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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1941名無しさん:2013/04/13(土) 10:24:18
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20130410-OYT8T01471.htm
合併2町止まらぬ過疎化〜伊予市ダブル選を前に〜



過疎化が進む佐礼谷地区。伊予市街から車で30分かかる(伊予市中山町佐礼谷で)



自治会のブログを開く井川さん(伊予市中山町佐礼谷で) 伊予市長選、市議選が14日投開票される。旧伊予市、中山、双海両町が合併して8年。市街地には大型複合施設が建てられているが、旧2町の人口は10年前と比べて2割減り、過疎が止まらない。(梅本寛之)

 「この年でブログやツイッターを始めるのは、つらい」。伊予市中山町の佐礼谷地区の自治会長、井川一郎さん(64)が、パソコン画面を見ながらつぶやいた。

 地区を紹介する自治会のブログ「住民自治されだに」が、今年2月10日に更新されたきりになっている。子どもたちが芸を披露する地域の祭りの写真をたっぷり載せた「最新記事」は、もう2か月前のものだ。

 ブログは、合併後の旧町域のサポート役として配置されていた同市中山地域事務所の市職員が、まちおこしのために書き込んできた。しかし、5年間の任期が切れ、今月付で他の部署に異動になった。

 地区の人口650人の半数近くが65歳以上で、「限界集落」の一歩手前だ。農業の後継者が見つからない家もある。地区では、ブログの更新でさえ、ハードルが高いのだ。

 同事務所の職員は今年度から、3人減って8人となり、地区を専従でサポートできる担当者はいなくなった。2008年に自治会が設立されて以降、活動費の2分の1にあたる年間30万〜40万円を市が補助してきたが、来年度以降は続けられるかは不明だという。

 花壇の整備、地域の祭り……。そうした地域の活動はようやく軌道に乗ってきたところだ。井川さんは「いつかは自立しなければいけないのはわかっている。でも今、市の支援がなくなれば、腰折れしてしまう。この苦しさを、わかってもらえないものか……」と不安を漏らした。



 市は、合併により、7割を国が負担する特例債を使い、大型事業を進めている。

 今月、市の中心部に、児童館やボランティアセンターなどの複合施設「総合保健福祉センター」が開館した。多様なサービスが集約されて、便利になった。

 ただ、旧2町の住民らにとっては、「取り残された感が否めない」(井川さん)という。佐礼谷地区は市の中心部から13キロ。市街地の発展の恩恵を受けにくい。

 旧町域には2011年まで、市営や市の補助を受けた民間バスが運行していたが、コスト削減などのため予約制の乗合いタクシーに替わった。旧町内は無料で行けるが、伊予市街や松山市内には直通で行けなくなった。井川さんは「足の悪い高齢者には負担。行政との距離がだんだん遠くなっていく気がする」と話す。

 それでも、伊予市街地に足を運び、佐礼谷地区の特産物を自ら売り込む住民もいる。

 松浦千枝子さん(65)は伊予市米湊の長屋のテナントを借り、カフェ「佐礼もん茶屋」を営む。佐礼谷産のトマトを使ったピザやパスタを出し、店頭で紫イモのまんじゅうやよもぎもちを販売する。開店して4年目。松山市内から常連客も訪れるようになった。

 松浦さんはいう。「支援がなくなって厳しいが、行政任せにするより、自らいいところを売り込んでいきたい」

 進む過疎にあらがうように、踏ん張る地域住民。市域をくまなく見渡す丁寧さが、新しいトップに求められている。

◆旧中山 5年で住人13%減

 旧伊予市と、山間部の中山町、瀬戸内海に面した双海町が2005年4月に合併し、現在の伊予市が誕生した。

 旧2町の疲弊は、データが物語っている。

 総面積194平方キロ・メートルのうち、7割にあたる137平方キロ・メートルを中山、双海両町が占める。

 一方、人口は、旧伊予市が10年時点で3万69人と合併時に比べて1%減にとどまるが、旧中山町は13%減、旧双海町は11%減の計7948人と、減少幅が顕著だ。

(2013年4月11日 読売新聞)


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