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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

2083チバQ:2013/09/26(木) 22:00:26
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20130923-OYT8T00793.htm
<まちのカタチ 岡山市長選>上 中心市街地



来秋のオープンを目指し、イオンモール岡山の建設工事が進む(岡山市北区下石井で)  8月25日の昼下がり、JR岡山駅西口の歩道で突如、アップテンポのドラムビートが刻まれ、トランペット音が響いた。ジャズの名曲「シング・シング・シング」だ。すると、通行人の中から、吹奏楽器を持った若者たちが次々と飛び出し、いつの間にか50人の大楽団が出現。にぎやかな音色につられ、群衆が楽団を取り巻いた。

 世界中で流行しているパフォーマンス「フラッシュモブ」を披露したのは、市内外の若手でつくる吹奏楽団「晴吹(はれすい)」。西口に広がる奉還町商店街をPRするイベントの実行委員会からの依頼がきっかけで、同団長の服部悟さん(31)は「真新しくて劇的な演出で、魅力的な街になっていく駅前をどれだけ盛り上げられるか挑戦した」と話す。

 乗降者数が中四国一の岡山駅と周辺では、この10年で再開発が進み、新たな商業施設やホテルがオープン。来年11月には駅南側に地下通路で直結する大型商業施設「イオンモール岡山」が開業する。店舗面積は約8万8000平方メートルで、テナント数は約350店、年間2000万人の来店を見込む。大商業地区がフラッシュモブのように市内中心部に現れる。



 既存商業施設・地域の受け止め方は様々だ。駅東側の地下街「岡山一番街」を運営する「山陽SC開発」の担当者は「イオンまでの地下直結道沿いにあるため、人通りの増加が期待できる。競合店が増えるが、共存したい」と話す。

 一方、市最大の商業地域、表町商店街。その中心的存在である天満屋岡山店の広報担当者は「駅前の集客力が高まるのは覚悟している。客が店に期待することはそれぞれ。選ばれる店になりたい」という。

 しかし、同商店街連盟理事長の大開博之さん(56)は「脅威だ。商店街は個人が集まった団体。急に組織だった変革はできない。手をこまねいているわけにもいかないが、商店街だけで頑張るには限度がある」と不安を吐露する。

 同商店街の店舗数は約330で、10年前に比べて25%以上の減少。買い物客の通行量もこの10年で30%減の19万5000人。イオンの進出で、ただでさえ苦境の商店街がさらに追い込まれるという焦りが街を覆う。

 こうした中心市街地を巡る問題は、市長選の各候補が大きな争点の一つに挙げている。市事業政策課は「路面電車にバス、コミュニティサイクル『ももちゃり』と、交通の利便性向上の装置はそろった。今考えられる手だては、東側地域(表町)の魅力を上げることと、都市の回遊性を高めること」とするが、具体策はなく、今年度から商業地調査を始めるという。



 同商店街で3代にわたって中華料理店を経営する杉野雅一さん(57)は、商店主有志で研究会をつくり、街のあり方を模索する。「時代をリードする大型商業施設と、既存の商店街とでは勝負はついている。ただ、友人がいたり、安心して暮らせたりという理由で人は集う。場に価値を持たせることが大事」と説く。

 そのうえで、「高齢者が増えるのだから、高齢者対応のマンションを建てたり、日用品を徒歩圏で買えるスーパーを開いたりするのも手だ。地域には川崎病院も新築移転される。安心して過ごせる街なら、人口も増えるのでは」と提案する。

 市街地活性化に詳しい三村聡・岡山大教授も「1キロ四方で商業圏の争いをするのではなく、昔ながらの町並みや文化施設など地域資源、地区の特質をいかした街のデザインが必要だ」と指摘する。(川崎陽子)



 岡山市長選(10月6日投開票)が告示された。政令市となって約4年半。この街の進むべき方向性を課題とともに探る。

(2013年9月24日 読売新聞)


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