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九州・沖縄 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 18:16:25

統一地方選スレから西海道・琉球地方のネタを独立させます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40

4002チバQ:2014/10/01(水) 23:09:58
985 名前:チバQ 投稿日: 2014/10/01(水) 21:31:22
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2014/10/01085631014886.shtml
2党が攻防 県議選まで半年
 来年4月3日告示、同12日投開票予定の県内統一地方選の第1ラウンド、県議選まで半年余りとなった。30日現在、全16選挙区の定数46に対し、現職、元職、新人の少なくとも計57人が立候補の意向か、出馬に向けて検討中であることが長崎新聞のまとめで分かった。自民党が政権に復帰して初めての改選。県議会でも過半数を維持し足場を固めたい自民党と、巻き返しを狙う民主党の攻防を中心に各地で激戦が展開されそうだ。

 県議会は前回改選で、最大会派だった自民が過半数割れした上、3会派に分裂。自民から除名された議員や民主議員を中心とした「連立会派」が議会運営の主導権を握った。しかし自民の国政での復権と連動する形で、補選などを経て主導権を取り戻した。

 現時点で立候補を予定しているのは現職43、元職1、新人13。1人区を中心に8選挙区で無投票の観測もあるが、各党擁立の動きがあり、立候補者が増えるのは確実な情勢だ。

 政党別に見ると、自民は全選挙区に擁立する方針。1次として現職・新人26人を公認、新人1人を推薦した。さらに定数が多い長崎市区で新人1人を擁立する予定で、候補者が決まっていない松浦市区も人選を急いでいる。

 民主は10人を1次公認、1人を推薦した段階。現職不在の"空白区"で擁立を模索している。公明は現有3議席の維持を目指す。社民は佐世保市区の1議席に加え、前回議席を失った長崎市区で新人1人を擁立する方針。共産も長崎市区の現職1人に加え、佐世保、諫早両市区に新人を立てる予定。維新の党やみんなの党などからの立候補者は現在見当たらない。

 選挙区別で見ると、長崎市区(定数14)は計18人が出馬を予定。さらに出馬を模索する動きがあり、最大の激戦区となりそうだ。佐世保市・北松浦郡区(定数9)と諫早市区(定数4)は現職に共産新人が割り込みを図る構図。元職の動きにも注目が集まっている。

 島原市区(定数2)は現職に自民新人が挑む。西彼杵郡区(定数2)は現職と、自民から推薦を受けた無所属新人が出馬する。南島原市区(定数2)も現職と、自民に公認申請している新人がぶつかる公算。五島市区と南松浦郡区(各定数1)は無所属現職が自民新人の挑戦を受ける。

 大村市区(定数3)と雲仙市区(定数2)、西海市区、対馬市区、壱岐市区、平戸市区、松浦市区、東彼杵郡区(各定数1)は無投票の観測があるが、出馬を模索する動きがあり流動的。

4003チバQ:2014/10/02(木) 21:29:07
http://www.sankei.com/politics/news/141002/plt1410020036-n1.html
自民候補に安里氏浮上 那覇市長選

 11月16日投開票の沖縄県知事選と同日選になる那覇市長選で、自民党は2日、福祉施設役員の安里(あさと)政晃(まさあき)氏(46)を擁立する方向で調整に入った。県選出国会議員らが安里氏と都内で会談し、立候補するよう説得している。安里氏は昨年7月の参院選に沖縄選挙区から出馬、落選した。

 同党沖縄県連の候補者選考委員会は9月24日、県連副会長で県議会副議長の翁長(おなが)政俊(まさとし)県議を擁立することを全会一致で決めたが、翁長氏が固辞したため候補者選考は白紙に戻っていた。

4004チバQ:2014/10/02(木) 21:54:09
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141002ddlk45010387000c.html
選挙:日向市長選 十屋県議が出馬意向 /宮崎
毎日新聞 2014年10月02日 地方版

 2016年3月に任期満了を迎える日向市長選で、自民党県議の十屋幸平氏(60)が立候補の意向を固めた。月内に市内で記者会見し、正式表明する。

 十屋氏は同市出身。市議を経て03年に県議に初当選し、現在3期目。9月末、後援会関係者に15年春の県議選には出馬せず、市長選に立候補する考えを説明した。

 十屋氏は1日、毎日新聞の取材に対し「推してくれる声があり、受け止めないといけない時期が来た。現市政の批判ではなく、さらに元気にしたい」と述べた。【門田陽介】

4005チバQ:2014/10/02(木) 21:55:38
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141002ddlk40010447000c.html
選挙:古賀市長選 中村・前市長が出馬表明「自然と調和した開発を」 /福岡
毎日新聞 2014年10月02日 地方版

 任期満了に伴う古賀市長選(11月23日告示、同30日投開票)に、前市長の中村隆象氏(66)が1日、無所属で立候補することを表明した。

 記者会見した中村氏は「市長選に何が最良の対応か考えたが、自分が立候補して市民の信を問うしかないと思った。市の混乱を収め、更なる飛躍を目指したい」と述べ、「自然と調和した開発を進め、子育て支援と高齢者対策に力を入れたい」と語った。

 中村氏は古賀市出身で東大卒。製鉄会社を経て1998年の市長選に初当選し、2006年まで3期連続当選。前回市長選で竹下司津男市長に敗れた。

 これで市長選への立候補表明者は4人となり、激戦が予想される。【柴田種明】

〔福岡都市圏版〕

4006チバQ:2014/10/02(木) 21:55:51
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141002ddlk40010476000c.html
選挙:北九州市長選 推薦候補擁立で自民市議団有志、副総理らに要望書 /福岡
毎日新聞 2014年10月02日 地方版

 来年2月19日の任期満了に伴う北九州市長選を巡って、北九州市の自民市議団5人が1日、麻生太郎副総理らに「自民の推薦候補を立てたい」との要望書を提出した。

 要望書は「市長選において我々は自民党推薦候補で臨む決意がある」との内容で、市議団22人のうち、11人の署名を添えた。麻生副総理ら8人に渡したという。今回の要望について香月耕治・市議団副団長は毎日新聞の取材に「国とのパイプがある候補が望ましい」と話した。

 市長選には、現職の北橋健治氏(61)が事実上の出馬を表明しているほか、三原朝彦衆院議員のおいの三原朝利(あさと)氏(36)が無所属での立候補を明らかにしている。【宍戸護、祝部幹雄】

〔北九州版〕

4007チバQ:2014/10/02(木) 21:57:20
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=84965
翁長政俊氏擁立断念 安里氏に打診 那覇市長選
2014年10月2日 08:10
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 自民党沖縄県連は1日までに、那覇市長選挙の候補者選考委員会の決定を辞退していた県連副会長の翁長政俊氏(65)の擁立を事実上断念した。一方で、党本部の茂木敏充選対委員長は1日、選考委で名前が挙がっていた自民党沖縄ふるさと振興支部長の安里政晃氏(46)と会談し、出馬を打診した。関係者によると、安里氏は返答を保留している。

 選考委は先月24日、翁長氏を候補者に決めた。翁長氏は県連所属の那覇市議団が選考委の協議の中で別の人物を推していたことなどを理由に固辞。県連幹部や選考委の説得にもかかわらず、翁長氏は政府与党に出馬しない意向を伝えた。翻意するのは困難として、選考委は擁立を事実上見送った。

 安里氏は、選考委が知事選とダブル選挙となる那覇市長選挙の候補者の条件としていた「自前の後援会組織があり即戦力となる人物」に合致、候補者として浮上した。ただ、安里氏を支持する関係者からは初めての選挙だった昨年の参院選で破れているため、慎重論が強い。投開票まで約1カ月に迫った那覇市長選ではなく、政治経験を積んだ後に別の選挙に挑戦するべきとの意見が多い。

 候補者擁立で焦点となるのは公明党県本の対応。現段階では自公体勢が組めるかは不透明だ。

 自民県連幹部は1日、公明県本幹部と会談し、那覇市議会の公明党議員団への協力呼び掛けを申し入れた。公明側は候補者が決まらない段階で市議団の対応は決められないとした。

 公明の市議団には自民と普天間飛行場返還問題で姿勢が異なるという意見が上がり、現職の後継候補が擁立され、市議会与党会派として対抗馬の自民候補を応援するのは困難という見方がある。

4008チバQ:2014/10/03(金) 21:17:50
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141003ddlk43010269000c.html
動く!:’14熊本市長選 20年ぶり、新人の争いか 告示まで1カ月 3氏、活発な前哨戦 /熊本
毎日新聞 2014年10月03日 地方版

 11月16日投開票の熊本市長選は2日で告示まで1カ月となった。現時点で立候補を表明しているのは、いずれも新人で▽県議の大西一史氏(46)▽前熊本市議の下川寛氏(54)▽元石油販売会社会長の石原靖也氏(60)−−の無所属3人。現職の幸山政史氏(49)が不出馬を表明したため、1994年以来20年ぶりに新人だけの市長選になる見通しだ。3人の動きなどを追った。【井川加菜美、取違剛】

 ■大西氏

 「何でもいいです。聞かせてください」。9月22日夜、同市中央区九品寺の寺で、地元住民ら約20人に呼びかけた。「私のシンクタンクは市民」と強調し、住民などと語り合う「政策立案会議」を活動の軸に据える。8月下旬〜10月上旬に30回開催する予定だ。

 自民党所属だった2002年の市長選で、自民が推す現職ではなく当時新人だった幸山氏を支援。離党勧告を受けて離党した過去がある。以来、無所属で活動し県議5期の実績を積んだ。今回は「政令市の市長は政府与党とのパイプが必要」と古巣・自民の推薦を受ける見通し。推薦願を出して推薦内定まで約1カ月待たされたが、党市議団などと政策をすり合わせ、今月半ばにも公約を発表する。

 ■下川氏

 選挙用の事務所を市役所近くに開設した。窓からは市議として6期23年を過ごした「職場」を望める。「あそこに戻るぞという思いも込め、事務所の場所を決めた」と笑う。

 8月中旬の立候補表明以降、市政への思いや政策をまとめたチラシを手に一軒一軒訪ね歩く。「人前で話すより、膝を突き合わせた肌感覚の会話を重視したい」と「草の根活動」を続けている。9月からは企業の朝礼回りなども本格化してきた。

 推薦願を出した自民の推薦を得られず、かつて団長を務めた市議会第2会派「くまもと未来」も大半の議員が大西氏を支援する苦しい立場。それでも「あと1カ月、どれだけ多くの人に自分の考えを伝えていけるかが大事だ」と意気込む。

 ■石原氏

 市が約300億円を投じて参画する計画の市街地再開発事業に「待った」をかけるため、父が興した石油販売会社「東光石油」の会長職を辞して立候補を決意した。「市民力の結集」と「市民不在の行政の見直し」を訴え、9月末から朝のつじ立ち演説を続ける。

 04年から仲間と始めたイベント「熊本暮らし人まつり・みずあかり」は、毎年延べ数千人のボランティアが参加する秋の風物詩になった。行政からの補助金に頼らず、市民の手作りで全国から注目されるイベントを作り上げた成果を強調した上で「政治家や行政に頼り切っていた市民は生まれ変わった。今度は市が市民不在の旧態依然とした姿勢を改める番だ」と訴えている。

4009チバQ:2014/10/03(金) 21:35:27
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/local/fukuoka/20141003-OYS1T50024.html
現職に5人挑む構図か 福岡市長選告示まで1か月
2014年10月03日
特集 地方選
 福岡市長選の告示(11月2日)が約1か月後に迫り、再選を目指す現職の高島宗一郎市長に、前市長の吉田宏氏ら5人が挑む対決の構図がほぼ固まった。政権与党の支援を受ける高島氏に対し、前回選で民主党などの推薦を受けた吉田氏は政党推薦を求めず「市民党」を掲げる。民主党政権下で与野党対決の様相を呈した前回選に比べ、静かな前哨戦となっている。投開票は11月16日。

 「高島氏の推薦をお願いしたい」。9月29日昼、同市博多区の自民党県連を同党市議団幹部が訪れた。

 前回選では、推薦こそ受けなかったが同党幹部らが続々と来援し、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件を巡る民主党政権への逆風に乗って初当選。「福岡市長選が政権奪還への最初の一歩だった」(自民党関係者)とも言われ、麻生副総理・財務相らとの太いパイプを築いてきた。

 だが、足元は盤石とは言い切れない。9月18日には高島氏の市政を批判して立候補を表明した自民党の前市議・北嶋雄二郎氏が推薦願を提出。「高島氏が出さないとおかしな話になる」(市議団幹部)と高島氏側も推薦願を出した。

 「議会軽視」などを理由に同党の複数の市議が、高島氏の支援を渋ってきたが、市議団会長は「自民党内は一枚岩だ」と強調する。

 一方、吉田氏側は現職への批判票を幅広く集めることを狙う。2006年と10年の市長選で推薦を受けた民主党をはじめ、政党色を出さない戦略で、同党県連も自主的な支援にとどめることを決めた。

 吉田氏の事務所には、元自民党国会議員の関係者らの姿も。吉田氏の関係者は「自民党内でも高島市政への批判は大きくなっている。その受け皿になれるかどうかが選挙戦のカギだ」と語った。

 ◆予想の顔ぶれ

高島宗一郎39無現市長

吉田宏58無元(元)市長
頭山晋太郎37無新(元)会社員
嶽村久美子64無新(元)幼稚園教諭
北嶋雄二郎65無新(元)市議
大川知之37無新NPO代表理事

((元)は前職を含む)

4010チバQ:2014/10/03(金) 21:36:06
http://www.nishinippon.co.jp/feature/fukuoka_city_election/article/118209
“新旧”対決に職員困惑、11月の福岡市長選 論戦低調、公約もまだ
2014年10月03日(最終更新 2014年10月03日 09時38分)

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 福岡市のある幹部は、インターネットの交流サイト「フェイスブック」(FB)を眺めていて、目を疑った。前市長の吉田宏氏(58)が11月の市長選出馬の決意を表明した投稿に対し、10人を超す現役市職員が実名で「いいね!」と賛意を示していたからだ。
 FBは、市職員以外の不特定多数の目に留まる。幹部に言わせれば、市職員は有権者の付託を受けた現職の高島宗一郎氏(39)に仕える立場。「反現職宣言」と映りかねない行為だけに、高島氏に近いこの幹部は「非常識にもほどがある」と激怒した。
 現職周辺がピリピリするのも無理はない。告示まで1カ月を切った同市長選は、異例の構図となりつつあるからだ。現職の高島氏に前市長の吉田氏が挑む「新旧トップ対決」は、歴代の同市長選で初めて。加えて、元市収入役の北嶋雄二郎氏(65)も名乗りを上げた。
 市職員にとっては、吉田氏も北嶋氏も「元上司」。かつて仕事の指示を受けたり、酒を酌み交わして議論したりした経験を持つ職員も少なくない。現職も含めた3氏それぞれの仕事ぶりや人物像を知るだけに、職員たちの胸中は複雑だ。
 9月下旬、吉田氏の後援会事務所開き。「地に足の着いた市政を取り戻そう」。マイクを握ったのは、市局長を務めた職員OBだった。一部の後輩から「現職はパフォーマンスばかり」と聞き、地方公務員法で政治活動が制限される現役職員の思いを「代弁するつもり」で表舞台に立った。
 「市役所で実績を積んできた」。2日朝、博多区の駅前でマイクを握った北嶋氏は繰り返した。市職員からたたき上げ、収入役、自民党市議として市政に携わること約40年。8年前の市長選で吉田氏に敗れた山崎広太郎元市長時代は市長室長だった。「行政の現場が分かるだけに、職員に安心感を与えるはず」(陣営幹部)と秋波を送る。
 1万人近い職員たちの思いは揺れる。山崎市政が2期8年、吉田市政と高島市政が1期4年ずつ。仮に“短命市政”が続いたら…。「ころころトップが変わると、市政が停滞する」と局長級職員。反現職派の職員は「現職が再選すれば、次の人事も冷や飯を食わされる」と戦々恐々だ。
 トップ交代のたびに人事や予算に大なたが振るわれ、現場が混乱した苦い経験も。「選挙が終わるまでじっとしとこう」。ある市幹部は、口にチャックを閉めるしぐさでささやいた。
 肝心の政策論争は今のところ低調だ。3氏とも公約発表はまだで、現職周辺は「(発表は)決算議会が終わる10月下旬ごろ」。早く打ち出し、批判の的にはなりたくない、とでも言うように。ある課長は「市政の中枢にいた人、いる人たちなんだから、もっと街の未来を語らんと。150万市民が泣くですよ」。
     ◇
 11月2日告示(同16日投開票)の福岡、熊本両政令市長選まで1カ月を切った。九州では来春の統一地方選まで大型首長選が相次ぐ。候補予定者や与野党が繰り広げる「攻防」を追う。

=2014/10/03付 西日本新聞朝刊=

4011チバQ:2014/10/04(土) 09:23:04
http://www.nishinippon.co.jp/feature/kumamoto_city_election/article/118389
沈黙の幸山市長、真意は? 国政・知事選への臆測も
2014年10月04日(最終更新 2014年10月04日 03時00分)

 2日夜、熊本市のホテルで開かれた熊本県議大西一史氏(46)の後援会のパーティー。立候補を表明した市長選(11月2日告示、同16日投開票)に向けた事実上の決起集会に、その人の姿はなかった。
 市長選不出馬を表明した現職の幸山政史氏(49)。自民党県議だった2002年、党を飛び出して臨んだ市長選で、党推薦候補を破って初当選した。自民党県議だった大西氏は幸山氏を支援し、その責任を問われ離党。以後の幸山氏の2期連続当選にも尽力した「盟友」であるはずなのにだ。
 6月の突然の不出馬記者会見では、「後継指名はしない」と宣言。8月に大西氏が立候補表明した後も「一切会っていない」(幸山氏側近)という。大西氏周辺からは「これまでの市長選で、あれだけ汗をかいたのに」と、幸山氏に不満も漏れる。
 ただ、自民党が独自候補擁立を探る過程では、水面下で市議団にけん制球を投げる場面があった。「市幹部に立候補を要請したら、幸山市長が出てきて断った」「『私(幸山氏)の政策を痛烈に批判するなら、反対陣営でマイクを握る』と言われた」。ある市議団幹部は打ち明ける。「盟友」への配慮なのか−。市議団は結局、独自候補をあきらめ、党に推薦願を出した大西氏ら3人の中から選考。大西氏の推薦を決めた。
 「表向き沈黙を守るのは、自身の『次』を見据え、フリーハンドでいたいからだ」。ある市議はこうみる。幸山氏は不出馬会見で「今後も政治家であり続けたい」と明言。次期衆院選か、16年春に予定される県知事選のいずれかに出馬するのではないかとの観測が消えない。市長選で特定候補に肩入れした結果、自身の戦略に狂いが生じることだけは避けたい、との見方だ。
 幸山氏の真意はどこにあるのか。自民党内には、県知事選などで「台風の目」になりかねない幸山氏への反発と、市長選では推薦候補の大西氏支援に動いてほしいという願望が交錯する。幸山氏は3日、取材に対して「(大西氏を)応援することはありませんから」と答えた。
=2014/10/04付 西日本新聞朝刊=

4012沖縄無党派:2014/10/05(日) 21:17:35
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141006k0000m010056000c.html
那覇市長選:元県副知事の与世田氏 自民県連が擁立方針
毎日新聞 2014年10月05日 20時15分

 沖縄県知事選と同日選(11月16日投開票)となる那覇市長選で、自民党沖縄県連は5日、元県副知事で弁護士の与世田兼稔(よせだ・かねとし)氏(64)を擁立する方針を決めた。与世田氏は取材に「皆さんが覚悟を決めて私を推薦してくれるのであれば、前向きに検討したい」と出馬の意向を示した。県連は6日に正式決定し、与世田氏に出馬要請する。

 市長選は翁長雄志(おながたけし)前市長が知事選出馬のため辞職したことに伴って実施される。

 自民党県連は9月24日に翁長政俊県議会副議長(65)の擁立を一旦は決めたが、翁長氏が固辞したため、その後の選考が難航していた。

 与世田氏は仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事の下で2011〜13年に副知事を務めた。自民党は知事選で仲井真氏の推薦を決めている。

 那覇市長選には翁長前市長の後継として城間幹子(しろまみきこ)副市長(63)が出馬を表明している。【佐藤敬一】

4013チバQ:2014/10/05(日) 23:17:56
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141005ddp041010013000c.html
選挙:北九州市長選 単独なら北橋氏推薦 自民市議団長と麻生氏合意
毎日新聞 2014年10月05日 西部朝刊

 任期満了(来年2月19日)に伴う北九州市長選を巡り、麻生太郎副総理兼財務相と市議会自民市議団の片山尹(おさむ)団長が3日夜、東京都内で会談し、元民主衆院議員で現職の北橋健治氏(61)が自民のみの推薦を受け入れることを条件に支援することで合意した。

 北橋氏は8月上旬の後援会パーティーで事実上の出馬表明をしている。その数日後、片山団長ら自民市議団に支援を要請する一方、幅広く支持を求める「市民党」の考えも掲げている。北橋氏は4日、毎日新聞の取材に対し「何も聞いてない」と述べた。今後、民主の反発も予想される。

 麻生氏がこれまで独自候補の擁立を模索しながら北橋氏の推薦を条件付きで認めたことについて、自民関係者は「勝てる候補がいない」と話した。市議団幹部から近く北橋氏側に提案される見通し。

 市長選には、自民の三原朝彦衆院議員(福岡9区)のおい、三原朝利(あさと)氏(36)が無所属での出馬を表明している。【宍戸護、祝部幹雄】

4014チバQ:2014/10/05(日) 23:19:05
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141005rky00m010006000c.html
豊見城市長選:きょう告示 宜保氏と大城氏の一騎打ちへ
2014年10月05日

 【豊見城】任期満了に伴う豊見城市長選が5日告示される。投開票は12日。2期目を目指す現職の宜保晴毅氏(46)=自民、公明推薦=と、元市議で新人の大城勝永氏(61)=社民、共産、社大推薦=の無所属2人が立候補を予定している。

ほかに立候補の動きはなく、一騎打ちの公算が大きい。各党とも11月16日の県知事選の前哨戦と位置付け、力を入れている。

 宜保氏は「日本一楽しく、住みよいまち」を掲げて1期4年の実績を強調し、市政継続を訴える。大城氏は「市民本位の政治の実現」を訴え、市政転換を目指して3度目の市長選に挑む。4日現在の市の選挙人名簿登録者数は4万5317人(男性2万2054人、女性2万3263人)。

(琉球新報)

4015チバQ:2014/10/06(月) 21:52:18
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/local/nagasaki/20141006-OYS1T50025.html
大村市長に松本さん6選
2014年10月06日
特集 地方選
 大村市長選が5日、投開票され、無所属で現職の松本崇氏(73)(自民、公明推薦)が、いずれも無所属で新人の呉服店経営・野島進吾氏(46)、前県議・小林克敏氏(69)(民主推薦)、前市議・園田裕史氏(37)を破り、通算6選を果たした。投票率は62・62%(前回60・85%)だった。

 同市杭出津の事務所では、当選確実の一報が届くと、支援者らから大きな歓声が上がった。松本氏は「これからの4年間、日本一住みやすい大村市になるように努力していく」と抱負を述べた。

 松本氏は選挙中、大村競艇を黒字化し、行政改革により市財政を安定させたことなどこれまでの実績を強調。6期目を「集大成」とし、九州新幹線長崎(西九州)ルートの開業に伴う新大村駅(仮称)周辺の再開発や県立図書館の建設など大事業に継続して取り組むことや、小学生までの医療費無料化など福祉の充実を訴え支持を広げた。

 一方、野島氏は「責任世代が市政を担うべきだ」、小林氏は「行動する市長の実現を」、園田氏は「大型事業の見直しを」などと訴え、それぞれ市政刷新を主張したが、及ばなかった。

4016チバQ:2014/10/07(火) 06:55:43
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/nagasaki/article/118722
大村市長 松本氏6選 [長崎県]
2014年10月06日(最終更新 2014年10月06日 00時11分)

 長崎県大村市長選は5日、投開票され、無所属現職の松本崇氏(73)=自民、公明推薦=が、いずれも無所属新人で、元県議の小林克敏氏(69)=民主推薦、元市議の園田裕史氏(37)、呉服店経営の野島進吾氏(46)を破り、6選を果たした。6選は九州の現職市長で最多となる。
 松本氏は、ボートレース事業や市民病院の黒字化など財政再建の実績を強調。5期にわたり築いた国、県との関係や市政の継続を訴え、多選批判をかわした。
 投票率は62・62%。当日有権者数は7万2566人(市選管調べ)。
■大村市長選 (開票終了)
当 松本崇 無 現     19,835
  小林克敏 無 新     11,818
  園田裕史 無 新     10,116
  野島進吾 無 新      2,957
=2014/10/06付 西日本新聞朝刊=

4017チバQ:2014/10/07(火) 23:16:51
http://www.sankei.com/politics/news/141006/plt1410060036-n1.html
2014.10.6 20:30
【沖縄知事選】
生活・小沢代表、前那覇市長を「応援する」

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 生活の党は6日の幹事会で、沖縄県知事選(11月16日投開票)で翁長雄志前那覇市長を「応援」することを決めた。小沢一郎代表は記者会見で「党派を超えて広く支援してほしいとのことだったので、推薦や支持ではなく応援しようと合意した」と語った。

4018チバQ:2014/10/07(火) 23:29:18
http://mainichi.jp/select/news/20141007k0000m010137000c.html
沖縄知事選:公明、自主投票へ 自公協力崩れる
毎日新聞 2014年10月07日 07時30分(最終更新 10月07日 15時55分)

