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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

236千葉9区:2009/05/16(土) 12:07:32
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20090515-OYT8T00876.htm
試練と再生 土佐清水市長選 <下>
誘客へ脱「待つだけ」
 バイパスの影響 

 市街地の北入り口に当たる以布利地区で、県が1995年から建設してきた約2キロの国道321号「以布利バイパス」が、8月2日に開通する。カーブが続き、二つのトンネル内では大型車がすれ違うことができない不便さが解消され、足摺岬など観光地も近くなり、歩行者も安全に通れるようになる。

 以布利港の大阪海遊館海洋生物研究所「以布利センター」では毎月第2日曜日、水槽で飼育するジンベエザメを一般公開。これに合わせて特産物などを売る「じんべえ市」が開かれる。そばには市が設けた大学生用の魚類研究施設があり、夏秋には港沖でジンベエザメと一緒に泳ぐ企画も行われている。

 活性化の基盤は整ったが、不安もある。「地区を避けるように山手を通るバイパスの開通で素通りされると、客も減るのでは」。便利になる一方で、懸念する住民も多い。

 海遊館は今年10月、国内最大級の新しい水槽棟を港に完成させる。今月開かれたじんべえ市に、初めて出品した漁協支所婦人部員らは「新施設をきっかけに女性の力で客を呼び込もう」と意気込む。観光振興面からも、バイパスでにぎわいが失われない工夫が求められる。

竜串観光 

 足摺岬と並ぶ市西部の景勝地・竜串(たつくし)地区には、水族館や海中展望塔、ダイビングセンターなどがあるが、近年、客は減少の一途をたどっている。土産物店主は「連休以外は客がほとんどいない」と嘆く。数年前には民間のサンゴ博物館が閉鎖。貝類展示館「海のギャラリー」も、市が2004年に日本財団の補助で改修、再開させたが、年間入館者はさらに800人減り、500人と低迷している。

 商工団体幹部は「足摺岬より見る所が多いのに、客が減るのは営業力の差。今の時代、待っているだけでは人は来ない」と指摘する。市への観光客は年間約75万人で横ばいが続く。市観光協会役員は「今年の大型連休は高速料金値下げで例年より増えたが、年間100万人への復帰はほど遠い」とつぶやいた。

買い物客流出 

 外からの客を期待する一方で、市内の買い物客の半数は市外に流れ、中心商店街は空き店舗が増えた。流出の大きな要因は、大型店の開店が相次ぐ四万十市へ客が吸い寄せられる「ストロー効果」だ。10年前、大岐―下益野に開通した県のふるさと林道(2車線、6キロ)は、市街地を通らず四万十市へ行く最短路で、市西部の多くの住民が利用しており、以布利バイパスも流出を助長しかねない。

 市街地の空洞化を防ぐには、産業振興や人口減対策、魅力ある街づくりなど官民共同の総合的な施策が望まれる。

(2009年5月16日 読売新聞)


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