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東北 地方議会・首長,政治・選挙スレ

4513チバQ:2017/02/28(火) 00:12:06
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASK2W5G6BK2WUBUB00J.html
「うつ病」と診断、秋田・大仙市長が辞任届を提出
02月27日 20:37朝日新聞

 自宅療養中の栗林次美・秋田県大仙市長は27日、市議会議長あてに辞任届を提出した。栗林市長は1月31日に体調不良のため病院を受診。「うつ病」で2月末までの療養が必要と診断され、28日まで久米正雄副市長が市長の職務代理者に指名されていた。

 栗林市長の自宅で辞任届を受け取った久米副市長によると、栗林氏は先週、病院で3月末までの加療が必要と診断された。「療養が長引くことが分かり、職にとどまることで市民に迷惑をかけたくない」などと話したという。様子については「声も大きく、以前より元気になった」と語った。

 市によると、市長の辞任は6日の議会で同意を得る見通し。選挙管理委員会が辞職を受けて選挙日程を検討するが、4月9日を予定していた投開票日を変更することはないとみている。新市長の就任まで久米副市長が職務代理者を務めるという。

4514チバQ:2017/02/28(火) 13:18:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170228-00000018-khks-pol

大仙市長が辞職願 病気療養で休職中

河北新報 2/28(火) 13:13配信

 病気療養のため休職中の秋田県大仙市の栗林次美市長(69)が市に辞職願を提出したことが27日、分かった。辞職願は同日付。

 栗林市長は1月31日、市内の病院でうつ病と診断され、2月の1カ月間、自宅療養すると発表した。市関係者によると、24日に受診した際、3月末までさらに1カ月の療養が必要と診断されたため辞職を決めた。 市は3月6日の市議会本会議に、市長の辞職願への同意を求める議案を追加提出する。即日採決され、同意されれば同日付で辞職となる。不同意の場合でも、地方自治法の規定により、辞職願提出から20日となる3月18日付で自動失職する。

 4月16日の任期満了に伴う同市長選は2日告示、9日投開票の日程が決まっている。市長の辞職に伴う選挙になった場合でも、日程は変更にならない見通し。市長職務代理者は現行のまま久米正雄副市長(68)が4月9日まで務める予定。

4515チバQ:2017/03/01(水) 20:00:41
http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/nation/kahoku-01_20170224_73060.html
<脱原発 東北の群像>熱狂は失われたのか
02月26日 12:30河北新報

<脱原発 東北の群像>熱狂は失われたのか
代表の西さん(左手前)を先頭に45人が参加した金曜デモ。4年半で216回を数えた=2017年2月17日午後6時50分ごろ、仙台市青葉区一番町4丁目
(河北新報)
 東北で反原発運動に人生をささげ、警告を発し続けてきた人々がいる。福島第1原発事故は、その「予言」を現実のものにする一方、運動が積み重ねてきた敗北の歴史も浮き彫りにした。事故から間もなく6年。国が原発再稼働を推し進める中、彼らは何を感じ、どう行動するのか。(報道部・村上浩康)

◎忘却にあらがう(1)路上の声

 「第216回脱原発みやぎ金曜デモ、今日も元気に参りましょう、出発!」
 17日金曜日の夜、仙台市の繁華街。太鼓のリズムに乗ってコール・アンド・レスポンスが響く。原発いらない、命が大事、女川原発再稼働するな-。行き交う人々は迷惑げな、あるいは好奇の目を投げ掛け、通り過ぎる。
 街の若者たちに聞いた。脱原発デモ、どう思う?
 「うるさい」「興味ない」「続ける意志はすごいと思うけど…」「デモはちょっと怖いかもー」

<見知った顔>
 仙台のデモは2012年7月に始まった。ブログやツイッターの呼び掛けに応じ、当初は約300人が集まった。この日の参加者は45人。大半が50、60代。皆見知った顔になった。
 先頭に立つのは金曜デモの会代表の西新太郎さん(53)。「今も毎回これだけの人が集まってくれる。原発がなくなる日まで、粘り強く続けたい」
 12年6月29日。首相官邸前を20万人(主催者発表)が埋め尽くした。熱狂は全国各地に飛び火した。「原発は止められる」。誰もがそう感じた。
 が、高揚は続かなかった。東京電力福島第1原発事故の生々しい恐怖が薄れるにつれ、参加者は波が引くように減っていった。川内、高浜、伊方。各地で原発再稼働が進んだ今、官邸前の金曜デモの参加者は800人程度になった。
 首都圏反原発連合の中心メンバー、ミサオ・レッドウルフさんは「官邸前行動が、安全保障関連法などを巡る抗議行動につながり、市民運動の形を変えた」と自負する。半面、運動を支えるモチベーションが下がってきたと感じている。参加者の減少や固定化といった課題は仙台と同じだ。

<思いは心に>
 反原発運動の歴史は、敗北の繰り返しだった。スリーマイル島原発事故(1979年)、チェルノブイリ原発事故(86年)…。その都度高まりを見せた危機感は、徐々に薄れ、忘れられた。
 あいコープみやぎ専務理事の多々良哲さん(58)は、福島事故が植え付けた思いは一過性ではないと信じる。12年6月、官邸を取り囲んだ群衆の一人。40年近く運動に関わってきた経験でも、見たことのない光景だった。
 「日本の市民が初めて『社会を変えられるかもしれない』『自分たちが主人公なんだ』と気付いた。原発を止めるのは大変だが、絶対に前に進んでいる」
 仙台のデモを支える市民団体の一つ「みやぎ脱原発・風の会」事務局長の舘脇章宏さん(51)は悲観していない。「昔の閉じた運動に比べ、アクターは多様化した。デモに参加しなくても、脱原発の思いは多くの人の心に潜在している」
 声なき世論に声を届けるべく、路上の訴えは続く。

4516チバQ:2017/03/01(水) 20:01:09
http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/nation/kahoku-01_20170224_73061.html
<脱原発 東北の群像>長き闘い 諦めの先へ
02月26日 13:00河北新報

<脱原発 東北の群像>長き闘い 諦めの先へ
受賞祝賀会で講演する篠原さん。仲間と苦闘した過去を振り返りつつ、これからの運動を見据えた=2017年2月19日、仙台市青葉区
(河北新報)
 東北で反原発運動に人生をささげ、警告を発し続けてきた人々がいる。福島第1原発事故は、その「予言」を現実のものにする一方、運動が積み重ねてきた敗北の歴史も浮き彫りにした。事故から間もなく6年。国が原発再稼働を推し進める中、彼らは何を感じ、どう行動するのか。(報道部・村上浩康)

◎忘却にあらがう(2)時は流れ

 「運動は一朝一夕にはいかない。続けることは大事だが、繰り返すだけでは、新鮮な感受性やエネルギーが失われる」
 脱原発東北電力株主の会代表などを務める仙台市泉区の篠原弘典さん(69)。女川原発(宮城県女川町、石巻市)との長い闘いは、東北大工学部原子核工学科に在学中の1970年10月、女川町であった漁民総決起集会への参加にさかのぼる。
 78年8月、漁協が女川原発建設に伴う漁業権放棄を可決したのが一つの節目だった。最盛期に3000人以上が集結した反対運動の最大最後のとりでが崩れ落ちた。「抵抗の手だてを失い、諦めが広がった」と振り返る。81年に起こした全国初の建設差し止め訴訟では、2000年に最高裁が訴えを棄却した。

<同志ら他界>
 国や電力会社は担当者が代わるが運動は違う。多くの先輩、同志と申し入れや株主提案などの抵抗を続けた。多くが鬼籍に入り、4月に70歳になる篠原さんは、その無念さを思う。
 東京電力福島第1原発事故は「脱原発という目的を明確にさせた」。ただ、土壌汚染や指定廃棄物最終処分など各地域で課題が異なり、脱原発は大きなうねりになっていないと感じる。
 もどかしさは立地地域にも漂う。女川町議の阿部美紀子さん(65)は、反対運動の象徴で町議も務めた宗悦さん(12年死去)の長女。父は東日本大震災で被災後、福島事故を知り「こんなのは見たくなかった」と悔しさをにじませた。
 父の影響で「当たり前に反原発になった」と阿部さん。父に反抗した時期もあったが、漁業権を奪われながら運動に私財を投じ、浜を回って人々を説いて集会をまとめ上げた無私の行動力はまねできないと思う。
 父の仲間も多くが世を去った。原発への不安は町民に潜在的にあると感じるが、原発3基の既成事実が積み上がった地元で、かつてのような抵抗を再現するのは難しい。「反対を叫ぶだけでは行き詰まる。新しく何かをつくることが必要だと思う」。漠然とだが、父とは異なる形で原発に頼らない未来を模索する。

<孤立させぬ>
 反原発科学者グループ「熊取6人組」の一人、元京大原子炉実験所助教の小出裕章さん(67)は「美紀ちゃん(阿部さん)のように地元で抵抗する根っこを孤立させてはならない」と話す。東北大で篠原さんの2年後輩。女川の運動に関わった青春が原点にある。
 人が生きること、まちをつくるという営みを小出さんは女川から学んだ。「原子力は麻薬。患者である地域が自立するには、どう生きるかのビジョンを外部が示さなければ」と話す。
 67年の女川原発計画浮上から50年。篠原さんは長年の運動を評価され、16年度の「多田謡子反権力人権賞」を受賞した。17年2月19日、仙台市であった祝賀会で誓ったのは、新たな「現地主義」の構築だ。「女川は原発城下町になって本当に豊かになったのか。未来は明るくなったのか。原発のない未来へ議論の土台をつくり、働き掛けていく」

4517チバQ:2017/03/01(水) 20:01:41
http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/nation/kahoku-01_20170224_73062.html
<脱原発 東北の群像>「首長奪取」遠い悲願
02月26日 13:30河北新報

<脱原発 東北の群像>「首長奪取」遠い悲願
最下位に終わった町長選で敗戦の弁を語る熊谷さん。原発反対を貫いた亡き母あさ子さんとの写真が見守る=2017年1月15日、青森県大間町の「あさこはうす」
(河北新報)
 東北で反原発運動に人生をささげ、警告を発し続けてきた人々がいる。福島第1原発事故は、その「予言」を現実のものにする一方、運動が積み重ねてきた敗北の歴史も浮き彫りにした。事故から間もなく6年。国が原発再稼働を推し進める中、彼らは何を感じ、どう行動するのか。(報道部・村上浩康)

◎忘却にあらがう(3)選挙の壁

 34票。惨敗だった。「準備不足を反省している」。青森県大間町長選があった1月15日の夜。熊谷厚子さん(62)は、初挑戦の町長選を淡々と受け止めた。
 電源開発が町内に建設中の大間原発に反対し、土地売却を拒み続けたあさ子さん(2006年死去)の長女。事務所となったログハウス「あさこはうす」は、原子炉予定地からわずか250メートルの場所に立つ。

<反対叫ばず>
 母娘2代が守る土地は反原発の象徴として全国の注目を集めてきた。しかし熊谷さんは町長選で「反対」を掲げなかった。公約集は原発の2文字すらない。
 立候補表明は告示前日。全国の反対派に支援を求めることもなかった。原発推進の現職が2000票余りで4選された選挙で、原発反対を訴えた町外出身候補の79票にも及ばなかった。
 迷いにも見える姿勢は立地町の住民ゆえの苦心の産物だった。「雇用や地域振興で原発は生活に溶け込んでいる。もちろん反対だけど、それでは解決しない。外から来た人が騒いでも生活はずっと続く。生活者、一町民でやりたかった」
 日本原燃の使用済み核燃料再処理工場など核燃サイクル施設が立地する青森県六ケ所村。菊川慶子さん(68)は村長選、村議選に核燃反対を掲げて計3度挑み、落選した。県内外から多くの支援を受けたが大勢は変わらなかった。「反対を言わないのは極端だが、全国の支援者に頼りたくない熊谷さんの気持ちは分かる」と言う。地元で反対を叫ぶ難しさは骨身に染みる。
 青森県では立地町村の選挙のほか、知事選、国政選挙で幾度も原子力・核燃政策が争点に上った。反対運動が伝統的に選挙に注力してきた証しだ。

<新潟に続け>
 「選挙以外にない。住民の底流にある思いを引き出し、立地自治体の長を取って政治を変えなければ、脱原発や核燃阻止は難しい」。旧浪岡町長の平野良一さん(88)が指摘する。
 核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会の共同代表を長く務め、今は顧問。自身も2003年知事選で反核燃の不戦敗を避けるべく立候補し、敗れた。その後も知事選などで反核燃候補を支援するたびに苦杯を重ねてきたが、信念は変わらない。
 93年着工の再処理工場は相次ぐトラブルで23回も操業延期が続く。一方、05年に東北電力東通原発(青森県東通村)が稼働、大間原発と使用済み核燃料中間貯蔵施設(青森県むつ市)が建設中。集中立地の既成事実化が進む。
 「福島の事故で変わると考えたが、甘く見過ぎた。大義名分で大ざっぱに押せば勝てると自己満足し、新しい運動をつくれなかった。私らの責任は大きい」と平野さん。
 15年知事選は反核燃の新人が12万票を獲得。供託金没収を免れ、ささやかだが手応えを感じた。16年、再稼働慎重派を当選させた新潟県知事選の再現があれば-と希望を見いだす。
 一線を退いた今も考え続ける。「正論や原則論を唱えるだけでなく、政治、司法、市民運動の現実的な場にどう生かすか。あの世に行くまで、できることは何でもやる」

4518チバQ:2017/03/01(水) 20:01:59
http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/nation/kahoku-01_20170224_73063.html
<脱原発 東北の群像>悔恨 それでも訴える
02月26日 14:00河北新報

<脱原発 東北の群像>悔恨 それでも訴える
大学生を前に福島の現状を語る武藤さん。考え、行動することの大切さを次世代に訴える=2016年11月、仙台市青葉区の東北文化学園大
(河北新報)
 東北で反原発運動に人生をささげ、警告を発し続けてきた人々がいる。福島第1原発事故は、その「予言」を現実のものにする一方、運動が積み重ねてきた敗北の歴史も浮き彫りにした。事故から間もなく6年。国が原発再稼働を推し進める中、彼らは何を感じ、どう行動するのか。(報道部・村上浩康)

◎忘却にあらがう(4)分断から

 あんたの言う通りだったな、と言われる。反原発の訴えは人々に届いたとは思うが、遅きに失した。あの事故から6年がたつ。
 「圧倒的少数派だった。圧倒的に。一政党や労働組合が原発を阻止するなんて無理がある」
 石丸小四郎さん(74)は避難先の福島県いわき市で、今も無力感と悔恨を抱える。東京電力福島第1原発1号機が稼働した翌年の1972年、旧社会党を中心に結成した双葉地方原発反対同盟の代表。自宅がある福島県富岡町は全町避難が続く。

<事故が証明>
 党の支部委員長だった岩本忠夫さん(2011年死去)の誘いで運動に加わった。「核と人間は共存できない」と話した岩本さんは後に双葉町長として原発推進に転じたが、その言葉の正しさは、福島第1原発事故が図らずも証明した。
 1号機が東北で最初に稼働した後も少数派の苦闘は続き、計10基が立地する原発県となった。一坪地主運動などで粘り強く闘った東北電力浪江・小高原発が最終的に計画撤回となったことは、小さな救いだ。
 石丸さんも年を重ねた。一時体調を崩した。が、バトンは渡せずにいる。「原発反対とは、苦労が多く喜びのないものだった。一緒にやろうと言えなかった。俺自身の駄目なところだ」
 石丸さんは今、講演などで原子力の存在が持つ罪深さを訴える。過疎地と電力消費地。原発マネー。労働被ばく。事故はさらに、放射能汚染や賠償金、自主避難と帰還、低線量被ばくを巡る認識など、被害者同士にさえ分断を生んだ。
 「原発をなくすため最後の人生を懸ける」。石丸さんの闘いは終わらない。

<困難さ実感>
 福島原発告訴団団長の武藤類子さん(63)=福島県三春町=は、副団長の石丸さんらと共に東電旧経営陣の刑事責任を追及する。「事故の責任が問われ、償われることが、原発を止める一つの方法になる」と話す。
 国は帰還政策を急ぐ。事故や被害者を消し去る行為に見える。心の中の不安、不満、反対を口に出し続けていくことが、難しくなってきていると感じる。
 武藤さんは、86年のチェルノブイリ原発事故をきっかけに、友人と小さなグループを立ち上げた。当時、女性が主な担い手となり「反原発ニューウエーブ」と呼ばれた世代に当たる。
 「政党や労組みたいな古い組織が嫌でやってきたけど…。私たちも自己犠牲で頑張ってしまう世代。古くなりつつあると思う」
 事故後、県内外に無数に誕生した市民団体は、多くが自然消滅していった。運動の盛衰を知るだけに、仕方がないとは思う。
 「後始末は、事故を引き起こした私たち世代の責任でやる。今の若い人は反対するのが苦手。ノーではなくイエス、プラス思考の生き方をしてほしい」
 発電方法の一つにすぎない原子力が生んだ大事故を、きちんと問い直す。必要なのは、自分の頭で考え、つながり、一喜一憂せず、諦めないこと-。武藤さんは若者に呼び掛ける。

4519チバQ:2017/03/01(水) 20:02:13
http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/nation/kahoku-01_20170224_73064.html
<脱原発 東北の群像>学び つなぎ 踏み出す
02月26日 14:30河北新報

<脱原発 東北の群像>学び つなぎ 踏み出す
畳の部屋で、お茶を飲みながら話すのは原発問題。「ぶんぶんカフェ」の参加者は老若男女がいて幅広い=2016年12月11日、仙台市宮城野区
(河北新報)
 東北で反原発運動に人生をささげ、警告を発し続けてきた人々がいる。福島第1原発事故は、その「予言」を現実のものにする一方、運動が積み重ねてきた敗北の歴史も浮き彫りにした。事故から間もなく6年。国が原発再稼働を推し進める中、彼らは何を感じ、どう行動するのか。(報道部・村上浩康)

◎忘却にあらがう(5完)新しい芽

 国や電力会社、メディアへの不信、行き場のない不安が頂点に達していた。

<肩肘張らず>
 「『やっと話を聞いてもらえた』と泣きだす参加者もいた」。仙台市でカフェを年5回ほど開くサークル「ぶんぶんカフェ」のスタッフ斎藤春美さん(仙台市青葉区)は、東京電力福島第1原発事故直後に開催した時の様子を振り返る。
 斎藤さんは2006年、映画「六ケ所村ラプソディー」(鎌仲ひとみ監督)の上映会に関わった縁で、使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)に反対する宮城県の若者らのグループ「わかめの会」に入った。他県の団体と一緒にデモをしたこともある。
 もっと肩肘張らず、気軽に語れる場をつくりたい。11年2月、30〜50代の女性数人でカフェを始めた。翌月の原発事故を受け、2回目以降は参加が50人に膨らんだ。今は15人前後。3月5日で34回になる。
 畳の部屋に車座。話題は原発、放射線、廃棄物、核燃料サイクル、電力自由化-。お茶を飲み、話し合う。不安の共有だけでは続かない。語らいと学びがあるから、今も新たな参加者が訪れる。斎藤さんは「伝える場として息長く続けていきたい」と話す。
 事故はエネルギーの在り方を問い直した。自然エネルギーの拡大を目指す「エネシフみやぎ」は12年発足。脱原発は掲げない。「ノーは言わない。否定しない。イエス、肯定で前向きな力になる」と副代表の小野幸助さん(40)=泉区=。
 企業会員は募らず、個人が緩やかにつながる。イベントを開催し、県内外のハブ的役割も果たす。代表で環境エネルギー政策研究所(東京)研究員の浦井彰さん(59)=青葉区=は「しかめっ面でなく楽しく。次の世代にどんな社会を伝えるかが重要だ」と語る。

<考える場に>
 東日本大震災と原発事故で日本は変わったのか。
 行動する若者は増えた。16年8月解散した学生グループ「SEALDs TOHOKU」(シールズ東北)は15年、安全保障関連法への反対運動を展開した。
 メンバーだった東北大法学部3年の久道瑛未さん(21)、安達由紀さん(21)にとって生まれて初めてのデモ。手続きなどを脱原発デモから教わった。
 それまで原発に無関心だった。久道さんは「安保は法案を止めるか止めないか緊急性が明確。原発はゴールが見えない。やれることが安保だった」と言う。
 「原発も大事な問題なのに、考える場がない」と安達さん。久道さんも「再稼働が進んでいない今考えなければ、また思考停止になってしまう」と感じる。
 「原発いらない、命が大事」。今月17日夜、脱原発みやぎ金曜デモ。コールを担当した青葉区の女性(39)は、シールズの安保デモ参加を機に2年前から足を運ぶ。友人には言っていない。「声を上げられる場所はここしかない」
 太白区の女性(74)は昨年末から。「他人ごとじゃないって目覚めたの」。小柄な体に充実感が漂う。
 踏み出す人がいる限り、忘却にあらがう道は続く。

4520チバQ:2017/03/01(水) 20:02:50
http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/nation/kahoku-01_20170224_73065.html
<脱原発 東北の群像>原子力問う3人の視点
02月26日 15:00河北新報

<脱原発 東北の群像>原子力問う3人の視点
伴英幸氏(ばん・ひでゆき)生活協同組合専従などを経て、1990年に原子力資料情報室スタッフ。95年事務局長。98年から共同代表を務める。三重県出身。
(河北新報)
 東京電力福島第1原発事故は、日本の原子力政策とともに脱原発運動の在り方を問い掛けた。市民運動、演劇、哲学の立場で原子力と向き合う3人に聞いた。

◎司法と選挙突破口に/原子力資料情報室共同代表 伴英幸氏

 原子力資料情報室(東京)は1975年に故高木仁三郎氏らによって設立されて以来、反原発運動の理論的支柱となってきた。共同代表の伴英幸さん(65)は、運動の今について「各地が精いっぱいの活動を展開しているが、政策転換につなげる具体的な手だて、戦略が見えていない」と分析する。
 突破口とすべき変化はあると感じる。一つは、関西電力高浜原発3、4号機(福井県)の運転を差し止めた大津地裁の仮処分決定(2016年3月)などの司法判断だ。「安全を求める世論を受け、原発に疑問を示す裁判官が増えている。闘いの切り口になった」とみる。
 もう一つは選挙。昨年の新潟県知事選で再稼働慎重派が当選した。「反対運動だけでなく、野党統一候補が実現した点で大きな変化だ」。運動全体として従来以上に政治に力点を置いた取り組みが必要と考える。
 再生可能エネルギーの担い手が脱原発の訴えに共鳴し、運動に厚みを加えていることにも期待を寄せる。
 課題は世代交代。「われわれ全共闘世代の直接要求型の運動を継承するのは難しい。若い世代はいわば対案提示型。新しいスタイルを確立してほしい」
 13年に発足した市民団体「原子力市民委員会」のように、議論を土台に政策提言する動きも出てきた。「脱原発を決定したドイツと比べ、日本は観念的な議論に終始してきた。今こそ原発のリアルな畳み方を詰めなければならない」と見据える。

◎成果求めず声上げる/役者 愚安亭遊佐氏

 「原子力に関わった所は皆、壊れていく」。むつ市関根浜出身の役者、愚安亭遊佐さん(70)は、原子力開発は地域に悲劇しかもたらさないと言う。
 本名松橋勇蔵。下北弁で一人芝居を続け40年近くになる。作品「人生一発勝負」は母がモデル。「百年語り」は父、「こころに海をもつ男」は六ケ所村の漁師、そして近年の「鬼よ」は兄。豊かな海に根差した人々の営みと、巨大開発に翻弄(ほんろう)される悲哀を演じてきた。
 漁師の家に生まれ、東京の大学時代に演劇を志した。全国を芝居行脚していた1981年、74年に放射線漏れを起こした原子力船「むつ」の新母港候補地に関根浜が浮上。後に漁協組合長も務めた兄幸四郎さんらと反対運動を展開した。
 一時は盛り上がった運動も徐々に切り崩され、結局、海の風景は変わる。「むつ」が去り、近くに今、使用済み核燃料中間貯蔵施設が建設されている。
 「関根浜だけじゃない。全国の原発で同じことが起きた。国が言う共存共栄などない。残ったのは衰退した漁村だけだ」
 反対を貫いた幸四郎さんは2011年3月に死去。通夜の日に東日本大震災が起きた。「むつ」を知る人は少なくなった。何が起きたか、語り続ける者がいなければならないと思う。
 「私は芝居で漁師の魂、反対運動の生き方を語ろうとしてきた。思い出すことで本質が見える。成果は求めず、主張し続ける。声を上げることを恐れてはいけない」と強調する。

4521チバQ:2017/03/01(水) 20:03:06
◎市民発の政策提示を/筑波大大学院人文社会科学研究科准教授 佐藤嘉幸氏

 筑波大大学院准教授(社会哲学)の佐藤嘉幸さん(46)=水戸市=は、田口卓臣氏との共著『脱原発の哲学』を昨年刊行し、福島第1原発事故と過去の企業公害との共通点に触れながら、原子力政策の問題を哲学の視線から検証した。
 原発再稼働を望まない声が6割に上る世論と、原発回帰が進む政治との乖離(かいり)は大きい。指摘するのは「下からの民主主義」による政策決定の必要性だ。「代議制民主主義は政策をパッケージで提示され、個別論点に介入できない。上からではなく、市民が下から政策を提示する回路をつくるのが望ましい」と、市民発の国民投票を提唱する。
 昨年の新潟県知事選で実現した市民連合も有効な手段と考える。「市民が理念に賛同できる候補の擁立を政党に呼び掛ける新しい動き。下からの回路の起爆剤になる可能性がある」と強調する。再生可能エネルギーの拡大と電力自由化の進展は、選ぶ電力によって原発を淘汰(とうた)する消費者運動になり得るという。
 ドイツは福島事故後に脱原発を決めた。背景には、環境運動が政治に密接に関わってきた歴史と、チェルノブイリ事故(1986年)の影響を契機とした議論の深まりがある。「ドイツでは揺り戻しもありつつ、20年以上の議論を重ねた道のりがあった。福島の事故を経た日本は今、ドイツの80年代の段階にあると言える。辛抱強く道をつくっていくしかない。悲観することはない」

4522チバQ:2017/03/02(木) 19:40:45
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170228_61003.html
<川俣町長選>元県議の佐藤氏が初当選


佐藤 金正氏
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 古川道郎前町長の辞職に伴う福島県川俣町長選は26日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人の元県議佐藤金正氏(68)が、いずれも無所属新人の元町収入役藤原一二(いちじ)氏(70)、元町議高橋道弘氏(64)、不動産業半沢清義(きよし)氏(73)の3人を破り、初当選を果たした。
 佐藤氏は県議、町議を務めた政治経験から「即戦力となる」と訴えて支持を集めた。同町では東京電力福島第1原発事故に伴う山木屋地区の避難指示が3月31日に解除される。佐藤氏は26日夜、町内の事務所で「愚直に町民の声を聞きながら、復興に向けてリーダーシップを発揮したい」と力を込めた。
 藤原氏は「町民ファーストの町政運営」を訴え、高橋氏は「子育てしやすい環境づくり」など町政刷新を掲げたが、ともに及ばなかった。半沢氏は「高齢者のバス利用の一部区間無料化」などを主張したものの広がりに欠けた。
 当日の有権者は1万2252人。投票率は70.39%で、前回(2014年)を13.91ポイント上回った。

 ◇福島・川俣町長選開票結果(選管最終)
当 3587佐藤金正 無新
  2636藤原一二 無新
  2181高橋道弘 無新
   142半沢清義 無新

 ◇福島・川俣町議補選当選者(26日、投票率70.35%、欠員1)村上源吉


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2017年02月28日火曜日

4523チバQ:2017/03/02(木) 19:41:21
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170228_11025.html
<東松島市長選>宮城県議の渥美氏が出馬表明

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 任期満了に伴う宮城県東松島市長選(4月16日告示、23日投開票)で、県議の渥美巌氏(69)=東松島選挙区=が27日、石巻市役所で記者会見し、無所属で立候補することを表明した。
 東日本大震災で甚大な被害を受けた東松島市。渥美氏は「培ってきた経験と人脈を生かし、復興のモデル市を目指す。安定した市政を継承し市民ファーストの地方自治を推進する」と述べた。公約として復興加速や働く場所の創造、農業や漁業の振興などを挙げた。
 渥美氏は東松島市出身。石巻商高卒。旧矢本町職員を経て、1995年に旧桃生選挙区から立候補して初当選し、連続6期。県議会副議長や大震災復興調査特別委員会委員長などを歴任した。行政書士でもある。
 市長選では、ともに前市議の五野井敏夫氏(63)と木村清一氏(67)が立候補の意思を表明。現職の阿部秀保氏(61)は3期の今期限りでの引退を決めている。


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2017年02月28日火曜日

4524チバQ:2017/03/03(金) 18:01:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170303-00000019-khks-l05
<秋田市長選>民進県連が擁立断念

河北新報 3/3(金) 16:53配信

 任期満了に伴う秋田市長選(4月2日告示、9日投開票)で、立候補を前向きに検討していた民進党秋田県連代表の沼谷純県議(43)が立候補を見送ることが2日、分かった。党県連は市長選への候補者擁立を断念することになる。4日に秋田市で開かれる党県連常任幹事会で正式に決める。
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 市長選には、3選を目指す現職の穂積志氏(59)と秋田県議の丸の内くるみ氏(72)=無所属=が立候補を表明している。
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 沼谷氏は県連代表に就任した昨年10月、市長選に関して「私自身もその候補から排除しない」と述べるなど、立候補に前向きだった。
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 沼谷氏は河北新報社の取材に、「政策的に近い丸の内氏と一本化に向けて何度か協議をしたが、まとまらなかった。三つどもえだと共倒れし、政策実現は困難になる」と立候補断念の理由を語った。
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 常任幹事会では、県知事選(3月23日告示、4月9日投開票)の対応も正式決定する。知事選には3期目を目指す現職の佐竹敬久氏(69)と前知事の寺田典城氏(76)が立候補を表明しており、自主投票とするか、寺田氏支持を決めるかの選択になる可能性が高い。