 公明党沖縄県本部が、11月16日投開票の沖縄県知事選に自主投票で臨む公算が大きくなった。県政与党として自民党県連とともに仲井真弘多(ひろかず)知事(75)を支えてきたが、3選を目指す仲井真氏が米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設を推進する立場を取ったことから、県本部内では仲井真氏の支援を困難とする意見が大勢を占めている。公明党本部も県本部の意向を尊重する見通し。知事選では2002年以降続いてきた自公協力態勢は今回崩れる見込みで、知事選の行方に影響しそうだ。

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 県本部は普天間飛行場の県外移設を主張。昨年末、仲井真氏に辺野古沿岸部埋め立て申請を承認しないよう提言したが、仲井真氏が承認し、溝が深まっていた。公明党関係者によると、沖縄の公明支持者の多くが辺野古移設に反対しており、県本部も仲井真氏支援は困難とみているという。

 公明は普天間移設が争点となった1月の名護市長選でも移設推進を掲げた自民推薦の候補を支援せず、自主投票を選択した。公明支持層の一定の票が、移設反対を訴えて大差で再選した稲嶺進氏に流れたとみられている。自公協力で臨んだ13年の参院選比例代表で公明は沖縄県内で約9万票を得票している。

 民主党は同党沖縄県連に対し、喜納(きな)昌吉代表(66)の擁立を取り下げるよう求めてきた。しかし、県連は回答期限の6日、態度を明確にしなかったため、党本部は7日、臨時の常任幹事会で県連の処分を検討する。

 知事選にはほかに、辺野古移設反対を訴え、共産、生活、社民、自民党を除名された那覇市議などが支援する翁長雄志(おなが・たけし)前那覇市長(64)、移設を県民投票に問うとする下地幹郎元郵政担当相(53)も出馬表明している。【佐藤敬一、井本義親】

4019チバQ:2014/10/07(火) 23:29:50
http://mainichi.jp/select/news/20141008k0000m010056000c.html
民主党:沖縄県知事選出馬表明の喜納氏解任、県連に指示
毎日新聞 2014年10月07日 20時10分(最終更新 10月07日 23時15分)

 民主党は7日、常任幹事会を臨時に開き、党本部の方針に反して沖縄県知事選(11月16日投開票)への出馬を表明した喜納昌吉(きな・しょうきち)党沖縄県連代表を解任することを決め、10日正午までに代表を交代させるよう県連に求めた。従わない場合、県連の解散も辞さない構え。党本部は自主投票の方針で「党の結束を乱し信頼を失墜させた」として処分を決めた。


 喜納氏は那覇市内で「立候補の意思は変わらない。党本部が代表を降ろす権利もない」と記者団にコメントした。【葛西大博】

4020チバQ:2014/10/07(火) 23:32:44
http://mainichi.jp/select/news/20141008k0000m010097000c.html
那覇市長選:前県副知事の与世田氏が出馬表明
毎日新聞 2014年10月07日 21時36分

 沖縄県知事選と同日選(11月16日投開票)となる那覇市長選に、前県副知事で弁護士の与世田兼稔(よせだ・かねとし)氏(64)が7日、出馬を表明した。自民党沖縄県連が7日に擁立を正式決定し、与世田氏が出馬要請を受諾した。

 与世田氏は記者団に「那覇市民の期待に応えるべく全力を尽くす」と述べた。知事選で仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事(75)を推す自民党県連は、一度擁立を決めた県議会副議長に出馬を固辞され、候補者選考が難航していた。

 市長選には、知事選出馬に伴って市長を辞職した翁長雄志(おなが・たけし)氏(64)の後継として、城間幹子(しろま・みきこ)副市長(63)が出馬を表明している。【佐藤敬一】

4021チバQ:2014/10/07(火) 23:45:20
https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=85535
那覇で同日4選挙へ 知事、市長、県議・市議補選
2014年10月7日 09:07
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 那覇市では11月16日投開票の県知事選に加え、市長選、県議補選、市議補選が重なる4つの同日選挙になる見通しだ。市長選は、すでに出馬を表明している副市長の城間幹子氏(63)と自民党県連が擁立を内定した前副知事の与世田兼稔氏(64)の一騎打ちの公算が大きい。また、県議補選には現段階で那覇市議2人が出馬する予定。出馬する市議が29日までに辞職し、欠員が出た場合は市議補選も同日に行われる。知事選に出馬する仲井真弘多知事(75)と前那覇市長の翁長雄志氏(64)の両陣営は、4つの選挙を見据えた戦術を展開する構えだ。(選挙取材班・吉川毅、銘苅一哲)

 「過去に3つの同日選挙はあったが、4つ重なることは初めてだ」。那覇市選挙管理委員会は市議会9月定例会で投票箱54箱など機材購入を含めた補正予算案を提出、可決された。唐真弘安委員長は「投票箱が足りないので早急に対応する。今回は事務を遂行するために特に注意が必要だ」と万全の態勢で臨む。

■辞職日が鍵に

 県議補選那覇市区には現段階で、那覇市議の比嘉瑞己氏(40)=共産、山川典二氏(59)=自民=が出馬の予定。辞職のタイミングはそれぞれの戦略で判断される。補選が実施される辞職のタイムリミットは29日。辞職しない場合でも立候補した時点で自動的に失職になる。

 共産党県委員会は2013年に死去した共産県議の前田政明氏の議席を守ると同時に、知事選に出馬する翁長氏の当選に貢献できる補選と位置付ける。

 ただ、保革を超えた「オール沖縄」の枠組みで挑む知事選と市長選とは異なり、県議補選は従来の保革の争いになる見通し。翁長陣営の保守系選対幹部は「メーンは知事選と市長選。県議補選、市議補選には触らない」との方針だ。

 共産党市議団の古堅茂治団長は「知事選に水を差さない県議補選にしなければいけない」と強調。市議補選については「選挙の人手も足りず、知事選にも影響が出かねない」とし、比嘉氏は立候補届を出すまで辞職せず、自動失職で対応することも検討している。

■相乗効果狙う

 一方、自民党県連は山川氏の擁立を9月26日の選挙対策委員会で決定した。自民党1区支部長の国場幸之助衆院議員は「自前の後援会があり、自分で戦う力があるという基準で選んだ」と説明。4つの選挙を連動させることで、知事選や市長選の相乗効果を狙う。

 また、市議補選について県連側は「市議会の現有議席に穴をあけるわけにはいかない。政治、議会の常道として山川氏は29日までに辞職し、市議補選に候補を擁立する」との考えだ。

 ただ、自民市議の中では「選挙となれば1カ月余りだが、現時点で市議補選候補のめどはない」との意見も。難航した市長選候補者選考が7日にも決着するのを受け、市議選の具体的な協議に着手する見通しだ。

 那覇市長選などで、元郵政民営化担当相の下地幹郎氏(53)の陣営は目立った動きを示していない。

4022チバQ:2014/10/08(水) 20:51:44
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141008ddg041010006000c.html
選挙:福岡市長選 金出氏、出馬の意向 元民主市議、無所属で
毎日新聞 2014年10月08日 西部夕刊

 11月16日投開票の福岡市長選に元民主党市議の金出公子(かないでこうこ)氏(67)が無所属で立候補する意向を固めたことが8日、分かった。16日にも記者会見し正式表明する予定。

 金出氏は2003年の市議選で初当選し2期務めたが、前回11年の選挙で落選した。鹿児島市出身で鹿児島玉龍高校卒。現在は地元の福岡市東区で公民館長をしている。立候補の理由について「無認可保育所支援などに取り組みたい」と語った。

 市長選には現職の高島宗一郎氏(39)、前市長の吉田宏氏(58)、共産党推薦で元幼稚園教諭の嶽村(たけむら)久美子氏(64)、元市議の北嶋雄二郎氏(65)、元政党支部長の頭山(とうやま)晋太郎氏(37)、NPO法人代表の大川知之氏(37)が立候補を表明している。【下原知広】

4023チバQ:2014/10/08(水) 20:52:24
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141008ddlk40010405000c.html
選挙:来春の県議選 八女市・郡で定数2 全体は変化なし /福岡
毎日新聞 2014年10月08日 地方版

 県議会は7日、来春に予定される県議選の選挙区割りに関し、八女郡(広川町)と八女市を統合して定数を2とすることを決めた。2011年の前回選は市町村合併に伴う特例措置で、八女郡は合併前の5町村の枠組みを選挙区として定数1で実施されていた。全体の定数は86で変化はない。

 県によると、八女市は10年に広川町を除く八女郡4町村と合併。「八女市・八女郡」で定数2とする条例が制定されたが、前回選は特例として八女市と旧5町村による八女郡で選挙区を分けていた。昨年成立した改正公選法で都道府県議の選挙区割りを柔軟に見直せるようになり、広川町を近隣のどの選挙区と統合するか検討していた。

 ほかの選挙区は定数に変動がなく、15年に実施される国勢調査を参考に次々回選で見直す方針。【平川哲也】

〔筑後版〕

4024チバQ:2014/10/08(水) 20:56:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141008rky00m010005000c.html
那覇市長選:与世田氏が出馬受諾 自民県連が要請
2014年10月08日

 自民党県連は7日、知事選と同日選となる11月16日の那覇市長選の候補者選考委員会(委員長・国場幸之助衆院議員)の会合を那覇市内で開き、前副知事で弁護士の与世田兼稔氏(64)を擁立することを全会一致で決めた。与世田氏は県連の出馬要請を受諾し、記者団に対し「那覇市民の期待に応えるべく、全力を尽くすことを確約する」と出馬への決意を示した。

 選考委は与世田氏を含む5候補の中から人選を進めていた。国場氏は与世田氏に決定した理由について「自公体制を組める可能性が非常に高い。短い選挙戦の中、即戦力として態勢を組みやすい」と説明。その上で「沖縄弁護士会会長や副知事など多くの公職、要職を経験し、太い人脈を形成している」と評価した。

 与世田氏は「保守中道という那覇市政の運営理念を守り、仲井真弘多知事と共に21世紀ビジョンの具体案を策定する」と強調した。米軍普天間飛行場の辺野古移設に関しては「那覇市長選の争点になり得ない」と語った。

 与世田氏は1950年8月生まれ。石垣市出身。82年沖縄弁護士会登録、04年から1年間、同会会長。11〜13年に副知事を務めた。(琉球新報)

4025チバQ:2014/10/09(木) 22:10:40
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=85841
城間・与世田氏 一騎打ちか 那覇市長選告示まで1カ月
2014年10月9日 06:30

 那覇市長選の告示まで9日で1カ月と迫った。すでに出馬を表明している副市長の城間幹子氏(63)と、自民党県連が7日に擁立を決めた前副知事の与世田兼稔氏(64)の一騎打ちとなる公算が大きい。

 城間氏は「翁長市政からのバトンタッチ」を強く訴え、県知事選に出馬する前市長の翁長雄志氏(64)の後継候補をアピール。市議会保守系の新風会、共産、社民、社大をはじめ、経済界の関係者らが知事選と同じ枠組みで結束し、ダブル選挙の相乗効果を狙う。27日の臨時議会で退職を表明、その後、政策を発表する。

 一方、与世田氏は「保守中道の市政理念を断固として守る」と自らの政治姿勢を主張。副知事として仲井真弘多知事(75)を支えた実績を訴えながら政策遂行力を強調する。自民県連は、自公体制が組める候補者と期待。知事選に出馬する仲井真氏との共闘態勢を整える。近日中に正式に出馬表明する予定だ。

 市政の課題となっている財政や福祉、子育て、米軍基地問題などについて、両氏とも近く政策を発表する予定で、具体的な政策論争が本格化する。

 市選挙管理委員会によると9月2日現在、市の有権者数は25万1714人。那覇市では県知事選、市長選、県議補選、市議補選の計四つの選挙が同日に行われる見通しだ。

4026チバQ:2014/10/09(木) 22:21:46
http://www.nishinippon.co.jp/feature/fukuoka_city_election/article/119395
山崎拓氏、迷走か計算か 福岡市長選「手を引く」
2014年10月09日(最終更新 2014年10月09日 03時00分)
自身の政治資金パーティーで講演する山崎拓氏=7日午後、福岡市中央区
自身の政治資金パーティーで講演する山崎拓氏=7日午後、福岡市中央区
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 会場の約150席がほぼ埋まる盛会だった。7日、福岡市内の会議場。「日中韓の関係改善のため、妥協点を見いださないといけない」。自身の政治資金パーティーで、自民党元副総裁の山崎拓氏(77)は能弁だった。一方、11月2日に告示が迫った福岡市長選については、最後まで触れることはなかった。
 講演後、山崎氏は記者たちに「市長選からは手を引く。誰も応援しない」と宣言。現職の高島宗一郎氏(39)とそりが合わず、対抗馬の擁立を探ってきたとされる山崎氏。手を引くとは額面通りの「終戦宣言」なのか。淡々とした口調から胸中は読み取れない。
 衆院議員バッジを失って5年。毎週のように福岡と東京を往復している。石原伸晃元幹事長に派閥を譲った今も、肩書は最高顧問。来春の県議選には元秘書2人を擁立予定だ。今月、元事務所長が党福岡県連事務局長代行に就任した。
 2012年の前回衆院選は、迷いに迷って立候補を見送ったが、今も「政治活動を続ける」との立場。中央、地元の両政界に根を張り巡らせ、精力的に動く。
 その山崎氏にとって、地元のトップを決める市長選は「譲れない戦い」(周辺)。現職に不満を持つ配下の市議たちから頼られ、昨年来、頻繁に連絡を重ねた。大学教授や元官僚、弁護士、返り咲きを狙う前市長の吉田宏氏(58)とも接触したとされる。山崎氏はしかし、沈黙を続ける。党市議団は8月、反現職派を振り切って現職支援を決定。9月、山崎氏と意を通じていたとされる自民党市議の北嶋雄二郎氏(65)が議員辞職し、市長選に名乗りを上げた。
 「見識と行動力に大きな期待を抱く次第です」。5日、北嶋氏の事務所開きにそう祝電を打った山崎氏。一方、長年、山崎氏を支えてきた市議OBは現職支援を公言し、走りだしている。「拓さんの言動は、結果的に現職を利している。恩を売るつもりなのか」といぶかる元市議。九州一の150万都市は無党派層が多く、情勢は「風向き」一つで変わる。表向きは誤算続きでも、現職と反現職派との間で、絶妙の立ち位置を保っているようにも映る。
 「現職の対抗馬を一本化すれば戦える。拓さんならできる」。反現職派の一人は、なお山崎氏の影響力に期待を寄せる。一方で「もう古い勢力に頼る時代は終わっている」。議長経験者は、冷ややかに突き放した。党県連は9日にも、高島氏への推薦を決定する。
=2014/10/09付 西日本新聞朝刊=

4027とはずがたり:2014/10/10(金) 12:55:20
沖縄県知事選 仲井真陣営が反転攻勢、翁長氏に公開質問状
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/snk20141008635.html
産経新聞2014年10月8日(水)22:59

 11月16日投開票の沖縄県知事選で、3選を目指す仲井真弘多(なかいまひろかず)知事の陣営が8日、対抗馬となる前那覇市長の翁長雄志(おながたけし)氏に公開質問状を提出した。米軍普天間飛行場(同県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古移設に関し、辺野古の代替施設を「絶対に造らせない」と強調する翁長氏に対し、辺野古移設の代替案の提示などを求めており、選挙戦で劣勢とされる仲井真陣営が反転攻勢に出た形だ。

 公開質問状は仲井真氏の選挙母体「沖縄21世紀ビジョンを実現する県民の会」が出し、今月14日までに文書での回答を求めている。

 質問状では翁長氏に対し、仮に知事に就任して辺野古移設を見直すとすれば「いつ、どこに移設するのか」と指摘し、具体策を選挙前に明言するよう要求。翁長氏が移設を阻止する手段に触れていないことを踏まえ、「白紙撤回などの具体策を出さない限り、事実上、(阻止に向け)何もできないと言っているのと同じ」として説明を求めた。

 選挙態勢についても、保守・革新勢力を融合した「オール沖縄」を前面に掲げているが、支援母体は革新勢力ではないかと問いただしている。

公明県本、推薦せず 知事選出馬の仲井真、翁長氏
http://news.goo.ne.jp/article/ryukyu/region/ryukyu-29717254.html
琉球新報2014年10月8日(水)09:40

 公明党県本は11月16日投開票(10月30日告示)の県知事選で現職の仲井真弘多氏(75)=自民推薦=を推薦しない方向で最終調整に入った。那覇市長を辞任した翁長雄志氏(64)の推薦も見送る方向だ。7日までに両陣営や支持者に考えを伝えた。知事選に組織的な関与をするかどうかも含め、議論を進める。
 県本は統一地方選への影響を考慮し、その後に知事選対応を協議することにしていた。統一選最後となるうるま市議選が5日に終わったため、支持者からの意見を集約するなど、今週末から議論を本格化させる。12日の豊見城市長選の終了後、対応について公表することを検討している。
 公明党県本は仲井真氏を1期目、2期目の選挙で推薦してきた。一方で翁長氏を過去4回の市長選で推薦している。
 県本は昨年、米軍普天間飛行場の移設に向けて政府が提出した名護市辺野古沖の埋め立て申請を承認しないよう仲井真氏に提言した経緯があり、埋め立てを承認した仲井真氏には支持者から反発がある。翁長氏は過去の市長選で推薦してきたが、今回の知事選では翁長陣営に共産党が加わっているため、共闘はできないと判断しているもようだ。
 知事選には元郵政民営化担当相の下地幹郎氏(53)、民主党県連代表の喜納昌吉氏(66)も出馬する予定だが県本はいずれも推薦の対象として議論していない。

4028チバQ:2014/10/10(金) 22:00:18
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-232921-storytopic-1.html
台風19号 豊見城市長選は19日に延期
2014年10月10日



 【豊見城】12日投開票予定だった豊見城市長選挙は台風19号の影響で19日に延期となった。期日前投票は11日までだが、暴風警報が発令された時点で締め切る。有権者が投票できるのは19日のみで、立候補者は18日まで選挙運動ができる。9日までに計3403人が期日前投票を済ませた。
 市長選にはいずれも無所属で、新人の大城勝永氏(61)=社民、共産、社大推薦、現職の宜保晴毅氏(46)=自民、公明推薦=の2人が立候補している。
【琉球新報電子版】

4029チバQ:2014/10/10(金) 22:16:32
http://mainichi.jp/select/news/20141011k0000m010032000c.html
民主党:喜納元議員を除名処分へ 沖縄知事選出馬表明で
毎日新聞 2014年10月10日 19時06分


 同党は自主投票の方針に反した喜納氏の県連代表辞任と出馬取りやめを求めていた。

 民主党沖縄県連は10日午前、那覇市で常任幹事会を開き、喜納氏が県連代表を辞任することを決めた。一方で、喜納氏は離党はせず、出馬を改めて明言し、知事選のための事務所開きも行った。

 このため、同党は緊急で除名方針を決めた。枝野幸男幹事長は記者団に「30日の告示を前に有権者が混乱し、党の信用が失墜する行為で、緊急性が高い」と述べた。【佐藤敬一、村尾哲】

4030チバQ:2014/10/10(金) 22:24:17
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2014/10/10/201410101416SK
大分市長選 佐藤氏出馬へ


佐藤樹一郎氏
佐藤樹一郎氏
 元中小企業庁次長で大分市出身の佐藤樹一郎(きいちろう)氏(56)が、任期満了に伴う来春の大分市長選に出馬する意向を固めたことが10日、関係者などへの取材で分かった。週明けにも正式に表明する見通し。同市長選にこれまで立候補を名乗り出た人はおらず、佐藤氏が初めてとなる。
 大分合同新聞の取材に対し佐藤氏は「経済産業省で中小企業振興や農林水産品の販路開拓、省エネ対策、商店街振興などさまざまな産業政策を担当してきた。この経験を生かして大分市の発展に貢献したいという強い気持ちがある。近いうちにあらためてお話をする機会を頂ければと考えている」と話した。特定の政党に限らず広く協力を求めていくもよう。
 佐藤氏は大分雄城台高校、東京大学経済学部を卒業し、1980年に通産省(現経産省)入り。中部経済産業局長、中小企業庁次長、日本貿易振興機構(ジェトロ)ニューヨーク事務所長などを歴任した。2012年から化学メーカーのJSR(東京都)に勤務、近く退職する。
 大分市長選は来年4月に実施の見通し。現職の釘宮磐氏(67)=3期目=は意向を明らかにしていない。

4031チバQ:2014/10/10(金) 23:25:24
http://www.nishinippon.co.jp/feature/fukuoka_city_election/article/119619
自民県連、高島氏推薦を決定 かりそめの“満場一致”
2014年10月10日(最終更新 2014年10月10日 03時00分)

 自民党県連は9日、福岡市長選(11月2日告示、16日投開票)で再選を目指す現職の高島宗一郎氏(39)の推薦を決めた。近く党本部に申請する。2010年の前回市長選では県連に推薦を求めず、同党市議団の支援で戦った高島氏。決定までには、県連を事実上、牛耳る同党県議団との駆け引きもあった。
 9日、自民党県連本部。「ありがとうございました」。推薦決定の知らせを聞いた高島氏は、晴れ晴れとした表情で部屋を出た。ただ、県連推薦にこだわった理由を記者団に聞かれると、表情は一変。「市議会の先生と話して決まった」。あくまで市議団の意向とでも言いたげだった。
 出馬表明を控えた今夏。高島氏側には「推薦不要論」さえあった。後ろ盾は麻生太郎副総理。「よほど厳しい状況じゃない限り、こちらから求める必要はない」(側近)。自ら推薦をほしがれば、県議団に足元を見られ、不本意な政策要求を受けかねない。
 潮目が変わったのは9月。高島氏の中傷ビラが市内に出回り、市議会でも取り上げられた。法的措置を取るなど対応に追われた。市長選に名乗りを上げた前市長の吉田宏氏(58)を、市職員OBが加勢し始めた。元同党市議の北嶋雄二郎氏(65)も出馬表明。高島氏に先駆けて県連に推薦願を出し、市議団幹部らは、神経をとがらせた。
 高島氏は同24日の記者会見で「(推薦は)市議団と検討したい」と述べ、事実上、推薦獲得にかじを切る。同29日、市議団とともに県連に推薦願を提出した。
 党本部の意向は「高島氏推薦」。組織論としても市議団の決定は覆せない。だが、推薦願の扱いを決める県議団側も、メンツにこだわった。麻生氏側と気脈を通じる一方、この4年間、県議団とはほぼ没交渉だった高島氏を、ある重鎮は「子どもは相手にしたくない」と手厳しい。今月7日の執行部会で、一部県議は公務のため欠席した高島氏を批判。「あいさつがない」と結論を先送りした。
 8日、福岡市議会の自民党控室に現れたのは、蔵内勇夫県議団会長。応対した市議団幹部は高島氏を呼んだ。控室を出た高島氏は「激励を受けた」と“手打ち”を強調。だが蔵内氏は「同じ部屋にいたが、気づかなかった」と接触そのものを否定した。
 投票日まで40日足らず。一枚岩で戦えるのか。
 “満場一致”で推薦が決まった9日の執行部会。ベテラン県議は、高島氏にひと言付け加えることも忘れなかった。「あんた、感謝せないかんばい」
=2014/10/10付 西日本新聞朝刊=

4032チバQ:2014/10/13(月) 23:56:35
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141012ddlk45010247000c.html
東国原・前知事:不出馬 知事選「全く考えていない」 /宮崎
毎日新聞 2014年10月12日 地方版

 東国原英夫前知事(57)は10日、県知事選(12月4日告示、21日投開票)への再出馬について「全く考えていない。最終決断ととらえていい。出るつもりはない」と否定した。

 宮崎市で同日夜あった講演会後、報道陣の質問に答えた。東国原氏は2007年の知事選で初当選したが1期で退任。11年都知事選で落選後、12年には旧日本維新の会から衆院議員に当選するが翌年辞職し、動向が注目されていた。

 知事選で再選を目指し出馬表明している河野俊嗣氏(50)は11日、推薦を決めている自民党県連の支部長会に出席後、報道陣に東国原氏の不出馬について問われ、「特に(感想は)ないです。どなたが出馬表明されようと、自分は12月に向け、粛々と思いを県民に伝えていくだけ」と述べた。

 知事選には前衆院議員の新人、川村秀三郎氏(65)も立候補を表明している。【門田陽介、中村清雅】

4033チバQ:2014/10/14(火) 00:03:55
http://www.asahi.com/articles/ASGBB4J5MGBBTPOB001.html
自民県議「沖縄先住民、ボロボロで顔真っ黒」 発言謝罪
山岸一生2014年10月10日23時45分
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 沖縄県議会で、かつての琉球王国時代の沖縄の人々について自民党県議が「ボロボロで顔真っ黒」と発言し、問題となっている。県議は10日に謝罪したが、野党側は「県民への冒瀆(ぼうとく)だ」と批判している。

 自民党県連幹事長も務める照屋守之県議(58)は2日、県議会の一般質問で「琉球人」の差別問題を取り上げた。その際、地元選出の参院議員、糸数慶子・沖縄社会大衆党委員長(67)が9月、国連で伝統衣装を着て発言したことを指し、「何か沖縄先住民と言ったらボロボロのようなイメージで、顔を真っ黒にして行くならいいが、(糸数氏は)琉球王朝の格好をして」などと発言した。

 野党側は琉球の伝統や歴史をけなす発言とみなして批判。照屋氏は10日の本会議で「不適切で、おわびし削除する」と釈明した。取材に対し、「私は日本人であり、琉球人という意識はないことを確認したかったが、表現は不適切だった」と話した。

