新規就農者は年間200人を超えるが、毎年2000人近くが離農している。農業で生業が成り立つよう価格保障、所得保障の復活を国に求める。国、市町村と連携し、新規就農者への生活保障を含めた支援を強める。

A 武内和久氏:世界で勝てる新たな農産品種・養殖魚の開発、AIを活用したスマート農業の実証。経営力を学ぶ「農業大学校」の機能拡充。地産地消100%プロジェクトを推進。JAなどと連携し新卒、故郷に戻る人などの就農促進。

A 小川洋氏:IoTなどの最新技術の導入による「スマート農林水産業」への転換に注力。県産品をブランド化して、「福岡の食」として販売、消費、輸出を拡大。「稼げる、魅力ある産業」にし、意欲ある担い手を確保・育成する。

外国人労働者とどう共生する?
Q 4月に改正入管難民法が施行され、増加を見込む外国人労働者との共生のあり方が問われます。どのような課題が予想され、どう対応しますか。

A 篠田清氏:労働力不足を補うための低賃金で無権利の外国人材の受け入れは反対です。外国人労働者が憲法と労働基準法等で認められた権利が保障され、人らしく生きれるよう支援します。

A 武内和久氏:外国人労働者とのトラブル防止、地域に溶け込めるよう促進する。生活対応や災害時の情報伝達不足などが予想されるため、言語や宗教の壁をサポートする地域共生制度や多言語の防災ガイド制度によって支援する。

A 小川洋氏:制度が複雑、日本語能力に不安、中小企業には負担大などの声がある。制度を周知するため、外国人の受け入れを希望する企業、市町村等に説明会を実施し、外国人材の受け入れに関連する各機関の協力体制を整備する。

※この記事は西日本新聞とYahoo!ニュースによる連携企画記事です。4月7日投開票の福岡県知事選について全5回の連載で伝えます。

西日本新聞社

6862チバQ:2019/04/02(火) 01:27:04
中央区 笠和彦(自民)/岳康宏/原中誠志(国民)/田中友規/馬場清次
福津市 阿部弘樹(自民)/吉田浩一
小倉北区中村明彦(自民)/原田博史(国民)/壹岐和郎(公明)/大石正信(共産)
城南区 武藤英治/守谷正人(国民)/中島英樹(共産)
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_fukuoka/article/498376/
自民分裂、福岡県議選に余波 「造反」現職と「刺客」新人激突 福岡知事選対応隠しも
2019年03月30日 06時00分
「公認」の部分を隠して使用された福岡県議選の候補者ののぼり=29日午前11時ごろ、福岡市
「公認」の部分を隠して使用された福岡県議選の候補者ののぼり=29日午前11時ごろ、福岡市
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 統一地方選の道府県議選と政令市議選が29日告示された。福岡県では知事選の自民分裂が県議選にも波及し、複数の選挙区で保守系候補同士が激突。知事選の自民推薦方針に「造反」したため公認を取り消された現職候補と、「刺客」として自民公認を得た新人候補がぶつかり合う選挙区も。候補らも困惑を抱えながらの選挙戦がスタートした。

 定数3に、5人が立候補した福岡市中央区。2月に自民党県議団を飛び出したばかりの無所属現職は、満開の桜を背にこう訴えた。「しっかりと知事の3期目を支えていきたい」

 直前まで自民公認候補に名を連ねていた。だが、知事選で自民が新人武内和久氏(47)を推薦したのに反発し、現職小川洋氏(69)の支援を公言したことで、公認を取り消された。

 出陣式会場で揺れるのぼりは「自民党公認」の「公認」部分に白いテープ。一部の企業・団体の支援も失った。だが「名誉の非公認」と強気だ。出陣式には小川氏の妻も参加。知事選とセットで支持を呼びかけることで、トップ当選の前回を上回る得票を狙う。

 一方、現職の「造反」劇で公認を得た自民新人。事務所には、安倍晋三総裁からの為書きを掲げる。「自民党公認をいただいた。福岡のために働かせてください」。唯一の党公認候補という立場を前面に押し出し、支持を呼びかける。

     ■

 福津市選挙区(定数1)では、自民現職に対抗し、党市支部が無所属新人に推薦を出した。

 自民現職は、知事選では武内氏を推す県議団と足並みをそろえるが、支援者の中には小川氏を推す声もある。出陣式でこの候補は、知事選については一切触れなかった。「争点にされると困る」。陣営は知事選の対応については最後までだんまりを決め込む戦略だ。

 一方の無所属新人は対照的な選挙戦を展開。「小川知事とコラボしながら戦っていく」と知事選との連動を打ち出し、31日には合同演説会も予定する。

 公認を巡っては、党地域支部と党県連の対応がねじれた。支部幹部は「知事選と同じで、上(県連)が権力を振り回している」。知事選での党分裂が、地方組織の対立に拍車を掛ける。

     ■

 「小川知事とも連携して選挙を戦っていく」。北九州市小倉北区(定数3)では、国民民主現職が小川氏との共闘をアピールする。

 最大の支援組織の連合福岡は小川氏を推薦。小川氏支持を明確にすることで、県議選を有利に戦えるとみる。統一選で地方の足場を固め、夏の参院選につなげたい狙いだ。ただ、選対幹部は「自公政権に不満を持つ国民の受け皿を作れておらず、追い風は1ミリも吹いていない。政党ではなく、小川氏との連携を前面に出すしかない」と漏らした。

 福岡市城南区(定数2)に挑む共産新人は、自民分裂が激しさを増す知事選について「派閥争いみたいなもの。大きな政策の違いはない」と批判。知事選の推薦候補で新人の篠田清氏(70)と二人三脚で、革新票の掘り起こしを狙う。

=2019/03/30付 西日本新聞朝刊=

6863チバQ:2019/04/02(火) 01:28:05
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_fukuoka/article/498379/
親市長派の増減焦点 福岡市議選告示 「定数3分の1」巡り攻防
2019年03月30日 06時00分
出陣式で頭を下げる候補者に、激励の拍手を送る支持者たち=29日午前9時ごろ、福岡市
出陣式で頭を下げる候補者に、激励の拍手を送る支持者たち=29日午前9時ごろ、福岡市
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告示日を迎えた福岡市議選。のぼりの中には、高島宗一郎市長が断念したロープウエー構想に触れたものも
告示日を迎えた福岡市議選。のぼりの中には、高島宗一郎市長が断念したロープウエー構想に触れたものも
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 九州最大都市の「市民代表62人」を選ぶ戦いが29日、幕を開けた。告示された福岡市議選の焦点は、「親高島宗一郎市長派」の消長だ。改選後、高島市長がロープウエーのように賛否が分かれる提案を行った時、市議会がどのような答えを出す勢力図になっているか-。「市長の行き過ぎにブレーキをかける」「協調して政策を前に進めたい」。候補者たちは、首長を意識した第一声を上げた。

 「しっかり高島市政を支え、地域を発展させる」。高島市長に最も近い会派・自民党新福岡系の新人は、事務所の出陣式でこう力を込めた。貼られたポスターには、市長が掲げるスローガン「福岡をアジアのリーダー都市へ」。市長から届いた激励文が読み上げられると、候補者は深々と頭を下げた。

 昨年の市長選で3選を決めた高島市長だが、議会対策では一昨年の福岡空港出資問題、今年のロープウエーと苦しんでいる。

 首長が、議会の過半数の議決に納得できず、審議のやり直しを求める「再議」を申し立てた場合、議会が同じ議決を確定させるには、定数62の「3分の2以上」が必要。高島市長から見ると、福岡市議会では「3分の1=21人」のシンパを確保しておけば、提案は少なくとも再議では通せる。

 告示前の「親高島派」は20人。市議選には、市長を一貫して支えてきた公明(12人)、みらい・無所属の会(推薦含め6人)、自民新福岡(3人)の3会派に加え、市長と近い新人3人も名乗りを上げた。市長は積極的に応援に入る構えだ。

 一方、最大会派で高島市長の「生みの親」でありながら、市長と対峙(たいじ)する局面が目立つ自民党市議団。市議選では公認候補18人、現新の推薦候補4人の態勢を取り、勢力拡大へ打って出た。

 自民現職は出陣式で、福岡空港出資、ロープウエー問題を念頭に「市長の方針に『ちょっと待て』と言ったのは、2回だけ。議会が首長の言うこと全てに反対すれば政治は一歩も前に進まないが、逆に全て賛成するなら議会は必要なくなる」と、是々非々の姿勢を鮮明にした。

 同じく、ロープウエーに異を唱えた野党系会派も、議席数の上積みなど影響力の確保を狙う。

 市民クラブを構成する立憲民主は7人、国民民主は4人を公認。立民現職は第一声で、「今回の選挙は、行政や市長が間違った時に議会が『ノー』を突きつけられるかという、二元代表制を懸けた戦いだ。同じ思いの仲間を増やさせてください」。高島市政を「大型開発偏重」として批判してきた共産は、現有7議席の死守が目標。現職は街頭演説に臨む際、「ロープウエーとめた」と大書された旗を前面に出した。

    ◇      ◇

女性は過去最多19人 自民はゼロ、新人の4割

 今回の福岡市議選は過去最多となる19人の女性候補者が立候補した。改選前の女性市議は6人にとどまっており、政党に男女の候補数の均等化を促す「政治分野の男女共同参画推進法」が昨年成立したことが追い風になったとみられる。

 女性候補者の割合は、全体では約2割にとどまっている。ただ、新人に限って見ると女性は36人中15人を占め、割合は約4割。

 選挙区別では、東区2人▽博多区3人▽中央区3人▽南区4人▽城南区3人▽早良区0人▽西区4人。早良区は、前回に続いて女性候補が出なかった。

 政党別では、立憲民主3人▽国民民主2人▽公明2人▽共産1人▽維新2人▽ふくおか市民政治ネットワーク2人▽無所属7人。女性候補者が半数以上の党派は国民とネットの2会派だけで、最多の21人を擁立した自民はゼロだった。

 福岡市議選の女性の当選者数は、12人が出馬した2007年の9人が最も多かった。今回、立候補者数だけでなく、当選者数も最多を更新するか注目される。

=2019/03/30付 西日本新聞朝刊=

6864チバQ:2019/04/02(火) 01:28:35
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/fukuoka_prefecture_election/article/498025/
北橋市長は支持表明見送りか 「県民の判断見守る」
2019年03月29日 06時00分

 北九州市の北橋健治市長は28日の定例記者会見で、4月7日投開票の知事選を巡り、新人の元厚生労働官僚の武内和久氏=自民推薦=か、現職で3選を目指す小川洋氏の支持表明について「県民の賢明な判断を見守る」と繰り返し述べ、どちらか一方を応援しないことを示唆した。

 会見で「どちらか支持表明することはないのか」と問われ「基本的にそうだろうと、今考えている」と応じた。「投票日が近づいてくる中、みなさんの前で申し上げることは、県民の判断を見守らせていただくことに尽きる」と説明した。

 20日の記者会見では、武内氏の公約について評価する発言があった。一方で知事選告示の21日、小倉北区で行われた両氏の出陣式には、梅本和秀副市長が市長と協議して武内氏側へ、今永博副市長が個人の立場で小川氏側に出席していたという。

=2019/03/29付 西日本新聞朝刊=

6865チバQ:2019/04/02(火) 01:30:10
>>6807
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_fukuoka/article/497695/
保守分裂、知事選のあおり 県議選 古賀市選挙区 自民県連と市議団に溝
2019年03月28日 06時00分

 29日告示される統一地方選の県議選(4月7日投開票)の古賀市選挙区(定数1)は、知事選と同じく保守分裂の構図となりそうだ。背景には、地元・福岡4区選出の自民の宮内秀樹衆院議員が知事選で現職の後押しに回り、自民推薦を得た新人の支援を要請する党県連と綱引きしている「お家事情」がある。

 県議選の古賀市選挙区の立候補予定者はいずれも新人で、自民公認の元党粕屋支部副支部長・吉田健一朗氏(46)と、無所属の前市議・高原伸二氏(61)の2人。

 吉田氏は昨秋から、古賀市内のJR駅前での活動報告や地元企業へのあいさつを始めた。地元では宮内氏らも含め、かつて自民から維新の衆院議員秘書に「くら替え」した吉田氏への批判がある。このこともあってか、吉田氏は党古賀市支部の頭越しに党県連へ公認申請していた。

 事態が急に動いたのは、2月下旬のこと。

 党古賀市支部は臨時総会を開き、昨年11月の市長選で保守系候補者を一本化できなかったとして、役員会幹部4人を一新した。そのわずか2時間後、新たに就任した支部長が役員会を緊急招集。同席した党県連幹部の県議に「吉田氏は遜色ない」との考えを報告させた上で、「吉田氏推薦」の即時採決を求めたのだ。

