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東北 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1550チバQ:2011/03/04(金) 23:12:56
http://www.minpo.jp/pub/topics/gousetu/2011/02/post_2.html
2011冬会津ルポ「豪雪と闘う」
(中) 安否確認し安堵感 「助けるのが習わし」 多くの相談に限界も
2011年2月 6日

近所の知人の除雪を請け負い屋根の雪下ろしなどに取り組む小松さん=三島町西方 家々が雪に覆われた西会津町野沢地区。民生児童委員杣木(そまき)羊子さん(67)は5日も近所のお年寄り宅を回っていた。「変わりないですか」。玄関先に明るい声が響く。
 昨年末の大雪以降、町の民生児童委員43人は一人暮らしのお年寄りの安否確認を続けている。杣木さんは約40人を担当。雪道を歩いて回るため、1日、4、5人が限度だ。
 2日前には体が弱く、重点的に見守っている斎藤一喜さん(84)宅を訪れた。雪の壁に覆われた庭先を通り、玄関に入ると、冷え切った廊下に練炭や灯油の容器が並ぶ。出迎えた斎藤さんは杣木さんの顔を見るなり、表情を和ませた。杣木さんにとっても安堵(あんど)する瞬間だ。
 居間の引き戸は屋根に積もった雪の重みで閉まらなくなっていた。隙間を布で覆って寒さをしのいでいる。
 「どうしよう。家がつぶれる」と不安げに話す斎藤さん。雪下ろしは数万円で業者に頼めるが、年金生活でそんな余裕はない。杣木さんは自分でやろうとする斎藤さんを「危ない。絶対に屋根に上がらないで」と制した。
 お年寄りからは雪道が怖くて公共料金の支払いや買い物に行けないなど多くの相談がある。杣木さんは「悩みは聞けても、すべて解決できるわけではない」と限界を感じる。
 記録的な大雪で除雪ボランティアの出動も増えている。1月30日に三島町間方に県の「雪かたしボランティア」制度で約40人が駆け付けた。「もう雪かきには疲れた。このままでは家が埋まってしまうかと思っていた」。一人暮らしの長郷マサ子さん(85)は涙を流して喜んだ。
 1時間2、3千円で近所の人や業者に雪かきを頼むケースも多い。三島町西方の農業小松昭八さん(67)は2日、近所の除雪を請け負った。3人で3時間掛け、屋根から雪を下ろし、重機で雪を飛ばす。危険もあり、決して割に合う仕事ではない。「元気な人が困っている人を助けるのが昔からの地域の習わし」と語り、「料金を払った方が頼みやすい面もある」と打ち明ける。
 だが、過疎・高齢化が進み、人手は圧倒的に足りない。豪雪の中、生活道路やライフライン、救急体制をどう確保するか。気の抜けない日々が続く。(豪雪取材班)
※民生児童委員 正式には民生委員と児童委員に分けられる。民生児童委員は民生委員と児童委員を兼務する。地域住民の相談に応じ、行政機関とのパイプ役となり社会福祉の増進に取り組む。県によると、平成19年12月1日現在、県内の民生児童委員は4752人。

※「雪かたしボランティア」制度 平成18年に会津地方を襲った豪雪を契機に県会津地方振興局が創設したボランティアの登録制度。現在、県内外の約800人が登録している。市町村を通じて要請をすると、振興局が調整して派遣する。


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