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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

233千葉9区:2009/05/10(日) 15:28:41
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20090508-OYT8T01152.htm
再起へ坂出 09市長選を前に
うどん以外「素通り」

 1杯100円の讃岐うどんを求め、大型連休中の坂出市富士見町の老舗「日の出製麺(めん)所」に、観光客ら約500人がガイド本を手に列を作った。駐車場には北海道、九州の県外ナンバーの車も往来した。

 創業80年のうどん店は昼に36席がフル回転。三好修社長(44)は、ETC(自動料金収受システム)装着車への高速道路の通行料割引きで、「より遠方からの『うどん巡りデビュー』が増えた。観光地として認知されつつある」と歓迎する。

 一方、JR坂出駅近くのタクシー会社の新谷五十雄社長(69)(坂出商工会議所副会頭)は「高速道の割引き、うどんブームを、ビジネスに生かし切れていない」と顔を曇らせる。

 本州四国連絡高速道路会社によると、瀬戸大橋は今月4日、1日通行量で開通以来最多の6万8952台を記録。だが、市内観光地の客数は伸びず、新谷社長は「マイカー客がうどん店以外を素通りした。坂出で宿泊してもらえる仕掛けを探しあぐねている」と困惑する。

 同会議所は昨年3月、観光客に農業、漁業、工場などの生産現場を体験してもらう「産業観光」の企画を試みた。受け入れ側にもメリットがあると、事業所に参加を呼びかけたが、応募は約10件。実現のめどは立っていない。

 高速道路料金の上限1000円効果は、「通過の街」に埋没する懸念を、観光関係者に思い起こさせた。

 瀬戸大橋開通翌年の1989年、市内を訪れた観光客は約921万人に上ったが、2007年には約384万人に激減した。うどん店を訪れた観光客が素通りする理由は明快だった。

 福岡市の女性会社員(25)は「市内に何があるのか知らないし、口コミで評判のうどん店をはしごして午前中だけで3軒目。夜には別のグルメが楽しめる松山などで泊まりたい」。

 市の観光行政の消極性を指摘する声は根強い。

 市発行の統計書には「観光」の項目がない。ある市職員は「人手不足で至らない面が多かった」と釈明する。

 昨年5〜6月、高松、善通寺両市をメーン会場に開かれた「世界麺フェスタ」に約23万人が来場した。県観光協会は期間中のイベント開催を各市町に事前に打診したが、「坂出市には手を挙げてもらえなかった」と明かす。大手旅行代理店出身の松岡勝哉専務理事は「うどん店は別格。坂出市の位置づけからすると、もっと観光の活性化に力を注いでほしい」と願う。

 香川大名誉教授で、北九州市立大大学院の井原健雄教授(69)(地域科学)は「受け入れ側として、どんな客層に何を訴えたいか見えない。観光地間の競争に生き残るために、行政の後押しは必要」と指摘する。

 市の観光ガイドブック「さかいで浪漫紀行」は、「万葉集にうたわれ 雨月物語にかたられる 心遊ぶ旅は坂出」と記す。知られざる歴史を持つ四国の玄関口の街が、うどんブームを前にかすんで見えた。(岡信雄)

(2009年5月9日 読売新聞)


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