 役員のうち、唯一の古賀市議は採決を拒否し、離席したという。「密室で決めるなんて民主的じゃない。自民党はこんな組織じゃなかったはずだ」。だが結局、残り3人は党古賀市支部として吉田氏の推薦を決めた。党県連は3月27日、吉田氏を公認した。

    ■   ■

 これに対し、「古賀のことは古賀で決める」と異を唱えたのが高原氏だ。

 予定していた4月の古賀市議選出馬を取りやめ、告示まで1カ月を切った3月上旬に県議選への挑戦を表明し、自民党古賀市議団の大半から協力を取り付けた。宮内氏が支部長を務める党福岡4区支部も、党県連の影が見え隠れする党古賀市支部の決定に反発。知事選の対応を巡る、宮内氏と党県連のあつれきも影響しているとみられる。

 一時は無投票の臆測もあった県議選古賀市選挙区は、一転して分かりにくい選挙戦の様相を呈してきた。市民からは「自民党内の権力闘争のあおりを受けている」と、戸惑いの声も聞かれる。

 西日本新聞社は3月上旬から党古賀市支部の新支部長に再三、取材を申し込んでいるが、回答はない。新支部長は、党員に配布した文書で「県の協力なしでは市の発展はあり得ない。県連との良好な関係を保つことが非常に重要。県連と同調しないとみなされた候補者は、市にとってリスクが高い」などと推薦の理由を説明している。

=2019/03/28付 西日本新聞朝刊=

6866チバQ:2019/04/02(火) 22:55:52
https://this.kiji.is/478382215308018785
迫る 県議選 平成最後の戦い・1 長崎市区(定数14) 地盤重なり局地戦激化
2019/3/13 10:583/13 11:11updated
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 平成最後の統一地方選の第1ラウンドとなる県議選(3月29日告示、4月7日投開票)が迫った。今のところ、16選挙区の定数46に前回より2人多い62人が立候補を予定している。各選挙区の直前情勢をリポートする。

 3月上旬の夜、県議選長崎市区に出馬を予定している現職の会合に、支援者約50人が集まった。「10番目もままならない。12、13番目では」-。その現職が今の感触を明かすと、支援者からは追い打ちを掛けるように厳しい言葉が飛んだ。

 「本当に12、13番目にいるのか」「選挙は下手」

 2月中旬の時点では「大丈夫との思いがあった」と曇った表情を見せた現職。自身のスケジュールの空いた時間帯を支援者らに紙で示し、知り合いに紹介してくれるよう頼み込んだ。

 定数14に17人が名乗りを上げている県都の同市区。前哨戦が激しさを増し、市北部や東部で地盤が重なる局地戦も繰り広げる。

 前回5人を擁立し、4人が当選した自民。今回は7人が出馬を予定し、保守票の分断に「キャパシティーを超えている」と悲鳴が上がる。「党ではなく個人の戦いになる」との見方も強い。

 これに対し、前回の民主から野党分裂を経て初めての統一地方選に挑む国民民主は2人、立憲民主は1人をそれぞれ擁立。集票を担う支援労組の弱体化など課題を抱える中、新旧交代がスムーズにいくかが焦点だ。

 自民は同市区で最高齢の野本三雄が7選に挑む。今回は車いすでの戦いで、「くまなく回れない」と焦りを隠せない。そこに、前回61票差の次点で涙をのんだ久保田将誠が「支持者に『気にしないでいい』と言われた」として、野本の地盤三重地区で決起集会を企画する。野本は憂う。「北部はぐちゃぐちゃだ」

 その三重地区に住み、東長崎地区に事務所を構える江真奈美は、浅田眞澄美とともに3月に来崎した元防衛相の稲田朋美と街頭演説。一緒に手を振ったが、内実は2人の“女性票争奪戦”も熱を帯びる。

 自民入党後、初の選挙を迎える浅田は市中心部が地盤だが「自民公認はプラスかマイナスか」と案じる。一方、江は同じ県議会会派の下条文摩左の引退に伴い出馬する長男、博文と東長崎地区で競合。博文は「父を知っていても私を知らないとの声がある」と浸透に躍起で、自民内の票の奪い合いは激しくなりそうだ。

 前田哲也は、城栄地区周辺で社民の坂本浩、初めて挑む無所属の原拓也と地盤がかぶる。前田を支える地元商店街組織の幹部は「まだ選挙モードではない」と盛り上がりに欠ける現状を危惧。坂本も「昔に比べ社民の組織票は当てにならず、票読みできない」と苦悩を口にする。

 こうした中、組織力の弱さが否めない原に、改選後の勢力争いも見据えた自民県議団2会派がそれぞれ接触。企業を紹介するなど後押しの動きを見せる。

 唯一、市議から転身を目指す浦川基継は今月、自民の公認を得た。「新人で議員経験者は自分だけ」と強調するが、4年前の市議選は下位当選。ある市議は「浦川が属する市議会会派も自分の(市議)選挙でいっぱい」と説明する。

 国民民主は引退する渡辺敏勝の後継として中村泰輔が出馬予定。しかし陣営関係者は実動部隊の三菱労組員の減少や知名度不足を危ぶむ。前回、渡辺はトップ当選だが「その票がそっくり入る思いは一切ない」。深堀浩も九電労組長崎支部などの支援を受け、決起集会を開くなど現職の存在感を際立たせようと必死だ。

 立憲民主は前回落選した赤木幸仁が再挑戦。「4年前、金も職も失った」とつじ立ちに精を出してきたが、支援労組関係者は「組合票はどうみても3千票。浮動票がどれほど取れるのか」と読めずにいる。

 公明は麻生隆、川崎祥司の現職2人が地域を一定すみ分けて回り、議席死守が目標。自民関係者から公明の固定票をうらやむ声も聞かれるが「安泰の根拠なんか、どこにもない」と楽観論の火消しに躍起だ。共産は堀江ひとみが市内の広い範囲でつじ立ちを続け、唯一の議席維持を目指す。

 ほかの地区に対し、今のところ出馬予定者数が少ない南部。無所属の中山功が支持拡大を狙い、引退する渡辺の地盤、戸町地区にも攻勢を掛ける。

 有川好彦は「選挙は一人でやる」と独自の戦いを始めている。=文中敬称略=

6867チバQ:2019/04/02(火) 22:56:07
>>6866

 ■立候補予定者

▼長崎市区
野本三雄 81 自現(6)
浅田眞澄美 52 自現(3)
江真奈美 51 自現(2)
前田哲也 55 自現(2)
浦川基継 46 自新
久保田将誠 47 自新
下条博文 43 自新
赤木幸仁 34 立新
深堀浩 53 国現(2)
中村泰輔 38 国新
川崎祥司 56 公現(2)
麻生隆 64 公現(1)
堀江ひとみ 59 共現(3)
坂本浩 60 社現(1)
中山功 70 無現(5)
有川好彦 56 無新
原拓也50 無新

 【おことわり】立候補予定者名簿の政党は衆院勢力順(自民=自、立民=立、国民=国、公明=公、共産=共、社民=社、無所属=無)。同じ政党内は現職、元職、新人の順で、当選回数(丸数字)ごとに五十音順。

6868チバQ:2019/04/02(火) 22:56:57
https://this.kiji.is/485615378066900065
激戦区を歩く 2019 県議選(2) 佐世保市・北松浦郡区(定数九-11人)
2019/4/2 09:25
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個人演説会で候補者の話に耳を傾ける支持者=佐世保市内
 「保守系は自民の6人に加えて、元国会議員もいる。7人も通るのか」。佐世保市北部の相浦地区を拠点とするベテランの自民現職は、告示日夜に開いた個人演説会で危機感をあらわにした。
 自民は過去最多となる6人の公認候補が出馬した。元衆院議員の元職もかつて自民に在籍。保守票の奪い合いは激化している。注目されるのは地元の建設会社を母体に選挙活動を展開する新人の動向。「有力者で、こちらの地盤にも食い込んでいる。われわれも手を広げて打って出る」と、ベテラン現職の陣営幹部は息巻く。
 ターゲットとなりそうなのが、近隣の北松地区だ。ここにも長年活動する現職がいるほか、非自民も入り乱れ、目まぐるしく票が動いている。
 市北部周辺の混戦は、南部にも波及している。ある現職は告示後の休日に地盤ではない早岐地区の演説会場を抑えた。先を越された格好となった地元の候補は「こんな屈辱は初めてだ」と憤慨。過去の選挙でみられた一定の“すみ分け”は「完全に崩壊した」。混戦を避けようと、あえて離島に先回りをして票固めをした陣営もある。一方で「切磋琢磨(せっさたくま)すれば全体の保守票は伸びる。全員生き残ることは可能だ」とみる向きもある。
 女性候補の争いも過熱気味だ。現行の選挙区となって初めて複数の候補が立ち、3人が争う。
 社民新人は、30日夜の個人演説会で「女性の視点を政策に反映させることが重要だ」とアピールした。県と佐世保市が計画する石木ダム建設反対を前面に打ち出す共産も女性の新人を擁立。党幹部は「親しみやすく、有権者の反応はいい」と手応えを口にする。
 迎え撃つ国民民主の現職は出陣式で「女性の政治参画はいい方向に進んでいるが、私自身は厳しくなる」と複雑な表情。元農相の父が応援に駆け付けたほか、次期衆院選長崎4区に出馬予定の自由党県連代表らも支え、てこ入れを図る。
 このほか、公明現職は、前回トップだった得票数を上回る1万5千票を目標に掲げ再選を目指す。
 多くの候補が当落線上にあるとみられる佐世保市・北松浦郡区。複数の陣営は、上位の得票数が伸びれば、前回よりもボーダーラインが下がると予想し、こう続ける。「明暗を分けるのはわずかな差だ」

◎立候補者
 
(届け出順)
山下博史 44 自新
堤典子 61 社新
宮本法広 46 公現 (1)
山田朋子 47 国現 (3)
宮内雪夫 85 自現 (12)
外間雅広 60 自現 (3)
田中愛国 74 自現 (6)
宮島大典 55 無元 (1)
溝口芙美雄 71 自現 (4)
吉村洋 62 自現 (2)
安江綾子 42 共新

6869チバQ:2019/04/02(火) 22:59:03
https://this.kiji.is/479091509992735841
迫る 県議選 平成最後の戦い・3 諫早市区(定数4) 自民対非自民で混戦か
2019/3/15 09:523/20 11:53updated
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 11日朝、県内有数の交通量を誇る諫早市貝津町交差点。「県議で再出発してから4年。(今回は)活動を評価してもらう選挙」。前回トップ当選の無所属現職、大久保潔重の声が響いた。旧民主公認で戦った過去4度の国政選挙と異なり、無所属で挑む今回は政党や組織の後ろ盾はない。地盤の旧市中心部など各地を丹念に回る“炎のローラー作戦”と朝の街頭活動が基本だ。
 今回、新たな後援会事務所を構えず、長年使う事務所を拠点とする。県議会では最大会派「自民党・県民会議」に所属し、「人口減少対策などへの提言が形となり、着実に実行していく」と大久保。決戦に向けた事務所開きなどはせず、“草の根”での戦いを貫く構えで、他の陣営は「動きが見えない」と警戒を強める。
 国民民主元職の山口初實も同じ交差点で週1回、朝の街頭行動を続ける。前回、大久保の県議くら替えのあおりを受けて苦杯をなめた。「大久保から票を取り戻せ」「このままでは額に汗して働く人の声が届かない」-。大久保との“因縁”の戦いに陣営はこう奮起を促し、連合長崎や出身の旧三菱労組(現・三菱重工グループ労連長崎地区本部)を中心に“非自民”票の取り込みを急ぐ。
 現職4人に元職、新人の2人が挑む構図の中、自民公認の現職3人のうち、公明は、2度の県議会議長経験を持つ八江利春と党県連政調会長の中村和弥を推薦。2人は「大丈夫という声はありがたいが、油断は大敵」などと引き締める。
 「酒を断ち、10キロ減量」-。八江は1月の新春の集いで、開票日までの目標を宣言。650人超を前に、年齢への不安をやんわりと封じた。2月中旬の後援会事務所開きでも、新幹線長崎ルートの全線フル規格実現へ熱く持論を展開した。
 中村は、持論の子育て支援やスポーツ振興などを訴える。地元小長井町をはじめ、各地を駆け回り、固い後援会組織を軸に子育て世代や若年層への浸透を図る。「4期目は厳しい。初心を忘れず、全力で突破したい」と緩みを警戒する。
 「残された課題を整理するのが使命」-。自民の橋村松太郎は2日の事務所開きで淡々と語った。旧北高森山町長時代からの政策提言力や対話力には定評もある。支援者は「順位でなく当選すればいい」と涼しい顔だ。
 2月末に出馬表明した共産新人の本山敏彦は、消費税10%反対などを掲げる。自民系と非自民の攻防などの争点が複雑に絡み、混戦必至だ。=文中敬称略=

