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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1639チバQ:2012/08/19(日) 12:22:19
統一地方選・高知
http://www.kochinews.co.jp/11senkyo/11tokuafte01.htm
11年4月14日付・朝刊

決戦のあと㊤ 明暗分けた二大政党


 「いま一度、私に懸けてください!」

 9日夕の室戸市、室津港。県議選最後の街頭演説に立った現職は、危機感もあらわに声を振り絞った。政権交代後に民主党のサポーターになった。初めて党推薦を受けて臨んだ選挙戦。だが、自民党新人の攻勢に焦りが募った。

 「推薦で新しい支援も得たが、民主党への逆風がすごくあった。もういかんかも…」。マイク収めを終えた現職は、胸中を吐露した。翌日の投開票。一騎打ちを制したのは、新人の方だった。

 ■「票が減る」

 民主党県連にとって今回の統一地方選は「風頼み」から脱却し、政権政党として県内の地域基盤を確立する戦いだった。しかし、県議選の結果は公認4人中1人、推薦8人中2人の当選にとどまる惨敗だった。

 告示前には東日本大震災の対応で自民党との大連立構想が浮上。「逆風が弱まった」。各陣営からはそんな声も漏れた。実際、共同通信社の3月末の全国世論調査では菅内閣の支持率が28・3%となり、2月中旬から8・4?上昇していた。

 それでも政権に対する有権者の不信感は、「震災で目立たなくなっていただけだった」(民主党系陣営)。若さと行動力を売りにした高知市の新人公認候補も、四万十市で前評判の良かった推薦候補も、逆風を前に伸び悩んだ。

 さらに、党県連の手勢不足から、公募を経て擁立した新人へのサポートは乏しく、候補者本人や家族が選挙を仕切らざるを得なかった。県選出の参院議員は、政府や党の震災対策でなかなか帰高できず、最終盤に応援に入ろうとしても複数の陣営から断られた。

 「こんな時期に来られても票が減るだけ」。推薦を受けた少なからぬ陣営が「民主党色」を薄めることに腐心していた。

 ■データと公明票

 一方の自民党は、公認13人全員と推薦8人中7人の計20人が当選する大勝を収めた。ただ、有権者の既成政党離れがいわれる中、強い追い風が吹いたわけではなかった。

 「データを徹底的に分析し、ポイントを絞っててこ入れする。対策は全てスピードを重視した」。党県連幹部は勝因をそう分析する。

 例えば、激戦の室戸市・東洋町区では、党独自の世論調査を3回実施した。「東洋町は2倍の差で劣勢」「高齢者対策が鍵」とみると、直ちに「高齢者の安心づくり」を強調したビラを作り、同町で配布。党衆院議員が候補者とともに街頭演説を重ね、党の宣伝カー2台も投入した。

 もう一つの勝因は、友党・公明党の存在だ。自民党は昨夏の参院選で公明の比例票獲得に協力する一方、県議選では高知市を除く選挙区で「お返し」を受ける〝時間差バーター〟を実施。これで「香美市や須崎市でも接戦に持ち込み、公明票で差し切る展開になった」(自民党県連幹部)。

 逆風の中、県連と陣営が一体感を持てなかった民主党。これに対し、打つべき手は全て打った自民党。明暗が分かれたのは必然だった。

【写真】自民党系候補者名の上に並んだ「当選のバラ」(高知市升形の自民会館)


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