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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1645チバQ:2012/08/19(日) 12:37:48
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/feature/matue1342273610735_02/news/20120715-OYT8T00947.htm
2012 益田市長選

<下>経済振興

◇遺跡保存観光復活なるか



市が全面保存する方針の中須東原遺跡を見学する市民ら(今年3月、市教委提供) 「かつての益田が繁栄していた証しだ」。益田市は今年2月、益田川河口近くで見つかった中世(鎌倉〜室町時代)の港湾遺跡「中須東原(なかずひがしはら)遺跡」を全面保存する方針を打ち出した。

 遺跡は2005年度からの調査で発見された。石を敷いた船着き場。中国やタイ、ベトナム製の陶器片。当時、一帯を治めた豪族・益田氏がアジアと積極的に交易していた様子を伺わせる遺物が次々に出土した。かつて、この地が世界に向けて開けた拠点都市だった事実を伝えていた。

 今の益田の街に、当時の面影はない。市などによると、益田地区(益田市、津和野町、吉賀町)の有効求人倍率は5月、0・80倍と低迷。1998年から1倍を下回ったままだ。市内の主な観光地を訪れる観光客は11年、約94万人で、5年前の約100万人から落ち込んでいる。

 「雪舟、柿本人麻呂、石見神楽――。既存の観光資源を工夫してPRすることも大事だが、観光客の獲得競争に勝つには新たな名物も必要だ。全国に通じる知名度を求めていきたい」。益田市の観光関係者はつぶやく。

 保存を決めた中須東原遺跡について、市は「全国屈指の学術的価値があり、観光客誘致にもつながる」と期待する。しかし、約4ヘクタールの用地取得や整備にかかる総事業費は約27億円が見込まれる。

 「国の補助金を受けるなどして実質的な負担額は約12億円」と市は説明するが、市内の農業男性(40)は「多額の税金を使うのに、それに見合う経済効果があるのだろうか。事業規模をもっと抑える手もあるのでは」と疑問を抱く。

 市は経済対策の一環で、市内の競馬場跡地に学校給食センターを新設する事業計画も進めている。市内に分散している給食調理場を1か所に集約し、新しい施設で地産地消を進め、市内の農業振興を図る狙いがあるという。

 総事業費は約19億円を想定。建設後は運営を民間に委ねる公設民営方式にするとの計画だ。ただ、雇用を増やすためには、今まで通り分散しておいた方がいいとの反対意見もある。

 市外から人を呼び寄せる要所の石見空港も苦しい。02年に東京便が1本減って1日1往復になり、11年1月には大阪便が運休した。東京便の搭乗率は05年度から6割以下にとどまっている。

 市財政が切迫する中、地域経済の活性化は難しい問題だ。産業振興を図り、市外から人を呼び寄せる。中世のような繁栄を取り戻すことができるのか。選択の日が迫っている。(小林隼)

(2012年7月16日 読売新聞)


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