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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

2302チバQ:2014/04/15(火) 21:23:48
http://www.yomiuri.co.jp/local/hiroshima/feature/CO006513/20140408-OYTAT50070.html
課題を追って 府中市長・市議選
病院統合救急に不安 府中、世羅両地域 連携の議論急務
2014年04月09日 05時00分
 「何のための経営統合だったのか。市街地の人しか得してないのでは」。府中市北部、山あいの上下町に住む70歳代の女性は、悔しそうに語った。


2012年に統合され、住民から医療体制に不安の声が上がっている府中北市民病院(府中市上下町で) 2012年6月、自宅で夫の母親が骨折し、「痛い、痛い」と声を上げた。救急車で運ばれたのは、近くの府中北市民病院や同年4月に同病院と経営統合した府中市民病院(同市鵜飼町)ではなく、約30分先の公立世羅中央病院(世羅町)。看病に往復1時間以上かかり、仕事を辞めた。

 昨年11月には、北市民病院の健診で夫にガンが見つかった。幸い初期だったが、医師に「常勤の外科医がおらず、手術は無理」と告げられた。統合で、唯一の常勤外科医が府中市民病院に異動していた。結局、夫は広島市内の病院に入院した。女性は「命に関わる病状だったらと思うと恐ろしい。市中心部から遠い、我々は忘れられているように感じる」と憤った。

 市によると北市民病院は11年度、実質約3億円の赤字で、JA府中総合病院(現・府中市民病院)の赤字も約5億円に上った。経営改善や医師の共有のため、市は両病院を統合した。手術は原則、府中市民病院で行うため外科医は全て集約。北市民病院の病床は110床から70床になった。市北部の住民から「十分な医療を受けられるのか」と不安の声が上がったが、市は「統合しないと両病院がなくなっていた」とする。

 北市民病院は04年以降、「良質な医療提供に努めている」との認定を日本医療機能評価機構(東京)から受けてきたが、今年は申請を断念。同病院の横矢仁名誉院長は「医師や看護師不足のため」と明かす。「市民病院へは市北部から車で40分以上かかる。ここで受け入れられない救急患者は世羅中央病院などへお願いせざるをえない」とした。

 北市民病院は12年5月には、府中消防署の救急担当者らに「交通事故で胸や腹に重傷を負った患者への対応は難しい」と伝えたという。手術件数は11年度191件から12年度99件に半減。1日平均入院患者数も67・6人から57・2人に減った。一方、世羅中央病院が上下町から受け入れた救急搬送患者数は09年度5人が12年度26人と増え、外来患者も375人から1194人と約3倍になった。

 府中市民、北市民両病院を運営する市病院機構は今月、北市民病院に常勤外科医を再配置したが、多田敦彦理事長は「手術を府中市民病院で行う原則は維持する」と話す。救急は世羅中央病院と連携する方針だが、10年1月策定の県地域医療再生計画にある、府中、世羅両地域の「医療機能連携合同会議」はまだ開かれていない。

 市は今年度、上下町内にドクターヘリのヘリポート整備を目指し、両病院間で医師らの行き来も実現しつつある。同機構も市健康政策室も「北市民病院に救急機能は残す」とした。いざという時に命に関わる医療体制の整備は、住民が安心して生活するための基盤だ。住民や病院関係者と議論を深め、より良い道を探ることが求められている。


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