4525チバQ:2017/03/05(日) 23:37:16
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170305_41003.html
<秋田知事選>民進、独自候補擁立を断念

 民進党秋田県連は4日、任期満了に伴う知事選(23日告示、4月9日投開票)への独自候補擁立を断念し、自主投票にすることを決めた。知事選には現職で3期目を目指す佐竹敬久氏(69)、前知事で参院議員を務めた寺田典城氏(76)が立候補を表明している。
 秋田市であった常任幹事会で決定した。記者会見した沼谷純県連代表は「複数の人と交渉したが擁立に至らなかった。寺田氏も立候補を表明しており、三つどもえは避けるべきだという意見が出た」と述べた。
 常任幹事会では秋田市長選(4月2日告示、9日投開票)に関し、出馬を検討していた沼谷氏が断念することを正式に決めた。
 同市長選には現職で3選を期す穂積志氏(59)、県議の丸の内くるみ氏(72)が立候補を表明している。沼谷氏は「丸の内氏と一本化を協議したが、まとまらなかった」と話した。


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2017年03月05日日曜日

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170305_41001.html
<秋田知事選>民進、組織力・求心力の低下露呈


記者会見で独自候補の擁立断念を発表する民進党県連の沼谷代表(左)と小原正晃幹事長=4日、秋田市
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 秋田県知事選を巡り、民進党県連の独自候補擁立は前回2013年に続き、不発に終わった。擁立過程では県連内の足並みの乱れが今回も露呈され、組織力の欠如を印象付けた。昨年夏の参院選敗北もあって県連の求心力低下は否めず、次期衆院選を視野に入れた党勢回復の前途は多難だ。
 「複数の人と協議してきたが、結果的に擁立できなかったことには責任を感じている」。4日にあった県連常任幹事会後の記者会見で沼谷純県連代表は、無念さをにじませた。
 自民党寄りの姿勢を鮮明にする現職の佐竹敬久氏(69)の県政運営を一貫して批判してきただけに、連続不戦敗は党の面目をつぶした形だ。
 県連は新体制が発足した昨年10月、独自候補の擁立を打ち出し、同党の寺田学衆院議員(比例東北)を軸に検討を進めた。寺田氏も「知事選への気持ちがないわけではない」と党幹部に意欲を伝えたという。
 昨秋、衆院解散の可能性が浮上し、県連の目算は狂う。寺田氏は「国政で活動していく」と知事選不出馬の意向を明確にし、擁立作業は振り出しに戻った。
 県連内では、早くから独自候補擁立に対する温度差があった。「独自候補を擁立することが全てではない」「現職を望む県民もいる」など否定的な考えを公言する県連幹部もいた。
 候補者選びが行き詰まる中、寺田氏の父で前知事の寺田典城氏(76)が立候補の意思を表明。県連内には典城氏に「相乗り」しようとするムードも漂った。
 ただ、支持母体の連合秋田は「国政と地方選は(性質が)違う」(黒崎保樹会長)として、過去2回と同様に佐竹氏の推薦を早々に決定した。4日にあった常任幹事会では「典城氏を支持すべきだ」との意見が出たものの、結局は自主投票を選ばざるを得なかった。
 民進県連の擁立断念に、自民党県議の一人は「民進党の組織基盤は弱いため、擁立要請を受ける人がいなかったのだろう」と指摘。政党としての足腰の弱さを皮肉った。


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2017年03月05日日曜日

4526チバQ:2017/03/06(月) 20:54:23
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-prm1703060002.html
【ウワサの現場】青森の豊洲問題?事業破綻で市民への姿勢「全体で給与削減」に労組が猛反発 誰が責任を取るのがスジか
14:04産経新聞

【ウワサの現場】青森の豊洲問題?事業破綻で市民への姿勢「全体で給与削減」に労組が猛反発 誰が責任を取るのがスジか
三セクの経営破綻に伴い、16年の歴史に幕を閉じるJR青森駅前の複合商業施設「アウガ」
(産経新聞)
 JR青森駅前の複合商業施設「アウガ」が2月28日、16年の歴史に幕を閉じた。市中心部にあるアウガは、青森市政を揺るがしたいわくつきの施設だ。オープン当初から売り上げは右肩下がりを続け、市は運営の第三セクターにつぎ込んできた多額の債権放棄に追い込まれた。小野寺晃彦市長が自身と管理職、一般職員の給与削減方針を示し、6日には一般職員の給与を役職に応じて3〜1%削減することを職員労組に提案したが、一般職員にまで責任が及ぶことに労組が反発。今後の行方は果たして…。

 人口約29万人の青森市。アウガは、人口減少に備えて中心市街地の都市機能を集約する「コンパクトシティー」のモデルケースとして、佐々木誠造市長時代の平成13年にオープンした。全国から視察が相次ぐなど、同市のシンボルになった。

 だが、実態は、郊外型大型店の相次ぐ進出や消費の多様化で、売り上げが低迷を続けた。21年の市長選で佐々木氏らを破って当選した鹿内博市長は、アウガを運営する三セクの「青森駅前再開発ビル」に2億円を融資するなど、アウガ再建にあの手この手を打ち出したが、焼け石に水。27年度決算で約24億円の債務超過に陥り、事実上の経営破綻状態になった。市議会からの責任追及の声の高まりを受け、鹿内氏は昨年10月、引責辞任に追い込まれた。

 市は、三セクの株式約63%を保有する筆頭株主。28年11月の市長選で総務官僚から転身した小野寺市長は、関係方面と協議した上で、市が保有する約17億5千万円の債権を放棄し、三セクを3月末で解散することを表明した。

 市民の税金をつぎ込んだ債権の放棄に対し、小野寺市長は4月から1年間、自身の給与を25%、副市長15%、管理職10%、一般職員を5%それぞれ減額する方針を表明。24日開会の定例市議会初日の提案理由説明で、「市民に多額の負担をかけることに対する姿勢を示すため、組織全体の給与削減を実施したい」と理解を求めた。

 これにかみついたのは、市役所職員労働組合(約2000人)。市職員の7割を占めている。関係者によると、給与削減に関する市側と職員労組の初の交渉が2月6日に開かれたが、協議は物別れに終わったという。佐藤良浩委員長は産経新聞の取材に、「市の施策の失敗を一般職員にまで求めるのはおかしい。そんなことをしていると、職員は怖くて新しい事業提案に手をつけられなくなる」と抗議する。交渉が妥結しないまま、条例案が提案されたことにも強い不信感を募らせる。

 小野寺市長は、3月23日までの会期中の妥結を目指し、話し合いを続ける考え。佐藤委員長も削減率も含め、今後の交渉には応じる姿勢を示すが、難航は避けられない。

 三セク破綻の責任を給与削減という形で収めようという手法には、識者からも「問題の幕引きを狙ったパフォーマンス。破綻した要因を検証すべきだ」との声が上がる。

 長年、アウガ破綻に警鐘を鳴らしてきた天野巡一元青森公立大教授(地方自治論)は産経新聞の取材に、「佐々木、鹿内両市長の責任の追及なくして現職の市長、職員が責任を取るというのは筋が違う」と批判する。

 天野氏は続ける。「アウガ設置の政策決定の過程がどうだったのか、議会で調査委員会を設置するなどして検証、総括するのが先。債権放棄で幕引きをし、給与削減で決着を図るというやり方は、両市長の責任を追及しないためのパフォーマンスだ」と切り捨てる。

 また、天野氏は、管理職ではない一般職員も一蓮托生(いちれんたくしょう)の手法には、「職員は納得しないだろう」と首をかしげる。40代のある中堅職員の男性は「正直5%の給与削減は厳しいが、トップの判断なので…」と困惑する。別の職員も「過去の為政者、議会の尻拭い。納得できない部分は多い」と不満を表す。

 責任の行方が過去の首長にも問われそうな点は、石原慎太郎元知事を招致し、百条委が開かれる東京都の豊洲市場問題にも似ているといえる。

 国は、東京一極集中の是正に向け、地方創生を掲げて地方自治体の街づくりを支援するが、地方の財政環境は悪化しており、現状は厳しい。アウガ問題は、同様に不良債権を抱える全国の三セク経営や、破綻処理の試金石として注目される。

4527チバQ:2017/03/06(月) 20:54:51
 「アウガ問題」の経緯

 平成13年1月、青森市の中心市街地活性化を目的にJR青森駅前にオープン。総事業費は約185億円、市の第三セクター「青森駅前再開発ビル」が運営。地下に生鮮市場、1〜4階が商業施設、5〜9階は公共施設。コンパクトシティーのモデルケースだったが、郊外型大型店の進出などで客足が減少

 21年4月に就任した鹿内博市長が2億円の公的資金を投入、再建を図る

 28年6月発表の27年度決算で約24億円の債務超過に陥り、事実上の経営破綻状態に

 28年10月末で鹿内市長が引責辞任

 28年11月の市長選で当選した小野寺晃彦市長が、商業施設としての再建を断念

 29年2月末、16年の歴史に幕

 29年3月末、三セク解散の予定

4528チバQ:2017/03/06(月) 21:07:54
http://mainichi.jp/articles/20170307/k00/00m/040/034000c
楢葉町長

「町に居住なら昇進優先」 職員から不安の声

毎日新聞2017年3月6日 20時44分(最終更新 3月6日 21時01分)
 東京電力福島第1原発事故の避難指示が一昨年9月に解除された福島県楢葉町の松本幸英町長が、避難先から町内に住居を戻した町職員を昇進で優先する趣旨の発言をしていたことが分かった。町民の帰還が進まない中、職員の率先垂範を意図したものだが、職員からは「乱暴すぎる」と不安の声も上がる。

 楢葉町に帰還した町民は、避難先で定住したり、生活インフラへの不安があったりすることから、町民の11.1%にあたる818人にとどまっている。

 昨年11月の早朝、福島県沖地震が起きた際、本庁舎勤務の町内居住者は職員約100人のうち13人。震度5弱を記録し、松本町長が庁舎に駆けつけたが、誰も登庁していなかった。このため12月から、職員10人が交代で町内に毎日宿泊。先月末時点で町内居住者は35人に増えた。

 6日の町議会一般質問で、松本町長は「公式な場で(職員に)伝わるよう話した」と答弁。「職員の不安も理解するが、行政には守るべき重い責任がある」とも述べ、今後も帰還を促す考えを示した。

 同県いわき市から通う男性職員は「戻れる環境をつくるのが我々の職務なので、町長の気持ちも分かる。でも家族も守らないといけない」と戸惑う。

 自治労県本部は「職務ではなく、住所での評価は、地方公務員法の平等な取り扱い原則に反する。被災自治体では退職する職員も多く、無理に帰還を進めることが意欲をそがないか心配だ」と指摘している。【乾達】



ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20170307/k00/00m/040/034000c#csidx8966a4397ba4e46b01a22d9999317ca
Copyright 毎日新聞

4529チバQ:2017/03/16(木) 16:50:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170316-00000012-mai-soci
<選挙>町外出身の争い盛り上がらず 青森・外ケ浜町

毎日新聞 3/16(木) 8:38配信

 任期満了に伴う青森県外ケ浜町長選が21日告示される。4選を目指す現職の森内勇氏(79)と、新人で山崎力元参院議員の次女、山崎結子氏(35)が立候補の準備を進めており、2005年以来12年ぶりの選挙戦となる見通しだ。だが青森市在住の両氏の他に地元出身者から立候補の動きはなく、町は静かだ。【宮城裕也】

 05年に蟹田町、平舘村、三厩村が合併して誕生した外ケ浜町は人口6445人(1月末現在)。15年10月の国勢調査では、過去5年間の人口減少率が12.6%と県内でも5番目に高かった。役場がある蟹田地区とその隣の平舘地区に比べ、津軽半島北端で今別町を挟んで「飛び地」の三厩地区には行政サービスが行き届かない部分もあり、人口減少対策と共に「飛び地合併の弊害」解消も課題となっている。

 森内氏は「人口減少に合わせ、小中学校を集約して一体的な教育を目指す」と主張。山崎氏は「水産物の養殖を進めるなど第1次産業を支える町にしたい」と訴える。2人とも青森市在住だが、森内氏は「自宅は町から30分圏内。町民も理解している」、山崎氏は「当選すれば町に移住する」と話す。

 かつては「町のリーダー」を巡る対立があった。1999年の県議選では森内氏と現自民党県連幹事長の神山久志県議が激しく争い、神山氏が当選。だが05年の町長選で森内氏が当選してからは、森内氏が町長、神山氏が県議と一定の「すみ分け」ができ、町長選は09年から無投票が続いている。

 今回の町長選は、これまで森内氏を支援してきた神山氏が山崎氏支援に回り、「保守分裂」の様相を呈している。一方で盛り上がりは今ひとつ。商店を営む女性(79)は「町は無投票の時と同じくらい静か。地元出身者が出てほしいけど、町に活気がなければ仕方ない」と話す。町幹部も「地元から立候補者がいないのはもどかしいが、町外からの立候補も認められているので……」と言葉を濁す。

 町ならではの事情もある。合併に伴う05年の町長選では合併前の旧町村長2人も立候補し、地区間の摩擦を生んだが、「よそ者」の森内氏が町長になり、旧町村の緩衝材の役割を果たした面もある。自営業の女性(78)は「かえって町外の人間の方がうまく収まる」と話し、こう訴えた。「商店が減り、若者も町職員くらい。誰が町長になっても、さみしい町を何とかしてほしい」

4530チバQ:2017/03/16(木) 16:58:05
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170316-00000022-khks-pol
<宮城合併4市長選>石巻4人が名乗り

河北新報 3/16(木) 13:57配信


 任期満了に伴う石巻、登米、栗原、東松島の4市長選(4月16日告示、23日投開票)は、告示まで1カ月に迫った。石巻4人、東松島3人、登米と栗原2人ずつが立候補に名乗りを挙げ、4市のかじ取り役を巡って計11人が争う見込みだ。いずれも2005年の市町村合併で誕生した4市の市長選が、そろって選挙戦に突入する見通しとなったのは12年ぶり。登米、栗原、東松島の3市では同じ日程で市議選、石巻市では市議補選も行われる。

 石巻市長選は3選を目指す現職亀山紘氏(74)=民進推薦=に、いずれも新人の元東北大非常勤講師青木満里恵氏(62)、元市議会議長阿部和芳氏(57)、市議黒須光男氏(69)の3氏が挑む。15日の立候補予定者説明会には4陣営の他に男性1人も出席。東日本大震災の復興政策の継続か刷新かを主な争点に選挙戦への動きが活発化している。

 2月25日にあった亀山氏の事務所開きには約150人が集まった。亀山氏は住宅再建や中心部の街づくりなど着実な復興の歩みを強調。「あと4年で復旧復興を成し遂げる。諦めずに頑張りたい」と力を込める。

 13日に記者会見を開いた青木氏は「市民の声を反映できる市政にする」と現場の意見に耳を傾ける重要性を繰り返した。石巻の食材をPRする観光振興やサークル活動の充実などを訴え、支持拡大を目指す。

 阿部氏は前回、告示直前に立候補を決めたが、今回は昨年10月にいち早く名乗りを上げた。復興格差の是正や地場産業の育成などを目指して「健康な街にしたい」と訴え、人柄や若さを前面に出して活動する。


 黒須氏は「今の市政は疑惑や問題が噴出している。チェンジすれば改革が生まれる」と指摘。昨年9月に再開した市立病院の民営化、大川小津波訴訟控訴取り下げなど現体制からの転換を図る政策を掲げる。

4531チバQ:2017/03/16(木) 16:58:38
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170316_11048.html
<宮城合併4市長選>登米一騎打ち濃厚




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 任期満了に伴う石巻、登米、栗原、東松島の4市長選(4月16日告示、23日投開票)は、告示まで1カ月に迫った。石巻4人、東松島3人、登米と栗原2人ずつが立候補に名乗りを挙げ、4市のかじ取り役を巡って計11人が争う見込みだ。いずれも2005年の市町村合併で誕生した4市の市長選が、そろって選挙戦に突入する見通しとなったのは12年ぶり。登米、栗原、東松島の3市では同じ日程で市議選、石巻市では市議補選も行われる。

 登米市長選にはいずれも無所属で、4選を目指す現職の布施孝尚氏(55)と、新人で元県議の農林業熊谷盛広氏(66)が立候補を表明している。他に立候補の動きはなく、一騎打ちの構図となりそうだ。
 布施氏は昨年末、「第2次総合計画を進める」と立候補を表明。施設整備による子育て支援や医療・福祉の向上、雇用の創出、移住・定住促進、市役所新庁舎建設を訴える。4日に後援会の事務所開きを行った。
 熊谷氏は昨年末、「合併以降、負の側面が目立ち変化が必要」と立候補表明。新庁舎建設構想白紙撤回、産科・小児科の医師招聘(へい)、農商工連携、女性の活躍促進などを掲げる。25日に後援会の事務所開きを行う。


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2017年03月16日木曜日

4532チバQ:2017/03/16(木) 22:10:21
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170316_11046.html
<宮城合併4市長選>東松島新人が三つどもえ

 任期満了に伴う石巻、登米、栗原、東松島の4市長選(4月16日告示、23日投開票)は、告示まで1カ月に迫った。石巻4人、東松島3人、登米と栗原2人ずつが立候補に名乗りを挙げ、4市のかじ取り役を巡って計11人が争う見込みだ。いずれも2005年の市町村合併で誕生した4市の市長選が、そろって選挙戦に突入する見通しとなったのは12年ぶり。登米、栗原、東松島の3市では同じ日程で市議選、石巻市では市議補選も行われる。

 東松島市長選はいずれも新人の県議渥美巌氏(69)=自民推薦=、前市議木村清一氏(67)、前市議五野井敏夫氏(63)が無所属での立候補を表明した。12年ぶりの選挙戦は三つどもえとなる公算が大きい。
 渥美氏は「政治家の集大成として古里に恩返ししたい」と急転直下、挑戦を決断した。豊富な政治経験や人脈を生かした「復興のモデル市」づくりを目指し、引退する阿部秀保市長(61)らの支援を受ける。
 木村氏は心の復興や人口減少対策などを基本目標とする。「笑顔あふれるまちづくり」をキャッチフレーズに個人宅などで小集会を重ね、フェイスブックで情報発信する。2013年市議選ではトップ当選した。
 五野井氏は11年7月〜13年4月に市議会議長を務め、復興に力を注いできた。「開かれた行政を推し進める」と強調。会計事務所勤務の経験も糧に行財政改革推進を掲げる。市内をこまめに回り支持拡大を図る。


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2017年03月16日木曜日

4533チバQ:2017/03/16(木) 22:18:17
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170316_11048.html
<宮城合併4市長選>登米一騎打ち濃厚


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 任期満了に伴う石巻、登米、栗原、東松島の4市長選(4月16日告示、23日投開票)は、告示まで1カ月に迫った。石巻4人、東松島3人、登米と栗原2人ずつが立候補に名乗りを挙げ、4市のかじ取り役を巡って計11人が争う見込みだ。いずれも2005年の市町村合併で誕生した4市の市長選が、そろって選挙戦に突入する見通しとなったのは12年ぶり。登米、栗原、東松島の3市では同じ日程で市議選、石巻市では市議補選も行われる。

 登米市長選にはいずれも無所属で、4選を目指す現職の布施孝尚氏(55)と、新人で元県議の農林業熊谷盛広氏(66)が立候補を表明している。他に立候補の動きはなく、一騎打ちの構図となりそうだ。
 布施氏は昨年末、「第2次総合計画を進める」と立候補を表明。施設整備による子育て支援や医療・福祉の向上、雇用の創出、移住・定住促進、市役所新庁舎建設を訴える。4日に後援会の事務所開きを行った。
 熊谷氏は昨年末、「合併以降、負の側面が目立ち変化が必要」と立候補表明。新庁舎建設構想白紙撤回、産科・小児科の医師招聘(へい)、農商工連携、女性の活躍促進などを掲げる。25日に後援会の事務所開きを行う。


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2017年03月16日木曜日

4534チバQ:2017/03/16(木) 22:18:37
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170316_51008.html
<山形県議会>区割り変更 飛び地解消


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 山形県議会の定数等検討委員会は15日、同じ選挙区の自治体が選挙区外の自治体を挟むことで分断される「飛び地」解消のため、寒河江市など4選挙区を2選挙区に合区する方針を決めた。総定数は1減の43とする。6月定例会に条例改正案を提出し、2019年4月に見込まれる次期県議選から適用される。
 飛び地がある西村山郡(定数2)は寒河江市(同2)、西置賜郡(同1)は長井市(同1)とそれぞれ合区する。定数は寒河江市・西村山郡区が現行から1減の3、長井・西置賜郡区は現行と変わらず2とする。
 検討委によると、15年国勢調査の結果、総定数44と定める根拠となった05年調査よりも県内人口が9万人以上減少。議員1人当たりの人口などを考慮し1減とした。
 選挙区別定数は、人口を基準にすると山形市区が1増、新庄市区が1減となるが、1票の格差是正を最優先する観点から現行のままとした。その結果、1票の格差は従来の1.769倍から1.742倍に縮小する。


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2017年03月16日木曜日

4535チバQ:2017/03/16(木) 22:19:06
http://www.sankei.com/region/news/170316/rgn1703160054-n1.html
2017.3.16 07:06

秋田知事選 告示まで1週間 三つどもえの公算

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 23日告示、4月9日投開票の知事選まで1週間となった。共産党県委員会は15日、元県議で党県副委員長の山内梅良氏(69)を党公認候補として擁立すると発表。知事選には現職で3期目を目指す佐竹敬久氏(69)と元知事の寺田典城氏(76)がいずれも無所属で立候補を表明しており、8年ぶりの選挙戦は三つどもえの争いになる公算が大きくなった。

 選挙戦は人口減少や農業振興、産業育成という、県が長年抱えてきた課題に対する各候補の政策実現手法の違いが焦点となる。

 佐竹氏は自民、公明、社民の支持を得た。「(相手候補との)争点はない」と県議会や市町村と連携したかじ取りを強調。航空機産業や風力発電など「伸びている分野もあり、いい流れを広げていきたい」と3期目に意欲を見せる。

 寺田氏は横手市長、知事、参院議員の豊富な経験を強調し、「無競争を阻止するために立候補した」と話す。政策実現のためには議会との摩擦もいとわず、「イノベーション(変革)を起こしたい」と教育制度や子育て支援を訴える。

 県と秋田市が建設予定の連携文化施設は寺田氏と山内氏が反対の立場を取る。

 山内氏は「知事になったら『若者支援課』を作る」と強調。県議を3期務めた実績から農産物の加工場を作るなど「地域の産業を育成したい」と話す。連携文化施設は「優先課題がほかにある」と撤回を求める。

 共産党は民進や社民との野党共闘も検討したが、まとまらなかった。民進は独自候補の擁立を断念し、自主投票を決めた。

4536二階席:2017/03/19(日) 21:26:21
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

http://sp.kahoku.co.jp/naigainews/201703/2017031901001676.html

4537チバQ:2017/03/20(月) 15:31:27
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170316_11047.html
<宮城合併4市長選>栗原新人2氏名乗り


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 任期満了に伴う石巻、登米、栗原、東松島の4市長選(4月16日告示、23日投開票)は、告示まで1カ月に迫った。石巻4人、東松島3人、登米と栗原2人ずつが立候補に名乗りを挙げ、4市のかじ取り役を巡って計11人が争う見込みだ。いずれも2005年の市町村合併で誕生した4市の市長選が、そろって選挙戦に突入する見通しとなったのは12年ぶり。登米、栗原、東松島の3市では同じ日程で市議選、石巻市では市議補選も行われる。

 栗原市長選は、いずれも無所属で新人の、前副市長佐藤智氏(60)と元市議の会社社長千葉健司氏(60)が立候補を表明した。両氏の一騎打ちが確実視されている。
 佐藤氏は1月、現職の佐藤勇市長から後継指名され、出馬の意思を明らかにした。実父は旧築館町議。「現市政を継続、発展させることが使命」と語り、重点施策に子育て支援や高齢者の生活サポートを唱える。
 千葉氏は昨年11月、立候補を表明した。祖父と実父は旧築館町長。「市民目線を重視した施策を展開し町村合併の効果を高める」と訴え、現市政の見直しを掲げる。公約に栗原中央病院の産科創設などを挙げる。


関連ページ:宮城政治・行政
2017年03月16日木曜日

4538チバQ:2017/03/20(月) 17:10:37
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20170318ddlk05010341000c.html
<知事選’17>共闘なし、ねじれる野党 民進、自主投票 共産、独自候補 社民、現職支持 自公は足並みそろえる /秋田
03月18日 11:18毎日新聞

 23日の告示まで1週間を切った知事選(4月9日投開票)は、共産党が候補擁立を発表し、各政党のスタンスが固まった。国政で政権与党の自民、公明両党は現職支持で足並みをそろえたが、野党共闘が進む民進、共産、社民は、それぞれ異なる結論を出した。野党各党は「国政選と地方選は別」と釈明するが、複雑な思惑が交錯している。【川村咲平】

 16日夜。秋田市の市民文化会館で行われた現職の佐竹敬久氏(69)の総決起集会。県議会自民党の鈴木洋一会長は集まった支持者を前に、こう強調した。「(佐竹知事は)派手なパフォーマンスはないが、確かな成果を上げた」。佐竹氏をめいっぱい持ち上げた一方で、「8年前の混乱した県政に戻してはならない」と語気を強めた。名指しこそなかったが、対抗馬の前知事、寺田典城氏(76)を意識したのは明らかだった。

 自民の「アンチ寺田」は20年前にさかのぼる。佐竹氏と寺田氏の初顔合わせとなった1997年の知事選で、自民は佐竹氏を全面的に支援。寺田県政では県議会最大会派として、知事提出案件に異議を唱える場面が目立った。寺田氏の引退表明後の09年の知事選では、佐竹氏を全面支援し初当選に協力した。その「蜜月関係」は現在に至っており、今回も2月下旬に県連レベルでの支持を決めた。

 一方、国政で自民と連立政権を組む公明は今月、佐竹氏支持を決定。公明も「寺田アレルギー」が強く、寺田氏が先月出馬表明した際、県本部の田口聡代表は「寺田氏はかつての自らの県政運営を検証すべきだ」と批判している。

 一方、民進党県連は昨年来、佐竹氏への対立候補を模索していたが、2月上旬、支持母体の連合秋田が佐竹氏への推薦方針を決定。その後3月上旬に対抗馬擁立を断念した。「さまざまな団体、政党との関係を考慮して」(沼谷純県連代表)自主投票と決まり、寺田氏支持にならなかった。

 社民は97年の知事選で寺田氏を推薦。佐竹県政では一貫して与党的な立場だった。だが3月上旬に開かれた党定期大会で、佐竹氏がかつて安保法案を「通すべきだ」と発言したことに批判が相次いだ。県と秋田市が進める新文化施設計画に県議会で反対した経緯もあり、「自主投票」の意見が出ていたが、最終的に佐竹氏支持を決めた。

 共産は「第3の選択肢」として山内梅良氏(69)の擁立を発表した。だが寺田氏が出馬表明した当初は「寺田氏から(選挙協力の)話があれば、頭ごなしに否定するつもりはない」と、共闘に含みを持たせていた。だが協議は進まず、社民、民進が3月上旬に相次いで方針を決定。寺田氏を含めた協議も実現しなかった。

 山内氏は出馬会見で「野党共闘で擁立できれば、これに越したことはないと思っていた」と述べ、対応に難しさをにじませた。

4539チバQ:2017/03/20(月) 17:11:45
http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku-01_20170317_11029.html
<仙台市長選>伊藤市議に出馬要請へ
03月17日 12:20河北新報

 夏の仙台市長選で、市内の福祉施設経営者らが来週にも伊藤優太市議(31)=青葉選挙区=に立候補を要請することが16日、分かった。伊藤氏は河北新報社の取材に「ありがたい話で、慎重に検討したい」と話している。
 要請するのは、福祉や医療分野の若手経営者ら約150人。関係者は「同年代の伊藤氏とは今後の社会保障やまちづくりに関する問題意識を共有できる。発信力や推進力のある市長に世代交代すべきだ」と語る。
 伊藤氏は取材に市長選への対応は現時点で白紙とする一方、「政令市長選が近づいているのに(立候補の)動きが少なすぎる。候補者同士の政策論争が必要だ」と意欲をのぞかせた。
 伊藤氏は仙台市出身、国学院大文学部卒。会社員、神奈川県座間市議を経て、2015年の仙台市議選で初当選。現在、民進党県連の副幹事長を務める。
 市長選には、前市長の梅原克彦国際教養大教授(62)が立候補を検討。現職の奥山恵美子氏(65)は態度を明らかにしていない。

4540チバQ:2017/03/21(火) 17:49:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170321-00000013-khks-l05
<男鹿市長選>複合観光施設 争点に

河北新報 3/21(火) 11:29配信

 任期満了に伴う秋田県男鹿市長選(4月2日告示、9日投開票)で、市が2018年7月の開業を目指してJR男鹿駅近くに整備を計画する複合観光施設が争点に浮上している。施設の整備を巡っては市議の間に批判があり、昨年12月の市議会定例会で、3選を目指す渡部幸男市長(65)の立候補断念と引き換えに関連予算案が可決された経緯がある。立候補予定者2人は「推進」と「慎重に検討」に分かれており、市長選で論戦を繰り広げそうだ。(秋田総局・藤井かをり)

