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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

235千葉9区:2009/05/16(土) 02:48:58
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20090514-OYT8T00970.htm
試練と再生<土佐清水市長選> 
振興策 漁業以外も


出荷される特産の清水サバ。漁業の後継者確保へ新たな振興策が求められている(土佐清水市の清水港で)  平成の大合併で、合併を希望しながら、その枠組みから外れた四国西南端の土佐清水市。単独自立を余儀なくされ、国と地方の税財政を見直す三位一体改革を乗り越えてなお、厳しい状況が続く。人口減にも歯止めがかからない中、道州制など次の広域合併も視野に、どう再生を図っていくかが大きな課題だ。17日告示の市長選を前に市政を点検する。(高橋俊介)

   行財政改革 

 2002年、市は、旧中村市など4市町村が進める合併任意協議会に加盟を申し入れたが拒否され、単独自立宣言をして独自の行政改革に取り組んだ。保育園の統合や文化会館などの民間委託を進め、足摺岬の国民宿舎は4月から指定管理者に運営を委託。一方で、退職者の2分の1補充などにより市職員を約30%削減するなどスリム化を進めた。このため、大きな先行投資は抑えざるを得なかった。

 緊縮を経てようやく、農水産物を加工販売する第3セクター新会社が春から稼働し、産業振興が緒に就いた。だが軌道に乗せるには、地域との連携や営業力が欠かせない。市職員の削減もまだ続く。ただ、市民の間には、「地域にとって市役所も雇用の場」「必要以上に減らせば、大きな災害など不測の事態に対応できなくなる」との声もある。公的部門の縮小で市民サービスの質の低下を招いてはならない。

   人口減 

 「1万5000人で下げ止まると商工団体の幹部は言うが、このままではそれ以上に減るのではないか」。市街地に住む男性(67)はため息をついた。1955年に約3万2000人だった市人口は3月末現在1万6911人。この4年間でも1272人減った。少子高齢化や若者の流出が主な要因だ。

 県内有数の漁業の街として知られ、漁師はこれまで、その収入だけで生計が営め、後継者も多かった。この男性は「漁価の不安定が長く続いている上、未明から沖に出る大変な仕事を敬遠する若者も多い」と分析する。不況で企業誘致が難しい中、市は漁業振興策はもちろん、若者定着へ新たな職場づくりが求められている。

 人口増へ向け、別の男性(60)は「足摺の気候風土を生かした療養や福祉施設を」と提案する。都会からIターンした退職者に「黒潮が直接ぶつかる足摺半島と周辺の気候は、健康を増進させる不思議な力がある」と言われたのがヒントだった。市内には、皮膚病治療で全国から患者が集まる有名な病院があり、長期滞在者や移住者もいる。治療技術だけでなく、気候が大きく関係していると言われている。

 「全国から入所者が増えれば、地域雇用だけでなく、都会との交流につながり、人口も下げ止まるのでは」とその男性は言う。風光明媚(めいび)な足摺の知名度と地域の独自性を生かした施策として、検討する価値は十分ある。

(2009年5月15日 読売新聞)


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