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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ
1957
:
チバQ
:2013/04/14(日) 11:30:31
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/feature/matuyama1365778147350_02/news/20130412-OYT8T01642.htm
港町の課題 八幡浜市長選を前に
<上>防災意識の向上急務 津波、地滑り、原発事故備え
八幡浜湾に面した八幡浜市の白浜地区で今年1月、県の津波避難訓練が行われた。参加者は、地区の住民の1割に満たない330人だった。
「少ない。もっと危機意識を高めなくてはいけん」。地区の自主防災会副会長を務める山本泰民さん(72)が、つぶやいた。山本さんが焦るのは訳がある。1960年、日本にも被害が及んだチリ地震による津波を経験した。宇和海南部で漁をしていた時、近くの僚船が隠れるほどの大波が押し寄せた。
訓練では、参加者は海岸べりに迫った急斜面を上り、一時避難場所へと急いだ。市が津波避難ビルに指定した近くの介護老人保健施設には、お年寄りや保育所の幼児らが逃げ込んだ。
山本さんは、東日本大震災以降、地区民の防災意識を高める活動に力を注いでいる。地区の危険箇所を示した津波ハザードマップ作成もその一つ。地区民と一緒に津波の想定区域を青く塗り、一時避難場所も示した。参加者を驚かせたのは、地滑り危険箇所の多さだった。地震だけでなく雨でも避難ルートを遮るからだ。
それでも山本さんは、防災意識を向上させるには、まだまだ課題が多いと感じている。「昼間の条件のいいときに訓練するだけでは不十分だ。夜間にもやる必要がある」という。
□……□
白浜地区の会社員、礒崎妙さん(33)は、2012年9月に防災士の資格を得た。勤務先の製紙会社の社長の勧めで10年秋、女性消防団に入団したのがきっかけだ。
「もっと女性が参加してほしい。避難所運営では、大きな力になるから」と礒崎さんはいう。
避難所暮らしは精神的な負担が大きい。被災して気落ちしている上に、特に女性は授乳やトイレなどでストレスがかかる。「女性や体の弱い人たちの助けになるためにも、女性が積極的に防災に関わるべき」という。手話を習い始めたのは、そんな考えからだ。
市によると、市内にある自主防災会は、17地区の98組織。市は114人の防災士の配置を目指しており、県とともに11年度から資格取得のための補助金を出し、現在は女性6人を含む65人が取得した。だが、助成は今年度が最後となる。
白浜地区の防災士は6人。山本さんは「最低でもあと4人はほしい。原発事故が現実となったのだから」という。
もし、伊方原発で事故が起きれば、市外に長期間、避難しなければならない。市の広域避難計画は、県が行っている市町間の調整を待って策定されるため、発表はまだだ。
山本さんは消防団員らに防災士となるよう勧めているが、消防団員もなり手不足で、なかなか進まないという。「会社員が増えてきたからには、企業消防団を組織してはどうか。防災を進めるには、行政にも新たな発想が必要だ」。山本さんはいう。
◇想定津波高11メートル
南海トラフの巨大地震で想定されている八幡浜市での津波の高さは最大11メートル。地震発生から56分後には、潮位が1メートル変わると見込まれている。
ところが、市内で海抜10メートルより低い場所に住む人は、約2万7000人もいる。市の人口の7割に当たる。近くに高台がなくても逃げられるよう、市は、公共施設や商業ビルなど19か所を「津波避難ビル」に指定。さらに増やしていく計画だ。
(2013年4月13日 読売新聞)
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