【地図】男鹿市と複合観光施設の建設予定地
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 市長選には、渡部市長から出馬要請を受けた元県議菅原広二氏(65)と、施設整備に慎重な元市議佐藤誠氏(60)が、ともに無所属で立候補を表明している。
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 菅原氏は施設の整備推進を公約に掲げる。JRと連携し、男鹿駅舎を施設近くに移して駅前再開発を検討するとしており、施設を核に市中心部の活性化に取り組みたい意向だ。
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 一方、佐藤氏は「進め方が強引で、市民の意見を取り入れていない。市全体に経済効果をもたらす道筋が見えてこない」と語り、計画の白紙撤回を含めて再検討する考えを示す。
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 市議会では15年6月定例会で、集会などで市民の同意を得ることを条件に施設の基本設計予算が可決された。だが、16年6月定例会では市民の合意形成が不十分などの理由で実施設計費分を削除した予算案が可決され、12月定例会でも関連予算案が削除される可能性があった。
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 施設整備費約9億円のうち約2億円が秋田県の助成で、その条件となるのが16年度末までの実施設計着手。12月定例会で関連予算案が通らなければ、計画が頓挫する事態もあり得た。
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 渡部市長は12月定例会初日の2日に3選を目指す意向を表明したが、最終日の19日に一転して立候補を断念。自らが身を引くことで事態の打開を図ったとみられる。結局、関連予算案は可決された。
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 唐突に見える立候補断念には、施設開業を「観光の起爆剤となる最後のチャンス」(市議の一人)と位置付ける渡部市長の思いが透けて見える。市内では、1998年のなまはげライン(男鹿中央広域農道)の全線開通で日帰り客が増えた一方、滞在客は減った。宿泊施設を中心に地域経済は疲弊し、市長は危機感を募らせていたという。


 ただ、施設の整備に関しては、商工関係者が「にぎわいが生まれ、周辺商店に波及効果が生まれる」と歓迎する一方、市民には「失敗すればリスクが大きい」「詳細な計画が伝わってこない」などの声がある。
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 同市の60代主婦は「人口減少が進み、衰退していく男鹿をこれ以上見ていられない。施設整備の議論が観光やまちづくりを考えるきっかけになればいい」と話し、市長選での活発な論戦を期待する。
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[複合観光施設]男鹿市内の周遊観光と地域活性化の拠点を目指す公設民営の施設。計画では、約1万4000平方メートルの県有地に平屋一部2階の観光施設と約100台分の駐車場を整備する。施設内には水産物などの販売スペースやレストラン形式の飲食スペース、水産加工に使用する急速冷凍設備などを設ける。年間18万人の利用を見込む。

4541チバQ:2017/03/22(水) 11:19:38
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170322-00010002-dtohoku-l02
自民分裂「しこり残る」 青森・外ケ浜町長選、現新一騎打ち

デーリー東北新聞社 3/22(水) 11:12配信

 任期満了に伴う青森県外ケ浜町長選が21日告示され、4期目を目指す現職森内勇候補(79)と新人山崎結子候補(35)の一騎打ちが確定した。森内候補は元自民党県議で、長男は県議会自民会派議員総会長を務める森内之保留氏(52)。対する山崎候補は父が自民元参院議員山崎力氏(69)で、後援会長に党県連幹事長の神山久志県議(69)を据える。選挙は両陣営に自民幹部が張り付く異例の展開で、町政運営などを巡り、主張と批判が飛び交う「自民分裂」の構図。県連所属の国会議員や県議たちは“腫れ物”にさわらないように、距離を置きながら戦いの行方を注視している。


 今年2月、無投票の様相が一転した。突然の山崎候補の出馬表明。自民県連の重鎮である神山氏と肩を並べ、「外ケ浜に新しい風を吹かせたい」と町政刷新を声高に訴えた。

 神山氏は長らく森内候補を支援してきた経緯がある。関係者の間に広がる「なぜ」に対して多くを語ろうとしないが、応援演説では昨年秋に同町三厩地区で起きた大規模住宅火災を取り上げ、「焼け出された人を助けようという気持ちがない」と町政を批判。ただ「戦いが終わればノーサイドだ」と強調する。

 一方、突然の“宣戦布告”を突き付けられた形の森内陣営関係者は、森内親子が昨年7月の参院選で山崎候補の父・力氏を支援した経緯を挙げ、「恩をあだで返されたのだからノーサイドでは済まない」とけん制。「山崎先生もなぜ娘の出馬を止めなかったのか」と疑問を呈する。

 自民幹部の激しい衝突に県連メンバーの心中も穏やかではない。森内事務所にため書きを送ったある県議は「個人的立場だとしても、神山氏は県連幹事長だ。責任は重い」と指摘。山崎事務所に自民県連会長の江渡聡徳衆院議員のため書きがないことにも触れ「会長が立腹しているということではないか」と語る。

 一方、神山氏に近いある県議は「直接の原因は何なのか分からないが、長年の協力関係の中で不満が募り、ひずみが生じたのだろう」と推し量る。

 「どちらが勝ってもしこりが残る」「今後の自民県連の勢力図に影響が出るのでは」。選挙結果が今後の県連運営に影響を与えるとの見方もあり、関係者の間には懸念が渦巻いている。
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デーリー東北新聞社

4542とはずがたり:2017/03/22(水) 12:53:48
重祚は否定と。

<政府検討>天皇退位後も敬称「陛下」 皇位継承対象外に
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20170319k0000m010121000c.html
03月18日 23:20毎日新聞

 政府は天皇陛下が退位された後について、敬称を「陛下」とし、逝去された場合の墓所は「陵」とする検討に入った。「陛下」や「陵」は本来は天皇や皇后、皇太后などにしか使わない用語だが、退位後の天皇という立場を考慮した。一方で皇位継承の対象からは外し、再び天皇とならないことを明確にする。

 明治以降の近代天皇制では天皇が退位した例がないため、退位が実現した後の陛下の呼称や待遇などをどう位置付けるかが課題になっている。天皇と退位した天皇が同時に存在する形となるため、「国民統合の象徴」が分裂するとの懸念もある。

 このため、退位後の陛下については、天皇を務めたことのある皇族という位置づけとし、他の皇族とは別の扱いとするが、皇位継承順位からは外す。

 皇室典範では、歴代の天皇や皇后、皇太后などを埋葬した場所を「陵」、それ以外の皇族は「墓」と定める。江戸時代以前の上皇の墓所も「天皇陵」として宮内庁が管理している。

 また典範では敬称について、天皇、皇后のほか、皇太后、前々代の天皇の配偶者だった太皇太后を「陛下」として、より強い敬意を示している。一方、皇太子などその他の皇族は「殿下」の敬称を使うとしている。退位後の天皇も皇太后の敬称に合わせるのが、国民感情から自然だとの見方が政府内では強い。

 また皇室の重要事項を合議する皇室会議は、首相や衆参議長ら10人の議員のうち2人が皇族だが、退位した天皇は議員となる対象から外すことで検討している。宮内庁は1月11日の有識者会議で、退位後の公的行為について「全て新天皇に譲る」と説明しており、活動は最小限の私的行為にとどめることになる。

 政府の有識者会議は22日から再開する予定で、こうした退位に伴う規定などについて、専門家を呼んで議論を進める。4月下旬に有識者が提言をとりまとめ、これを受けて政府が5月の大型連休後に法案を国会に提出、今国会中に成立する見込みだ。【田中裕之】

 【ことば】皇位の継承

 1947年に制定された現在の皇室典範は皇位は男系の男子が継承すると規定。天皇が亡くなった時だけ皇位継承があるとして、退位の規定はなく、退位後の天皇についての規定もない。現在の皇室の構成は天皇陛下と皇族方計19人。皇位継承権を持つ男性皇族は4人で、継承順位は(1)皇太子さま(2)秋篠宮さま(3)悠仁さま(4)常陸宮さま。

4543チバQ:2017/03/23(木) 21:38:27
http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku-01_20170323_41048.html
<秋田知事選>3氏届け出 選挙戦8年ぶり
13:51河北新報

<秋田知事選>3氏届け出 選挙戦8年ぶり
<秋田知事選>3氏届け出 選挙戦8年ぶり
(河北新報)
 任期満了に伴う秋田県知事選は23日告示され、無所属前職の元参院議員寺田典城氏(76)、共産党新人の元県議山内梅良氏(69)、3選を目指す無所属現職の佐竹敬久氏(69)=公明・社民支持=の3人が立候補を届け出た。選挙戦となったのは2009年以来、8年ぶり。届け出は午後5時に締め切られる。投票は4月9日に行われ、即日開票される。
 佐竹、寺田両氏は1997年の知事選でも争い、当時は寺田氏が勝利した。佐竹氏は今回、自民党県連の支持も受ける。県政の継続か刷新かに加え、人口減対策の進め方が主な争点となる。
 寺田氏は秋田市のJR秋田駅西口前広場で第一声を上げた。97年の知事選に触れ「(県は)当時よりひどい状況だ。国の言う通りにしていればいいと言う佐竹氏を選んではいけない」と現県政を批判した。
 山内氏は同駅西口前で行った第一声で、公約に盛り込んだ若者支援と子育て支援策を強調。「現県政でも前県政でもなく、命と暮らしを最優先にした新しい県政につくり変えよう」と支持者に訴え掛けた。
 佐竹氏は同市川尻町の選挙事務所で第一声。若者の県内定着に向けた雇用確保の取り組みを挙げ「農業や中小企業の振興策により有効求人倍率は1.27倍まで回復した」と実績を語り、県政継続を訴えた。
 22日現在の有権者は89万1918人。

 ◇秋田県知事選立候補者 
寺田 典城(てらた・すけしろ) 76 無前(3)
元参院議員(知事(3)、横手市長(2))大仙市、早大
 
山内 梅良(やまうち・うめよし) 69 共新 
党県副委員長(県議(3)、雄和町議(7))秋田市、金足農高
 
佐竹 敬久(さたけ・のりひさ) 69 無現(2)
知事(秋田市長(2)、県総務部次長)仙北市、東北大=《公》《社》

4544チバQ:2017/03/24(金) 17:59:58
http://www.minyu-net.com/news/senkyo/FM20170324-158905.php
「郡山市長選」現・新が一騎打ちへ 芳賀氏は立候補を断念

2017年03月24日    

 任期満了に伴い4月9日告示、16日投票で行われる郡山市長選で、立候補を表明していた元同市技監の芳賀英次氏(61)が立候補を断念することが23日、関係者への取材で分かった。同市長選には現職の品川萬里氏(72)=1期、新人で前市議の浜津和子氏(63)が立候補を表明しており、3氏による選挙戦から一転、一騎打ちが濃厚となった。



 芳賀氏は24日に市役所で記者会見し、出馬断念を表明するとみられる。芳賀氏は福島民友新聞社の取材に対し、「詳しいことは24日に(記者会見で)話す」と述べるにとどめたが、関係者によると、体調不良などを理由に出馬断念を決断したという。

 芳賀氏は昨年12月に市長選への立候補を表明、今月19日に事務所開きを行ったばかりだった。

4545チバQ:2017/03/26(日) 19:03:29
>>4541
現職森内勇:森内候補は元自民党県議で、長男は県議会自民会派議員総会長を務める森内之保留氏(52)。

新人山崎結子:父が自民元参院議員山崎力氏(69)で、後援会長に党県連幹事長の神山久志県議(69)

4546チバQ:2017/03/26(日) 20:45:43
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170326_41005.html
<湯沢市長選>4氏、激しい前哨戦

 任期満了に伴う秋田県湯沢市長選(4月2日告示、9日投開票)は26日、告示まで1週間となる。2期務めた斉藤光喜市長(70)の引退を受け、いずれも無所属の前市長と3新人が立候補を表明。前哨戦では政治家としての実績や世代交代論に加え、同市出身の菅義偉官房長官との近さが取り上げられ、舌戦は早くも激しさを増す。

 鈴木俊夫氏は2002年の旧湯沢市長選で初当選。市町村合併後の05年の市長選では4人による激戦を制した。09、13年は斉藤氏に小差で敗れた。
 共産党県議も務め、党籍を持ったまま市長を務めたが、13年に離党。今回は市長時代に撮った菅氏や安倍晋三首相らとの写真をチラシに使い「市長時代の実績を前面に出す」と話す。
 元市議会議長の由利昌司氏も、菅氏との親しさを強調する。菅氏とは小学校から高校まで一緒の「名前で呼び合う仲」(由利氏)という。事務所の入り口には菅氏の大きなポスターを張り、パイプの太さをアピールする。
 「斉藤氏の市政運営を原則として引き継ぎたい」とも主張し、斉藤氏の事実上の後継候補となっている。
 60代の鈴木、由利両氏に対抗し、元市職員の菅原大氏と会社役員の高橋健氏は若さと働き盛りを強調。市政の大幅刷新を掲げる。
 菅原氏は市福祉事務所勤務や企業誘致など市政に携わった経験を強調。「情報技術を取り入れて人口減少問題に取り組みたい。若手市職員の力を市政に生かしたい」と呼び掛ける。
 参院議員秘書を務めた高橋氏は、加速する人口減少と高齢化の危機感を訴え、「10〜20年後の市の在り方に責任を持てるような具体的な対応策を打ち出したい」と力を込める。
 4人による選挙戦となれば05年以来12年ぶり。

 ◇湯沢市長選立候補予定者
鈴木俊夫66前市長    無前
菅原大48元市職員   無新
高橋健38会社役員   無新
由利昌司68元市議会議長 無新
(自・公支)


関連ページ:秋田政治・行政
2017年03月26日日曜日

4547チバQ:2017/03/26(日) 20:46:45
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170326_31037.html
<宮古市長選>内舘氏が出馬へ


内舘 勝則氏
拡大写真
 任期満了に伴う岩手県宮古市長選(6月18日告示、25日投開票)で、宮古市議の内舘勝則氏(61)は25日、無所属で立候補する意向を表明した。民進、共産、自由、社民の各党に推薦を要請する考えも明らかにした。
 内舘氏は同市のホテルで記者会見し「平成の4市町村合併の効果と課題を検証し、地域の特性を生かしたまちづくりをしたい」と語った。
 内舘氏は同市夏屋出身。岩手県立農業短期大卒。1982年旧川井村役場入りし、同村で2007年から村長を務めた。宮古市と旧川井村合併後の10年に市議に初当選し、現在2期目。
 同市長選では、現職の山本正徳氏(61)が無所属で立候補することを表明している。


関連ページ:岩手政治・行政
2017年03月26日日曜日

4548チバQ:2017/03/26(日) 20:59:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170326-00000019-khks-pol
鶴岡文化施設、膨らむ事業費 与党会派不満あらわ
河北新報 3/26(日) 20:00配信

鶴岡文化施設、膨らむ事業費 与党会派不満あらわ
度重なる工事費の増額で議会の批判を浴びた鶴岡市の新文化会館
 事業費が当初比2倍の100億円近くに増えた山形県鶴岡市の新文化会館建設を巡る問題は、23日に閉会した市議会3月定例会で整備費増額を含む新年度一般会計当初予算案が可決され、一応の決着を見た。ただ、与党系会派「新政クラブ」(16人)がコスト圧縮などを求める異例の付帯決議をしたほか、反対に回る離反者も出た。今秋の市長選を前に、故加藤紘一元自民党幹事長が築いた「保守王国」の足並みが乱れている。

【保守王国】故・加藤紘一氏のお別れの会には1200人が集まった

 「初期の工事や屋根部分の設計変更も増額分に含まれた。議会に対する十分な説明もなく、誠に遺憾」。新政クラブの五十嵐庄一団長は市議会最終日、付帯決議案を読み上げた。2期にわたり榎本政規市長を支える与党会派にもかかわらず、不満をあらわにした。

 閉会後、五十嵐氏は「8月には完成する工事を止める選択肢はない」と苦しい胸の内を語った。

 2012年の当初計画で約45億円だった文化会館の事業費は、新年度予算案に工事最終年度分の整備費を盛り込むと、96億円超に膨らむことが分かった。東日本大震災後の人件費や資材費の高騰が主因だ。

 合併特例債を活用し、市の実質負担は30億円台。それでも与党議員らが不信感を強めたのは、天井や独特な形状の屋根の仕様変更に伴う増額を、市議会に断りなく進めたからだ。

 新政クラブで榎本市長を長年支えたベテラン議員は「議会軽視、市民軽視だ」として22日に予算特別委員長の職を辞し、会派を離脱。予算案に反対した。市長選でも距離を置く構えだ。

 既に3選出馬を表明した榎本市長は「信頼を損ねたことは不徳の致すところ。コスト削減に向けた検討を進める」と火消しに動く。

 市長選には他にも立候補を模索する動きがある。現職を推す自民党関係者は「選挙戦になれば文化会館問題が再びクローズアップされる。同時期に市議選もあり、共に厳しい戦いになる」との見方を示した。

4549チバQ:2017/03/27(月) 19:05:27
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170326-26231907-webtoo-l02
外ケ浜町長に山崎氏 青森県初の女性首長

Web東奥 3/26(日) 23:19配信

 任期満了に伴う青森県外ケ浜町長選は26日投票が行われ、即日開票の結果、無所属で元水産加工会社社員の新人山崎結子氏(35)が2891票を獲得、同じく無所属で4選を目指した現職森内勇氏(79)との一騎打ちを1191票の大差で制し、初当選を果たした。県選挙管理委員会によると、県内の女性首長誕生は戦後初。県内の現職市町村長では最年少となる。投票率は78.91%で、前回選挙戦となった2005年の83.87%を4.96ポイント下回った。山崎氏の任期は4月24日から。
 選挙戦は12年ぶり。森内氏と自民党県連幹事長で地元選出の神山久志県議の長年続いた協調関係が崩れ、神山氏が山崎氏を全面支援。一方、森内陣営は、森内氏の長男で同党県連総務会長の之保留県議が支えるという保守分裂の異例の対決構図となった。大きな争点はなかったものの、町内外の注目を集めた。両陣営は町政の継続、刷新を巡り、激しい舌戦を繰り広げた。
 選挙初挑戦の山崎氏は、後援会長に就いた神山氏や町議2人が中心となり選挙態勢を構築。町内2漁協から単独推薦を受けた。元自民党参院議員の父・力氏も支えた。養殖ホタテガイ残さの処分問題の早期解決や第1次産業の振興などを公約に掲げ、「町の基幹産業の水産業が10年来ないがしろにされてきた」と森内氏の町政運営を批判した。
 出馬表明は2月と遅かったが、街頭演説など活発に動き、三厩地区、平舘地区など沿岸部で先行。町政に批判的な層を中心に急速に支持を拡大し、押し切った。
 初当選した05年以来の選挙戦となった森内氏は、国道280号バイパスの蟹田延伸など3期12年の実績や豊富な政治経験を踏まえ、「政策の実行力は誰にも負けない」とアピールした。
 町議11人のうち7人で構成した支援議員団に加え、建設業者らでつくる団体や町職員労働組合から推薦を受け、組織戦を徹底したが、支持の広がりを欠いた。
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東奥日報社

4550チバQ:2017/03/27(月) 19:05:53
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2017/20170324023649.asp
2017年3月24日(金)
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保守票奪い合い激化/外ケ浜町長選


 任期満了に伴う青森県外ケ浜町長選は26日に投開票が行われる。ともに無所属で、4選を目指す現職の森内勇氏(79)と、元会社員の山崎結子氏(35)の一騎打ちとなった12年ぶりの選挙戦は最終盤を迎えた。両陣営は、有権者が多い蟹田地区の票の行方が勝敗を左右するとみており、てこ入れを図っている。
選挙

 自民党県連幹部がそれぞれの陣営の中心におり、保守票の奪い合いも激しさを増している。

 森内氏は、町議11人中7人をはじめ、地元建設業者、農家などの支援を受けて組織戦を展開している。自民党県連総務会長で長男の之保留氏も応援マイクを握っている。

 森内氏は24日、同町蟹田下小国で行った街頭演説で、国道280号バイパス延伸や健全財政など3期12年の実績を強調。「合併時から町はいい方向に進んできた。維持するのが政治力」と町政継続を訴えた。

 組織力では相手を上回っているため、陣営は業界団体や支援組織の引き締めを徹底。選対本部長の石岡博英町議は「町中心部から農村部まで徐々に手応えはつかめてきた。現職としての強みを生かして、支持基盤を確実に固めたい」と話している。

 選挙初挑戦の山崎氏は、知名度不足を解消するため告示後、多い日は20カ所ほどで街頭演説を行った。自民党県連幹事長の神山久志県議をはじめ、町議2人、漁業団体らの支援を得ている。父で元自民党参院議員の力氏も支持者回りなどを行っている。

 山崎氏は24日、同町蟹田石浜で行った街頭演説で、1次産業の育成を1番に挙げ「養殖ホタテガイの残さ問題が10年来、進まなかったのはおかしい」などと現町政を批判した。

 陣営は無党派層や現職批判票の取り込みを目指して、草の根運動を展開。神山氏は「20代など若い世代の関心が高まってきた選挙。幅広い支持を得るため、投票率向上も目指したい」と語った。

 町の有権者は蟹田地区2752人、三厩地区1653人、平舘地区1486人で、蟹田地区が約47%を占める。両陣営関係者は、三厩、平舘地区の票の行方はある程度見えてきた-として「最終的に蟹田で優位に立った方が勝つのでは」とみている。

4551チバQ:2017/03/28(火) 14:47:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170328-00000004-khks-pol
<外ケ浜町長選>自民県連分裂 新人が当選

河北新報 3/28(火) 10:50配信

26日に投開票された青森県外ケ浜町長選は、山崎力・元参院議員の次女で、無所属新人の元会社員山崎結子氏(35)が、4選を目指した無所属現職の森内勇氏(79)を大差で破り、初当選した。県内初の女性首長が誕生した選挙戦は、両陣営ともに自民党県連幹部が後方支援する異例の展開となった。

【12年ぶり選挙戦】山崎氏「若さとフットワークを武器」
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 「街頭演説を重ねて、少しずつ知名度が上がった。町民の声を大切にし、1次産業振興に注力する」。東京出身で町に地縁のなかった山崎氏は26日夜、当選が決まるとそうあいさつした。選挙戦では町が地盤で自民党県連幹事長でもある神山久志県議が全面支援した。
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 一方、4選を目指した森内氏は長男之保留(のぼる)氏が県議(青森市選挙区)で同県連総務会長を務める。12年ぶりの選挙戦は自民党県連幹部が各陣営を束ねる立場で激突する構図でもあった。
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 両陣営ともに数百票差の接戦になると見込んでいたが、ふたを開ければ有効投票4591票のうち、2891票を山崎氏が獲得。1200票近く差がついた。
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 山崎氏の後援会長を務めた神山氏は「最初は手応えがなかったが、徐々に盛り上がった。『地域を変えよう』という町民の機運と合致した」と語った。
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 森内氏陣営の幹部は「ここまで離された結果に驚いている。相手は現職への批判ばかり。それに町民が同調してしまった」と悔やむ。
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 山崎氏を支持したパート女性(70)は「このままではいけないという町民の危機感が出た。若いのでまだまだ成長するだろう」と期待する。
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 昨年夏の参院選青森選挙区では、山崎氏の父で自民現職だった力氏が落選。自民党県連は党勢立て直しの最中に、幹部が袂(たもと)を分かった格好だ。
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 投開票日の26日午後、青森市であった県連役員会。江渡聡徳会長(衆院青森2区)は「皆、大人なので選挙が終われば、互いに党員として対応できるはず」と平静を強調した。

4552チバQ:2017/03/29(水) 19:05:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170328-00000023-khks-pol
<秋田知事選>個人vs政党vs組織 戦い方三様

河北新報 3/28(火) 16:03配信

 秋田県知事選(4月9日投開票)で、3候補者が手法の違いを際立たせながら戦いを繰り広げている。無所属前職の元参院議員寺田典城氏(76)は「個人」を強調し、共産党新人の元県議山内梅良氏(69)は「政党」、3選を目指す無所属現職の佐竹敬久氏(69)=公明・社民支持=は「組織」を前面に出す。いずれも県内を精力的に回り、人口減対策や秋田市と連携する新文化施設整備の是非を訴えている。

【秋田知事選】3氏の公約出そろう 最重点項目は…
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 「政党も業界団体も連合秋田も、あっち(佐竹氏)だ」と語るのは寺田氏。選挙カーでの遊説を中心に、組織に頼らない選挙戦を展開している。
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 26日は秋田市内を巡り、支持者と握手を交わしたほか、商店街を歩いて支持を呼び掛けた。「県議会となれあいで、議論もろくにせず物事を進めている」などと佐竹氏の県政批判を強めており、「熱烈に頑張れと言う人もいる」と反応の良さを口にする。
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 山内氏は26日、JR秋田駅西口前の街頭演説に次期衆院選秋田1区の党公認候補とともに登場。「知事を替えて新風を県庁に吹き込もう」などと県政刷新を訴えた。さらに寺田氏についても「ハコモノから人へと言うが、自分もそう(ハコモノ重視)だったはずだ」と暗に批判した。
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 若者支援と子育て支援を重点公約に掲げており、「演説では、この二つの政策に反応がある」と手応えを感じ取る。
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 佐竹氏は自民党県連の支持や県農協政治連盟の推薦も受けており、政党や団体をフル回転させて戦いを進めている。
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 26日に羽後町で行った街頭演説には、安藤豊町長や県南を地盤とする民進党の村岡敏英衆院議員(比例東北)、地元選出の無所属県議、連合秋田の黒崎保樹会長らが勢ぞろいした。佐竹氏は「人口減対策で、しっかりとした計画を立てて進める責任がある」と県政の継続を訴えた。
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 ◇秋田県知事選立候補者
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寺田典城76 元参院議員  無前
.山内梅良69 党県副委員長 共新
佐竹敬久69 知事     無現(公・社支)

4553チバQ:2017/04/01(土) 19:57:06
http://www.sakigake.jp/news/article/20170331AK0009/
県議補選告示、2選挙区に4人届け出
2017年3月31日 掲載 2017年3月31日 更新
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 秋田県議会議員の補欠選挙が31日、告示された。能代市山本郡、男鹿市の両選挙区(欠員各1)で、それぞれ2人が出馬し、選挙戦に突入した。投開票は4月9日。

 能代市山本郡選挙区に立候補したのは届け出順に、僧職の吉方清彦(せいげん)氏(46)=無所属、会社員の能登孝子氏(46)=自民党公認=の新人2人。

 一方、男鹿市選挙区に立候補したのは届け出順に、元職で会社役員の下間俊悦氏(57)、新人で元男鹿市副市長の杉本俊比古氏(66)の2人。いずれも無所属。

4554チバQ:2017/04/01(土) 20:18:12
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20170401ddlk05010254000c.html
<ミニ統一選’17>7市長選、あす告示 5市議補選も 知事選同日、9日投票 /秋田
11:50毎日新聞

 任期満了に伴う7市長選と5市議補選が2日、告示される。この「ミニ統一選」は、秋田▽男鹿▽湯沢▽由利本荘▽潟上▽大仙▽北秋田の各市長選と、男鹿▽湯沢▽由利本荘▽潟上▽大仙の各市議補選。投票は知事選と同じ4月9日で、即日開票される。

 ◇秋田市

 3選を目指す現職の穂積志氏(59)と県議で新人の丸の内くるみ氏(72)の一騎打ちとなる公算が大きい。

 穂積氏は2期8年の市政について「市民との約束は着実に果たしてきた」と強調。課題の人口減対策に向けて、第1子保育料無償化や雇用拡大、若者の地元定着促進などを掲げる。

 一方、丸の内氏は「経済を含め街の活気は低迷し続けている」と現市政を批判。公約には、市郊外に計画する「大型複合商業施設」の誘致・実現や、病児保育・学童保育の充実などに取り組むとしている。

 ◇男鹿市

 元県議の菅原広二氏(65)と、元市議の佐藤誠氏(60)の2人が名乗りを上げている。菅原氏は現職の渡部幸男市政の路線を引き継ぎ、JR男鹿駅近くの複合観光施設計画を進める方針。一方、佐藤氏は施設の計画を再検討する考えを示しており、選挙戦の最大の争点となりそうだ。

 市議補選(改選数1)は2人が立候補を予定している。

 ◇湯沢市

 前職と新人3人の計4人が立候補の見込み。4者入り乱れての選挙戦は、2005年の合併後初の市長選以来、12年ぶりとなる。

 これまでに立候補を表明しているのは、前職の鈴木俊夫氏(66)、前市議会議長の由利昌司氏(68)、会社役員の高橋健氏(38)、元市職員の菅原大氏(48)の4人。

 鈴木氏に対抗する市議会保守系会派の各議員が、由利氏、高橋氏、菅原氏を推して分裂。支持団体の動きに加え、候補者の政治・行政経験や出身地、年代の違いがかぎを握る。

 市議補選(改選数2)は2人が立候補を予定し、無投票の公算が大きい。

 ◇由利本荘市

 3選を目指す無所属現職の長谷部誠氏(66)以外に立候補表明はなく、無投票の公算が大きい。

 市議補選(改選数1)もあるが、これまでのところ立候補の動きがないため、欠員となる可能性がある。

 ◇潟上市

 元市議の中川光博氏(63)と元文部科学省職員の藤原一成氏(56)の一騎打ちとなる公算が大きい。

 中川氏は、学校給食の無償化や高齢者の通院・買い物の利便性向上など、子育て世代や高齢者向けの政策を中心に訴える。一方、藤原氏は現職の石川光男氏の後継指名を受け出馬表明。スポーツや文化を通じた地域間交流や、産業振興、起業支援に取り組むとしている。

 市議補選(改選数2)は3人が立候補を予定している。

 ◇大仙市

 元市議の武田隆氏(65)と元副市長の老松博行氏(62)の一騎打ちとなる見通し。

 両氏とも、栗林次美・前市長の市政運営を一定評価。その上で武田氏は地域支所の権限強化を図るとし、老松氏は花火産業のさらなる振興などを掲げる。

 市議補選(改選数2)は3人が立候補をする見通し。

 ◇北秋田市

 3選を目指す現職の津谷永光氏(65)が立候補を表明している。他に立候補の表明はなく、無投票の公算が大きい。

4555チバQ:2017/04/01(土) 20:18:39
https://news.goo.ne.jp/article/fminpo/region/fminpo-76521214.html
田村市長選、2日告示 現新2人が立候補へ
10:28福島民報

