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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3072チバQ:2018/01/16(火) 20:40:40
http://www.yomiuri.co.jp/local/hiroshima/feature/CO031871/20171220-OYTAT50065.html
竹原市の課題
<下>定住の促進 五里霧中
2017年12月21日 05時00分
夕暮れ時でも明々としている「竹原工業・流通団地」(竹原市新庄町で)
夕暮れ時でも明々としている「竹原工業・流通団地」(竹原市新庄町で)


 ◇「魅力生かし にぎわい創りを」

 山陽自動車道河内インターチェンジ(IC)から車で約10分、竹原市新庄町の「竹原工業・流通団地」(13・8ヘクタール)は夕暮れ時も明々とする。県が1995年に造成、市も雇用や施設整備の奨励金などを助成している。これまでに、塗装工場や太陽光発電事業者など8社が進出し、20年以上かけて、約8割が埋まった。

 一方、地元雇用は伸び悩んでいる。この4年間で4社が操業を開始したが、就業者のうち、市内居住者は2013年度が13人、16年度は28人にとどまる。

 広島労働局によると、10月のハローワーク竹原管内(竹原市、大崎上島町)の有効求人倍率は1・08(原数値)。県内平均の1・89(同)を大きく下回る。高校までを市内で過ごし、市外で自動車整備の仕事に就くという専門学校2年の男子学生(19)は「竹原には希望の就職先が見つからなかった」とつぶやく。

 人口はピークだった1980年の約3万7000人から約1万人減少し、2万6314人(11月末現在)。市が2009年に策定した総合計画で掲げる18年時点の人口目標(2万7000人以上)を下回る。生産年齢人口(15〜64歳)も約1万3000人台に落ち込み、高齢化率は39%を超える。

 ◇

老朽化で移転の方針が決まった竹原市役所
老朽化で移転の方針が決まった竹原市役所
 市中心部の公共施設は老朽化が進む。耐震性が不十分な市役所庁舎は県、市、竹原商工会議所が共同所有する「たけはら合同ビル」へ移転する方針が決まり、今年8月、商議所と基本合意にこぎつけた。

 市役所跡地には図書館や市民ホールなどが入る「複合施設」を建てる予定だが、施設の詳細は固まっていない。市役所の移転が進まない限り、中心部の再整備の完成図は描けないのが現状だ。

 割合が高いほど自由に使える財源が少ないことを示す「経常収支比率」は16年度決算で99・8%で、県内23市町の中で最も悪い。16年度末の市債残高は約116億5000万円で、市民1人当たり約43万円の借金を背負っている計算になる。4年前の12年度末の約100億2000万円、同約35万円から悪化した。

 施設の建設事業費は50億〜70億円を見込む。市財政課は「建設には国の補助金を活用したい」とするが、財源の見通しは明確には立っていない。

 市の現状について、広島大産学・地域連携センターの塚本俊明教授(都市計画)は「働く場所を増やせば、定住人口が増えるというような単純な図式ではない。『町並み保存地区』などの魅力ある資源を生かせば、U・Iターンを呼び込み、観光で雇用を生むこともできる」と指摘。

 まちづくりについては「限られた予算の中で『選択と集中』を行い、市中心部に市民や観光客を呼び込める『コンパクトシティー』を目指していくべきだ」と提言する。

 (この連載は松田祐哉が担当しました)

2017年12月21日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun


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