したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

722チバQ:2010/06/05(土) 11:30:31
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20100604ddlk34010568000c.html
追跡2010ひろしま:米軍岩国基地に近接、阿多田島から見る大竹市長選 /広島
 ◇騒音、解消できぬ不安感
 小方港からフェリーで約30分の大竹市・阿多田島。人口約320人の島は、西方に臨む在日米軍岩国基地(山口県岩国市)の存在に揺れてきた。騒音対策で滑走路が沖出しされたため、米軍機の飛行ルートが島に近づいた。一方、大竹市は06年、基地への米空母艦載機移転を容認。国から巨額の交付金が市に入り、それを資金に無医地区だった島に診療所ができた。6日告示の大竹市長選を前に、島を訪ねて課題を考えた。【井上梢】

 ◇「痛み」受け入れ、活性化に悩み
 「グゥアー」。激しい音を響かせて、米軍機が島の上空を飛んでいく。

 「最近は遅いよ。夜11時ごろまで飛ぶ音が聞こえる」。阿多田自治会長の本田幸男さん(67)は、騒音に気付くと録音している。島民のほとんどは漁業に携わる。「早くに寝るのに、やれん」。朝早い漁師から愚痴を聞くこともある。先月29日、これまでの基地から沖合1キロに新滑走路ができた。その分、島に飛行ルートが近づいた。

 国の騒音対策で、壁を厚くするサッシや建具の取り付け、窓を閉め切ることが多い事情からエアコンの設置に費用の補助がある。昨年度までに122軒で工事が実施された。だが、本田さんは「飛行機は上空を飛ぶ。本当は天井を替えてほしいが、補助の対象にならない」とため息をつく。

 艦載機移転に反対だった大竹市の方針転換は06年12月。在日米軍再編に伴う周辺自治体への交付金が入ることになった。市は12年間で約40億円を見込む。市の10年度一般会計当初予算は約139億円で、その恩恵は大きい。それを元手に08年、島に25年ぶりとなる診療所が開設された。07、08年度の交付金から約2億1000万円の基金を作り、運営費に充てる仕組みだ。

 本田さんは昨夏、脚立から落ちて背骨を複雑骨折した。診療所でエックス線撮影をしてもらい、救急船で対岸の広島西医療センターへ運ばれた。今も月に1回は診療所に行く。「医者が近くにいると思うと、安心感が違う」と語る。

 しかし、騒音被害までは解消できない。14年までに空母艦載機が厚木基地(神奈川県)から59機移転し、岩国基地は極東最大級の航空部隊基地になる。阿多田島漁協参事の湊修さん(49)は「診療所ができて便利になったが、(艦載機が)来てみないと……。不安はある」と複雑な表情だ。

   ◇  ◇

 対岸の大竹市街地。大型スーパーはにぎわっているが、JR大竹駅前にある商店街の人通りはわずか。焼き鳥店を手伝う女性(78)は「(移転)容認後も、いいことなんて何一つない。スーパーと客の取り合いをしているだけ」とこぼす。

 07年度からの再編交付金は、主に教育や福祉予算に回された。大竹小の改築事業費や乳幼児医療費の助成、救急車や老人ホームの空調機器の更新に充てられた。ただ、沿岸部での利用が主目的とされるなど制約がある。

 基地に隣接するゆえの「痛み」を抱えながら、街の活性化をどう図るか。4年間の進路を決める市長選は13日に投開票。現職と新人の2人が名乗りを挙げている。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板