 任期満了に伴う田村市長選は2日告示、9日投票で行われる。4選を目指す現職冨塚宥●氏(71)=無所属=と元県議の新人本田仁一氏(54)=無所属=の2人が立候補を表明している。 冨塚氏は子育て支援や産業人材の育成、健康なまちづくり、救急医療環境の整備などを公約に掲げている。 本田氏は人口減少対策としての産業創出や雇用確保、教育支援、地域づくり協議会設置などを訴えている。 立候補の届け出は2日午前8時半から午後5時まで市役所で受け付ける。投票は9日午前7時から午後6時まで市内35カ所で行われる。同日午後7時半から市総合体育館で開票される。 有権者数は3月2日現在、3万2714人(男1万5994人、女1万6720人)。 市長選と同時選で市議補選(欠員1)も行われる。これまでに元職と新人の計2人が立候補の準備を進めている。※●は日ヘンに景

4556チバQ:2017/04/01(土) 20:19:21
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20170330ddlk05010035000c.html
<選挙>秋田市長選 来月2日告示 「街づくり」争点に浮上 拠点開発どうする 中心市街地活性化VSイオンタウン誘致 /秋田
03月30日 12:13毎日新聞

 任期満了に伴う秋田市長選が4月2日告示(9日投開票)される。3選を目指す現職の穂積志氏(59)と、県議の丸の内くるみ氏(72)が出馬を表明している。人口減少や高齢化が課題だが、今後の“街づくり”のあり方が争点の一つに浮上している。【松本紫帆】

 秋田市は現在、都市機能を中心部に集約する「コンパクトシティー構想」を推進中だ。JR秋田駅周辺から同市大町付近までの「中心市街地」(1・15平方キロ)を“核”と位置付け、都市機能を充実させようとしている。

 今月24日には、市が内閣府に申請していた「第2期秋田市中心市街地活性化基本計画」が認定され、2017年度から5年計画で進められる。市と県が計画している新文化施設のほか、北都銀行による「秋田版CCRC複合施設」(継続的なケア付きのリタイア共同体)や複合商業施設「OPA(オーパ)」など民間事業も含む。

 穂積氏は「具体的な事業が続けて動き出した。民間主体のイベントも開かれ、中心市街地がにぎわい、元気になっていると感じる」と手応えを強調する。

 一方、丸の内氏は「現市政の活性化策が中心市街地に特化しすぎているため、地元経済の低迷が続いている」と批判。そこでイオンタウン(千葉市)が秋田市郊外の外旭川地区に計画している「大型複合商業施設構想」の誘致・実現を公約に掲げる。

 イオン側の計画では約34万5000平方メートルの敷地に、ショッピングモールに加え、映画館や温泉、医療ゾーンを設ける。新規雇用は約3000人と見込む。

 だがJR秋田駅前の中心市街地からは約4〜5キロ離れており、市が進めるコンパクトシティー構想とは相いれない。さらに予定地は市街化を抑制すべき「市街化調整区域」に定められており、区域変更には市の許可が必要となる。穂積氏は「門戸は開いているが、イオンにかかわらずどの企業であっても変更は難しいのではないか」と消極的だ。

 丸の内氏は「(構想が実現すれば)県内外から大勢の観光客などを呼び込むことができる。中心市街地だけに特化していては、秋田市全体の経済が発展しない」と指摘する。

 コンパクトシティーを進めるのか、それとももうひとつ拠点をつくるのか。活発な議論が求められる。

4557チバQ:2017/04/03(月) 11:48:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170403-00000034-san-l07
福島・田村市長選告示 現新対決、初の選挙戦

産経新聞 4/3(月) 7:55配信
 任期満了に伴う田村市長選は2日告示され、いずれも無所属で、4選を目指す現職の冨塚宥●氏(71)と、新人で元県議の本田仁一氏(54)が立候補を届け出て、平成17年3月の同市発足以来、初めての市長選となった。「まちづくり」を中心に、人口減少対策、農産物の風評払拭などをめぐり、激しい論戦が繰り広げられそうだ。投開票は9日。

 冨塚氏は、3期12年の子育て支援など実績を掲げ、支持を訴える。

 一方、本田氏は「市民の思いを市政に注入する」と、市政刷新を唱える。

●=日へんに景

4558チバQ:2017/04/03(月) 20:19:14
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20170403ddlk07010009000c.html
<選挙>田村市長選/田村市議補選 市長選、現新の一騎打ち 合併後初の選挙 /福島
12:17毎日新聞

 任期満了に伴う田村市長選と、同市議補選(改選数1)は2日、告示された。市長選は、4選を目指す現職の冨塚宥〓(ゆうけい)氏(71)と新人の元県議、本田仁一氏(54)の無所属2氏が立候補を届け出た。田村市が町村合併で誕生した2005年以降、市長選は3回連続無投票で、今回が初の選挙戦となった。人口減に歯止めがかからない市の活性化策などを巡り論戦が交わされそうだ。市議補選には、元職と新人の2氏が立候補した。投票はともに9日で、即日開票される。

 冨塚氏は、市内に夜間診療所を設置するなど3期12年の実績を強調。公約では鍾乳洞「あぶくま洞」などの観光資源を生かした交流人口の拡大や、雇用増に向けた企業誘致の促進を掲げている。学校給食の無料化を含む子育て支援の充実や、福島第1原発事故による風評対策として地場の農産品の安全性をPRすることも訴える。

 2期目の途中で県議を辞職し立候補した本田氏は、これまでに培った県とのパイプに加え、50代という若さもアピール。人口減少対策としてUターンや都市部と行き来する「二地域居住」を推進し、移住施策に取り組むことを公約に盛り込んだ。市長報酬の3割カットのほか、保育所、幼稚園無料化など子育て支援策も打ち出した。

 両氏は告示日の2日、いずれも同市船引町に構えた選挙事務所の前で、応援に駆けつけた近隣自治体の首長や支持者らを前に第一声を上げ、市内各地を遊説して支持を訴えた。

 投票は9日午前7時から午後6時に市内35カ所で。同7時半から市総合体育館で即日開票される。4月1日現在の選挙人名簿登録者数は3万2697人(男1万5995人、女1万6702人)。【曽根田和久】

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 ◇田村市長選立候補者(届け出順)

冨塚宥〓(とみつか・ゆうけい) 71 無現(3)

 市長▽県農業会議理事▽道路整備促進期成同盟会全国協議会常任理事[歴]船引町長▽駒沢大

本田仁一(ほんだ・じんいち) 54 無新

 [元]県議[歴]常葉町副議長▽市副議長▽自民党県連青年局長・総務副会長▽船引高

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 ◇田村市議補選立候補者(改選数1-2、届け出順)

白石勝彦 63 社福法人職員 無新

松本悦子 66 自営業 (1)無元

4559チバQ:2017/04/03(月) 20:19:40
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20170403ddlk05010222000c.html
<選挙>7市長選が告示 /秋田
11:59毎日新聞

 任期満了などに伴う7市長選が2日、告示された。秋田は現職に新人が挑む構図になったほか、男鹿、潟上、大仙の3市はいずれも新人同士の争いとなった。湯沢は前職と新人3人の計4人が立候補。一方、由利本荘、北秋田の両市は現職以外に届け出がなく、ともに無投票で3選が決まった。また、男鹿、湯沢、由利本荘、潟上、大仙の5市は市議補選も告示された。湯沢は無投票当選が決まり、由利本荘は届け出がなかった。5市長選と3市議補選は、いずれも知事選と同じ9日に投票、即日開票される。

 ◆秋田市は現新一騎打ち

 秋田市は、3選を目指す無所属現職の穂積志氏(60)と、元県議で無所属新人の丸の内くるみ氏(72)の2人が届け出た。

 ◇「一層のにぎわいつくっていく」 穂積氏

 穂積氏は午前9時前、秋田市大町2のニューシティ跡地で第一声。自身の2期8年を振り返り「逃げ出したくなるような課題もあったが、次世代に元気な秋田を残したい、と正面から取り組んできた」と強調。待機児童の解消や雇用創出、市役所新庁舎建設などを成果として挙げた。

 争点のひとつになっている“街づくり”についても言及し、「中心市街地は今やっと、秋田の玄関口としての様相が出てきた」と力説。加えて、市と県が計画する新文化施設の整備や、旧県立美術館の改修などを通じて「今後はなお一層のにぎわいをつくっていく」と訴えた。

 会場には多くの支持者らに加え、自民、公明、社民各党の国会議員や県議らも駆け付け、大声で気合を入れた。

 ◇「声届く市政につくり替える」 丸の内氏

 丸の内氏は、秋田市山王5の選挙事務所前で「外旭川テーマパークを誘致」などと書かれたビール箱に上がり、マイクを握った。「現市政を続けるか、皆さんの声が届く市政につくり替えるかの選挙だ」と訴えた。

 現市政を「中心市街地へのハコモノに特化し、市民の声を聞かず地元企業に寄り添わない」と批判。県市連携の新文化施設は「補助金が出るから、と建て直す時代ではない。今ある財産を磨き、秋田ならではの楽しい町歩きができる中心街にする」と転換を訴えた。

 民間企業が外旭川地区に計画する大型複合商業施設は「観光拠点となり雇用が生まれ、若者を呼び戻せる」と誘致を強調。「市民の心にある『秋田を何とかしなければ』という種火を燃え立たせよう」と呼びかけた。

 1日現在の選挙人名簿登録者数は26万9106人。【松本紫帆、川村咲平】

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穂積志(ほづみ・もとむ) 60 無現(2)

 県市長会長(歴)市議▽医療法人理事▽青年会議所常任理事▽県議▽会社役員▽成蹊大=[公]

丸の内くるみ(まるのうち・くるみ) 72 無新

 [元]県議[歴]市国際交流課長・市史編さん室長▽市社協常務理事▽NPO理事長▽京大

………………………………………………………………………………………………………

 ◆男鹿市も2人の争い

 男鹿市は元市議の佐藤誠氏(60)と、元県議の菅原広二氏(65)の2人が立候補し、一騎打ちに。

 争点となっているJR男鹿駅近くの複合観光施設建設について、佐藤氏は「(これまでの)強引に議論を進める手法は容認できない」と計画を再検討する考えを示している。一方で、菅原氏は現職の渡部幸男市政の路線を引き継ぎ、「成功に導きたい」と推進を訴えている。

 ◇市議補選に2人

 また市議補選(改選数1)は、新人2人が立候補した。

 1日現在の選挙人名簿登録者数は、2万6186人。【松本紫帆】

………………………………………………………………………………………………………

 ◇男鹿市長選立候補者(届け出順)

佐藤誠(さとう・まこと) 60 無新

 [元]市議[歴]建設会社社長▽男鹿地区消防一部事務組合議員▽東北工大

菅原広二(すがわら・こうじ) 65 無新

 [元]県議[歴]県職員▽県議会農林水産委員長▽建設石材会社役員▽日大=[自][公]

………………………………………………………………………………………………………

 ◇男鹿市議補選立候補者(改選数1-2、届け出順)

大坂真一 63 木材会社社長 無新

伊藤宗就 37 菅原神社宮司 無新

………………………………………………………………………………………………………

4560チバQ:2017/04/03(月) 20:20:07
 ◆湯沢市4人届け出

 湯沢市は元市職員の新人、菅原大氏(48)、会社役員の新人、高橋健氏(38)、前職の鈴木俊夫氏(66)、前市議会議長の由利昌司氏(68)の4人が届け出た。

 菅原氏は午前9時過ぎ、同市表町の選挙事務所前で第一声。他候補の出馬表明が相次ぐ中、「(実際に市長になった場合に)市職員として共に歩んでいけるか悩んだ」と心境を吐露。「新しい発想で市を活性化できるのは自分しかいない」と支持を訴えた。

 高橋氏は清水町4の選挙事務所前でマイクを握った。金田勝年法相や佐竹敬久知事の秘書を務めた経歴をアピールし、「国、県との太いパイプがある」と強調。「若い力で湯沢の未来を切り開きたい。期待に応えるべく、絶対に負けない」と声を張り上げた。

 鈴木氏は岡田町の選挙事務所前の出陣式で、「市民と行政が知恵と力を出し合えば課題は解決できる。(2005年の)合併後の初代市長を務めた者として、市の将来像に責任を持ち、隣接自治体と連携してよい市をつくる」と声を振り絞った。

 由利氏は田町2の駐車場で第一声。斉藤光喜市長らが駆けつける中、「斉藤市政を前進させるか、(今回立候補した鈴木氏が市長だった)8年前に戻すかが問われる。自民、公明から支持を受ける私が保守本流だ」と力強く述べ、選挙カーに乗り込んだ。

 ◇市議補選は無投票

 また同日告示された市議補選(改選数2)では、届け出が2人だったため、無投票当選が決まった。

 1日現在の選挙人名簿登録者数は、4万1341人。【佐藤伸】

………………………………………………………………………………………………………

 ◇湯沢市長選立候補者(届け出順)

菅原大(すがわら・ひろし) 48 無新

 [元]市ひびく・つながる創造課班長▽横浜国立大

高橋健(たかはし・けん) 38 無新

 運送・建設会社役員[歴]参院議員秘書▽知事秘書▽秋田経済法科大

鈴木俊夫(すずき・としお) 66 無元(1)

 [元]旧湯沢市長[歴]旧湯沢市議▽県議▽岩手大別

由利昌司(ゆり・まさし) 68 無新

 [元]市議長[歴]雄勝町議▽旅館業▽湯沢高=[自][公]

………………………………………………………………………………………………………

 ◇湯沢市議補選当選者(改選数2、届け出順)

住谷達 40 会社役員 (1)無新

藤岡庄一 60 靴製造業 (1)共新

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 ◆潟上市2新人の戦い

 潟上市はいずれも無所属で新人の元市議の中川光博氏(63)と、元文部科学省職員の藤原一成氏(56)の2人が立候補した。

 中川氏は、石川光男現市政の改革を訴えるほか、学校給食の無償化や高齢者の通院・買い物の利便性向上などを掲げる。

 一方、藤原氏は、石川氏の後継候補として立候補。スポーツや文化を通じた地域間交流や、産業振興、起業支援に取り組むとしている。

 ◇市議補選に3人

 市議補選(改選数2)は元職2人と新人の計3人が立候補した。

 1日現在の選挙人名簿登録者数は、2万8834人。【松本紫帆】

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 ◇潟上市長選立候補者(届け出順)

中川光博(なかがわ・みつひろ) 63 無新

 [元]市議[歴]会社員▽天王町教育委員▽市議会総務文教常任委員長▽新潟大=[自]

藤岡庄一(ふじわら・かずなり) 56 無新

 [元]文科省職員[歴]岡山県瀬戸内市教育長▽文科省初等中等教育局視学官▽早大

………………………………………………………………………………………………………

 ◇潟上市議補選立候補者(改選数2-3、届け出順)

鈴木壮二 48 自営業 無新

岡田曙 71 自営業 (1)無元

佐藤敏雄 44 [元]会社員 (1)無元

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4561チバQ:2017/04/03(月) 20:20:25
◆大仙市も2新人

 大仙市は、元副市長の老松博行氏(62)と、元市議の武田隆氏(65)の両新人が届け出た。栗林次美・前市長が任期満了目前に辞任し2005年の合併後、初の選挙戦となった。

 老松氏は旧大曲市出身。12年から約5年間、副市長を務めた。「いい政策は大事に引き継ぐ」と花火産業のさらなる振興や若者の定住を掲げる。

 武田氏は「執行部と議会の両輪がうまく回っていない」と、市議を辞めて立候補。旧西仙北町出身で、地域支所の権限強化や農業振興を訴える。

 ◇市議補選に3人

 また市議補選(改選数2)は、新人2人と元職1人が立候補した。

 1日現在の選挙人名簿登録者数は7万3128人。【山本康介】

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 ◇大仙市長選立候補者(届け出順)

老松博行(おいまつ・ひろゆき) 62 無新

 [元]副市長▽市サッカー協会副会長[歴]市総務部長▽北大

武田隆(たけだ・たかし) 65 無新

 [元]市議[歴]県経済連職員▽市議会議会運営委員長▽東京農大

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 ◇大仙市議補選立候補者(改選数2-3、届け出順)

三浦常男 62 農業 無新

高見清俊 75 雑貨店経営 無元

高橋徳久 52 諏訪神社宮司 無新

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 ◆由利本荘、北秋田市は無投票

 ◇長谷部氏3選

 由利本荘市は、無所属で現職の長谷部誠氏(66)が、前回に続き無投票で3選を果たした。

 長谷部氏は当選が決まった後、事務所で関係者らとバンザイ。「責任の重さを痛感している。今後も市民の期待に応えるべく、市政の発展に尽くしたい」と語った。さらに「若者の雇用創出、よりよい子育て環境、健康長寿社会の実現で、できるだけ緩やかな人口減にしたい」と述べた。

 長谷部氏は同市出身。県議会副議長などを経て2009年に初当選。2期目には人口減を見据えた市総合計画「新創造ビジョン」を策定。アリーナ施設を備える総合防災公園やJR羽後本荘駅周辺の整備事業などを進めている。

 一方、同日告示された市議補選(改選数1)には立候補の届け出がなく、現在の市議が任期満了を迎える10月31日まで欠員1が続くことになる。【山本康介】

 ◇津谷氏も3選

 北秋田市は現職の津谷永光氏(65)以外に立候補の届け出がなく、津谷氏の3選が無投票で決まった。

 この日津谷氏は、同市松葉町の選挙事務所前で約200人の支持者らを前に第一声。「(現在の)市が誕生する前の旧4町の資源を生かし、地域の活性化を目指したい」と述べ、市内を一巡して支持を訴えた。

 無投票当選の知らせを受けた津谷氏は、午後5時半過ぎ、事務所で関係者らとバンザイした。「無投票当選の重みを感じる」とした上で、「希望があり、元気のあるまちづくりに取り組んでいく」と抱負を述べた。

 津谷氏は約100の団体や企業などの推薦を取り付けた。政策面では「人口減少時代への挑戦」をキャッチフレーズに、「産業振興による仕事づくりと働く場の確保」など7項目の公約を掲げていた。【田村彦志】

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 ◇由利本荘市長略歴

長谷部誠(はせべ・まこと) 66 無現(3)

 [元]県副議長▽県剣道連盟名誉会長[歴]県職員▽同志社大

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 ◇北秋田市長略歴

津谷永光(つや・えいこう) 65 無現(3)

 [元]県議長▽県水泳連盟会長▽県森と水の協会長[歴]建設会社副社長▽自民党県連会長▽慶大

4562チバQ:2017/04/05(水) 11:24:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170405-00010000-dtohoku-l02
現新三つどもえ 青森・東北町長選告示

デーリー東北新聞社 4/5(水) 11:14配信

 任期満了に伴う青森県東北町長選は4日告示され、いずれも無所属で、3選を目指す現職斗賀寿一氏(72)、新人で前町議の長久保耕治氏(44)、新人で前副町長の蛯名鉱治氏(57)が立候補を届け出た。上北郡選出県議3人がそれぞれ別候補の支持を表明、初日から応援のマイクを握るなど、選挙戦は早くも激戦の様相を呈している。投開票は9日。

 斗賀候補は午前9時40分ごろ、同町乙供の選挙事務所前で第一声。2期8年間の町政運営を支えてくれた踏まえて町民に謝意を示しつつ、「38年間の政治経験を生かし、今後も東奔西走する。住みよい町をつくりたい」と現町政の継続を訴えた。

 長久保候補は午前9時50分ごろ、青い森鉄道上北町駅前で第一声を行い、農家の所得向上などを主張。「現町政の公共事業偏重を脱する。公正・公平な町を目指したい」と力を込めた。また、立候補届け出と同時に町議を自動失職した。

 蛯名候補は午前9時ごろ、同駅前で第一声を上げた。小中学校の給食費無償化など公約を強調。農業を重要産業に位置付けることをアピールし「町民の声なき声を行政に反映させ、未来のある町をつくりたい」と述べ、支持を呼び掛けた。

 この日は、蛯沢正勝県議が斗賀陣営に、沼尾啓一県議が長久保陣営に、工藤慎康県議が蛯名陣営にそれぞれ加わり、各候補の応援演説を行った。

 期日前投票は5日から8日まで、午前8時半〜午後8時に町役場本庁舎2階と、町コミュニティセンター1階の2カ所で受け付ける。

 投票は町内23カ所で、9日午前7時から午後8時まで。このうち淋代、美須々両地区生涯学習センターでは午後7時まで。午後8時45分から町コミュニティセンターで即日開票する。

 3日現在の選挙人名簿登録者数は1万5667人(男7538人、女8129人)。
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デーリー東北新聞社

4563チバQ:2017/04/07(金) 18:16:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170407-00000016-khks-pol
奥山恵美子仙台市長が引退へ

河北新報 4/7(金) 13:50配信

 任期満了に伴う仙台市長選(7月9日告示、23日投開票)で、2期目の現職奥山恵美子氏(65)は7日、今期限りで引退する意向を固めた。同日、周辺に立候補見送りを伝えた。8日に記者会見を開いて正式表明する。

奥山氏は1期目の任期中に起きた東日本大震災を受け、5年間の復興計画を策定。2期目に災害公営住宅の整備を終え、被災者の生活再建に道筋を付けた。2015年12月には、最重要課題の一つだった市地下鉄東西線の開業を実現させた。
.

 昨年3月に復興計画期間が終了した後は、「ポスト復興」を見据えた文化観光局の新設や市役所本庁舎の建て替え決定など3期目への布石も打ち、3選立候補が確実視されていた。
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 3日の定例記者会見で市長選への態度を問われた際は、「本年度をしっかりスタートさせ、事業に加速度をつけて進めていくことが第一だ」と述べるにとどめた。
.

 奥山氏は秋田市出身、東北大経済学部卒。1975年に仙台市役所入りし、市民局次長、教育長を経て2007年に副市長に就任した。09年3月に当時市長の梅原克彦氏(63)に反発する形で副市長を辞任し、同年7月の市長選で初当選した。震災を挟み、13年8月に再選された。
.

 市長選には梅原氏や市議の伊藤優太氏(32)が立候補を模索しているが、現時点で正式表明はない。奥山氏の立候補見送りで、候補擁立の動きが加速する。

4564チバQ:2017/04/07(金) 18:19:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170407-00000016-khks-pol
奥山恵美子仙台市長が引退へ

河北新報 4/7(金) 13:50配信

 任期満了に伴う仙台市長選(7月9日告示、23日投開票)で、2期目の現職奥山恵美子氏(65)は7日、今期限りで引退する意向を固めた。同日、周辺に立候補見送りを伝えた。8日に記者会見を開いて正式表明する。

奥山氏は1期目の任期中に起きた東日本大震災を受け、5年間の復興計画を策定。2期目に災害公営住宅の整備を終え、被災者の生活再建に道筋を付けた。2015年12月には、最重要課題の一つだった市地下鉄東西線の開業を実現させた。
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 昨年3月に復興計画期間が終了した後は、「ポスト復興」を見据えた文化観光局の新設や市役所本庁舎の建て替え決定など3期目への布石も打ち、3選立候補が確実視されていた。
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 3日の定例記者会見で市長選への態度を問われた際は、「本年度をしっかりスタートさせ、事業に加速度をつけて進めていくことが第一だ」と述べるにとどめた。
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 奥山氏は秋田市出身、東北大経済学部卒。1975年に仙台市役所入りし、市民局次長、教育長を経て2007年に副市長に就任した。09年3月に当時市長の梅原克彦氏(63)に反発する形で副市長を辞任し、同年7月の市長選で初当選した。震災を挟み、13年8月に再選された。
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 市長選には梅原氏や市議の伊藤優太氏(32)が立候補を模索しているが、現時点で正式表明はない。奥山氏の立候補見送りで、候補擁立の動きが加速する。

4565チバQ:2017/04/10(月) 17:33:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170410-00010002-minyu-l07
現職と新人が舌戦入り 福島・郡山市長選告示、子育てなど集点
福島民友新聞 4/10(月) 11:48配信

 任期満了に伴う郡山市長選は9日、告示され、いずれも無所属で、再選を目指す現職の品川萬里氏(72)=1期=と、新人で前市議の浜津和子氏(63)の2人が立候補を届け出た。両候補は出陣式の会場に詰め掛けた支持者を前に第一声を放ち、16日の投開票に向けて7日間の選挙戦に入った。

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から6年が経過し、4年前の市長選で関心の高かった復興施策は争点となっていない。子育て支援や中心市街地活性化の在り方、市の将来像などを、市民にどう示せるかが焦点となっている。

 品川氏は1期4年の実績を強調、組織力を駆使して浸透を図る。浜津氏は女性による変革を訴え、反現職勢力の結集を狙う。

 市議補選(欠員2)も同日程で9日、告示され、新人3人、元職1人の4人が立候補を届け出た。

福島民友新聞

4566チバQ:2017/04/11(火) 15:17:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170411-00000002-san-l05
秋田知事選、現職が制し3選 投票率過去最低56・83% 県政に“無言の批判票”
産経新聞 4/11(火) 7:55配信

 知事選と、秋田市など5市の市長選が集中した「ミニ統一地方選」の投開票が9日、一斉に行われた。知事選は無所属現職の佐竹敬久氏(69)=公明、社民支持、秋田市は無所属現職の穂積志(もとむ)氏(60)=自民、公明、社民支持=が、いずれも3選を決めた。湯沢市は元市長で無所属の鈴木俊夫氏(66)が8年ぶりに返り咲き。男鹿市は元県議の菅原広二氏(65)=自民、公明支持、大仙市は元副市長の老松博行氏(62)、潟上市は元文部科学省視学官の藤原一成氏(56)の、いずれも無所属新人がそれぞれ初当選を決めた。

                   ◇

 三つどもえの争いとなった知事選は、佐竹氏が投票数の約7割を占める圧勝に終わった。ただ、投票率は56・83%にとどまり、平成17年4月の63・0%を6ポイント以上も下回り、過去最低を更新した。

 人口減少や産業振興といった課題を抱え停滞する県政を誰にも託す気にならないという“無言の批判票”ともいえる。

 今回の選挙戦はどの候補もベテランである半面、新味に乏しく、高齢化の進む「秋田の『今』を映すよう」と有権者の関心は低かった。対立候補の2人も、現職の批判票の受け皿にはなり得なかった。

 無所属元職の寺田典城氏(76)は「秋田を変えたいと訴えたが、維持したいというのが県民の考えだった」と政界引退を示唆。共産公認の山内梅良氏(69)も出遅れが響き、「私の力不足」と語った。

 佐竹氏は当選から一夜明けた10日、「具体的な政策を示し、一定の成果も出ていたから」と3選の理由を自己分析しながら、「全ての業種で付加価値生産性を上げなければ」と雇用創出を課題に挙げた。

 だが、県外流出が止まらない若者層に魅力ある仕事を提供できるのか。人口減対策に特化した新組織「あきた未来創造部」が示す施策の中身に注目が集まる。(藤沢志穂子)

 ▽秋田県知事選開票結果 

 当 335795 佐竹 敬久 無現 【公】【社】

   123868 寺田 典城 無元

    35382 山内 梅良 共新

 

 佐竹(さたけ) 敬久(のりひさ) 69 〔3〕

 知事(秋田市長・全国市長会長・県総務部次長)東北大

4567チバQ:2017/04/11(火) 15:17:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170411-00000001-san-l07
福島・田村市長選 本田氏が初当選 現職の4選阻止
産経新聞 4/11(火) 7:55配信

 任期満了に伴う田村市長選が9日投開票され、いずれも無所属で、市レベルで自民党が推薦した元県議で新人の本田仁一氏(54)が、4選を目指した現職の冨塚宥●(ゆうけい)氏(71)に4541票差をつけ、初当選した。投票率は72・32%だった。

 同市長選は平成17年の新市発足後、無投票が3回続き、平成23年の東日本大震災と東京電力福島第1原発事故後としても初の選挙戦となった。

 選挙戦では、年齢が冨塚氏よりも一回り以上若く、県とのパイプもある本田氏が企業誘致による雇用創出などを訴え、有権者の支持を広げた。冨塚氏は3期12年の実績を強調したが、浸透できなかった。

 ◇田村市長選開票結果  (1-2)

 当  13843本田 仁一無新

     9302冨塚 宥●無現

●=日へんに景

4568チバQ:2017/04/11(火) 15:19:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170411-00000258-fminpo-l07
品川氏先行、浜津氏追う 郡山市長選 現新2人立候補
福島民報 4/11(火) 10:17配信

 任期満了に伴う郡山市長選は9日告示され、再選を目指す現職品川萬里氏(72)=無所属=と、元郡山市議の新人浜津和子氏(63)=無所属=の2人が立候補した。復興加速に向け市政継続か刷新かを争点に、16日の投票に向けて舌戦を繰り広げている。

 ◇立候補者(届け出順、敬称略)
 品川 萬里[しながわ まさと] 72 無現
 浜津 和子[はまつ かずこ]  63 無新

 品川候補は1期4年間の実績を強調。「市民総活躍」をスローガンに、子育てと女性の活躍に対する切れ目ない支援、教育環境改革、各種団体・企業と連携した産業の活性化、交通力強化などを訴えている。
 浜津候補は「女子力で郡山が生まれ変わる」を掲げている。郡山市職員として初の女性部長の経験をアピールし、小中学生の給食費無料化や保育士・幼稚園教諭の処遇改善、待機児童解消などを唱えている。
 自民、民進、公明、社民各党は自主投票とした。共産党は浜津氏の支持を決めた。
 前回(平成25年)の郡山市長選では、新人品川氏が6万1468票を獲得し、7656票差で3選を目指した現職を退けた。投票率は45・01%で過去2番目の低さだった。
 投票は16日午前7時から午後8時まで市内の小中学校や公民館、集会所など計149カ所に設けた投票所で行われ、午後9時半から郡山総合体育館で開票される。
 有権者数は8日現在、27万3476人(男13万3529人、女13万9947人)。18歳選挙権が初めて適用されるが、18歳は3460人、19歳は3210人となっている。

