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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1777チバQ:2012/11/20(火) 22:07:04
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20121119-OYT8T01644.htm
脱・無投票期待と戸惑い
<しまねkey 雲南市制施行後初の市長選>

 現職の速水雄一氏(66)が3選を果たした18日の雲南市長選。市制施行後初の選挙戦だっただけでなく、旧町村長選を含めると、首長選(知事選を除く)では約30年間〜半世紀近く無投票だった地域もあった。有権者の中には、生まれて初めて「最も身近なトップ」を選んだ人もいた。(高田史朗)

<旧加茂町49年ぶり審判>

 市は木次、加茂、大東、三刀屋、掛合、吉田の計6町村が合併して2004年に誕生。人口約4万2000人。04、08年の市長選は、旧加茂町長を4期務めた速水氏が無投票当選した。

 元々、市は竹下登・元首相(旧掛合町出身)のおひざ元。保守地盤が厚く、「町長や村長を争ってしこりが残っても」と調整が働いてきたという。

 首長選で選挙戦が行われたのは旧加茂町では1963年の町長選が最後で、旧木次、三刀屋町も合併まで30年近く町長選が無投票だった。直近でも、99年にあった旧掛合、大東の町長選。旧加茂町では「64年に一帯が大水害に遭い、選挙どころではなかった」(元町職員)との事情もあったという。

 今回、3選を目指して立候補した速水氏に対し、無所属新人で旧木次町議の藤原隆広氏(63)が告示1か月前になって出馬表明。加茂町の主婦(65)は「選挙権を得てから、町長さんも市長さんも選んだことがない」と悩み、93、97年に激しい村長選のあった吉田町の70代女性は「近所の関係が壊れるような選挙はもうこりごりだけど……」と案じた。

 急転直下の選挙戦の投票率は81・61%。吉田町の60代女性は「投票前、どちらが能力があるか考えるいい機会になった」と選挙戦を歓迎。一方、加茂町の70代男性は「まだ旧町村ごとの意識が強く、(選挙戦によって)割れるほど市として固まっていない」と指摘する。

 速水氏の緊縮財政や過去の無投票などを批判して1万784票を獲得した藤原氏は「市の新たなページを開けず残念」と悔しがったが、「選択の機会を提示できたことは満足」と話した。

<速水市長「評価と批判感じた」>

 旧加茂町長時代も含め首長を21年間務めてきて、初めての選挙戦を経験した速水氏は19日、雲南市加茂町のJR加茂中駅前の事務所で記者会見。「選挙戦で自分へのいい評価も批判もはっきり伝わってきた。予想以上だった」と振り返った。

 相手候補に4割近い票が集まったことについては「政策への批判と、無投票でずっと現職だったことへの批判の両方あると思う」とした。相手候補が「白紙撤回」を公約していた新庁舎計画については、すでに議会で関係予算が通っており従来通り進める。選挙中に訴えた施策については、▽小学校就学前まで無料化している子供の医療費は、2013年度以降、中学生まで無料化を目指す▽緊急経済対策として「中小企業振興基本条例」の13年度の施行を目指し、中小企業への補助や融資支援など、12月議会にアウトラインを打ち出す――などとした。

<半世紀以上の自治体も>

 全国では半世紀以上、町村長選で選挙戦が行われていない自治体もある。全国町村会などによると、現在、首長戦で無投票が最も長く続いているのは大分県の姫島村長選。今年10月30日に現職村長が8回連続となる無投票当選を果たし、前任の村長を含めて1955年以来、57年間選挙戦が行われていない。

 愛媛県一本松町は、2004年10月に近隣の町村と合併して愛南町になったが、一本松村時代の52年から02年まで半世紀にわたって町長選がなかった。現在でも無投票が続いている町村では、北海道の乙部町が1983年から現在まで29年間、町長選の選挙戦は行われていない。ある町村では「過去の選挙で親戚同士が立候補して、地域を二分する骨肉の争いになった。しこりが残り、できれば選挙戦はもうやりたくない」と打ち明ける。

(2012年11月20日 読売新聞)


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