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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

902チバQ:2010/11/13(土) 16:30:48
http://mainichi.jp/area/ehime/archive/news/2010/11/11/20101111ddlk38010566000c.html
’10えひめW選:県政課題/3 市町村合併 /愛媛
 ◇“優等生”の先行きは 「唯一の道」別子山、単独選択松野
 高知県との県境にある人口約4500人と県内最小の自治体、松野町。今月から、副町長は空席となった。鬼北町との合併が頓挫し、当面、単独で町運営をせざるを得なくなったことの余波だった。

 「副町長制がなくなれば年間1000万円が節減できる」と、9月の町議会で副町長を置かない条例案を提案した町議の一人は言う。「合併しないのなら副町長はいらない」

 2年前、阪本寿明町長は「合併の仕上げに取り組む」と訴えて現職を破って初当選。今回退任した副町長は、阪本町長が「二人三脚で合併に取り組む」と町議らに就任の同意を求めた人物だった。

 鬼北町との合併協議は、60項目のうち59項目まで合意し、詰めの段階まで来ていた。しかし、最後の1項目の同和行政を扱う「人権業務」だけが、合意に至らなかった。「同和行政は終結した」とする旧広見町の施策を受け継いだ鬼北町と、「終わっていない」とする松野町の立場が、相いれなかったのだ。今年2月、合併協議会は廃止が決まった。

 阪本町長は「合併ありきで話を進め、無理に合意したところで、双方にとって良い結果にならない」と話す。しかし、松野町の財政は極めて厳しい。1に近いほど健全とされる「財政力指数」は、県内最低の0・17。厳しい道のりを選んだことは間違いない。

   ◇

 新居浜市南東部の旧別子山村。03年4月に県内で最も早く合併を選択した自治体だ。「本当は歴史ある名前を消したくはなかった」。最後の村長だった和田秋弘さん(87)は話す。江戸時代から銅山で栄えた村だが、73年に別子銅山が閉山し、2000人台だった人口の減少が加速。合併直前には約250人になっていた。在任中、林業振興や観光施設整備などに取り組んだ和田さんだが、人口減は止まらなかった。「住民が300人より少なくなると組織を維持できない。合併するしかなかった」

 それから7年半。市は廃止となったバス路線を復活するなど対策はとったものの人口減はやまず、今年9月末に旧村地域の人口は200人を切った。将来、村落そのものがなくなる可能性も現実味を帯びている。

   ◇

 加戸守行知事は市町村合併を推進し、03年3月に70だった自治体数が、05年8月には20に。減少率は全国トップクラスで、“合併の優等生”と評された。「財政規模拡大で行政サービスが充実した」「交流人口が拡大した」との評価がある一方、「補助金が減った」「周辺地域が衰退した」との住民サイドの声も上がる。合併そのものに対する評価は、まだ定まっていない。

   ◇

 「合併しても、ここは結局、周辺地域。金も人も物も中央に流れ、衰退してしまう」。松野町の阪本町長は、今は合併しなかったことを前向きにとらえている。「小さな自治体の良さもあるはず。町民との距離が近い、一人一人のケアができる、そんな町を目指したい」【津島史人】


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