■序盤情勢 「決めていない」4割 子育て、教育施策が焦点

 福島民報社は9、10の両日、郡山市長選の世論調査を実施した。取材情報も加味した序盤情勢は現職品川萬里候補が先行し、新人浜津和子候補が追う展開となっている。ただ、4割強が投票する候補を決めておらず、無党派層などの票の取り込みが選挙戦の鍵を握るとみられる。
 地区別に見ると、品川候補は旧市内、熱海、片平をはじめ多くの地区で優位に立っている。浜津候補は地元の田村を基盤に逢瀬、中田で浸透を図っている。安積、湖南は品川、浜津両候補が競り合っている。
 支持政党別で品川候補は、自主投票を決めている自民、民進、公明各党に食い込んでいる。浜津候補は、支持を受けた共産党に浸透しているほか、社民党などへの支持も広げている。
 男女、年代別では、品川候補は男性の支持が厚く、特に29歳以下、40代、50代をまとめている。浜津候補は70歳以上と50代、40代の女性、30代の男性の支持を集めている。
 職業別では、農業団体から推薦を受けた品川候補が農林漁業でリードし、現業職、学生、事務・技術職にも浸透している。浜津候補は農林漁業と管理職、商工自営業、専業主婦の支持が比較的厚い。
 投票する候補を「決めている」は37・7%、「だいたい決めている」は19・2%で、「まだ決めていない」は42・5%を占めた。
 震災と原発事故からの復興が新たな段階を迎え、有権者は子育てと教育の充実や企業誘致による雇用の拡大などを最優先課題に挙げている。両候補はこうした市民の要望に応える具体的な政策を示し、いかに浸透させていくかが中盤以降の戦いの焦点となる。

福島民報社

4569チバQ:2017/04/11(火) 15:21:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170411-00010006-dtohoku-l02
東北町長選、蛯名氏が初当選 三つどもえの激戦、21票差で勝利
デーリー東北新聞社 4/11(火) 11:14配信

東北町長選、蛯名氏が初当選 三つどもえの激戦、21票差で勝利
初当選を果たし、万歳三唱する蛯名鉱治氏。左は妻の正子さん=9日午後10時50分ごろ、東北町上北北3丁目の事務所
 任期満了に伴う東北町長選は9日、投票が行われ、即日開票の結果、新人で前副町長の蛯名鉱治氏(57)=無所属=が4403票を獲得し、新人で前町議の長久保耕治氏(44)=同=、3選を目指した現職斗賀寿一氏(72)=同=を退け、初当選を果たした。投票率は81・70%。三つどもえの激戦を反映し、2013年の前回を15・61ポイント上回った。

 町議、副町長を務めた蛯名氏は政治、行政に携わった経験を強調。父・省吾氏が5期にわたって町長を務めた旧上北町内の地盤を固めたほか、町政刷新を求める町民の受け皿になった。

 9日午後10時25分すぎ、同町上北北3丁目の事務所に、わずか21票差での勝利の一報が入ると、詰め掛けた大勢の支持者は歓喜。蛯名氏は「勝てたのは皆さんのおかげだ。町民の意見を聞き、一つ一つ愚直に、確実に町政を進める」と決意表明した。

 一方、長久保氏は地元の旧東北町を足掛かりに、若年層を中心に支持を広げたが僅差に泣いた。「1次産業の振興などを訴え、たくさんの追い風をもらったが、力にできなかった。まだ若いので、これから頑張りたい」と再起を誓った。

 斗賀氏は地盤が長久保氏と重なったほか、「政治人生の集大成」とした前回選挙からの“変節”が批判を浴びる格好に。3選がかなわず「今後は一町民として、町政の行く末を見守りたい」と敗戦の弁を述べ、政界引退を表明した。

 選挙戦から一夜明けた10日、町選管は蛯名氏に当選証書を付与した。任期は24日から4年間。

デーリー東北新聞社

4570チバQ:2017/04/11(火) 15:22:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170411-00000023-khks-pol
<激震仙台市長選>擁立の動き急加速
河北新報 4/11(火) 12:57配信

<激震仙台市長選>擁立の動き急加速
新たな「主」を迎えることになった仙台市役所。候補者選びが急速に進む
◎現職奥山氏引退(下)うごめく思惑

【激震仙台市長選】続投の流れが急転

 仙台市長奥山恵美子の引退表明で、市長選(7月9日告示、23日投開票)の情勢は一変した。最有力と目された現職の退場を千載一遇の機会と捉え、さまざまな思惑がうごめく。

<「チャンス」>

 7日の奥山引退の報は、瞬く間に仙台市の内外を駆け巡った。市長選立候補を検討する前市長梅原克彦は、東京で国会議員へのあいさつ回りの最中だった。

 「奥山さん出ないって?」。宮城県選出議員に尋ねられたかと思うと、支持者から「チャンスだ」と電話が舞い込む。努めて平静を装う梅原だが、「古里のために働きたい気持ちは強くなっている」と、再登板への意欲を隠さない。

 立候補を模索していた市議伊藤優太は、3月下旬に独自に実施した電話世論調査で奥山に大差をつけられ、立候補断念に傾いていた。そのさなかの奥山の引退表明。慌ただしく関係者と連絡を取り合う伊藤の姿を、同僚市議は「鼻血が出そうなほど興奮している」とちゃかした。

<主導権争い>

 東北をけん引する政令市政の主導権を握ろうと、政党の動きも急加速した。

 「他の市長選とは違う。国政での争点が問われる場合もある」

 民進党代表代行の安住淳は7日の党宮城県連の会合で、他の野党と連携して市長選候補者を擁立する考えを示した。昨年7月の参院選で、自民党候補との現職対決を野党共闘で勝利に導いた安住。呼応するかのように共産党も同日、独自候補の選定作業を中止。野党共闘へとかじを切った。

 一方、自民党は対応を党市連に一任。党市議らが10日に開いた会派総会では、党主導での擁立を望む声が大勢を占めた。既に会派幹部に接触した党所属国会議員もいるなど、動きは活発化している。ベテラン市議は「民間の発想を持つ市長を選ばなければならない」と、安易なくら替えをけん制する。

 市町村の選挙に強い影響力を持つ知事村井嘉浩。10日の定例記者会見で奥山の後任について「経済界から出るようなことがあってもいいのではないか」と踏み込んだ。意中の人物は「いる」と村井。絞り込みの結果は市長選の構図を決めかねない。

   ◇

 奥山の突然の引退表明は市役所と市議会を激しく揺さぶり、宮城県政界にも波紋を広げる。決断の経緯と背景、市長選への影響を探った。(敬称略)(仙台市政取材班)

4571チバQ:2017/04/11(火) 15:22:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170411-00000022-khks-pol
<激震仙台市長選>続投の流れが急転
河北新報 4/11(火) 12:47配信

<激震仙台市長選>続投の流れが急転
新たな「主」を迎えることになった仙台市役所
◎現職奥山氏引退(上)逡巡の果て

【激震仙台市長選】うごめく思惑 擁立の動き急加速

 3月13日、仙台市長奥山恵美子は市役所3階の市長応接室で、元市議会議長と1対1で向き合った。3日前に閉会した市議会2月定例会で、市長選への態度を表明しなかった奥山の背中を押そうと、奥山周辺が設定した会談だった。

 元議長に表明時期を問われ、「4月第2週ではどうか」と奥山。「遅い。せめて第1週だ」と押し返された。4月7日に議会関係者への説明、翌8日記者会見-の段取りが決まった。

<服装鮮やか>

 「明らかに3選出馬の流れだった。あの時点では続投の気持ちが強かったのでは」。元議長の見立てだ。

 3月16日、市役所であった防災林再生事業の推進に関する市とNTT東日本の覚書締結式。鮮やかな黄色のジャケットに身を包んだ奥山の姿に、居合わせた中堅市議は目を見張った。

 「就任当初は緑のジャケットがせいぜい」と振り返る中堅市議は「昨年末ごろからカラフルな衣装が増えたので、3期目に向け人前に立つことを意識し始めたのかと思った」と続けた。

 年度をまたぐまで、周辺に続投と信じて疑わせなかった奥山。急転直下の引退表明にも映るが、8日に開いた緊急記者会見では「政治家である以上、出処進退は常に念頭にあった」と繰り返した。

 「もともと続投と勇退の気持ちがどちらもあり、その大きさがある時点で逆転したというのが実際ではないか」。市幹部は奥山の逡巡(しゅんじゅん)を推し量る。

<「母 100歳に」>

 遠方で暮らす母親の介護問題が決断に大きく影響したとの見方も根強い。奥山は、市議会関係者に「あと4年やれば、母は100歳を超える」と漏らしたことがあった。

 そんな奥山が引退の意向を最初に伝えたのは、東日本大震災という難局を共に乗り越えた「右腕」たちだった。

 3日午前の定例局長会議後、副市長稲葉信義は奥山から「いろいろと考えてきたけれど、出ないと決めました」と告げられた。ほぼ同時に伝えられたはずの同藤本章は「記憶が判然としない」という。

 奥山の懐刀ですら、頭の中が真っ白になるほどの衝撃だった。

   ◇

 奥山の突然の引退表明は市役所と市議会を激しく揺さぶり、宮城県政界にも波紋を広げる。決断の経緯と背景、市長選への影響を探った。(敬称略)(仙台市政取材班)

4572チバQ:2017/04/11(火) 15:26:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170411-00000003-khks-pol
<仙台市長選>清月記社長 出馬を検討
河北新報 4/11(火) 10:18配信

 任期満了に伴う仙台市長選(7月9日告示、23日投開票)で、仙台市の葬祭業「清月記」社長の菅原裕典氏(56)に複数の政治関係者が立候補を要請していることが10日分かった。菅原氏は河北新報社の取材に「検討している」と述べた。

 複数の関係者によると、菅原氏は奥山恵美子市長(65)が今期限りでの引退を表明した8日以降、相次いで立候補の要請を受けた。10日に菅原氏と面会した関係者は「民間出身の候補者は党派を問わず支援できる」と期待感を示した。

 菅原氏は取材に「奥山市長が引退を表明するまでは自分が立候補する考えはなかったが、状況が変わった」と語った。

 菅原氏は仙台市出身、東北学院大経済学部卒。1985年に父親と「すがわら葬儀社」を設立し、2001年に社長に就任。10年に社名を清月記に変更した。

4573チバQ:2017/04/11(火) 16:22:10

https://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku-01_20170411_41007.html
<秋田知事選・市長選>ともに現職3選

15:47河北新報


<秋田知事選・市長選>ともに現職3選

3選が決まり、花束を掲げる佐竹さん(中央)と妻睦子さん(右)=9日午後8時25分ごろ、秋田市川尻町の事務所

(河北新報)

 9日投開票された秋田県知事選は、無所属現職の佐竹敬久さん(69)が、無所属前職の元参院議員寺田典城さん(76)、共産党新人の元県議山内梅良さん(69)を圧倒。同日選となった秋田市長選は、無所属現職の穂積志さん(60)が無所属新人の元県議丸の内くるみさん(72)を退け、ともに現職が3選を果たした。選挙戦で佐竹さんと穂積さんが秋田市で「二人三脚」で遊説する場面もあり、人口減少時代を見据え県市連携の必要性を訴えてきた。
 同市川尻町の佐竹さんの事務所には、一部の市町村で開票作業が始まった午後8時ごろ、当選確実の知らせが入った。佐竹さんが妻睦子さん(69)と事務所入りすると、詰め掛けた支持者から大きな拍手が起こった。
 佐竹さんは「多くの県民から負託を受け、プレッシャーを感じる。4年間、全力で県政を進める」と支持者に強調した。
 同市寺内の穂積さんの事務所も、早々に当選確実の一報に沸いた。穂積さんは「多くの応援があったからこその勝利」と感謝した。
 民間が大型商業施設を計画する市郊外の外旭川地区は、穂積さんへの支持が厚い地域。誘致を望む住民が慎重な姿勢を保つ穂積さんから離反する懸念もあったが、最終的には大差で突き放した。
 佐竹さんと穂積さんは、合同で個人演説会を開くなどして距離の近さをアピールした。穂積さんは「若い世代が希望を持てる政策を打ち出すには、県市連携がより重要だ」と一層の強化を誓った。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170411_41008.html
<秋田知事選>佐竹氏、全市町村で勝利




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 9日投開票された秋田県知事選で、県選管が集計した各候補の市町村別開票結果によると、3選を果たした無所属現職の佐竹敬久氏(69)が獲得した33万5795票は自己最高で、得票率は67.83%だった。全25市町村で過半数を占めた。
 佐竹氏の得票は、初当選した2009年知事選(13年は無投票当選)を4万4645票上回った。
 投票率は56.83%で、09年(67.39%)を10.56ポイント下回り過去最低となったが、09年の4氏による戦いから今回は3氏に減ったことや、3候補の政策の違いがはっきりしなかったことなどから、在任中に大きな失点のなかった現職が信任票を多く集めたとみられる。
 佐竹氏の得票率が最も高かったのは、出身地の仙北市の83.26%。最も低かったのは、寺田典城前知事(76)が過去に市長を2期務めた横手市の59.56%だった。

4574チバQ:2017/04/11(火) 16:35:53
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20170411ddlk07010058000c.html
<選挙>田村市長選/田村市議補選 市長に本田氏、初当選 冨塚氏の4選阻む /福島

12:37毎日新聞


 任期満了に伴う田村市長選が9日投開票され、新人で元県議の本田仁一氏(54)が現職の冨塚宥〓(ゆうけい)氏(71)=いずれも無所属=を破り、初当選を決めた。本田氏は自民党の全面支援を受けて選挙戦を優位に進め、2005年の田村市発足以来、3期12年続いた冨塚市政に幕を引いた。当日有権者数は3万2254人(男1万5794人、女1万6460人)。投票率は72・32%だった。【曽根田和久、笹子靖】

 同市船引町船引の本田氏の事務所には開票が始まる午後7時半を待たず、支持者らが次々と姿を見せた。同9時半ごろ「本田氏当確」の一報が入ると、拍手の渦に包まれた。

 本田氏は、満面の笑みで支持者らと万歳三唱し「田村を何とかしないといけないという思いが積み重なり、当選できた。活気に満ちた田村市を作るため、本気になって取り組む」と抱負を語った。

 一方、4選を阻まれた冨塚氏は同町東部台3の事務所で「皆さんに早くからご支援、ご支持をいただいた。私の不徳の致すところ」と厳しい表情を浮かべた。支援した民進党県連代表の玄葉光一郎衆院議員は「運動量では間違いなく勝っていたが、結果が出ずおわびしたい」と述べた。

 両氏の公約は、少子高齢化対策や子育て施策の充実などで大きな差はなく、いずれも大票田の旧船引町を中心に組織戦を展開した。冨塚陣営は「地元出身の市長を失うわけにはいかない」とアピールしたものの、結果は旧常葉町出身の本田氏が4500票以上の大差を付けて圧勝した。

 田村市は旧船引町など5町村が合併して発足。市の中核をなす船引町のトップから初代市長になった冨塚氏にとって、今回は03年の町長選以来の選挙戦だった。同じ船引町出身の玄葉氏は、国への陳情の窓口になるなど近い存在で、久々の選挙でも支援を受けた。

 一方、野党幹部の玄葉氏への接近を強める冨塚氏に対し、自民議員には距離感が生まれた。自民県議から市長選に名乗りを上げた本田氏は、自民党田村市・田村郡総支部の推薦を得て、告示日の出陣式には党県連会長の根本匠衆院議員ら県連幹部が顔をそろえた。

 選挙期間中も、党所属の正副議長らが応援演説に入るなど「事実上、『玄葉対自民』の構図」(本田陣営幹部)に。自民の組織力を生かし、現職との戦いを優位に進めた。

     ◇

 現職の死去に伴う市議補選(改選数1)も9日投開票され、社会福祉法人職員で無所属新人の白石勝彦氏(63)が当選した。投票率は72・29%だった。

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 ◇田村市長選開票結果=選管最終発表

当 13843 本田仁一 54 無新

   9302 冨塚宥〓 71 無現

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 ◇田村市長略歴

本田仁一(ほんだ・じんいち) 54 無新(1)

 [元]県議[歴]常葉町副議長▽市副議長▽自民党県連青年局長・総務副会長▽船引高

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 ◇田村市議補選開票結果(改選数1−2)=選管最終発表

当 15852 白石勝彦 63 無新(1)

   5773 松本悦子 66 無元

4575チバQ:2017/04/11(火) 16:38:13
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20170411ddlk07010262000c.html
<選挙>郡山市長選/郡山市議補選 市政継続か刷新か 市長選、現新一騎打ちに /福島

12:37毎日新聞


 任期満了に伴う郡山市長選が9日、告示され、現職で再選を目指す品川万里氏(72)と新人で元市議の浜津和子氏(63)の無所属2人が立候補を届け出た。1期目の実績を強調して市政継続を訴える品川氏と、女性の視点を生かした刷新を訴える浜津氏による選挙戦がスタートした。一方、浜津氏の辞職などに伴う市議補選(改選数2)には元職1人と新人3人の4氏が立候補した。いずれも投票は16日で、即日開票される。8日現在の選挙人名簿登録者数は27万3476人(男13万3529人、女13万9947人)。

 元郵政審議官の品川氏は、2013年の前回市長選で3選を目指した現職を破り初当選した。昨年12月の市議会で「生活、活動しやすい環境づくりを引き続きシステマチックに進めることが使命」と述べ、出馬を表明した。

 同市の保健福祉部次長、市民部長などを務めた浜津氏は15年の同市議選で初当選。昨年12月、所属していた市議会最大会派「創風会」の会議で「市政は停滞しすぎている」などとして、市長選出馬の意向を明らかにした。

 今回の市長選では自民が推薦を見送り、民進、公明、社民は自主投票を決定。共産は浜津氏支持を決めている。【笹子靖、曽根田和久】

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 ◆郡山市長選 候補者第一声 届け出順

 ◇引き続き使命与えて 品川万里 72 無現(1)

 品川氏は、出陣式を午前8時半過ぎから同市喜久田町卸1で開き、支持者を前に「この4年間、多くの人に会い、喜びや涙も分かち合った。私の市政はこれに尽きる」と第一声。「郡山で生活し、働いてよかったと言ってもらえる市政を進めるため、引き続き使命を与えてほしい」と呼びかけると、支持者から大きな拍手が起きた。

 あいさつに立った自民党県連副会長の佐藤憲保県議は「真の震災復興のため、国と連携して郡山の子供たちの未来につないでいけるのは品川さんしかいない」と激励。県市長会長の立谷秀清・相馬市長も支持を訴えた。

 品川氏は「必勝」と書かれたダルマに墨を入れ、支持者の声援を背にしながら遊説に出発した。

 ◇女性目線で人づくり 浜津和子 63 無新

 浜津氏は、午前9時から同市長者1で出陣式に臨んだ。ピンクのジャケット姿でマイクを握り「私の基本は人づくり。子どもが健やかに成長し、若い方々は生き生きと、高齢者は安心して暮らせる町にしたい」と表明。「女性が暮らしやすい町は男性も暮らしやすいはずだ」と訴えた。

 会場には、前市長の原正夫氏が駆けつけ「郡山の未来を考えると、現体制は変えなければならない」とあいさつ。郡山市選出の長尾トモ子氏(自民党)と神山悦子氏(共産党)の女性県議も出席し、それぞれが、浜津氏への投票を呼びかけた。

 その後、浜津氏は詰めかけた支持者らと「ガンバロー」と気勢を上げ、選挙カーで市内を巡って、有権者に支持を訴えた。

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品川万里(しながわ・まさと) 72 無現(1)

 市長▽県下水道協会長[歴]郵政審議官▽NTTデータ副社長▽法政大教授▽東大

浜津和子(はまつ・かずこ) 63 無新

 [元]市議[歴]市こども課長・社会福祉課長・保健福祉部次長・市民部長▽茨城キリスト教短大

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 ◇郡山市議補選立候補者(改選数2−4、届け出順)

渡部龍治 49 会社役員 民新

馬場大造 57 学習塾経営 無新

斉藤昇 60 無職 共新

良田金次郎 70 会社役員 (1)無元

4576チバQ:2017/04/11(火) 16:40:08
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20170411ddlk05010488000c.html
<ミニ統一選’17>佐竹知事が3選 秋田市長、穂積氏も(その1) /秋田

12:00毎日新聞


 9日投開票された知事選は、現職の佐竹敬久氏(69)が前職の寺田典城氏(76)、共産党公認の山内梅良氏(69)を破り、3選を果たした。佐竹氏は駆け付けた支持者と喜び合った後、「全力で県政を進める」と3期目に向けた意気込みを語った。投票率は56・83%で過去最低を更新した。また、県内はこの日、5市長選、2県議補選、3市議補選も開票され、選挙戦を勝ち抜いた代表者が続々と決まった。秋田市長選では、現職の穂積志氏(60)が3選を果たした。【川村咲平】

 ◇投票率、過去最低56.83%

 秋田市内の佐竹氏の事務所では、午後8時にテレビで佐竹氏の当選確実の報が入ると、詰めかけた大勢の支援者から、一斉に拍手がわき起こった。間もなく会場に現れた佐竹氏は万歳三唱で喜びを分かち合い「多くの県民の負託を受けた責任は重い」と述べた。

 勝因について「データを分析した上でつくった公約が、県民に受け入れられたのではないか」と話した。今後の重点課題として産業・雇用政策を挙げ、「農業も含めて一歩でも前に進む。(さまざまな立場の)垣根を越え、情報交換しながら県政を進めていきたい」と語った。

 自民、社民両党の県連と公明党本部が支持したほか、連合秋田をはじめとする100以上の団体から推薦を受けた。遊説中も各地域で地元選出の県議や首長が同行し、手厚い組織力を生かして終始優位を保った。

 会場には自民党の県選出国会議員や連合秋田の幹部らも駆け付け、佐竹氏を祝福した。佐竹氏の3期目の任期は20日から始まる。

 ◇「悔やむことはない」 敗戦寺田氏、政界引退意向

 寺田氏の事務所では、テレビに佐竹氏当選確実の速報が出ると、重苦しい空気に包まれた。姿を現した寺田氏はマイクを握り「無競争はダメだと思い、出馬して良かった。悔やむことはない」と頭は下げなかった。

 政党や団体からの支持を一切受けなかったため、事務所には推薦状は一枚も張られなかった。手堅い組織選挙を展開した佐竹氏との差は20万票以上。「今の体制を維持したいのが県民の考え。率直に認めざるを得ない」と語った。

 また「政治家としての役割は解放させていただきたい」と述べ、政界引退の意向を表明した。

 一方、共産党公認の山内氏は「県民の命と暮らしを守る」と若者や子育て世代への手厚い支援を掲げたが、及ばなかった。【山本康介】

 ◇「全力尽くさなければ」 一夜明け、知事が抱負

 3選から一夜明けた10日、佐竹氏が秋田市内の事務所で、報道各社の共同インタビューに応じた。

 佐竹氏は「朝起きてから、頭の中はうれしさというよりも、県民の期待に応えられるよう全力を尽くさなければという思いでいっぱいだ」と述べた。

 17日間の選挙戦については「各地を回って政策への評価やお叱りの声など、生の声を聞いていろんな発見があった。職員が机上で考えたことと現場の間にはズレもあり、それをマッチングさせることで政策的に効果が出る」と振り返った。

 一方で、過去最低の56・83%となった投票率を問われると「物言わぬ人は賛成のことが多い」との考えを示した。【松本紫帆】

4577チバQ:2017/04/11(火) 16:40:41
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 ■解説

 ◇「声なき声」反映を

 佐竹県政の2期8年への評価が争点となった知事選。8年ぶりの選挙戦となり、しかも三つどもえという選択肢が有権者に示された。それにもかかわらず、投票率は56・83%と過去最低を更新した。この意味について佐竹氏は、当選後のインタビューで「投票に行かなかった人について、『信任してくれた』と受け取っていいと思う」と発言した。だが、果たしてそうだろうか。

 佐竹氏の得票は有権者全体(約88万人)で見ると4割に満たない。さらに棄権は4割以上。その中に佐竹氏支持もあるだろうが、地方自治に詳しい専門家は「現県政への不満があっても『批判票を入れたい候補がいない』という声が、棄権という形で表れている部分がある」と指摘する。

 選挙期間中に人口100万人割れが確実視され、待ったなしの課題が山積する。それにもかかわらず、各候補は自らの主張を繰り返すケースが目立ち、政策論争にまで高められたかは疑問だった。ある陣営関係者は「県民の注目を集めるような要素がない」と話し、盛り上がりに欠けたのは否めない。

 3期目の長期政権に入る佐竹氏。選挙期間中、多くの有権者と接し、さまざまな意見を耳にしたという。これまでの政策で「まだ成果が出ていない部分もある」と認めてもいる。過去最低の投票率という「声なき声」に謙虚に向き合い、政策に反映する姿勢が求められている。【川村咲平】

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 ◇開票結果

 =選管最終発表

当  335,795 佐竹敬久 69 無現

   123,868 寺田典城 76 無元

    35,382 山内梅良 69 共新

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 ◇知事略歴

佐竹敬久(さたけ・のりひさ) 69無 現(3)

 [元]秋田市長▽全国知事会文教環境常任委員長[歴]県総務部次長▽県市長会長▽政府税制調査会特別委員▽全国市長会長▽地方制度調査会委員▽東北大=[公]

4578チバQ:2017/04/11(火) 16:41:42
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20170411ddlk05010101000c.html
<ミニ統一選’17>佐竹知事が3選 秋田市長、穂積氏も(その2止) /秋田

11:59毎日新聞


 ◇丸の内氏及ばず

 支持者らで混み合う秋田市寺内蛭根の穂積氏事務所。9日午後8時過ぎに「当選確実」の一報が入ると、大きな歓声が上がった。穂積氏は拍手で迎えられ、支持者らと万歳三唱で喜びをかみしめた。

 「秋田市の人口減に歯止めをかけよという市民の要望、念願が私を勝利に導いてくれた」と述べた。

 穂積氏は公明党本部と自民、社民両党の市支部の支持のほか、多数の団体の推薦を受け、盤石の組織選挙を展開。選挙戦では人口減少を見据えた「コンパクトシティー」構想を含む中心市街地活性化策や子育て支援、産業振興を訴えた。

 一方、元県議で新人の丸の内くるみ氏(72)は民間企業による大型複合商業施設構想の誘致・実現などを掲げた。敗戦の弁で、「市民からの『頑張れ』という声を生かせずこういう結果になった。力量不足で申し訳ありませんでした」と述べ、支持者らに深々と頭を下げた。【松本紫帆】

 ◇「初心に帰り頑張る」

 穂積氏は10日午前、初登庁した。職員約200人に迎えられ、女性職員から花束を受け取り笑顔を見せた。

 その後、市役所正庁で職員を前に訓示。公約に掲げていた新文化施設や中心市街地活性化などに触れ、「さらに検討を深め、対処してもらわないといけない課題だ。一つ一つを、一日も早く実現できるようお願いしたい」と呼びかけた。

 また記者会見に臨み、当選から一夜明けた感想を求められると、「またこれから始まるうれしさとつらさを含め、感慨深い。初心に帰り、市民の皆さまのために頑張りたい」と述べた。

 勝因は「2期8年を通して『この人なら市政は間違った方向にいかないだろう』という安心感を持っていただいたから」と語った。【山本康介、松本紫帆】

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 ◇秋田市長略歴

穂積志(ほづみ・もとむ) 60 無現(3)

 県市長会長[歴]市議▽医療法人理事▽青年会議所常任理事▽県議▽会社役員▽成蹊大=[公]

4579チバQ:2017/04/12(水) 10:54:22
https://news.goo.ne.jp/article/fminpo/region/fminpo-78580623.html
元職三保氏出馬へ 二本松市長選 現職と選挙戦濃厚
09:06福島民報

 12月24日の任期満了に伴う二本松市長選で、元職の三保恵一氏(67)は11日、立候補の意思を明らかにした。市内で開かれた後援会拡大役員会で立候補の要請を受け、表明した。現職で1期目の新野洋氏(66)が再選を目指し立候補を表明しており、市長選は選挙戦になる公算が大きくなった。 三保氏は役員会終了後に記者会見を開き「市民第一・現場第一を掲げ、市民の暮らしを守って夢と希望ある二本松に再生させたい」と述べた。三保氏は同市出身。安達高卒。県議5期、旧二本松市長1期、合併後の市長を2期務めた。

4580チバQ:2017/04/12(水) 11:17:31
https://news.goo.ne.jp/article/fminpo/region/fminpo-78591946.html
両陣営とも当選ライン6万票 支持層複雑に絡む 郡山市長選
10:10福島民報