◎立候補予定者

▼諫早市区
八江利春 79 自現(8)
橋村松太郎 72 自現(5)
中村和弥 58 自現(3)
山口初實 71 国元(2)
本山敏彦 57 共新
大久保潔重 53 無現(3)

 【おことわり】立候補予定者名簿の政党は衆院勢力順(自民=自、立民=立、国民=国、公明=公、共産=共、社民=社、無所属=無)。同じ政党内は現職、元職、新人の順で、当選回数(丸数字)ごとに五十音順。

6870チバQ:2019/04/02(火) 23:00:28
https://this.kiji.is/479454009408259169?c=174761113988793844
迫る 県議選 平成最後の戦い・4 大村市区(定数3) 保守票を奪い合う乱戦
2019/3/16 09:563/16 12:48updated
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 自民が現職の松本洋介と里脇清隆、新人の北村貴寿を公認し、無所属現職の小林克敏と4人で保守票を奪い合う乱戦模様の中、立憲民主新人の牧山大和が非自民の結集を狙う。水面下での駆け引きが激しさを増し、前哨戦が熱を帯びている。
 「同じ自民と他党から若い人が出てきたが、政治はそんなに甘くはない」。里脇は2月17日に大村市内であった事務所開きで、新人2人への対抗心をあらわにした。現職の強みを生かし、これまで各地区で重ねた県政報告会は50回を超えた。だが、前回は自民公認が2人だったのに対し、今回は3人。そうした前回とは異なるさまざまな事情が、陣営の警戒度を高めている。
 一方、松本、牧山との三つどもえを戦った昨年2月の県議補選で9880票の次点に泣いた北村。雪辱を誓うが、支持層は里脇と重なる。加えて、自民公認が3人となったことで組織票が分散。自民の谷川弥一衆院議員(長崎3区)後援会関係者も「公認3人では表立って動けない」と漏らす。
 「後がない」覚悟で臨む北村は街頭活動などに加え、カフェに若者を集めた意見交換会も開くなど浮動票の取り込みに躍起。ある自民関係者は「毎日の街頭活動がボディーブローのように(有権者に)効いているかもしれない」と見るが、その効果は未知数だ。
 亡き父親から引き継いだ強固な後援会を持つ松本は、県議補選で県政復帰を果たした後も、精力的に“草の根”活動で浸透を図ってきた。2015年の市長選で敗れた苦い経験を踏まえ「下馬評は当てにならない」と上滑りを警戒する。
 「県と市の強い絆は小林先生が結んでくださっている」。3月12日、小林が市内で開いた総合選対会議。松本と争った市長選で、小林の支援を受けた園田裕史市長は小林を目いっぱい持ち上げてみせた。小林は中村法道知事や園田市長との蜜月ぶりをアピールし、後援会活動を活発化させる。だが一方で、不安もよぎる。「他の陣営に比べ有権者回りなどが足りていない。大丈夫といわれる選挙ほど大変だ」
 保守地盤に風穴をあけようと活動する牧山は「今は自民系に3議席を占められているが、逆に市民と野党が共闘できるチャンスだ」と捉える。あいさつ回りなどで「自民に対する批判の声は多い」と手応えを口にするが、子育て世代を中心とした無党派層をどこまで取り込むことができるか、投票率の行方にも気をもんでいる。
=文中敬称略=

◎立候補予定者

▼大村市区
松本洋介 42 自現(3)
里脇清隆 59 自現(1)
北村貴寿 46 自新
牧山大和 39 立新
小林克敏 74 無現(6)

 【おことわり】立候補予定者名簿の政党は衆院勢力順(自民=自、立民=立、国民=国、公明=公、共産=共、社民=社、無所属=無)。同じ政党内は現職、元職、新人の順で、当選回数(丸数字)ごとに五十音順。

6871チバQ:2019/04/02(火) 23:01:07
https://this.kiji.is/480548134691701857
迫る 県議選 平成最後の戦い・5 対馬市区(定数1) 基礎票を持つ4者激戦
2019/3/19 10:193/20 11:52updated
©株式会社長崎新聞社

 5選を目指す自民の坂本智徳に、元市議の入江有紀、元市長の財部能成、市議の船越洋一の無所属新人3人が挑む。4人はいずれも対馬市では大票田の厳原町を地盤とし、一定の基礎票を持つ政治経験者同士による混戦となりそうだ。
 「国、県との大きなパイプが必要」。2月中旬、自民現職の国会議員を招いた国政・県政報告会で、坂本はこう訴え、続投への支援を呼び掛けた。1月の事務所開きの時点では入江以外に立候補表明はなく、一騎打ちかとみられていた。
 だが、その後、財部と船越が相次いで名乗りを上げ、一気に4者入り乱れての混戦模様に。空席だった後援会長が昨年末に決まった坂本陣営は「油断があった。対応が後手に回っている」と危機感を強め、引き締めに躍起だ。
 一方、財部は「市長のキャリアを生かし、次世代につなぐ環境整備を図りたい」とし、決戦への準備を進める。一部の漁協から推薦を受けるなど、坂本の支持基盤にも食い込む。若者との意見交換会を開いているほか、インスタグラムも駆使して広い世代へ浸透を図る。
 「対馬空港の滑走路延長など市民の声を県政に訴えていきたい」として参戦を決めた船越。自民に党籍があり、現職の保守系議員の一部が支援に回るなど、保守分裂の要素もはらむ。
 入江は一昨年の市議選での落選直後から島内各地でミニ集会を重ね、“草の根”での政治活動を展開。「全181行政区のほとんどをまわった」と手応えを口にし、票の積み増しを狙う。=文中敬称略=

◎立候補予定者

 ▼対馬市区
坂本智徳 65 自現(4)
入江有紀 76 無新
財部能成 61 無新
船越洋一 73 無新

 【おことわり】立候補予定者名簿の政党は衆院勢力順(自民=自、立民=立、国民=国、公明=公、共産=共、社民=社、無所属=無)。同じ政党内は現職、元職、新人の順で、当選回数(丸数字)ごとに五十音順。

6872チバQ:2019/04/02(火) 23:02:48
https://this.kiji.is/480927897478284385
迫る 県議選 平成最後の戦い・6 平戸市区(定数1) 無投票の見方広がる
2019/3/20 16:16
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 自民の西川克己が4期目に挑む。ほかに出馬の動きは見られず、無投票との見方が広がっている。
 平戸市中部地区を地盤とする西川は今年に入り、浸透が課題だった南部地区で高齢者や自治会長らを交えたミニ集会を重ねる。これとは別に、2月からは市内で県政報告会を兼ねた「市民と語る会」も開き、農水産業振興や事業承継など要望に耳を傾ける。
 約150人が集まった今月の事務所開きで西川は「市や県、国のパイプ役に」と気勢を上げた。告示に向け、市北部や生月、田平地区の態勢固めも急ぐ。=文中敬称略=

◎立候補予定者 

 ▼平戸市区
西川克己 71 自現(3)
 【おことわり】立候補予定者名簿の政党は衆院勢力順(自民=自、立民=立、国民=国、公明=公、共産=共、社民=社、無所属=無)。同じ政党内は現職、元職、新人の順で、当選回数(丸数字)ごとに五十音順。

https://this.kiji.is/480928230145475681?c=39546741839462401
迫る 県議選 平成最後の戦い・6 東彼杵郡区(定数1) 3連続無投票の公算
2019/3/20 16:18
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 5選を目指す自民の中島廣義以外に立候補の動きは見られず、3回連続の無投票との見方が広がっている。
 党県連幹事長も務める中島。東彼波佐見町で3日にあった事務所開きには、選挙区内の三つの町の町長ら地元政財関係者約70人が集まり、「5期目は県議会での地位も確固たるものに」「次の4年は集大成」などと、当選後の議長就任を期待する声が相次いだ。
 中島は「(県議会や党内で)ほとんどの役職を経験したが、まだまだやり足りない」と意欲を口にしつつ、無投票との観測にも「油断は大敵」と支援者へのあいさつ回りを重ねている。=文中敬称略=

◎立候補予定者

 ▼東彼杵郡区
中島廣義 72 自現(4)

https://this.kiji.is/480927908823876705
迫る 県議選 平成最後の戦い・6 壱岐市区(定数1) ほかに立候補なしか
2019/3/20 16:17
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 自民の山本啓介が3期目を目指し、足元固めに奔走する。ほかに立候補の動きは見られず、壱岐市区は前回に続き、無投票の可能性が高い。
 山本は昨年10月から小学校区ごとに県政報告会を重ね、最後となった16日の壱岐の島ホールでは、約300人を前に「県民が知らないところで物事が決まってしまう可能性を含んでいるので、あえて一般質問を数多くこなしてきた」と実績をPR。同日は郷ノ浦町に事務所も構えた。「毎回告示日に覚悟を決めて手を挙げている」と引き締めを図る。=文中敬称略=

◎立候補予定者

 ▼壱岐市区
山本啓介 43 自現(2)

6873チバQ:2019/04/02(火) 23:04:19
https://this.kiji.is/481279651534718049
迫る 県議選 平成最後の戦い・7 松浦市区(定数1) 保守分裂 双方に危機感
2019/3/21 10:23
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 三つどもえだった昨年2月の県議補選で初当選した高橋勝幸と、380票差の次点で敗れた無所属新人の石本政弘による一騎打ちの公算だ。
 自民公認で臨む高橋、片やかつて加藤寛治衆院議員(長崎2区)の秘書だった石本。2人の事務所には、自民県連会長でもある加藤やほかの自民国会議員からの必勝を祈願する「為書き」がそれぞれ貼り出されるなど、保守分裂の様相を見せる。加えて、自民県議団が2会派にたもとを分かつ中、高橋は「自民」に所属。一方の石本は最大会派「自民・県民会議」所属の県議と近い関係にあるとされ、県政界の主導権を争う“代理戦争”との見方もある。
 高橋陣営は「1年とはいえ現職であり、自民公認。元市議会議長も務め、政治経験、実績がある。今後も県政とのパイプ役になる」と即戦力をアピール。石本陣営は「県北・松浦を豊かに!もっと元気に!」をキャッチフレーズに掲げ、地域のイベントや後援会の集まりに小まめに顔を出す“草の根選挙”で挑む。
 集票の原動力になる保守系の市議の支持も割れている。当選には最低でも6千票前後の得票が必要とみられ、両陣営とも「高いハードル」と危機感を漂わせる。
 鍵を握りそうなのが、保守票を奪い合う混戦となった昨年の補選で、最下位だった候補者が得票した約2300票の流れだが、「支持者が複雑に入り組んでおり、全く読めない」(関係者)。保守分裂の中、非自民を中心に投票率の低下も懸念され、両陣営は「とにかく地域をしっかり回って票を掘り起こすしかない」と躍起だ。=文中敬称略=

◎立候補予定者

 ▼松浦市区
高橋勝幸 69 自現(1)
石本政弘 64 無新

https://this.kiji.is/481279560937718881
迫る 県議選 平成最後の戦い・7 南島原市区(定数2) 無投票なら市初めて
2019/3/21 10:24
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 3期目を目指す中島浩介、前市議会議長で新人、中村一三の自民2人が出馬への準備を進めている。旧町合併で誕生した南島原市区では、過去3回の本選はいずれも選挙戦が繰り広げられた。無投票なら新市発足後、初めてになる。
 加津佐町を地盤とする中島は地元を中心にミニ集会を精力的に重ねるなどし、「基盤整備や後継者問題の対策など基幹産業である農漁業の支援が重要」と持論を展開する。2月に市議を辞職した中村は、現職の自民市議らと地元の南有馬町以外も奔走。旧町時代も含め議員経験は通算約22年だが、「あくまで新人。少子高齢化対策など県政の面から役に立ち、恩返ししたい」とし、浸透を急ぐ。=文中敬称略=

◎立候補予定者

 ▼南島原市区
中島浩介 52 自現(2)
中村一三 66 自新

https://this.kiji.is/481279565467599969
迫る 県議選 平成最後の戦い・7 雲仙市区(定数2) 3回連続で無投票か
2019/3/21 10:24
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 5期目を目指す徳永達也、3期目に挑む宅島寿一の自民現職2人が立候補を予定している。2人以外に目立った動きはなく、雲仙市区は前々回、前回に続き無投票の公算が大きくなっている。
 宅島は小浜町での9日の事務所開きで「ここで生まれてよかったと思える雲仙市に変えていく」と気勢。10日に国見町で事務所開きをした徳永も「人口減少対策として、農漁業の所得向上や観光振興に取り組む」と力を込めた。2人は県政報告会のほか、支持者回りで態勢固めを急いでおり、「選挙戦になるつもりで(告示)直前まで動く」と引き締めを図っている。=文中敬称略=