 沖縄では、琉球を巡る歴史観や日本本土との距離感が政治的対立軸になることがある。11月の県知事選の立候補予定者の間でも、仲井真弘多知事(75)が日本政府との協調を重んじるのに対し、翁長雄志・前那覇市長(64)は琉球の歴史を踏まえ「自己決定権」を唱える。(山岸一生)

4034チバQ:2014/10/14(火) 00:59:12
http://mainichi.jp/select/news/20141008k0000m040041000c.html
福岡・川崎町:小田町長ら3容疑者を加重収賄罪で起訴
毎日新聞 2014年10月07日 19時30分

 福岡県川崎町発注の設計業務を巡る贈収賄事件で、福岡地検は7日、川崎町長の小田幸男(66)、川崎町議の掛橋要一(51)ら3容疑者を加重収賄罪で福岡地裁に起訴した。また、測量・設計会社「トゥービック」社長、鶴岡修司容疑者(55)を贈賄罪で起訴した。

 小田被告の起訴内容は、昨年9月に川崎町が実施した町営住宅建て替え工事に伴う測量・設計業務の入札(予定価格5061万円)で、トゥービックを不正に入札参加業者に選定し、掛橋被告らと共謀して鶴岡被告から10月21日と11月12日にわいろとして計800万円を受け取ったとしている。

 小田被告の弁護人によると、小田被告は起訴内容を否認しているという。【尾垣和幸】

4035沖縄無党派:2014/10/14(火) 18:27:21
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=86556
与世田氏が那覇市長選出馬表明
2014年10月14日 18:07

 前副知事で弁護士の与世田兼稔氏64が14日、那覇市内で記者会見を開き、11月16日投開票の知事選と同日選挙となる那覇市長選に出馬することを正式に表明した。

 与世田氏は「那覇市、沖縄県に対する思いはあふれるばかりだ。豊かで文化的、健康的で老後まで安心して暮らせる、県都、国際観光都市那覇市という夢を実現すべく全力を尽くす」と決意を語った。

 会見には知事選に出馬する現職の仲井真弘多氏や自民党県連の西銘恒三郎会長、国場幸之助衆院議員らが出席した。

4036沖縄無党派:2014/10/14(火) 18:31:08
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=86151
民主県連新代表に花城氏 喜納氏辞任
2014年10月11日 06:22

民主党県連は10日、常任幹事会を開き、喜納昌吉代表が代表職を辞任し、新代表に花城正樹那覇市議が就任する人事案を決めた。民主党本部の反対を押し切って喜納氏を擁立した県連に対し、党本部が代表の交代を求めていたことを受け、喜納氏が自ら辞任を申し出て了承された。

 党本部は来週の常任幹事会で喜納氏の除籍を決める方針だが、喜納氏は10日、選対本部の事務所を那覇市内に設置しており、出馬する意思を変えていない。

 民主県連は喜納氏が出馬しても、組織的な支援はしない方向。花城新代表の下で連合沖縄や党本部との冷え切った関係の修復に向け、仕切り直しを図る。

 一方、喜納氏は事務所開きで、「党本部は私の県連運営が著しく不適切で、県民の信頼を失墜させたとしているが承服できない」と述べ、自ら離党する意思のないことを強調。

 「翁長雄志氏が埋め立て承認の撤回を公約すれば出馬しない意向だったが、翁長氏の姿勢は変わらなかった。私は承認の取り消し、撤回を公約として明確に掲げ出馬する」と明言した。

 承認撤回後の対応では、普天間飛行場の機能を暫定的に嘉手納基地に統合し、その後に県外移設を求める従来の主張を「合理的だと思う」とし、暫定的な県内移設を容認する考えを示した。

 地元の首長や住民が、暫定的であっても統合案に猛反発していることには「もし反対ならば全面返還の運動をすればいい。爆音訴訟団もただお金をもらうだけでなく、返還運動をすべきだ」と持論を展開した。

 一方、知事選に関する県連からの選挙協力は「若い人たちに迷惑がかかるので、協力は求めない」として、組織に頼らず草の根の運動を展開する意向を示した。

4037チバQ:2014/10/14(火) 21:13:56
http://www.sankei.com/politics/news/141014/plt1410140017-n1.html
2014.10.14 12:48

北九州市の北橋市長、自民党で出馬へ 

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 北九州市の北橋健治市長(61)は14日、3選出馬を表明した来年1月の市長選に、自民党の単独推薦で立候補する考えを明らかにした。市役所で報道陣の取材に答えた。

 北橋氏は元民主党衆院議員。「これからの市政運営には国とのパイプが非常に大事になる。古くからの支援者には反対もあるが、苦渋の決断をした」と述べた。

 市長選にはほかに、三原朝彦衆院議員(福岡9区)の元秘書でおいの三原朝利(あさと)氏(36)も立候補を表明している。

4038チバQ:2014/10/14(火) 22:39:37
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141014ddg001010002000c.html
選挙:北九州市長選 北橋氏、自民推薦受諾 他党には依頼せず
毎日新聞 2014年10月14日 西部夕刊

 来年2月の任期満了に伴う北九州市長選で、3選を目指す民主党出身の北橋健治市長(61)が、自民党から推薦を受ける見通しとなった。14日、自民北九州市議団の片山尹(おさむ)団長と合意した。一方、民主福岡県連は北橋氏への支援を決めており、北橋氏は幅広い応援を求める「市民党」の立場を維持する意向だ。

 北橋氏は14日、報道陣に「自民以外の他党への推薦依頼を控える。政権与党を含めてまちづくりを進める見地から苦渋の決断をした」と述べた。

 自民は北橋氏への支援について、自民のみの推薦に応じることを条件としていた。これに対し、北橋氏は他党への推薦依頼を控える一方、他党を含め幅広い支援を求めていく考えを示し、片山団長が了承した。公明推薦について、自民は政権与党の枠組みから認めるとみられる。

 北橋氏は民主衆院議員を辞職し、2007年の市長選で民主などの推薦を受け、自公推薦候補を破り初当選した。自民が独自候補擁立を見送った11年の市長選では、市民党を掲げて政党推薦を受けずに再選している。今回も市民党の立場を強調する意向だが、自民色の濃い形で出馬することに民主支持層から反発が出ていた。

 市長選には、自民の三原朝彦衆院議員(福岡9区)のおい、三原朝利(あさと)氏(36)も無所属で出馬表明している。北九州市選挙管理委員会は14日、市長選日程を来年1月11日告示、同25日投開票とすることを決めた。【宍戸護、祝部幹雄】

4039チバQ:2014/10/15(水) 21:13:32
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141015ddp001010002000c.html
選挙:北九州市長選 不戦敗回避、自民取り込み作戦 パイプ重視、北橋氏が推薦を受諾
毎日新聞 2014年10月15日 西部朝刊

 任期満了に伴う北九州市長選(来年1月11日告示、25日投開票)で、3選を目指す民主党出身の北橋健治市長(61)が14日、自民党から推薦を受けることで自民側と合意した。他党に推薦を依頼しないことを条件としており、対抗馬を擁立できなかった自民は、逆に北橋氏を取り込むことで不戦敗を回避。北橋氏は政権与党とのパイプを重視し、かつての政敵と手を結ぶことを決断した。【宍戸護、祝部幹雄】

 自民は北橋氏に自民単独推薦に応じるよう求めていた。北橋氏は14日、他党への推薦依頼を控える一方、民主を含め幅広い支援を求めていく考えを自民北九州市議団の片山尹(おさむ)団長に伝え、了承された。北橋氏は報道陣に「自民に入るわけではない。一党一派に偏しない『市民党』の立場を貫く」と強調した。

 単独推薦案は10月3日、麻生太郎副総理と片山氏の東京での会談で決まった。関係者によると、茂木敏充・自民党選対委員長が事前に党福岡県連幹部に提案し、麻生氏が了承したという。

 もともと麻生氏は独自候補の擁立にこだわっていた。6月、北九州市内の講演で「必ず候補を立てる」と明言。だが、選挙に強い北橋氏に挑める候補は現れず、政権党として屈辱的な政令市での不戦敗を避けるため編み出されたのが、北橋氏を取り込む「離れ業」(関係者)だった。

 「思いもしない無理難題」。驚いたのは北橋氏側だ。北橋氏は民主衆院議員を辞職し、2007年の市長選で民主などの推薦を受け、自公推薦候補を破り初当選した。自民が独自候補擁立を見送った11年には、市民党を掲げて政党推薦を受けずに再選している。

 関係者によると、1期目は最大会派の自民市議団との関係に窮し、2期目に自公民の枠組み作りに腐心して円滑な市政運営にこぎ着けた。今回の市長選では自公民の各党会派に支援を依頼し、市民党を貫く方針だった。

 自民一強の中、少子高齢化や経済対策などの課題が山積し、関係者は自民推薦について「これを蹴ると自民全部を敵に回し、選挙後の関係が悪化する」。北橋氏も「国とのパイプは非常に大事。その見地から苦渋の決断をした」と理解を求めるが、支持者からは「裏切られた」「政権与党が自治体の首長選で強権を発動した」と反発がある。

 ただ、北橋氏は「私から他党に推薦を要請することはない」と断言するものの、「他党から推薦を受けない」とは言わなかった。自民関係者は「政権与党の関係で公明は推薦できる。北橋氏が依頼せず、民主が推薦を出すのはいいんじゃないか」と含みを持たせ、別の関係者は「これで自民のメンツも立つ」と語った。

 市長選をめぐっては、自民の三原朝彦衆院議員(福岡9区)のおい、三原朝利(あさと)氏(36)が無所属で出馬表明している。

4040チバQ:2014/10/16(木) 22:11:13
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141016ddlk44010390000c.html
選挙:別府市長選 自民市連が長野氏推薦 /大分
毎日新聞 2014年10月16日 地方版

 任期満了に伴う来春の別府市長選で自民党別府市連は15日、元市議の長野恭紘(やすひろ)氏(39)の推薦を決めた。

 同市長選には保守系の4人が出馬を表明し、長野氏と元国土交通省技官の春田義信氏(58)、「はとタクシー」社長の麻生(本名・梅野)雅子氏(54)の3人が自民党に推薦を申請していた。

 市議の泉武弘氏(70)は、推薦を申請していない。浜田博市長(75)は、まだ進退を明らかにしていない。長野氏は「推薦決定はありがたい。さらに気を引き締めて訴えを広げていきたい」と語った。【大島透】

4041チバQ:2014/10/16(木) 22:12:22
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141016rky00m010001000c.html
沖縄知事選:4氏出馬で混戦模様 投票まで1カ月
2014年10月16日

 第12回県知事選(10月30日告示)は16日で投票まで1カ月となった。現職の仲井真弘多氏(75)=自民党推薦=が3選を目指すのに対し、県議会野党会派と保守層の一部と経済界有志が支援する前那覇市長の翁長雄志氏(64)、元郵政民営化担当相の下地幹郎氏(53)、前民主党県連代表の喜納昌吉氏(66)の有力4人が出馬を表明しており、混戦の様相を呈している。保守・中道勢力が分裂し、最大の争点となる米軍普天間飛行場の移設問題では各氏の主張の違いが鮮明となっている。選挙結果は移設問題の行方にも影響するものとみられる。

 仲井真氏は普天間飛行場の5年以内の運用停止の実現を訴え、名護市辺野古移設については「非現実的ではなくなってきつつある」と推進する立場を取る。

 翁長氏は「辺野古新基地建設には断固反対」と強調。移設は県民の理解を得られていないとして埋め立て承認の撤回、取り消しも視野に入れるとしている。

 下地氏は普天間問題の解決手法として、県民投票の実施を主要政策に掲げており、「県民投票の結果を受けて移設問題の決着をつける」と主張している。

 喜納氏は「民意は埋め立て承認の撤回。それに応える」と主張し、知事権限による埋め立て承認の撤回、取り消しを前面に掲げている。

(琉球新報)

4042沖縄無党派:2014/10/17(金) 02:11:45
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=86749
4氏混戦の様相 沖縄知事選投開票まで1カ月
2014年10月16日 07:35

 知事選の投開票まで16日で1カ月になった。現職の仲井真弘多氏(75)、前那覇市長の翁長雄志氏(64)、元郵政民営化担当相の下地幹郎氏(53)が支持拡大に取り組む中で、民主党県連代表を辞任した前参院議員の喜納昌吉氏(66)も選挙母体事務所を開設。保守分裂選挙となる見通しが、喜納氏を含めた4氏が名乗りを上げたことで革新支持層にも一定の影響が生じ、混戦の様相となりそうだ。

 同日選挙となる那覇市長選は副市長の城間幹子氏(63)と前副知事の与世田兼稔氏(64)が出馬を正式に表明し、一騎打ちとなる公算が大きい。

 知事選で主要争点となる米軍普天間飛行場の返還に伴う名護市辺野古への新基地建設は、仲井真氏が普天間の危険性除去のため辺野古埋め立てを承認した立場を強調、翁長氏は辺野古移設に反対し新基地を造らせない立場、下地氏は当選後の県民投票による判断を掲げ、喜納氏は埋め立て承認の撤回と米軍嘉手納基地への暫定統合案を主張している。
具体的な政策発表について、下地氏がすでに終え、仲井真氏が18日、翁長氏が20日以降に会見を予定している。喜納氏も政策の取りまとめを急いでいる。

4043チバQ:2014/10/17(金) 22:45:43
http://www.sankei.com/politics/news/141017/plt1410170013-n1.html
2014.10.17 09:09

「辺野古移設」争点、複雑化する選挙協力や支援…枠組み溶解で混戦に 沖縄知事選まで1カ月


 任期満了に伴う沖縄県知事選(10月30日告示、11月16日投開票)まで16日で1カ月となった。立候補を表明している4人は、最大の争点となる米軍普天間飛行場(宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古への移設問題でそれぞれの立場が異なる。平成8年の普天間飛行場の返還合意以降、知事選候補者の主張が鮮明に分かれるのは初めて。選挙協力や支援のあり方も複雑化しており、「枠組み溶解」で混戦の様相を呈している。

 立候補を予定しているのは、3選を目指す仲井真(なかいま)弘多(ひろかず)知事(75)、翁長(おなが)雄志(たけし)前那覇市長(64)、下地幹郎(みきお)元郵政民営化担当相(53)、喜納昌吉元参院議員(66)。

 辺野古移設について、昨年12月に辺野古の埋め立てを承認した仲井真氏は、普天間飛行場の危険性除去のため「現実的」だとして容認する。翁長氏は「絶対に造らせない」と反対し、下地氏は賛否を示さず辺野古移設の是非を問う県民投票の実施を主張。喜納氏は埋め立て承認の撤回を掲げている。

 ただ、政府は、菅(すが)義偉(よしひで)官房長官が「最大の関心は沖縄県が埋め立てを承認するかどうかだった。もう過去の問題だ」と述べるなど、選挙結果にかかわらず、移設作業を進めていく方針だ。

 政党の支援態勢では、自民党は仲井真氏を推薦している。公明党は県本部が辺野古移設に反対しているため仲井真氏を推薦せず、近く自主投票とすることを決める見通しだ。

 かつて自民党県連幹事長を務めた翁長氏は、同党を除名された那覇市議に加え、社民、共産両党など革新陣営の支援も受ける。民主党は党本部方針に反して出馬するとして喜納氏を除名し、自主投票で臨むが、支持団体の連合は翁長氏を推薦している。

4044チバQ:2014/10/17(金) 23:10:23
http://www.yomiuri.co.jp/local/kumamoto/news/20141016-OYTNT50128.html
大型施設課題は情報不足 幸山熊本市長の選挙公約検証
2014年10月17日

幸山市長らの議論に耳を傾ける参加者

 12月に任期満了を迎える幸山政史・熊本市長が前回市長選で掲げたマニフェスト(選挙公約)の検証会が15日夜、同市中央区の県立劇場で開かれた。マニフェストで主要施策としていた大型コンベンション施設(MICEマイス施設)整備を巡り、市民への情報不足などの課題が指摘された。

 熊本青年会議所が主催し、約240人が参加した。MICE施設整備で、学会やコンサートなどによる一定の経済効果が見込まれるとする同会議所の調査結果が示された後、幸山市長と坂本正・熊本学園大教授が議論を交わした。

 坂本教授は「計画通りに人を呼べるのかといった疑問が市民にあるが、市内部の議論の過程が見えない」と指摘。幸山市長も「詳細が伝わっていないことは認めざるを得ない」と述べた。そのうえで、幸山市長は、11月の市長選で候補者同士の議論が深まることに期待を示し、坂本教授も「(選挙の判断材料として)市民に客観的な資料を提供してはどうか」と提案した。

 終了後、幸山市長は報道陣に対し、「任期は残り1か月半だが、周知や説明の在り方を職員と協議したい。市長選では、『造る』『造らない』という単純な話ではなく、いろいろな角度から議論を深めてほしい」と語った。

4045チバQ:2014/10/19(日) 18:16:02
http://www.sankei.com/world/news/141016/wor1410160056-n1.html
2014.10.16 22:24更新


1人離脱でEU批判会派が解散 欧州議会

 欧州連合(EU)欧州議会の報道官は16日、英国のEU離脱を唱える英独立党を中心とするEUに批判的な会派からラトビアの議員1人が離脱し、同会派は結成条件を満たさなくなったため解散されたと短文投稿サイト、ツイッターで明らかにした。

 欧州議会での会派結成には少なくとも25議席を確保し、28加盟国のうち7カ国以上の議員を含む必要がある。英独立党などの会派は議員は48人に上ったが、7カ国の議員で構成されていた。

 5月の欧州議会選では極右などEUに批判的な勢力が躍進した。フランスの国民戦線などは極右の新会派結成を目指したが、条件を満たせなかった。(共同)

4046チバQ:2014/10/19(日) 22:10:56
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20141017-OYS1T50053.html?from=sytop_main1
政令3市長選 民主薄い影
2014年10月17日
特集 地方選
 福岡、熊本、北九州の3政令市長選が11月と来年1月に実施される。「1強多弱」の国政が続く中、自民党の推薦候補が相次いで決まる一方、民主党は候補擁立を断念するなど存在感を示せずにいる。来年4月の統一地方選の“前哨戦”で、与野党対決の構図がつくれない中、関係者からは「今は風向きが変わるのを待つしかない」との声も漏れる。

 「有権者に選択肢を示せなかったことは真摯しんしに受け止めている」。福岡市長選で独自候補擁立を断念した民主党福岡県連の藤田一枝幹事長は11日、記者団に苦渋の表情を見せた。

 前回選で同党が推薦した前市長の吉田宏氏が返り咲きを目指しているが、今回は「市民党」を掲げ、推薦願を出さなかった。同党関係者は「吉田氏には『邪魔にならないように勝手連的に支援する』と伝えた」と話す。

 一方、自民党は15日、前回は政党推薦を受けなかった現職・高島宗一郎市長の推薦を発表。同党市議は「民主党政権下だった前回とは逆の構図。安倍政権への高い支持率が追い風になっている」と語る。

4047チバQ:2014/10/20(月) 22:23:29
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141020ddlk45010197000c.html
選挙:知事選 非自民系CNPが河野氏支持決める /宮崎
毎日新聞 2014年10月20日 地方版

 任期満了に伴う知事選(12月4日告示、21日投開票)で、社民、民主両党県連や労組組織など非自民6団体でつくる「CNP会議」は19日、現職の河野俊嗣氏(50)の支持を決定した。

 CNP事務局を務める連合宮崎の佐藤真会長によると、会議は宮崎市内であり「県政に一定の影響力をCNPとして持たないといけない」との認識で一致した。同氏が初当選した2010年知事選では、CNPへの推薦・支援依頼がなく、統一方針は示していなかった。

 知事選の具体的な支持の方法は各団体に任されており、連合宮崎は会議後、現職の推薦を決めた。

 一方、社民県連の鳥飼謙二代表は、毎日新聞の取材に対し「CNPの統一的対応を受け、11月初旬までに決める」。また、民主県連の渡辺創幹事長は「構成団体の一つとして、現職の方向で詰める」と述べ、いずれも河野氏を支える考えを示した。

 知事選は、河野氏と前衆院議員の新人、川村秀三郎氏(65)が出馬を表明している。【門田陽介】

4048チバQ:2014/10/20(月) 22:24:29
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141016ddp001010002000c.html
決める:沖縄知事選2014/1 「子孫が胸張って歩ける沖縄に」 新たな道模索か、政府との協調か
毎日新聞 2014年10月16日 西部朝刊

 「ウチナー(沖縄)の誇りを傷つけた。本土の人は『やっぱり沖縄は金で動いた』と思うだろう」。9月28日夜、沖縄県名護市の市民会館。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に反対する翁長雄志(おながたけし)前那覇市長(64)が言った。昨年末、安倍晋三首相から「2021年度まで毎年3000億円台」の沖縄振興予算を取り付け、辺野古移設に向けた政府の埋め立て申請を承認した仲井真弘多(なかいまひろかず)知事(75)への批判だ。

 かつて自民党県連幹事長を務め、09年の民主党政権誕生を機に「県外移設」主張に転じ、10年の前回知事選で仲井真氏の選対本部長として「県外」を公約に入れるよう迫った翁長氏。「仲井真後継の大本命だった」(自民県議)が、埋め立て承認を機にたもとを分かち、知事の対抗馬になる決意をした。その翁長氏を辺野古移設に反対する共産、社民など革新勢力と自民党県連から除名された那覇市議らが支える。「いつか保革を乗り越え沖縄に基地を置こうとする勢力に対抗したいと思ってきた。イデオロギーよりアイデンティティー(存在証明)だ」。翁長氏の訴えに聴衆約200人から拍手が湧いた。

 同じ日の夜、自民の推薦を得て3選を目指す仲井真氏も名護市内の事務所開きで約200人を前に気勢を上げた。「辺野古の皆さまには苦労をかける。本当に感謝しているし、名護の皆さんに一生懸命仕事をしていきたい。1次産業も製造業も、観光であれIT(情報技術)であれ、あらゆる産業が活発になっている」

 「辺野古は現実的な選択。流れを逆回転させてはいけない」と移設推進を訴える仲井真氏。陣営関係者は「政府と信頼関係のある仲井真氏だから振興策を引き出せた」としたうえでこう話した。「県民に『政府と対立し3食の飯が2食に減っていいのか』と訴える」

 米軍普天間飛行場の県内移設を争点にした知事選は1998年以降5度目。いずれも保革が争ってきた。だが今回は移設だけでなく、政府との協調による沖縄振興を選ぶのか、政府に対峙(たいじ)してでも新たな沖縄の道を模索するのか、より大きな対立軸が浮かび上がる。

 琉球大の島袋純教授(行政学)は今回知事選を「既存の権力の仕組みに従順な側と反対する側に分かれた」と分析し、本土復帰前、68年の主席公選に似ていると指摘する。

 米国統治下の自治組織、琉球政府のトップ「行政主席」は米軍による任命制だった。だが、住民の自治権拡大闘争の前に米軍は主席公選実施を約束する。米軍に抗し、基地全面撤去と即時復帰を訴えた革新系の屋良朝苗(やらちょうびょう)氏(1902〜97年)と、「昔のようにイモを食い、裸足で歩く生活に戻る」と「イモハダシ論」で基地撤去と早期復帰に反対した保守系の西銘順治(にしめじゅんじ)氏(1921〜2001年)の対決だ。

 主席公選で屋良氏に敗れた西銘氏は72年の本土復帰の6年後、知事に当選。3期、沖縄知事を務めた。その西銘氏を副知事として支えた元沖縄電力社長、座喜味彪好(ざきみたけよし)さん(88)は言う。「沖縄は戦争で痛めつけられ、米国統治でも27年痛めつけられ、日本にはもう十分貢献した。今度の知事選は沖縄の人間はよく考えないといけない。子孫が胸を張って歩ける沖縄にしないといけない」

    ◇   ◇

 初めて保守が分裂して迎える沖縄県知事選には仲井真氏、翁長氏のほか、移設を住民投票に問うとする下地幹郎元郵政担当相(53)、埋め立て承認撤回を主張する喜納昌吉・前民主党沖縄県連代表(66)が立候補を表明している。沖縄の未来を決する政治決戦を追う。=つづく

4049チバQ:2014/10/20(月) 22:25:20
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141017ddp041010014000c.html
 ◇退潮加速か、新たな勢力か
 「選挙に勝つことで辺野古移設を止めたい」。那覇市で9日にあった米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設に反対する集会で、沖縄本島中部のうるま市から駆け付けた花城安勝(はなしろやすかつ)さん(70)は言った。視線は11月16日に投票が迫る沖縄県知事選に向いている。

 花城さんは長年の社民党支持者。知事選では、共産や社民、地域政党・沖縄社会大衆など革新政党が支援し、辺野古移設反対を訴える前那覇市長の翁長雄志(おながたけし)氏(64)を支持するつもりだ。しかし、わだかまりもある。

 翁長氏は自民党沖縄県連幹事長を務めた沖縄保守の重鎮。「辺野古移設問題以外は自民路線の人だと思う。正直複雑だ」。花城さんは保守との共闘に違和感を禁じ得ない。

 革新政党が翁長氏擁立を決めたのは7月の統一候補者選考委員会。複数の名が上がったが、翁長氏擁立は全会一致で決まった。保守でありながら革新主体の県民大会にも参加し、辺野古移設に反対する翁長氏への出馬待望論は高まっていた。

 2、3期ごとに保革が入れ替わり制してきた知事選にあって、2010年の前回選で革新は初めて4連敗した。しかも候補者は「エース」と目された元宜野湾市長の伊波(いは)洋一氏(62)。だが、結果は仲井真弘多(ひろかず)知事(75)に4万票近い差で敗れた。

