したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1708チバQ:2012/10/11(木) 23:32:46
http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000001210050004
「現場から」 知事選を前に(1)
2012年10月05日


生活保護を受けながら職を探す男性。情報誌をめくるが、見つからない=岡山市

■増える生活保護/10年前より9000人増加「罪悪感。でも職がない」


 6畳ほどのワンルーム。壁際には布団が敷きっぱなし。反対の壁際の棚にはカップ麺が積まれている。


 間に置かれたテーブルに求人情報誌が開かれていた。食い入るように見つめる男性(25)が、英会話教室の事務職を指さした。


 「前に電話したんだけど、断られたんですよね」


 この週の号も、職は見つからなかった。


 岡山市内のマンションに住む男性は、今年7月から生活保護を受けている。家賃補助以外は月約8万円。食品以外はほとんど買わない。恩田陸の小説が好きだが、立ち読みで済ませる。


 5年前に福祉系の専門学校を卒業し、病院の介護職についた。腰を痛めつつ約1年働いたが、人員整理で辞めることになった。次は役所の夜間警備。警備会社の契約社員だったが、入札で別の会社に奪われ、約2年で退職せざるを得なくなった。


 友人の飲食店を手伝いながら、職探しを続けた。車の運転免許がないこともあってなかなか見つからず、そのうちに店がつぶれた。


 貯金を崩す日々。離婚した両親は頼れなかった。


 3カ月ほど前、所持金が底をついた。ついスーパーで食品を万引きし、店の保安員に見つかった。生活保護を申請した。


 ハローワークに週3回ほど通う。求人のある会社に連絡しても、「すでに決まった」と断られる。「コンビニのアルバイトでもいいか」。焦りは強くなる。


 「生活保護は命を救ってくれた。ありがたい」と言いつつ、目を伏せた。


 「罪悪感はある。早く抜けたい。でも、職が見つからない。将来が不安です」


    ■  ■


 「俺らは働いているのに、なんで怠け者を税金で養わんといかんのや」


 市民からの、そんな苦情電話が多くなったと、倉敷社会福祉事務所のケースワーカー有本好孝さん(37)は言う。


 黙って話を聞き、受話器を置く。思わずため息が出る。必死で働いている人の声はきちんと受け止めたい。だが一方で、本当に困っている人もいる。


 「ジレンマを感じます」


 県内の生活保護受給者は7月で2万5949人。10年前より約9千人増えた。


 有本さんは約90世帯を担当。20〜50代が半分以上を占める。派遣切りや雇い止めで職を失った人が多い。失業に病気や離婚が重なり、受給が長引く人もいる。


 「どうすればいいのか」


 そんな悩みを抱えながら、受給者のもとに通い続ける。(吉村治彦)


     ◇


 県政のかじ取り役を選ぶ知事選が11日に告示される。課題の現場を歩いた。



◆失業者支えるシステムを/「岡山・ホームレス支援きずな」豊田佳菜枝副理事長


 非正規雇用が広がり、派遣切りや雇い止めで職を転々とするうちに生活に行き詰まる人が増えている。家庭環境が複雑で、家族の支えがない人も多い。なんのために働くのかと、就労意欲を持てないほど追い詰められる若者もいる。


 生活保護を受給する前の段階で、セーフティーネットを強化する必要がある。例えば、孤立した失業者に就職活動に必要な携帯電話や宿泊場所を提供し、行政が臨時雇用して簡単な雑務を任せてはどうか。人とのつながりが絶たれないように、失業者を支えるシステムが必要だ。


 とよだ・かなえ 炊き出しボランティアなどに携わり、岡山市の委託を受けてNPOが運営する自立支援施設の相談員も務める。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板