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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

2006名無しさん:2013/05/18(土) 23:31:20
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20130516-OYT8T01311.htm
[土佐清水市長選の課題・上]観光客の防災白紙



サーファーらの人気を集める土佐清水市の大岐海岸。観光客の避難方法が問われている=本社機から  手にした名刺には、4月1日付で就任した土佐清水市の「ジョン万次郎資料館名誉館長」の肩書。「僕でいいのかビビっています」。タレントのビビる大木さんは報道陣の笑いを誘った。

 同市を訪れる観光客は年間約70万人。県西部では四万十川が流れる四万十市と並ぶ。同23日に東京の所属事務所を訪れ、委嘱状を手渡した吉村博文副市長は「土佐清水を知らない人へのPR効果は大きい」と語った。

 だが、市は南海トラフ巨大地震対策で、大きなジレンマを抱えている。

 同資料館のある足摺岬、サンゴや熱帯魚が生息する竜串海中公園など観光スポットは沿岸部に集中している。昨年8月に国が公表した被害想定で、最大の津波高は32メートルから全国最大の34メートルに引き上げられた。

 「観光客をどう避難させるのか、これまで考えたことがなかった」。市総務課は打ち明ける。「市民の安全すら十分に確保できたと言い切れないのに、観光客まで手が回らない」

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 海面を巻き込むように押し寄せる波の上を、ボードに乗った男性が滑っていく。同市大岐海岸はサーファーの人気を集め、多い時は1日に1000人以上が訪れるという。

 「今、巨大地震が発生したら、この人たちをどこへ避難させたらいいのか……」。浜辺で戯れる家族連れらを見つめ、地元の自主防災会長を務める近藤敏彦さん(71)は不安を募らせる。

 近くにある避難場所は3か所で、収容人数は800人ほど。地区内には約400人が暮らし、サーファーら全員を受け入れる余裕はない。

 市内に56ある自主防災会で観光客の避難方法を話し合っても、結論は先送りになった。「介助が必要な高齢者が多いのに、観光客の誘導までやらなければならないのは酷だという声もある。市が早急に対策を示してほしい」。近藤さんは訴える。

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 温泉地として知られる静岡県熱海市は今年4月、「観光安心マップ」(A4判)を作成した。主要な避難場所とルート、津波浸水予想区域などをまとめてあり、約3万枚を駅や観光施設などで配布している。

 年間の観光客数は約520万人。市危機管理課は「パニックに陥って無秩序に避難されれば、いくら市民が訓練を重ねても大混乱は必至。市民の安全を守るためには、観光客の避難対策が重要だ」と強調する。

 土佐清水市では4月、防災担当職員を4人に倍増した。新たな誘客戦略が進められる中、ジレンマの解決が急がれている。



 土佐清水市長選が19日、告示される。市が直面する課題を追った。

(2013年5月17日 読売新聞)


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