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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

2409チバQ:2014/11/07(金) 18:56:21
http://www.yomiuri.co.jp/local/ehime/news/20141106-OYTNT50336.html?from=yartcl_popin
<模索する県都 下>水源確保 つかめぬ流れ
2014年11月07日
 ◇渇水時1日4万8000トン不足


松山市の水がめである石手川ダム。少雨が続くと山肌が見えてくるという(松山市宿野町で)

 毎年夏になると、苦い記憶がよみがえる松山市民は多い。120日余りにわたり、1日最大19時間の断水が続いた1994年の大渇水だ。

 今年は心配なかったが、昨年は4、5月の降水量が平年と比べて極端に少なかったために、6月は市北部にある石手川ダム(100%貯水時630万トン)の貯水率が、70%台半ば(6月の平年貯水率88・5%)まで落ち込んだ。市は同月15日以降、市役所玄関にダムの貯水率を表示したり、節水を呼びかける公用車を巡回させたりするなど、あの手この手で節水PRに努めた。

 市中心部の萱町で公衆浴場「青葉湯」を営む尾原譲さん(71)は、「20年前の大渇水は地下水が干上がり、市南部の銭湯が営業休止に追い込まれた。飲食店は紙皿や割り箸を使い、理髪店もバケツにためた水で客の頭を洗っていた」と振り返る。

 昨年はその後の降雨で貯水率が90%台まで回復したため、危機は回避された。だが、尾原さんは「毎年夏が来るとやっぱり不安な思いになる」と話す。



 松山市の水源は石手川ダムと、市南部を流れる重信川流域に点在する地下水の二つだ。ただ石手川ダムが完成した73年当時は、最大で約37万人の人口を予測していたが、合併などで50万人を超えた現在は水源として脆弱ぜいじゃくだ。2013年の1日の平均水使用量は、市全体で13万8000トンだが、市の試算では渇水時には1日4万8000トンの水が不足することになるという。

 水不足の不安を解消しようと、市は05年、県営黒瀬ダム(西条市)の工業用水を買い取ることを県に要望。だが、西条市にはダムとつながる加茂川の水利権者がいて、同意を得なければならない。また申請後には西条市への意見聴取も必要となる。西条市環境衛生課は「松山が渇水の時は西条も渇水になる。市民生活に影響が出るのはお互いさまだ」という。

 10年には、県を交えて水問題に関する協議会を設置。13年5月までに8回の会合の場を設けたが、具体的な結論には至っていない。



 20年前の大渇水に至らないまでも、松山市は何度も水不足の危機に陥っている。近年では、空梅雨などで07〜09年は渇水対策本部を設置。11〜13年も、本部設置の前段階の渇水対策委員会を開いた。1994年以降、渇水対策本部や委員会が置かれたのは16年に上る。

 今年の9月議会定例会。市側が提案した補正予算案には、16年度以降の水需要量などを算定するための計画検証事業費950万円が盛り込まれた。だが、「現状の計画が妥当だったかどうかを検証できていない」などの反対意見が相次ぎ、事業費は削除されるなど、市議会内の火種にもなっている。

 水問題は解決の糸口が見えない。市は、社会情勢を敏感に捉えながら、将来を見据えた施策の実行が求められる。(この連載は梅本寛之が担当しました)

2014年11月07日 Copyright © The Yomiuri Shimbun


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