 任期満了に伴う郡山市長選は12日で折り返しとなる。再選を目指す現職品川萬里(72)=無所属=、元市議の新人浜津和子(63)=無所属=両候補が16日の投票に向け舌戦を繰り広げている。支持層は複雑に入り組み票の流れが読みにくい状況となっている。経済県都のリーダーを選ぶ選挙戦をルポした。(文中敬称略)■立候補者(届け出順、敬称略)品川 萬里 72 無現浜津 和子 63 無新 品川は11日、湖南、逢瀬、三穂田など西部や南部を遊説して旧市内に入った。 自民、公明が推薦した当時の現職原正夫を新人として破った4年前の選挙戦とは状況が一変した。市中心部の桜木に設けた選挙事務所には各種団体、企業からの推薦状がずらりと並んでいる。 昨年の12月定例市議会で立候補を表明。市議会は、在職市議36人のうち自民、民進党系の7人が所属する第二会派「新政会」から前回に続き支援を受けている。告示日の第一声では推薦団体の連合福島、県農業者政治連盟の関係者に加え、自主投票を決めた自民の県議佐藤憲保がマイクを握った。 支援する団体、市議・県議の後援組織と、過去2回の市長選で市内全域に築いた約40の後援会を軸に有権者に浸透を図る。後半戦は市街地を中心に街頭演説を重ね、浮動票の獲得を目指して子育てや女性活躍への支援、教育環境の充実などを強調する。 陣営は党派、労使、業種を超えた支持に手応えを感じる半面、どの程度票に結び付くか予測は難しいとみている。直近の田村市長選で現職が敗れたことから、4年前に現職が相次いで落選した「ドミノ」の再来を警戒する。従来の支持者に電話で徹底して投票を呼び掛ける。 選対事務局次長の須藤正樹(59)は「現職は選挙に強いというムードこそ最大の敵だ。最後まで票の上積みを目指す」と気を引き締める。   ◇  ◇ 浜津は11日、大槻、片平、湖南など西部に選挙カーを走らせた。 市職員初の女性部長となり、退職後の平成27年に市議に当選した。市街地の朝日にある選挙事務所の玄関には「女子力」と大きく記したピンク色の看板を掲げ、女性候補を印象付けている。 今年1月、自民系市議17人が所属する市議会最大会派「創風会」から推され立候補を表明した。告示前から集会を重ね、顔を売り込んできた。第一声では前回、品川に敗れた原と並び自民党の女性県議、支持を機関決定した共産党の女性県議らが支援を求めた。 地元・田村や安積など5地区に設けた後援会と創風会の市議の支援組織を基盤に、市内全域に支持を広げる戦術を組んでいる。後半戦は投票先を決めていない有権者が多いとみている大票田の旧市内などで、小中学校の給食費無料化や待機児童解消など育児・教育環境の充実を訴える。 陣営は創風会の市議の後援会を確実に固め、原の旧後援会をはじめ現市政に批判的な保守系の票と共産の基礎票を取り込めば有利になるとしている。ただ、創風会の一部は選対と距離を置き、品川を推す動きもあり必ずしも一枚岩ではないという。このため、地区別の公約を打ち出すなどして票の掘り起こしに全力を挙げる。 選対本部事務局次長の川前光徳(50)は「現職と比べ知名度は決して高くないが、女性の視点からの市政改革をアピールしていく」と言葉に力を込める。 両陣営とも市民の関心不足を感じており、投票率は過去2番目に低かった4年前の45・01%を下回る40%前半とみている。投票総数を11万票程度として6万票を当選ラインに設定している。

4581チバQ:2017/04/12(水) 18:23:31
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20170412ddlk07010143000c.html
<選挙>二本松市長選 選挙戦の公算 現前2氏立候補へ /福島
11:41毎日新聞

 12月24日の任期満了に伴う二本松市長選で前市長の三保恵一氏(67)が11日、記者会見を開き、無所属で立候補すると表明した。現職の新野洋市長(66)も毎日新聞の取材に対し、再選を目指して無所属で出馬する意向を明らかにし、選挙戦の公算が大きくなった。

 2013年の前回選挙では、新野市長が3選を目指した三保氏を破って初当選した。

 三保氏は、市内の後援会事務所で開いた記者会見で「産婦人科医の確保や企業誘致に取り組み、人口減少など現市政の停滞から脱却したい」と述べた。

 一方、新野市長は取材に対し「観光資源の発信による交流人口の増加など、今の良い流れを止めるわけにはいかない」と立候補への決意を語った。【土江洋範】

4582チバQ:2017/04/13(木) 13:35:33
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20170412ddlk05010022000c.html
<選択の先に>’17知事選/上 盤石態勢で「1強」 批判や異論くみ上げを /秋田
04月12日 11:15毎日新聞

 「(佐竹氏は)人を悪く言わない。市町村への理解がある。秋田市長の経験があるから、(私と十分な)キャッチボールができる」

 知事選告示から5日後の3月28日夜。秋田市内で開かれた佐竹敬久氏(69)の演説会で、穂積志市長(60)は佐竹氏をほめちぎった。

 告示当日の正午過ぎ。佐竹氏が県庁前で街頭演説した際、真正面の秋田市役所にまず「市役所のみなさん」と呼びかけた。その後「秋田市とも一緒になって前へ進むんです。県も25市町村の課題を一緒に考える。(中略)市役所の皆さんも(穂積)市長と一緒に自信を持ってやりましょう」と共同歩調を訴えた。

 駆け付けた穂積市長もマイクを握り、「県政と市政がひとつの方向を向いて物事を成し遂げようとしているのは、過去になかった」と“蜜月ぶり”を強調した。

 佐竹氏は秋田市だけでなく、県内各自治体の首長とも友好的な関係を構築している。選挙期間中、佐竹氏が街頭演説などで各地を回る際には、地元の首長が街頭や応援演説会場に姿を見せる場面が何度もあった。

 首長だけではない。佐竹氏が昨年12月に3選出馬を表明すると、自民、公明、社民各党が次々と支持を打ち出した。党としては自主投票となったが、街頭演説に同伴する民進党の国会議員もいた。また連合秋田も強力に支持。幹部が佐竹氏の演説会に度々駆け付け、「知事として、労働者の思いを受け止めてくれている」と賛辞。その他100以上の団体も推薦し、「これ以上ない」(陣営幹部)ほどの態勢を整えた。

 まさに「オール佐竹」状態。陣営幹部のひとりはこう打ち明ける。「当選は大前提で、問題は得票数だった。次点候補に大差で勝たないと、『求心力に陰りが出たのか』という印象を与えてしまうことになり、選挙後の県政運営に響く」。実際、佐竹氏の得票数は33万台で、次点の寺田典城氏の2・7倍以上だった。佐竹氏自身が「大量得票だ」と表現するほど、「オール佐竹」を発揮した勝利だった。

 佐竹氏は常日ごろから「私はけんかは嫌い」と公言し、「幅広い支持」の必要性を強調する。だが「オール佐竹」によって出来上がった「1強状態」に、懸念はないのだろうか。

 地方行政に詳しい国際教養大の秋葉丈志准教授(法社会学)は「圧倒的な支持を得たという背景から、県政に対する健全な批判や異論が出にくい雰囲気が広がる可能性がある」と話す。

 さらに「秋田のように(人口減などで)危機的な経済社会指標を抱えているところでは、これまでの路線を問い直すような意見を、あえてくみ上げる作業が必要。そうしないと、県勢が全体的に緩やかに後退してゆくという危機も考えられる」と指摘する。

 佐竹氏は11日、初登庁後に記者会見に臨んだ。記者に「(1強状態では)モノが言いにくくなる雰囲気になるのでは」などと質問されると、「それはないでしょう。みんな(私に)結構言いますから」と否定した。

 佐竹氏の3期目の任期は20日にスタートする。【川村咲平】

  ×  ×  × 

 8年ぶりとなった知事選は、佐竹氏が33万票余りを獲得する圧勝で3選を決めた。その強さの背景を検証するとともに、選挙後の県政を展望する。

4583チバQ:2017/04/13(木) 13:38:42
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20170413ddlk05010045000c.html
<選択の先に>’17知事選/下 「反佐竹」一本化せず 「争点なく、まるで信任投票」 /秋田
12:24毎日新聞

 知事選告示の3月23日。JR秋田駅前で行われていた共産公認の元県議、山内梅良氏(69)の出陣式のさなか、前知事の寺田典城氏(76)が突然、姿をみせた。出陣式にライバル候補が現れるのは異例。司会役が「思わぬハプニングです」とアナウンスし、聴衆はどっとわいた。「反佐竹」の2候補はがっちりと握手を交わした。

 選挙では、現職の佐竹敬久氏(69)の現県政について、「反佐竹」のムーブメントがどれだけ広がるかが、ポイントのひとつだった。「3人立候補」は有権者にとって選択肢が増えるという点ではメリットかもしれない。だが政党や経済団体の支援などで盤石の態勢を敷く佐竹氏と互角に戦うため、昨夏の参院選で実現した野党共闘のように、「反佐竹勢力」の一本化を探る動きもあった。

 佐竹県政と「是々非々」の立場をとる民進は、独自候補擁立を目指し、一時は具体名が浮上。しかし結局、3月上旬に断念した。

 「知事選は無投票か」の空気が漂っていた2月中旬、寺田氏は「無競争は秋田のためにならない」と名乗りを上げた。選挙戦では「秋田よ 変われ」と叫び、佐竹県政を「議会とのなれ合いで県民にツケを回している」と何度も批判。対立軸を明確化する作戦をとった。

 一方、独自候補の擁立を明言し続けてきた共産は、寺田氏の出馬表明の直後は、「共闘の可能性」を示唆。しかし結局は、告示1週間前に独自候補として山内氏を擁立した。

 県議経験の長かった山内氏は選挙期間中、現職の佐竹氏を「県民の評価に謙虚に向き合っていない」などと厳しく批判。それだけでなく、前知事の寺田氏に対しても「大型開発の失敗を反省していない」などと矛先を向け、「第三の選択肢」を印象付けた。ある陣営関係者は「かつて寺田県政と対峙(たいじ)していたからだろう」と推察する。

 候補が一本化されなかったうえ、「反佐竹」の寺田氏と山内氏が打ち出した政策には、保育料の完全無償化や介護従事者の給与引き上げなど、よく似た内容も見受けられた。実際、各地の有権者からは「各候補の政策の明らかな違いが分かりづらい」との声が聞かれた。

 各政党や候補の思惑が入り乱れた。寺田、山内両氏の得票数は合計しても、佐竹氏の半分にも及ばなかった。

 9日夜、佐竹氏は当選確定のバンザイをした直後、こう言った。「争点が全くない選挙。まるで信任投票のようだった」

 有権者は継続を選択した。今後4年間の県政を、県民は注視している。【川村咲平】

4584チバQ:2017/04/13(木) 14:28:53
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170412_41003.html
<秋田知事選>「自民寄り」不信感も


相手候補に大差をつけて3選を決め、支持者と握手する佐竹氏(中央)=9日午後8時ごろ、秋田市川尻町の事務所
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 9日投開票の秋田県知事選は、現職の佐竹敬久氏(69)が33万5000を超す得票で3選を決めた。1997年の知事選以来、20年ぶりの激突として注目された前職の元参院議員寺田典城氏(76)と、共産党新人の元県議山内梅良氏(69)を大差で引き離した。佐竹氏が全25市町村で完勝した8年ぶりの選挙戦を検証する。(秋田県知事選取材班)

◎佐竹県政3期目へ(上)支援の温度差

 9日午後8時すぎ、秋田市川尻町の佐竹氏の事務所に当選確実の一報が入ると、社民党県連代表の石田寛県議は、他の会派の県議や佐竹氏の支持者と共に立ち上がって拍手を送った。

 佐竹氏は今回の選挙で、自民党県連や公明党の支持のほか、連合秋田の推薦を受けた。盤石に見える「オール与党」態勢だったが、足元では微妙な温度差があった。

<自主投票を検討>
 佐竹氏の支持を巡って揺れたのが社民党県連だ。
 同党県連は佐竹氏が初当選した2009年、無投票だった前回13年の知事選で佐竹氏を支持。今回も3月に支持を決めたが、その過程で佐竹氏の政治姿勢に内部から異論が噴出した。

 佐竹氏は1期目、県議会の各党・会派と等距離の関係を保った。共産党県委員会も評価をし、前回知事選は候補擁立を見送った。

 だが2期目に入ると、その距離感は「自民党の絶対多数を背景に大きく変質した」(共産党県委員会幹部)と見えるようになり、同党は今回の知事選で山内氏の擁立に踏み切った。

 佐竹氏の距離感の変化を社民党県連も感じ取っていた。その一つが、15年7月の県議会で、自民、公明両党会派の賛成多数により可決された安全保障関連法案の早期成立を政府に求める意見書だ。

 「今回、佐竹氏を支持するに当たって一番大きな壁となったのが平和問題だ」と石田代表。自民党会派との関係を深める佐竹氏に対し、社民党県連内部には「今回は支持すべきではない」との声が強く、自主投票も検討した。

<連合は高く評価>
 自主投票に踏み切れなかった大きな要因が、連合秋田との関係だ。
 同党県連の大きな支持母体が自治労県本部と県職労。両者は今回の知事選で佐竹氏を推薦し、両者が加盟する連合秋田も佐竹氏を推薦したことを踏まえると、支持せざるを得なかった。それでも、同党県連の一人は「佐竹氏への不信感から、組織として選挙運動には携わっていない」と明かす。

 一方の連合秋田の幹部は佐竹氏を「県議会で自民党と渡り合える度量がある。自民党べったりとは思わない」と高く評価する。

 選挙戦では、佐竹氏の演説会場に幹部が顔をそろえ、「全力で応援する」(鈴木洋一自民党県議会会派会長)と前のめりの自民党県連と「共闘」した。社民党県連とは力の入れ方にかなりの差があった。

 内部に不満を抱えながらも支持基盤にあえてとどまった社民党県連。石田代表は「自民党寄りの姿勢を正すよう、今後、支持基盤の一員として強く言い続けていく」と述べた。


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2017年04月12日水曜日

4585チバQ:2017/04/13(木) 14:29:20
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170413_41043.html
<秋田知事選>基盤に差 孤独な戦い


県政改革を訴え続けた寺田氏。佐竹氏の組織力の前に大差で敗れた=3月30日午前9時すぎ、潟上市内
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 9日投開票の秋田県知事選は、現職の佐竹敬久氏(69)が33万5000を超す得票で3選を決めた。1997年の知事選以来、20年ぶりの激突として注目された前職の元参院議員寺田典城氏(76)と、共産党新人の元県議山内梅良氏(69)を大差で引き離した。佐竹氏が全25市町村で完勝した8年ぶりの選挙戦を検証する。(秋田県知事選取材班)

◎佐竹県政3期目へ(下)届かぬ批判

 秋田県知事選(9日投開票)を象徴する場面が潟上市であった。
 選挙戦中盤の3月30日午前8時半ごろ、市役所前でマイクを握った現職の佐竹敬久氏(69)の訴えに、100人を超す市職員らが聞き入った。

<聴衆わずか数人>
 その約30分後、市役所からそう遠くない距離にあるスーパー駐車場。「佐竹氏は議会と仲良くしているだけ。執行部は議会と切磋琢磨(せっさたくま)すべきだ」。演説で県政批判を正面から展開する前職寺田典城氏(76)の聴衆は数人しかいなかった。
 両氏の選挙手法は対照的だった。盤石な支持基盤を築いた佐竹氏の遊説先には地元の首長や県議らが顔をそろえた。一方、寺田氏は自らを「ドン・キホーテのようだ」と評したように孤独な戦いに終始した。
 結果は佐竹氏の約33万5000票に対し寺田氏は約12万3000票。横手市長2期、知事3期、参院議員1期を務め、無投票を含め選挙で負け知らずの寺田氏の完敗だった。
 寺田氏が立候補を表明したのは告示約1カ月前。佐竹県政を批判する民進党県連の候補擁立が行き詰まっていた時期だった。寺田氏自身、意中の人に立候補を打診したが断られた。2013年の前回知事選に続く無投票を阻止するには自分が出ざるを得なかった。
 寺田氏が政党と連携するとすれば、唯一可能性があったのは自主投票を選んだ民進党県連。だが、県連の足並みは最後までそろわなかった。
 所属国会議員2人のうち県連副代表の村岡敏英衆院議員(比例東北)は佐竹氏支持を打ち出した。一時は寺田氏と共に維新の党に在籍したが、村岡氏は「人口減少にはオール秋田で取り組む必要がある」と佐竹氏支持に回った理由を話す。

<政界引退を明言>
 結局、寺田氏を支援したのは県議や秋田市議ら個人レベルにとどまった。寺田氏は「自民、公明、社民各党と連合秋田までが現職を推している。これで勝てたら革命だ」と選挙戦序盤で早くも限界を口にした。それでも「立候補して良かった。競争のない選挙は議会もだらしなくなる」と意義を訴え続けた。
 9日午後8時すぎ、一部市町村の開票開始とほぼ同時刻にテレビが佐竹氏の当選確実を報じた。「圧倒的な組織力を前に、よく戦った」と寺田氏。「政治家としての役割は終えた。卒業させてほしい」と続け、支持者に政界引退を告げた。


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2017年04月13日木曜日

4586チバQ:2017/04/13(木) 14:29:45
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170413_11021.html
<栗原市長選>割れる自民 2新人の支持拮抗


佐藤 智氏
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千葉 健司氏
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 任期満了に伴う宮城県栗原市長選(16日告示、23日投開票)で、地元の自民党組織が分裂選挙の様相を呈している。前副市長の佐藤智氏(60)と元市議の会社社長千葉健司氏(60)の両新人が推薦獲得に動いたが、合併前の旧町ごとに組織する市内9支部で支持が拮抗(きっこう)。県連は自主投票とすることを決めた。党所属の国会議員らによる応援合戦も過熱しており、激しい選挙戦が繰り広げられそうだ。
 関係者によると、佐藤勇市長から後継指名された佐藤氏は、佐藤市長の地元・一迫と、若柳、金成、鶯沢の計4支部の単独推薦を獲得。一方、千葉氏は出身地の築館と志波姫、高清水の3支部を取り込んだ。
 瀬峰支部は両氏を推薦した。関係者は「意思統一は無理な状況。一方に偏れなかった」と打ち明ける。栗駒支部は「片方に絞るのは困難」として特定候補の支援を見送った。
 党所属国会議員らの支持も割れる。佐藤氏の事務所開きでは地元選出の小野寺五典衆院議員(宮城6区)がマイクを握り「現市政を引き継ぐ智さんが市長にふさわしい」と強調。今月9日の決起集会でも土井亨衆院議員(1区)と並び、支持を訴えた。
 千葉氏を応援するのは村井嘉浩知事。1月の集会に続き、今月2日の決起大会にも駆け付け「これからのリーダーは彼だ」と呼び掛けた。過去の選挙戦で千葉氏から応援されたことがある秋葉賢也衆院議員(2区)も、近くてこ入れに入るという。
 栗原市には、旧宮城2区時代に激しく争った元法相の故長谷川峻氏と元環境庁長官の故大石武一氏の流れをくむ地方議員が数多く残っている。
 ある市議は今回の市長選について「当時を思い起こさせる保守分裂選挙だ。どちらが当選するにせよ、選挙後はきちんとしこりを解消してほしい」と語った。


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2017年04月13日木曜日

4587チバQ:2017/04/13(木) 14:30:24
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170413_61004.html
<郡山市長選>市民の関心高まらず


約33万人の市民を支える郡山市役所。市政の刷新か継続かが問われている
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 任期満了に伴う郡山市長選(16日投開票)はともに無所属で、再選を目指す現職品川万里氏(72)と新人の元市議浜津和子氏(63)=共産支持=が舌戦を繰り広げている。元郵政官僚の品川氏に対し、浜津氏は市役所出身で同市初の女性部長。一騎打ちの構図とは裏腹に公約に際立った違いはなく、支持団体が絡み合う分かりにくさもあり市民の関心は高まっていない。(郡山支局・岩崎かおり)

 「郡山で生活し、働いて良かったと思えることが市政の精神。引き続き使命を与えてほしい」。品川氏は告示日の9日の第一声で市政継続を呼び掛けた。
 2013年の前回市長選で品川氏は、現職の原正夫氏(73)との一騎打ちを制し初当選。東京電力福島第1原発事故の2年後で、福島県内で現職落選が相次いだ「落選ドミノ」の一つとされた。第一声には、その再来への危機感がにじんだ。

 一方の浜津氏は、第一声で「実際に子どもを育てた女性の視点をしっかり市政に生かしたい。女性が暮らしやすい街は男性も暮らしやすい」と、女性活躍を前面に市政刷新を訴えた。
 応援のマイクを握った原氏は、浜津氏が市民部長に就任した時のトップ。会場には「4年前の雪辱」「再度の現職打破」の雰囲気が漂った。
 ただ、2人とも公約では子育て支援を重視。品川氏が「子本主義」、浜津氏は「子どもファースト」を掲げる。

 具体的な政策は「保育料の軽減」(品川氏)、「小中学生の給食費無料」(浜津氏)とやや異なるが、市内の主婦(43)は「理念の部分であまり違いがないように思える。興味が湧かない」と話す。

 支持団体も対立構図を難解にさせている。品川氏は連合福島の推薦を受け、浜津氏は自民党員でありながら共産党が支持。自民、公明、民進、社民各党は自主投票で、第一声では自民党県議が双方の陣営の応援弁士を務めた。
 市議会会派の対応も同様だ。浜津氏が所属した最大会派「創風会」は一部が品川氏の支援に回り、一枚岩でない。
 市長選を巡っては当初、市の元技監が立候補を表明。「現職を破るには候補者を一本化すべきだ」といった声を受け3月下旬に出馬を取り下げた経緯があり、一連の騒動が有権者の関心を高めるとの見方もあった。

 前回市長選の投票率は過去2番目に低い45.01%。両陣営とも低下を懸念し、市議の一人は「今回は40%台前半か、40%を切る可能性もある」と予測する。

 ◇郡山市長選立候補者
品川万里 72 市長  無現
浜津和子 63 元市議 無新(共支)


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2017年04月13日木曜日

4588チバQ:2017/04/13(木) 14:31:03
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170412_11036.html
東松島再生へ知恵絞る 市長・市議選16日告示

 東日本大震災で被災した東松島市で、地域資源を見直す動きが活発になりつつある。震災で打撃を受けた観光や漁業、農業といった主要産業の復活が進み、地域再生にどう生かすかが問われている。知恵を絞る関係者は、任期満了に伴う市長選、市議選(16日告示、23日投開票)での論戦にも期待する。

<のり作りを体験>
 大手旅行会社社員ら約20人が3月中旬、同市大曲浜ののり加工場を訪れた。観光資源を発掘し、交流人口拡大を図るツアーの一行だ。地元漁師の助言でのり作りを体験し、出来たてののりを味わった。
 案内役を担ったのは季刊誌「東松島食べる通信」の太田将司編集長(43)。「この浜ののりは良質。1枚作るのがどれだけ大変かを知ってほしかった」
 太田さんは千葉市出身。震災後に移住し、町おこしに一役買う。カキ漁師や畜産農家らを特集した通信を年4回発行し、生産品とともに購読者へ届ける。「東松島には全国に誇る食材がある。食を通じて人と人とをつなぎ、顔の見える関係をつくりたい」と言う。
 地域には、名高い風景や埋もれた観光資源が点在する。日本三大渓の一つ「嵯峨渓」や奥松島遊覧船、野蒜築港跡、東名運河、航空自衛隊松島基地のブルーインパルス…。
 震災前の年間観光客入り込み数は110万人あったが、2015年は42万人にとどまる。昨年夏に月浜海水浴場がフルオープンし、震災前の3倍の3万4000人が来場するなど一部には回復の兆しもあるが、まだまだ復興途上だ。
 野蒜地区から宮戸地区へ移った県松島自然の家では6月、メイン施設となる「野外活動フィールド」が使用開始となる。教育旅行などでの活用が期待される。

<交通の利便性も>
 公民連携などに詳しい東洋大大学院の中村賢一客員教授は「東松島市内は組み合わせ方でさまざまな周遊ができる。関係機関を束ねるプロモーション組織をつくり、市も支援するべきだ」と提案する。
 市内では震災後、漁業の生産基盤施設がおおむね復旧。販売量はのりが震災前の8割に、カキは7割まで戻った。農地は津波被害を受けた1460ヘクタールのうち約9割で営農が再開し、12の農業法人が設立された。
 市が15年にまとめた地方創生に関する総合戦略では、観光やコミュニティービジネスの活用、漁業・農業の振興などで5年間で200人の雇用創出を掲げる。資源の発掘と活用は喫緊の課題だ。
 市民からは「住みやすさも資源。JR仙石線や三陸自動車道で仙台市と石巻市の双方へアクセスできる交通の利便性もある」(30代男性)との声もある。
 市商工会の橋本孝一会長(69)は次期市政に「東松島が元気になり、経済が活性化するよう官民一体となって取り組んでほしい」と求める。(石巻総局・水野良将)


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2017年04月12日水曜日

4589チバQ:2017/04/13(木) 14:33:48
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170408_11012.html
<奥山市長引退へ>突然の退場 市議会激震


仙台市役所
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 仙台市の奥山恵美子市長(65)が7月の市長選への立候補を見送る意向を固めた7日、立候補を前提に対応を検討していた市議会には激震が走った。2期8年の実績から、絶対有利とみられていた現職の突然の退場。「状況は一変した。市長選は今日が始まりだ」(議長経験者)との声が上がった。

 奥山氏は7日、市長室で岡部恒司議長や主要会派の代表者と個別に会い、引退の意思を伝えた。
 最大会派・自民党の斎藤範夫会長は「東日本大震災の復興計画期間の終了は区切り。新しい時代を前に身を引くという判断は、市政に対する最大の功績だ」と皮肉交じりに評価。「現職の引退で、新人が手を挙げやすくなった。焦って擁立に動く必要はない」と事態の推移を見極める考えを示した。
 民進党系の市民フォーラム仙台の岡本章子代表は「本年度予算を組んだ以上は責任を持つと思っていた」と驚きを隠さない。後継指名しない奥山氏の意向についても「なおさらこの時期まで引っ張る意味があったのか」と首をかしげた。
 「悩みに悩んだ結果だろう。決心して、すっきりした顔をしていた」と語るのは公明党市議団の菊地昭一団長。党は候補を擁立しない一方、推薦の条件に(1)被災者の復興支援に最後の1人まで取り組む(2)現場を重視する-の2点を挙げた。
 社民党市議団の辻隆一代表は「政策が一致しない候補者しか現れなければ、会派として知らんぷりはできない」と候補擁立に含みを持たせる。自主投票で臨み、梅原克彦前市長が初当選した2005年の市長選を教訓に「同じ轍(てつ)は踏まない」と話した。
 奥山市政に対決姿勢を強めていた共産党市議団は8日、市民団体と記者会見を開き、今後の対応方針を説明する。嵯峨サダ子団長は「奥山氏が引退するだけでは、市民に向き合わない市の姿勢は変わらない。市長選を根本的な転換点にする」と意気込んだ。


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2017年04月08日土曜日

4590チバQ:2017/04/17(月) 14:53:16
https://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku-01_20170417_11011.html
<宮城4市長選>告示 石巻は現新4人の争い
10:42河北新報

<宮城4市長選>告示 石巻は現新4人の争い
<宮城4市長選>告示 石巻は現新4人の争い
(河北新報)
 任期満了に伴う宮城県の石巻、登米、栗原、東松島の4市長選が16日、告示された。石巻は現職と新人3人の計4人が立候補した。登米は現職と新人、栗原は新人同士による一騎打ちの構図が確定。東松島は新人3人の争いとなり、それぞれ直面する市政課題を巡って激しい舌戦が始まった。4市は2005年4月、「平成の大合併」で新市へ移行した。投票は23日に行われ、即日開票される。

■ 石 巻 
 石巻市長選はいずれも無所属で、元東北大非常勤講師の青木満里恵氏(62)、元市議黒須光男氏(69)、元市議阿部和芳氏(57)の3新人と、3選を目指す現職の亀山紘氏(74)=自民・民進推薦=が立候補を届け出た。東日本大震災からの復興を巡り、論戦がスタートした。
 青木氏は市内の事務所前で「『動く市長室』を復活し、自ら現場に出向いて市民の声を聞く。その上で手順を踏み、政策を実行する」と主張した。
 黒須氏は市大川小被災校舎の前でマイクを握り、大川小津波訴訟について「遺族は絶望の淵にいる。人災であり、直ちに(控訴を)取り下げる」と述べた。
 阿部氏は市内の事務所前で第一声を上げ、「現場主義を貫き、復興は地域に合った解決策を模索する。10年後の石巻のため、世代交代が必要だ」と訴えた。
 亀山氏は市内で行った第一声で、市政の継続を呼び掛け「4年間で復興を完成させる。地方創生にも取り組み、持続発展できる街にする」と強調した。
 15日現在の有権者は12万5777人。

■ 登 米 
 登米市長選はいずれも無所属で、4選を目指す現職の布施孝尚氏(55)=民進推薦=と新人の元県議熊谷盛広氏(66)が立候補を届け出た。
 布施氏は「暮らしの安全安心」を掲げる。医療や福祉、子育て環境の充実、産業振興などを公約に挙げ、「地方のあるべきモデルをつくる」と強調する。
 熊谷氏は市役所新庁舎の建設反対と地域医療の立て直しを前面に出す。「支所の建物を有効活用し、健全財政を維持する」と述べ、支持拡大を狙う。
 15日現在の有権者は6万9784人。

■ 栗 原 
 栗原市長選はともに無所属新人で、2度目の挑戦となる元市議千葉健司氏(60)と、引退する現職から後継指名された前副市長佐藤智氏(60)が立候補した。
 千葉氏は「現市政の修正すべき点を検証し、思い切って見直す」と宣言。「道の駅建設による観光振興や市立病院への産科創設などを実現する」と強調した。
 佐藤氏は「暮らし続けたい栗原をつくるため、子育て支援、若者の定住対策、高齢者の交通手段確保、農業や中小企業支援に力を入れる」と訴えた。
 15日現在の有権者は6万980人。

■ 東松島 
 東松島市長選はいずれも無所属新人で、元県議渥美巌氏(69)=自民・民進・公明推薦=、元市議五野井敏夫氏(63)、元市議木村清一氏(67)が立候補した。阿部秀保市長(61)は引退し、選挙戦は12年ぶり。
 渥美氏は市内の事務所前の第一声で、県議6期で培った人脈を強調し「あと4年で復興庁が廃止される。東松島を宮城県の復興モデル市にしたい」と訴えた。
 五野井氏は市内の事務所前で「震災からの復興は義務。手薄な部分にメスを入れる。安全安心なまちづくりを進め、行財政改革も推進する」と主張した。
 木村氏は市内の事務所前で第一声に臨み、「心の復興を前面に押し出す。行政のプロ、即戦力として目標を実現できると自負している」と支持を訴えた。
 15日現在の有権者は3万3654人。

4591チバQ:2017/04/17(月) 15:03:48
https://news.goo.ne.jp/article/fminpo/region/fminpo-79542793.html
郡山市長 品川氏再選 浜津氏に3万票差
08:56福島民報

