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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

706チバQ:2010/05/23(日) 12:03:45
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20100520ddlk35010326000c.html
激動の防府:市長選を前に/上 要のマツダ、不況直撃 /山口
 23日告示される防府市長選(30日投開票)は、現職の松浦正人氏(67)と新人の保育園長、島田教明氏(55)の一騎打ちとなる見通しだ。合併を争点とした前回選挙から4年。企業城下町の市は世界不況の影響を大きく受け景気が低迷、09年7月には豪雨による甚大な被害に見舞われた。激動に揺れる中、だれにかじ取りを任せるのか。市政の課題を2回に分けて報告する。【脇山隆俊】

 ◇法人税激減、市財政も困窮
 ■実感遠い「回復」

 「派遣社員がいた数年前は、3部屋を派遣会社に提供したこともあったが……」。マツダ防府工場前のビジネスホテルを経営する男性(65)は懐かしそうに振り返る。今は、出張してきた社員が月に5、6人泊まる程度。仕出しで減収分をなんとかカバーするが、その注文も減っている。「他力本願の経営では限界がある」と分かってはいるが、活路は見えない。「景気は徐々に回復しつつあると言われても、実感できない」

 従業員4200人を抱えるマツダ防府工場。人口約12万人の市において、関連会社の従業員、家族を合わせれば1万人を超える市経済の要だ。ところが08年秋、米国発の金融危機に伴う円高が直撃し、減産と生産体制の見直しに入った。結果、工場で800人、関連会社も含めるとその3倍とされる派遣社員の雇い止めを生んだ。このところ各国の景気対策が奏功し、工場の担当者は「最大で4割程度まで落ち込んでいた稼働率は8割程度に回復した」という。が、今春の高卒技能系新入社員の配属は、前年度比58%減の59人にとどまる。

 防府商工会議所の担当者は「不況に昨年7月の豪雨災害が追い打ちをかけ、年末の忘年会シーズンでは、市全体に自粛ムードが漂っていた」と振り返る。「景気回復をただ待っている訳にはいかない。少子高齢化を踏まえ、観光振興に活路を見いだし、官民協同で経済基礎人口を増やしていかなければ」と提言する。

 ■細る財源

 単独市制の道を選び、普通交付税に乏しい防府市にとって、企業からの法人税は貴重な財源。しかし景気低迷で、07年度のピークで25億円あった法人税は、今年度当初の計上はわずか9億円。08年度までの約10年間で17社(マツダと取引があるのは5社)と好調だった企業誘致も09年度以降、ゼロだ。

 市は財政のスリム化を図るため、職員数の削減、学校給食や市立保育所の民間委託などの行政改革を進めてきた。その結果、公債費を財政規模で割った数値は10・4%となり、下松市に次ぎ、県下13市中2位の「健全財政」をアピールする。

 一方で、市民からは、市の魅力そのものの減退や行政サービスの低下を危惧(きぐ)する声も。今年の県内の地価公示で、防府市の下落率は商業地8・8%、住宅地8・6%といずれも最も高かった。

 また、民間委託された学校給食について、児童の保護者や現場調理師などでつくる「防府市の学校給食を考える会」は、「コスト削減で食の安全・安心がゆらぐ」など懸念を示し、委託の見直しを求める。草地大作代表(36)は「本当にコスト削減につながるのか。事業について検証と住民説明をしっかり果たしてほしい」と注文を付ける。

〔山口版〕


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