 「今だから言うが、今回の選挙は勝たねばならず、当初から翁長氏しかいないと思っていた」。9月26日、那覇市での集会で、選考委の座長を務めた新里米吉(しんざとよねきち)・社民党県連委員長は言った。勝てる候補者を見いだせない革新にとって、知名度がある翁長氏待望論は「渡りに船」だったのが実態だ。

 だが、最大の争点である辺野古移設に「反対」で一致しても、日米安保への評価一つにしても隔たりは大きく、保革共闘にきしみはある。

 かつて革新側に推された大田昌秀元知事(89)は翁長氏擁立を「基地問題の本質は平和憲法を守り抜くかどうか。保守本流を自負する人物にくみする革新には失望した」と強烈に批判。陣営内にも「革新の退潮に拍車がかかる。革新の『終わりの始まり』になりかねない」(労組関係者)との声も漏れる。

 「腹八分、腹六分」。翁長氏が度々口にする言葉は、陣営をまとめるキーワードだ。9月13日の出馬会見でも翁長氏は力説した。「辺野古に新基地を造らせないために保守革新を乗り越えて一つになる必要がある。それぞれの価値観を持ちつつ、腹八分、腹六分で団結していこう」

 1年以上前から知事選での保革共闘の必要性を主張してきた革新系県議は言う。「身内の批判は分かるが、沖縄の未来を思うが故に退路を断つ覚悟で勝負する。保革共闘を完成して知事選に勝利すれば、我々は強い力を手に入れることができる」。革新退潮の決定打か、新たな政治勢力誕生の布石か。知事選は沖縄政界の変化の起点になる。=つづく

4050チバQ:2014/10/20(月) 22:26:05
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141018ddp041010020000c.html
決める:沖縄知事選2014/3 建白書堅持か、振興策期待か 団結崩れる首長
毎日新聞 2014年10月18日 西部朝刊

 8月7日、那覇市内のホテルであった仲井真弘多(ひろかず)氏(75)の沖縄県知事選(11月16日投開票)出馬会見。「県内41市町村ありますが、31市町村長が仲井真氏への支持を表明しました」。司会役の自民党県議がひときわ大きな声を上げ、知事の背後に陣取った首長たちが一斉に拍手した。

 昨年末、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設に向けて政府の埋め立て申請を承認した一方、沖縄振興予算の増額を政府から引き出した仲井真氏。「現在の沖縄は産業であれ雇用であれ、あらゆる面で活況を呈している」。時間の多くを沖縄振興に割き、胸を張った。

 背後の首長たちの多くは、2年近く前、別の熱気の中にいた。2013年1月、沖縄の全首長が署名して安倍晋三首相に提出した「建白書」。普天間飛行場の県内移設断念とオスプレイ配備撤回を求めた「オール沖縄」の団結はしかし、仲井真氏の埋め立て承認と、知事選を前に仲井真氏の下に結集した首長たちによって崩れた。

 「政府が普天間飛行場の5年以内の閉鎖を知事に約束し、建白書の時とは状況が変わった。今重要なのは基地問題より沖縄の発展だ」。旗振り役の一人、南城(なんじょう)市の古謝景春(こじゃけいしゅん)市長は言う。浦添市の松本哲治市長が解説する。「首長は日々、予算や行政で苦労している。知事が政府と厳しいやり取りをして引き出した振興策が持つ重みは、首長たちが一番理解している」

 一方、安倍首相に建白書を手渡した前那覇市長の翁長雄志(おながたけし)氏(64)。9月13日の出馬会見で「私たちの大同団結の元が建白書」と話し、オール沖縄の精神を受け継ぐ自負をアピールした。しかし、支持を表明した首長は名護市の稲嶺進市長ら一部。支援する首長の人数では仲井真氏に引き離されている。

 建白書に署名した前金武(きん)町長の儀武剛氏は、移設について県民投票に問うと主張する元郵政担当相、下地幹郎氏(53)支持を明確にする。「建白書作成を主導したのは革新系。当時から選挙ありきだったのかもしれない」との疑念を明かした。

 「首長は顔が広く、期待できる」(沖縄県幹部)。「部下がトップの意向通りに動く時代ではない」(沖縄本島中部の市幹部)。自治体職員も首長の集票力への見方は分かれる。沖縄の未来に必要なのは沖縄振興策か、それとも建白書の堅持か。知事選では首長と有権者の判断が重なるのか、異なるのかが顕在化する。=つづく

4051チバQ:2014/10/20(月) 22:26:54
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141019ddp041010009000c.html
決める:沖縄知事選2014/4 米軍から返還、新都心開発成功 「基地経済」揺らぐ民意
毎日新聞 2014年10月19日 西部朝刊

 いくつものショッピングセンターに、ホテル、マンションが林立し、広大な公園では市民が憩う。約214ヘクタール、甲子園球場55個分の広さがある那覇市の新都心地区は、1987年に返還されるまでは米軍の住宅地区だった。この新たな街が「基地経済」を巡る県民意識に変化を生んでいる。

 那覇市によると、新都心地区には約2万人が暮らし、約1100の事業所に計約1万5000人が勤める。沖縄県がまとめた経済波及効果の調査によると、民間企業の生産額は年間約600億円で返還前の12倍(2002年)。被雇用者が得た所得は69倍の約518億円(09年)に達するとみられる。

 今月2日、那覇市の建設・小売り大手の「金秀」グループが開いた知事選に向けた「総決起大会」で、呉屋守将(ごやもりまさ)会長(66)は社員ら約700人を前に話した。「我々は基地がなくても困らない。米軍基地は百害あって一利なしだ」。米軍普天間飛行場の名護市辺野古への県内移設に反対し、保革共闘で知事選に臨む翁長雄志(おながたけし)前那覇市長(64)への支持と、基地依存経済からの脱却を訴えた。

 呉屋氏は説明する。「新都心での大きな成功を目の当たりにしているからこそ、米軍基地は沖縄経済の最大の阻害要因だと考える。もう基地で潤うという時代ではない。自分たちは経済人である前にウチナーンチュ(沖縄の人)。県民に寄り添う企業として責任を果たす」

 基地返還跡地の成功例は新都心地区だけでない。北谷(ちゃたん)町にも大型複合商業施設が入った新たな街が生まれ、観光地にもなっている。1972年の本土復帰当時、県民総所得に占める米軍基地関係収入は15・5%だったが、2011年度には4・9%にまで低下している。

 異論はある。辺野古移設推進を訴える仲井真弘多(ひろかず)知事(75)を推す地場建設大手「国場(こくば)組」の国場幸一(ゆきかず)社長(62)は「基地の県内経済波及効果は10%をはるかに超えている。『県民総所得の5%だから効果がない』というのは違う」と指摘する。そのうえで「沖縄が抱える問題を乗り越えていくには政府との良好な信頼関係が必要だ。それを維持しているのは仲井真氏だ」と話した。

 更に国場氏は、辺野古移設を進め、嘉手納基地より南の6施設を返還する日米両政府の方針に触れ「基地は減らすべきだ。しかし辺野古移設に反対すれば嘉手納以南は返ってこない。それでいいのか」と続けた。

 「基地経済」を巡る意識の揺らぎに、初めて保守が分裂した知事選。沖縄経済界も割れている。=つづく

4052チバQ:2014/10/20(月) 22:27:52
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141020ddp041010007000c.html
決める:沖縄知事選2014/5止 基地代償の振興予算か 国に振り回され続け
毎日新聞 2014年10月20日 西部朝刊

 金属製の扉が上がると、零下30度の冷気とともに沖縄特産のかんきつ類・シークワーサーの果汁の香りが広がった。沖縄本島北部にある本部(もとぶ)町が国の北部振興策を活用し、総事業費10億円で2012年3月に完成させた本部港の冷凍冷蔵倉庫。国内外から農産物などが集まる。

 北部振興策は、沖縄本島北部12市町村に「10年で1000億円」を投下する政策。00年度から始まり、10年度以降も減額されて継続され、今年度までに1290億円が計上された。文字通り北部地域の振興が目的だが、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設の「見返り」が実態だ。

 本部町の倉庫の完成で、農家は80キロ以上離れた那覇港まで農産物を輸送する必要がなくなった。シークワーサー果汁製造業者の男性(69)は「輸送費を大幅に節約でき、生産量増加にもつながっている」と喜ぶ。

 高良(たから)文雄・本部町長は言う。「北部振興策は欠かせない。移設を巡って政府と対立するとこれまで通りの予算はもらえない」。知事選で支援するのは仲井真弘多(ひろかず)知事(75)だ。

 本部町の東隣にある名護市の稲嶺進市長は真っ向から反論する。「本土では基地がなくても橋がかかり、新幹線が延長される。沖縄は基地を受け入れないと予算を付けないというのは差別であり、脅しだ」。移設を拒否する稲嶺市長は辺野古移設反対を訴える前那覇市長の翁長雄志(おながたけし)氏(64)を支持する。

 沖縄振興予算は、27年間の米国統治の間に高度経済成長を遂げた本土との格差是正を目的に1972年の本土復帰初年度から国が支出してきた。日米両政府が96年に普天間飛行場の全面返還に合意し県内移設が政府方針となって以降、基地受け入れの代償としての色合いが濃くなる。北部振興策はその代表例だ。

 だが、こうした予算で突出した国費が沖縄に投入されているわけではない。沖縄県に入る振興予算を含む国庫支出金と地方交付税を合わせた額は11年度で3699億円。県民1人当たり26万4000円で、47都道府県で7番目だ。沖縄振興計画に長年携わってきた元内閣府沖縄総合事務局職員の宮田裕(ひろし)さん(71)は「『沖縄県は多額の予算をもらっているから基地受け入れは当然』という考えは間違いだ」と話す。

 普天間飛行場移設に向けた海底ボーリング調査が進む辺野古海域に近い名護市汀間(ていま)地区。選挙の度に国の予算を見込んだ新たな地域振興の話が浮上しては消えた。自治会長、新名(にいな)善治さん(60)は言う。「言うことを聞いたら予算をあげる、聞かなかったらあげないなんて住民をばかにしている。知事選は国に操られない候補に1票を投じたい」

 沖縄の針路を決める知事選は30日、告示される。=おわり(この連載は佐藤敬一、比嘉洋、井本義親が担当しました)

4053チバQ:2014/10/20(月) 22:33:53
http://www.sankei.com/region/news/141020/rgn1410200030-n1.html
2014.10.20 07:08

熊本市長選告示まで2週間 保守系三つ巴の構図か 民主・共産は自主投票

 任期満了に伴う熊本市長選の告示(11月2日)まで2週間となった。これまでのところ、保守系無所属新人の3人が名乗りを上げ、前哨戦を繰り広げている。自民1強の前に、国政でも存在感を示せずにいる民主、共産は候補者を擁立できず、自主投票を決め込んだ。来春の統一地方選を占う選挙であり、熊本市が政令指定都市移行後、初めての市長選は11月16日に投票日を迎える。(谷田智恒)

                   ◇

 これまでに、元県議の大西一史氏(46)▽元市議の下川寛氏(54)▽元会社役員の石原靖也氏(60)−の3人が立候補を表明している。

 今回の市長選では当初、幸山政史市長(49)の「4選出馬は確実」とみられていた。ところが、幸山氏は6月2日、臨時で記者会見を開き、不出馬を明らかにした。「次期市長選には基本的に関わらない」とし、後継指名もしなかった。

 突然の不出馬表明で、熊本の政財界は、蜂の巣をつついたような騒ぎとなった。

 自民党県連は候補者選考委員会を設立した。市議団を中心に候補者選びに入ったが、ラブコールを送った人物から固辞されるなど難航を極めた。

 8月に入ると、大西、下川両氏が相次いで出馬表明し、自民党県連に推薦願を提出した。

 県議5期目の大西氏は、かつて自民党に所属していた。平成14年の市長選で自民党県連の推薦候補を支援せず、無所属で出馬した幸山氏を応援したため、勧告を受け離党した。「政令市として県市連携を図り、熊本全体の浮揚を図る」と転身を決意したという。

 一方、市職員出身の下川氏は、市議を6期務めた。「現場経験を生かし、市民の満足度を高めたい」と名乗りを上げた。

 動向が注目された自民党県連は、9月17日の役員会で大西氏の推薦を正式決定し、党本部が今月7日に推薦状を出した。選考に当たった自民党県議団の小杉直氏は大西氏を選んだ理由について「市政、県政を熟知している。県議5期の実績を重視した」と述べた。

 推薦を得て優位に立つ大西氏だが、無所属活動が長く、自民党内がどこまでまとまれるかが焦点となる。

 一方、経済界からは、石油販売会社「東光石油」会長の石原氏が9月12日に、無所属で立候補する意向を表明した。石原氏は同月末で会長職を退いた。地元財界の一部は、すでに石原氏支援で動いており、大西氏にとって強力なライバルといえる。

 石原氏は、幸山氏が進めた桜町・花畑地区再開発事業に異を唱えた。

 市は九州産交ホールディングスとともに、大規模集客施設(MICE施設)の建設を計画するが、石原氏は「現状のMICE施設整備計画には反対する。市民の理解が得られておらず、事業執行は凍結し論議を進めたい」と述べた。

 再開発事業では、移転を迫られた「県民百貨店」が閉店を決めるなど、地元経済界に波紋を拡げており、市長選の争点に浮上しそうだ。

 大西、下川両氏はMICE施設について事業継続を前提に「自身のフィルターを通して、見直すべきところは見直す」とする。

 MICE施設をめぐっては、共産党系の市民団体「熊本市をよくする市民の会」が「建設反対」を最大の訴えとして、候補を内定したが、石原氏の出馬で「反対票が割れる事態は避けるべきだ」として、独自候補擁立を断念した。

 また、民主、社民両党も候補者擁立を断念した。市議会の民主・社民系会派は、連合熊本と協力し、元国会議員ら約10人に立候補を打診したが、すべて断られたという。民主党県連の鎌田聡代表は「野党が支持を伸ばせていない政治状況が、擁立を断念した大きな要因になった」と述べた。民主党の足腰の弱さが露呈したといえる。

4054チバQ:2014/10/20(月) 22:35:32
https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=87289
宜保氏が再選 豊見城市長選
2014年10月20日 06:39
 【豊見城】任期満了に伴う豊見城市長選は19日投開票され、現職の宜保晴毅氏(46)=自民、公明推薦=が1万3170票を獲得して2期目の当選を決めた。野党が統一候補として擁立した新人で元市議の大城勝永氏(61)=社民、社大、共産推薦=に2699票差をつけた。

 当日有権者数は4万4638人。投票率は53・46%で前回の51・98%を1・48%上回った。

 宜保氏は「市政継続」を訴え、待機児童の解消や教育環境の充実など1期目の実績を強調して選挙運動を展開した。与党市議団16人の支持や自民、公明両党のバックアップを受けて若さをPR。若年層を中心に幅広い支持を得た。

 大城氏は3月の段階から野党3政党から支持を得て選挙活動をスタートしたが、有権者に政策が十分浸透しなかった。

 宜保晴毅氏の話 市民の幸せを第一に考えてやってきた。理解してもらい本当にうれしい。厳しい選挙戦だったが、これからも待機児童の解消など公約実現のために頑張っていきたい。

 宜保晴毅(ぎぼ・はるき) 1968年生まれ。市高安出身。沖縄大学卒。会社役員を経て2007年同市議初当選。10年、同市長に初当選した。

当 宜保晴毅氏 13170票

  大城勝永氏 10471票

(選管最終、投票率53・46%)

4055名無しさん:2014/10/21(火) 13:39:48
台風の影響で延期されていた豊見城市長選は19日投開票され、
無所属現職の宜保晴毅氏(46)=自民、公明推薦=が1万3170票を獲得し、
無所属新人の大城勝永氏(61)=社民、共産、社大推薦=に2699票差をつけ
2期目の当選を果たした。

投票率は53・46%で前回の51・98%を1・48ポイント上回った。

宜保氏は4年間の実績や若さをアピールし、子育て・教育政策を重点政策として訴え勝利した。
宜保氏は「4年間、豊見城市民の幸せを第一に頑張ってきた結果が勝利に結び付いた」と語った。

豊見城市の当日有権者数は4万4638人(男性2万1711人、女性2万2927人)。
投票者数は2万3864人。無効票は222票、不受理・持ち帰りなどが1票だった。

▽豊見城市長選挙開票結果
当 13170宜保 晴毅 無現
  10471大城 勝永 無新

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-233389-storytopic-3.html

豊見城市長選:自民、知事選へ勢い期待
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=87303

4056とはずがたり:2014/10/21(火) 13:55:58
>>4047
懐かしい♪
まだあったんですねぇ>CNP

4057チバQ:2014/10/21(火) 20:09:01
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014102100801
公明離れ、自民に焦り=現職援護に躍起−沖縄知事選


 11月16日投開票の沖縄県知事選をめぐり、公明党が自主投票を決めた。沖縄で16年間続いてきた自公共闘が崩れた形で、焦りを強める自民党は政府と一体となり、現職の仲井真弘多知事の援護に躍起だ。しかし、固定票を持つ公明党が離れた影響は大きく、挽回の見通しは立っていない。
 公明党の決定は、仲井真氏が推進を掲げる米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に地元支持者の反発が強いため。同党の斉藤鉄夫選対委員長は21日の記者会見で「県本部と見解を異にする部分があり、推薦や支持は困難と判断した」と明言した。 
 沖縄での自公選挙協力は、国政での連立に先立って1998年の知事選から事実上始まった。しかし、今回の決定により、同党支持票の多くは県内移設反対の翁長雄志前那覇市長に流れるとみられている。翁長氏は98年当時の自民党県連幹事長。公約を発表した21日の記者会見で「県民が一つになるステップとして自公体制をつくった。公明党に教えていただいたこともたくさんある」と語り、公明党に秋波を送った。
 自民党は21日、谷垣禎一幹事長を中心に選対本部や組織運動本部の幹部が会議を開き、仲井真氏を最大限支援する方針を確認した。22日以降、茂木敏充選対委員長や谷垣氏らが相次いで沖縄を訪れ、てこ入れを図る。
 政府は20日、返還予定の米軍基地内で地元自治体による環境・文化財調査を可能にする新協定締結で米側と実質合意したと発表した。知事選前に基地負担軽減で実績を上げたい仲井真氏の意向を踏まえたもので、菅義偉官房長官は「沖縄の振興・発展に寄与する知事が選ばれることを期待している」と語った。
 ただ、沖縄では辺野古移設への抵抗感がなお強い。「世論調査などによれば、必ずしもわれに利ありという状況にない」。谷垣氏は21日の会議でこう語り、危機意識を隠さなかった。(2014/10/21-19:08)

4058チバQ:2014/10/21(火) 20:28:26
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141021ddlk44010370000c.html
選挙:別府市長選 自民党議員団、推薦巡り分裂 /大分
毎日新聞 2014年10月21日 地方版

 別府市議会の自民党議員団(9人)が20日、二つに分裂した。市議7人が脱退し、新会派「自民べっぷ」(代表、河野数則市議)を結成した。

 任期満了に伴う来春の別府市長選を巡り、自民党別府市連(会長、三ケ尻正友市議)が、元市議の長野恭紘(やすひろ)氏(39)の推薦を決めたのに反発したのが原因。自民党議員団は三ケ尻市議ら2人になった。

 同市長選には長野氏のほか、元国土交通省技官の春田義信氏(58)、「はとタクシー」社長の麻生(本名・梅野)雅子氏(54)の3人が自民党に推薦を申請していた。今回、新会派を結成した市議らは「特定の出馬予定者の推薦決定に反対する」と主張していた。

 同市議会の保守系議員は「自民党議員団」のほか「創政会」(3人)「勝政会」(2人)「行財政改革クラブ」(1人)の会派に現在も分かれており、今回さらに1会派が加わることになった。【大島透】

4059チバQ:2014/10/22(水) 20:52:34
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141022k0000m010149000c.html
福岡市長選:頭山晋太郎氏が立候補取りやめ
毎日新聞 2014年10月22日 04時00分

 11月16日投開票の福岡市長選に立候補を表明していた元政党支部長、頭山(とうやま)晋太郎氏(37)が21日、毎日新聞の取材に対し「立候補を取りやめる」と語った。頭山氏は22日に記者会見し立候補を断念した理由などを説明する予定。

 頭山氏は取材に「最後まで選挙を戦いたかったが、支援者との話し合いなどで総合的に判断した」と語った。これまで同市長選には頭山氏を含め7人が立候補を表明していた。【中山裕司、下原知広】

4060チバQ:2014/10/22(水) 20:53:33
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141022ddlk40010399000c.html
選挙:古賀市長選 新人・安松氏が出馬表明 「古賀駅周辺の再開発を」 /福岡
毎日新聞 2014年10月22日 地方版

 11月23日告示、30日投開票の古賀市長選に21日、無所属で新人の安松禧議(よしのり)氏(67)が立候補を表明した。

 市長選にはこれまで現職の竹下司津男氏(46)、前市長の中村隆象氏(66)、元県議の前田宏三氏(65)、前市議の松島岩太氏(46)、前市議の清原哲史氏(65)=いずれも無所属=の5人が出馬を表明している。

 安松氏はかつて造園業を営み現在はアパート経営。「JR古賀駅周辺を再開発し、商店街を整備したい。住みよい街づくりを目指す」と語った。【柴田種明】

〔福岡都市圏版〕

4061チバQ:2014/10/22(水) 22:16:28
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/local/fukuoka/20141022-OYS1T50021.html
古賀市長選 6人目の出馬表明
2014年10月22日
特集 地方選
 11月30日投開票の古賀市長選に、アパート経営の新人安松●議氏(67)が21日、無所属で立候補することを表明した。同市長選への出馬表明は6人目。

 安松氏は福岡農業高卒。報道陣に対し、JR古賀駅周辺の再開発や、青柳地区に新たな工業団地の整備を目指す考えを示した。そのうえで、「隣接する福津市や新宮町に比べ、古賀は元気がない。市民生活を向上させたい」と話した。

 同市長選には、現職の竹下司津男氏(46)、前市長の中村隆象氏(66)、新人で前市議の松島岩太氏(46)、前県議の前田宏三氏(65)、市議の清原哲史氏(65)が、無所属で立候補することを表明している。(※●は示に喜)

4062チバQ:2014/10/23(木) 20:53:23
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141023ddp001010004000c.html
選挙:福岡・熊本市長選、自民混迷 わだかまり、党内結束欠け 統一選の前哨戦、来月2日告示
毎日新聞 2014年10月23日 西部朝刊

 九州の3政令市のうち福岡、熊本両市長選が11月2日に告示される。来春の統一地方選の前哨戦と位置づけられ、自民党は存在感を示して弾みをつけたいところだが、両市長選とも党内の結束に欠け、政権与党としての求心力に不安を残す。一方、最大野党の民主党は自前候補を立てることもできず埋没気味だ。両党とも課題を抱えて選挙を迎えようとしている。投開票は同16日。【井川加菜美、取違剛、中山裕司】

 ◇民主は自前候補出せず
 自民党は福岡市長選で再選を目指す現職の高島宗一郎氏(39)の推薦を決めた。だが、もともと自民市議団内に「パフォーマンスばかりで議会への根回しもない」と高島氏批判が少なくなかった。こうした中、北嶋雄二郎氏(65)が反旗を翻し、市議を辞職して市長選への出馬を表明。亀裂が生じている。

 「党の決定には従うが、応援するつもりになれない」。熊本市長選でも、熊本県連の関係者は県連が推薦を決めた前県議の大西一史氏(46)へのわだかまりを口にする。

 政令市となって初の熊本市長選は、幸山政史市長(49)が4選不出馬を決め、大西氏ら3新人が出馬を予定している。大西氏は2002年の市長選で、自民などが支持する現職候補を破った幸山氏を支援し、自民党の勧告を受けて離党した経緯がある。

 今回、市議団は別の候補の擁立を模索したが、市幹部ら複数に断られ、「県議5期の実績がある勝てる候補」として大西氏への推薦を決めた。一部に「離党した人物の推薦は党員に対する背信行為」と不満がくすぶり、「一定の自民支持者が他に流れる」とも指摘されている。

 両市長選とも地域事情があるとはいえ、女性閣僚2人の辞任の影響も懸念される中、福岡県連関係者は「統一地方選を控え、一致団結して戦う姿勢を示してほしい」と困惑気味。共産党熊本県副委員長の松岡徹県議(70)は「自民の中には、消費増税などを強行した安倍政権に懸念を抱いている人もおり、統一選でも結束できない選挙が出てくる」とチャンスをうかがう。

 一方の民主党は、福岡市長選で独自候補を擁立できず、福岡県連は前市長の吉田宏氏(58)への自主的支援を選択。吉田氏側から要請はないが、勝手に支援することで存在感を示すのが精いっぱいだ。熊本市長選でも国会議員経験者ら10人近くに出馬を打診したが、次々と断られ自主投票を決めた。同日投開票の沖縄県知事選と那覇市長選も自前候補を出せない。

 熊本県連関係者は「支持率が回復せず、勝ち目がないので候補者が見つからない」と窮状を漏らす。前回衆院選福岡1区で落選した松本龍・元復興担当相は「党を一から立て直さないと大変なことになる」と危惧している。

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 ◇予想される顔ぶれ
【福岡市長選】

高島宗一郎(たかしま・そういちろう) 39 市長

吉田宏(よしだ・ひろし) 58 [元]市長

北嶋雄二郎(きたじま・ゆうじろう) 65 [元]市議

嶽村久美子(たけむら・くみこ) 64 [元]幼稚園教諭

大川知之(おおかわ・ともゆき) 37 NPO代表

金出公子(かないで・こうこ) 67 [元]市議

【熊本市長選】

大西一史(おおにし・かずふみ) 46 [元]県議

石原靖也(いしはら・やすなり) 60 [元]会社会長

下川寛(しもかわ・ひろし) 54 [元]市議

([元]は前職を含む)