 ▼雲仙市区
徳永達也 59 自現(4)
宅島寿一 48 自現(2)

6874チバQ:2019/04/02(火) 23:06:36
https://this.kiji.is/481988971512120417
迫る 県議選 平成最後の戦い・8完 西彼杵郡区(定数2) 三つどもえの混戦か
2019/3/23 09:51
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 再選を狙う自民の山口経正と、自民新人の水口直喜、国民民主新人の饗庭敦子による三つどもえの戦いになりそうだ。「長与から2人、時津から1人」の構図は前回とは逆で、地盤や政党などの要因が複雑に絡む混戦が予想される。

 「今回は二つのマイナスがある」。前回、「長与から県議を」と訴えトップ当選した山口は2月上旬の事務所開きで、こう懸念を口にした。地元長与から自分以外に饗庭が、そして前回は自分を支援してくれた水口が時津から名乗りを上げたからだ。西彼杵郡区は前回、保守系が議席を独占したが、それまでは自民、民主(当時)が議席を分け合った経緯があり、「非自民の結集」も警戒する。県政報告会などを精力的に重ね、態勢固めに躍起だ。

 「時津から候補不在というわけにはいかない」。時津町議会議長を務めた水口は、同町出身で、今期で引退する自民、三好徳明の後継者探しが難航していると知り昨年末、出馬表明。自民への公認申請は地元ではなく、佐世保市内の支部を通じて出すなど、異例の経過をたどった。町シニアクラブ連合会などの推薦を受け地域を回り「出遅れた分、頑張らなければ」と浸透に懸命。自民時津支部は「特段の方針は立てていない」としており、自民票の行方は不透明感もはらむ。

 一方、非自民の議席奪還を狙う饗庭。2月下旬の事務所開きで「非自民としていろんな人に協力いただきたい」と呼び掛けた。連合長崎と立憲民主が推薦。ただスタートの遅れや知名度不足もあって後援会幹部も危機感を持つ。年末から両町の交差点数カ所で朝のつじ立ちを続け、女性票、無党派層の取り込みも視野に「悔いのない戦いをしたい」と準備を進める。=文中敬称略=

 ■立候補予定者

 ▼西彼杵郡区
山口経正 63 自現(1)
水口直喜 63 自新
饗庭敦子 56 国新

https://this.kiji.is/481989337199019105
迫る 県議選 平成最後の戦い・8完 南松浦郡区(定数1) 現職以外は動きなく
2019/3/23 09:52
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 自民の近藤智昭が再選を目指す。ほかに立候補の動きは見られない。

 元私立高教諭の近藤は前回、地元の自民関係者らの後押しを受け、無所属現職との一騎打ちを制した。漁協など支援団体も足掛かりに態勢を整える。2月の事務所開きでは雇用創出や交流人口拡大が喫緊の課題だとして「若者が戻ってくる島にしよう」と呼び掛けた。告示に向け、各種団体と意見交換の場を設けるなどし浸透を図る。=文中敬称略=

 ■立候補予定者

 ▼南松浦郡区
近藤智昭 62 自現(1)

6875チバQ:2019/04/02(火) 23:08:56
https://this.kiji.is/478722704394880097?c=174761113988793844
迫る 県議選 平成最後の戦い・2 佐世保市・北松浦郡区(定数9) 元衆院議員参戦で混沌
2019/3/14 09:28
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 「紆余(うよ)曲折あったが、原点に立ち返る。ともに頑張りましょう」。佐世保市議選に出る国民民主の現職が10日に開いた決起集会。応援弁士で登壇した元衆院議員の宮島大典はこう呼び掛けた。
 昨年9月に国民の県議、久野哲から後継の打診を受けたが、返事を保留。幅広い支持を得るため無所属での出馬を決意した。そこには「将来の市長選挑戦」という思惑があった。
 しかし民主党時代から宮島の国政選挙を支えた国民民主党県連は猛反発した。県議会では国民と社民でつくる会派「改革21」に入ることを約束して収拾。支持母体の連合長崎なども推薦を決めた。ただ、国民関係者からは「久野の後継者とは言えず、力が入らない」と感情的なしこりは残る。
 元国会議員のくら替えに、他陣営は「知名度は抜群だ」と口をそろえて警戒する。久野とともに国民の現有2議席を守る山田朋子は「支援者がかぶる」と困惑。協力労組の数を増やしたほか、参院選の党公認に内定した佐世保市出身候補とも連動する。
 社民の堤典子は、引退する党県連代表の吉村庄二から引き継ぐ地盤が一部重複する。出身の県教組や地元の世知原町などで票の上積みを狙う。
 宮島の影響はかつて在籍した自民にも及ぶ可能性がある。公認を受けた6人のうちの1人は「保守票も狙われる。7人目の自民候補だ」と競争の激化を予測する。
 加えて、二つに分裂した自民系会派の勢力争いも垣間見える。その“一端”とみられるのが山下博史の初参戦。地元の有力建設会社を中心に「無党派層を取り込む」と鼻息は荒い。
 企業や経済団体が下支えをする戦略が山下と重なるとみて、外間雅広も新たな票の掘り起こしに注力する。ただ、山下は外間と同じ第2会派「自民」に属するとみられ、「最後は2人に近い国会議員がうまく調整するのではないか」とある自民関係者は読む。
 こうした背景から、もう一つの最大会派「自民・県民会議」の現職も危機感は強い。今期議長を経験した田中愛国は足場の市南部で票固めを徹底。市北部を軸に漁業者やカトリック票に支えられる議長の溝口芙美雄は組織の引き締めを図る。旧北松地区の吉村洋は地元の保守系市議との連携を強化。当選12回を誇る宮内雪夫は後援会を基盤に経験と実績をアピールする。
 このほか、前回トップ当選した公明の宮本法広は創価学会票をベースに得票数の上乗せを目指す。共産は新人の安江綾子を擁立し、反保守勢力の受け皿として浸透を急ぐ。
 どの陣営も宮島の動きを意識した選挙戦となりそうだが、けん制する声もある。「どっちつかずの姿勢で、広く浅く知られていても票にはならない。そんなに県議選は甘くない」。票の流れは複雑化し、情勢は混沌(こんとん)としている。

◎立候補予定者

▼佐世保市・北松浦郡区
宮内雪夫 85 自現(12)
田中愛国 74 自現(6)
溝口芙美雄 71 自現(4)
外間雅広 60 自現(3)
吉村洋 62 自現(2)
山下博史 44 自新
山田朋子 46 国現(3)
宮本法広 46 公現(1)
安江綾子 42 共新
堤典子 61 社新
宮島大典 55 無元(1)

6876チバQ:2019/04/02(火) 23:11:22
https://this.kiji.is/481989212259058785?c=174761113988793844
迫る 県議選 平成最後の戦い・8完 西海市区(定数1) 5選目指し準備着々
2019/3/23 09:52
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 5期目を目指す自民の瀬川光之が着々と準備を進める。

 西海市内で今月、支援者約200人が集まった事務所開き。瀬川は「無投票」には触れず、地域高規格道路「西彼杵道路」の整備促進、人口減少対策など政策を訴え、陣営を引き締めた。積極的に地域行事を回る一方、自民県連副会長としてほかの選挙区の自民公認立候補予定者の支援にも奔走し、議席確保へてこ入れを図る。=文中敬称略=

 ■立候補予定者

 ▼西海市区
瀬川光之 57 自現(4)
https://this.kiji.is/480927723087365217?c=174761113988793844
迫る 県議選 平成最後の戦い・6 島原市区(定数2) 前回同様 三つどもえ
2019/3/20 16:15
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 3選を狙う山本由夫と、再選を目指す大場博文の自民2人に、前回の雪辱を誓う無所属元職、楠大典が挑む。三つどもえとなった4年前と同じ顔触れ。無投票の観測も流れていた中での楠の参戦に山本、大場の両陣営は「知名度や議員経験は抜群」と警戒する。
 「自民独占を許さない。県議会での議論を深めるためにも復活するしかない」。島原市内での毎朝のつじ立ちで、楠はそう訴えている。前回、自治体合併で定数2となった2007年以降、初めて自民が議席を独占した同市区。楠は「年齢的に再挑戦へ不安があった」と当初、別の候補者擁立の動きを待ったが具体化せず、昨年12月、出馬を決断した。立憲民主、国民民主、社民が推薦し、連合長崎などが支援。「2人を追う立場」と出遅れ挽回を急ぐ。
 混戦となった前回、トップ当選した山本は2月、他陣営に先駆けて事務所開き。自身が常議員を務める島原商工会議所の関係者や医師会、建設業協会など各種団体の代表らが出席し、気勢を上げた。態勢を整えつつも、「議員歴がまだまだ浅く、知名度は高くない」(山本)。後援会や、会社経営者として培った個人的つながりを生かし、基盤固めを進める。
 前回の初当選後も、市内で朝のつじ立ちを地道に重ねる大場は、後援会世話人を置く地区が増えるなど、態勢を徐々に拡大。地元回りに精を出し「この4年間、市民の声を聞き続けた」と自負するが、「ほかの2人が持つ組織力はない」(大場)。市議時代からの後援会を足掛かりに、“草の根”で浸透を図っている。=文中敬称略=

◎立候補予定者

 ▼島原市区
山本由夫 57 自現(2)
大場博文 53 自現(1)
楠大典 71 無元(3)

https://this.kiji.is/480547336688125025?c=174761113988793844
迫る 県議選 平成最後の戦い・5 五島市区(定数1) 現職と新人が一騎打ち
2019/3/19 10:143/20 11:52updated
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 5期目を目指す無所属現職の山田博司と、13年前の県議補選の雪辱を誓う自民新人の林睦浩の一騎打ちがほぼ確実な情勢。五島市内で開かれる行事で両者が相まみえる場面も増えるなど前哨戦が静かに熱を帯び、両陣営とも「厳しい戦いになる」と接戦を予想する。
 2月下旬。山田は集まった支持者を前に、こう強調した。「政治は自分の選挙区や離島のために、どれだけ動けるかだ」。念頭にあるのは、県議会主流会派や政権与党にいない中で政策が実現できるのか-との批判。それを打ち消すように、県議4期の「実績」を並べ立てた。
 2006年の県議補選で林に45票差で競り勝った後も、徹底して地域回りを継続してきた。今回も個人の知名度を生かした活動を展開する。陣営関係者は、相手の自民の組織力を意識し「『島民』対『党民』の戦いだ」と息巻く。
 一方、翌日に開かれた林陣営の集会。会場の前列の一角を自民、公明の市議団が固めた。演説をした陣営幹部は中央とのパイプを強調し、「国境離島新法や世界遺産登録のチャンスを生かせるのは林だ」と熱弁した。
 1月末に市議を辞職し、“背水の陣”で臨む林。自民候補に勝ち続ける山田に対抗しようと、組織だけに頼らず、若い世代に口コミで支持を広げる新たな手法で挑む。集会には青壮年層が「予想以上」に集まり一定の手応えも。ただ「現職の知名度にはまだ届いていない」と不安視する声もあり、浸透を急ぐ。=文中敬称略=

◎立候補予定者

 ▼五島市区
林睦浩 50 自新
山田博司 48 無現(4)

6877チバQ:2019/04/02(火) 23:11:57
https://this.kiji.is/485249745102849121?c=174761113988793844
激戦区を歩く 2019 県議選(1) 長崎市区(定数一四-17人)
2019/4/1 09:47
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 平成最後、そして夏の参院選の前哨戦でもある県議選は、無投票を除く9選挙区で激しいつばぜり合いが展開されている。いずれも各党の勢力争い、新人の参戦などで混戦模様だ。激戦の様子をリポートする。

 告示から最初の週末を迎えた30日、過熱する舌戦を尻目に、無投票当選した7選挙区の9人が自民県連で鳩首(きゅうしゅ)協議していた。

 議題は、選挙戦に突入した9選挙区の情勢分析と応援態勢。夏の参院選に向け、勢力伸長を図る自民は県都の長崎市区で現有5議席を上回る7人を擁立した。無党派層が多い同市区は自民にとって計算しづらく、弱点に挙げられる。それが“安倍1強”状態を背景に、攻めに出た。平成だけ見ても、同市区で自民が定数の半分も擁立したのは初めてだ。だが-。

 「無謀」「自民同士の票の奪い合い」-。候補者らからは共倒れの懸念が噴出する。分裂している県議会自民会派の勢力争いも絡み、“仁義なき戦い”の様相だ。地盤らしい地盤とする現職が不在の東長崎地区は草刈り場と化し、「回ろうとしても(別の自民会派の関係者から)横やりを入れられている」。複数の候補はこう漏らす。限られたパイの争奪戦に「全員の当選は厳しい」。関係者は口を真一文字に結んだ。
 「集まりが物足りない」。告示日にあった国民民主候補の個人演説会。空席が目立つ会場で、後継候補を支えるベテラン県議がぼやいた。

