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東北 地方議会・首長,政治・選挙スレ
5220
:
名無しさん
:2019/04/02(火) 19:33:08
現職3人、新人5人が立候補を表明し、3人オーバーという県内最大の激戦区となる。現職と新人の地盤、支持層が重なる所があり、互いに切り崩す前哨戦を展開。各陣営は地盤を守りながら、支持拡大を狙って立候補予定者がいない遊佐町(有権者約1万2千人)などに攻勢をかける。
自民現職の星川純一は地盤の酒田南部からの新人出馬に危機感を強める。足元を守りつつ出身である自衛隊のOB、保護者組織などと連携し、八幡や遊佐方面でも小まめに地域に入って支持拡大を進める。
同じく自民現職の森田広も新人が多数出馬することを警戒し、陣営を引き締める。重点的に回ってきた周辺地域から地元で有権者の多い市中心部へと入り、支援企業などの支持層を固めながら集票を図る。
立憲民主県連代表の石黒覚は10日に党代表枝野幸男を迎えた総決起集会を開き、弾みをつけた。知事とのパイプや旧飽海郡から唯一の候補者となることをアピールし、国政野党への期待票の受け皿を目指す。
自民新人の元酒田市議梶原宗明は農林水産業振興を起点にした地域活性化を訴え、地元東平田など酒田東部から他地域に浸透を進める。支援企業、市議らとの連携も強め、市中心部への攻勢をかける。
共産新人の吉田武は連日のつじ立ちを今月中旬から1日15カ所ほどに増やし、知名度向上に努める。23日には地元の市内光ケ丘で集会を開催。党支持者や地元自治会関係者らに政策を訴え、票の取り込みを狙う。
最後に名乗りを上げた新人伊藤利明は参院議員舟山康江や元衆院議員阿部寿一らの支援を受け、遊佐では元県議金子敏明らと連携。遅れを取り戻そうと動きを活発化し福祉、子育て分野の現場経験を前面に出す。
無所属新人で元酒田市議の市村浩一は酒田青年会議所などのつながりと市議時代の後援会で草の根の活動を展開。会員制交流サイト(SNS)を活用し、政治・投票参加を呼び掛けながら若い世代に訴える。
無所属新人の元酒田市議阿部ひとみは酒田南部の地元新堀を固めつつ、支援市議、勇退する県議佐藤藤弥の支持者の一部などの応援を受け、浸透を狙う。女性票、若者、子育て世代にも目を向ける。
【村山市区(定数1―予定2)】現新一騎打ち濃厚
2期目を目指す自民現職の能登淳一と無所属新人で元市議の菊池大二郎による一騎打ちが濃厚だ。26日には公開討論会が開かれ、政策を掲げて舌戦を繰り広げた。両陣営とも前哨戦から熱を帯びており、楯岡地域での集票が勝敗の鍵を握りそうだ。
能登は集会やあいさつ回りを重ね、16日には女性の集いを開催した。衆院議員鈴木憲和や参院議員大沼瑞穂、党市支部の市議、公明などの支援を受け、地盤の農村部に加えて楯岡でも攻勢をかける。
菊池は女性の集いで後援組織「女志会」を結成。21日には総決起大会を開いて結束を確認。参院議員舟山康江、元衆院議員近藤洋介らのエールを受けた。地盤の楯岡を足掛かりに全域で浸透を図る。
【鶴岡市区(定数5―予定6)】5議席に現新6氏、少数激戦の様相
自民の志田英紀と佐藤聡、共産の関徹の現職3人に、ともに元市議で自民の佐藤久樹と無所属の今野美奈子、元JA職員の高橋淳の3新人が挑む少数激戦の構図が濃厚となっている。
勇退を表明した現職2人はいずれも後継者を立てておらず、それぞれの票の獲得を目指す動きが激化。特に大票田の市中心部と、新人1人のみが立候補を予定している東部地域での集票に向け、各候補予定者が活発に動いている。一方で先月まで予定者数が定員に達せず、無投票の見方もあっただけに有権者の関心は低調だ。
7期目を目指す志田は合併前の旧市町村ごとの後援組織を核に議長の公務と並行して活動を展開。地盤の温海、鶴岡市街地で支持者の結束に努めながら各地で県政報告会を重ね、実績をアピールしている。
佐藤聡は23日に後援会総決起大会を開き、臨戦ムードを高めた。前回選は初陣ながらトップ当選しており、票の流出を警戒。西郷や親戚がいる櫛引など前回、支援を受けた企業・団体を中心に回っている。
関は22日に事務所開きを行い、党や後援組織、朝日の支持者らに結束を呼び掛けた。一部支持層が重なる新人候補を警戒して引き締めを図る一方、旧町村部への街宣などを重ね、支持拡大を目指している。
佐藤久は10日の事務所開きに続き、24日に後援会総決起集会を開いて気勢を上げた。地元の大泉、湯田川を基盤に市議、市職員の経歴を生かしながら農業、スポーツ団体の関係者らへの浸透を図っている。
高橋は地元藤島をはじめ市東部地域や農業層を中心に支持固めを進めている。都市部への浸透が鍵とみて市街地での街宣を重ね、知名度向上を狙う。26日に市中心部で大規模な後援会総決起大会を開いた。
今野は10日に総決起集会を開き、鶴岡から女性の声を県政にと結束を呼び掛けた。旧町村部を含む全域でミニ集会を開催。市街地でのつじ立ちなど草の根の活動を展開し、無党派層への浸透を図っている。
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