4063チバQ:2014/10/23(木) 20:54:45
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141023ddlk45010401000c.html
選挙:延岡市長選の無効請求を棄却 高裁宮崎支部 /宮崎
毎日新聞 2014年10月23日 地方版

 今年1月の延岡市長選で落選した小田忠良・前市議会副議長(65)が県選管を相手取り、選挙の無効などを求めた訴訟で、高裁宮崎支部の田中哲郎裁判長は22日、請求を棄却する判決を言い渡した。

 判決で田中裁判長は「原告が選挙妨害で違法だと主張した行為や不作為は選挙規定に違反するとは認められず、選挙の自由公正の原則を阻害するものということもできない」などとした。【尾形有菜】

4064チバQ:2014/10/23(木) 20:57:51
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20141023-OYS1T50049.html
麻生副総理と関係修復、北橋氏自民単独推薦受け入れ
2014年10月23日
特集 地方選

北九州市長選への出馬を正式に表明した北橋市長(22日午後3時27分、北九州市役所で)
 北九州市長選を巡り、北橋健治市長(61)が自民党の単独推薦を受け入れた背景には、安倍首相に近く、国の財政を握る麻生副総理・財務相との関係を修復させたいとの思いがあった。人口減少が止まらず、福岡市との都市間格差が広がる中、政府・与党とのパイプづくりを望む地元経済界の声も決断を後押しした。

 受け入れ表明の翌日となった15日、小川洋・福岡県知事らと上京した北橋氏は、財務省で麻生氏と面会した。経済界が熱望する北九州市と山口県下関市を結ぶ関門海峡道路の早期実現を要望するためだった。

 出席者によると、麻生氏は小川知事と親しく言葉を交わした後、「北九州市(の道路に対する意向)はどうなの」と北橋氏に水を向けた。「副総理、よろしくお願いします」と頭を下げた北橋氏を前に、麻生氏は「北橋健治がねえ。そうか、そうか」と上機嫌だったという。

 実は北橋氏が市長就任後、麻生氏と言葉を交わしたのはこれが初めてだった。

 2人は中選挙区時代の1993年、衆院旧福岡2区で対決した旧敵だった。2007年の北九州市長選でも、民主党などの推薦を受けた北橋氏が、麻生氏が選対本部長を務めた自公推薦候補を破って初当選した。

4065チバQ:2014/10/23(木) 21:06:28
>>3833>>4034
http://www.yomiuri.co.jp/local/fukuoka/news/20141023-OYTNT50004.html
小田町長の辞職勧告可決 川崎町汚職
2014年10月23日

辞職勧告決議案に起立して賛成する議員

川崎町議会は22日、本会議を開き、町発注の工事を巡って官製談合防止法違反や加重収賄容疑などで逮捕、起訴された町長の小田幸男被告(66)への辞職勧告決議案を賛成多数で可決した。9月の否決から一転した。

 決議案は議会運営委員会が提案。3度の逮捕、起訴によって、町長の不在期間が長期化していることを問題視し、「潔くけじめをつけるべき」と辞職を求めた。

 本会議では、賛成派の議員が「今後も町長を務める意欲があるなら、一度身を引き、改めて選挙で信を問うべきだ」「首長の逮捕、起訴は町民の期待と信頼を裏切ったことになる」と指摘。反対派の議員からは「逮捕されて3か月たつが、まだ何も結果が出ていない」との声が上がった。

 議長と、加重収賄容疑などで逮捕、起訴された掛橋要一議員を除く15人で採決した結果、賛成9、反対6で可決。小田被告への辞職勧告決議案を巡っては、加重収賄容疑で逮捕された直前の9月16日にも議員提案されたが、賛成4、反対12で否決していた。

 辞職勧告決議に法的拘束力はない。町では、小田被告が最初に逮捕された7月19日以降、町長職の進退に関する意向は把握していないという。

 本会議後、井塚誠副町長は読売新聞などの取材に対し、「可決されたことを重く、真摯しんしに受け止めさせていただきたい」と述べた。議会から正式な報告を受けた後、小田被告に伝える手段を検討する考えを示した。

4066チバQ:2014/10/23(木) 21:07:14
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_chikuhou/article/122256
町長の辞職勧告一転可決 川崎町議会 「町民の信頼を裏切った」 [福岡県]
2014年10月23日(最終更新 2014年10月23日 00時29分)

 川崎町発注工事をめぐり官製談合防止法違反罪や加重収賄罪などで起訴された町長の小田幸男被告の辞職勧告決議案が、22日開かれた町議会(定数17)の本会議で可決された。決議案は9月16日の本会議では否決されたが、その後、小田町長が加重収賄容疑で再逮捕され、可決に賛成する声が増えていた。勧告に法的強制力はない。
 見月勧議長は本会議の冒頭、町長とともに町議の掛橋要一被告が加重収賄罪などで起訴されたことに触れ「町民のみなさまに心配、迷惑をかけたことを衷心よりおわびします」と述べた。
 辞職勧告決議案は議会運営委員会が提案。「町民の代表である町長が3度の逮捕に至りいずれも起訴された。不在が長期化しており、潔くけじめを付けるべきだ」として辞職を求めた。
 討論では「公共工事の指名において選挙協力した業者を優先して指名するなど公平公正とは真逆の独善的な町政運営を行った」「町民の期待と信頼を裏切った」との賛成意見の一方で、「取り調べでは何も結果が出ていない」と反対意見も出た。掛橋被告(欠席)と議長を除く15人で採決し、9人が賛成した。
 小田町長は7月19日、町発注工事の指名競争入札をめぐる官製談合防止法違反などの疑いで逮捕、8月26日に別の工事をめぐる同違反容疑などで再逮捕、9月16日に加重収賄容疑で再逮捕され、いずれも起訴された。弁護人によると3件とも否認しているという。
=2014/10/23付 西日本新聞朝刊=

4067チバQ:2014/10/24(金) 21:40:22
http://www.nishinippon.co.jp/feature/kumamoto_city_election/article/120854
連載【政令市の課題〜11・16熊本市長選】(1) 合併その後 中心部集中に不満も
2014年10月16日(最終更新 2014年10月16日 03時00分)
熊本市北区植木町のメロン栽培のビニールハウスで、台風に備えて補強をする小佐井敏成さん(左)
熊本市北区植木町のメロン栽培のビニールハウスで、台風に備えて補強をする小佐井敏成さん(左)
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 11月2日告示の熊本市長選の同16日投開票まで、1カ月に迫った。周辺町との合併を経て政令指定都市となり、県と同等の権限が与えられて2年半余り。70万都市の新リーダーを選ぶ戦いを前に、市政の課題を探る。
 台風19号が九州へ向け北上した11日、熊本市北区植木町轟地区。メロンやスイカのビニールハウスが所狭しと立ち並ぶ中を、生産者たちが慌ただしく設備の補強などに追われていた。
 「メロンは強風にあおられるとすぐに駄目になってしまう。ハウスの隙間は全てふさいでおかないと」。メロン農家の小佐井敏成さん(65)はハウスを一つ一つ見て回り補強を急いだ。
 旧植木町内に約2ヘクタールの農地などの土地を所有する小佐井さん。2012年4月の熊本市の政令市移行に伴い旧植木町内も都市計画区域に組み込まれ、所有地は全て、市街化を抑制し自然環境を守る「市街化調整区域」となった。住宅など新たな建築が厳しく制限されるため、「資産価値が下落し、土地を担保にした資金の借り入れが難しくなった」と顔をしかめる。
 ハウス栽培は高額の設備投資が必要で「台風でビニールが損壊してしまったら、修理代の工面が大変」と不安を口にした。
   ◇    ◇
 熊本市は10年、政令市移行を見据え、都市機能を市中心部に集約し、病院や商業施設が集まる市内各地の拠点地区との間を公共交通で結ぶ「多核連携型コンパクトシティ」の実現を打ち出した。富合、植木、城南の旧3町内の大部分を市街化調整区域に指定したのは、その延長線上にある。
 旧富合町の江口薫さん(64)も、マンションの建設計画を進めていた所有地が市街化調整区域となり、計画が頓挫したという。「合併のうまみを全て市中心部に吸い上げるつもりなのか」。市中心部と周辺部の発展に差が広がる懸念から、不信感をあらわにする。
   ◇    ◇
 市は市街化調整区域内で建物を建てやすくするため、一部で制限を緩和している。また旧3町では、上下水道や道路整備など10年間で総額約660億円を投資する計画を進める。今月1日には、旧城南町に地元農産品を販売する物産館を開業させた。
 ただ、こうした旧町への配慮に地元から不満も漏れる。物産館は売り場面積が約250平方メートルと狭く「期待はずれ」の声。旧植木町に計画中の同様の物産館建設も、小佐井さんは「場所の選定などに、地元農家の意見が反映されていない」と、合併や政令市移行で、行政と市民の距離が遠くなったと感じている。
 来年4月からは、合併後5年間据え置かれていた都市計画税や事業所税が、旧植木、旧城南両町の市民にも新たに課税され、「合併のメリットが感じられない」との不満が、さらに高まることも予想される。
 政令市実現の礎となった旧町との一体的な発展を目指した熊本市。その実現と市民の理解は、まだ途上にある。
=2014/10/16付 西日本新聞朝刊=

4068チバQ:2014/10/24(金) 21:40:43
http://www.nishinippon.co.jp/feature/kumamoto_city_election/article/121087
連載【政令市の課題〜11・16熊本市長選】(2) 公共交通網 見直し議論は進まず
2014年10月17日(最終更新 2014年10月17日 03時00分)
JRからの乗り換え客が並び、「積み残し」が生じた熊本市電の新水前寺駅前停留所=15日朝
JRからの乗り換え客が並び、「積み残し」が生じた熊本市電の新水前寺駅前停留所=15日朝
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 濃茶のつややかな車体に、秋晴れの空が映った。3日、熊本市交通局で開かれた新型市電「COCORO(こころ)」の出発式。JR九州の豪華寝台列車をデザインし、COCOROも担当した水戸岡鋭治さんらがテープカットし、華やいだ雰囲気に包まれた。
 「(COCOROが)走ることで熊本の魅力を引き立てる」。幸山政史市長は期待を込める一方で、「市電には(満員で客が乗れない)積み残しなど、課題の指摘も強まっている」と語り、市内の公共交通見直しの必要性も強調した。
 市電は九州新幹線全線開業などを追い風に4年連続で乗客数を伸ばし、13年度は1089万人に達した。とはいえラッシュ時に頻発し、利用者からの不満が出ている「積み残し」に、今のところ抜本対策はない。
 15日午前8時前、新水前寺駅前停留所では、市中心部に向かう満員電車を20人あまりが見送った。JRから乗り換えた会社員男性(57)は「雨が降ればもっと混雑する。座席が多い車両を増やしてほしい」といらいらを募らせた。
   ◇    ◇
 「みんながバスじゃなくて車に乗れば、二酸化炭素が増えて地球が温暖化します。でもバスのお客さんは年々減っています」。田迎小(同市南区)で8日に開かれたバスの乗り方教室で、市の担当者が3年生に熱心に利用をPRした。
 乗客数が伸びている市電とは対照的に、熊本都市圏の路線バス利用者はピークの1億1千万人(1967年)から約3100万人(2013年)にまで激減している。11月まで計6校で開かれる教室には、「未来の乗客を増やす」との切実な願いを込め、民間バス会社と市営バスも車両を出して協力している。
   ◇    ◇
 利用増の市電、利用減のバス、加えて恒常化する市内幹線道路の渋滞。市発展のために交通網の整備は待ったなしで、市が公共交通再編に力を入れているのはそのためだ。市は18〜20年度を目標に、市電や市街地を走るバス路線を「幹」とし、郊外を走る「枝」のバスから乗り換えるネットワーク化を構想する。
 ただ「乗り換えには屋根付きの拠点が何カ所も必要で、整備費負担は困難」(バス会社幹部)と構想実現にちゅうちょする声もあり、議論は停滞気味。結果として、市主導のバス各社の競合路線再編も進んでいない。好調の市電も年9億円超の赤字を一般会計から穴埋めしているのが実情だ。
 公共交通の活用を提唱しているNPO法人「くまもとLRT市民研究会」の広瀬賜代(たまよ)理事長は、「環境に優しい市電を活用しながら、バス会社の経営体力があるうちに、公共交通再編を急ぐべきだ」と求めている。
=2014/10/17付 西日本新聞朝刊=

4069チバQ:2014/10/24(金) 21:41:11
http://www.nishinippon.co.jp/feature/kumamoto_city_election/article/121310
連載【政令市の課題〜11・16熊本市長選】(3) 職員倫理 組織の緩み どう克服
2014年10月18日(最終更新 2014年10月18日 03時00分)
熊本市役所に近い繁華街の路地。代行運転を利用する市民は多いが、市職員は事実上、利用を禁止されている(写真の一部を加工しています)
熊本市役所に近い繁華街の路地。代行運転を利用する市民は多いが、市職員は事実上、利用を禁止されている(写真の一部を加工しています)
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 10月最初の週末の午後10時。熊本市最大の繁華街・下通近くの路地に、酔客を呼び込む運転代行業者の姿があった。「市の職員さんもいいお客さんですよ。あ、これって言っちゃだめなんでしたっけ」。大型駐車場そばで待機していた40代の運転代行業男性は、急に声を潜めた。
 政令市移行後、職員の飲酒運転絡みの懲戒処分が相次いだ熊本市。昨年8月には、代行運転で帰宅中に業者と口論になり、途中から自分で飲酒運転した事件の発覚を受け、幸山政史市長は「飲酒場所近くに車を持ち込ませないことを全庁的に徹底する」と宣言した。事実上の“代行運転利用禁止令”だが、宣言から1年以上が過ぎ、この代行業者の固定客の市職員は、頻繁に利用しているという。
 「酒を飲んで気が大きくなっているのか、『(禁止令は)俺には関係ない』と堂々と言い放つ時もあります。われわれ業者は助かりますが、規律に抵触するのなら複雑な気持ちです…」
   ◇    ◇
 2013年度の懲戒免職対象者は、熊本市(職員約6400人)では、飲酒運転や公金着服なども含めて5人に達し、同じ政令市の北九州市(同8300人)の2人や、福岡市(同9600人)の6人と比べても割合は多い。
 トップとして、不祥事が表面化するたびに減給などで責任を取ってきた幸山市長は「組織としての問題、あるいは緩みが中堅の職員の不祥事につながっているのかもしれない」(昨年5月の記者会見)と危機感を募らせてきた。
 10年4月に職員倫理意識の向上を図る「コンプライアンス推進室」を設置し、綱紀粛正に力を入れているが、効果を上げているとは言い難い。なし崩し的な代行運転利用禁止令への違反疑いについて、同室の岡健児室長は「規律を破った職員がいるとの報告は上がっていないが、証言があるのなら再度、徹底を指導したい」と話す。
   ◇    ◇
 14年度は懲戒免職の発表はないが、7月に固定資産税の課税ミスが発覚した際には、「職員の緩み」の一端が如実に表れた。
 会見した担当局の職員は「政令市移行後、長年業務に携わっていた職員が別々の区役所に分散したのが原因」と、責任を棚上げするように釈明。これに対し幸山市長は後日、「区制移行は分かっていた。理由にならない」と指弾した。
 市は、懲戒処分の対象者となるケースが多い40代以上を対象に倫理研修を今年7月にスタートさせるなど、職員の資質向上にさまざまな手を打っている。しかし繰り返されてきた不祥事で失った市民の信頼を、取り戻す道のりは険しい。
=2014/10/18付 西日本新聞朝刊=

4070チバQ:2014/10/24(金) 21:41:25
http://www.nishinippon.co.jp/feature/kumamoto_city_election/article/121615
連載【政令市の課題〜11・16熊本市長選】(4) 子育て 厳しさ増す保育事情
2014年10月20日(最終更新 2014年10月20日 03時00分)
小学生の長男と長女を見送った後、次女を抱きかかえて出勤する西岡裕子さん
小学生の長男と長女を見送った後、次女を抱きかかえて出勤する西岡裕子さん
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 秋の冷え込みが強まった10月の朝、熊本市中央区のマンションの一室で張りのある声がこだました。「いってらっしゃい。気をつけてね」。3人の子を育てる住人の医師西岡裕子さん(40)にとって、出勤までの時間はまさに“戦場”だ。
 小学生の長男(11)と長女(9)を学校に送り出し、それから15分もたたないうちに、認可外保育所に預ける次女(4)を抱いて家を飛び出した。
 勤務先の病院で仕事を続けるため、次女だけでなく上の2人も認可外保育所に預けた。「認可保育所に預けるための市への手続きや、入所待ちをする余裕はなかった」という。1人当たりの保育料は月額で平均約5万円。「認可外は預かり時間延長など融通が利くが、延長料も発生するので正直きつい」と打ち明ける。
 熊本市は2012年度以降、認可外保育所の入所者1人につき月額4千〜1万8500円を助成する制度を設けているが、この制度は西岡さんには適用されない。認可保育所への申請手続きをしていない人は、助成の対象外となるためだ。
   ◇    ◇
 「育児休暇が間もなく終わり、子どもを預けないと働けない」「親に子どもの世話を頼めない」
 認可保育所の入所申請手続きを受け付ける熊本市内の各区役所窓口には、保護者の切実な声が届く。
 市保育幼稚園課によると、政令市に移行後、保護者の就労や病気など認可保育所の入所要件を満たしているのに、定員超過などで入れない市内の待機児童(乳幼児)数は増加傾向にある。今年4月1日現在の待機児童数は319人で、前年同期より139人増えた。
 さらに、待機児童には市が紹介した保育サービスを断って保育所の空きを待つ人の子どもは含まれておらず、こうした子どもを含めた未入所者数は1312人に膨れ上がるという。
   ◇    ◇
 市保育幼稚園課は、待機児童数などの増加の要因として、女性の就労率上昇や核家族化の進行を挙げる。
 状況の改善に向け、市は、民間の認可保育所2施設の開設や既存保育所の増改築、待機児童が多い3歳未満の子どもを中心に小規模保育の運営支援事業などを計画。2015年度中に受け入れ人数を320人分増やす方針だ。しかし、多くの乳幼児が等しく保育を受けられる状況には届かないとみられ、同課は「地道に対応していくしかない」と強調する。
 熊本学園大社会福祉学部の伊藤良高教授(保育制度・経営論)は「乳幼児の数や保護者の要望は地域や地区によって異なり、変化もする。行政は弾力的に施策を展開していくことが望ましい」と提言する。
=2014/10/19付 西日本新聞朝刊=

4071チバQ:2014/10/24(金) 21:42:38
http://www.nishinippon.co.jp/feature/kumamoto_city_election/article/121617
連載【政令市の課題〜11・16熊本市長選】(5) 中心市街地活性化 拭えぬ将来への不安
2014年10月20日(最終更新 2014年10月20日 03時05分)
上通アーケードを歩く熊本市中心商店街等連合協議会の武本純一会長。「中心街の魅力アップに取り組みたい。そのためには行政の協力が必要だ」と語る
上通アーケードを歩く熊本市中心商店街等連合協議会の武本純一会長。「中心街の魅力アップに取り組みたい。そのためには行政の協力が必要だ」と語る
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 焼きナスに空揚げ、ベトナム料理…。「おいしいですよー。食べていって」。飲食店が出したブースから活気ある声が飛び、近くに設置したテーブルには出来たてを味わう家族連れの笑顔が広がった。
 上通や下通といった西日本最大級のアーケード街を擁する熊本市の中心市街地。その一つ、銀座通りで催された「城下町くまもと銀杏(ぎんなん)祭」(11日)は、普段は昼夜問わず車が行き交う通りを年に1度、歩行者天国にするイベントだ。10回目を迎えた今年も、中心街のにぎわいは健在に見えた。
 「普段も中心街に来てほしいとの思いでやっているが…」。銀杏祭を主催する市中心商店街等連合協議会会長の武本純一さん(60)は、手応えを感じながらも一抹の不安が心によぎる。
 人口減、進む高齢化と少子化、大型郊外店の相次ぐ進出などで今後、劇的な売り上げアップは望めない。また、中心街周辺には大型バスを数十台止められる駐車場がなく、観光客が中心街を訪れる機会を奪っているという。
   ◇    ◇
 武本会長が肌感覚で実感する不安は、データにも現れている。
 熊本市などが昨年10月に実施した中心街26地点の通行量調査で、平日と日曜の2日間で計60万5448人となり、前年度比4・43%減。稼ぎ時の日曜だけみると、同6・19%も減っていた。中心街全体の1階の空き店舗率も悪化傾向だ。2013年度の市調査での空き店舗率は7・8%。04年度の2・5%から伸びた。
 懸念材料はまだある。下通アーケードにあったスーパー「ダイエー熊本下通店」は今年5月に閉店。来年2月末には桜町地区の再開発のあおりを受け、県民百貨店も閉店することになった。ダイエー跡地に建設される商業施設は、開業までに約2年かかる見通しだ。
   ◇    ◇
 街のにぎわいを持続できるか、という将来への不安。市は活性化策として銀杏祭の事業費補助のほか、商店街などとともに自ら主催者側に入り、中心街の道路を会場に大道芸や音楽を楽しめる「STREET ART−PLEX」や、熊本城周辺と中心街でイベントを開催する「城下町大にぎわい市」といったイベントを開き、集客増を図る。
 ただ、こうしたイベントが恒常的な集客増につながっているのか、市側も測りかねているのが実情だ。
 市商工振興課の担当者は「一過性ではなく、持続的なにぎわいづくりの方策を市も考えないといけない」と課題を挙げる。
 武本会長は強調する。「街に足を運んでもらう仕掛けを考えるのは私たち。市はそうした声に耳を傾け、一緒に考え、もっと動いてほしい」
=2014/10/20付 西日本新聞朝刊=

4072チバQ:2014/10/24(金) 21:43:18
http://www.nishinippon.co.jp/feature/kumamoto_city_election/article/121812
連載【政令市の課題〜11・16熊本市長選】(6) 都市間競争の戦略は MICE整備
2014年10月21日(最終更新 2014年10月21日 03時00分)
再開発事業が計画されている桜町地区。左は県民百貨店、右は熊本交通センター
再開発事業が計画されている桜町地区。左は県民百貨店、右は熊本交通センター
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 九州産交ホールディングス(HD)が再開発事業を計画する熊本市中心部の桜町地区。今月半ばの昼、再開発エリア内にある県民百貨店6階のリビング用品売り場は、常連客の女性たちで、にぎわっていた。
 「店じまいが伝わってからは、なじみ客がひっきりなしに来てくれています」。前身の「岩田屋」時代の約30年前から売り場に立つ女性販売員(58)は忙しそうに話す。県民百貨店は、再開発事業に伴い来年2月末に閉店し、建物は取り壊される。跡地には、バスターミナルや市の大型コンベンション(MICE=マイス)施設などが入る再開発ビルが建設される計画だ。
 ビル内には商業施設も整備されるが、同百貨店の再出店はかなわなかった。
 女性は繊維メーカーの派遣社員。別の系列店での仕事を希望しているが、まだ明確な返答はない。一般の求人には年齢がネックで厳しく、閉店発表から2カ月たった今も再就職先は決まらず、不安を抱く。
    ◇  ◇
 「民間主体ではなかなか(再開発事業が)動かなかったので、行政も一緒にやろうと決断した」
 15日夜、熊本市であった幸山政史市長の公約検証集会。市長は、九州産交HDが再開発ビルの建設計画を公表した2007年1月から4年後に、MICE施設の整備を同社に要請した経緯をあらためて説明した。
 事業への市の支出額は、MICE整備費と再開発事業への補助金も含め約400億円と見込まれる。小中学校運営やスポーツなどの市の年間教育予算(14年度、262億円)の1・5倍に匹敵する。資材費の高騰を受け、当初想定よりも規模を小さくして支出額が増えるのを抑制するが、「最大3千人収容」の看板は維持する方針という。
 市MICE推進室の興梠研一室長は「10年間で587億円の経済波及効果があり、費用対効果は大きい」と強調する。だが長崎市など九州内で同様の施設建設計画は相次ぎ、都市間競争の激化で「効果の見通しは甘い」との指摘も上がる。
    ◇  ◇
 都市間競争の背景には、将来の人口減少社会がある。人口増が見込めない中で、都市発展の持続は吸引力をいかに高めるかにかかる。隣の政令市の福岡市は、国家戦略特区である「グローバル創業・雇用創出特区」の指定を受け、「イノベーションの街」とのビジョンを明確化する。
 熊本市のMICE整備も「国内外から選ばれる都市づくり」の一環だ。「桜町に近い熊本城を生かしたオンリーワンのもてなしで、幅広く集客を図る」との将来戦略を描く。
 ただ、幸山市長の公約検証会議でも、MICE整備について「市民への説明が足りない」との批判の声があった。市の将来像をめぐる論議は、まだこれからだ。
=2014/10/21付 西日本新聞朝刊=