 野党分裂を経て迎える初めての統一地方選。参院選に向けて地方の足場を固めたいのは自民と同じだが、政党支持率は伸び悩み、野党第2党としての求心力は低迷している。攻めの自民とは対照的に、同市区での候補者擁立は現有3議席を割り込み、「2議席死守は至上命令」(県連幹部)だ。

 ただ、長年国会議員を輩出した三菱重工グループ労連長崎地区本部は4年前から千人余り組合員が目減り。新人候補の後援会員数は引退でバトンを渡す現職の7割にとどまっている。もう1人の候補も「前回選挙では1期目から2600票減らした」。党として、正念場の戦いに挑む。

 一方、初の議席獲得を目指す立憲民主も県連発足から半年で、「金も人もない」(関係者)状況だ。前回は別候補を支えた県職連合労組が今回、立民新人を支援するものの、「組織外候補で動きが鈍い」(同)。自らの動画を会員制交流サイト(SNS)で発信するなど無党派層への浸透に躍起だ。

 同市区での国民、立民の擁立数は計3人で前回の旧民主5人から減った。労組関係者は「不出馬2人の票を、それぞれがどこまで取り込めるかが焦点」と見る。

 公明、共産、社民、無所属の候補も懸命。当落線上に4、5人がひしめき合っているとみられ、県都の議席を巡り熱い火花が散る。

 ■立候補者 
(届け出順)
浅田眞澄美 52 自現 (3)
前田哲也 55 自現 (2)
浦川基継 46 自新 
坂本浩 60 社現 (1)
原拓也 50 無新 
中村泰輔 38 国新 
下条博文 43 自新 
麻生隆 64 公現 (1)
深堀浩 53 国現 (2)
堀江ひとみ 60 共現 (3)
中山功 70 無現 (5)
赤木幸仁 34 立新 
江真奈美 52 自現 (2)
川崎祥司 56 公現 (2)
久保田将誠 47 自新 
野本三雄 81 自現 (6)
有川好彦 56 無新

6878チバQ:2019/04/03(水) 15:02:00
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/fukuoka_prefecture_election/article/499385/
現職相乗り野党ジレンマ 福岡知事選 陣営主導は自民議員
2019年04月03日 06時00分
自民と野党双方の支援組織ののぼり旗が掲げられた福岡県知事選の無所属現職の総決起大会=2日午後、福岡市・天神
自民と野党双方の支援組織ののぼり旗が掲げられた福岡県知事選の無所属現職の総決起大会=2日午後、福岡市・天神
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 自民党分裂選挙となった福岡県知事選(7日投開票)では、自民推薦を得られなかった無所属現職の陣営に、立憲民主や国民民主の野党勢が事実上相乗りし、「呉越同舟」の様相となっている。現職陣営は「後ろ盾」となっている複数の自民国会議員らが選挙戦を仕切っていることから、野党側にはジレンマもつきまとう。ただ、夏の参院選を見据える野党には、知名度ある現職との共闘で同日投票される県議選や福岡市議選を有利に運び、地方組織の強化につなげたいとの思惑ものぞく。

 2日夕、福岡市・天神の公園。現職の総決起大会には、自民の友好団体と立民や国民を支持する労働組合ののぼり旗が一堂に会し、参加者を取り囲んだ。

 現職は自民推薦に漏れた後、外形上「野党候補」になる懸念から、主要各党に出していた推薦願をすべて撤回し、既に決まっていた立民の推薦も辞退した。幅広い支持の取り込みを狙う陣営は、超党派の支援組織を設立。世話人には公明支持母体の創価学会や、立民、国民の支援組織である連合福岡が名を連ねた。

 ただ、陣営は自民関係者が主導。自民議員のみの発言が予定されていた集会に連合が反発し、野党議員にもマイクを握らせるよう求めるなど、陣営内ではさや当てが繰り広げられている。自民議員の支援が得られない地域での動員などを担う連合。関係者は「こちらから何をするとは言わない。頼まれたことをするのに徹してきた。自民に利用され、あり地獄にはまるわけにはいかない」とジレンマを口にする。

 ただ、「自民1強」への有効な対抗策が見いだせない野党にとって、現職知事の高い知名度は魅力だ。

 立民は一度、現職推薦を決めた経緯もあり、3月31日、4月1日と相次いで福岡市内で現職の演説会を開催し、県議選、福岡市議選の候補や参院選の候補予定者も顔をそろえ、有権者に良好な関係をアピール。立民関係者は「現職人気の波に乗らない手はない」と相乗効果に期待を寄せる。

 事実上の自主投票で知事選に臨む国民も、県議選候補の多くが現職支持に回る。現職の集会で、自民国会議員と壇上に並んだ国民推薦の県議選候補は「同じ候補者を応援するとは」と戸惑いも見せた。

 「党支持率が低迷する中、党の看板だけでは戦えない。今は自分の選挙が最優先だ」。国民候補の陣営幹部は、自民分裂に巻き込まれる形で現職を支えている現状に複雑な表情を見せた。

=2019/04/03付 西日本新聞朝刊=

6879チバQ:2019/04/04(木) 13:05:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190403-00000036-san-l40
福岡知事選 与野党の参院議員、対照的な動き 「雲隠れ」「便乗戦法」
4/4(木) 7:55配信 産経新聞
 7日投開票の福岡県知事選で、夏の参院選に出馬する与野党の参院議員が、対照的な動きを見せる。自民党の松山政司氏は、党が推薦する新人候補の選対幹部でありながら、表舞台にほとんど姿を現さない。自民分裂によって、党と所属派閥の板挟みとなっているからだ。立憲民主党の野田国義氏は、現職候補の集会にこまめに顔を出し、自身をアピールする「便乗戦法」をとる。 (九州総局 小沢慶太)

                   ◇

 知事選が告示された3月21日。自民推薦の新人が福岡市中央区で開いた出陣式で、松山氏は麻生太郎副総理兼財務相らとともに壇上に並んだ。北九州市の出陣式にも出席した。だが、どちらの集会でもマイクは握らなかった。

 それっきり、松山氏の姿は知事選から消えた。3月31日と4月1日にそれぞれ、福岡市と北九州市であった新人の大規模集会にも姿を見せなかった。自民関係者は「雲隠れだ」と吐き捨てる。

 各党は統一地方選を参院選の前哨戦と位置づける。それでも松山氏は、姿を見せられない。

 松山氏は岸田派に所属する。かつての領袖として、今も派閥に強い影響力を持つ古賀誠元幹事長は、知事選で現職支持に回った。県内の岸田派衆院議員2人もこれに同調し、現職支持を表明した。

 一方、党の推薦はあくまで新人候補だ。新人擁立を主導した麻生氏は2月上旬、岸田派会長の岸田文雄政調会長に、知事選での協力を依頼した。

 関係者によると、麻生氏らは松山氏に、新人候補の選対幹部に加わるよう要請した。これに松山氏は「逃げ回っている」(自民県連幹部)状態が続いた。

 最終的に衆院11区選対本部長に就いたが、松山氏が承諾したのは告示のほぼ1週間前だった。

 参院選や派閥を考えれば、古賀氏とも、麻生氏とも敵対したくない。そんな計算が見え隠れする。

 自民国会議員は「これだけ真っ二つに割れた中で、自分の選挙を考えると、なかなか表には出にくい」と漏らした。

                × × × 

 立民の野田氏は、現職の集会に積極的に顔を出し、参院選に向けた活動にいそしむ。

 3月21日の告示日には、福岡、北九州、久留米の3市すべてに同行し、「圧倒的勝利で3期目を実現しようではありませんか」と声を張り上げた。

 4月2日、福岡市中央区で開かれた集会では、マイクを握る予定もないのに、わざわざ駆けつけ、陣営関係者とにこやかに言葉を交わした。

 知事選で立民は、一度は現職推薦を決めた。だが、現職サイドが「野党系候補」と見られることを嫌い、すべての党への推薦願を取り下げた。

 それでも立民は、現職支援で動く。実績を評価した上での決定だと強調するが、党の支持率が伸び悩む中、自前候補を立てる力はないのが実情だ。

 立民は、参院選での実動部隊となる地方議員の拡大が課題で、知事選と同日にある県議選(定数87)、福岡市議選(定数62)に注力する。それでも擁立できた候補は県議6人、同市議7人で、自民と正面から対抗できる規模ではない。

 野田氏の行動には、知名度のある現職の選挙運動に乗っかり、参院選での議席確保につなげたいという意図が透けてみえる。立民県連代表の山内康一衆院議員は「知事選で自民の推薦候補が敗れれば、全国的な影響も大きい。参院選にもプラスになる」と語った。

                × × × 

 参院選福岡選挙区の改選数は3だ。公明党が擁立する新人、下野六太氏は3月末、田川市で開かれた現職の集会で登壇し、参院選候補として紹介を受けるなど、知名度アップを図る。

 共産党の新人、河野祥子氏は、知事選の共産推薦の新人と連携した活動を展開している。

6880チバQ:2019/04/04(木) 20:11:07
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_fukuoka/article/499698/
飯塚市議選名乗り最多 「刷新」訴える新人目立つ 旧市町の枠超えた激戦に
2019年04月04日 06時00分
定数28を超える陣営が参加した飯塚市議選の立候補予定者説明会=2月26日
定数28を超える陣営が参加した飯塚市議選の立候補予定者説明会=2月26日
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 全国的に地方議員のなり手不足が課題となる中、統一地方選で実施される飯塚市議選(14日告示、21日投開票)はこれまでにない激戦となりそうだ。西日本新聞の集計では、現職25人、元職2人、新人9人の計36人が立候補を予定(3日現在)。定数が28となった2011年以降では最多の立候補者数となる見通しだ。

 特徴の一つが、新人の多さだ。男性7人、女性2人が立候補に向け準備を進める。新人の立候補は前々回が5人、前回が10人。ある新人は庁舎や体育館、市地方卸売市場など建設ラッシュを疑問視し、「本当に必要なのかを含めて議会のチェックが甘い。執行部に意見できる議員が必要だ」と話す。

 福祉や防災、農業など具体的な政策を掲げる新人が目立ち、多くの新人、元職が「刷新」を訴える。これに対し、ある現職は「経験を市政に生かしたい。ベテランだからこそやれることがある」と強調する。

 06年に1市4町が合併し誕生した飯塚市。11年選挙までは旧市町ごとに選挙区を置いたが、前回選挙から市全域の1選挙区に統合。立候補者は旧市、旧町の枠組みを超えて支持を訴えなければならなくなった。

 有権者が少ない旧町部には危機感が強い。旧町部のある現職は「前回選挙は票の奪い合いが激しかった。地元だけには頼れない。人口が多い旧飯塚市で支持を広げないといけない」と話す。ある新人は、現職が引退を表明した後、住民から「地域から議員をなくす訳にはいかない」と言われたという。「人が減り、にぎわいがなくなった。旧飯塚市と旧町で格差が広がっている。地域の声を届けながら、飯塚全体の発展を目指したい」

 立候補予定者を旧1市4町別に分けると、住所を明らかにしていない1人を除き、旧飯塚市20人、旧穂波町8人、旧筑穂町2人、旧庄内町3人、旧頴田町2人。党派別の内訳は、国民民主党3人、公明党4人、共産党2人、無所属27人となっている。

 30代の会社社長は「市議として何をしたか、これから何をするかを具体的に聞きたい。インターネットや街頭で、積極的に情報発信してほしい」と注文する。

=2019/04/04付 西日本新聞朝刊=

6881チバQ:2019/04/04(木) 20:11:39
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_fukuoka/article/499697/
「選挙後」占う三つの議席数 自民分裂、知事選の余波受ける県議選
2019年04月04日 06時00分

 知事選と同じ7日に投開票される県議選(定数87)。すでに無投票で31議席は埋まり、残り56議席を巡って激しい選挙戦が展開されている。自民分裂構図となった知事選の余波もあり、結果次第では選挙後の会派構成が大きく変わる可能性がある。焦点となる議席数を展望した。

「44」主導権を握る過半数

 今回の県議選から定数が1増の87となった県議会の過半数は44議席。1995年以降、最大会派の自民党県議団を中心に、主要会派による「オール与党」態勢が続いてきたが、自民分裂構図の知事選を受け、改選後は議会運営の主導権を握れる44議席の確保を巡って、会派間の攻防が激しさを増しそうだ。

 単独過半数を確保できる可能性があるのは、公認候補46人を擁立した自民のみ。無投票で既に現職17人が議席を得ており、選挙戦に突入した29人のうち27人が当選すれば、44議席を手にすることになる。ただ、県連幹部によると、公認候補が劣勢に立つ選挙区が複数あり、単独過半数は厳しい情勢とみられる。

