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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

2007名無しさん:2013/05/18(土) 23:31:42
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20130517-OYT8T01224.htm?from=popin
[土佐清水市長選の課題・下]宗田節再興 産官連携を



香港での国際見本市で、宗田節をPRする出店者(県地産地消・外商課提供)  足摺岬沖でとれたソウダガツオを煮込み、いぶして乾燥させる。手間と時間を惜しまず作られる土佐清水市特産の「宗田節」だ。

 カツオ節の生産量は、鹿児島県枕崎市が日本一を誇る。これに対し、土佐清水鰹(かつお)節水産加工業協同組合は「宗田節ではシェアの7割を占めており、うちが日本一だ」と胸を張る。

 その宗田節工場で昨年2月、見学ツアーが開催された。愛媛、福岡両県から5人が参加。薫煙に包まれながら、削る前の節を丸かじりするなどした。

 表面を削って出荷する「裸節」と、カビをつけて熟成させる「枯れ節」があり、それぞれ関西、関東で人気が高く、うどんやそばの名店で使用されている。

 「プロの世界で高い評価を得ても、家庭ではカツオ節の方がよく使われている」と男性経営者。雑炊に使えるかもという参加者の感想に、「口コミで評判が広がり、個人消費が拡大できれば」と期待を寄せた。

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 古くから漁師町として栄えていた同市も、高齢化で漁師は減少。1980年代には約150隻が操業していた漁船も、現在は約80隻と半減し、漁師は533人(2010年)と15歳以上の就労人口の8・6%にとどまる。それでも、加工、販売など関連業種を含めれば「2倍以上が漁業に携わっている」(市産業振興課)といい、基幹産業に変わりはない。

 だが、主力商品である宗田節の出荷額は、80年代の約20億円をピークに下降をたどり、2000年度以降は約15億円で頭打ち状態が続いている。不漁だった11、12年度は約6億円にまで落ち込んだ。

 さらに、流通形態の変化が追い打ちをかける。インターネットの普及で仲買を通さず、直接販売が急増。同組合は「ITに弱い高齢者は、取り残されてしまう」と危機感を抱く。

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 そこで、力を入れるのが個人消費の拡大だ。工場の見学ツアーもその一つ。市は今年度予算に、新商品の開発を目指して1000万円を計上。特産の清水サバと組み合わせるなど、模索を続けている。

 さらに、海外市場にも目を向ける。日本食の人気が高い香港で昨年8月、食品の国際見本市「フード・エキスポ2012」が開かれた際、県が用意したブースに市内の2社が出展し、宗田節のだしなどを売り込んだ。

 試食コーナーには行列ができ、問い合わせが増えたという。参加企業の担当者は強調する。「地方の企業が単独で海外を狙うのはリスクが大きい。行政との連携が不可欠だ」

 (この連載は松田俊輔が担当しました)

(2013年5月18日 読売新聞)


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