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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

758チバQ:2010/08/21(土) 22:49:21
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/feature/takamatu1281104672406_02/news/20100810-OYT8T01144.htm
<下>派手さなく無難な運営
県の魅力 発信には弱さ


東京都内で「K.ブランド」を売り込む真鍋知事。これからの知事には堅実さとともに、強い発信力が求められる  2年前の夏。三豊市産のブドウを売り込むため、初めて大阪市中央卸売市場を訪れた横山忠始市長の前にテレビ番組の取材班が現れた。スタッフに囲まれて男性が桃を笑顔でほおばる。同様にトップセールスに来ていた和歌山県知事だった。

 「同じ売るにしても、知事が自ら売り込みに来ている県にはかなわんかなあ」。そう感じたことを横山市長は今も覚えている。

 2007年1月の宮崎県知事選で、タレントの東国原英夫氏が初当選。「宮崎のセールスマン」と称して、自身の似顔絵を描いたシールをはった地鶏や野菜などをテレビやイベントでPRし、知事が県産品の〈顔〉になることを印象付けていた時期だった。



 香川県も一定基準をクリアした農作物を「K.ブランド」の名称で関東や京阪神に出荷し、讃岐牛、讃岐夢豚、讃岐コーチンを「讃岐三畜」としてブランド化。それだけに、農林水産省出身の真鍋知事もトップセールスに力を入れた。

 就任翌年の1999年から毎年2〜3回、東京か大阪の卸売市場、百貨店などを回り、県産品を売り込んでいる。時には法被姿で店頭に立ち、買い物客に試食を勧めるといい、県幹部は「内容、回数とも他県に劣っているわけではない」と強調する。

 「元官僚のせいか、派手なパフォーマンスは苦手な方」と県幹部も認め、「それを知っているだけに、職員の方から知事にパフォーマンスを求めることはなかった」と振り返る。



 「派手さがないのは行政運営でも同じ。良くも悪くも無難なかじ取りだった」。2003年まで県職員だった香川大法学部の三野靖教授(地方自治)は、県議会最大会派の自民党議員会に支えられ、過不足のない運営を続けた真鍋県政をそう分析する。

 そこに08年1月に大阪府知事選で初当選した橋下徹氏が一石を投じる。全国知事会で国の直轄事業負担金の支払いの可否が協議された際も、端緒となった香川河川国道事務所(高松市)を抱える真鍋知事ではなく、橋下知事らが議論をリードした感が否めなかった。

 自民党県議の一人は「われわれが知事に求めるのは県議会と協調できるかどうかで、スタンドプレーは望んでいない」と打ち明ける。その点では官僚出身で中央とのパイプを持ち、何事も無難に処理する真鍋知事は“最良のパートナー”だっただろう。

 しかし、県への観光客数は瀬戸大橋が開通した1988年に1000万人を突破して以来、減少傾向をたどり、09年は871万人。「讃岐うどん以外の魅力を県外に発信できていない」という声も根強い。

 日本政策投資銀行四国支店の藤田寛支店長は「県の顔となるのは、タレント出身や行動が目立つ知事だけではない。県民や県職員に明快なメッセージや目標を発信できる人物だ」と指摘。三野教授も「これからは強いリーダーシップが必要とされる」と言う。

 派手なパフォーマンスで全国から注目を集め、時には国と対立しても地方の主張を通す。他府県でそんな知事が誕生する背景には、有権者が行政トップとしての有能さ以外に、新たな側面を求めているからかもしれない。(上田貴夫、長尾尚実)

(2010年8月11日 読売新聞)


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