 現職知事が当選した場合、対抗勢力に回った自民党県議団は「県政野党」になることから、過半数の確保はこれまで以上に重い意味を持つ。自民党県議団は過半数割れした場合、友好会派の緑友会との統一会派も視野に入れるほか、知事選に事実上の自主投票で臨む国民民主党の議員らとの連携を探るとみられる。

「5」交渉会派獲得ライン

 県議会では、5人以上の議員で構成する会派を「交渉会派」と呼んでいる。交渉会派になると、定例会のたびに代表質問をする権利が得られ、議会のさまざまな取り決めを話し合う代表者会議にも出席することが可能になる。

 現在の交渉会派は、自民党県議団、国民民主党・県政県議団、公明党、緑友会の4会派だが、議会関係者は「選挙後に増えるのではないか」と予想する。

 知事選での現職支持を表明して自民公認を取り消された福岡市中央区と城南区の無所属現職は、当選した場合、新会派を結成するとみられる。その他の地域で自民現職と争う複数の無所属候補も、勝ち上がれば新会派入りする可能性がある。現職知事が当選した場合、新会派は「県政与党」となり、所属議員数は最大で5を超えそうだ。

 現有2議席の共産党はすでに無投票で1議席を確保。地盤とする北九州市の選挙区で、現職2人や新人が勝利を重ねれば5議席に届くこともありそうだ。

 統一地方選に初挑戦する立憲民主党も無投票で現職が2議席を確保。新人3人が当選すれば、国民民主と組んでいる会派から独立することも想定される。

「10」女性議員最多なるか

 候補者数が男女均等となることを目指す「政治分野の男女共同参画推進法」の施行後、初の県議選となった今回は、女性が10議席を獲得し、過去最多を更新できるかも焦点だ。

 前回2015年県議選は、女性候補14人のうち過去最多の9人が当選。9人の所属会派は自民党県議団2人(うち1人は任期途中で宗像市長に転身)、国民民主党・県政県議団4人、公明党1人、共産党2人。

 今回は前回より2人少ない12人(現職7人、新人5人)が、45選挙区のうち12区に立候補。党派別内訳は自民1人、立憲民主3人、国民2人、共産3人、無所属3人。すでに3人(立民2人、共産1人)が無投票で当選を果たし、残り9人のうち7人が当選すれば10議席に到達する。

 福岡市の市民団体でつくる女性向け政治スクール関係者は「女性議員が一定数になれば、男性の視点では見過ごされていた行政課題を掘り起こしやすくなり、政策の幅も広がるはずだ」と指摘する。

=2019/04/04付 西日本新聞朝刊=

6882チバQ:2019/04/04(木) 20:13:00
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_nagasaki/article/498590/
県議選注目区ルポ(1)長崎市区 選挙後へ主要6党攻防
2019年03月31日 06時00分
諏訪神社前の交差点で行き交うドライバーに頭を下げる候補者=30日、長崎市
諏訪神社前の交差点で行き交うドライバーに頭を下げる候補者=30日、長崎市
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 主要6政党の公認候補が出そろった長崎市区。告示日の29日朝、県庁前で労組員がビラを配っていた。定数14の県議選について「上位11人は『指定席』で、残り3議席を6人で争う団子状態」と情勢報告し、推薦する立民新人の支持を呼び掛ける内容。「労組で5千票の上積みが必要」と危機感をあおる記述は生々しい。

 野党再編後、立民にとって初めて挑む県議選。世代交代を訴えるこの新人を県議会に送り込み「くさびを打ち込みたい」と党関係者は息巻く。31日には知名度が高い川田龍平参院議員を応援演説に招き、党勢拡大への弾みにする考えだ。

 「私に仕事をさせてください!」。汗ばむ陽気となった30日、国民新人が諏訪神社に近い新大工町商店街で商店主や買い物客に声を掛けていた。高齢の買い物客が目立ち、古い市場は空きスペースが目立つ。

 現職と新人の2人が立つ国民。党所属の西岡秀子衆院議員(長崎1区)の支援も念頭に「必ず当選させる」と県連幹部は強気を崩さない。視線の先に、候補者擁立を予定する夏の参院選がある。

 旧民進が分裂して生まれた立民と国民。参院選を見据え、他の選挙区では相互に“推薦”する事実上の共闘が成立したが「長崎市区は割り切って戦う」と判断し、それぞれ県都での議席を目指す。

 共産と社民は、それぞれ現職1人が議席を守るために奔走。前回、2人で計2万4千票を集めた公明も同じ顔ぶれで挑む。

   ◆    ◆

 迎え撃つ自民は、県議会46議席の3分の2を占めるが、公認を6人増の35人として、さらなる勢力拡大をもくろむ。長崎市区では前回と前々回、候補者数は旧民主と同数だった。今回は2人増の7人で、立民と国民を合わせた3人を上回る。自民関係者は「野党が弱っている時がチャンス」と話す。

 30日の新大工町商店街には50代の自民現職1人も姿を現した。同じ党の候補が増えた状況に危機感を募らせつつも、目の前を横切る国民新人を激励した上で毅然(きぜん)と声を張り上げた。「ぶれずに県民優位で活動してきた。確かなる実績を持って挑んでいきたい」

 非自民の陣営は「自民候補の“乱立”による保守票の分散」を期待するが、自民新人の1人はこう切り返す。「彼らの支持基盤である労組票も減っているのでお互いさま。どれだけ地域に根ざしているかが大切だ」

 公認候補が増えた背景には、選挙後の勢力争いも見え隠れする。現在の自民県議は、無所属を含めた「自民・県民会議」(20人)と「自民」(13人)に会派が分かれる。「(議長選出などの)主導権を握るため、お互いに勢力を増やしたいんだよ」と党関係者は解説する。長崎市区で独自の戦いを続ける無所属3候補の動向にも注目が集まる。

=2019/03/31付 西日本新聞朝刊=

6883チバQ:2019/04/04(木) 20:13:24
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_nagasaki/article/498792/
県議選注目区ルポ(2)西彼杵郡区 三者三様に懸念抱え、2町内で駆け引き
2019年04月01日 06時00分
公園で花見客の手を握り、支持を訴える候補者=31日午後、長与町
公園で花見客の手を握り、支持を訴える候補者=31日午後、長与町
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 2議席を巡り、2007年と11年は自民と非自民が議席を分け、15年は保守系が独占した西彼杵郡区。今回は自民の現職と新人、国民新人の3人が、同じ政党や町内で駆け引きを繰り広げている。

 3月29日の出陣式。自民新人の水口直喜は同じ時津町出身で、今期限りで引退する県議三好徳明の功績を強調した。「7期にわたり県政とのパイプをつないでいただいた」。ベテランから議席を受け継ぐ覚悟を示してみせたが、そこに三好の姿はなかった。

 水口は時津町議時代から三好と距離を置いていた。三好が後継者選びに苦慮していることを知り、昨年末に立候補を表明したが、自民公認の申請は佐世保市の支部を経由する異例の道筋をたどった。

 陣営幹部は三好票の行方に気をもむ。「行き着く先は水口であってほしい」。三好の支持者は「どんな経緯があったとしても、地元から県議が出てもらわんばやっけんね」と時津がまとまることを期待する。

 西彼杵郡区は時津、長与の2町。地元をどれだけ押さえられるかが鍵になる。時津町よりも人口が1万人以上多い長与町では、元町議の2人が争う。

 選挙期間で唯一の日曜となった31日。桜がほぼ満開となった長与町の公園に、自民現職の山口経正が姿を見せた。「2度目の挑戦。故郷づくりのために力を貸してください」。地元自治会主催の花見に集まった人たちに頭を下げた。

 山口と入れ替わるように花見客と握手をして回ったのは国民新人の饗庭敦子。「働く人の立場に立った政治を進めていきたい」とアピールした。

 「長与から県議を」を合言葉に、前回は三好を上回る1万1318票を得て初当選した山口。当時は長与出身の県議の不在が追い風になったが、今回は饗庭の参戦で「厳しい戦い」と気を引き締める。陣営は長与町の票が分散することが気掛かりだ。

 山口にはもう一つ懸念材料がある。かつて隣町の議長同士で、前回は支援をしてくれた水口がライバルとなったことだ。「前回は水口の票がなければ1万票の大台には乗れなかった」。陣営幹部の表情は渋い。

 両町は三菱重工の労働組合員が多く、労組票が底堅い。16年の参院選では、民進(当時)の西岡秀子が自民の金子原二郎を上回る票を獲得。国民は次の参院選や衆院選を見据え、長崎1区の衆院議員となった西岡と饗庭の連携も計画する。

 饗庭は自民2人に比べると、知名度不足や出遅れは否めない。「女性県議を増やすためにも、何としても押し上げたい」と後援会幹部。非自民と女性を前面に出し、前回失った議席奪還を目指す。 =敬称略

=2019/04/01付 西日本新聞朝刊=

6884チバQ:2019/04/04(木) 20:13:49
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_nagasaki/article/499064/
県議選注目区ルポ(3)対馬市区 現職に3新人挑む 五島市区 13年前の激戦再現か
2019年04月02日 06時00分
対馬市役所前でマイクを握り、支持を訴える候補者
対馬市役所前でマイクを握り、支持を訴える候補者
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 対馬市区は前回の無投票から一転、現職に政治経験がある新人3人が挑む激戦となった。いずれも大票田の厳原町が地盤で、離島振興などを巡る舌戦が熱を帯びる。

 5期目を目指す自民現職の坂本智徳は政権党の公認である立場を強調。幅広い離島支援メニューが盛り込まれた国境離島新法に関し「さらに使い勝手のいい法律にしたい。新法は時限立法で(与党に)継続を要望できるのは私しかいない」と力説している。

 3新人は、県議会における対馬の1議席の「刷新」を求める形で、相次いで名乗りを上げた。

 船越洋一は市議任期を2年余り残して出馬。自民党籍があり、保守系市議の一部も支援に回る。街頭では「対馬空港の滑走路延長など、市民の声を県政に伝えるパイプ役として働かせてほしい」と訴える。

 市長を2期8年務めた財部能成は、市長時代の実績もアピール。島の狭い路地まで選挙カーを走らせ「市民不在の政治を取り戻す」「市民に寄り添うのが政治。対馬に新風を」と声を張り上げている。

 元市議の入江有紀は新人の中でいち早く立候補の意思を表明、活動を展開してきた。医療福祉の充実なども掲げ「地域の声を届けます」と、支持拡大を図っている。 =敬称略

   ◇   ◇

 五島市区は2006年の県議補欠選挙で、45票差の大激戦を演じた無所属現職の山田博司と自民新人林睦浩が、再びぶつかる。両陣営は「今回も大接戦になるのは間違いない」と口をそろえる。

 五島市はもともと保守が強い土地柄。民主党による政権交代が実現した09年の衆院選でも自民候補が民主候補を得票で上回った。以降の国政選挙も同様だ。

 だが、県議選では現職が06年に初当選して以来、自民に連勝。山田は「年間300回の街頭演説を続け、開いた県政報告会はここ4年で200回。誰よりも地元を回り、住民の声を直接くみ取ってきた」と語る。

 1月末に市議を辞し、13年前の補選の雪辱を期す林。2度目となる県議選ではあいさつ回りで精力的に島内に足を運んだと自負。「県政と国政、県政と市政をつなぐのが県議の役割。パイプ役は自民候補者にしかできない。自民県議を望む声を多く聞く」と手応えを口にする。出陣式には野口市太郎市長や、自民や公明の市議団も顔をそろえた。

 山田に関しては昨年9月、「次期衆院選に出馬意向」との一部報道があった。林陣営の幹部は「県議を踏み台に考えているのではないか」と批判材料にしているが、山田陣営は「目の前の選挙に集中する」とだけ語る。 =敬称略

=2019/04/02付 西日本新聞朝刊=

6885チバQ:2019/04/04(木) 20:14:06
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_nagasaki/article/499375/
県議選注目区ルポ(4)大村市区 保守票争奪、市長も参戦
2019年04月03日 06時00分
県内有数の激戦となった大村市区。支持者の拳にも力がこもる
県内有数の激戦となった大村市区。支持者の拳にも力がこもる
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 新元号「令和」が発表された1日夜、大村市松原本町の八幡神社社務所。個人演説会を開いた自民現職、里脇清隆は声を張り上げた。

 「今の私は新人2人と3番目を争っている状況だ。この議席を譲るわけにはいかない」

 自民が定数と同じ現職の里脇、松本洋介に加えて新人の北村貴寿の3人を擁立し、無所属現職の小林克敏と保守票の激しい争奪戦を繰り広げる大村市区。これに非自民票の掘り起こしを狙う立民新人の牧山大和が絡み、選挙戦の行方は混沌(こんとん)としたまま中盤を迎えた。

