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東北 地方議会・首長,政治・選挙スレ

6151OS5:2023/07/28(金) 16:23:29
◇有権者に“あきらめムード”も

 不祥事が町内外の注目を集める中、急速に進む人口減少や高齢化への対応など、今後を見据えたまちづくりは待ったなしだ。

 震災前年の10年に1万5200人だった人口は、22年に1万700人と約30%減少し、震災で被災した岩手県沿岸12市町村で最も減少率が高い。高齢化率も約39%と全国平均を10ポイント上回る。

 町は21年度から県立大槌高校への県外入学者の支援を始めた。産業振興のためサーモン養殖や野生のシカ肉を使ったジビエの販路拡大にも乗り出したが、取り組むべき課題は他にも山積する。

 にもかかわらず、地域の将来を論じあう場であるはずの町長選に向けた前哨戦で、中心的な話題といえばやはり一連の不祥事。有権者の間には重苦しさが漂う。

 70代男性は「(告示が近づいても)今までと違って選挙関連の話が耳に入ってこない。役場に関係することに嫌気が差したり、ばかばかしいと感じたりしている人もいるのかも」と“あきらめムード”の広がりを懸念する。

 40代女性は「町長は町民の暮らしを支え、発展させる基盤作りが仕事。行政の立て直しは途中経過のはずだが、今回はそれを判断基準とせざるを得ない」と話し、深まらない政策論議にもどかしさをにじませた。

 一方、「一連の不祥事は行政の指揮系統や職員教育の不十分さを示した。今は組織の統制を確立することが必要だ」(別の70代男性は)との声もあるが、いずれにせよ信頼回復への道のりは険しい。

 「震災対応をきちんと検証しなかったことから今回の不祥事に至るまで、指揮系統や責任の所在が不明確」。地元情報を発信している一般社団法人・大槌新聞社代表理事の菊池由貴子さん(48)は、震災後の町政についてそう指摘し、「産業や教育振興などの政策を実行するためにも、責任を持って明確な指示を出せる町長が求められている」と語る。

 大槌町長選は8月6日に投開票され、同日夜に大勢が判明する見通しだ。【奥田伸一】

 ◇大槌町(おおつちちょう)

 岩手県三陸沿岸南部にあり、三陸名産の新巻きザケ「南部鼻曲がり鮭(ざけ)」の発祥地とされる。1955年の町村合併で現在の町域(広さ200平方キロメートル)となった。高度成長期は近隣の釜石製鉄所への通勤者で人口が増加した。2011年3月11日の東日本大震災で、当時の町長ら人口の約8%に当たる1286人が犠牲となった。


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