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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

214千葉9区:2009/04/18(土) 23:28:04
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20090417-OYT8T00952.htm
漸進・四万十 市長選を前に<下>
活性化 施策に期待


四国西南の拠点都市へバランスの取れた発展が望まれる四万十市の市街地(本社機から)  ◆…観光と街活性化…◆

 「南予(愛媛県南部)からの客がもっと増えれば」「インターチェンジ(IC)を生かして市街地へ客を」。3月20日、四万十市右山―間(はざま)6・1キロの自動車専用道路開通セレモニーで、関係者らは期待を込めた。全国区の観光地・四万十川を持つ市や住民の高速道路網整備への願いは強い。

 四国の道路地図を見ると、8の字高速ネットワークで四国西南はまだつながっていない。かつて地元では、「高速交通の計画がないのは北海道の襟裳岬と幡多地域だけ」と言われた。その“空白”は少しずつ埋められている。いずれ8の字で結ばれるだろうが、須崎―四万十市―宿毛市の全通には、かなりの年月を要する。

 「四万十川への客は大半がここを通り、地域も含め年間50万人の入館が見込める」。右山の四万十IC近くに、7月開館に向けてレストラン併設の物産館を建築する会社社長は、高速道延伸を期待しながら力を込めた。昨年、同市を訪れた客は推定75万人。「50万人なら1日平均1400人。立地条件の良さから可能な数字」と観光関係者はうなずく。

 物産館は国道2路線が交差する市街地の入り口に建ち、観光情報も発信する。うまく生かせば、郊外店進出などで客離れが進む中心商店街の再生への好機となる。ただ、「小京都」の中心街までは1キロ前後。物産館に集まる客をどう呼び込むかが課題だ。

 足を向けさせるには工夫がいる。四万十川や歴史の資料館づくりも一案。3倍に広がる新庁舎一般駐車場(約100台収容)は土日祝日に開放すべきだろう。街の熱意はもとより、活性化を後押しする市の企画力も試される。

 ◆…産業振興…◆

 市は流通などサービス業の比率が高く、〈西の商都〉とも言われる。加えて、20年来の四万十川人気で観光業のウエートは年々高まった。だが、その一方で、生産活動への行政施策が遅れた面は否めない。

 例えば、四万十川の水産資源。かつて年間1000トンを超えた全国有数のアユの水揚げは、近年、5分の1に減り、特産の天然アオノリも、3年連続の不作に見舞われた。ウナギ、エビなど大半の魚種の漁獲量は、観光客増と反比例して下降線をたどった。「四万十川の観光に頼り、放っておけば人は来る、金は落ちる、そんな安易な考えがあったのではないか」。漁師の一人はつぶやいた。

 県の産業振興策に合わせるように、農産物加工品を自主的に生産する中山間グループが芽生えている。やる気のある地域には、行政が積極的に支援の手を差し伸べるべきではないか。合併で広がった市域は80%が山林で、多くが人工林。地域の雇用増大のためにも、公共建築物への地元材使用、間伐材の利活用など、山を生かした生産的な施策の展開はできるはずだ。市街地と中山間のバランスが取れた発展が望まれる。(終わり)

この連載は高橋俊介が担当しました。

(2009年4月18日 読売新聞)


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