4073チバQ:2014/10/24(金) 21:44:25
http://www.nishinippon.co.jp/feature/kumamoto_city_election/article/122052
連載【政令市の課題〜11・16熊本市長選】(7) 県全体のリーダーに 自治体連携
2014年10月22日(最終更新 2014年10月22日 03時00分)
改修工事のために、9月から休館している熊本市中央区の市立図書館
改修工事のために、9月から休館している熊本市中央区の市立図書館
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 「やっぱり、子ども向けの絵本が少ないな」。9月初め、熊本市中央区のくまもと県民交流館パレア内の図書貸し出しコーナー。同区の小学校で読み聞かせボランティアをしている薬剤師女性(47)は、何冊かの本を棚から取り出しながら困惑した表情を見せた。
 自宅近くの市立図書館は改修工事で9月から半年間休館。同じ中央区内の県立図書館は、7月から9カ月間の改修工事に入っており、パレアに通うしかなくなった。だが蔵書数は1万1千冊。50万冊を超える両館との差は歴然で、子どもの年齢や季節に合わせた本を探すのが難しいという。
 「工事は、ずらせなかったのでしょうか」。女性は率直な疑問を投げかける。
    ◇  ◇
 市立図書館によると、県立図書館の改修工事計画を知ったのは今年1月。両館とも国の期限付き経済対策「地域の元気臨時交付金」を財源にした大規模工事計画をすでに固めており、工期を短縮したり、ずらしたりはできなかったという。緒方公(ひろし)市立図書館長は「予算編成前に話し合っていれば、工事の取りやめなどの対応ができた」と話し、連携不足を認める。
 政令市となり、県と同等の権限が与えられた熊本市。そのためなのか、自治体同士として県と市の連携がうまくできなかった例は、ほかにもある。
 市内バスへのICカード乗車券導入をめぐる2009年9月からの議論には、県と市も参加し、国が推奨する全国で使えるカードの導入を模索した。しかし市は昨年6月、バス事業者の意向をくんで導入コストの安い地域限定カード容認を表明。県と市が財政負担してカードの利便性向上を図ることになり、蒲島郁夫知事が今年6月の県議会で「じくじたる思いがある。心よりおわび申し上げる」と陳謝する事態になった。
 県の担当者は今も「県と市が連携すれば、バス事業者との調整はうまくできたのでは」と悔しがる。
    ◇  ◇
 政令市移行後、地下水保全や水銀を使わない「水銀フリー社会」実現などでは、歩調を合わせてきた県と市。それぞれのトップによる政策連携会議も毎年開く。6月に行われた今年の会議後の記者会見で、蒲島知事は「政令市が発展し、その利益が県全体に及ぶウィンウィン(相互利益)の関係が必要だ」と強調した。
 特に蒲島知事は道州制導入に積極的で、将来の九州の州都を担う存在としての熊本市の役割も期待する。
 県人口の4割以上を占める県都。経済、文化、暮らし、福祉、防災といったあらゆる面で県内自治体のリーダー役となり、さらに九州全体をもにらんだ都市づくりが求められている。新市長は、そのかじ取り役としての重責を負う。
 =おわり
=2014/10/22付 西日本新聞朝刊=

4074チバQ:2014/10/27(月) 23:47:55
http://www.nishinippon.co.jp/feature/kumamoto_city_election/article/123100
【攻防 プレ統一選九州】福岡市長選 現職か否か6人混戦
2014年10月27日(最終更新 2014年10月27日 23時19分)

 26日夜、福岡市で開かれた高島宗一郎市長の政治資金パーティー。「存在感のあるリーダー都市になる」。市の成長戦略を立て板に水のように説明する高島氏。続けてあいさつした麻生太郎副総理は「あんなうまいプレゼンの後でやらされる政治家は結構、しんどい」とおどけてみせた。会場はどっと沸いた。
 地元民放のアナウンサー出身。朝の情報番組の顔から、150万都市の市政トップへ駆け上がったのは4年前。「行政の素人」の生命線は発信力だ。市をPRする仮想行政区「カワイイ区」を創設し、屋根のない2階建てバスも導入した。東京、米シアトル、英ロンドン。公務出張で飛び回り、「出張が多すぎる」(市議)との批判も意に介さない高島氏。11月16日投開票の市長選で再選を目指す。
 2010年の前回選挙で支援を受けた麻生氏との太いパイプで、安倍晋三首相との関係も「良好」(側近)。3月には、創業と雇用創出を促す国家戦略特区の指定を取り付けた。
 今月16日から、街頭活動を始めた。24日、JR博多駅前では女性ら5人から記念撮影を求められた。「知名度は十分」。陣営幹部は顔をほころばせる。
      ◇
 そんな高島氏だが、自民党の推薦を得たのは14日、告示まで3週間を切ってからだった。一部市議や県議団の間に「地元軽視」と不満が根強く、推薦手続きに曲折があったからだ。9月には、市議の北嶋雄二郎氏が出馬を表明し、不協和音を露呈。市議OBは「市議も県議も、全然動いとらん。麻生氏の“重し”にも限度がある」とこぼす。
 新たな懸案は、ここにきて政権基盤の揺らぎ。「政治とカネ」の問題で女性2閣僚が辞任。風向き次第では、政権との蜜月関係が、裏目に出る恐れもある。
 11月2日の告示まで1週間。「政権は強い時も弱い時もある。自分たちが盤石にしておかないと」。高島氏は気を引き締めるが−。この日、千席用意したパーティー会場には、空席もあった。
      ◇
 一方、返り咲きを狙う前市長の吉田宏氏は、自民支持層の切り崩しを狙う。「女性の活力を生かす安倍政権の考えは素晴らしい」。26日、市内の繁華街でマイクを握り、こう訴えた。
 前回と前々回の市長選で民主党推薦を受けた吉田氏は今回、党勢が低迷する民主党と距離を置く。元自民国会議員の秘書や一部の市OBも事務所に陣取り、街頭や集会で繰り返す言葉は「責任ある市政を取り戻す」。12年衆院選で自民が掲げた「日本を取り戻す」というキャッチコピーを連想させる戦術。「自民支持層にも支持を広げたい」(関係者)との思惑がにじむ。
 複雑な立場にあるのが民主党だ。党県連は「自主的支援」を決めているが、市議団幹部は「民主の看板が邪魔になる」。事務所への出入りすら控えている市議たちは声をそろえる。「最後まで勝手連ですよ」
 影を潜める政党対決。計6人が名乗りを上げた前哨戦は「現職か、否か」の様相だ。

 ■立候補予定者
 高島宗一郎39 市長    無現
 吉田宏58 前市長   無元
 嶽村久美子64 団体代表  無新
 大川知之37 NPO代表 無新
 金出公子67 元市議   無新
 北嶋雄二郎65 元市議   無新
=2014/10/27付 西日本新聞朝刊=

4076チバQ:2014/10/28(火) 21:19:54
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141028ddm003010076000c.html
クローズアップ2014:沖縄知事選30日告示、来月16日投開票 普天間、正面から問う 保守分裂で構図複雑化
毎日新聞 2014年10月28日 東京朝刊


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 任期満了に伴う沖縄県知事選(11月16日投開票)が30日告示される。3選を目指す仲井真弘多(ひろかず)知事(75)が知事選の候補予定者としては初めて、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設を推進する立場を明確にしたことで、争点がこれまでになく鮮明になっている。一方で、保守分裂で、選挙戦の構図は複雑化した。政府は選挙結果に関わらず移設を進める方針で、選挙後を見越して動いている。

 「翁長さんは辺野古移設に反対しているが、世界一危険な普天間飛行場はどうするのか。放っておくという意味か」。今月17日、那覇市で開かれた知事選立候補予定者4人の公開討論会。仲井真氏は、前回知事選で自身の選対本部長を務め、辺野古移設反対を訴えて対抗馬となった翁長雄志(おながたけし)前那覇市長(64)にただした。

 「危険な普天間の移設先は沖縄しかないという認識そのものが間違っている」。翁長氏はそう反論し、かつての「盟友」同士は激しいつばぜり合いを見せた。翁長氏は今月21日の政策発表では、仲井真氏が辺野古移設に向けた政府の埋め立て申請を承認したことについて「あらゆる手法を駆使して辺野古に新基地は造らせない。手続きに法的な瑕疵(かし)がある場合は取り消しが可能で、十二分にありうる。埋め立て承認の撤回も選択肢の一つだ」と明言した。

 翁長氏は、自民党県連幹事長を経て那覇市長在任中の11年前に出版した自著に「沖縄県の心が(保革の)二つに割れていては沖縄問題は解決しない」と記した。その持論を体現するように、知事選では自民党を除名された那覇市議と共産、社民など革新が支援する「保革共闘」の態勢が整った。

 だが、事情は単純ではない。移設が争点となった1998年以降の知事選で革新は4連敗している。経済界の一部からも出馬待望論が出ていた翁長氏は、「勝てる候補」を見つけられなかった革新にとって「渡りに船」だった。しかし、かつて革新側に推された大田昌秀元沖縄県知事は「保守本流を自負する人物にくみする革新には失望した」と痛烈に批判する。「革新の『終わりの始まり』になる」(労組関係者)との見方もあり、陣営は決して一枚岩ではない。

 一方、自民の推薦を受ける仲井真氏。過去2回の知事選では基地問題を前面に出さずに争点化を避ける傾向もあったが、今回は「普天間問題の現実的な解決の方法として一番早い」として辺野古移設推進を訴え、政府との協調による沖縄振興を強調する。

 だが、移設反対を主張する公明党県本部は「見解を異にするので推薦は困難」として自主投票を決め、知事選では2002年から続いてきた自公協力が崩れる結果を招いた。

 経済界も混乱している。県建設業協会の政治団体には仲井真、翁長両氏のほか、普天間移設を県民投票に問うとする元郵政担当相、下地幹郎氏(53)の3人から推薦願が出された。

 「仲井真推薦、下地支持」の結論になったが、下地米蔵会長は「3氏とも業界のために一生懸命やってくれたことは誰もが理解している」とそれぞれへの配慮をのぞかせた。ある経済団体の代表は「これまでにない戦いの構図に企業の多くが対応に苦慮している」と語る。

 知事選には辺野古埋め立て承認の撤回を主張する元参院議員の喜納昌吉(きなしょうきち)氏(66)も出馬を表明している。【佐藤敬一】

4077チバQ:2014/10/28(火) 21:20:16
 ◇政府、視線は選挙後 手続き着々…負担軽減策も
 政府は日米関係の重要性をふまえ、選挙結果に関わらず辺野古への移設を進める方針だ。選挙後を見すえ、手続きを進めると同時に、負担軽減策にも手を緩めない硬軟両様の構えをとっている。

 「昨年12月に仲井真知事から埋め立て承認を受けた。わが国は法治国家だ。関係法令に基づいて既に判断が示されている」。菅義偉官房長官は22日の記者会見で、辺野古移設に必要な埋め立ては承認済みとして、移設の是非は知事選の争点になりえないと強調した。そのうえで、移設に反対する翁長氏について「どういう形で普天間の危険除去をするのか県民に説明する義務が当然ある」とけん制した。

 政府は移設反対派の新知事が誕生しても、実際には埋め立て承認の撤回は困難と見ている。公有水面埋立法は埋め立て承認の撤回を想定しておらず、規定がない。政府関係者は「明確な法的瑕疵がないかぎり、撤回はできない」と話す。

 知事に当選した場合には承認撤回もありうるとする翁長氏に対し、防衛省幹部は「法令に基づいた知事の承認を政治的な思惑で変更すれば、行政権限の乱用だ」と反論する。仮に県が承認を撤回しても、国が撤回の取り消しを求める行政訴訟を起こせば勝訴できるという指摘だ。

 安倍晋三首相は9月の内閣改造で、菅氏に沖縄基地負担軽減担当相を兼務させ、官邸主導で辺野古への移設を進める体制を強化した。菅氏は就任早々、沖縄入りし、普天間の5年以内の運用停止を19年2月までに実現すると明言。普天間に配備されている垂直離着陸輸送機オスプレイの県外への訓練移転検討を表明するなど、負担軽減策をアピールしている。

 推進派の仲井真氏を後押しする意味もあるが、推進、反対いずれの知事になった場合でも県民の理解を得るためには負担軽減策は不可欠だ。ただし、実質的な負担軽減がどこまで実現するかは不透明な面もある。

 反対派の知事が誕生した場合、埋め立て承認とは別の手続きを巡って、工期が遅れる可能性もある。防衛省は9月、辺野古沿岸部の埋め立て工事の工法を一部変更する申請を県に届け出た。名護市管理の漁港などについて、移設に反対する稲嶺進市長から使用許可を得られないためだ。県は可否をまだ判断しておらず、防衛省幹部は「承認が得られないと工期が遅れる」と話している。【木下訓明、飼手勇介】

4078チバQ:2014/10/28(火) 22:14:55
http://www.nishinippon.co.jp/feature/fukuoka_city_election/article/123337
【攻防 プレ統一選九州】熊本市長選 市民党の看板争い激化
2014年10月28日(最終更新 2014年10月28日 03時00分)
 「延べ千数百人の市民から意見をうかがって政策をまとめ上げました」
 11月16日投開票の熊本市長選に立候補を予定する大西一史氏は25日、後援者会合で市長選公約を説明した。配布資料には「大西=市民」「市民と会話し、市政を動かす」「市民が私のシンクタンク」。随所に「市民」の文字をちりばめた。
 自民党の推薦を受けたが、自分は「市民党」−。そんな大西氏のこだわりは、政策協定締結に向けた自民党との調整でもうかがえたと関係者は証言する。「自民色が出らん方がよかと思うでしょ」。党側が冗談っぽく水を向けると、大西氏は一度否定した後、本音を口にした。「ちょっとですね」
      ◇
 12年前の市長選。自民、公明などが推薦した現職に、自民党を離党した県議の幸山政史氏が挑戦し、大方の予想を覆して勝利した。原動力は無党派層だった。当時、自民党県議2期目だった大西氏は幸山氏を支援して離党したが、その後の県議選では草の根選挙で3期連続当選。無党派層の底力は肌で知っている。「自民党を名乗る方がマイナス」。大西氏周辺は断言する。
 とはいえ、自民党に推薦を申請したのは当の大西氏。今月上旬、自民系の業界団体関係者との意見交換会では「私のような一個人がお話しできるのは、自民党の推薦をいただけるから」と頭を下げた。
 ただ、「市民党」と「自民党」の使い分けには、古参の支持者から不満も漏れる。「政党に寄らないと言っていたのに、自民の推薦を受けるのはつじつまが合わない。今回は支援するか迷っている」
      ◇
 「保守系」を自任する石原靖也氏も「市民党」が売りだ。政党推薦を求めない姿勢を前面に出して、大西氏との違いを鮮明にする戦略に余念がない。26日の総決起集会では「政党の影響を受ける市政運営はフェアじゃない。市民の力で新しい熊本市をつくるかどうかの分かれ道だ」と訴えた。
 やはり頼みは無党派層。かつて実行委員長を務めた市有数のまちづくりイベントで知り合った若者たちから支援の輪を広げようと、事務所開きではDJの音楽に合わせて体を揺らし、親近感をアピールした。
 市議6期目だった下川寛氏は、市職員時代も含めて27年間市政に携わった経験を強調し、「広く市民の意見を取り入れた市政運営を」と、支持者へのあいさつ回りなどを重ねている。
 政令市として初めて迎える市長選。11月2日の告示前から「市民党」の看板争いが激しくなっている。
 ■立候補予定者
 大西一史46 元県議   無新
 石原靖也60 元会社会長 無新
 下川寛54 元市議   無新
=2014/10/28付 西日本新聞朝刊=

4079チバQ:2014/10/29(水) 22:27:51
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141029ddp001010005000c.html
選挙:沖縄県知事選 保守分裂、辺野古争点 あす告示
毎日新聞 2014年10月29日 西部朝刊

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設が最大の争点となる沖縄県知事選は30日告示される。3選を目指し、移設推進を訴える仲井真弘多(なかいまひろかず)知事(75)▽辺野古移設に反対する翁長雄志(おながたけし)前那覇市長(64)▽移設を県民投票に問うとする下地幹郎(しもじみきお)元郵政担当相(53)▽知事の辺野古埋め立て承認撤回を主張する喜納昌吉(きなしょうきち)元参院議員(66)−−の4氏が立候補を表明している。投開票は11月16日。

 今回知事選は初めて保守が分裂し、従来の「保守対革新」の構図が崩れた。

 仲井真氏は自民の推薦を受ける。翁長氏は共産、生活、社民、地域政党沖縄社会大衆や自民を除名処分となった那覇市議らが支援する。下地氏は地域政党そうぞうと維新県総支部が支援。喜納氏は出馬を巡り民主を除名処分となった。

 2006年、10年の知事選で仲井真氏を推薦した公明県本部は辺野古移設に反対しており、今回は自主投票で臨む。民主も自主投票を決めた。

 昨年末に辺野古の埋め立てを承認した仲井真氏は「普天間飛行場の一日も早い危険性の除去が必要。辺野古移設は現実的で具体的な解決方法だ」と訴える。翁長氏は「地元の理解を得られない移設の実現は事実上不可能。埋め立て承認の取り消しや撤回も選択肢の一つとして新基地建設に反対する」と主張している。

 下地氏は「県民投票で安倍晋三首相に沖縄の民意を示すことができる」と強調する。喜納氏は「辺野古移設阻止には埋め立て承認撤回以外に方法はない」と訴えている。【佐藤敬一、比嘉洋】

4080チバQ:2014/10/29(水) 23:05:18
http://www.sankei.com/politics/news/141029/plt1410290020-n1.html
2014.10.29 15:00
【沖縄知事選あす告示】
普天間基地、現実的「辺野古」移設の仲井真氏か、“固定”招きかねぬ原理主義「県外」固執の翁長氏か 





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沖縄県知事選の焦点となる米軍普天間飛行場=同県宜野湾市
 沖縄県知事選は30日に告示、11月16日の投開票まで繰り広げられる。焦点は米軍普天間飛行場(同県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題だ。立候補を予定している4人の主張と選挙の構図を検証してみた。

最大の目的は「危険性の除去」

 出馬を表明しているのは、3選を目指す現職の仲井真弘多(なかいま・ひろかず)氏(75)、前那覇市長の翁長雄志(おなが・たけし)氏(64)、元郵政民営化担当相の下地幹郎(みきお)氏(53)、元民主党参院議員の喜納昌吉氏(66)の4人だ。

 「普天間返還合意から18年たっても解決できないのは沖縄県の恥だ」

 9月中旬、仲井真氏は離島の保守系市議らと面会した際、ふっきれたように語り、こうも強調した。「基地問題で何でも反対という政治に終止符を打ちたい」

 佐賀県唐津市で全国知事会議が開催された7月15、16両日中には、会議の合間を縫って佐賀県の古川康知事と極秘に会談した。

 普天間飛行場の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの分散移転案が浮上した昨年末以降、具体的な移転候補地として防衛相経験者らは佐賀空港(佐賀市)に注目しており、仲井真氏もその一人だった。

 「何とか協力してもらえないでしょうか」

 仲井真氏は、普天間飛行場で運用されるオスプレイを極力減らすため、佐賀空港をオスプレイに活用させられないか直談判したのだ。古川氏は、前向きな発言こそしなかったものの、「ゼロ回答」ではなかった。直後の同月22日、古川氏は武田良太防衛副大臣(当時)の訪問を受け入れ、オスプレイの分散移転案に耳を傾けた。

 仲井真氏が普天間飛行場の移設問題で最も重きを置くのは、同飛行場の「一日も早い危険性の除去」だ。その上で、移設を実現するには、辺野古移設が「現実的で具体的な解決方法」と考えている。

 平成22年の前回知事選で掲げた「県外移設」という要求の旗も降ろしていない。34年度までかかる辺野古の代替施設完成を待たず、普天間飛行場を5年以内(31年2月まで)に運用停止できるよう、佐賀空港の活用に向け、自ら汗をかくのもその証しだ。

4081チバQ:2014/10/29(水) 23:05:40
埋め立て承認の「取り消し・撤回」

 10月17日、那覇市で開かれた知事選候補者の公開討論会。候補者同士が質疑応答を行うクロス討論では、仲井真氏と辺野古移設反対の立場で出馬する翁長氏の直接対決が熱を帯びた。

 「辺野古は断固反対というが、普天間(の危険性除去)はどうするのか」。仲井真氏の質問に翁長氏は直接答えず、万が一事故が起きれば日米同盟が危うくなるため、「(米政府は)普天間の固定化はできない」と強調した。

 仲井真氏は「固定化しかねない。大事故が起きるまで待とうという意味か」とたたみかけたが、翁長氏はこれにも答えず、5年以内の運用停止が閣議決定で担保されていないとして、政府と仲井真氏への批判に終始した。

 「(翁長氏は)辺野古反対というだけで、普天間の危険性除去についてまったく具体策がない」。仲井真氏は討論を振り返る。

 逆に、翁長氏が最近になり強調しているのは、仲井真氏が決断した辺野古の埋め立て承認の「取り消し・撤回」に関する見解についてで、「選択肢の一つ」と繰り返している。

 「取り消し・撤回」は、最後に出馬を表明した喜納氏が明確に掲げているスローガンだ。

 仲井真氏周辺は「辺野古移設反対派の票が喜納氏に流れるのを防ぐため、翁長氏は『取り消し・撤回』に踏み込んだ」とみる。
 ただ、取り消しも撤回も軽々に持ち出せる対抗策ではない。埋め立て承認という行政処分に「瑕疵(かし)」があれば取り消しは可能だが、県幹部は「極めて厳正に審査しており、瑕疵はない」と指摘する。撤回には米政府が辺野古移設を中止するなど状況に変化があることが必要だが、現時点でそうした変化はない。いずれにしても、普天間の「危険性の除去」という課題に答えられない限り、「普天間の固定化」という根本の問題は解決しない。

 辺野古移設の是非を問う「県民投票」実施を掲げる下地氏は、これまで普天間飛行場の嘉手納基地(嘉手納町など)への統合案など具体策を明示してきたと強調する。また、「そういう者が提案できるのが県民投票だ」と主張している。(那覇支局長 半沢尚久)

4082チバQ:2014/10/30(木) 23:02:10
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141030ddg041010011000c.html
選挙:沖縄県知事選 告示(その1) 「辺野古」容認かノーか 4氏の舌戦始まる
毎日新聞 2014年10月30日 西部夕刊

 沖縄県知事選が30日告示された。県内移設を前提にした米軍普天間飛行場の返還合意から18年。名護市辺野古沿岸部で移設に向けた政府のボーリング調査が進む中、辺野古移設を容認するのか、政府に「ノー」を突きつけるのか。立候補を届け出た4人の舌戦が火ぶたを切った。【佐藤敬一、比嘉洋、野呂賢治、山本太一】

 移設問題を県民投票に問うとする元郵政担当相の下地幹郎(しもじみきお)氏(53)は、イメージカラーのオレンジのたすきをかけて那覇市での出陣式に臨み「基地問題の解決策を次々と県民に提示していかないといけない。全国に対して発信力のある知事になりたい」と訴えた。

 下地氏を支援する維新県総支部の儀間光男(ぎまみつお)参院議員は「今回は沖縄が自ら変わっていくことを意思表示する選挙だ」と話した。

 埋め立て承認の撤回を公約にする元参院議員の喜納昌吉(きなしょうきち)氏(66)は、離島の久高島(南城市)で告示日を迎えた。選挙の「七つ道具」が届くのが間に合わないため、投票依頼などをしない形。「(仲井真氏の)埋め立て承認についてはあらゆる学者が瑕疵(かし)があると言っている。そういう知識層を集めて国に異議を申し立て、埋め立て承認を取り消す」と話した。その後、支持者らと沖縄伝統の漁船「サバニ」に乗り、沖縄本島に向けてこぎ出した。

 辺野古移設反対を訴える新人で前那覇市長の翁長雄志(おながたけし)氏(64)。那覇市での出陣式には、自民党を除名された那覇市議のほか、共産や社民など革新勢力の代表者が並び「保革共闘」をアピール。イメージカラーの緑色の鉢巻きを締めた翁長氏は「(国土面積の)0・6%の沖縄に日本全国の74%の米軍専用施設を押し付ける理不尽は絶対に許すことができない。辺野古に新基地は絶対に造らせてはいけない」と強調した。

 選対本部長の呉屋守将(ごやもりまさ)・金秀グループ会長は「これだけ大勢の人が集まったのは、大同団結してウチナーンチュ(沖縄の人)のチムグクル(真心)の下にまとまった証しだ」と話した。

 昨年末に政府による辺野古の埋め立て申請を承認し、移設推進を訴える現職の仲井真弘多(なかいまひろかず)氏(75)。那覇市での出陣式ではイメージカラーの黄色の鉢巻きを締め「埋め立て承認は苦渋の決断だったが、辺野古の大多数の人は賛成し、(普天間飛行場がある)宜野湾に手を差し伸べている。互いに助け合おう」と声を張り上げた。

 応援に駆け付けた自民党の谷垣禎一幹事長は「基地負担軽減に向けて唯一現実的な道を示したのは仲井真さんだ。政府も自民党も全力を挙げてバックアップしたい」と訴えた。

4083チバQ:2014/10/30(木) 23:05:03
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141030ddg041010010000c.html
選挙:沖縄県知事選 告示(その2止) 島が揺れた4年間 「県外」から方向転換
毎日新聞 2014年10月30日 西部夕刊

 米軍普天間飛行場の「県外移設」を公約に掲げた仲井真弘多知事が再選を果たした2010年11月の前回知事選から4年。この間、米軍基地を巡る沖縄の状況は様変わりした。

 2010年に辺野古移設に回帰した民主党政権の下、防衛省は11年末に移設に向けた環境影響評価(アセスメント)の評価書を沖縄県に提出し、辺野古移設を進める方針を明確に打ち出した。12年10月には事故が相次いだ米軍新型輸送機オスプレイが新たに普天間飛行場に配備され、激しい反対運動を生む。

 12年末の衆院選で自民党が政権を奪還し、安倍晋三首相が辺野古移設の方針を表明すると、13年1月、普天間飛行場の県内移設断念とオスプレイ配備撤回を求めて県内の全41市町村長らが署名した「建白書」を安倍首相に提出し「政府対沖縄」の図式が鮮明になる。政府は辺野古移設に向けた公有水面の埋め立て許可を沖縄県に申請し、亀裂は深まった。