 県議や大村市長を務めた父から受け継ぐ強固な後援会に支えられる松本も意識せざるを得ない。「自民公認、政治経験、若さの三つを兼ね備えているのは私だけ」。松本は個人演説会で他の候補との違いをそう強調する。

 昨年の県議補欠選挙で松本と戦った北村は「毎日街頭に立ってきた。この戦いに必ず勝って皆さんの手足となって働きたい」。演説会の入り口には「自民党」ののぼり。北村を支援する自民市議は強調した。「新人なのに党公認は異例。彼のまじめな活動が評価されたからだ」-。

 自民が3人を公認した背景には、大村市を地盤とし、小林と政治的な対立関係にある衆院議員、谷川弥一の意向があったとされる。谷川は県議選告示日に自民3陣営の事務所を回り、激励した。ただ、谷川後援会は「自民が3人もいるので今はまとまっては動けない」(幹部)。医師会など自民支持団体も分裂し、3陣営からは「演説会の参加を呼び掛けても思ったより集まらない」と焦りの声も漏れる。

 候補者5人がポスターなどに使用するイメージカラーは、強固な後援会組織を持つ松本、小林の赤色に対し、里脇、北村、牧山は青色。このため「青組の3番手争い」ともささやかれる選挙戦で、注目を集めているのが小林と市長園田裕史の“蜜月ぶり”だ。

 告示日、園田は商店街であった小林の出陣式に駆け付け「ぶっちぎりで1番を」と声を張った。「ここまで応援してくれる市長に恥をかかせるわけにはいかない」と小林。選挙期間中に予定する個人演説会の日程は園田のスケジュールに合わせた。

 園田は「他の候補から応援依頼はない」と言うが、市幹部は「市長が特定の候補に肩入れすると職員が仕事をしにくくなる」と戸惑う。

 「自民を敵に回すとは、いい度胸だ」と谷川。大村市では統一地方選後半で市議選、夏に参院選、10月には市長選を迎える。複雑に絡み合った構図がどのような余波を広げるのか見通せないまま、県内有数の激戦区は日増しに熱を帯びる。 =敬称略

=2019/04/03付 西日本新聞朝刊=

6886チバQ:2019/04/04(木) 20:14:31
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_nagasaki/article/499702/
県議選注目区ルポ(5)佐世保市・北松浦郡区 異口同音「情勢読めない」
2019年04月04日06時00分 (更新 04月04日 07時01分)
佐世保市で支持者に頭を下げる候補者。選挙情勢は不透明さを増している
佐世保市で支持者に頭を下げる候補者。選挙情勢は不透明さを増している
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 連合長崎にとって、異例の選挙戦初日となった。佐世保市・北松浦郡区のポスター掲示板は約730カ所。そこへ組合員が候補者3人分のポスターをまとめて貼って回った。

 国民現職の山田朋子、無所属元職の宮島大典、社民新人の堤典子。3人は連合の推薦候補だが、ポスターは事務所ごとに貼るのが一般的。今回はなぜ-。

 「全員当選に向けて一体感を強めるため」。連合長崎佐世保地域協議会事務局長の鴨川博明はきっぱりと答えた。自身も佐世保市大塔地区へ出向き、金属製の留め具や両面テープで3人のポスターを固定した。

 かつてない支援は危機感の表れでもある。

 佐世保市・北松浦郡区の連合支援候補は前々回、前回と続けて現職が3議席を維持した。9議席を11人で争う今回は国民の久野哲、社民の吉村庄二が引退。それぞれ宮島、堤に後を託すが不安要素を抱える。

 元衆院議員の宮島は、知名度は高いが「政党が前面に出る衆院選と県議選は戦い方が全く違う」と陣営。堤は長崎市で長く活動していたため、佐世保市職労出身の吉村ほどの知名度がない。山田も「過去3回の選挙は私が唯一の女性候補だったが、今回は3人いる」と厳しい戦いを強調する。

 連合長崎は宮島に佐世保重工業(SSK)の基幹労連、堤に自治労や教組、山田に全駐労や日本郵政労組などを割り当てたが、鴨川は「前回までと違って票読みができない」とこぼす。

 連合長崎の悩みは、現職5人に新人1人を加え、勢力拡大をうかがう自民の党内争いも影響している。

 ベテランが多い自民現職は、地域や支援組織のすみ分けがある程度はできていた。田中愛国は佐世保市の南部、溝口芙美雄は相浦地区や漁協、吉村洋は旧北松浦郡。外間雅広は市中心部に拠点を置き、当選12回の宮内雪夫は福祉関連などに安定した基盤を持つ。

 そこへ参戦したのが元建設会社役員の山下博史。告示前の決起集会は建設、福祉の関係者ら約800人を集めた。出陣式で「頑張ろう」の音頭を取ったのは元青年会議所理事長。保守票を巡る攻防が火ぶたを切ったことを印象づけた。

 ある現職は党内の他陣営に配慮し、地元周辺だけで運動してきたが「こっちに来ている人がいる」と陣営関係者。「前回手伝ってくれた人がよそのスタッフになっていた」と眉をひそめる陣営もある。

 元自民の宮島は保守票が見込める。「自民から落選が出てもおかしくない」。危機意識は自民にもある。議長経験者は「(当選圏外の)2人に入らないようにする」と出陣式で発言し、支援者を引き締めた。

 各陣営が情勢の不確かさを異口同音に語る中、前回トップ当選した公明現職の宮本法広は組織票固めを進める。共産新人の安江綾子は候補者の中で最も若いこともアピールし、非自民票を取り込む。 =敬称略

 =おわり

=2019/04/04付 西日本新聞朝刊=

6887チバQ:2019/04/04(木) 20:16:21
https://this.kiji.is/485981804685935713?c=174761113988793844
激戦区を歩く 2019 県議選(3) 五島市区(定数一-2人)
2019/4/3 10:114/4 11:55updated
©株式会社長崎新聞社
長崎県内で唯一、自民の現職県議がいない五島市区。“空白地帯”となって13年になる。端緒となった2006年の県議補選を争った2人が今回、因縁の激しい一騎打ちを演じている。
 「最初の選挙を考えてください。当時いた市会議員が、今はいません」。告示日の3月29日、無所属現職の山田博司候補の出陣式。後援会長が支持者を前に危機感をあらわにした。前回まで山田陣営で動いた市議数人が、「いろいろな主義主張」(同陣営)から今回は離れたからだ。集票や動員への影響が避けられないとの見方もある。
 だが、後援会長は続けた。「マイナスのスタートだが気持ちを一つにすれば勝てる」。“逆境”をはね返せとばかりに、支持者からは熱のこもった拍手が湧いた。山田候補の強みは、地道な地域回りに裏打ちされた強固な個人票。本人も「今では小中学生から要望を受ける」と、県議4期で築いた実績と知名度の高さに揺るぎない自信を見せる。
 昨秋、次期衆院選への出馬意向を表明した山田候補。支持者からは県議選への戸惑いも聞かれ、陣営は後援会幹部らを集めて「県議選に全力を挙げる」と火消しに躍起になった。内部には「県議選前に表明したのはまずい」と不安視する声もあるが、山田候補は「(地域を)回って影響は感じない」と一蹴する。
 一方、雪辱を誓う自民新人の林睦浩候補。街頭演説で、応援に駆け付けた金子原二郎参院議員と野口市太郎市長の間に立ち、自らに言い聞かせるように力を込めた。「国と市、この真ん中に自民県議がいなければいけないんです」。13年前に自身が45票差で敗れて以来、これまで県議選のたびに、挙党態勢で臨みながら、自民候補が苦杯をなめ続けてきたことへの負い目がある。地元出身の谷川弥一衆院議員は「ずっと五島のためにやってきたが、なぜか4回も足を払われた」とぼやく。
 今回、林陣営が度々強調するのは政権与党との「パイプ」復活だ。17年施行の国境離島新法による運賃低廉化など、自民政治の“恩恵”とその継続を訴える。市議も経験し、13年前とは知名度も異なる。
 それでも厳しい状況は変わらない。今回も自公の友好市議団が支えるが、ある市議は「支持者から『市議はあんたでも、県議は違う』と言われる」と明かす。自民や支持団体が持つ票の行方が不透明な中、林候補は「同じ過ちは許されない」として組織戦に加え、若手・中堅による草の根での支持拡大にも力を注ぐ。
 続投か、雪辱か-。両陣営が有権者の動きを読み切れぬまま、1票を懸けた激しい戦いが続いている。

◎立候補者 

(届け出順)
山田博司 48 無現 (4)
林睦浩 50 自新

6888チバQ:2019/04/04(木) 20:17:03
https://this.kiji.is/486359663232025697?c=174761113988793844
激戦区を歩く 2019 県議選(4) 対馬市区(定数一-4人)
2019/4/4 16:00
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「4人の中で直接、国会議員に話を通せるのは私だけ。力を貸してください。当選させてください」-。
 告示翌日の3月30日、自民現職の坂本智徳候補は対馬市内の漁協前で街頭演説し、政権与党の国会議員とのパイプを強調しながら支持を訴えた。
 前回、無投票当選だった坂本候補にとって8年ぶりの選挙戦。元市議の船越洋一、元市長の財部能成、元市議の入江有紀の無所属新人3候補が挑む。組織戦の現職に対し、“草の根”選挙の3新人。いずれも大票田の厳原町を地盤とする政治経験者で、支持層や保守分裂などさまざまな要素が複雑に絡む。
 「当落は100票か200票差になるかも分からん」。3月23日、坂本陣営が業界団体を個別に集めた会合で、谷川弥一衆院議員はこうハッパを掛けた。漁協関係者には各漁協の推薦状況を聞き取り、他候補にも推薦状を出している漁協には「まだ間に合う。負けたらしこりが残る」と坂本候補への一本化を迫った。
 票固めを急ぐ現職。だが、足元は盤石ではない。ある漁協組合長は「漁師は一人親方。推薦しても指示通りに投票するのは6割くらい」。建設業関係者も「業界も一枚岩というわけではない」と明かす。
 こうした現職に対し、元市長の知名度で間隙(かんげき)を突こうとしているのが財部陣営だ。マグロの漁獲規制問題を絡めながら「対馬のための行動を起こせていない」と現職批判を展開し、漁業者票の切り崩しに躍起。だが、懸念材料は、過去の自身の選挙で大きく減らした得票数だ。2008年の市長選は1万5千票超で初当選したものの、再選を果たした12年の選挙では約1万票に落ちた。加えて今回、当時の一部支援者が他候補の支援に回る。
 一方、自民党員の船越候補は複数の市議の支援を取り付け、“保守分裂”の様相もはらむ。告示日の街頭演説では「私も谷川議員とは長い付き合い」「私が国、県とのパイプをつくり、話を持っていく」と坂本陣営を意識した発言が飛び出した。「自民公認の現職との戦い方は熟知している」と強気の姿勢だが、島中部の足掛かりが弱く、浸透に課題も残る。
 入江候補は「組織ではなく、女性や若者の支持を呼び掛けたい」として、島内をくまなく巡回。医療や福祉の充実を説いている。
 坂本陣営が組織戦を展開する中、ある新人陣営の幹部はこう見ている。「反坂本票が結集するか、分散してしまうか。それで勝負が決まる」。情勢は混戦模様のまま、終盤戦に入った。

◎立候補者 

(届け出順)
船越洋一 73 無新 
坂本智徳 65 自現 (4)
財部能成 61 無新 
入江有紀 76 無新

6889 チバQ:2019/04/04(木) 21:58:46
898 チバQ 2019/04/04(木) 20:17:41
https://this.kiji.is/486355904273106017?c=174761113988793844
夏の決戦にらみ 三者三様 長崎県議選 貢献度に不満の声も
参院選出馬予定の3氏

