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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

2024チバQ:2013/06/09(日) 19:32:05
>>1820-1821
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/feature/tokushim1358428476367_02/news/20130117-OYT8T01378.htm
港町の課題 小松島市長選
<上>津波対策 財政難 遅れ深刻

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建物が密集する小松島市の沿岸部 「5メートルを超す津波が小松島市に押し寄せます」。昨年10月に県が南海トラフ巨大地震の津波浸水想定を公表したのを受け、今月15日に同市で開かれた説明会。県南海地震防災課の職員の話に、集まった自主防災会の関係者ら約50人は目を丸くして聞き入った。

 特に被害が深刻とされたのが横須、金磯地区など沿岸部の住宅密集地域。浸水は最大5メートルに及ぶとの報告に、会場を訪れた横須町自主防災会の田中均事務局長は「地区が水につかるのは分かっているが、高齢者が多く、どれほど早く避難できるかは、正直分からない」と重い口調で話した。



 現在、約4万人が暮らす小松島市。大型の医療・福祉施設もあり、昼夜を問わず多くの人が行き来するが、沿岸部に市街地が広がることなどから、津波対策は長年の懸案となっている。

 津波浸水想定では、市では、地震発生の27分後に水位が変化し始め、最大6メートルの津波が沿岸部に押し寄せるとされた。最大波が来るのは201分後。だが、それ以前に同程度の津波が来ることも考えられるという。市の担当者は「人口の多くは沿岸部に密集しているが、高い建物がないのが課題。津波が市内を流れる川を遡上(そじょう)することも考えられ、内陸部も大きな被害を受けるかもしれない」と懸念する。

 市役所や隣接する市消防本部も港のそばにあり、2〜3メートルが浸水するとされた。立地から考えると、移転に向けた議論が進んでいてもおかしくはなさそうだが、市の担当者は「財政事情の厳しい市では到底困難」と言い切る。1968年に建てられた市役所は耐震診断中で、工事開始のめどすら立っていない。

 市は2005年に財政非常事態宣言を出すなど、多額の累積赤字に苦しんだ影響などで、防災面での整備の遅れが目立つ。市民に津波からの避難を呼びかける防災行政無線はいまだに着工準備の段階で、設置は来年度末になるという。62か所に設置し、市内全域をカバーできるとするが、聞こえにくい地域があるかどうかも試験運用しないと分からないというのが現状だ。



 県南海地震防災課は「マグニチュード9の地震をハードだけで防ぐのは不可能。地域の助け合いが命を守る上で欠かせない」と訴えるが、自主防災会の組織率も、鳴門市や松茂町など沿岸部の自治体の多くが100%であるのに比べ、小松島市は約75%と最低水準にとどまる。

 「津波対策といっても多岐にわたり、お金がない中、一度にあれこれとはできない。優先順位をつけてやらないと」と担当者。東日本大震災で、沿岸部などに大きな被害をもたらし、恐ろしさを見せつけた津波。市には効果的な対応が求められている。(山上高弘)

(2013年1月18日 読売新聞)


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