郡山市長 品川氏再選 浜津氏に3万票差
福島民報
(福島民報)
 任期満了に伴う郡山市長選は16日、投開票され、現職品川萬里氏(72)が6万7354票を獲得し、元郡山市議の新人浜津和子氏(63)に3万3991票差を付け再選を果たした。品川氏は子育て支援などを訴え、市内全域に築いた後援会を中心に選挙戦を展開し、有権者に浸透した。投票率は過去最低の38・05%だった。当選証書付与式は19日午前10時から市役所で行われる。品川氏の任期は27日から4年。■開票結果(選管最終、敬称略)当67,354品川萬里72無現 33,363浜津和子63無新  無効1,348 持ち帰り2【戦いの跡】 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後、2度目の郡山市長選は品川氏が市政の刷新を訴える新人を退けた。震災と原発事故から6年が経過し、復興が新たな段階を迎える中、市民の多くが市政の継続を選択した。 品川氏は昨年の12月定例議会で再選を目指して立候補を表明した。「市民総活躍郡山」をスローガンに1期4年の実績と、子育てと女性の活躍に対する切れ目ない支援や教育環境の改革、浸水被害対策の推進、環状道路の完成などの政策を訴え、幅広い層に浸透した。 新人として挑んだ前回の市長選と状況は一変し、連合福島、県農業者政治連盟をはじめ、多くの団体、企業から推薦を受けた。支援する団体、市議、県議の後援組織と市内に築いた約40の後援会を軸に市内全域で優位に戦いを進めた。後半は、前回、支持が広がらなかった旧市内を中心に遊説を重ね、浮動票の獲得に努めた。この4年間、各種会合や催しに小まめに顔を出し、市民との対話を心掛けてきたことも強みとなった。 浜津氏は今年1月、市議会の最大会派「創風会」から推されて立候補を表明した。小中学校の給食費無料化や保育所の待機児童解消などを訴えて初の女性市長を目指した。前回の市長選で品川氏に敗れた元市長の後ろ盾を得て現市政に批判的な保守系の票を取り込むとともに、共産党の支持を受けた。しかし、出遅れは否めず、知名度不足を最後まで克服できなかった。創風会の市議の一部が選対と距離を置くなど会派が一枚岩になれず、厳しい戦いを強いられた。 投票率は初めて40%台を割り込み、過去最低となった。現職優位のムードが漂う中、選挙戦は盛り上がりに欠き、市民の関心が高まらなかったとみられる。市選管委は今回、市役所に投票日を周知する横断幕を掲げなかった。期日前投票の出足が思わしくなく、終盤になって急きょ、看板を設置するなど啓発の在り方に課題を残した。(郡山本社報道部長・紺野正人)■郡山市議補選当選者決まる 郡山市長選と同時選で行われた郡山市議補選(欠員2)も16日投開票され、学習塾経営の新人馬場大造氏(57)=無所属=と会社役員の新人渡部龍治氏(49)=民進=の2人が当選した。 投票率は38・04%(男37・63%、女38・43%)、当日有権者数は男女とも市長選と同数。当選証書付与式は19日午後2時から市役所で行われる。任期は16日から平成31年9月3日まで。

4592チバQ:2017/04/17(月) 15:05:13
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20170417ddlk07010259000c.html
<選挙>郡山市長選/郡山市議補選 市長選、品川氏が再選 市政の継続訴え実る /福島
11:35毎日新聞

 任期満了に伴う郡山市長選は16日投開票され、現職の品川万里氏(72)が、新人で元郡山市議の浜津和子氏(63)=いずれも無所属=を破って再選を果たした。品川氏は「市民総活躍」をキャッチフレーズに安定した市政の継続を訴え、女性の視点からの変革を掲げた浜津氏の挑戦を退けた。当日有権者数は26万8210人(男13万552人、女13万7658人)。投票率は過去2番目の低さだった2013年の前回(45・01%)を下回る38・05%だった。【笹子靖、曽根田和久、湯浅聖一】

 午後8時ごろ、郡山市桜木2の品川氏の事務所に、早々と「当確」の一報が入った。支持者らと笑顔で万歳三唱した品川氏は「『市民総活躍』を掲げた選挙の勝利だ。目の前に多くの課題があり、解決のために一つ一つ取り組みたい。特に財源の確保が重要になる」と、2期目に向けた抱負を語った。

 今回の市長選は、再選を目指す品川氏に対し、浜津氏が現市政の停滞を批判する形で出馬を表明した。自民が両候補の推薦を見送り、民進、公明、社民はいずれも自主投票を決定、共産が浜津氏を支援する中で、一騎打ちの選挙戦となった。

 品川氏は、1期目の実績をアピールする一方、「市政の課題解決の歩みを着実に進める」として、子育てと女性活躍のための切れ目のない支援▽学校教育のレベルアップ▽福島第1原発事故からの復興加速▽総合的な都市力向上--などを公約に掲げた。

 告示後は、市内全域で連日、多くの個人演説会を開き、従来の支持者を着実に固めた。

 一方、敗れた浜津氏は同市長者1の事務所で「不徳の致すところで全て私の責任。負けはしたが、今の市政に一石を投じられた点は誇りに思う」と話した。 浜津氏は、市市民部長を務めた後、15年の市議選で初当選。昨年12月、所属していた市議会最大会派「創風会」の会議で「現在の市政は停滞しすぎている」などとして、市長選への出馬を表明した。

 選挙戦は、創風会や共産の組織力をバックに展開。キャッチコピーに「女子力で変わる郡山」を掲げ、小中学生の給食費無料化▽保育士・幼稚園教諭の待遇改善▽企業誘致による商工業発展▽農業経営の基盤強化--などを公約に盛り込み、女性票や浮動票の取り込みを図ったものの、支持は広がらなかった。

   ◇

 浜津氏の辞職などに伴う郡山市議補選(改選数2)は16日投開票され、開票作業は深夜まで及んだ。投票率は38・04%だった。

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 ◇郡山市長略歴

品(しな)川(がわ) 万(ま)里(さと) 72無現(2)

市長▽県下水道協会長[歴]郵政審議官▽NTTデータ副社長▽法政大教授▽東大

4593チバQ:2017/04/17(月) 15:06:02
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20170417ddlk04010143000c.html
<選挙>4市長選が告示 市議選、市議補選も 23日投開票 /宮城
11:19毎日新聞

 平成の大合併で2005年に誕生した石巻、東松島、栗原、登米4市で16日、任期満了に伴う市長選や市議選、市議補選が告示された。候補者は、東日本大震災の復興のあり方や復興後を見据えたまちづくり、少子高齢化が進む地域の活性化などを訴え、1週間の選挙戦に突入した。いずれも23日に投開票される。

 ◇4氏が立候補 石巻

 石巻市長選に立候補したのは、いずれも無所属で元東北大非常勤講師の青木満里恵(62)、元市議の黒須光男(69)、元市議会議長の阿部和芳(57)と、現職の亀山紘(74)の4氏。東日本大震災からの復興の加速策や、児童74人が犠牲になった市立大川小を巡る控訴審の対応などが主な争点となる。

 青木氏は同市泉町の選挙事務所で第一声。「石巻の食材、景色、人という魅力を生かしいい町にしたい。現場に出向く『動く市長室』をしたい」と力説。元市長の父和夫さん(89)も演説した。

 黒須氏は大川小旧校舎前でマイクを握り、集まった支持者に「今も苦しんでいる遺族がおり、この勝負に勝って直ちに控訴を取り下げ決着をつけたい」と主張。その後は地元の蛇田地区で演説した。

 阿部氏は同市清水町の選挙事務所で「10年、20年後の石巻を考えまちをつくらなければならない。沿岸部の人口流出と産業再生を市民目線で解決したい」と強調。その後、地元の半島部を遊説した。

 亀山氏は災害公営住宅が建ち並ぶ同市蛇田地区で演説。「復興の完結とその後のまちづくりで、輝く石巻を取り戻す。これが私に課せられた使命だ」と述べた。国会議員や県議らも応援演説した。

 同市議補選(改選数2)には、いずれも無所属の新人5人が立候補を届け出た。

 15日現在の有権者数は12万5777人。【百武信幸、鈴木一也、真田祐里】

 ◇三つどもえに 東松島

 東松島市長選は、いずれも無所属新人で元県議会副議長の渥美巌(69)、元市議会議長の五野井敏夫(63)、元市議の木村清一(67)の3氏が立候補した。12年ぶりの選挙戦は三つどもえの争いとなった。

 渥美氏は、同市赤井の選挙事務所前で出陣式を行い、応援に駆けつけた阿部秀保市長らを前に「県議として培った人脈を生かし震災復興を加速させる。雇用創出を進め、東松島市を復興のモデルにしたい」と訴えた。

 五野井氏は同市大曲の選挙事務所前で第一声。「震災の復旧復興で手薄になっていた少子高齢化、福祉、行財政改革の問題にメスを入れる。生活を十分に確立できるような行政を成し遂げる」と強調した。

 木村氏は出陣式後、同市矢本のスーパー前で街頭演説。買い物客らを前に「震災復興だけでなく、国から交付金の支給がなくなった未来のことを考えていく。市民党としてまちづくりを進める」と支持を求めた。

 同市議選(定数18)は現職13人、新人7人の計20人が立候補した。党派別では無所属18人、公明1人、共産1人。

 15日現在の有権者数は3万3654人。【升谷志摩、本橋敦子】

 ◇2新人の戦い 栗原

 栗原市長選は、いずれも無所属新人で、元市議の千葉健司(60)と前副市長の佐藤智(60)の2氏が立候補した。3期務めた現市長が引退を表明し、前回の市長選で敗れた千葉氏と、市長から後継指名された佐藤氏が争う。

 千葉氏は出陣式で、市立病院の産婦人科開設実現などを挙げて、「若い人たちに住んでいただけるような町にしなければいけない」と訴えた。

 佐藤氏は第一声で、給食費無料化などの公約を掲げ、「暮らし続けたい栗原をつくるため、市民に寄り添った政策を実行する」と支持を求めた。

 同市議選(定数26)は現職22人、新人6人の計28人が立候補した。党派別では、無所属20人、公明1人、共産5人、社民2人。

 15日現在の有権者数は6万980人。【山田研】

4594チバQ:2017/04/17(月) 15:06:40
 ◇現新一騎打ち 登米

 登米市長選は、いずれも無所属で、4選を目指す現職の布施孝尚(55)と、新人で元県議の熊谷盛広(66)の2氏が立候補した。合併以来3期の実績を強調する布施氏に、合併前の旧津山町長だった熊谷氏が挑む。

 布施氏は第一声で「全国の地方病院のモデルを作っていきたい」などと意欲を示す一方、「課題だけ挙げても前に進まない」と相手陣営をけん制した。

 熊谷氏は出陣式で、「未来を形作る時に忘れてならないのは健全財政」として新市庁舎建設断固反対を強調。地域医療を立て直す必要性も訴えた。

 同市議選(定数26)は現職19人、元職1人、新人8人の計28人が立候補した。党派別では、無所属23人、自民1人、公明1人、共産2人、社民1人。

 15日現在の有権者数は6万9784人。【三浦研吾、山田研】

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 ◇石巻市長選立候補者(届け出順)

青木満里恵(あおき・まりえ) 62 無新

 [元]東北大国際交流センター非常勤講師▽会計事務所役員[歴]北大

黒須光男(くろす・みつお) 69 無新

 [元]市議[歴]市職員▽県青年団連絡協議会長▽県議会副議長▽石巻商高

阿部和芳(あべ・かずよし) 57 無新

 [元]市議会議長[歴]県漁協石巻市東部支所長▽市議▽千葉商大

亀山紘(かめやま・ひろし) 74 無現(2)

 石巻地区広域行政事務組合理事長[歴]東北大講師▽石巻専大教授▽神奈川大=[自][民]

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 ◇石巻市議補選立候補者(改選数2-5、届け出順)

阿部浩章 54 行政書士 無新

遠藤一行 47 [元]議員秘書 無新

佐藤雅俊 51 会社員 無新

佐藤雄一 37 [元]議員秘書 無新

昆野善一 45 飲食店経営 無新

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 ◇東松島市長選立候補者(届け出順)

渥美巌(あつみ・いわお) 69 無新

 [元]県副議長▽行政書士[歴]矢本町職員▽県議会大震災復興調査特別委員長▽石巻商高=[自][公][民]

五野井敏夫(ごのい・としお) 63 無新

 [元]市議会議長▽県ボート協会長[歴]矢本町議▽東北ボート連盟会長▽市監査委員▽東北学院大

木村清一(きむら・せいいち) 67 無新

 行政書士[歴]矢本町職員▽県行政書士会理事▽JAいしのまき監事▽市議▽小牛田農林高

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4595チバQ:2017/04/18(火) 14:41:34
https://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku-01_20170418_11010.html
<仙台市長選>市議会 候補者選び加速
10:22河北新報

 仙台市長選(7月9日告示、23日投開票)の候補者擁立に向けた市議会の動きが本格化している。現職奥山恵美子市長(65)の引退表明後、名乗りを上げた新人などはまだいないが、各会派は水面下で意中の候補者選びを加速させている。
 最大会派の自民党(21人)は10日に総会、14日に党市連の会合を開催。ともに立候補を検討している冠婚葬祭業「清月記」社長の菅原裕典氏(56)や前市長の梅原克彦氏(63)の動向などを協議した。
 斎藤範夫会長は「(奥山氏の引退表明直後は)みんな高揚していたが、落ち着いて冷静に考えようという雰囲気になってきた」と、早期の人選にこだわらない姿勢を強調する。
 第2会派で民進党系の市民フォーラム仙台(10人)は13日、会派の意向を尊重するよう党県連に求める方針を決定。15日に安住淳県連代表らに伝え、「認識のずれはないと確認した」(岡本章子代表)という。
 県連は野党共闘による擁立も選択肢の一つとしているが、会派では消極論が強く、独自候補を擁立するかどうかは不透明。公明党市議団(9人)も独自擁立は見送り、立候補表明があった場合に「人物本位で見極める」(菊地昭一団長)方針だ。
 共産党市議団(7人)は「広く市民の中から擁立したい」(嵯峨サダ子団長)と、市民団体を触媒にした野党共闘の擁立を模索する一方、社民党市議団(5人)の辻隆一代表は「中央の政治状況を持ち込み、地方を混乱させるべきではない」と否定的で、足並みはそろっていない。
 過去の市長選では共産を除き、会派横断的に推された候補者が当選してきた。今回も候補者次第で複数会派の「相乗り」となる可能性がある。

◎「期待する経済界の1人」/村井知事、菅原氏に言及
 任期満了に伴う仙台市長選(7月9日告示、23日投開票)で、立候補を検討している仙台市の冠婚葬祭業「清月記」社長の菅原裕典氏(56)を巡り、村井嘉浩知事は17日の定例記者会見で、「(出馬を)期待する経済界の1人。素晴らしい経営者だ」と述べた。
 村井知事は自身の後援会などを通じて付き合いがあったといい、「仲の良い友人」と説明。過去に仙台市の泉青年会議所理事長を務めるなど「周りの方が高く評価している」と話した。菅原氏が立候補した場合に支援するかどうかは、現段階で明言を避けた。
 物質を原子レベルで解析して新技術開発につなげる次世代型放射光施設の建設候補地が東北大青葉山新キャンパスに決まったことについて、村井知事は「東北への施設誘致が大切。汗をかきたい」と強調した。
 誘致活動を展開しながら選から漏れた丸森、松島、大郷3町に対しては「各町長の意見を聞き、落選した町への対策を考えなければならない」と述べた。

4596チバQ:2017/04/18(火) 14:44:54
https://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku-01_20170418_11012.html
<東松島市長選>ポスト復興 3氏白熱
12:25河北新報

<東松島市長選>ポスト復興 3氏白熱
12年ぶりの選挙戦が始まり、立候補者の主張に耳を傾ける有権者ら=16日、宮城県東松島市
(河北新報)
 12年ぶりの選挙戦となった宮城県東松島市長選(23日投開票)が白熱している。行政や政治の経験を積んだ3人の新人による争い。2005年の合併後、3期にわたり市政を運営してきた阿部秀保市長(61)が退き、東日本大震災の復興後も見据えた戦いになる。被災地を駆ける各候補を追った。

 「市民の声を聞き、豊かな行政経験を生かす。即戦力として新たな市役所づくりに励みたい」
 市役所鳴瀬庁舎前で17日、マイクを握った元市議木村清一氏(67)が市政の改善を訴えた。
 1970年に旧矢本町役場入りし、主要ポストを歴任したが、合併直後の05年6月に市役所を退職。民間の立場として、あるいは市議として阿部市政と向き合ってきた。
 市長選のビラに「新しいトップリーダーにはしがらみのない真の市民党代表を」と、政党や組織と一線を画す姿勢を強調。「個人と組織の戦いでもある」(支持者)とフェイスブックでも情報発信し、無党派や若者への浸透を図る。
 一方、自民、民進、公明各党の推薦を得た元県議渥美巌氏(69)。22年間の県議生活で培った経験や人脈を糧に組織戦を展開し、地盤固めを急ぐ。
 二人三脚でまちづくりを進めてきた阿部市長との間柄も前面に押し出す。告示日の16日朝、同市赤井での出陣式を前に阿部氏は渥美氏に歩み寄り、耳打ちした。「市民から信頼を得ることが大切。事実上の第一声を被災地でやるべきだ」
 渥美氏は出陣式後、アドバイスに応じて市内最大規模の防災集団移転団地あおい(JR東矢本駅北)地区へ向かった。集会所前で住民らに声を張り上げた。「阿部市政を継承して復興を加速させ、コミュニティー再生に力を入れる」
 元市議五野井敏夫氏(63)は16日、第一声で「阿部市政は素晴らしいが、市民はそれ以上のものを望んでいる」と訴えた。
 市内では7カ所の防災集団移転団地に計画した宅地717区画の整備が完了。災害公営住宅は計画の1122戸の7割が完成した。「復興のトップランナー」とされる一方、過疎化が進む地域の住民らからは「行政サービスが行き届いていない」という声が漏れる。
 会計事務所に40年間勤める傍ら、旧矢本町議を2期、市議を3期経験。11年7月〜13年4月には市議会議長も務めた。
 「民間のスタイルを採り入れるのが今後の財政運営だ」と力説し、草の根の運動で支持拡大を図る。

4597チバQ:2017/04/18(火) 14:45:17
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170417_11027.html
<栗原市長選>市政継承の是非問う


右から、千葉健司氏、佐藤智氏
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 任期満了に伴い16日に告示された宮城県の石巻、登米、栗原、東松島の4市長選。石巻は現職に3新人が挑む構図、登米は現職と新人の一騎打ち、栗原と東松島は新人同士の争いとなった。各地で気温がぐんぐん上がり夏日を記録する陽気の中、各候補は東日本大震災からの復興や地域振興、医療福祉などの課題について論戦を展開。市政の「継続」や「刷新」を叫ぶ激しい選挙戦に突入した。
 宮城県栗原市長選は、ともに無所属新人で、前回に続き2度目の挑戦となる元市議千葉健司氏(60)と、今期で引退する現職を支えてきた前副市長佐藤智氏(60)による一騎打ちとなった。千葉氏は現状の見直しを、佐藤氏は現市政の発展を掲げる。継続か、刷新か。町村合併後12年を経た市のかじ取りを巡り、両陣営は初日から激しい舌戦を繰り広げた。
 千葉氏は同市築館薬師の事務所前で行った第一声で「この4年間、市内を歩きに歩いて市民と課題を共有してきた。現状に風穴を開ける」と宣言。「教育、医療、雇用を必ず向上させる。市栗原中央病院の産科創設、全科初診受け入れも実現させる」と力を込めた。
 集まった支持者からは「勝つのは千葉さんだ」と声援が飛んだ。初日は選挙カーで市内全域を回り、2会場で個人演説会を開いた。
 佐藤氏は築館高田の事務所前で第一声を上げた。「給食費の無料化といった子育て支援、高齢者の交通手段確保、農業や中小企業の支援で市を活性化させる」と強調。福島第1原発事故に伴う汚染牧草は「(焼却ではなく)安全に処理する。市民に寄り添った政策を実行する」と誓った。
 支持者らから「頑張れ」「勝つぞ」との声が上がり、初日は市内全域を選挙カーで回った。

<千葉健司氏(60)無新>
 ちば・けんじ 1956年9月25日、栗原市生まれ。国学院大卒。銀行勤務などを経て、市議1期。経営コンサルタント会社社長。

<佐藤智氏(60)無新>
 さとう・さとし 1957年3月8日、栗原市生まれ。築館高卒。市総務部長、副市長などを歴任。市富野小PTA会長も務めた。


関連ページ:宮城政治・行政
2017年04月17日月曜日

4598チバQ:2017/04/18(火) 14:47:26
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170417_11026.html
<石巻市長選>復興、産業再生が争点


右から、青木満里恵氏、黒須光男氏、阿部和芳氏、亀山紘氏
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 任期満了に伴い16日に告示された宮城県の石巻、登米、栗原、東松島の4市長選。石巻は現職に3新人が挑む構図、登米は現職と新人の一騎打ち、栗原と東松島は新人同士の争いとなった。各地で気温がぐんぐん上がり夏日を記録する陽気の中、各候補は東日本大震災からの復興や地域振興、医療福祉などの課題について論戦を展開。市政の「継続」や「刷新」を叫ぶ激しい選挙戦に突入した。
 石巻市長選はいずれも無所属で、元東北大非常勤講師の青木満里恵氏(62)、元市議黒須光男氏(69)、元市議阿部和芳氏(57)の3新人が、現職で3選を目指す亀山紘氏(74)=自民・民進推薦=に挑む戦いとなった。東日本大震災から6年1カ月余り。復興が道半ばの最大被災地で、市街地と半島部の復興格差の是正や人口減少対策、産業の再興などを争点に各候補は熱い思いを訴えた。
 青木氏は同市泉町4丁目の事務所前で、第一声に臨んだ。石巻市長を3期12年務めた父親の和夫氏(89)が手掛けた「動く市長室」の復活を提唱し「石巻が持つポテンシャルを生かし、より良い街にする」と強調。和夫氏も駆け付け「産業復興や人口減少など市政の課題解決をぜひやらせたい」と支援を呼び掛けた。青木氏は市内を選挙カーで巡り、街頭演説などで政策を訴えた。
 黒須氏は津波で児童と教職員計84人が犠牲となった同市大川小校舎前で第一声を上げ、「大川小津波訴訟は早急に決着をつける」と訴えた。
 その後、蛇田地区の蛇田親和会館前に移って、「石巻の現状を打破する」と市政転換の必要性に言及。「市立病院を民営化する。市議会議員の定数を半減させる」と語り、市議会で追及してきた市街地再開発を巡る疑惑などに触れた。
 阿部氏は同市清水町の事務所前で、支持者らを前にした第一声で「半島部の牡鹿や雄勝は人口流出が著しく、他地区と復興の課題が違う。地域に見合った解決策を模索したい」と復興格差について力説した。
 阿部氏は「市立病院の診療科目を増やす。沿岸部の産業再生を市民の目線に立って取り組む」と主張。初日は出身の牡鹿半島を中心に各地の浜などを回り、支持拡大に努めた。
 亀山氏は人口が集積する同市蛇田のいしのまき農協資材倉庫駐車場で、「復興の完結と復興後のまちづくりをしっかりして、輝く石巻を取り戻すことが私に課せられた使命だ」と支持者を前に決意を語った。衆院議員や県議、市議ら9人もマイクを握り、「6年間汗を流してきた成果を最後まで継続しなくてはいけない」と激励した。初日は蛇田地区や市中心部に選挙カーを走らせた。

<青木満里恵氏(62)無新>
 あおき・まりえ 1955年3月2日、東京都生まれ。小学2年から中学1年まで石巻市で過ごした。北大文学部卒。昨年9月まで東北大非常勤講師。

<黒須光男氏(69)無新>
 くろす・みつお 1947年5月3日、石巻市生まれ。石巻商高卒。県議6期、旧市議1期、合併後の市議4期。県議会副議長を務めた。

<阿部和芳氏(57)無新>
 あべ・かずよし 1960年2月24日、石巻市生まれ。千葉商科大商経学部卒。旧市議2期、合併後の市議3期。市議会議長を務めた。

<亀山紘氏(74)無現(2)(自・民推)>
 かめやま・ひろし 1942年10月26日、石巻市生まれ。神奈川大工学部卒。東北大講師を経て93年に石巻専修大教授。専門は環境科学。


関連ページ:宮城政治・行政
2017年04月17日月曜日

4599チバQ:2017/04/18(火) 14:47:56
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170417_11025.html
<登米市長選>実績を評価か、刷新か


右から、布施孝尚氏、熊谷盛広氏
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 任期満了に伴い16日に告示された宮城県の石巻、登米、栗原、東松島の4市長選。石巻は現職に3新人が挑む構図、登米は現職と新人の一騎打ち、栗原と東松島は新人同士の争いとなった。各地で気温がぐんぐん上がり夏日を記録する陽気の中、各候補は東日本大震災からの復興や地域振興、医療福祉などの課題について論戦を展開。市政の「継続」や「刷新」を叫ぶ激しい選挙戦に突入した。
 宮城県登米市長選はともに無所属で、4選を目指す現職の布施孝尚氏(55)=民進推薦=と、新人の元県議熊谷盛広氏(66)が立候補し、前回と同様の現職と新人の一騎打ちとなった。3期の実績を誇り市のさらなる発展を唱える布施氏の市政が継続するのか、市役所新庁舎の建設反対を掲げて対立軸をつくる熊谷氏が刷新するのか。両氏は初日から市内各地に選挙カーを走らせ、声をからした。
 布施氏は、同市迫町の事務所前でマイクを握り、「市の将来のために何を決断すべきかという一心で12年間歩んだ」と振り返った。
 「課題を挙げるだけでは前進しない。そこから何をするか、私はビジョンを示す。未来を私に託してほしい」と声を張り上げた。連合後援会の佐藤幸一会長は「何としても勝ちにいく」と力強く語り、支持者全員が「エイエイオー」と気勢を上げた。
 熊谷氏は、同市迫町の事務所前で第一声。「地域の衰退が予想以上に進み、市政のあり方を方向転換しなければ手遅れになる」と述べ、市役所新庁舎の建設反対、地域医療体制の充実、健全な財政運営の必要性などを並べた。選対幹部が「われわれの目指したまちづくりをやり直そう」と高らかに声を上げると、集まった支持者から拍手が起きた。その後選挙カーで市内各地を巡り、支持を訴えた。

<布施孝尚氏(55)無現(3)=(民推)>
 ふせ・たかひさ 1961年7月27日、登米市生まれ。日大歯学部卒。97年に佐沼青年会議所理事長。2005年の市長選で初当選し3期目。

<熊谷盛広氏(66)無新>
 くまがい・もりひろ 1951年3月3日、登米市生まれ。慶大通信課程卒。2002〜05年に津山町長1期。07〜11年に県議1期。農林業。


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2017年04月17日月曜日

4600チバQ:2017/04/19(水) 13:44:27
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20170419ddlk04010080000c.html
<選挙>登米市長選 医師不足で「1.5次救急」化 赤字続く市立病院 /宮城
12:17毎日新聞

 全国で医師不足に悩む自治体が増えている。県北部にある人口約8万人の登米市もその例外ではない。

 同市は、従業地届け出を出す医師の数が人口10万人当たり113人(2014年末)と県内最少で、県平均の半分に満たない。市立の3病院4診療所の常勤医師は計32人で、合併による市誕生後の06年度に比べて10人減った。

 東北大や東北医科薬科大などから派遣される非常勤医師で補っているが、中核的な病院の登米市民病院(同市迫町)の非常勤医師は「本当に医師が少ない」と漏らす。市が昨年実施した市民満足度調査によると、「医療機関の充実」は49項目中最低となった。

 なぜ医師が不足しているのか。市医療局の担当者は、国の医療政策の転換が影響していると指摘する。国は04年に「臨床研修制度」を見直し、新人医師が研修先を自分で選べるように改めた。その結果、従来の出身大学の医局ではなく、専門分野を学べる都市部の大病院に人気が集中。これに伴い、地方公立病院が頼る医局からの派遣が減ったという。

 13年に県内の2次医療圏が四つに再編されたことも要因とみられている。同市は石巻、気仙沼などと一緒の医療圏に組み込まれ、拠点となる石巻赤十字病院に高度な医療と医師が集まったことも大きいという。家族の問題も背景にあるとみる関係者もいる。登米市民病院の幹部は「待遇よりも、子どもを仙台で学ばせたいと考える医師もいる」と話す。このため、地方の病院は医局から医師を奪い合う構図となり、「全自治体がライバル状態」(幹部)と打ち明ける。

 医師不足は、病院の運営にも影を落とす。登米市民病院の場合、常勤医がいるのは内科など8診療科目。産婦人科は常勤医が引き揚げた07年以降、入院受け入れを休止し、出産できなくなった。現在は産婦人科など5科目を非常勤医師だけで担う。

 登米市民病院は本来、入院するような中等症患者に対処する「2次救急」病院に位置づけられている。しかし医師不足のため、夕方から朝まで医師1人態勢で救急診療に当たっており、専門外の患者を別の病院に委ねることも少なくないという。「内部では『1・5次救急』と呼んでいる」と幹部は自嘲気味に話す。

 現在の医療は専門の細分化が進み、同時に医師の確保が困難となっている。その状況を打破しようと、同市は特定の臓器や病気に限らず、幅広い診察能力を持つ「総合診療医」の確保に取り組み始めた。昨年4月、登米市民病院に東北医科薬科大のサテライトセンターを開設し、地域総合診療を実習する学生を受け入れる。また、昨年末策定した「病院事業中長期計画」で、総合診療を学ぶ寄付口座を東北大に設置して、卒業した若手医師の「教育・研究拠点」を病院内に設置する構想も盛り込んだ。

 ただ12年度以降、市立病院の経営は赤字が続いている。今年度の市病院事業会計は3億7000万円の単年度赤字予算で、「地域医療を守るため」(幹部)一般会計からの繰り入れは16億円に上る。中長期計画では20年度に経常収支の黒字化を目標にしているが、その計画で示された今年度の赤字額は当初予算の額より小さい。