 強硬な政府・自民党に、沖縄の政界も変容する。自民党沖縄県連に所属する国会議員5人はその年の11月までに、選挙で掲げた「県外移設」から辺野古容認に方針転換。自民党県連も続いた。

 環境アセスで埋め立てに伴う環境保全策を疑問視し、厳しい意見を出していた仲井真氏は、政府が示した沖縄振興策や基地負担軽減策を評価したうえで、12月27日に埋め立て申請を承認し「県外移設」公約を事実上撤回。1996年の日米両政府による返還合意から17年、普天間飛行場移設の法的手続きが初めて終了した。

 だが、県外移設を求める民意は根強く、今年1月の名護市長選では移設反対を主張する稲嶺進氏が移設推進を訴えた新人を大差で破って再選。政府は8月、移設に向けて辺野古沿岸部の海底地盤を調べるボーリング調査に着手した。強引に移設を進める政府の姿勢に、沖縄では今も反対運動が続く。【佐藤敬一】

4084チバQ:2014/10/30(木) 23:05:42
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141031k0000m010063000c.html
沖縄知事選:普天間移設 98年から5回連続の争点
毎日新聞 2014年10月30日 20時00分(最終更新 10月30日 21時24分)

 沖縄県知事選が30日告示された。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設問題が争点となるのは1998年の知事選から5回連続。だが、県民の反発が強かった米軍新型輸送機オスプレイが普天間飛行場に配備され、政府が移設先にする名護市辺野古では海底ボーリング調査が進むなど、沖縄の米軍基地を巡る状況はこれまでと全く異なる。4人の候補者は県民の信託を求めて基地の島を走り出した。

 「世界一危険な普天間飛行場の危険性の除去」を公約に、移設推進を訴える現職の仲井真弘多(なかいま・ひろかず)氏(75)は那覇市での出陣式を終え、普天間飛行場がある宜野湾市へ。「普天間を放っておけない。首相が『普天間飛行場を5年以内に運用停止する』と約束した。確実に実現しよう」と訴えた。

 地元の佐喜真淳(さきま・あつし)市長もマイクを握り「次世代に普天間をそのまま引き継いでいいのか。市民は我慢の限界だ」と声を振り絞った。

 移設に反対する前那覇市長の翁長雄志(おなが・たけし)氏(64)は那覇市での出陣式を終えると、真っ先に政府が移設先にする名護市辺野古に向かった。米軍キャンプ・シュワブのゲート近くで「一番の争点は新基地を造らせるのか、阻止するかだ。県民の心を一つにして、あらゆる手段を使って新基地は絶対に造らせない」と声を張り上げた。

 移設に反対する地元の稲嶺進市長も駆け付け「私と翁長さんが手を組めば辺野古は絶対止められる」と訴えた。

 移設問題を県民投票に問うとする元郵政担当相の下地幹郎(しもじ・みきお)氏(53)は那覇市での出陣式を終え、自転車に乗って遊説に。宜野湾市での街頭演説では「普天間の問題は県民投票で終わらせる。この空から騒音や危険な状況を取り除くのは県民投票しかない」と主張した。

 辺野古の埋め立て承認の取り消し・撤回を公約にする元参院議員の喜納昌吉(きな・しょうきち)氏(66)は南城(なんじょう)市の久高(くだか)島から沖縄本島に戻り、那覇市の首里城前で街頭演説。「辺野古の海はどんなことがあっても埋めてはいけない。埋めるのは沖縄の平和の心を埋めるのに等しい」と訴えた。【比嘉洋、佐藤敬一、野呂賢治、山本太一】

4085チバQ:2014/10/30(木) 23:06:09
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141031k0000m010131000c.html
沖縄知事選:移設問題…自民、公明の間にすきま風
毎日新聞 2014年10月30日 22時10分

 沖縄県知事選が30日告示された。閣僚の「政治とカネ」の問題で政権が逆風を受けるなかでの大型選挙だが、最大の争点となった米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設への態度を巡り、自民、公明両党の対応が分かれた。衆院の早期解散論もくすぶる中、両党のすきま風は次期衆院選での自公協力にも微妙な影を落としそうだ。

 立候補したのは、いずれも無所属の▽新人で元郵政担当相の下地幹郎(しもじ・みきお)氏(53)▽新人で元参院議員の喜納昌吉(きな・しょうきち)氏(66)▽新人で前那覇市長の翁長雄志(おなが・たけし)氏(64)▽現職の仲井真弘多(なかいま・ひろかず)氏(75)の4人。

 「辺野古移転は基地負担を軽減する唯一現実的な道だ。自民党は、5年以内に普天間を閉鎖するとした知事と安倍晋三首相の約束を全力でバックアップする」。就任後、初めて沖縄入りした自民党の谷垣禎一幹事長は30日、那覇市内で開かれた仲井真氏の出陣式で選挙カーの上に立ち、全面支援を約束した。普天間飛行場に程近い宜野湾市内で演説した際には、仲井真氏と同じ黄色い鉢巻きを締めて共闘をアピールした。

 だが、熱を帯びる谷垣氏の演説とは対照的に、いずれの会場にも過去2回の知事選で仲井真氏を支援した公明党議員の姿はなかった。

 自民党が辺野古移設を推進する仲井真氏を推薦したのに対し、公明党は県外移設を主張する県本部に押される形で自主投票を決めた。

 県内の公明党市議は「公明党議員本人が応援に出ていったら大変なことになる」と言う。支持団体の創価学会では、移設推進を明確にした仲井真氏への抵抗が強い。

 一方で翁長氏は、辺野古移設に反対の立場で「必ず造らせない」と訴えている。元自民党県連幹事長で自公協力の前面に立ったこともある翁長氏への公明の抵抗感は「革新候補」に比べれば格段に薄い。

 自民党県連幹部は「今回は移設問題だけでたもとを分かった。その他ではうまくいっているのに」と肩を落とす。

 影響は知事選だけにとどまらない可能性もある。自民党県連は当初、県外移設を掲げていたが、県連所属国会議員5人が昨年11月、当時の石破茂幹事長と会談し、辺野古移設容認に転じた経緯がある。県外移設の主張を貫く公明党県本部が、次期衆院選で「移設容認」の自民候補を前回同様に支援できるかは不透明だ。

 公明党の国会議員の一人は「衆院選が近付いた時点で県本部と協議する」と語るが、解決の糸口は見いだせていない。

 喜納氏は、辺野古の埋め立て承認の撤回・取り消しを掲げる。下地氏は辺野古移設については「県民投票に問う」と訴えている。【影山哲也】

4086チバQ:2014/10/30(木) 23:07:00
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141028ddlk40010407000c.html
2014福岡市長選の課題:どうする/上 急速な高齢化 /福岡
毎日新聞 2014年10月28日 地方版

 ◇「20年後」見据えた街に
 ふうう。長い長い上り坂の途中、歩くのに疲れた高齢の女性が大きく天を仰いでいた。

 丘陵地帯にある戸建ての住宅街、美和台校区(東区)の最高地点は48メートル。第1次オイルショック前年の1972年に入居が始まり、中心だった40、50代は後期高齢者に。1万5669人が住む美和台校区の高齢化率は24%と市全体の19・2%に比べて高い。

 美和台4丁目の自治会長、城下邦芳さん(66)は「解決しなければならないことは多い」と話し始めた。地域での要介護者支援、空き家問題、自治会活動での若手育成などの課題を次々と挙げた。最優先はコミュニティーバスの運行という。

 福岡市はバス停と駅から1キロメートル以上離れた地域を「公共交通空白地」として交通機関の確保を支援している。バス停と駅からの高低差が40メートル以上の地域も対象となる。しかし美和台は高い所にバス停があるため支援の条件に外れる。さらにバス会社が採算ラインとする1日の利用者数520人を下回ると見込まれ、使い勝手の良い本数を確保できない。城下さんは「病院やスーパー、銀行、駅を結ぶバスを走らせ、少しでも高齢者が暮らしやすい街にしたい」と言う。そのため小回りが利くコミュニティーバスを望んでいるのだ。

 団地は戸建ての住宅街と異なる問題を抱える。68年に完成した城南区の金山団地は広く、近いスーパーまでの距離は約800メートル。無職の女性(79)は「私は健康だからね」と笑いながら、行きは歩くが、買い物した帰りはバスを使う。近くの商店主(61)は「昔はコンビニやファミレスが配達するなんて誰か考えましたか? 高齢社会は想像できないことが起きる。戸建てと違って団地は世代交代が難しいことが問題だと思います」と話した。

    ◇

 主に九州各地から人口が流入する福岡市は比較的、若い街。しかし、今後懸念されるのは都市の急速な高齢化だ。2010〜35年の25年間に県内で高齢者は約37万人増え、半数の約19万人は福岡市分だ。NPO「アジアン・エイジング・ビジネスセンター」(福岡市)理事長の小川全夫・九州大学名誉教授は「要介護者だけを考える今の高齢者政策は失敗する」と指摘する。

 団塊の世代が後期高齢者を迎える25年、団塊ジュニアが高齢者となる35年に高齢化の大きな二つの波が福岡市にも押し寄せる。

 その際、少ない現役世代だけでは高齢者を支えきれず、元気な高齢者が要介護の高齢者を支えることが必要となる。美和台のように交通機関を求める地域では、幼稚園や高齢者施設のバスやワゴン車に市民が乗れるなどの対策が求められるという。小川理事長は「世代間で支える今の仕組みは成り立たなくなる。全世代が20年後を見据えて、街全体を考えなければならない」と警鐘を鳴らした。

  ◇  ◇

 11月2日告示、16日投開票の福岡市長選まで間近となった。福岡市が抱える課題について報告する。

〔福岡都市圏版〕

4087チバQ:2014/10/30(木) 23:07:35
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141029ddlk40010374000c.html
2014福岡市長選の課題:どうする/中 子育て多様化 /福岡
毎日新聞 2014年10月29日 地方版

 ◇一人親には負の連鎖
 「学童保育に預けるため毎日、仕事に遅刻していた。私たちにとっては負の連鎖よ」。10月中旬、中央区の福岡市立ひとり親家庭支援センターで会社員やパートの女性が話をしていた。一人親たちが仕事や子育ての悩みを話す「おしゃべり会」。話題の一つが市の「留守家庭子ども会(学童保育)」だった。

 福岡市は1966年、小学校の空き教室などを使って学童保育を始めた。当初は小学3年生までだったが「行き場所がない」という保護者の声を受け、2009年に一部対象を拡大。現在は市内143校のうち136校で一部を除いて小学6年生までを預かる。利用数は年々増え、市内の全児童約7万8000人の16%にあたる約1万2500人(今年4月時点)が利用する。

 利用料(いずれも月額)は放課後(学校休業日は午前8時半)から午後5時の基本時間が3000円。午後5〜7時は1時間延長するごとに1000円、土曜は午前8時半から午後6時まで2000円だ。おしゃべり会の参加者の不満は、保育所卒園から小学校入学までの約1週間、預かり時間が午前8時半からでは勤務先の始業時間に間に合わず、給料が減額されるためだった。

 参加者の一人で東区の老人ホーム職員の女性(38)は「学童保育がなければ、私たちは仕事を休まないといけない。保育所並みにとは言わないが、せめて午前7時半に預け入れを始めてほしい」と語った。

    ◇

 福岡市で2013年4月、認可保育所に申し込んでも満員で入れない待機児童が695人となった。全国の市区町村でワースト2位。市は12年度の予算繰り越し分も含め13年度に約83億円をかけ、認可保育所の新設や増改築などで受け入れ定員を拡充した。保護者の相談を受ける保育コンシェルジュ事業も始めた。今年4月時点で待機児童をゼロと発表したが、8月時点で待機児童を含む未入所児童は約1600人に上る。

 東区箱崎の自宅から中央区舞鶴に通勤する会社員の男性(32)は、空きのある認可保育所が通勤路と逆方向の地域にあるため、認可外保育所に2歳の長女を預けている。男性は「やむを得ず利用しているのに、待機児童ゼロの発表はおかしい。認可外保育所の保育料は高く、共働きでも暮らしは楽ではない」とこぼす。

    ◇

 国勢調査によると、福岡市は2000年の共働き世帯が11万695、そのうち子どもがいる世帯は7万9449。10年の共働き世帯は12万717、子どもがいる世帯は8万1455と増加している。一人親世帯も年々増え、11年度は母子世帯が1万9970、父子世帯は2777に上る。留守家庭子ども会や認可保育所の入所申込者数の増加は、この傾向を反映している。

 男女共同参画社会の推進に取り組むNPO法人「ジェンダー平等福岡市民の会」の富永桂子理事長(福岡大非常勤講師、女性学)は「給料が上がらず、共働きでないと暮らしが成り立たない現状を反映している。子育ては日本の未来の姿であり、女性ばかりでなく男性も働きやすい社会にするために保育所や学童保育の充実は必須だと思う」と話した。

〔福岡都市圏版〕

4088チバQ:2014/10/30(木) 23:08:04
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141030ddlk40010436000c.html
2014福岡市長選の課題:どうする/下 学生の就職先 /福岡
毎日新聞 2014年10月30日 地方版

 ◇地元枠拡大、起業も鍵
 「まだ内定はもらえていませんが、企業がどんな人材を求めているかをしっかり勉強したい」。中央区で10月下旬に開かれた「大学等合同会社面接会」に参加した福岡工業大短期大学部(東区)の女子学生(19)はこう話した。医療事務の資格を生かせる薬局が第1志望だという。

 今年は景気の回復から既に内定を得ている学生も多い。面接会を主催した福岡労働局によると、参加者は2012年度の約1200人から13年度は858人に減り、今年度はさらに465人とほぼ半減した。福岡労働局の担当者は「どの大学も今年は内定状況が改善した。大学は不景気の年は学生をバスでまとめて面接会に運んだが、今はバスを出す大学は少ない」と話した。だが、内定を多く得る学生と、内定が出ない学生の二極化が進んでいるという。

 福岡市の短大は県内のほぼ半数の9校。14年度の学校基本調査によると、県内の短大卒業後に就職した人のうち正規社員79%、非正規社員21%。非正規社員の割合は、短大卒業者が3000人台と同規模の神奈川県(5%)、兵庫県(11%)に比べて高い。

 好景気に恵まれた近年の新卒者に比べ、リーマン・ショック直後の不況時に就職期を迎えた世代は苦しい。福岡市の男性(24)は今年3月に介護施設を辞め、専修学校時代に学んだシステム開発の仕事を希望するが、半年が過ぎても就職先は見つからない。男性は「自分を見つめ直しているが、就職先は見つからない。実家を離れて、早く自立した生活をしたい」とこぼした。新卒者と30代の就職を支援する県雇用対策協会は「30代はキャリアの差が激しくなる世代。経験を積んだ人は自ら転職先を見つけるが、正社員経験のない人などは企業も手放しで採用しない」と説明した。

 福岡市は就職先が限られる。かつて「七五三離職」という言葉が使われた。就職して3年以内に中学卒業者の7割、高校卒業者の5割、大学卒の3割が離職する現象を指す。中村学園大短期大学部(城南区)の浦川安宏特任教授は、これをもじって福岡市の卒業者の就職地を「七五三就職」と表現した。短大卒の7割、4年大卒は5割、大学院卒は3割が九州以外に就職する。浦川教授は「何よりも学生の数に比べて、地元企業の採用予定数が圧倒的に少ない」と話した。

福岡市内の大学と短大をあわせた学生数は14年度が7万6972人で、人口に占める割合は5・1%と政令市の中で京都市に次いで多い。それだけに福岡市は起業を促し、雇用増を目指す。だが、若者の安定志向まで変えることは難しい。福岡市役所にほど近い「福岡新卒応援ハローワーク」を訪れていた男性(23)は3月に市内の大学を卒業後、ホテルで週4日ほどアルバイトをしている。男性に希望する会社を尋ねると、こんな返事だった。「歴史があり、経営基盤のしっかりした企業に就職したい」

 ◇  ◇
 企画は中山裕司と下原知広が担当しました。

〔福岡都市圏版〕

4089沖縄無党派:2014/10/31(金) 19:12:46
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=88347
翁長氏先行 仲井真氏追う 沖縄知事選・告示前情勢調査
2014年10月28日 11:00

 沖縄タイムスと琉球放送(RBC)は25、26の両日、11月16日投開票の沖縄県知事選に向けた告示直前の県内情勢調査を実施した。立候補予定者のうち、前那覇市長の翁長雄志氏(64)が先行し、3選を目指す現職の仲井真弘多氏(75)が追う展開となっている。元郵政民営化担当相の下地幹郎氏(53)、前民主党県連代表で元参院議員の喜納昌吉氏(66)は伸び悩んでいる。



 ただ、調査時点では4割近くの有権者が態度を決めておらず、情勢が変化する可能性が残っている。

 同時に実施した普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う埋め立て承認に関する世論調査では、承認に反対する意見が62%を占めた。賛成は28%だった。

 普天間飛行場問題の解決手法は「県外」が29%、「国外」が47%で県外・国外を合わせると76%に達した。「県内」の回答は19%だった。

 投票の際に重視する政策は「基地問題」が最も多い40%。これに「経済の活性化」が29%、「教育・子育て支援」が13%と続いた。

 候補者の支持動向をみる情勢調査では、支持政党別で翁長氏は社民、共産、社大支持層の約9割を固めたほか、最も数の多い無党派層の52%から支持を得ている。自民支持層は約2割が支持した。

 仲井真氏は自民支持層の約66%に支持を広げた。無党派層の支持は17%にとどまっている。公明党支持層は翁長氏、仲井真氏に割れている。

 下地氏は無党派層から一定の支持がある。

 地域別で翁長氏は北部、中部、那覇、南部、離島の各地域で先行。特に中部、那覇で優位に立っている。仲井真氏は南部、離島で翁長氏に迫っている。

 知事選に「大いに関心がある」と答えたのは59%。「少しは関心がある」と答えた35%と合わせ、94%の人が関心を示した。投票に「必ず行く」とした人は79%、「できれば行きたい」は17%だった。


調査の方法

 調査は25、26の両日、県内全域の有権者を対象に実施、900人から有効回答を得た。コンピューターで無作為に作った電話番号を発生させるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)方式を使い、電話に出た人から調査員が回答を聞き取った。

4090沖縄無党派:2014/10/31(金) 19:21:40
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=88767
沖縄県知事選 4氏が立候補
2014年10月31日 05:15
 任期満了に伴う第12回沖縄県知事選挙が30日告示され、元郵政民営化担当相の下地幹郎氏(53)、元参院議員の喜納昌吉氏(66)、前那覇市長の翁長雄志氏(64)の新人3氏、現職の仲井真弘多氏(75)=自民推薦=がいずれも無所属で立候補を届け出た。米軍普天間飛行場の返還問題や振興政策を主な争点に、11月16日の投開票までの県内最大の政治決戦が幕を開けた。31日から県内各市町村で期日前投票が始まる。
 普天間飛行場の名護市辺野古移設の是非をめぐり、従来の保守・革新の対立構図から一転、保守分裂の激戦となる。経済界も対応が分かれている。県内の政財界が大きく変動する中、辺野古移設への県民の審判が下され、結果次第で新基地建設工事の進捗(しんちょく)に大きく影響を与えるのは必至だ。
 辺野古移設に対する政策で、下地氏が県民投票実施、喜納氏が埋め立て承認の取り消し、翁長氏が反対、仲井真氏が容認−を掲げている。
 4氏は届け出後の出発式で、第一声を上げ、支持を訴えた。

■県民投票で国に示す 下地幹郎氏
 辺野古の問題は、県民投票でなければ解決しない。私は主張ではなく解決をしたい政治家だ。安倍晋三首相に突き付ける県民の旗を、つくらせてほしい。
 この半年間、沖縄中を回ったが、出くわした現状は閉塞(へいそく)感だった。202万円の低い所得、児童虐待、学力で続く最下位。復帰後最高の閉塞感ではないか。政治をダイナミックに変えないといけない。
 私は教育費を無料化し、鉄軌道をつくり、USJを誘致する。沖縄で50歳代の知事は初めて。53歳の新しい政治指導者を、皆さんの力で誕生させてほしい。
 下地幹郎(しもじ・みきお) 1961年8月生まれ。宮古島市出身。中央学院大商学部卒。96年、自民公認で衆院初当選。以降、衆院当選4回。2009〜10年に国民新党政調会長兼国対委員長、幹事長。12年郵政民営化・防災担当相。政党そうぞう前代表。

■埋め立て承認は撤回 喜納昌吉氏
 私は断言する。辺野古の埋め立て承認を取り消し、いかなる方法を使ってでも撤回する。もし知事になってできなければ私は辞任する。知事が唯一執行できる権利が取り消しだ。あらゆる知識層、学者を集め国に異議申し立てをする。
 琉球で伝わる空手や舞踊を通して沖縄の心をたくましく復活させ、ここに沖縄ありということを世界に示そう。沖縄で地球とともに生きる新しいライフスタイルをつくりたい。そのために離島にベーシックインカム(最低限所得保障制度)を取り入れる。私が知事になれば世界が楽しくなる。
 喜納昌吉(きな・しょうきち) 1948年6月生まれ。北中城村出身。73年国際大(現沖国大)除籍。76年「喜納昌吉&チャンプルーズ」結成。代表曲に「ハイサイおじさん」など。2004年参院選で初当選し1期。04〜11年、13〜14年まで民主党県連代表。

■新基地建設許さない 翁長雄志氏
 けさ、糸満市摩文仁の魂魄の塔に手を合わせた。政治は平和が原点だと心から思った。国土の0・6%の面積の沖縄に米軍基地を押し付ける理不尽さは絶対に許せない。「建白書」にある通り普天間飛行場は国外・県外に移設、県内移設反対。辺野古新基地はありとあらゆる手段を尽くして造らせない。オスプレイ配備を撤回させる。知事選でしっかりと県民の意思を示そう。沖縄の子や孫が故郷に誇りと自信と志を持ってアジアや世界に雄飛していけるような将来を実現できるよう、必ず当選したい。力を貸してください。
 翁長雄志(おなが・たけし) 1950年10月生まれ。那覇市出身。75年法政大学法学部卒。85年の那覇市議選で初当選(2期)。92年に県議選で初当選(2期)。2000年の那覇市長選で初当選、4期14年務めた。県市長会長、全国市長会副会長などを歴任した。

■普天間解決が最優先 仲井真弘多氏
 子や孫のため沖縄の発展に私の残るエネルギーを全部ささげる。普天間問題解決が最優先だ。辺野古埋め立てを承認したが、代替施設は面積が普天間の4割、民家の上空を通らない飛行ルートで安全使用できる。苦渋の選択だが安倍晋三首相から普天間の5年以内運用停止状態の確約を得た。
 沖縄21世紀ビジョンで大躍進する。子を育てる若い夫婦、お年寄り、障がいのある人の命、くらし、健康を守る。観光、自立経済も重要だ。那覇空港第2滑走路の後に鉄軌道が立ち上がるよう首相にお願いした。USJも誘致する。
 仲井真弘多(なかいま・ひろかず) 1939年8月生まれ。那覇市出身。東京大工学部卒。61年通商産業省(現経済産業省)入省。大田昌秀県政で副知事。沖縄電力会長、県商工会議所連合会長などを歴任。2006年に知事選初当選し10年から2期目。

4091名無しさん:2014/11/02(日) 17:59:55
http://www.asahi.com/articles/DA3S11430877.html
(時時刻刻)本土と対決か、協調か 沖縄知事選

 沖縄県知事選では、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設の是非が最大の争点になる。移設を急ぐ安倍政権も徐々に本腰を入れ始め、沖縄では移設問題を通して「ヤマト(本土)との距離感」をめぐる候補者同士の対立が激しさを増す。選挙結果と政権の対応によっては、ヤマトへの不信感が増幅されかねない状況だ。▼1面参照


 ■「基地押しつけ」政府批判/自民幹事長招き関係PR

 前那覇市長の翁長雄志氏(64)は30日、同市内で第一声を上げると名護市辺野古に急ぎ、米軍キャンプ・シュワブ前で演説した。「小さな面積に74%の米軍専用施設が置かれている。私はウチナーンチュ(沖縄人)として絶対に許せない。沖縄に対しての、日本政府の品位のなさだ。心を一つにして打ち破らねば」

 もともと自民党の市議、県議だった翁長氏は、辺野古移設を容認していた。しかし2009年に鳩山政権が「県外移設」を模索すると、移設反対を鮮明にした。その後、政府が辺野古移設に回帰しても、立場を変えなかった。

 視線の先には、沖縄の政治勢力の結集がある。本土の姿勢を「差別」ととらえ、対等に渡り合う必要があると考えているからだ。

 翁長氏の選挙は共産、社民、沖縄社会大衆などが支援する一方、一部の自民系地方議員も支える。保守と革新がないまぜになった陣営を「オール沖縄」の合言葉がつなぐ。陣営の会合は「はいさい、ぐすーよー(皆さんこんにちは)」というウチナーグチ(沖縄言葉)で始まる。公約では「沖縄のアイデンティティーの根源」として、言葉の継承をうたった。

 沖縄を結集させる手法として、翁長氏は「ヤマトとの対決」を強調する。公約では原発や格差、カジノに反対し、政権批判が強くにじむ。近い県議は翁長氏をこう評する。「いわば『民族派』。反辺野古と反ヤマトは、彼の中では同じだ」

 沖縄が政府との対決色を強めた時期は過去にもあった。1998年2月、当時の大田昌秀知事が辺野古案を拒否すると、政府は沖縄振興の協議会を凍結させた。同年11月の知事選では、自民党は大田氏への対立候補を擁立。経済の先行きに不安が広がる中、「県政不況」というキャッチコピーを前面に押し出し、大田氏を破った。