2019/4/4 16:00 今夏の参院選の前哨戦に位置付けられている統一地方選。参院選長崎選挙区(改選1)には今のところ、2期目を狙う自民現職の古賀友一郎(51)、国民民主新人の白川鮎美(39)、共産新人の岩永千秋(65)の3氏が出馬の準備を進めている。各氏の県議選への貢献度はどうだろうか。取材すると、参院選への課題も見えてきた。
 3月29日、県議選で無投票当選した自民現職の事務所に駆けつけた古賀氏。「地道な活動が無投票につながった」と祝辞を述べると急ぎ足で帰京した。総務兼内閣府政務官の公務も抱え、県議選前半の貢献度が低かったのは否めない。古賀氏には身内から「組織力が弱い」「汗を流していない」と厳しい声が相次ぐ。
 自民県議団は現在、2会派に分裂した状態で、県議選では改選後をにらんだ主導権争いが繰り広げられている。会派間の“溝”を象徴するのが、告示前に張られた古賀氏と並ぶツーショットポスターだ。自民県連会長の加藤寛治衆院議員に近い最大会派「自民・県民会議」所属の多くがポスターを作ったのとは対照的に、金子原二郎参院議員、谷川弥一衆院議員に近い会派「自民」の県議らはほとんど作製しなかった。「これで参院選を戦えるのか」。中島廣義県連幹事長は頭を抱える。
 「自民」からは別件で不満が出た。一騎打ちの県議選松浦市区で、加藤氏からの必勝祈願の「為書き」が自民現職だけでなく、加藤氏の元秘書でもある無所属新人の事務所にも張られたからだ。「党公認候補がいるのにいかがなものか」との反発が聞こえる。
 「県議選で溝が深まった」との見方もあり、関係者は「風が吹けば参院選は危ない」と不安げだ。3日昼、県議選で初めて街頭演説した古賀氏は取材に「批判は甘んじて受ける」としながらも、参院選は「党のため皆で力を合わせようというところは共有させてもらいたい」と語った。
 「初めて政界に挑戦する同志。私も応援する」。30日、白川氏は佐世保市・北松浦郡区の社民新人の演説会でそう強調した。参院選で野党結束を図り、票を上積みしたい思惑がある。国民県連関係者は「白川にとっては、わが選挙と同じだ」と説いてみせる。
 白川氏は西彼杵郡、諫早市、島原市などの選挙区を駆け巡り、連日応援に動く。だが、党公認候補によって温度差も漂う。長崎市区では白川氏の応援を知名度不足などから「必要性が薄い」と求めない陣営も。国民推薦の無所属候補陣営は白川氏の応援について「(候補への)メリットはよく分からない」。白川氏自身も「地盤も看板もない。笑顔でイメージアップを図るぐらい」と知名度不足を認め、夏の決戦に向け、浸透に躍起だ。
 岩永氏は1日、長崎市中心部を練り歩き、共産現職の支持を訴えた。「自分の名は売らない。まずは県議選」。党勢拡大に向け黒子に徹する構えだ。
��躋�式会社長崎新聞社

6890名無しさん:2019/04/04(木) 22:25:16
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/357491
<激戦区・2019県議選(4)>鳥栖市 市長選影響、横一線に
4/3 9:21
花見客にあいさつをして回る佐賀県議選の候補者=鳥栖市内(一部を画像加工しています) 拡大する
花見客にあいさつをして回る佐賀県議選の候補者=鳥栖市内(一部を画像加工しています)


◎立候補者(届け出順、敬称略)

中村圭一 49 無新
向門慶人 48 自現(3)
指山清範 53 自現(4)
下田寛 39 国新

 自民党現職2人、国民民主党新人、自民推薦の無所属新人の計4人が三つの議席を争って8年ぶりの選挙戦を繰り広げている。自民県連には2月の鳥栖市長選で推薦した新人候補が勝てば「県議選で3議席独占につながる」との思惑があったが、市長選は10票差で惜敗した。現状は横一線で競り合っているとみられる。

 副議長の指山清範(さしやまきよのり)は5期目を狙う。8年前はトップ当選したが、このときは自民公認は指山1人という有利な立場だった。今回は公認2、推薦1と自民系が3人になり、指山は「全く状況が違う。票が読めない」と危機感を募らせる。支持者は「県に物申すにも当選回数を重ねていくことこそが大切」と、負けられない選挙を強調する。

 4期目を目指す向門慶人(むかいかどよしひと)は出陣式で今回の厳しさを、12年前に無所属で初出馬したときになぞらえた。父の急死という体験から県議を目指し、医療改革に取り組んだ実績をアピール、「まだまだやりたいことがある」と訴えた。陣営は「前回は無投票で、久しぶりの選挙。これまでで最も厳しい」と引き締めている。

 市長選で現職の橋本康志を支えてきた前市議で国民民主の下田寛。後援会長に橋本の選対本部長がつき、出陣式では橋本自身もマイクを握った。2015年に急逝した原康彦県議の後継を自認し、キャッチフレーズも原の「政治は愛」を引き継ぐ。自民系3人が保守票を奪い合う中で「下田は大丈夫」との声が聞かれることに、下田は「そんな甘い状況ではない」と警戒を強める。

 元市議の中村圭一は出馬を決めたのが昨年11月で、最も遅くなった。4年前の市長選では、自民が対抗馬擁立に苦しむ中、市議の座をなげうって立候補した。その心意気に応えようと市議7人が支援に回る。1日の総決起大会では「前を行く3人の背中が見えてきた」と鼓舞する声が上がり、中村は「もう一度、政治の世界で働かせてほしい」と一層の支援を求めた。

 市長選で新人候補を支援し、結束力を示した公明党は自民現職2人を推薦している。公明市議は「推薦したからには全力でやる」と言い切る。それでも投票率は前回48・44%を大きく下回るとの見方が大勢だ。

 4人ががっぷり四つの状態で「誰が落ちてもおかしくない」と各陣営。残り4日間に、持てる力の全てをぶつけ合う。=敬称略

6891チバQ:2019/04/05(金) 09:46:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190404-00000021-san-l40
【統一地方選】福岡市議選 市長がヒートアップ、「与党議員」の増加狙う
4/5(金) 7:55配信 産経新聞
【統一地方選】福岡市議選 市長がヒートアップ、「与党議員」の増加狙う
福岡市議選でマイクを握る高島宗一郎市長=福岡市城南区
 7日の投開票に向け舌戦が続く福岡市議選(定数62)で、高島宗一郎市長が自身に近い候補者を、しゃにむに支援している。4日は、市内4区で選挙カーに乗り込み、自ら候補者を呼びかけた。

 「福岡市長の高島でございます。高島も応援しています。お力添えをよろしくお願いします」

 城南区の市道で、高島氏の声が響いた。高島氏が同区に入るのは、2日連続となる。「高島市政を後押しする」と公言する女性候補の支援が目的だ。

 高島氏は街頭演説でもマイクを持った。「福岡市の元気を、城南区に届ける。お困りごとを、市のど真ん中に届ける、そんな議員が城南区にいない。女性の声、弱い立場の声を市役所に届けるため、立ち上がってくれた」と訴えた。

 城南区は定数6に対し、11人が立候補する激戦区だ。市議会最大会派の自民党市議団と対立することが多い高島氏にとって、一人でも多くの「与党議員」がほしい。その熱が応援演説にこもっている。

6892チバQ:2019/04/05(金) 11:44:06
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/unified_local_election_nagasaki/article/499702/
県議選注目区ルポ(5)佐世保市・北松浦郡区 異口同音「情勢読めない」
2019年04月04日06時00分 (更新 04月04日 07時01分)
佐世保市で支持者に頭を下げる候補者。選挙情勢は不透明さを増している
佐世保市で支持者に頭を下げる候補者。選挙情勢は不透明さを増している
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 連合長崎にとって、異例の選挙戦初日となった。佐世保市・北松浦郡区のポスター掲示板は約730カ所。そこへ組合員が候補者3人分のポスターをまとめて貼って回った。

 国民現職の山田朋子、無所属元職の宮島大典、社民新人の堤典子。3人は連合の推薦候補だが、ポスターは事務所ごとに貼るのが一般的。今回はなぜ-。

 「全員当選に向けて一体感を強めるため」。連合長崎佐世保地域協議会事務局長の鴨川博明はきっぱりと答えた。自身も佐世保市大塔地区へ出向き、金属製の留め具や両面テープで3人のポスターを固定した。

 かつてない支援は危機感の表れでもある。

 佐世保市・北松浦郡区の連合支援候補は前々回、前回と続けて現職が3議席を維持した。9議席を11人で争う今回は国民の久野哲、社民の吉村庄二が引退。それぞれ宮島、堤に後を託すが不安要素を抱える。

 元衆院議員の宮島は、知名度は高いが「政党が前面に出る衆院選と県議選は戦い方が全く違う」と陣営。堤は長崎市で長く活動していたため、佐世保市職労出身の吉村ほどの知名度がない。山田も「過去3回の選挙は私が唯一の女性候補だったが、今回は3人いる」と厳しい戦いを強調する。

 連合長崎は宮島に佐世保重工業(SSK)の基幹労連、堤に自治労や教組、山田に全駐労や日本郵政労組などを割り当てたが、鴨川は「前回までと違って票読みができない」とこぼす。

 連合長崎の悩みは、現職5人に新人1人を加え、勢力拡大をうかがう自民の党内争いも影響している。

 ベテランが多い自民現職は、地域や支援組織のすみ分けがある程度はできていた。田中愛国は佐世保市の南部、溝口芙美雄は相浦地区や漁協、吉村洋は旧北松浦郡。外間雅広は市中心部に拠点を置き、当選12回の宮内雪夫は福祉関連などに安定した基盤を持つ。

 そこへ参戦したのが元建設会社役員の山下博史。告示前の決起集会は建設、福祉の関係者ら約800人を集めた。出陣式で「頑張ろう」の音頭を取ったのは元青年会議所理事長。保守票を巡る攻防が火ぶたを切ったことを印象づけた。

 ある現職は党内の他陣営に配慮し、地元周辺だけで運動してきたが「こっちに来ている人がいる」と陣営関係者。「前回手伝ってくれた人がよそのスタッフになっていた」と眉をひそめる陣営もある。

 元自民の宮島は保守票が見込める。「自民から落選が出てもおかしくない」。危機意識は自民にもある。議長経験者は「(当選圏外の)2人に入らないようにする」と出陣式で発言し、支援者を引き締めた。

 各陣営が情勢の不確かさを異口同音に語る中、前回トップ当選した公明現職の宮本法広は組織票固めを進める。共産新人の安江綾子は候補者の中で最も若いこともアピールし、非自民票を取り込む。 =敬称略

 =おわり

=2019/04/04付 西日本新聞朝刊=

6893チバQ:2019/04/07(日) 09:39:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190406-00000557-san-pol
大阪ダブル選 追い詰められた自民、劣勢か
4/6(土) 21:45配信 産経新聞
大阪ダブル選 追い詰められた自民、劣勢か
大阪ダブル選の街頭演説に集まった人たち=6日午後、大阪市北区(沢野貴信撮影、一部画像を処理しています)
 日本維新の会(大阪維新の会)と、自民党など「反維新」陣営の対決となった大阪府知事・市長のダブル選は6日、選挙戦最終日を迎えた。自民党が推薦する反維新陣営は、共産党など野党も自主支援したため選挙戦を通じて「野合」との批判を浴びた。夏の参院選の前哨戦となる衆院大阪12区補欠選挙(21日投開票)を直後に控え、自民党は手厚い支援態勢を敷いたものの劣勢が伝えられ、追い詰められている。

 両陣営は6日、激しい批判の応酬を繰り広げた。

 「東京のまねなんかする都構想はいらない」

 市長選候補の柳本顕(あきら)元大阪市議は6日、大阪・ミナミで街頭演説し、維新の看板政策「大阪都構想」を「猿まね」と断じた。府知事選候補の小西禎一(ただかず)元副知事も並んでマイクを握り「分断と対立の政治にストップを」と訴えた。

 両氏を推薦する自民党本部はダブル選で「最低1勝」すれば自民、維新それぞれの公認候補による接戦とみられる大阪12区補選で維新を失速させられるとみる。知事選出陣式には二階俊博幹事長、市長選出陣式には甘利明選対委員長が駆けつけた。二階氏は計3度も大阪入りし、経済界や業界団体の組織票固めを図る力の入れようだった。

 ただ、公明党府本部の推薦だけでなく、国民民主党府連、立憲民主党府連、共産党が独自に両氏を支援する構図は、自民保守票の離反を招いた。自民党大阪府連が野党を前面に出さないよう求めたにもかかわらず、小西、柳本両氏は3月下旬、立憲民主党や国民民主党の国会議員と街頭演説するちぐはぐぶりだった。

 府連は先月30日、ホームページで両氏が「自公」の候補であるとする基本方針を掲載したが、遅きに失した感がある。候補者選定時の混乱も含めた府連の対応のまずさに、自民党幹部は「府連なんかあてにできない」と吐き捨てる。

 一方の維新陣営は6日、ミナミの繁華街で、市長選に出馬する松井一郎・日本維新の会代表(前府知事)と知事選候補の吉村洋文前大阪市長が並んで演説した。吉村氏は相手陣営の相乗りを猛批判した。

 「水と油の政党が一致団結している。おかしいよ」

 市長選は接戦ともみられる。代表である松井氏の敗北は維新の重大危機に直結するため、維新の創設者である橋下徹前代表が救援に乗り出すか注目された。だが結局、ツイッターなどで援護射撃はしたものの、応援演説に立つことはなかった。(田中一世)


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