 医師の確保と経営改善という課題を抱える中、医療問題を一つの争点として選挙戦が繰り広げられている。【山田研】

4601チバQ:2017/04/20(木) 19:37:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170418-00000004-khks-pol
<仙台市長選>市議会 候補者選び加速
河北新報 4/18(火) 10:22配信

 仙台市長選(7月9日告示、23日投開票)の候補者擁立に向けた市議会の動きが本格化している。現職奥山恵美子市長(65)の引退表明後、名乗りを上げた新人などはまだいないが、各会派は水面下で意中の候補者選びを加速させている。

 最大会派の自民党(21人)は10日に総会、14日に党市連の会合を開催。ともに立候補を検討している冠婚葬祭業「清月記」社長の菅原裕典氏(56)や前市長の梅原克彦氏(63)の動向などを協議した。

 斎藤範夫会長は「(奥山氏の引退表明直後は)みんな高揚していたが、落ち着いて冷静に考えようという雰囲気になってきた」と、早期の人選にこだわらない姿勢を強調する。

 第2会派で民進党系の市民フォーラム仙台(10人)は13日、会派の意向を尊重するよう党県連に求める方針を決定。15日に安住淳県連代表らに伝え、「認識のずれはないと確認した」(岡本章子代表)という。

 県連は野党共闘による擁立も選択肢の一つとしているが、会派では消極論が強く、独自候補を擁立するかどうかは不透明。公明党市議団(9人)も独自擁立は見送り、立候補表明があった場合に「人物本位で見極める」(菊地昭一団長)方針だ。

 共産党市議団(7人)は「広く市民の中から擁立したい」(嵯峨サダ子団長)と、市民団体を触媒にした野党共闘の擁立を模索する一方、社民党市議団(5人)の辻隆一代表は「中央の政治状況を持ち込み、地方を混乱させるべきではない」と否定的で、足並みはそろっていない。

 過去の市長選では共産を除き、会派横断的に推された候補者が当選してきた。今回も候補者次第で複数会派の「相乗り」となる可能性がある。

◎「期待する経済界の1人」/村井知事、菅原氏に言及

 任期満了に伴う仙台市長選(7月9日告示、23日投開票)で、立候補を検討している仙台市の冠婚葬祭業「清月記」社長の菅原裕典氏(56)を巡り、村井嘉浩知事は17日の定例記者会見で、「(出馬を)期待する経済界の1人。素晴らしい経営者だ」と述べた。

 村井知事は自身の後援会などを通じて付き合いがあったといい、「仲の良い友人」と説明。過去に仙台市の泉青年会議所理事長を務めるなど「周りの方が高く評価している」と話した。菅原氏が立候補した場合に支援するかどうかは、現段階で明言を避けた。

 物質を原子レベルで解析して新技術開発につなげる次世代型放射光施設の建設候補地が東北大青葉山新キャンパスに決まったことについて、村井知事は「東北への施設誘致が大切。汗をかきたい」と強調した。

 誘致活動を展開しながら選から漏れた丸森、松島、大郷3町に対しては「各町長の意見を聞き、落選した町への対策を考えなければならない」と述べた。

4602チバQ:2017/04/20(木) 19:37:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170419-00000023-khks-pol
<仙台市長選>「経済界だけが選択肢ではない」
河北新報 4/19(水) 17:30配信

 7月の仙台市長選に立候補を検討している冠婚葬祭業「清月記」社長の菅原裕典氏(56)について、村井嘉浩知事が17日、「(出馬を)期待する」「素晴らしい経営者」と発言したことに対し、奥山恵美子市長は18日の定例記者会見で「知事としての一つの考えと受け止めるが、それ(経済界)だけが選択肢ではない」と述べた。

 奥山市長の引退表明後、村井知事は「経済人が立候補してもよいと思う」などと繰り返し発言。奥山市長は「知事が政治活動をする上で、仙台市長との関係を大変重要と考えていることが背景にあるのではないか」との見方を示した。

 市議会などで活発化している候補者選びについては「やはり『草の根のこの人を』という声を大事にしたい考えもある。幅広く市民の方から、いろいろな候補者が出るのが望ましい」と持論を繰り返した。

4603チバQ:2017/04/23(日) 17:35:37
https://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku-01_20170422_11020.html
<東松島市長選>空自基地と街 どう共存
04月22日 16:08河北新報

<東松島市長選>空自基地と街 どう共存
ブルーインパルスが並ぶ松島基地。市外から訪れるファンも多い=18日、東松島市
(河北新報)
 航空自衛隊松島基地とどう向き合うのか。12年ぶりの選挙戦となった宮城県東松島市長選(23日投開票)で、立候補した3人は同市矢本にある基地との「共存」を掲げる。一方、市民の一部には戦闘機などの離着陸時の騒音や万が一の事故を懸念する声もある。基地が暮らしに関わる街を歩いた。

 選挙期間の18日、基地所属の曲芸飛行チーム「ブルーインパルス」の6機が基地周辺の空で訓練し、白いスモークでハートや輪を描いた。各地から訪れた数十人が見守る。仙台市の50代男性は「機体や訓練の写真を撮っている。関連グッズの愛好家もいる」と話す。
 松島基地は1955年開設。第21飛行隊は約1000人のパイロットを育成し、空自の戦闘機部隊の根幹を支える。東日本大震災の津波でF2戦闘機など28機が被災。隊員は炊き出しや浴場の開放、不明者の捜索などに当たった。
 松島基地の隊員らは約1000人に上り、家族やOBらも市内で生活する。OBの60代男性は「基地は東松島の一大産業で地域経済への影響も大きい」と言う。
 時藤和夫第4航空団司令兼松島基地司令は「訓練などでは一層安全に留意し、『チーム東松島』の一員としても地域に寄り添っていく」と理解を求める。
 戦闘機などの離着陸時、周囲には激しい音が鳴り響く。市内の幼稚園や小・中学校では、サッシやガラスを防音仕様にするなど対策を講じている。
 震災前、基地に近い大曲浜地区に住んでいた男性は「子育て中は飛行時間に合わせ、家のドアや窓を閉め切っていた」と語る。
 生活環境への影響や財政状況などを考慮し、国は市に交付金を支給。市の本年度当初予算の歳入で計約4億6000万円を見込む。市民センターの運営や防災事業、子ども医療費助成などに活用する予定という。
 28日で退任する阿部秀保市長(61)は「市民、基地、行政が相互に連携した良好な関係が継続してほしい」と望む。
 松島基地を巡り、市長選立候補者3人の主張は大差がない。
 渥美巌氏(69)は「共存共栄を図る。財源を確保し、市民生活に密着した施策に生かす」と強調。五野井敏夫氏(63)は「基地は市内最大規模の『企業』。安全を確保し協調関係を築く」と訴え、木村清一氏(67)は「航空祭を共催し、防衛補助事業への取り組みを強化する」と主張する。
(石巻総局・水野良将)

4604チバQ:2017/04/24(月) 18:09:17
https://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku-01_20170424_11021.html
<東松島市長選>渥美氏 初当選
10:55河北新報

<東松島市長選>渥美氏 初当選
渥美 巌氏
(河北新報)
 任期満了に伴う宮城県東松島市長選は23日投票が行われ、即日開票の結果、いずれも無所属新人で、元県議渥美巌氏(69)=自民・民進・公明推薦=が、元市議木村清一氏(67)、元市議五野井敏夫氏(63)を破り、初当選した。
 合併後の市政を担い、3期務めた阿部秀保市長(61)は引退し、2005年以来12年ぶりの選挙戦となった。
 渥美氏は県議6期で培った経験や人脈を強調。「阿部市政を継承し、東松島を宮城県の復興のモデル市にしたい」と訴え、政党や企業・団体から幅広い支持を得た。阿部氏もてこ入れし、優位に戦いを進めた。
 木村氏は心の復興や市政革新を主張。旧矢本町などでの行政経験をアピールしたが、及ばなかった。五野井氏は災害に強いまちづくりなどを掲げたが、広がりを欠いた。
 当日の有権者は3万3060人。投票率は62.65%で、05年を12.48ポイント下回った。

4605チバQ:2017/04/24(月) 18:15:02
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20170424ddlk04010166000c.html
<選挙>4市長・市議選 石巻市長、亀山氏3選/登米市長に熊谷氏/東松島市長に渥美氏/栗原市長に千葉氏 /宮城
11:41毎日新聞

 平成の大合併で2005年に誕生した石巻、東松島、栗原、登米の4市で23日、任期満了に伴う市長選が投開票された。新市長の顔ぶれが決まった。東日本大震災からの復興のあり方や、少子高齢化が進む地域の活性化などを争点に選挙戦が繰り広げられた。市議選、市議補選は、東松島市議選(定数18)で20人▽登米市議選(同26)で28人▽栗原市議選(同26)で28人▽石巻市議補選(改選数2)で5人が、それぞれ立候補した。市長選の投票率と当日有権者数は石巻市44・31%、12万3918人▽東松島市62・65%、3万3060人▽栗原市70・13%、6万234人▽登米市66・18%、6万8870人だった。

 ◇石巻市長、亀山氏3選 3氏の挑戦退ける

 終盤にさしかかった東日本大震災からの復興のかじ取り役を選ぶ石巻市長選は「復興政策の継続、完結」を訴えた現職の亀山紘氏(74)が3選を果たし、元市議会議長の阿部和芳(57)▽元市議の黒須光男(69)▽元大学非常勤講師の青木満里恵(62)の3氏の挑戦を退けた。

 亀山氏は自民、民進各県連の推薦のほか、連合宮城、県農政連、県漁協など幅広い団体から支援を受け、手堅い組織戦を展開。告示前の応援集会には村井嘉浩知事や地元選挙区の国会議員や県議も勢揃いし、現職の強みを見せつけた。当選確実の報を受け、同市中里の選挙事務所で支持者の拍手に応えた亀山氏は「復興をさらに加速させたい」と語った。

 阿部氏は「半島部の復興を加速し、格差をなくす」と主張し、亀山市政の復興政策に不満を募らせる被災者の支持取り込みを図ったが、反現職票をまとめきれなかった。

 黒須氏は、亀山市政を「不透明」と厳しく批判し、復興政策の見直しなど大幅な市政刷新を主張したが票が伸びなかった。青木氏は元市長の父が進めていた「動く市長室」の復活で市民の声を市政に反映させると訴えたが、浸透できなかった。【百武信幸】

…………………………………………………………

 ◇市長選開票結果=選管最終発表

当 28630 亀山紘 74 無現

  12408 阿部和芳 57 無新

   7767 黒須光男 69 無新

   5587 青木満里恵 62 無新

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 ◇石巻市長略歴

亀山紘(かめやま・ひろし) 74 無現(3)

 石巻地区広域行政事務組合理事長[歴]東北大講師▽石巻専大教授▽神奈川大=[自][民]

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 ◇登米市長に熊谷氏 布施氏の4選阻み初当選

 登米市長選は、新人で元県議の熊谷盛広氏(66)が、4選を目指した現職の布施孝尚氏(55)を破り、初当選を果たした。

 今回の選挙戦は、新市庁舎建設問題が主な争点となった。

 旧津山町長の熊谷氏は耐震工事を終えた庁舎を建て替える必要がなく、合併特例債を使った場合は将来の市民負担につながるとして「断固反対」の姿勢を強調。また合併後の「停滞感」などを指摘して市政変革の必要性を訴え、支持を広げた。

 布施氏は旧町役場に分散している市役所の本庁機能集約や、合併特例債を使える時期に建設するメリットを訴えて理解を求めた。また3期の実績を強調し、組織選挙で支持固めを図ったが及ばなかった。【山田研】

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 ◇市長選開票結果=選管最終発表

当 22567 熊谷盛広 66 無新

  22421 布施孝尚 55 無現

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 ◇登米市長略歴

熊谷盛広(くまがい・もりひろ) 66 無新(1)

 農林業▽自民党津山支部長[歴]津山町長▽登米文化振興財団理事▽県議▽党県政調副会長▽慶大

4606チバQ:2017/04/24(月) 18:15:24
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 ◇東松島市長に渥美氏 2氏を破り初当選

 東松島市長選は、新人で元県議会副議長の渥美巌氏(69)が、いずれも新人で元市議会議長の五野井敏夫氏(63)と元市議の木村清一氏(67)を破り、三つどもえの戦いを制して初当選を果たした。

 渥美氏は県議6期で培った人脈を生かすことや現市政の継承を強調。「創造的復興として働く場所の確保が急務」とし、企業誘致の推進や震災復興の加速化などを掲げ、幅広い支持を得た。

 当選が決まり事務所に姿を見せた渥美氏は支持者らを前に「市民の皆さんと約束したことを全力で果たしたい」と決意を述べた。

 五野井氏は会計事務所に勤めた経験を生かしたスピード感のある行政の実践を強調。少子高齢化対策や行財政改革の推進などを掲げて支持を呼びかけたが及ばなかった。木村氏は震災からの心の復興や人口減少対策、市民憲章の深化などを訴え「豊かな行政経験を即戦力としたい」とアピールしたが浸透しなかった。【本橋敦子】

………………………………………………………

 ◇市長選開票結果=選管最終発表

当 10467 渥美巌 69 無新

   5642 木村清一 67 無新

   4310 五野井敏夫 63 無新

………………………………………………………

 ◇東松島市長略歴

渥美巌(あつみ・いわお) 69 無新(1)

 [元]県副議長▽行政書士[歴]矢本町職員▽県議会大震災復興調査特別委員長▽石巻商高=[自][民][公]

………………………………………………………

 ◇東松島市議選開票結果(定数18-20)

当 1811 土井光正 63 公新(1)

当 1461 阿部としえ 63 無現(4)

当 1461 五ノ井惣一郎77 無現(4)

当 1389 阿部勝徳 61 無現(4)

当 1319 長谷川博 67 共現(4)

当 1169 小野幸男 57 無現(3)

当 1121 上田勉 73 無現(4)

当 1006 熱海重徳 43 無現(3)

当  998 斎藤徹 32 無新(1)

当  979 滝健一 74 無現(4)

当  971 熊谷昌崇 43 無現(4)

当  969 古川泰広 79 無現(4)

当  885 手代木せつ子61 無新(1)

当  845 桜井政文 67 無新(1)

当  818 佐藤富夫 76 無現(4)

当  795 石森晃寿 61 無新(1)

当  729 小野恵章 62 無現(3)

当  717 大橋博之 60 無現(4)

   517 佐藤憲宏 41 無新

   450 山本智子 58 無新

 =選管最終発表

………………………………………………………………………………………………………

 ◇栗原市長に千葉氏 佐藤氏破り初当選

 新人同士の一騎打ちとなった栗原市長選は、前回市長選の雪辱を期した元市議の千葉健司氏(60)が、佐藤勇市長から後継指名された前副市長の佐藤智氏(60)を破り、初当選を果たした。

 千葉氏は前回の選挙敗戦後から準備を進め、全市内を2巡した。今年1月と4月の集会に村井嘉浩知事を招いて親密さをアピールする一方、「人口減少が著しい」などと3期続いた佐藤市政の批判を展開。金融機関勤務などの経歴から市政への「民間発想の導入」を訴えるなどして、市政刷新を求める有権者の支持を集めた。

 佐藤氏は1月になってから立候補を表明。佐藤市長らが組織を動員して知名度浸透に努めたが、出遅れが響いた。【山田研】

………………………………………………………

 ◇栗原市長略歴

千葉健司(ちば・けんじ) 60 無新(1)

 [元]市議▽コンサル会社社長▽栗原青年会議所特別会員[歴]徳陽相互銀行員▽国学院大

4607チバQ:2017/04/24(月) 18:21:39
https://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku-01_20170424_11019.html
<栗原市長選>42票差 千葉氏 初当選
10:50河北新報

<栗原市長選>42票差 千葉氏 初当選
千葉健司氏
(河北新報)
 任期満了に伴う宮城県栗原市長選は23日投票が行われ、即日開票の結果、ともに無所属新人で、元市議千葉健司氏(60)が前副市長佐藤智氏(60)を42票差で振り切り、初当選した。
 前回に続く挑戦となった千葉氏は、3期12年に及ぶ現市政の検証と見直しを前面に出した。「医療や教育を向上させ、輝く未来を切り開く」と主張、市栗原中央病院への産科創設や全科初診受け入れを掲げた。
 落選後の4年間は市内をくまなく回り、支持者を開拓。現職への批判票に加え、公約に共感する女性や若い世代の有権者の取り込みに成功した。
 佐藤氏は1月に立候補を表明した。佐藤勇市長が後継指名し、二人三脚の戦いを展開。激しい競り合いを演じたが、及ばなかった。
 当日の有権者は6万234人。投票率は70.13%で前回(2013年)を2.54ポイント下回った。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170424_11023.html
<栗原市長選>地道な組織固め奏功 千葉氏


当選確定の一報を受け、万歳する千葉さん(中央)=24日午前0時ごろ、宮城県栗原市築館薬師の事務所
拡大写真
 新人同士の一騎打ちとなった宮城県栗原市長選は、前回に続き2度目の挑戦となった元市議千葉健司氏(60)が前副市長佐藤智氏(60)を下し、初当選を果たした。
 千葉氏は4年前の落選後、市内各地で組織固めに奔走。地元の築館地区のほか若柳や志波姫、瀬峰などで支援の輪を広げた。女性や若者の支持団体による草の根運動も奏功した。
 告示前に村井嘉浩知事を集会に2度招き、県とのパイプを強調。前回選挙で自民、公明両党推薦の現職に組織で圧倒されたことを踏まえ、両党の地方組織に根回しし、自主投票に持ち込んだ効果も大きかった。
 1月に出馬を表明した佐藤氏は、最後まで知名度不足が響いた。東京電力福島第1原発事故に伴う汚染牧草の焼却反対といった対立軸を掲げたが、明確な争点にならなかった。
 現市政の見直しを唱えた千葉氏の公約には大胆な政策が並ぶが、実現へのハードルが高いものが多い。
 金看板の栗原中央病院への産科創設は、県北全域の医療計画の改編が伴う難題。産業活性化の切り札とする「道の駅」建設は、箱物に敏感な市民が賛成するか疑問が残る。
 「諦めず、まずは挑戦」との意欲は理解できる。ただ実現への具体的な道筋や市民が納得できる論拠を明確にしなければ、期待は失望に変わる。公約に沿った予算編成や事業計画案策定、人員配置を急ぎ、本気度を示す必要がある。(解説=栗原支局・土屋聡史、若柳支局・横山寛)

栗原市長選開票結果(選管最終)

当 20,791 千葉 健司 無新(1)
  20,749 佐藤  智 無新 


関連ページ:宮城政治・行政
2017年04月24日月曜日

4608チバQ:2017/04/24(月) 18:22:19
https://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku-01_20170424_11020.html
<登米市長選>146票差 熊谷氏 初当選
10:43河北新報

<登米市長選>146票差 熊谷氏 初当選
熊谷盛広氏
(河北新報)
 任期満了に伴う宮城県登米市長選は23日投票が行われ、即日開票の結果、ともに無所属で、新人の元県議熊谷盛広氏(66)が現職の布施孝尚氏(55)=民進推薦=を146票差で破り、初当選を果たした。
 熊谷氏は新庁舎建設の白紙撤回や市民病院の信頼回復、総合支所の権限強化などを掲げ、現市政に批判的な層に浸透した。庁舎建設を巡っては「建てるか、建てないかどちらかを選択する選挙」と争点を明確化し、支持を広げた。
 布施氏は総合診療医育成の体制整備による医療の充実などを訴えたが、変化を期待する市民の声は予想を上回り、4選を阻まれた。
 当日の有権者は6万8870人。投票率は66.18%で、前回(2013年)を3.43ポイント下回った。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170424_11022.html
<登米市長選>庁舎建設白紙に支持 熊谷氏


初当選し、万歳して喜ぶ熊谷さん(中央)=24日午前0時15分ごろ、宮城県登米市迫町の事務所
拡大写真
 宮城県登米市長選は新人の元県議熊谷盛広氏(66)が現職布施孝尚氏(55)に勝ち、初当選を果たした。有権者は市政の変化を選んだ。
 選挙戦で熊谷氏は、財政面の懸念から市役所新庁舎建設への反対を前面に打ち出した。さらに市立病院に対する市民の不満をすくい取り、病院の改革も訴えた。明確な対立点を掲げたことで有権者の市政への関心を喚起し支持を広めた。
 庁舎建設に関する熊谷氏の批判に対し、布施氏は「批判するだけでは前には進まない」と強調。登米市民病院での総合診療医育成や子育て支援などの実績をアピールした。
 しかし、3期12年に及ぶ実績が多岐にわたり、逆に論点がぼやけてしまったのは否めない。主張を絞って挑んできた熊谷氏に押された形で終わった。
 熊谷氏は、「庁舎を建てるのか、建てないのかを決める住民投票のような選挙だ」と唱えた。ただ、庁舎建設構想を白紙にした後、庁舎機能をどう整えるのか。デザインがはっきり見えない。
 現在ある支所の庁舎を活用する方針だが、本庁機能をどこかに集約するのか、あるいはどのように分散するのか。市民が納得できるプランを提示できるか、これからが正念場となる。医師不足対策で医師を招聘(へい)するとした訴えも、具体策は示されていない。
 市政改革の期待を背負って当選した熊谷氏は、その重みを十分感じて市政執行に当たるべきだろう。(解説=登米支局・本多秀行)

登米市長選開票結果(選管最終)

当 22,567 熊谷 盛広 無新(1)
  22,421 布施 孝尚 無現 


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2017年04月24日月曜日

4609チバQ:2017/04/24(月) 18:22:49
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170424_11017.html
<石巻市長選>現実路線の継続選択


3選を決め、支持者と握手して喜ぶ亀山氏=23日午後11時40分ごろ、宮城県石巻市中里の事務所
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 東日本大震災の最大被災地のかじ取り役を決める石巻市長選は現職の亀山紘氏(74)=自民・民進推薦=が3選を果たした。震災復興を手堅く進めた市政運営が一定の評価を得た。とはいえ、投票率は低率で、批判票ともされる新人3人の総得票数は亀山氏の得票数に迫った。復興政策を巡る被災者の不満も多く、市民の声に耳を傾ける姿勢が求められる。
 亀山氏は「復興の完結」と「人口減少を食い止めるための基盤づくり」を強調。震災後2度目の市長選でも復興は道半ばで、有権者は刷新より現実路線の継続を選択したと言える。
 組織の勝利でもある。政党や団体の推薦を受け、地元選出の衆院議員と県議は全員が、市議も半数以上が支援し盤石な態勢を整えた。組織の引き締めを図り、告示直前の決起集会では約1300人を動員した。
 批判票は無所属新人3人に分散。前回に続いて挑戦した阿部和芳氏(57)、市政刷新を掲げた黒須光男氏(69)、同じく2度目の挑戦の青木満里恵氏(62)は支持が広がらなかった。
 次の4年は市が掲げる復興期間の最終盤となる。しかし、市街地と半島部の格差は広がるばかりで、産業や地域コミュニティーの再生は途上だ。大川小津波訴訟などの課題も抱える。
 亀山氏のこれまでの対応は十分だったのか。復興を加速させる上で、くすぶる不満の声にいま一度向き合い、丁寧に政策を進める必要がある。(解説=石巻総局・鈴木拓也)

石巻市長選開票結果(選管最終)

当 28,630 亀山  紘 無現(3)
  12,408 阿部 和芳 無新 
   7,767 黒須 光男 無新 
   5,587 青木満里恵 無新 


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2017年04月24日月曜日

4610チバQ:2017/04/24(月) 18:26:08
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170424_11012.html
<東松島市長選>市政の継承広く浸透 渥美氏


初当選を決め、家族から花束を受け取る渥美さん(中央)=23日午後10時45分ごろ、宮城県東松島市赤井の事務所
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 12年ぶりの選挙戦となった宮城県東松島市長選は、新人による三つどもえ戦を制した元県議渥美巌氏(69)が初当選した。引退する阿部秀保市長(61)と二人三脚で市民協働のまちづくりや復興を進めてきた実績が有権者の信任を得たと言える。
 「阿部市政を継承し市民ファーストの地方自治に汗を流す」という渥美氏の訴えは、市民に説得力を持って届いた。知名度の高さや強固な後援会組織もあり、広く浸透した。
 木村清一氏(67)は「新たな市役所づくり」を、五野井敏夫氏(63)は「開かれた行政」を前面に出して奮闘したが、現市政を変革するうねりを起こすまでには至らなかった。
 新たなリーダーとなる渥美氏には「ポスト復興」を見据えた手腕が求められる。2020年度には国の復興・創生期間が終わり、復興庁が廃止される。市の人口は約4万で震災前に比べ3400も減少。高齢化率は25年には30.4%に達すると推計される。
 災害危険区域での現地再建を望む人や津波で直接被災しなかった市民もいる。「行政サービスが行き届かず、置き去りにされている」との声もある中で、市民ニーズを丁寧にくみ取った政策が欠かせない。
 東松島市は震災対応で市民の力が発揮され、「復興のトップランナー」と評価される。その歩みは他の被災自治体や災害が起きていない「未災地」の道しるべとなる。かじ取り役を担う渥美氏の責任は重い。(解説=石巻総局・水野良将)

東松島市長選開票結果(選管最終)

当 10,467 渥美  巌 無新(1)
   5,642 木村 清一 無新 
   4,310 五野井敏夫 無新 


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2017年04月24日月曜日

4611チバQ:2017/04/25(火) 18:12:28
https://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku-01_20170425_11025.html
<登米市長選>熊谷氏 不満層取り込み勝利
13:10河北新報

<登米市長選>熊谷氏 不満層取り込み勝利
支持者と喜び合う熊谷氏(左)=24日午前0時、登米市迫町の事務所
(河北新報)
 23日に投開票が行われた登米、栗原両市長選は、まれにみる激戦の末、登米は現職が、栗原は現職の後継候補がそれぞれ敗れた。両市は12年前に町村合併で誕生した合併市。かつてない熾烈(しれつ)な選挙戦の背景には何があったのか。宮城県北の2市で起きた「地殻変動」を振り返る。

 4万5000人が票を投じた登米市長選はたった146票差で雌雄を決した。
 激戦から一夜明けた24日。現職布施孝尚市長(55)は「私があと100人を味方に付ければよかっただけのこと」と自身を責め、当選した新人熊谷盛広氏(66)は「現職は強かったが抜き出ることができた」と話した。
 66歳の新人が55歳の現職に挑む選挙。不利な戦いが予想された熊谷氏を勢いづけたのは、12年前の合併後、発展から取り残された地域住民の不満だった。
 登米市登米町の50代の主婦は「医療の環境をはじめ施設整備は中心部の旧迫町に集約されている。他の町は合併してからいいことがないのに、さらに迫に市役所新庁舎を造るなんてとんでもない」と憤る。合併市の運営の難しい部分であり、不満が渦巻く地域があったのは事実だ。
 熊谷氏は市内各地を訪れる中で、現市政への不満が根強いと確信。中でも市役所新庁舎建設への反対は強く、これを旗印に支持をじわじわと広げた。「少しずつ追い上げているという感触で、終盤には大接戦に持ち込めると感じた」と振り返る。
 熊谷氏の選対幹部は「大票田で布施氏の地元でもある迫町の票を多く獲得できたのが大きい」と分析。登米市迫町の自営業男性(61)は「迫町も人口は減っているし発展しているわけではない。将来の不安が現市政の否定につながったのではないか」とみる。
 12年間、盤石に見えた布施市政は間もなく終わる。布施市長は「敗因をあれこれ挙げても仕方ない」と悔しさをのみ込んだ。

4612チバQ:2017/04/25(火) 19:55:07
https://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku-01_20170425_11024.html
<栗原市長選>千葉氏 現職批判の受け皿に
13:05河北新報

<栗原市長選>千葉氏 現職批判の受け皿に
当選確実の一報を受け、支持者とハイタッチする千葉氏(左)=24日午前0時ごろ、栗原市築館薬師の事務所
(河北新報)
 23日に投開票が行われた登米、栗原両市長選は、まれにみる激戦の末、登米は現職が、栗原は現職の後継候補がそれぞれ敗れた。両市は12年前に町村合併で誕生した合併市。かつてない熾烈(しれつ)な選挙戦の背景には何があったのか。宮城県北の2市で起きた「地殻変動」を振り返る。

 「汚染廃棄物問題がなければもっと楽に勝てた。結構な票が流れている」
 24日未明、千葉健司氏(60)の陣営関係者は42票差の勝利をこう分析した。
 告示前、市内では千葉氏の圧倒的優位がささやかれていた。現職の佐藤勇市長に敗れた前回選挙後の4年間で組織を固めたほか、知名度で前副市長佐藤智氏(60)を突き放していた。
 風向きが変わったのは1月。健康不安などから東京電力福島第1原発事故に伴う汚染牧草の焼却に住民の反発が根強い中、焼却を推進する村井嘉浩知事が千葉氏支持を鮮明にした。
 これを機に佐藤氏陣営は、地元県議らとともに焼却反対を強調。処理手法について「総合的に判断する」と濁す千葉氏から、廃棄物問題に敏感な層の支持を奪っていった。
 佐藤氏に票を投じた金成地区の農家は「処理手法は投票理由の大きな一つ」と明かす。陣営幹部は「『安全処理』を争点化できれば、結果は変わったかもしれない」と肩を落とす。
 一方、千葉氏が狙いを定めたのは、佐藤氏と二人三脚でタッグを組んだ現職の批判票だった。
 町村合併後3期12年を担った佐藤市政に関し、千葉氏は検証と見直しを主張。「総合支所の機能を高め、各地の魅力を引き出す」と強調し、少子高齢化が進む地域の漠然とした不安を票に変えていった。
 県内のある首長は「10もの町村が合わさった多極分散型の栗原は、まちに『へそ』がなく、どうしても合併の光が見えにくい。そこをうまく突いた」とみる。
 市議の一人は「歴史に残った、しこりも残った選挙」と皮肉り、「信任と批判がほぼ同数。市政運営に緊張感が出る。新市長の手腕が試される」と語った。


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