 そんな「歴史」を強く意識するのが、3選をめざす現職の仲井真弘多氏(75)だ。周囲に「『お国』と事を構えて沖縄のためになるのか」と漏らし、徹底的に「本土との近さ」を強調。政府から多額の振興予算を引き出してきたという自負が、選挙戦略を支える。

 30日、那覇市内で第一声を上げた仲井真氏の隣に、自民党の谷垣禎一幹事長の姿があった。谷垣氏は「辺野古移設は、基地負担を軽減する唯一、現実的な道だ」。続いてマイクを握った仲井真氏は本島を縦断する鉄道整備の必要性を訴え、「安倍首相にお願いしている。今日は幹事長さんもお見えだから、一つよろしくお伝え下さい」と付け加えた。

 ヤマトとの対決色を強めるのか、協調路線を維持するのか――。両氏の論戦がとがる様子を、元衆院議員の下地幹郎氏(53)は「2人とも弱い。翁長氏は遠くから反対を言うだけ。仲井真氏は根本的に追随型だ」と批判。元参院議員の喜納昌吉氏(66)は経済発展のための「一国二制度」を唱え、中韓などを含む国連軍を沖縄に常駐させると公約し、独自色をアピールしている。(山岸一生)

4092名無しさん:2014/11/02(日) 18:00:52
 ■政権、現職支援に本腰 官房長官も現地入り検討

 首相官邸は当初、「政府の立場で地方選挙にいちいちコメントすることは控えたい」(菅義偉官房長官)と、知事選と一線を画そうとしてきた。

 移設を進める立場の安倍政権が知事選の前面に出れば、移設の是非が争点として先鋭化し、移設反対を掲げる候補者を利する可能性があるとみたためだ。また自民党の調査で、県内移設を容認し、党が推薦した仲井真氏の苦戦が伝えられていたこともある。

 だが、政権はここにきて知事選への関与を強めつつある。まず自民党が、告示近くになって選挙情勢に変化が表れたとみるからだ。官邸幹部は「沖縄経済界が仲井真氏支持に転じつつある」と話す。加えて、公明党は知事選で自主投票を決めていたが、知事選と同日選になる那覇市長選では公明が自民推薦候補を推す「自公共闘」が成立。官邸幹部は「だいぶ差が詰まってきた」とみる。

 そこで政権は、仲井真氏との「パイプ」を最大限アピール。普天間基地移設後の跡地利用や振興策を前面に出す戦略に転じつつある。

 30日に沖縄入りした谷垣幹事長に加え、世論の人気が高いとされる小泉進次郎・復興政務官らを応援に入れる。菅氏も30日の記者会見で、沖縄入りを検討していることを明らかにした。26日に沖縄入りした西川公也農林水産相は漁業関係者の会合で、沖縄県の漁業振興基金について「新たに基金を積んで、いつでも取り崩しできるお金を約束したい」と宣言した。

 政権が本腰を入れ始めたもう一つの理由は、移設をスムーズに進めるために、できる限り票を集めることが必要だからだ。

 政権は、仮に辺野古移設に反対する候補が当選しても、反対派が主張する埋め立て承認の撤回は、それまでの手続きに過失や問題がない限り、不可能とみる。

 それでも、政府が移設の途中でやむを得ない工法の変更などを県に申請した場合、知事が許可せず、工期が遅れる事態も予想される。政権は「いざとなれば行政代執行が必要かもしれない」(官邸スタッフ)とし、知事選の行方に神経をとがらせる。(星野典久、上地一姫)

4093チバQ:2014/11/03(月) 15:53:50
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141103ddp041010006000c.html
選挙:福岡市長選 告示 問われる高島市政 候補者6人、政策論争かみ合わず
毎日新聞 2014年11月03日 西部朝刊

 福岡市長選は2日、候補者6人による選挙戦がスタートした。現職の高島宗一郎氏(40)に前職と新人の5人が挑む構図となり、高島市政4年間が問われる選挙でもある。だが、挑戦者側の多くが現市政を批判し、高島氏は実績の強調が目立つなど政策論争はかみ合っていない。【中山裕司、下原知広】

 「福岡市は今、日本中で最も元気がある街になった。誰のおかげですか? 高島宗一郎のおかげじゃないんですか」。中央区の公園で開かれた出陣式。応援に駆けつけた麻生太郎副総理の発言に一斉に拍手が湧いた。高島氏は中央とのパイプを強調しながら「福岡は日本に夢と勇気を与える役割を与えられている」と声を張り上げた。

 約50メートル離れた百貨店前では、少し遅れて前市長の吉田宏氏(58)が熱弁を振るった。2010年の前回市長選で敗れ、返り咲きを狙う。「(現職が)若くてパフォーマンスが上手なのは良いが、それだけでこの市を引っ張っていけるのか」と批判。女性の社会進出などの充実を訴え、再起を期す自らに見立てて「再起動、福岡」と訴えた。新人候補からも現市政への批判が目立ち、政策論争は盛り上がりに欠けている。

 中央区でコンビニエンスストアを営む男性店長(59)は「暮らしは楽ではない」と語る。仕事の掛け持ちや40〜50代になって同店で働くアルバイト店員もいるといい、「選挙では雇用対策を重視したい」。天神で50年近く雑貨店を営んだ亀渕喜久子さん(75)も「経済を活性化しなければ」と話した。

 東区に住む元卸会社役員の男性(67)はこの日、2陣営から誘われた出陣式に参加せず、自宅で過ごした。「40年以上も納めてきた年金の手取りは20万円を切る」とこぼし、4月の消費増税後はできるだけ買い物を控えている。「我々団塊の世代は10年以内に後期高齢者になる。高齢化社会に備えてほしい」。機能訓練士として同区の老人ホームに勤めながら小2と小3の子供を育てているシングルマザーの女性(38)は、親の収入による子供の学力格差が不安だとして「子育て支援を充実させる候補者に投票したい」と語った。

4094チバQ:2014/11/03(月) 15:57:03
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141031ddm005010052000c.html
選挙:沖縄県知事選 告示 自公にすきま風 「辺野古」巡り 衆院選協力に影も
毎日新聞 2014年10月31日 東京朝刊

 沖縄県知事選が30日告示された。閣僚の「政治とカネ」の問題で政権が逆風を受けるなかでの大型選挙だが、最大の争点となった米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設への態度を巡り、自民、公明両党の対応が分かれた。衆院の早期解散論もくすぶる中、両党のすきま風は次期衆院選での自公協力にも微妙な影を落としそうだ。

 立候補したのは、新人で元郵政担当相の下地幹郎(しもじみきお)氏(53)▽新人で元参院議員の喜納昌吉(きなしょうきち)氏(66)▽新人で前那覇市長の翁長雄志(おながたけし)氏(64)▽現職の仲井真弘多(なかいまひろかず)氏(75)−−の4人で、いずれも無所属。

 「辺野古移設は基地負担を軽減する唯一現実的な道だ。自民党は、5年以内に普天間を閉鎖するとした知事と安倍晋三首相の約束を全力でバックアップする」。就任後、初めて沖縄入りした自民党の谷垣禎一幹事長は30日、那覇市内で開かれた仲井真氏の出陣式で選挙カーの上に立ち、全面支援を約束した。普天間飛行場に程近い宜野湾市内での演説では「仲井真さんの力、信頼感抜きに普天間問題の解決はない」と訴えた。

 だが、熱を帯びる谷垣氏の演説とは対照的に、いずれの会場にも過去2回の知事選で仲井真氏を支援した公明党議員の姿はなかった。自民党が辺野古移設を推進する仲井真氏を推薦したのに対し、公明党は県外移設を主張する県本部に押される形で自主投票を決めた。県内の公明党市議は「公明党議員本人が応援に出ていったら大変なことになる」と言う。支持母体の創価学会では、移設推進を明確にした仲井真氏への抵抗が強い。

 一方で翁長氏は、辺野古移設に反対の立場で「必ず造らせない」と訴える。元自民党県連幹事長で自公協力の前面に立ったこともある翁長氏への公明の抵抗感は「革新候補」に比べれば格段に薄い。自民党県連幹部は「今回は移設問題だけでたもとを分かった。その他ではうまくいっているのに」と肩を落とす。

 影響は知事選だけにとどまらない可能性もある。自民党県連は当初、県外移設を掲げたが、県連所属国会議員5人が昨年11月、当時の石破茂幹事長と会談し辺野古移設容認に転じた経緯がある。県外移設の主張を貫く公明党県本部が、次期衆院選で「移設容認」の自民候補を前回同様に支援できるかは不透明だ。公明党国会議員の一人は「衆院選が近付いた時点で県本部と協議する」と語るが、解決の糸口は見いだせない。

 喜納氏は、辺野古の埋め立て承認の撤回・取り消しを掲げる。下地氏は辺野古移設については「県民投票に問う」と訴えている。【影山哲也】

4095チバQ:2014/11/03(月) 16:03:33
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141101ddp041010027000c.html
沖縄知事選2014:公明票、綱引き 「県内移設」反対、自主投票
毎日新聞 2014年11月01日 西部朝刊

 ◇仲井真氏「連立の枠組み」頼りに 翁長氏、県本部とスタンス一致
 16日に投開票される沖縄県知事選に自主投票で臨む公明党支持層の票の行方が注目されている。3選を目指す仲井真弘多(ひろかず)知事(75)を推薦する自民は連立政権の枠組みや知事選と同日選になった那覇市長選で成立した自公協力態勢を頼りに、前那覇市長の翁長雄志(おながたけし)氏(64)の陣営は「反辺野古移設」の一致点を頼りに、それぞれ公明票取り込みを期待する。【佐藤敬一、井本義親】

 10月23日夕、那覇市内であった市長選立候補予定者の前副知事、与世田兼稔(よせだかねとし)氏の事務所開きに、仲井真氏と公明県本部の糸洲朝則(いとすとものり)代表が顔をそろえた。仲井真氏は「与世田さんをみんなで応援しましょう。私もお忘れなくお願いします」とあいさつして笑いを誘ったが、知事と県政与党の幹部である2人が会場で言葉を交わすことはなかった。

 この2日前、糸洲氏は記者会見し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設推進を掲げる仲井真氏について「見解を異にしていて推薦は困難だ」と言い切り、同日選の那覇市長選では自民が擁立した与世田氏の推薦を発表した。

 2006、10年の知事選で仲井真氏を推薦し、2期8年にわたる仲井真県政を支えてきた県本部と仲井真氏に溝が生じ始めたのは昨年末。政府の辺野古沿岸部の埋め立て申請を不承認とするよう求めた糸洲氏ら県本部幹部に仲井真氏は「重く受け止め、参考にしたい」と述べた。だがその2週間後、何の相談もせず承認した。

 「承認後に知事から納得いく説明を受けたことはなく、移設問題を巡って距離はどんどん広がっていった」。県本部幹部はこの間をそう振り返る。

 その公明が那覇市長選で与世田氏を推薦するのは「中央の枠組みへの配慮。自民の顔も立てないといけない」(公明党本部関係者)からだ。長く続いてきた自公協力を完全に崩すつもりは、公明にもない。

 こうした対応に、自民党本部の茂木敏充選対委員長は「市長選で自公協力をつなぎとめたのは大きな成果。知事選につなげたい」と語り、知事選で公明票を取り込む足掛かりになる期待感を示した。

 一方、辺野古移設に反対する翁長氏は公明党県本部とスタンスは一致する。陣営内には「一定の公明票を取り込める」(陣営幹部)との見方に「これまでの自公協力もあり、判断に迷って投票を棄権する公明支持者もいるかもしれない」(労組関係者)との推測が混在している。

 知事選には元郵政担当相の下地幹郎氏(53)と元参院議員の喜納昌吉氏(66)も出馬している。

4096チバQ:2014/11/03(月) 16:04:05
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141101ddlk43010353000c.html
選挙:熊本市長選 あす告示 マイス計画の是非争点に /熊本
毎日新聞 2014年11月01日 地方版

 任期満了に伴う熊本市長選は2日、告示される。選挙戦では、市が九州産交ホールディングス(HD)の桜町再開発事業に参画し、289億円をかけて整備する大型集客施設「MICE(マイス)施設」計画の是非などが争点になる。計画推進を訴える前県議、大西一史氏(46)▽市民への情報開示が必要とする前市議、下川寛氏(54)▽計画凍結を明言している前会社会長、石原靖也氏(60)−−の無所属新人3人が立候補を表明している。【井川加菜美、取違剛】

 マイス施設計画は九州産交HDが中央区桜町に建設する複合ビル(地上15階、地下1階)内に、国際会議や学会を開催できる地上7階、地下1階の大型集客施設を整備する計画。複合ビルの総事業費は現時点で523億円と見込まれ、市がマイス施設の整備費289億円と同HDへの補助金55億円など計約350億円を負担する。

 3人は同HDが進める桜町再開発事業には賛成しているが、マイス施設計画に対するスタンスが異なる。

 大西氏は「2000人規模の多目的ホールが必要だと昔から言ってきた。予算規模などを精査する必要があるが、都市計画決定も済んだ計画を止められない」と推進する考え。下川氏は「市民が納得しないまま計画が進んでいる。オープン後の利用予測などをリスクの部分まで公表して市民の意向を把握する必要がある」と訴える。石原氏は「マイス施設による市の交流人口増加見込みは年間わずか30万人。私たちが手がけるイベント『みずあかり』は公金を使わず2晩で20万人を集めており、それと比べても費用対効果が悪すぎる」と主張している。

 立候補の受け付けは2日午前8時半から市役所14階大ホールで。正午〜午後5時は市選管事務局で受け付ける。投票は16日午前7時〜午後8時、市内151カ所で。開票は同日午後9時15分以降、市総合体育館・青年会館など4カ所で順次始まり、深夜には当落が判明する見込み。9月2日現在の選挙人名簿登録者数は58万8138人(男27万1264人、女31万6874人)。

4097チバQ:2014/11/03(月) 16:07:05
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141102k0000m010120000c.html
沖縄知事選:普天間県内移設「反対20」「容認4」
毎日新聞 2014年11月02日 10時00分(最終更新 11月02日 14時45分)
 沖縄県知事選で最大の争点になっている米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設について、毎日新聞は9日に市長選が告示される那覇市を除く沖縄県内40市町村長にアンケートを実施した。辺野古を含む県内移設に「反対」と答えたのは20人で、4人が辺野古移設を「容認」と答えた。16人が無回答だった。

 ◇首長に結束崩れ
 昨年1月、県内移設断念を求めて安倍晋三首相に提出した「建白書」には沖縄県の全市町村長が署名し「オール沖縄」でまとまったが、約1年9カ月の間に結束が崩れたことが裏付けられた。

 知事選には、辺野古移設を県民投票に問うとする下地幹郎(しもじ・みきお)元郵政担当相(53)▽辺野古埋め立て承認の撤回、取り消しを主張する喜納昌吉(きな・しょうきち)元参院議員(66)▽辺野古移設に反対する翁長雄志(おなが・たけし)前那覇市長(64)の3新人と、辺野古移設推進を訴える現職の仲井真弘多(なかいま・ひろかず)氏(75)−−の4人が立候補している。

 アンケートは10月初旬から中旬に送付した。10首長は「知事選を控えた難しい時期に有権者に誤解を生みたくない」(松本哲治浦添市長)などとして回答を拒否した。

 辺野古移設を「容認」と答えた4人のうち、建白書提出後に就任したのは2人。建白書後に考えを変えた2人のうち、八重瀬町の比屋根方次(ひやねほうじ)町長は「知事の考えと同じ」とした。仲井真氏は「普天間飛行場の危険性の除去には、辺野古移設が現実的で具体的な解決方法」と訴えている。

 「県内移設反対」と答えた一方、仲井真氏を支持する宜野座村(ぎのざそん)の当真淳(とうまあつし)村長は「知事選は基地問題だけが争点ではない。産業振興、学力向上など、仲井真知事の就任後一歩ずつ改善されている」と回答した。

 また、建白書で配備撤回を求めた米軍新型輸送機オスプレイについては23人が「撤回を求める」と回答し、3人が「配備容認」と答えた。無回答は14人だった。「配備容認」の3人のうち2人は建白書に署名している。建白書後に考えを変えた石垣市の中山義隆市長は「当時安全性や運用面など県民への十分な説明がないままだった。その後訓練の分散など沖縄に対する配慮がみられる」と理由を記した。【福永方人】

4098チバQ:2014/11/03(月) 16:07:48
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141102ddn010010035000c.html
特集:沖縄知事選、16日投開票 揺れる普天間、岐路に
毎日新聞 2014年11月02日 大阪朝刊

 米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設を最大の争点にした沖縄県知事選は10月30日告示され、11月16日の投開票まで激しい選挙戦に入った。立候補した4人は、移設推進から反対まで主張が鮮明に分かれる。県内移設を条件にした日米両政府の返還合意から18年。岐路を迎えた普天間飛行場の問題点と移設の経緯を振り返った。

 ◇移設合意18年、県民反発強く
 米軍普天間飛行場の移設問題は、1995年の米兵3人による女児暴行事件が起点だ。事件を機に高まった沖縄の反基地感情のうねりに、日米両政府は96年4月、県内移設を条件とした普天間飛行場の返還に合意する。以降18年、海上ヘリポート構想からいくつもの曲折を経て姿形を変えて現行計画に至るが、沖縄の基地問題の象徴として県内移設計画には県民の反発が強い。

 返還合意を受けて日米両政府は96年12月、「沖縄本島東海岸沖」での海上ヘリポート建設を決める。移設先に浮上した名護市は97年12月に市民投票を実施。ヘリポート建設反対が過半数を占めたが、比嘉鉄也市長は基地受け入れを表明して辞任した。

 98年11月の知事選で条件付きで県内移設を容認した稲嶺恵一氏が当選し、県や名護市は協議を重ねて2002年7月、辺野古沖2・2キロの海上に軍民共用空港の建設を決める(辺野古沖案)。

 しかし、反対派の阻止行動などで移設作業は進まず、政府は世界展開の再編を始めた米軍に合わせて移設計画の変更を米政府と協議した。05年10月、沖縄と協議して作った移設計画を一方的に破棄し、キャンプ・シュワブ沿岸部に1800メートルの滑走路を備えた移設計画(L字案)で米政府と合意する。新たな基地建設は県民の理解が得られないと考えた日本政府は当初、シュワブ内陸部の演習場地区への移設を主張。訓練地の移転を嫌った米側は海上の浅瀬への移設を主張し、妥協策として浮上したのがL字案だった。

 合意計画をほごにされた稲嶺知事は反発する。一方、飛行経路が集落にかかるとして反対した名護市に対し、政府は06年4月、集落上空の飛行を回避できるとしてV字形2本の滑走路を備えたV字案を提示。L字案に反対して市長選に当選した島袋吉和市長はこれを容認する。

 06年11月の知事選で当選した仲井真弘多(ひろかず)知事が「集落に近い」として計画の沖合移動を主張したのを機に、島袋市長も沖合移動を要求した。

 修正に応じない政府との協議が平行線のまま、09年の政権交代を迎える。普天間飛行場を「最低でも県外」と訴えた鳩山由紀夫政権に県民の期待は高まったが、鳩山政権は新たな移設先を見つけられず辺野古移設に回帰した。一方、県外移設に対する民意の高揚を受けて「県外」に転換した仲井真知事は10年11月に再選する。

 12年の自民党の政権復帰とともに、辺野古移設は加速する。安倍晋三政権は辺野古沿岸部の埋め立てを沖縄県に申請する一方、沖縄振興予算の増額などを提示した。仲井真知事は13年12月、申請を承認。「知事の公約違反」と県民の批判は高まり、14年1月の名護市長選では移設反対を訴えた稲嶺進市長が再選を果たした。だが、政府は8月に移設海域の地盤を調べるボーリング調査に着手した(肩書はいずれも当時)。【三森輝久】

4099チバQ:2014/11/03(月) 16:08:08
 ◇4氏の主張、違い鮮明
 米軍普天間飛行場の移設が争点になるのは1998年の第8回選挙以降5回目。保守が分裂し、これまでになく移設に対する立候補者の主張の違いが鮮明になっているのが今回の特徴だ。

 立候補したのはいずれも無所属で▽新人で元郵政担当相の下地幹郎(しもじみきお)氏(53)▽新人で元参院議員、喜納昌吉(きなしょうきち)氏(66)▽共産、生活、社民や、自民党県連を除名された那覇市議が支援する前那覇市長の翁長雄志(おながたけし)氏(64)▽自民推薦の現職、仲井真弘多(なかいまひろかず)氏(75)−−の4氏(届け出順)。

 下地氏は移設を県民投票に問うとし、喜納氏は埋め立て承認の取り消し、撤回を公約に掲げる。元自民党県連幹事長の翁長氏は辺野古移設反対を訴え、昨年12月に政府による辺野古沿岸部の埋め立て申請を承認した仲井真氏は辺野古移設推進を主張している。

 初めて移設が争点となった98年の知事選は、普天間飛行場返還合意当時の知事で革新系の大田昌秀氏と、保守系で経済界出身の稲嶺恵一氏が対決。県外移設を訴えた大田氏が、「15年使用期限」「軍民共用」の条件付きで県内移設を容認した稲嶺氏に敗れた。

 2002年は革新系候補が分裂し、県内移設推進を訴えた稲嶺氏が圧勝。06年は稲嶺氏の後継候補で経済界出身の仲井真氏と、革新系の糸数慶子氏の事実上の一騎打ちとなった。V字形2本の滑走路を備えた日米両政府の移設案に反対しつつ、県内移設を容認した仲井真氏が初当選した。

 09年に「最低でも県外」と訴えた民主党の鳩山由紀夫政権が誕生して県民の期待が高まり、仲井真氏も「県外」に主張を転換。10年知事選は革新系の伊波(いは)洋一氏、仲井真氏ともに「県外」を訴えて移設を巡る争点がぼやけ、仲井真氏が再選を果たした。【佐藤敬一】

 ◇沖縄本島の18%が基地
 沖縄県の米軍基地面積は231.76平方キロ(2013年3月末現在)で、沖縄本島面積の18.3%を占める。大阪市がすっぽり入ってしまう広さだ。

 米軍が一時使用する自衛隊基地などを除いた米軍専用施設は227.30平方キロ(14年3月末現在)で、全国の米軍専用施設(308.24平方キロ)の73.74%が集中している。

 米軍専用施設の返還は本土と沖縄では対照的だ。本土は1973年3月に169.60平方キロあり、この41年で52.3%が返還されたが、沖縄は72年5月の本土復帰時の278.93平方キロから18.5%が返還されたに過ぎない。

4100チバQ:2014/11/03(月) 16:08:38
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141102ddlk46040235000c.html
南大隅町議選贈収賄:元町議らに有罪判決 /鹿児島
毎日新聞 2014年11月02日 地方版

 町議を辞職した見返りに現金を受け取り、次点候補を繰り上げ当選させたとして収賄などの罪に問われた南大隅町の元町議、宇野仁一被告(63)に、鹿児島地裁は10月31日、懲役3年、執行猶予5年、追徴金100万円(求刑・懲役3年、追徴金100万円)を言い渡した。また、現金を渡したとして贈賄罪に問われた前町議、大塚成章被告(71)は懲役1年2月、執行猶予3年(求刑・同1年2月)とした。植田類裁判官は「公正な選挙に基づく議会制民主主義をないがしろにし、投票した町民を裏切る犯行といえる」と述べた。

 判決によると、2013年4月14日投開票の町議選で当選した宇野被告が辞職し、次点で落選した大塚被告を繰り上げ当選させる謝礼と知りながら、同年7月7日、現金100万円を授受した。【土田暁彦】

4101チバQ:2014/11/03(月) 16:33:32
http://www.nishinippon.co.jp/feature/fukuoka_city_election/article/124650
政党、かすむ存在感 福岡、熊本両市長選告示 自民「政治とカネ」影響も 民主、自前候補擁立できず
2014年11月03日(最終更新 2014年11月03日 02時46分)
国会議員や地方議員らが拳を突き上げた福岡市長選立候補者の出陣式=2日午前、福岡市・天神
国会議員や地方議員らが拳を突き上げた福岡市長選立候補者の出陣式=2日午前、福岡市・天神
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 来春の統一地方選の行方を占う福岡、熊本の2政令市長選が火ぶたを切った。安倍自民にとって、劣勢が伝えられる沖縄県知事選と同日選となるだけに、推薦候補の「2勝」は至上命令。ただ、いずれも一枚岩となれるか不安が残り、中央での「政治とカネ」の問題の影響も見通せない。野党側も民主の自前候補が不在となるなど政党の存在感が揺らぐ構図となっている。
 「『日本に元気を取り戻す』と2年前の衆院選を戦った。それを代表してやってくれているのは間違いなく福岡市です」。与党が推薦する福岡市長選の現職の出陣式。後ろ盾といわれる麻生太郎副総理はこう持ち上げ、安倍晋三首相との「近さ」もアピールした。壇上には自民の国会議員や地方議員が並ぶ。麻生氏はスーパーの前などでもマイクを握り、蜜月ぶりを見せつけた。
 ただ、第2次安倍改造内閣の目玉だった2人の女性閣僚が「政治とカネ」に絡んで辞任。両市長選の現場には「影響はない」(福岡市議)「党のイメージが悪化した」(熊本県連関係者)と願望と不安が交錯する。もともと地方の首長選では、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設が争点となった同県名護市長選(1月)や滋賀県知事選(7月)で党推薦候補が苦杯をなめており、必ずしも盤石とは言い難い現実がある。
 足元の不安もある。福岡市長選では現職に対し、今も「議会軽視」と市議団内に不満がくすぶり、1人は反旗を翻す形で党を飛び出し、対立候補となった。この日、市議団の数人は出陣式に姿を見せず、ベテラン市議の一人は「懲罰ものだ」と声を荒らげた。


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